フランベルジェ(ムガメールの09) 第2戦


夢だった愛馬初の2歳6月デビューを実現してくれた孝行馬。

しかも2歳新馬とは思えない素晴らしい追い切りの動きで1番人気に支持されるも、あまりいいところなく6着敗退。


確かに若さによるロスも大きいが、能力不足も感じる内容だった。

しかし、まだ2歳夏。これからじっくりと鍛えられ、レースを覚えていけばそこそこのところまでは行ける器。


7月2日 京都1R 2歳未勝利 芝1400m 混合戦に出走!!

2着/3番人気。

前走は内容にがっかりしたが、早くもある程度の能力を見せ大満足。

正直、もっとレース数をこなさないとここまで来ないと思っていました。

常に未勝利クラスの勝ち負けレベルの時計で走っており、次走は当然勝ち負けを期待。

福永祐一騎手曰く「持っている能力を出せばあっさり勝てる馬」。

俄然やる気が出てきたゾ!!

レース回顧と時計の分析、

レース後の福永祐一騎手と安田隆行調教師のコメントを掲載。

(2011年7月4日完結)

2011年6月22日立ち上げ

●次走は7月2日 京都1Rを福永祐一騎手で予定

 まずは本日(6月22日)更新されましたクラブ公式HPフランベルジェの近況報告をご覧ください。

 「先週の競馬は期待が高かっただけにショックも大きいですが、レース後の幼さ全開でやんちゃな姿を見ると、初の実戦だから仕方がないかな、という気もしました。改めてレースを見直すとやはり終始フワフワして集中を欠いていますし、今朝の調教からシャドーロールを試すことにしました。馬は元気いっぱいですし、使いつつ競馬を覚えさせていきたいと思っています」(安田師)7月2日の京都競馬(2歳未勝利・芝1400m)に福永騎手で出走を予定しています。

 ということで、我らが愛馬フランベルジェの次走は7月2日 京都1R 2歳未勝利 芝1400m 混合戦を福永祐一騎手で予定です。

 これまた本年最初の関西圏での未勝利戦ですね。何が嬉しいってまた福永祐一騎手が騎乗してくださることが嬉しいですね。さすが安田隆行調教師。

 勝ち負けまでは疑問ですが、何度も走ってレースに慣れて力をつけていって欲しいですね。福永祐一騎手がしっかりとレースを教えてくれるはずです。またシャドーロールを使うのもかなりの効果を期待できるかも知れません。

これ以降は6月23日に作成

●次走へ向けて

 フランベルジェは前走6着でしたが、その時の2着馬で凄まじい追い切りの動きを見せていたカシノラピスは7月9日の京都1R ダート1200mに向かうようです。

 強敵が1頭消えてホッとというところです。

 また、19日の新馬戦で1番人気7着だったディアデラバンデラは放牧へ。この辺りも当たりたくない相手ですし、フランベルジェの向かう7月2日のレースには出て来ませんので有り難いですね。


 なお、デイリー馬三郎に安田隆行調教師のコメントが載っていました。「まだ馬が若いですね。距離はもう少しあった方が良さそう」ということで、その通り1ハロン延長になります。ちょうどいい番組があったものですね。ただ、私ほっさんは仕事で当日行けません。3日の日曜日なら休日だったのですが・・・。

これ以降は6月29日に作成

●追い切り情報(6月29日更新)

前走前 6月15日 栗東ニューポリトラック 良馬場 ゴール前仕掛け

福永祐一
6F 81.5
5F 66.1
4F 52.2
3F 38.7
1F 12.3[8]
メイショウテキーラ(古馬500万下)馬なりの内を0.4秒追走アタマ先着



6月25日 栗東坂路 良馬場 末強めに追う
1回
助手
4F 60.8
3F 44.5
2F 29.9
1F 15.3
スノードン(2歳新馬)馬なりを0.5秒追走同入


6月28日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 64.7
3F 47.2
2F 30.4
1F 14.5


6月29日 栗東ニューポリトラック 良馬場 叩き一杯

助手
6F 84.0
5F 67.1
4F 52.3
3F 38.2
1F 11.6[8]


7月1日 栗東E 良馬場 ゲートなり

助手
15.5
 6月25日、15−15で追い切られましたが、終いを強めに追われています。どうなんでしょうか、少し疲労でもあるのかな?

