フランベルジェ(ムガメールの09) デビュー戦


キャロ愛馬第14号は意外に二次募集まで残った馬。


預託予定厩舎の安田隆行厩舎は私がずっとここの管理馬を持ちたいと言っていた厩舎。

キャロットとの相性も良く、成績も上昇中。


父デュランダルはアーニングIDX2.04と素晴らしい滑り出し。

父デュランダルの産駒がなんとオークス制覇。距離の融通も利くのか。

母の年齢は気がかりだが、募集価格も牡馬にしては適当で購入。

目指すは兄たちと同じ4勝。


ムガメールの09を徹底分析。

また、購入に至った経緯、近況を掲載。


競走馬名がフランベルジェ(Flamberge 火炎の形をモチーフにした剣。 聖剣デュランダルの使い手ローランと共にパラディンとして、シャルルマーニュに仕えたとされる、騎士ルノー・ド・モントーバンの愛剣。 父名より連想。(仏語より発生))になりました。


4月21日22日の第一回産地馬体検査を受検予定でしたが、

それをキャンセルし、4月8日にノーザンファームしがらきへ。

そして4月13日には栗東トレセンに入厩しました!!

同厩の先輩メトロノースのような早期からの活躍が期待される。

これは嬉しい。さすが始動の早い安田隆行師。

4月25日にJRA競走馬登録されました。

5月5日にゲート試験に合格しました。

そして夢の愛馬初の2歳6月デビューを実現。


6月18日 阪神5R 2歳新馬 芝1200m 福永祐一騎手で出走!!

1番人気に支持されたが案外の6着

レース回顧と時計の分析、レース後の福永祐一騎手と安田隆行調教師のコメントを掲載。

写真多数付き現地観戦レポート。

追い切りは2歳新馬とは思えない素晴らしい動き。矯正すればまだまだ上積みはある。

(2011年6月22日完結)

2010年11月22日立ち上げ

●ムガメールの09を購入

 毎年第一次募集で本命馬を外し続ける私ほっさんですが、2010年も例に漏れず最優先希望馬のアドマイヤセラヴィの09に落選。格安牝馬のフェリークの09のみの当選となりました。

 まだ一昨年の有馬記念大的中の時に今年の分として軍資金15万円を残していたことと、07年産が全滅し特別割引額だけで5万円程度あったことから、牡馬の購入を急ぐことになりました。

 第一次募集で最優先希望馬枠で外した私は、第1.5次募集(第二次募集までの残口馬優先受付)に参加する権利がありましたので、すぐに購入予定馬で売り切れそうな牡馬を購入することにしました。

 当時の購入予定馬は以下の通りです。
第二次募集まであまっていればすぐに買いたい馬
 ここからは、おそらく第一次募集では満口にならないと思われる馬(あくまでも個人的予想)。第一次募集で満口ならばあっさりと諦めるが、残口があるのなら是非買いたい馬。

 1位 15 ミスティーミスの09
 2位 81 ムガメールの09
近況経過観察馬
 ここからは、おそらく年明けあたりまでは満口になることがないと予想される馬。

 となれば、近況報告にて育成は順調か、故障はないか、気性などは大丈夫か、成長していっているか、早期デビューはできそうか、などのファクターを注意して見て行き、良さそうなら購入。

 もちろん、残口表示が出れば、そこから早ければ2日間くらいで売り切れる可能性があるので、要注意。

 昨年はエイコーンキッドとフェーラシュヴァルをこのパターンで購入。エイコーンキッドは2歳の早期に入厩しゲート試験に合格した。やはり、この順調さ、早さが大切である。いくら素質や能力があっても、ジャングルビジットやトゥエルフスナイトのようになかなかデビューできなければ私としては意味がない。


1位 85 フェリークの09
2位 65 ピューリティの09
3位 82 アーネストデザイアの09
4位 73 ミスエアクラフトの09
5位 75 マチカネエンジイロの09
6位 17 ゲルニカの09
7位 35 ラヴァーズナットの09

 この内、フェリークの09は予想に反し、第一次募集で満口。なんとか私としては購入することができたわけですが、優先的に購入を予定していたミスティーミスの09とムガメールの09は残口表示すら出ていません。すなわち相当余っています。なので買い急ぐことはありません。

 ですので第1.5次募集では残口表示の出ていたマチカネエンジイロの09を購入。これで、2009年産は牝馬1、牡馬1となったわけですが、やはり関西の牡馬がもう1頭欲しい。そうなれば、次に欲しいのは憧れていた安田隆行厩舎所属のムガメールの09。


 そのムガメールの09に9月11日の時点で私は次のような評価をしていました。

 ほっさん指数第6位。

 父デュランダルの産駒は良く走っている。母の産駒も4勝馬が2頭と好成績。母父、厩舎、馬体も良く金額はやや控えめ。

 これといった強調点はないが全体的に良くまとまっていて隙間がない感じ。預託厩舎の安田隆行厩舎は私ほっさんがとにかくお願いしたい優良厩舎。

 母が13歳とそろそろ年齢が気になるが(本馬が小型というのも母の年齢的なものを多少疑う。ムガメールの活躍馬は500キロを超える大型馬が多い)、値段もそこそこで欲しい1頭。

 第一次募集で満口なら要らないが、第二次募集で残るようなら当然チェック。



 ということで、最優先枠で外したために二軍候補からの購入となったわけですが、父は芝のマイルで実績があり産駒も芝のマイルで活躍中のデュランダル。芝馬を欲しい私としては申し分ない父。

 第二次募集開始の10月15日朝の時点で残口149口と多少余裕があったのですが、一気に売り切れてしまうこともあるので、9時から一生懸命電話をかけまくってムガメールの09を1口確保しました。

