フランベルジェ(ムガメールの09) 第10戦


キャロットクラブ出資愛馬第14号。

夢だった愛馬初の2歳6月デビューを実現してくれた孝行馬。それだけでも感動なのに2歳7月に3戦目で勝ち上がる!!フランベルジェが今後どこまでやれるかわからないが、これだけで十分に満足。


勝ち上がった後は気の悪いところが出まくり、出遅れるは、道中もけんかしながら走っているはで大敗続き。

追い切りの動きは秀逸で準オープン程度の能力はありそうなのに、精神的に弱く力を出せない。

前走は7着と僅かに結果を出したが内容的にはまだまだ。今回が試金石。


前走後、9月16日にノーザンファームしがらきに放牧に出ましたが、9月30日に栗東トレセンに帰厩しました。


10月13日 新潟9R 500万下 ダート1200mに大野拓弥騎手で出走!!

6着/7番人気。

未勝利の身分の馬が1番人気に支持されるなどなんともローカルらしい弱面の中、6着という着は評価できるが、走破時計は未勝利クラスのもので評価は低い。

ただ、掲示板の馬はすべて3角6番手以内で新潟ダート1200mは極端に前残りのコース。これを3角13番手から6着に来たのだから、ここ2戦確実に末脚を伸ばしていることは評価してもいいだろう。


レース回顧と時計の分析、レース後の大野拓弥騎手と安田隆行調教師のコメントを掲載。

(2012年10月13日完結)

2012年10月9日立ち上げ

●前走後、9月16日にノーザンファームしがらきに放牧に出ましたが、9月30日に栗東トレセンに帰厩しました

 前走後、次に目指す新潟開催まで多少時間があることから9月16日にノーザンファームしがらきに短期放牧に出た我らが愛馬フランベルジェですが、9月30日に栗東トレセンに帰厩しました。

 次走は10月13日 新潟4R 500万下 ダート1200mに大野拓弥騎手で出走予定ということです。

 安田隆行厩舎といえば、今はローカルでは大野拓弥騎手が主戦。以前よりも乗れてきている印象ですし、これから何走か騎乗していただいてどこかで結果を出して欲しいですね。期待しています。

これ以降は2012年10月10日に作成

●追い切り情報(10月10日更新)

前走前 9月12日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
2回目
助手
4F 53.8
3F 39.7
2F 25.9
1F 13.0



10月1日 栗東坂路 不良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.0
3F 42.7
2F 28.5
1F 14.5


10月4日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 54.3
3F 39.1
2F 25.8
1F 13.4
サトノレジーナ(古馬500万)末強めを0.8秒先行0.6秒遅れ


10月8日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 54.6
3F 39.3
2F 25.3
1F 12.9


10月10日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 53.6
3F 38.7
2F 25.1
1F 12.6
 10月1日、帰厩後最初の時計を計時しました。15−15強ですね。前走は時計はイマイチでしたが、7着と多少の上昇気配が見えました。しっかりと調整して次もいい走りを見せて欲しいですね。

 10月4日、一杯に追い切られました。もう坂路で54.3秒とまずまず動いています。併せた相手には大きく遅れを取っていますが時計的にも帰厩後の追い切り本数から言っても心配ないでしょう。相手が動きすぎたとみるべきです。

 10月8日、新潟遠征ということで、日曜日に一杯に追い切られました。終いまでしっかりと伸びていていい動きだと思います。あとは週中に軽く調整して本番でしょうね。

 10月10日、びっくりしました。一杯に追われましたねぇ。これは調子のいい証拠です。そして動きも自己ベストまではいいませんが、終いまでしっかりと伸びて素晴らしい動きです。
 以下は本日(10月10日)更新されましたクラブ公式HPフランベルジェの近況報告です。
 「今週は3日間開催の影響で火曜日が全休でしたが、土曜日の新潟競馬を予定していますから、今朝坂路で追い切りました。最終調整というつもりでしたし、終い重点で余力は残しているのですが、思った以上に時計が出ましたね。乗っていて、ラストは13秒を切れるか切れないかだろうと考えていましたが、自分の手応え以上に最後スッと動けましたよ。あとは、この調教でのデキがレースにうまく反映してくれればいい勝負になると思います」(佐藤助手)
 ということで、陣営も満足の動きです。いつものことながら追い切りは動き素質のある馬です。新潟で力を出し切れればいい結果がついてくると思います。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。前走以上の走りを見せてくれる予感がします。相当期待しています。