 6月28日、終い15−15で追い切られています。中1週での出走にしてはハードですね。

 6月29日、コースで眺めをビッシリと追われました。これはとにかくハードに攻められています。そして終いを伸ばす調教で、これなら前走よりも前進は確実にありそうです。馬格のある馬ですし上積みもあるでしょう。
 ただ、前走で先着を許した4頭が出馬想定しており、完全に力負けを感じる内容でしたので、一気に勝ち負けということにはならないでしょう。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。中1週の出走でこれだけやれば十分過ぎます。前走の疲労も少ない証拠ですね。
 同日更新されましたクラブ公式HPフランベルジェの近況報告は次の通りです。
「今朝はPコースを単走で追い切りました。前半はゆったり入って、終いビッシリとゴール過ぎまで追いましたが、ラストは手元の時計で11秒3と上々の伸びでしたよ。まだ本気で走るということが分かっていないような感じなので、メリハリをつけて走り方を教えていますが、やはりいいものは持っています。体力的にも、中1週でこれだけやれるのが芯が入ってきている証拠でしょうし、今回はなんとかいいところを見せてほしいですね」(安田師)

●気になる出馬想定表(7月2日 京都1R)

出馬想定表 7月2日 京都1R 2歳未勝利 芝1400m フルゲート18頭 想定数9頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
エーシンブランシュ 川田将雅  6/18 新馬 阪神芝1200
カシノラピス 野元昭嘉  6/18 新馬 阪神芝1200
シゲルココナッツ 川須栄彦  6/19 新馬 阪神芝1600 11 12
シゲルスダチ 小牧太  6/18 新馬 阪神芝1200
シルクティソナ 佐藤哲三  6/18 新馬 阪神芝1200
ヒミノオオワシ 和田竜二  6/19 新馬 阪神芝1600 11
フランベルジェ 福永祐一  6/18 新馬 阪神芝1200 A−
マイネルアクロス 幸英明  6/19 新馬 阪神芝1600
ユキノベアハート 国分優作  6/18 新馬 阪神芝1200

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在9頭出馬想定されています。

フランベルジェは優先出走権はありませんが、確実に出走できます。しかし、前走先着を許した勝ち馬以外の4頭が想定されており、何とも嫌な感じです。

これ以降は6月30日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 7月2日 京都1R 2歳未勝利 芝1400m 出走数9頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
エーシンブランシュ 川田将雅  6/18 新馬 阪神芝1200
カシノラピス 野元昭嘉  6/18 新馬 阪神芝1200
シゲルココナッツ 川須栄彦  6/19 新馬 阪神芝1600 11 12
シゲルスダチ 小牧太  6/18 新馬 阪神芝1200
シルクティソナ 佐藤哲三  6/18 新馬 阪神芝1200
ヒミノオオワシ 和田竜二  6/19 新馬 阪神芝1600 11
フランベルジェ 福永祐一  6/18 新馬 阪神芝1200 A−
マイネルアクロス 幸英明  6/19 新馬 阪神芝1600
ユキノベアハート 国分優作  6/18 新馬 阪神芝1200