 結局この日が終わっても100口以上の残口があり、急ぐ必要がなかったわけですが、私にとっては残ったラインナップでは絶対に欲しかった馬。確保にホッとしています。

 数日後、最後は残口70あたりから一気に満口になりました。なぜ途中まで売れ行きが悪かったのか心配ですが、残り物には福があると信じて活躍を期待します。


 そんなこんなでムガメールの09を購入!!。ご一緒の保護者の皆様、よろしくお願いいたします。

●ムガメールの09のほっさん評価

 では、ムガメールの09の詳しい分析です。

 父   デュランダル アーニングIDX 2.04 評価 A+
 母   ムガメール 未勝利            評価 E
 母父 Mr.Prospector             評価 A+
 兄弟  メガトレンド 4勝             評価 B+
 生産牧場 ノーザンファーム           評価 S
 調教師 安田隆行                 評価 B+

 馬体                         評価 B+
 募集総額 2200万円 牡馬
 
 総合評価 2.92 評価 B+


 父デュランダルはまずはウィキペディアからの引用をご覧ください。

 大外から伸びてくる豪快な末脚を武器とし、世代交代の激しい短距離界において約3年にわたりトップに君臨し続けた。2003年・2004年と2年連続で中央競馬の最優秀短距離馬に選出。競走馬名の由来は、中世の叙事詩『ローランの歌』の中で主人公の英雄ローランが使う聖剣の名デュランダル。全兄に中日スポーツ賞4歳ステークス優勝馬サイキョウサンデーがいる。父サンデーサイレンスで母の父がノーザンテーストという血統で初のGT馬である。


 母と兄姉はいずれも短距離戦を中心に活躍し、デビュー前から短距離路線での活躍が期待されていた。2001年12月に競走馬としてデビュー。1番人気(単勝1.4倍)に応えて優勝した。その後脚部不安(骨瘤)を発症する兆候を見せたため休養がとられ、翌2002年8月に復帰(結果は2着)。その後条件戦を3連勝した。その後は重賞では力が及ばなかったものの2003年1月にオープン特別のニューイヤーステークスを優勝した。
 9月のセントウルステークスGVで復帰。出走馬中最速の上がりをみせ3着になった。この後調教師の坂口はオープン特別のポートアイランドステークスに出走させる計画を立てていたが、セントウルステークスで騎乗した池添謙一の進言を受けてGTスプリンターズステークスへの出走を決定した。レースでは最後方からレースを進め、直線でビリーヴをハナ差(約15cm)交わして優勝。重賞初制覇およびGT初制覇を達成した。
 レース後、陣営は前年10着に敗れたGTマイルチャンピオンシップへの出走を決定。調教師の坂口曰く、馬の実力と1600mという距離への不安を抱えての出走であったが、このレースでも後方から直線で一気に他馬を差し切って優勝した。スプリンターズステークス、マイルチャンピオンシップの連勝が評価され、デュランダルは2003年のJRA賞最優秀短距離馬に選出された。

 2004年、デュランダルは裂蹄を発症し、ステップレースを経ることなくのGT高松宮記念に出走。初の左回りコースや休養明けという不安材料がありながらも1番人気に支持された。レースでは後方から直線追い込むも、サニングデールにクビ差及ばず2着に敗れた。レース後陣営は安田記念出走を目指したがレース1か月前に裂蹄を発症し、出走は断念された。

 秋に入り、高松宮記念以来約6か月のブランクを経てスプリンターズステークスに出走。レース当日の馬場状態は追い込み馬に不利とされる重馬場となり、デュランダルは最後方から出走馬中最速の上がりを見せたものの逃げたカルストンライトオを交わすことができず、2着に敗れた。続いてマイルチャンピオンシップに出走。後方待機から出走馬中唯一33秒台の上がりを繰り出して優勝し、同レース連覇を達成した。この後デュランダルは香港の沙田競馬場で行われた香港マイルに招待され出走したが、5着に敗れた。なおこのレースでは、レース当日に主催者が大量の水を馬場に散布する行動をとったため、デュランダルに極めて不利な馬場状態が形成された。この年、デュランダルは短距離GTでの安定した成績が評価され、2年連続でJRA賞最優秀短距離馬に選出された。

 2005年、デュランダルは馬にとって致命的な疾病の一つである蹄葉炎を発症。競走生活の続行は不可能とされたが懸命の治療の結果、10月のスプリンターズステークスで復帰。レースでは後方待機から生涯最速の上がり32秒7の末脚を繰り出したが、サイレントウィットネスに及ばずの2着に敗れた。その後史上初のJRA主催の同一GT3連覇をかけてマイルチャンピオンシップに出走、圧倒的一番人気に推されたが、出走馬中最速の上がりを記録したもののハットトリックの8着に敗れた。このレースを最後に競走馬を引退し、社台スタリオンステーションにて種牡馬となった。(初年度の種付け料は250万円)

 2006年から、供用を開始し、初年度には171頭の種付けを行った。2009年には初年度産駒が競走馬デビュー。その1頭であるジュエルオブナイル(小倉2歳S GV)が重賞初勝利を挙げた。

 2007年には種付け頭数が70頭前後に落ち込んだが、初年度の2007年産駒の評判がよく、同年のセレクトセールに15頭上場され、13頭が落札されるという優秀な成績を挙げている。

 2008年には産駒のデビューを待たず再び種付け頭数が増加し、200頭を超える種付けをこなしている。



 デュランダルの現在の種付料は200万円。アーニングIDXは2.04と非常に高く、芝の短距離からマイル辺りで活躍する馬が多い。

 産駒の重賞勝ちは1頭(芝1200m)ですが、キャロットクラブのフラガラッハ(母父トニービン)が現在500万クラスから1600万クラスまで3連勝中。まだまだ底を見せておりません。芝1600mで活躍しています。ムガメールの09もその辺りで活躍してくれると最高ですね。