●気になる出馬想定表(10月13日 新潟9R)

出馬想定表 10月13日 新潟9R 500万下 ダート1200m フルゲート16頭 想定数7頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アウトオブオーダー 丸田恭介  9/23 500万 中山ダ1200 11
サクラフェニックス  8/26 500万 札幌ダ1000 11 15
テイエムジョニクロ 柴山雄一  9/22 500万 中山芝1200 12 12
フランベルジェ 大野拓弥  9/15 500万 阪神ダ1200 13 12 13 13 10 A−
ベルモントフェスタ 大野拓弥  7/01 未勝利 函館ダ1000
マルタスボーイス 菱田裕二  8/18 八幡5下 小倉芝1200 15 17 16 18 11
モリトブイコール 横山和生  8/19 500万 札幌ダ1000 12

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定 青字は1000万クラスでの成績

フルゲート16頭のところに現在7頭出馬想定されています。

クラブ公式HPでは同日の4R予定でしたが、想定は9Rです。4Rは10頭が出馬想定されています。翌日の牝馬限定戦は17頭が想定されています
未勝利の身分の馬の参戦もあるでしょうから、最終的には少なくとも13頭あたりになると思われますが、全体的にメンバーも軽くこれは調子のいいフランベルジェは掲示板が欲しいですね。

これ以降は2012年10月11日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 10月13日 新潟9R 500万下 ダート1200m 出走数15頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アウトオブオーダー 丸田恭介  9/23 500万 中山ダ1200 11
ガールズストーリー 藤懸貴志  5/19 500万 新潟ダ1200
サクラフェニックス 松山弘平  8/26 500万 札幌ダ1000 11 15
ショウナンスマイル 杉原誠人  9/22 500万 中山芝1200 11 10
ジョープラチネラ 吉田隼人  8/18 500万 札幌ダ1000 11 12 11 13
シンデンアラタ 西田雄一郎  9/29 500万 中山ダ1200 15 14 11 14 11
スズノハヤブサ 鮫島良太  8/11 500万 小倉ダ1000
テイエムジョニクロ 柴山雄一  9/22 500万 中山芝1200 12 12
ナデシコクリチャン 西村太一  9/09 未勝利 阪神ダ1200 12
ヒノモトイチバン 江田照男 10/08 500万 東京ダ1600 14 11
フランベルジェ 大野拓弥  9/15 500万 阪神ダ1200 13 12 13 13 10 A−
ミヤジシェンロン 中井裕二  9/02 新発5下 新潟芝1400 17 12
モリトブイコール 横山和生  8/19 500万 札幌ダ1000 12
ユキノマークン 津村明秀  9/29 500万 中山ダ1200 10 15 11
レッドグラサージュ 菱田裕二 10/08 500万 京都ダ1200 13

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

やはり一気に増えました。現級勝ちのガールズストーリーや前走2着のレッドグラサージュが強そうですが、フランベルジェにつけいる隙がないわけではありません。なんとか掲示板を確保して欲しいですね。ただ、新潟のダート1200mは前が残るコースです。フランベルジェが前を取れるかどうかですね。後ろから行くのかなぁ。

●新潟ダート1200mコース解説

 スタート地点は2コーナーのポケット。芝からのスタートだが、この部分での枠順の有利・不利はない。
 最初の3コーナーまでの距離は525m、ゴール前の直線は354mと、ローカルの中では一番の広大なコースなので、各馬が能力を発揮しやすい3〜4コーナーで極端に外を回されなければ大丈夫
 純枠にテンの加速力とスピードの持続力が問われる
 一方、レースは単調になる傾向があり、見ている方としては物足りなさが残る。
 コース全体がフラットであるためか、最後の直線が長くても前に行った馬が断然強い逃げ馬の連対率は50%を越え、単・複の回収率はともに100%を越える
 馬券の中心は逃げ、先行馬から入るのが筋で、穴も前残りを狙う方がいい。
 アフリート、フォーティナイナー、ジェイドロバリー、シャンハイ、スキャンといったミスタープロスペクター系の種牡馬の独壇場