騎手の太字は乗り替わり

想定表の通り確定しました。

●京都芝1400mコース解説

 スタート地点は向正面2コーナーのポケット。芝1200mのスタート地点から真っ直ぐ200m下がった場所になる。
 芝1400mの内回りは2歳、3歳限定の新馬、未勝利、500万クラスのレースのみで使用。上級クラスでは使われないため、あまりメジャーではないが、レース数は内回りの方が多い。
 3コーナーまで約500mほど距離があるので、1200mほど前半は厳しくならないが、キャリアの浅い馬同士のレースが多いため、展開は非常に読みにくい。
 一般的に前半が速くなり、後半の上がりがかかるのが普通。上がりがかかれば差し馬が来やすくなる。しかし、全体的な数字では中団〜後方からの差し馬は不利で、逃げ・先行の方が圧倒的に良績を残している。差し馬同士ではなかなか決まらない。
 枠順の有利・不利は、ほとんどない。多頭数になると内枠がゴチャつきやすいので、内側を見ながら追走できる外枠の方が競馬はしやすいかも知れない。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 先行力、前半の位置取り
種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、フジキセキ
連対騎手ベスト 武豊、安藤勝己、藤田伸二、福永祐一、四位洋文
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分23秒1 1分23秒9 1分26秒5
2歳未勝利 1分22秒9 1分23秒1 1分24秒0 1分26秒9
2歳500万 1分22秒3 1分22秒4 1分23秒3
3歳新馬 1分23秒5 1分25秒6 1分24秒7
3歳未勝利 1分22秒7 1分23秒2 1分23秒4 1分27秒4
3歳500万 1分22秒3 1分23秒1 1分25秒6
古馬500万 1分22秒1 1分22秒6 1分21秒7

●騎手は福永祐一騎手 ほっさん評価「S」

 フランベルジェの鞍上は2歳戦で特に活躍が目立つ福永祐一騎手です。今、2歳戦でもっとも信頼できる騎手で、彼で愛馬がデビューできるということは願ってもないことで最高です。

 2011年6月30日現在、中央1260勝、勝率11.4パーセント、連対率21.2パーセント、GT14勝、重賞81勝と超一流の成績。特に2010年は中央109勝に勝率13.5パーセント、本年もここまで50勝で全国騎手リーディングの堂々2位です(1位は岩田康誠騎手の49勝)。

 以前は頼りない部分もありましたが、最近は騎乗に円熟味を増し、絶頂期と言ってもいいほどです。


 福永 祐一(ふくなが ゆういち)は1976年12月9日生まれの34歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属の騎手である。競馬学校入学時より「天才」と称された父で元騎手洋一の子ということで話題を集めていた。デビュー当時は北橋修二厩舎所属(06年に解散)。現在はフリー。

 父・洋一の兄弟である伯父には競馬関係者が多い。長兄・甲はJRAの元騎手・元調教師、次兄・二三雄は大井競馬の元騎手、三男・尚武は船橋競馬の元騎手である。洋一は四男。


 1996年、競馬学校を卒業しデビューするが、同期にはJRA初の女性騎手となった牧原由貴子(当時)ら3人の女性騎手や双子の騎手として話題となる柴田大知・未崎兄弟、そして後にテイエムオペラオーとのコンビで一世を風靡する和田竜二などがおり競馬学校花の12期生(現在は花の12期生の1人として語られることも多いが、その前年に競馬学校11期生の入学試験を受けている。しかし、直前に負った足の骨折で体力試験をパスできずに不合格。これにより福永は幻の11期生となったが、その後1年間近江兄弟社高等学校に通い、翌年に再受験し合格したため、1歳年上の細江純子以外の同期生は福永より1歳年下である)と言われ話題を集め、落馬事故で脳挫傷の障害を背負ったために引退した常石勝義らを含めて現在でも仲が良いことで有名。

 同年3月2日の中京競馬第2競走でマルブツブレベストに騎乗し堂々の初騎乗初勝利を挙げると続く第3競走でもレイベストメントで勝利し、デビュー2連勝というデビューを飾る。この年は53勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手も獲得した。