 母ムガメールは英国産。父はMr.Prospectorという良血ながら、仏入着まで。これだけなら日本でどうかと思うが、産駒からは2頭の4勝馬を輩出。なので日本適性や母の繁殖としての能力に心配はなく当然期待は大きい。とはいえ、そろそろ高齢。ムガメールの09も母の13歳の仔とそろそろ厳しい。



 母父のMr.Prospectorは米国産。3〜4歳時に米で14戦7勝。カーターH GU2着。米チャンピオンサイアー。米BMSチャンピオン。現役時代は凡庸な短距離馬だったが、種牡馬となり大ブレイク、世界に冠たる一大父系の祖となった。

 主な産駒にコンキスタドールシエロ、ウッドマン、ガルチ、クラフティプロスペクター、フォーティナイナー、ゴーンウェスト、アフリート、キングマンボ、フサイチペガサス、マキャベリアン、シーキングザゴールド、ジェイドハンター、リズム、アルデバラン、ジェイドロバリー、ミスワキ、マイニングと素晴らしい名前が並ぶ。日本ではショウリノメガミ(京都牝馬S GV、中山牝馬S GV)、シェイクハンド(ニュージーランドトロフィー4歳S GU)など。

 海外でのBMS産駒にサーハリールイス(愛ダービーGT)、グリーンチューン(仏2000ギニーGT)など、日本でのBMS産駒にフリオーソ(ジャパンダートダービーJpnTなど)、ノーリーズン(皐月賞JpnT)、チョウカイキャロル(オークスJpnT)がいる。

 日本でもBMSとして大成功を収めており、非常に期待の持てるBMSである。



 兄第は兄メガトレンドとフォーリクラッセの活躍が目立つ。

 2002年産メガトレンド(父サンデーサイレンス)は、安田隆行厩舎に所属。馬主はサンデーレーシングだった。競走成績は36戦4勝。2歳12月にデビュー。新馬戦は芝1400mで1番人気3着だった。その後3戦目にダート1800mで勝ち上がりしばらくダート路線を歩むことになる。
 続く500万クラスもダート1800mで連勝。2着馬を8馬身千切る圧勝だった。その後1000万クラスでも僅差3着などと力を見せるが勝ち切れずに降級。降級2戦目のダート1700mを順当に勝ち上がり再び1000万クラスへ。そこから4戦目で勝ち上がり1600万クラスへ。そこから5戦するも勝ち切れず芝へ転向。以降芝やダートを繰り返し、アタマ差2着まで来るものの勝ち上がれず引退。
 芝でもダートでも準オープン級の力はあった。能力もさることながら、36戦したタフさは素晴らしい。

 2003年産フォーリクラッセも安田隆行厩舎。馬主はキャロットファーム。競走成績は27戦4勝。デビューは4月の3歳未勝利戦と遅かったが2戦目のダート1800mで勝ち上がり。500万クラスで少しモタついたもののダート1700mで勝ち上がる。1000万でもすぐには勝ち上がれないものの徐々に力をつけダート1700mで勝ち上がる。1600万クラスは3戦で卒業。しかし、オープンでは力不足で障害に転向したりしたものの勝つことはできず最後は競走中に疾病を発症し予後不良になってしまった。

 この様に順調に走れば結果を残す産駒が多いが、逆に2005年産のメイルーアイランドのように、まともに走れない産駒もいて難しい。ムガメールの09にはどこも不安なく走ってくれることを願いたい。



 生産牧場のノーザンファームは、1994年1月、社台ファーム分割により「社台ファーム早来」が「ノーザンファーム」となり誕生した。活躍馬をあげると切りがないが、ディープインパクト、キングカメハメハ、ヴァーミリアン、カネヒキリ、シーザリオ、ジャングルポケット、トゥザヴィクトリー、ブエナビスタ、ラインクラフトなど。
 日本屈指の生産牧場で、育成施設、優秀な人材とどれをとっても日本のトップクラスです。その実力は疑う余地はありません。
 私もこれが魅力でキャロットクラブに入ったようなものですから。



 預託厩舎の安田隆行調教師は1953年3月5日生まれ57歳。調教師歴17年目のベテラン。JRA通算勝利数は2010年11月22日現在(以下同じ)407。まだGTでの勝利がないのが意外。重賞はキャロット所属のフィフティーワナーのアンタレスS GVなど7勝。最近もダッシャーゴーゴーのセントウルS GVやトランセンドのみやこS GVなど活躍馬を輩出。勝率も生涯成績は11.0パーセントだが、昨年は大きく上回る14.3パーセントで37勝。本年も2010年11月22日現在勝率13.5パーセントで31勝とハイアベレージを残している。上昇カーブを描いており非常に頼もしい。


 1953年、京都市五条に生まれた安田隆行師は、実家は特に競馬との関わりがない家庭であったが、中学生の時に父と京都競馬場を訪れたことをきっかけに競馬にのめりこみ、騎手を志す。中学校卒業後、京都競馬場の梶与三男厩舎に騎手候補生として入門。1972年に騎手免許を取得し、梶厩舎から正騎手としてデビューした。

 同年3月4日に初騎乗、18日にニホンピロエイジーで初勝利を挙げる。初年度は12勝を挙げ、関西放送記者クラブ賞(関西新人賞)を受賞した。しかし翌年3月には阪神競馬の障害競走騎乗中に落馬、脳挫傷を負って意識不明の重体になり、半年の休養を経験した。快復後は徐々に勝利数を伸ばし、デビュー4年目の1975年、コウケンジでシュンエイ記念を制し、重賞初勝利を挙げる。