有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント スピードの持続力、血統
種牡馬ベスト アフリートが断トツ
連対騎手ベスト 柴田善臣、後藤浩輝、蛯名正義、中舘英二、田中勝春
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分14秒3 1分14秒5 1分13秒4
2歳未勝利 1分13秒5 1分12秒6 1分12秒3 1分12秒9
3歳未出走 1分13秒5
3歳未勝利 1分13秒4 1分13秒2 1分12秒7 1分12秒8
古馬500万 1分12秒3 1分11秒8 1分11秒2 1分11秒1
古馬1000万 1分11秒5 1分11秒4 1分10秒8
古馬オープン 1分10秒8 1分10秒6 1分09秒6

●騎手は大野拓弥騎手 ほっさん評価「C」

 今回のフランベルジェの鞍上は万馬券男の大野拓弥騎手です。大野拓弥騎手と言えばデビューから7年連続単勝万馬券を出しているという万馬券記録男で、それ以外にも人気よりも上に持って来てくれる頼れる騎手です。

 私ほっさん愛馬では過去にエクストラシチーに2度騎乗していただきましたが、2度とも人気よりも上の着に持って来てくださいました。今回もフランベルジェは人気にならないでしょうが、人気よりも上の着に持って来て欲しいですね。

 フランベルジェの安田隆行厩舎と言えば、最近はローカルではいれば大野拓弥騎手に依頼と大変信頼をおいている騎手です。新潟で走るフランベルジェもおそらく彼の騎乗だろうなと思っていましたが、その通りでした。中央場所では影が薄いものの、ローカルなら期待の大きい騎手です。今回も大きな期待をしております。



 2012年10月10日現在、中央通算196勝、勝率4.4パーセント、連対率9.7パーセント。重賞は3勝。内2度は本年度サマーチャンピオンに輝いたキャロットクラブのトランスワープでのもの。GTは未勝利。


 昨年(2011年)は中央34勝、勝率5.2パーセントで初重賞制覇など好調。本年は更に好調で、すでに好調だった昨年を上回る38勝、勝率6.3パーセント、連対率13.7パーセントと生涯成績を大きく上回り、ブレーク寸前。要因は有力厩舎の安田隆行厩舎などの信用を得たこと。この勢いでフランベルジェもあっと言わせて欲しい。もちろん、1度でとは言わない、2、3度の騎乗でよろしくお願いします。



 大野 拓弥(おおの たくや)は1986年9月8日生まれの26歳。日本中央競馬会(JRA)の美浦トレーニングセンターに所属している8年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。現在はフリー。


 小学校6年生のときに乗馬クラブに行き、乗馬を始めたことがきっかけで騎手を目指す。

 2002年21期生として競馬学校に入学。同期には小島太一、鮫島良太、塚田祥雄らがいる。目標とする騎手は横山典弘騎手。また、騎手のなかでは、比較的珍しい左利きである。ペンも箸も左手で持つ。

 2005年に杉浦宏昭厩舎所属でデビュー。初騎乗は3月5日、中京第1競走でナンヨージルバに騎乗したが、スタート直後に馬が躓いて落馬し競走中止。3月13日に中山第4競走のフレンチクルーラーで初勝利。この年は11勝を挙げ、民放競馬記者クラブ賞を受賞した。

 2006年は31勝と勝ち星を伸ばす。4月23日、フローラステークスでミルキーウェイに騎乗し、重賞初騎乗(18番人気で6着)。この年の新潟2歳S(騎乗馬マイネルーチェ)では鼻づらを合わせて入線して重賞初勝利を決めたかと思われたが、写真判定でハナだけ負けていた(勝ち馬は安藤勝己のゴールドアグリ)。