 1997年7月22日、川崎競馬場(スパーキングナイター)で行なわれた第44回エンプレス杯でシルクフェニックスに騎乗し重賞初制覇。同年11月15日にキングヘイローで東京スポーツ杯3歳ステークスに勝ちJRA重賞初勝利。同馬の主戦騎手として翌年のクラシックでもコンビを組み皐月賞では2着となったが、続く東京優駿(日本ダービー)では引っ掛かったキングヘイローを制御できずにいつもとは違う逃げの競馬になり14着に敗れた。秋初戦の神戸新聞杯からはキングヘイローの主戦は岡部幸雄で行くことが発表されたが、次走の京都新聞杯では岡部が当初海外に行く予定が入っていたため、再び手綱をとって2着。京都新聞杯では最後の直線で祐一の叫び声に、スペシャルウィークで馬体を併せた武がキングヘイローにかける気合に驚いたと言われている。しかし、最後の1冠となった菊花賞で5着、次走の有馬記念で6着に敗れたのを最後にコンビを解消した。

 1999年の桜花賞でプリモディーネに騎乗しJRA GT初勝利。しかしその翌週、中京競馬場で施行された小倉大賞典(マルカコマチに騎乗予定)の本馬場入場の際に落馬事故で肋骨骨折、左腎臓損傷の重傷を負う。秋には復帰し、朝日杯3歳ステークスを自厩舎の所属馬エイシンプレストンで制した。エイシンプレストンとのコンビでは2001年の香港マイルを制し、2002年と2003年のクイーンエリザベス2世カップを連覇するなど国内・香港で活躍した。

 2003年は祐一にとって念願の牡馬クラシック制覇を成し遂げるチャンスだった。同じ瀬戸口勉厩舎所属できさらぎ賞を含め3勝をあげていたネオユニヴァースと、2歳王者となっていたエイシンチャンプをお手馬としてかかえ最終的にはGT馬であったことからエイシンチャンプを選んだが結果としてミルコ・デムーロに託されたネオユニヴァースが二冠を達成、祐一は最大のチャンスを逃すことになった。後に本人は「ネオユニヴァースの方が強いと思っていたが、先に依頼のあったエイシンチャンプを選んだ」と語った。

 2005年の春のGI戦線では武豊とともに大活躍しフェブラリーステークスをメイショウボーラーで、桜花賞とNHKマイルカップをラインクラフトで、優駿牝馬をシーザリオで制したほか冬にはフサイチリシャールで朝日杯フューチュリティステークスを勝利した。またシーザリオでは同年7月3日(現地時間)アメリカ合衆国のハリウッドパーク競馬場で開かれたアメリカンオークス招待ステークスにも優勝し、日本生産・調教馬初のアメリカGT競走優勝という偉業を成し遂げた。また自身初のJRA年間100勝以上(109勝)も達成した。

 2006年のエリザベス女王杯ではフサイチパンドラに騎乗。カワカミプリンセスに1位入線を許したものの同馬は審議の結果進路妨害で12着に降着し、フサイチパンドラが繰り上がり優勝。また同年に新設された阪神カップをフサイチリシャールで制し、初代王者となった。

 2007年には、JpnT競走の優駿牝馬でローブデコルテに騎乗し優勝。2001年から7年連続のGT級競走(GT・JpnT)勝利となった。9月9日には馬場入場時に騎乗していたゲットザチャンスが暴れて落馬し、その際に右腹部を蹴られ翌日の騎乗をキャンセルすることになった。10月6日に史上27人目となるJRA通算900勝を達成した。

 2008年も順調に勝利数を重ねた。9月27日には第4競走の2歳新馬戦で勝利し、8811戦目で父・洋一の通算勝利数(983勝)に並んだ(洋一は5086戦目で983勝目をあげている)。また、11月30日京都競馬場で行われた12Rにオリオンスターズに騎乗し中央競馬史上23人目(現役10人目)となるJRA通算1000勝を達成した。また12月6日と7日に行われるワールドスーパージョッキーズシリーズ(WSJS)に、負傷した武豊騎手に代わっての出場。しかし、順調な勝利とは裏腹にこの年はGT級競走での勝利がなく、GT級競走での連続勝利記録は7年で途絶えた。

 2007年の優駿牝馬以来、GT級競走での勝利から遠ざかっていたが、2010年の阪神ジュベナイルフィリーズで圧倒的1番人気に支持されたレーヴディソールに騎乗し勝利。およそ3年半ぶりのGT級競走勝利となった。