 1980年、京都競馬場の改装をきっかけに小倉競馬場での騎乗が増え、当年44勝を挙げる。以後小倉開催での活躍が目立ち始め、「小倉男」「小倉の安田」とも称された。以後小倉を中心に重賞を勝利などを続け、小倉開催45週連続勝利などの記録も樹立。しかし八大競走、GT競走の勝利は長らくなかった。

 1990年12月1日、懇意としていた松元省一厩舎の所属馬トウカイテイオーの新馬戦に騎乗して勝利。当日、この勝利を含めて6勝を挙げ、中央競馬の1日勝利数の新記録(当時)を樹立した。当年、自己最高の83勝を挙げてリーディング6位を記録し、自身初のベスト10入りを果たす。

 1991年はトウカイテイオーとのコンビで皐月賞GTに優勝し、デビュー20年目にしてGT競走を初制覇。次走には東京優駿(日本ダービー)GTも制してダービージョッキーとなり、競走後には祝福の「安田コール」が起こった。この競走を最後にトウカイテイオーからは降板となった(次走以降は岡部幸雄)が、全国区の知名度を獲得し、JRA発行の「ジョッキー列伝」ポスターも制作された。

 1994年、6度目の受験で調教師試験に合格し、騎手を引退した。通算6401戦680勝(うち障害4勝)、重賞13勝。

 同年3月1日付けで栗東トレーニングセンターに安田隆行厩舎を開業。11日に管理馬初出走、25日にアカツキホーオーで初勝利を挙げる。

 2000年にシルヴァコクピットできさらぎ賞GVを制し、重賞を初勝利。GT級競走での勝利はまだないが、安定して年間20〜30勝の成績を保っている。

 2004年には当時のJRA記録に並ぶ10週連続出走馬勝利を達成した。

 2007年4月には、管理馬ホワイトベッセルが希少な白毛馬として中央競馬史上初の勝利を挙げた。また、同月には安田自身が第1回ジョッキーマスターズの出場騎手に名を連ね、トウカイテイオーの服色で参戦、3着という成績を残している。


 騎乗依頼は元所属の川田将雅騎手が多いが、関東遠征の時は内田博幸騎手、ローカルなら古川吉洋騎手あたりが多い。時々安藤勝己騎手や武豊騎手というのもある。その他いろんな騎手を使うが、基本的にはリーディング上位の騎手を乗せることが多く期待できる。

 私ほっさんの愛馬を管理していただくのは初めてですが、藤原英昭師、松田国英師、角居勝彦師などと共に一度は管理馬を欲しかった厩舎。どのような手腕を見せてくれるのか、今から楽しみで仕方がない。成績が右肩上がりなことからも大きな期待を寄せている厩舎。



 馬体はなんだかモサッとした感じ。筋量は少なく、毛ヅヤも冴えない。そしてもっとも気になるのが馬体重。募集当時は410キロと私の中では消しの1頭。
 しかし、第一次募集で満口にならなかったことで、その後の経過を見ることが出来、購入時は426キロ。これでも厳しい数字だが、増えてきていることはプラスに考えたい。そして、10月29日発表の馬体重は442キロ。まだまだ小さいがなんとか私の思う最低レベルまでは来た感じ。そこは安堵している。しかし、牧場を出る頃には470キロくらいに育って欲しい。4月誕生日とやや遅いことからこれからの成長力に期待しているのだが。
 繋ぎの角度は良く、期待の芝向き。首差しの角度も良く推進力がありそう。カタログではあまり特筆すべき点は少ないが、とにかく今後の成長に期待。成長しなければ苦しいかも。売れ行きが鈍かった原因の1つはその辺りではないだろうか。



 総合評価2.92は、かなり高い数値で2009年産キャロット全募集馬の堂々6位です。母ムガメールが未勝利で評価を落としていますが、それ以外は全て高い水準。特に父と母父が素晴らしいのが良いですね。厩舎の安田隆行厩舎もGT勝ちがない為に評価が「B+」ですが、ここは将来必ず「A」ランクに入ってくる厩舎。もっと数字が高いと思って間違いありません。

 心配は母がそろそろ高齢なことと、馬体が私の見立てでは「B」ランク評価。不安がないわけではないですが、悪いわけではなく、そんなに危惧しているものでもありません。むしろ、不安よりも期待の方がはるかに大きな1頭です。

 小柄なので早期デビューをして欲しいですね。


 期待してるゾ、ムガメールの09!!

これ以降は2011年2月3日に作成

●クラブHPの近況より抜粋(2011年2月3日作成)

2010年9月30日

放牧地で見せる走りにはとても柔らかいものがあり、馬群の中でも軽やかにステップを踏み、いつの間にか先頭に踊り出るシーンをよく目にします。まだ全体的に薄めの馬体で派手さはありませんが、この母系特有のしっかりとした筋肉を受け継いでいることから、今後の鍛錬で半兄同様に使い減りしないタフな馬体を手に入れることでしょう。


2010年10月29日

放牧地では、柔らかな身のこなしを見せていました。


2010年11月30日

少し臆病な気性ですので、細心の注意を払い接しています。ただ調教中は全くそういう素振りは見せず、真面目に調教をこなしています。馬体は馬体重の数値以上に大きく見せて風格が漂っています。


2011年1月31日

徐々に体力がついてきており、坂路を楽に駆け上がってきています。体の使い方も上手くなり、脚さばきも素軽くなってきているように、日々成長を感じます。


 キャロットクラブは満口はなるまではかなり誇大広告(リップサービス)をするのですが、満口になるとぴたりと止まります(愛馬プルミエダンスール、フェーラシュヴァルなど)。この馬の満口は2010年10月29日あたりですから、そこからあまりこれといった素晴らしい情報がないのは寂しいことです。