 2007年は28勝。5月20日、優駿牝馬でマイネルーチェに騎乗し、GT初騎乗(15番人気で6着)。

 2008年7月16日、フリーに転身した。この年は23勝。

 2009年3月に通算100勝を達成。この年は17勝。

 2010年5月8日、新潟競馬3歳未勝利 マシアに騎乗し、単勝33150円、3連単6711890円の新潟競馬史上最高払戻金となる。この年14勝。

 2011年1月23日、小倉競馬2歳未勝利 ゴールドロジャーに騎乗し、デビューから7年連続・JRA現役騎手最多となる9回目の単勝万馬券を記録する。そのことで単勝万馬券男として週刊Gallop 7月10日号で「7年連続で単勝万馬券を出してる男、知ってる?」という表題で取り上げられる。(9回の単勝万馬券はJRA現役騎手最多、7年連続は新記録)人気薄の馬を馬券に絡めるので「穴男」「穴の大野」として知られ、特に福島競馬場や中京競馬場、小倉競馬場の小回りを得意とする。

 2011年12月10日、第47回中日新聞杯(小倉競馬場)で11番人気のコスモファントムに騎乗、1着となり初の重賞競走勝利を挙げた。

 2012年トランスワープで重賞2勝し、トランスワープをサマーチャンピオンに引き立てた。



「2011年1月23日、小倉2Rで単勝10460円(13番人気)のゴールドロジャーに騎乗して差し切り勝ちを決めた。デビューから毎年続いていた単勝万馬券での勝利を継続させた。連続7年で総数は9回にもなる。2010年の単勝万馬券は33150円だった。最強の穴メーカーと言って差し支えないだろう。結果を出そうという強い意欲が伝わってくる騎乗ぶり。先行する場合は積極的に出し、差す場合は決め撃ち的なイン狙いが多く見られる。道中で持って行かれるケースがあるが、基本的に騎乗馬と呼吸を合わせるのはヘタではない。人気馬に乗る機会は多くなく、2010年と2011年の合算で1番人気馬での成績は[3・2・2・8]の連対率.333。これは評価できる数字ではない。活躍の場は裏開催に限られ、新潟、福島、小倉で結果か出ている。芝・ダート別では、芝で連対率が良い。高木登、松山将樹、牧光二という若手の厩舎で穴を出すケースが多くなっており、今後もこの線には注目すべきだ。2011年は騎乗馬の平均人気が9.3という大きい数字で、平均着順を8.5まで上げている。騎乗馬に何かしら買える要素があったら、積極的に狙っていくことをすすめたい。キッカケさえつかめば飛躍する可能性がある。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)

 ほっさん愛馬での成績(2戦0勝)

 2010年 3月28日 エクストラシチー 500万下 中京ダ1000m 9着/10番人気
 2010年 5月23日 エクストラシチー 500万下 新潟ダ1200m 8着/12番人気

これ以降は2012年10月12日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ガールズストーリーは休養前、春の新潟戦が完勝。夏場は放牧に出され、減っていた体も回復。再度同条件で中心視。レッドグラサージュは前走が負けて強し。レース内容にも進境が窺えた。アウトオブオーダーは良馬場ダートで前進が見込める。以下ショウナンスマイル、テイエムジョニクロあたり。」


短評は「中心不動」



予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
アウトオブオーダー △△ △△ △△
モリトブイゴール
ユキノマークン
ショウナンスマイル
サクラフェニックス
レッドグラサージュ
ヒノモトイチバン
ガールズストーリー
スズノハヤブサ
フランベルジェ
テイエムジョニクロ
ミヤジシェンロン △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
レツドグラサージュ 3.4
ガールズストーリー 3.6
アウトオブオーダー 4.8
ユキノマークン 7.6
ショウナンスマイル 9.5
サクラフェニックス 15.6
テイエムジョニクロ 19.2
フランベルジェ 21.6
ヒノモトイチバン 21.6
以下22倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
フランベルジェ 70 51 60 59
レッドグラサージュ 73 31 60 73
ガールズストーリー 78 68 68 78
アウトオブオーダー 76 61 61 73
ユキノマークン 72 65 68 56
ショウナンスマイル 72 69 68 62