 父・洋一が騎手生活を絶たれた毎日杯で、1997年に祐一自らも落馬。落馬地点もほぼ一緒だったが、父と違い祐一は軽い打撲のみで済んだ。

 サインには「福永雄一千」と書く。これは落馬事故で腎臓を片方摘出する大怪我(1999年の小倉大賞典の本馬場入場時の落馬)を負って以来のことで、母親の強い勧めによるもの。

 牝馬で大きいレースを勝つことが多いため嶋田功、河内洋、松永幹夫らに続いて「牝馬の福永」と競馬マスコミに書かれることが増えてきた。また2・3歳戦が得意で、そのことは本人も自負している。実際、2・3歳の重賞(特に牝馬限定戦)でも上位の戦績を誇る。特に2002年は2歳馬のGT(阪神ジュベナイルフィリーズ:ピースオブワールド、朝日杯フューチュリティステークス:エイシンチャンプ)を両方とも制覇している。

 優駿牝馬(オークス)では2004年から4年連続連対(3勝2着1回)という驚異的な成績を残していた。

 小倉で行われる2歳オープン戦・フェニックス賞に強く、2001年から2007年までで6勝2着1回という成績を残し2003年から2007年まで5連勝を記録していた(これは武豊の若駒ステークス5連勝、河内洋の万葉ステークス5連勝に並ぶ同一特別競走の最多連勝タイ記録である)。さらに、重賞初勝利(エンプレス杯)を挙げた時の馬がシルクフェニックスであり、このため、武豊をはじめとする仲の良い同僚ジョッキーから「ミスターフェニックス」と呼ばれている(『武豊TV!』より)。本人曰く「フェニックス男」である(ABCラジオ・オン・ザ・ターフ!より)。2008年は阪神カップをマルカフェニックスで制し、フェニックス男ぶりを見せつけた。

 2007年の天皇賞・秋ではカンパニーに騎乗したが最後の直線でコスモバルクが左右によれたことにより不利を受けたとされ、地方競馬所属で同馬の騎手である五十嵐冬樹に対し「コスモバルクは毎回、毎回やっている。五十嵐さんはGTに乗る騎手じゃない。(ローカルの)福島にでも行っていればいい。勘弁してくれ。」と発言したと報道され一部で物議を醸したが、本人はこの発言を否定している。

 逆に翌年の日本ダービーで、福永はモンテクリスエスに騎乗し1コーナーでかなりの斜行をしている。被害馬は同レース3着のブラックシェルであったが、騎乗していた武豊騎手は「1コーナーをスムーズにいければあるいは…」という談話を残している。

 テレビゲームマニアで、幼少の頃は信長の野望シリーズや三國志シリーズ(どちらもコーエー)に熱中していた他、「イメージトレーニングのため」と称して『ジーワンジョッキー』シリーズ(コーエー)をプレイすることが多いという。『ジーワンジョッキー』ではゲーム中に自分自身が実名で登場するため、自分の名前ではなくエディット機能を使用して父・洋一の名前でプレイしている。

 騎乗依頼仲介者は小原靖博(競馬ブック)。バレットは坪田幸子(有限会社グリップのスタッフ)である。


 「デビュー時からかわいがってくれていた北橋修二、瀬戸口勉という名伯楽が06年と07年に勇退した。が、力のあるエージェントがついており、相変わらず騎乗馬に恵まれている。1番人気馬での連対率は09年が.586で、2、3番人気での連対率は09年が.313と高めの数字になっている。コース別では騎乗馬の質がさらに上がる小倉と中京で成績が良い。10年夏に通算4回目となる小倉リーディングを獲得した。距離別、芝・ダート別で目立った偏りはない。追いに関しては甘さがある。自分から行ってくれる馬なら前でスムーズに操ることができ、差す場合はジッと我慢して展開が向いた時に浮上する。早めに仕掛けて騎手の力で残す勝ち方は見られない。10年のセイウンワンダーでのエプソムカップ勝ちは、馬がソラをつかって十分に押し切れず、何とか1着になったという感じだった。10年の帝王賞(大井)では武豊の代打で乗り難しさのあるヴァーミリアンに騎乗し、動かせず9着に終わっている。確かに成績は良いが、馬券的に狙い応えのあるジョッキーではない。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 私ほっさん愛馬への騎乗はこれで6回目ですが、過去、いずれも満足のいく騎乗であり、是非乗っていただきたい騎手です。特に愛馬ペルシステンテの騎乗は感動モノでした。