 今年は特に同期のフェリークの09やピューリティーの09にて素晴らしい評価があったので、特にそう思います。

 しかし、育成の進み具合は私の愛馬4頭の中では一番早く、とにかく順調に行って欲しいですね。

 また、良い情報も悪い情報も気になるものがありましたら更新したいと思います。

これ以降は2月28日に作成

●競走馬名がフランベルジェになりました

 2月24日に発表されましたムガメールの09の競走馬名はフランベルジェ(Flamberge 火炎の形をモチーフにした剣。 聖剣デュランダルの使い手ローランと共にパラディンとして、シャルルマーニュに仕えたとされる、騎士ルノー・ド・モントーバンの愛剣。 父名より連想。(仏語より発生))でした。

 なかなか良い名前で気にいっています。名前に負けない切れ味を見せて欲しいですね。

これ以降は4月1日に作成

●4月21日、22日に行われる第一回産地馬体検査を受検する予定

 3月31日に更新されましたクラブ公式HPフランベルジェの近況報告によりますと、フランベルジェは4月21日、22日に行われる第一回産地馬体検査を受検する予定だということです。

 通常、東西のトレセン入厩時に競走馬登録を行う必要がありますが、本検査を受検した馬はその必要がなく、函館や札幌などの競馬場へ牧場から直接入厩することができるようになります。

 この検査を受検するということは、夏の北海道開催への入厩を視野に入れたもので、それらに間に合いそうもない馬は受検致しません。

 今回、私の愛馬4頭とも(つい先日当選した豪州産馬のファビラスキャットの09を除く)第一回産地馬体検査を受検予定ということは全て育成が順調に進められているということで、これが何よりも嬉しいですね。

 しかし、私の愛馬は例年、ここまでは順調なのですが、ここからが遅く、受検しても北海道に直接入厩した馬は過去におりません><。

 今年こそは夏の北海道でデビューする馬が出て来て欲しいものです。そして、少しでもクラシックを意識させて欲しいと思います。

これ以降は4月6日に作成

●8日にノーザンファームしがらきに移動して、来週中には栗東トレセンに入厩する予定

 4月6日に更新されましたクラブ公式HPフランベルジェの近況報告は以下の通りです。

「4日の月曜日に北海道で本馬を確認してきました。体調は良好で調教も進んでおり、牧場側と相談の結果、これなら夏を待たずとも栗東で調教を始めて良さそうということになりました。予定していた産地馬体検査はキャンセルし、来週の検疫で栗東へ入厩させたいと思います」(安田師)8日にNFしがらきへ移動し、来週中に栗東トレセンへ入厩する予定です。

 というわけで、8日にノーザンファームしがらきに移動して、来週中には栗東トレセンに入厩する予定ということです。順調に行けば、私が憧れる2歳6月の2歳戦開幕週のデビューも夢じゃありません。

 やはりクラシックを賑わす有力馬の多くは順調で早い時期から始動して結果を残しています。

 安田隆行厩舎で言えばキャロットクラブ所属の先輩馬メトロノースが早期始動から門別の2歳重賞を勝ち上がりました。

 フランベルジェもその偉大な先輩の後を追って欲しいですね。

 しかし、毎年始動の遅いほっさん軍団にあって、もちろん育成の順調な馬を選んでいるとはいえ、これだけ早期の移動話は本当に嬉しいですね。まずはしっかりと栗東まで無事に来て欲しいです。安心するのはそこからですね。

これ以降は4月6日に作成

●4月8日にノーザンファームしがらきに移動しました

 4月9日に更新されましたクラブ公式HPフランベルジェの近況報告によりますと、我らが愛馬フランベルジェは予定通り4月8日にノーザンファームしがらきに移動したということです。

 ようこそ本州へ。

 来週には栗東トレセンに入厩ということで楽しみですね。

●安田隆行厩舎大躍進

 フランベルジェを管理する安田隆行調教師は調教師としてGTを勝つまでに苦労されましたが、昨年トランセンドでジャパンカップダートを勝つと今年は同馬でフェブラリーSも快勝。我が愛馬エスポワールシチーが海外遠征をしている間にダート王の座を奪い取りました。

 そしてなんといっても世界最高峰のドバイワールドカップでもトランセンドが勝ったヴィクトワールピサの2着と大健闘。日本馬初のワンツーフィニッシュの偉業を成し遂げられ一躍時の人となられています。

 昨日(4月9日)も管理馬カレンチャンが阪神牝馬S GUをを勝つなど角居勝彦厩舎と並び今もっとも勢いのある厩舎と言ってもよいでしょう。そんな絶好調な厩舎にあって、これだけ早く入厩させていただけるわけですから、これはもう期待は大きいですね。

 強い馬の胸を借りてフランベルジェもどんどん強くなって欲しいですね。それにしても良い流れだと思います。

これ以降は4月13日に作成

●4月13日に栗東トレセンに入厩しました!!

 4月13日に発表されましたクラブ公式HPフランベルジェの近況報告によりますと、我らが愛馬フランベルジェは予定通り4月13日に栗東トレセンに入厩したということです。

 キャロット2009年産募集馬の中ではトレセン一番乗りです。これだけでも順調ということで嬉しいですね。

 これから馬名登録、ゲート試験と進み、更に順調なら6月の阪神デビューとなるでしょうが、6月の2歳戦は出走頭数も少なく美味しいレースが多いですから、是非ともここに出たいですね。

 追い切りの動きも気になります。2歳夏から素晴らしい動きであればかなり将来期待ができます。ドキドキワクワクしますね。順調に進んで欲しいです。

これ以降は4月25日に作成

●4月25日にJRA競走馬登録されました!!

 我らが愛馬フランベルジェは4月25日にJRA競走馬登録されました!!これはキャロットクラブ2009年産全募集馬で一番最初で大変素晴らしいことです。嬉しいですね。

 これで詳細な入厩・放牧情報や追い切り情報が入って来ます。これからどのような動きを見せてくれるのか楽しみですね。

 ほっさん愛馬初の2歳6月の夢に向かって邁進して欲しいですね。

これ以降は5月9日に作成

●5月5日にゲート試験に合格しました!!