こうやって見ると上位人気馬でもフランベルジェとそう差はないのですけどね。

デイリー馬三郎

本紙の見解

「◎アウトオブオーダーの前走は久々のダート戦。直線で窮屈になるシーンもあったが、0秒4差のC着に迫った脚は見どころ十分だった。引き続き好調をキープ。叩き3戦目で差し切り濃厚だ。同舞台で現級Vの○ガールズストーリーは侮れない。〈石渡〉」

◎ アウトオブオーダー
○ ガールズストーリー
▲ レッドグラサージュ

以下省略
フランベルジェは本紙無印


フランベルジェは全13記者中 ☆(5番手評価) がただ1記者のみ><

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

フランベルジェ(7着)

 「ちょっと他の馬を怖がるところがありますね。3コーナー過ぎから少し寄られて、ヒルんでいたのが気になりました。直線、前が開いてからはしっかり脚を使って伸びてくれましたし、外目の枠でスムーズに走れればもっとやれると思います。集中力が続くこの距離は良さそうなので、ペース慣れしてもう少し前のポジションで進められるようになるといいですね」(池添謙一騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「やはり他馬に寄られて躊躇するようなところは見せてしまいましたが、今日はそこで気持ちが切れることなく直線しっかり脚を使うことができました。この距離も良かったのでしょうし、敗れても収穫がありました。このあとは新潟開催も控えていますし、与しやすい頭数、メンバーでスムーズに競馬ができれば、本来の能力を発揮するきっかけを掴んでくれそうです」(安田隆行調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

フランベルジェ

 「前走は久々にこの馬らしさが出た。メリハリのあるレースをさせてどこまでやれるか。」(安田翔助手・デイリー馬三郎)

 「前走は久々にこの馬らしさが出ていたと思います。今回もメリハリをつける競馬で、どこまで差を詰められるかでは。」(安田隆行調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 フランベルジェですが、動きが良化していますし、1番人気が予想される馬は未勝利の身分の馬。あっと驚くタメゴロウがあっても不思議ではありませんが、逃げ馬の連対率が70パーセントを誇る新潟ダート1200mにおいても、ケンメリメリハリのある競馬をなどと言っている時点で勝ちはないのでしょう。マーリンなんちゃらも追い込み馬なのに地方交流のようですぐわ><

 陣営的にも狙いはまず掲示板と思えますが、あのどう考えてもスリーパンチ足りないエクストラシチーやアイオロスシチーでも掲示板に載ることのできるコースに面々。フランベルジェもやってできないことはないはず。

 かなりの確率で人気よりも上の着に持って来てくれる穴男・大野拓弥くんは今年は絶好調ですし、当然明日も・・・。

 ということで、常識的には10着程度なのでしょうが、私は掲示板を期待したい。しかし、前走は7着と言っても池添謙一騎手が最内をロスなく走りしかも時計は平凡。競馬ブックのスピード指数も非常に低い数字ですから、単に相手が弱すぎたと取る方が確実で、ならばやはり下から数えた方が早い着なんでしょうね。

これ以降は2012年10月13日に作成

●パドック

 フランベルジェはいつもパドックで煩い馬ですが、今日は映像で見る限りでは落ち着いて周回しています。なんだかいつもと違う雰囲気でした。非常に良さそうに見えました。

●レース 

 フランベルジェはなかなかのスタートでその気になれば前も窺えそうでしたが、最初からメリハリのあるレース(後ろから行って、末脚を伸ばす)をするということで後方に下げます。

 他馬に怯むフランベルジェの性格から言って仕方がないのですが、ほとんど行った行ったで決まってしまう新潟のダート1200mではなんとも脆い作戦です。

 結局後ろから2番目の13番手ポジションで競馬を進めますが、頭の高い走りで道中はイマイチでした。

 4コーナーでは大野拓弥騎手のレース後のコメントにもありますように、大外に出す計画でしたが、出られずに中目を進出。そこから最速の上がりで加速しますが、前にいた5頭は完全に抜けており6着争いとなります。ここは見事にクビ差クビ差という僅差で退け6着を確保!!