 フランベルジェはデビュー戦以来2度目の手綱で、前回は1番人気6着と期待を裏切りましたが、これは馬の問題で、騎乗が悪いということはありません。当然今回も期待は高く、勝って欲しいと願っています。上記にもありますように、特に2歳戦3歳戦での成績が良く、今年は人気馬で敗退が目立ちますがここから巻き返して欲しいですね。

 まだ、愛馬での優勝はありませんが、一度ご一緒に口取りに納まりたいと思います。


 イベントでは、武豊騎手をライバル視し、よく「早く調教師になって」と笑わせるなどユーモアもあり、いろんな意味で期待の高いジョッキーです。
 ほっさん愛馬での成績 (5戦0勝)

 2007年 9月29日 チャーミングシチー 3歳未勝利  阪神芝1400m            5着/4番人気
 2008年10月15日 チャーミングシチー JRA指定交流 三番叟特別  笠松ダ1400m  3着/5番人気
 2008年12月21日 ボニータシチー    3歳未勝利 阪神ダ1400m             9着/10番人気
 2009年 8月23日 ペルシステンテ   3歳未勝利  札幌ダ1700m            2着/10番人気
 2011年 6月18日 フランベルジェ   2歳新馬    阪神芝1200m            6着/1番人気

2011年5月5日 かしわ記念 ロードバリオスに騎乗する福永祐一騎手

これ以降は7月1日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「上位拮抗」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
シゲルココナッツ
マイネルアクロス
フランベルジェ △△
ヒミノオオワシ
カシノラピス
シルクティソナ
ユキノベアハート
エーシンブランシュ △△ △△
シゲルスダチ △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
カシノラピス 3.6
シルクティソナ 3.6
シゲルスダチ 4.2
フランベルジェ 5.0
エーシンブランシュ 6.2
マイネルアクロス 10.6
シゲルココナッツ 22.2
ユキノベアハート 22.2
ヒミノオオワシ 22.7



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
シゲルココナッツ 48 48
マイネルアクロス 58 58
フランベルジェ 62 62
ヒミノオオワシ 51 51
カシノラピス 69 69
シルクティソナ 67 67
ユキノベアハート 46 46
エーシンブランシュ 67 67
シゲルスダチ 67 67



騎手今日の馬

福永祐一騎手 フランベルジェ 〇 見限りは早計今一度

デイリー馬三郎

予想印

◎ カシノラピス
○ シルクティソナ
▲ フランベルジェ

以下省略


見解

 「勝ち馬のパワーにやられたカシノラピスだが、交わされてからも上々の踏ん張りでA着。スピード豊かな平たん向きで1F延長でも京都は歓迎。決める。」

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

フランベルジェ(6着)

 「直線で外へ出して、伸びてくれるかと思いましたが・・・。1回使ったことで、次走でどんな競馬をできるかです。」(福永祐一騎手・競馬ブック)

 「最後の直線で外に出した時にもっと伸びて欲しかったですね。」(福永祐一騎手・ラジオNIKKEI)

 「追い切りのときと同様に、道中は他の馬を気にしてフワフワしていました。直線も頭が高いままだったし、追い出してからはもう少し伸びて欲しかったのが本音だけど、今日は終始気を遣いながらのレースだったからね。一度使って次にどれだけ変わってこれるかでしょう」(福永祐一騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「全然ハミを取っていないし、まだ走り方が分かっていないようなレースでした。坂路では集中してしっかりしているのですが、実戦とはまた違いましたね。レース後の厩舎でも立ち上がったりうるさくしていたし、まだまだ子供っぽいですから、少しレースに慣れさせていかないといけないでしょう」(安田隆行調教師・キャロットクラブ公式HP)