 5月5日に更新されましたクラブ公式HPフランベルジェの近況報告は次の通りです。

5日はゲート試験を受け、無事合格しました。「ここまでのゲート練習で見通しが立ったので、今朝試験を受けました。1度目は少し発馬が遅れましたが、2度目はいいタイミングでスタートできましたし、寄り、駐立も問題なく合格してくれました。一応の目標を阪神開催の新馬戦に置いて調整していきますが、まだ体力不足の面があるので、しっかりと乗り込みたいと思います」(安田師)

 ということで、5月5日にゲート試験に合格しました。1度での合格です。先ずは最初の関門を突破し一安心ですね。

 そして一応ということですが、ほっさん悲願の6月の阪神の新馬戦を目標にされるということです。順調に行って欲しいですね。

これ以降は6月10日に作成

●各専門誌のフランベルジェ記事 (6月10日追加)

東京スポーツ 吉田竜作のPOG週報 (5月11日)

2歳新馬戦の開幕まであと1か月ちょっと。ダービーも目前に近づき、11−12シーズンのPOGドラフトを行うグループも増えている頃だろう。栗東トレセンでの検疫予定馬のリストを見ていても、2歳馬の名前がだいぶ増えており、「いよいよ」と胸を躍らせているのは記者だけではあるまい。ドラフト直前ということで、ほんの少しだが2歳馬の情報を。「これからはどんどん入ってきますよ」と鼻息が荒いのは安田調教師。メイショウバロン(牡=父フォーティナイナーズサン、母セルリアンブルー)、カレンシュガーレイ(牡=父ハーツクライ、母カレンママ)、フランベルジェ(牡=父デュランダル、母ムガメール)の3頭がすでに入厩。このうちカレンシュガーレイは疲れが出て放牧へ出されたものの、残る2頭はゲート練習を中心に順調に調教が進められている。そこへ母スノーリンクス(牡=父アドマイヤムーン)と母クイーンリザーブ(牡=父アグネスタキオン)の2歳が新たに加わった。
 現3歳世代はホーマンルッツでスタートダッシュ(昨年の3回阪神4日目に新馬勝ち)を決めたが、このラインアップには「昨年以上」に力が入っているのは明らかだ。「フランは4回阪神初日の芝1200メートル、メイショウは2週目のダート1200メートル(新馬戦)でデビュー予定。フランは線が細いのもあって芝から。メイショウはたくましくて力強いのでダートが合っていると思う。クイーンリザーブの子はまだトモが甘い感じ。これから乗り込んで鍛えていきたい。スノーリンクスの子はお母さんが180万ドルという値で取引されたんだって。入厩してすぐはうるさかったが、週が明けてからはおとなしくなった。このまま順調にいくといいね」と安田調教師。この4頭の中から“当たり”が出るのは間違いなかろう。



 ということで、我らが愛馬フランベルジェのデビュー戦は6月18日 阪神5R 2歳新馬 芝1200mを予定しているということです。鞍上は某所によれば福永祐一騎手のようで、この通りになれば激アツですね。新馬戦で福永祐一騎手といえば、かなりの成績を残されていますからね。近年は新馬戦の成績は一番ではないでしょうか。


 ただ、1頭疲れが出て放牧に出されたように、まだこれから速い追い切りについていけるかなど不鮮明な点もたくさんあり、この通りに上手く行くかどうかわかりません。

 それでも一応こういう目標が示されたということは嬉しいですね。

netkeiba.com 栗山求 新着POG馬紹介

●フランベルジェ(牡 栗東・安田隆行 父デュランダル、母ムガメール)
 半兄にフォーリクラッセ(OP)、メガトレンド(準OP)がいる。母ムガメールは未勝利馬だが、2代母Intre pidityは英オークス(GT)、ヴェルメイユ賞(仏GT)、サンタラリ賞(仏GT)を制した名牝。デュランダル産駒はやや晩成型で、このところエリンコート、カリバーン、フラガラッハなどの活躍で巻き返しの気配が見られる。ヨーロッパの重厚な血脈とフィットする傾向が見られるので、近い世代にヨーロッパのクラシックウィナーの血が入る本馬は見どころがある。


 いやいや、期待しちゃいますねぇ。先週行われた優駿牝馬(オークス)ではデュランダルを父に持つエリンコートが優勝しました。

 私はデュランダルの戦績から、オークスは長いと判断し勝ったエリンコートを馬券から消して大損しました(笑)。せっかく2着の人気薄ピュアブリーゼは厚く買っていたのに・・・(地団太)。

 フランベルジェも父デュランダルで、父の産駒がクラシック・オークスを制したことで、当然評価も期待も高まります。

 また、2着に入ったピュアブリーゼは中距離向きの欧州血統で、ちょうど上記で栗山求氏が書いておられるように、フランベルジェも欧州血統です。

 上手く融合すれば、オークスと同じ距離のダービーもと思ってしまいます。とはいえ、デビュー戦は短距離のようですが・・・(汗)。

JRA−VAN デビュー前2歳馬コラム (5月25日)

 半兄メガトレンド(父サンデーサイレンス)は同厩舎で管理され、ダートで4勝を挙げた。本馬は5/5にゲート試験に合格、5/18には坂路で4F56.3秒をマーク。「入厩当初は非力なところが目立ちましたが、今では腹回りもしっかりとして、見映えする馬体に成長していますね」と安田調教師。6/18(土)阪神芝1200mを福永祐一騎手でデビュー予定。

 5月25日にアップされた記事です。なかなか時計が詰まって来ないですが、当サイトの報告通りのレースで鞍上も予定通りのようです。新馬戦で福永祐一騎手を確保してくれているのは心強いことです。人気にもなりそうですね。シゲルスダチもこのレースを目標に調整されているようです。