 正直、走破時計も相変わらずですし、全く勝ち負けには絡んでいませんし、もう少し伸びがなければ9着と出走奨励金が貰えないところとほとんど差がないですが、それでも6着というのは出走奨励金もそこそこいただけますし嬉しい着ですね。

●時計の評価

 今回のフランベルジェの走破時計1分13秒1良馬場は、新潟ダート1200mの古馬500万クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分12秒3良馬場ですから、いつもの如く物足りません。あくまでもメンバーに恵まれての6着であり、未勝利クラスなら勝ち負けという時計です。

 やはり現状ではローカル巡りをするしかなさそうです。ただ、以前よりも終いはしっかりと伸びてくるので間違いなく前進はしていますが。

●レース後の騎手・調教師のコメント

フランベルジェ(6着)

 「調教師からは他の馬を気にするので出来れば外を回って欲しいと言われていましたが、うまく出せずに直線では間を突く形になってしまいました。それでも、一頭になってからの走りは本当に良かったですし、他馬を気にする面が解消されればもっとやれそうです。スタートしてから砂を被ると嫌がっていましたし、背中の感触などからは芝の短いところで末脚を活かす競馬なども良さそうですね」(大野拓弥騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「この枠ですから外をスーッとあがっていければと思っていましたが、前半から砂を被って全然ジョッキーの思うように運べませんでしたね。それでも直線で馬群がばらけてからの脚は見どころがありました。もう少し前半でいい位置を取れれば結果も違うと思います。砂を被ってポジションを下げているので次は芝を使うことも考えます。レース後すぐにどうするかは決められませんが福島は小回りでこの馬には合わないでしょうし、優先出走権も残念ながら取れなかったので末脚を活かせる中京開催を目指すのがいいかなと思います」(安田隆行調教師・キャロットクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 出走奨励金が1着賞金670万円の7パーセントですから、469000円。特別出走手当が371000円。合計すると84万円。1口で割りますと1700円程度と思われます。

 前走同様月の預託費よりも稼いでくれていますし満足です。

●今後の展望

 さすがに有力厩舎である安田隆行厩舎のローカル部門を一手に任されている大野拓弥騎手。いい騎乗ぶりを見せてくださいます。当然次走もこのコースで彼でと思います。その内、どこかで勝ち負けに絡んでくれることもあるのではないでしょうか。

●最後に

 次走は年末の中京予定ということですが、やはりローカルのこれだけ弱面でないと浮上してこない程度の走りです。京都だ阪神だでは惨めな成績になるだけですから最良の選択でしょうね。後ろから行くしかない馬なので確かに直線の短い福島や新潟では善戦しかできませんし。

 ただ、走破時計を筆頭として内容は良くないものの7着だ6着だという着は実際に出走奨励金が貰えますから、1口馬主としては黒字になれる着ですし、今回も9着馬とは差がないとはいえ、6着と9着では雲泥の差です。ですから、6着という着は嬉しいですね。

 いきなり勝ち負けとはいかないでしょうが、まずは掲示板が目標ですね。いつかは達成してくれそうな気がします。ローカルである程度力を蓄えて、結果を出して中央場所に戻ってきてくれる時を楽しみにしています。もちろん、ローカルでも中京ならよろこんで応援に行きますが。

 頑張れ、フランベルジェ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2012年10月9日立ち上げ 10日、11日、12日、13日加筆
フランベルジェの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2012年 9月15日 第9戦 500万下 阪神ダ1200m (7着/13番人気) パドック写真多数付 現地観戦レポート

2012年 5月27日 第8戦 3歳500万下 京都芝1600m (12着/11番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポート

2012年 5月 5日 第7戦 3歳500万下 京都ダ1800m (13着/9番人気)

2012年 1月28日 第6戦 3歳500万下 東京ダ1600m (13着/13番人気)

2012年 1月15日 第5戦 3歳500万下 京都芝1600m (10着/11番人気) パドック写真付き 現地観戦レポート

2011年11月 6日 第4戦 2歳500万下 東京ダ1400m (10着/6番人気)

2011年 7月24日 第3戦 2歳未勝利 京都ダ1200m (1着1番人気

2011年 7月 2日 第2戦 2歳未勝利 京都芝1400m (2着/3番人気)

2011年 6月18日 デビュー戦 2歳新馬 阪神芝1200m (6着/1番人気) パドック写真付き 現地観戦レポート

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