 「体には少し余裕。トモは甘め。ダッシュが今ひとつで道中も仕掛けながら。直線ジリジリと差を詰めたものの、見せ場はなかった。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

フランベルジェ

 「初戦はフラフラした走りで集中していなかった。中間ハードに攻めたことが結びつけば。」(安田隆行調教師・デイリー馬三郎)

カシノラピス

 「前走はビシッと追った本数が少なかった分かな。平たん京都は合うと思うので楽しみ。」(藤原助手・デイリー馬三郎)

シルクティソナ

 「初戦はラストの伸びが案外だったけど、気合は乗ってきた。坂路の動きからも上積み十分。」(山内研二調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 前走のレースを見ていると、我らが愛馬フランベルジェは先着された上位馬4頭には勝てそうもありません。追い切りの動きなどもそうですが、とにかくレベルが高過ぎます。

 しかし、フランベルジェも追い切り、前走の走破時計など、決して悪いものではなく、水準級です。ここは相手が悪いですが、今回はしっかりと攻められて、ビシッと追い切っていますし、やり方を変えて、終いを伸ばす追い切りをされています。また、シャドーロールの効果も期待できます。

 そして鞍上の福永祐一騎手も2度目の騎乗で更に考えて乗ってくれるでしょうし、そこは全国リーディング2位の手腕に期待したいところです。

 前走は外目の枠から出遅れて万事休すでしたが、今回は内目の枠を引きました。上手く前に出せればある程度残せると思います。スタートが肝心ですね。


 常識的には、完成度などから、カシノラピスやシルクティソナ、シゲルスダチなどの方が強いと思いますし、5、6着と思いますが、やはり馬券圏内に食い込んで欲しいですね。馬格のある馬で、他馬よりも上積みも大きいと思いますし。

 頑張れ、フランベルジェ!!

●明日は仕事の為に現地に行けません

 明日(7月2日)は私は仕事の為に現地応援に行けません。勝てる可能性は低いものの、可能性がゼロではないだけに、口取りの権利を取って現地応援に行きたかったのですが、こればかりはどうしようもありません。

 というわけで、夜に更新したいと思います。馬券圏内にでも入ることがあれば万々歳なのですが・・・。

これ以降は7月4日に作成

●レース 

 馬格があり2走目の上積みが期待できると私が言って来たフランベルジェですが、今回、馬体重を見た時に、”これは好走するのでは?”と思いました。

 なぜなら、中1週というローテでしたが、かなりビッシリと乗り込まれており、攻めを強化されています。普通ならこれだけやれば馬体重が減りそうなものです。少なくとも馬格のない馬にはそこまでハードに調教することはできません。

 ですから、馬体重が前走プラスマイナスゼロという数字を見た時に、これはもしかするとと思いました。


 さて、レースですが、前走はダッシュがつかなかった我らが愛馬フランベルジェですが、今回はまずまずのスタートから二の脚がつき、4番手の好位を取ります。

 ハナは強敵のシルクティソナ、2番手はこれまた追い切りの動きがガラリ一変のシゲルスダチ、3番手にカシノラピスと有力馬が前に集まります。

 前回は道中追走に手一杯で、最終コーナー途中で早くもムチが入ったフランベルジェですが、今回は道中は無難に進み、コーナーの出口辺りでムチが入ります。

 内枠ということもあって終始ラチ沿いに近い経済コースを走ったこともあるでしょうが、今回はしっかりと加速し、ハナに立っていたシルクティソナを競り落としますが、外から先に抜け出していたシゲルスダチを捉えることは出来ずに2着で入線。強いメンバーの中で、見事に前走の屈辱を晴らしてくれました。