デイリー馬三郎 2歳馬先取り情報局(6月4日)

 2番子メガトレンドと3番子フォーリクラッセともに安田厩舎に入厩し、4勝を挙げている厩舎なじみの血統。キャロットクラブでの募集馬は2200万円となっている。すでに調教本数は10本を数え、坂路で丹念に乗り込まれている。ここ2週は同格馬と併せ、ともに手応え優勢。素軽い脚取りが目立っており、父産駒特有の柔軟性も好感が持てる。早い時季から活躍が期待できそうだ。

デイリー馬三郎 POG情報(6月9日)

 福永騎乗でデビュー予定の2頭が好感触だ。フランベルジェ(牡、父デュランダル)は坂路で好調教を連発。「しっかり乗り込んで来ました。調教通りなら」と安田師。18日の阪神芝1200mでVを目指す。

JRA−VAN 若駒情報局 (6月10日)

 昨年同様に早い段階から2歳馬が入厩している安田厩舎。中でも陣営が期待を寄せていたのがフランベルジェ(牡、父デュランダル 母ムガメール)だ。オープンまで勝ち上がったフォーリクラッセ、準オープンで活躍したメガトレンドが半兄にいる厩舎ゆかりの血統でもある。「新馬にしては水準以上の動きを見せているし、乗り手に素直でこちらの指示にもすぐに反応してくれる。追ってからのフォームも良いのでいきなりから楽しみ」と安田景助手。注目のデビュー戦は4回阪神初日芝1200mになる見込み。鞍上には福永騎手を予定している。推定体重450キロ。

これ以降は6月15日に作成

●気になる出馬想定表

出馬想定表 6月18日 阪神5R 2歳新馬 芝1200m 
フルゲート16頭 想定数11頭
馬名 予定騎手 追い切り
エーシンブランシュ 岩田康誠
カシノラピス 野元昭嘉
コスモルーシー 和田竜二
シゲルスダチ 小牧太
シルクティソナ 佐藤哲三
テイエムハエハエ 田中健
トウケイロベルト 幸英明
ビゼンファイト 浜中俊
フランベルジェ 福永祐一
ボーイフレンド 川田将雅
ユキノベアハート 国分優作

フルゲート16頭のところに11頭が想定されています。

●阪神芝1200mコース解説

 スタート地点は向正面直線半ばより左寄り。内回りコース使用で、3コーナーまでの距離は243m。3コーナーまで距離がやや短いので、枠順は真ん中から内の方が有利。
 スタート直後から微妙な下り坂になっており、3〜4コーナー中間の残り800m付近で本格的な下り坂に突入する。内回りの最後の直線距離は356.5m(Aコース使用時)。直線半ばまで下りが続き、残り200m付近でゴール前の急坂。約120mの間に1.8mの勾配を一気に駆け上がる。
 前半からペースは上がりやすいコース形態だが、急坂がある分京都よりも逃げ切るのは難しい。ただし、短距離戦なので全体的に逃げ・先行有利であることは変わらない。また、力のいる馬場での瞬発力が要求され、サンデーサイレンス、フジキセキ、タイキシャトルに加え、長距離タイプのダンスインザダーク産駒までも含むヘイロー系が非常に強いのが特徴。
有利な枠順 真ん中〜内枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント スピード、パワー寄りの瞬発力
種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、サクラバクシンオー
連対騎手ベスト 安藤勝己、武豊、四位洋文、岩田康誠、藤田伸二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分10秒9 1分11秒9 1分10秒1 1分12秒6
2歳未勝利 1分10秒6 1分11秒4
2歳500万 1分10秒1
2歳オープン 1分10秒2
3歳新馬 1分10秒9 1分11秒6
3歳未勝利 1分10秒3 1分10秒4 1分11秒9
3歳500万 1分09秒9 1分10秒5 1分10秒2
古馬500万 1分09秒6 1分10秒4 1分11秒1
古馬1000万 1分09秒3 1分10秒6 1分09秒0 1分10秒9
古馬1600万 1分09秒0 1分09秒5 1分09秒5 1分10秒6
古馬オープン 1分08秒5 1分08秒5 1分10秒5

これ以降は6月16日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 6月18日 阪神5R 2歳新馬 芝1200m 11頭
馬名 予定騎手 追い切り
エーシンブランシュ 岩田康誠
カシノラピス 野元昭嘉
コスモルーシー 和田竜二
シゲルスダチ 小牧太
シルクティソナ 佐藤哲三
テイエムハエハエ 田中健
トウケイロベルト 幸英明
ビゼンファイト 浜中俊
フランベルジェ 福永祐一
ボーイフレンド 川田将雅
ユキノベアハート 国分優作

完璧に想定通りのメンバーと騎手で確定しました。

●騎手は福永祐一騎手(ほっさん評価「S」)

 フランベルジェの鞍上は2歳戦で特に活躍が目立つ福永祐一騎手です。今、2歳戦でもっとも信頼できる騎手で、彼で愛馬がデビューできるということは願ってもないことで最高です。

 2011年6月13日現在、中央1257勝、勝率11.4パーセント、連対率21.2パーセント、GT14勝、重賞81勝と超一流の成績。特に2010年は中央109勝に勝率13.5パーセント、本年もここまで47勝で全国騎手リーディングの堂々2位です(1位は岩田康誠騎手の53勝)。

 以前は頼りない部分もありましたが、最近は騎乗に円熟味を増し、絶頂期と言ってもいいほどです。


 福永 祐一(ふくなが ゆういち)は1976年12月9日生まれの34歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属の騎手である。競馬学校入学時より「天才」と称された父で元騎手洋一の子ということで話題を集めていた。デビュー当時は北橋修二厩舎所属(06年に解散)。現在はフリー。