●時計の評価

 今回のフランベルジェの走破時計1分22秒7良馬場は、京都芝1400m(内回り)の2歳未勝利クラスの過去10年間も平均勝ち時計が1分22秒9良馬場ですので、十分勝ち負けできる時計です。勝ち馬からも0.2秒差ですし、次走は当然勝ち負けを意識していいでしょう。

●レース後の騎手・調教師のコメント

フランベルジェ(2着)

 「稽古ほど走れていないところがある。まだ嫌々走っている感じで集中できていないね。それでも2走目で格好はつけてくれたし、これからもっと良くなってくるだろう。」(福永祐一騎手・競馬ブック)

 「追い切りほど力を出していません。まだ集中力が足りないようですが、これだけ形になった訳ですから、まだ上積みの余地がありそうです。」(福永祐一騎手・ラジオNIKKEI)

 「初戦に比べて返し馬の雰囲気は良かったけれど、まだイヤイヤ走っている感じで、攻め馬の前向きさが出ていません。それでも直線はいい伸びを見せていたし、上積みは感じる内容でした。持っている能力を出せばあっさり勝てる馬だから、徐々に競馬を覚えていけばいいと思います」(福永祐一騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「テンションが上がり気味だった初戦に比べると、今日は装鞍所から落ち着きがありました。ただ、しっかり脚を使ったのは直線半ばからで、まだ真面目に走っていませんね。このあとは一度放牧に出すつもりだったのですが、せっかくきっかけをつかみかけているところなので、疲れが出なければこのまま使っていくつもりです」(安田隆行調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

フランベルジェ(2着)

 「4番手につけたが、行きっぷりにあまり余裕がない。3角手前で内に入り、直線も内を突いて渋太く伸びた。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 今回は2着でしたから、本賞金は200万円。これに出走手当が357000円付きます。混合戦のレースでしたが外国産馬の出走はなく、内国産馬所有奨励賞は出ません(残念)。

 これを1口で割ると4500円程度になると思われます。

●今後の展望

 今回2着だったとはいえ、まだまだ無駄が多く子供っぽいレース内容ですから、もっともっとレースを経験して慣れて上手くなって欲しいですね。次走で勝てるのかと言うとまだ疑問ですが上位には来てくれると思います。少なくとも1戦目よりは随分とレースが上手くなりましたから。

 ただ、終始ラチ沿いの他馬よりも短い距離を走っていますし、2着と言っても、強いとは思えませんでした。

 クラシックに乗れるかどうかはわかりませんが、例えば10戦目でクラシックなんていうのでこの馬は良いと思います。レース慣れをしてきっかけを掴めばトントン拍子で出世してくれるかも知れません。

●最後に

 デビュー戦は1番人気に支持されるも6着だった我らが愛馬フランベルジェですが、実はデュランダル産駒というのは新馬戦未勝利(2011年6月30日現在)なんですよね。デュランダル自身は新馬戦を勝っているのですが2歳12月のことです。本格化も遅いですし決して早熟タイプではありません。そんな父の産駒で2歳6月からこれだけ走れるのですから、私は大いに期待しております。

 オークスを優勝したエリンコートも新馬戦は3着でしたし、2勝目を挙げるまでに7戦を要しています。そこから3連勝で戴冠するわけですが、フランベルジェも似たような感じでどこかできっかけを掴んで力を発揮して欲しいですね。

 さて、次走こそは競馬場に口取りの権利を持って行きたいゾ。とにかく一番の地元京都で口取りを達成していないですからね。その時の鞍上が福永祐一騎手ならば最高ですね。・・・というものの、フランベルジェは口取りの倍率が高くすでに1度当選させていただいている私の当選確率は低いと思われますが。


 さあ、次走、勝てばいうことないが、勝てなくても更に競馬が上手くなったところを見せて欲しい。

 頑張れフランベルジェ!!期待しているゾ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2011年6月22日立ち上げ 23日、25日、29日、30日、7月1日、2日、4日加筆
フランベルジェの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2011年 6月18日 デビュー戦 2歳新馬 阪神芝1200m (6着/1番人気) パドック写真付き 現地観戦レポート

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