 父・洋一の兄弟である伯父には競馬関係者が多い。長兄・甲はJRAの元騎手・元調教師、次兄・二三雄は大井競馬の元騎手、三男・尚武は船橋競馬の元騎手である。洋一は四男。


 1996年、競馬学校を卒業しデビューするが、同期にはJRA初の女性騎手となった牧原由貴子(当時)ら3人の女性騎手や双子の騎手として話題となる柴田大知・未崎兄弟、そして後にテイエムオペラオーとのコンビで一世を風靡する和田竜二などがおり競馬学校花の12期生(現在は花の12期生の1人として語られることも多いが、その前年に競馬学校11期生の入学試験を受けている。しかし、直前に負った足の骨折で体力試験をパスできずに不合格。これにより福永は幻の11期生となったが、その後1年間近江兄弟社高等学校に通い、翌年に再受験し合格したため、1歳年上の細江純子以外の同期生は福永より1歳年下である)と言われ話題を集め、落馬事故で脳挫傷の障害を背負ったために引退した常石勝義らを含めて現在でも仲が良いことで有名。

 同年3月2日の中京競馬第2競走でマルブツブレベストに騎乗し堂々の初騎乗初勝利を挙げると続く第3競走でもレイベストメントで勝利し、デビュー2連勝というデビューを飾る。この年は53勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手も獲得した。

 1997年7月22日、川崎競馬場(スパーキングナイター)で行なわれた第44回エンプレス杯でシルクフェニックスに騎乗し重賞初制覇。同年11月15日にキングヘイローで東京スポーツ杯3歳ステークスに勝ちJRA重賞初勝利。同馬の主戦騎手として翌年のクラシックでもコンビを組み皐月賞では2着となったが、続く東京優駿(日本ダービー)では引っ掛かったキングヘイローを制御できずにいつもとは違う逃げの競馬になり14着に敗れた。秋初戦の神戸新聞杯からはキングヘイローの主戦は岡部幸雄で行くことが発表されたが、次走の京都新聞杯では岡部が当初海外に行く予定が入っていたため、再び手綱をとって2着。京都新聞杯では最後の直線で祐一の叫び声に、スペシャルウィークで馬体を併せた武がキングヘイローにかける気合に驚いたと言われている。しかし、最後の1冠となった菊花賞で5着、次走の有馬記念で6着に敗れたのを最後にコンビを解消した。

 1999年の桜花賞でプリモディーネに騎乗しJRA GT初勝利。しかしその翌週、中京競馬場で施行された小倉大賞典(マルカコマチに騎乗予定)の本馬場入場の際に落馬事故で肋骨骨折、左腎臓損傷の重傷を負う。秋には復帰し、朝日杯3歳ステークスを自厩舎の所属馬エイシンプレストンで制した。エイシンプレストンとのコンビでは2001年の香港マイルを制し、2002年と2003年のクイーンエリザベス2世カップを連覇するなど国内・香港で活躍した。

 2003年は祐一にとって念願の牡馬クラシック制覇を成し遂げるチャンスだった。同じ瀬戸口勉厩舎所属できさらぎ賞を含め3勝をあげていたネオユニヴァースと、2歳王者となっていたエイシンチャンプをお手馬としてかかえ最終的にはGT馬であったことからエイシンチャンプを選んだが結果としてミルコ・デムーロに託されたネオユニヴァースが二冠を達成、祐一は最大のチャンスを逃すことになった。後に本人は「ネオユニヴァースの方が強いと思っていたが、先に依頼のあったエイシンチャンプを選んだ」と語った。

 2005年の春のGI戦線では武豊とともに大活躍しフェブラリーステークスをメイショウボーラーで、桜花賞とNHKマイルカップをラインクラフトで、優駿牝馬をシーザリオで制したほか冬にはフサイチリシャールで朝日杯フューチュリティステークスを勝利した。またシーザリオでは同年7月3日(現地時間)アメリカ合衆国のハリウッドパーク競馬場で開かれたアメリカンオークス招待ステークスにも優勝し、日本生産・調教馬初のアメリカGT競走優勝という偉業を成し遂げた。また自身初のJRA年間100勝以上(109勝)も達成した。

 2006年のエリザベス女王杯ではフサイチパンドラに騎乗。カワカミプリンセスに1位入線を許したものの同馬は審議の結果進路妨害で12着に降着し、フサイチパンドラが繰り上がり優勝。また同年に新設された阪神カップをフサイチリシャールで制し、初代王者となった。

 2007年には、JpnT競走の優駿牝馬でローブデコルテに騎乗し優勝。2001年から7年連続のGT級競走(GT・JpnT)勝利となった。9月9日には馬場入場時に騎乗していたゲットザチャンスが暴れて落馬し、その際に右腹部を蹴られ翌日の騎乗をキャンセルすることになった。10月6日に史上27人目となるJRA通算900勝を達成した。

 2008年も順調に勝利数を重ねた。9月27日には第4競走の2歳新馬戦で勝利し、8811戦目で父・洋一の通算勝利数(983勝)に並んだ(洋一は5086戦目で983勝目をあげている)。また、11月30日京都競馬場で行われた12Rにオリオンスターズに騎乗し中央競馬史上23人目(現役10人目)となるJRA通算1000勝を達成した。また12月6日と7日に行われるワールドスーパージョッキーズシリーズ(WSJS)に、負傷した武豊騎手に代わっての出場。しかし、順調な勝利とは裏腹にこの年はGT級競走での勝利がなく、GT級競走での連続勝利記録は7年で途絶えた。

 2007年の優駿牝馬以来、GT級競走での勝利から遠ざかっていたが、2010年の阪神ジュベナイルフィリーズで圧倒的1番人気に支持されたレーヴディソールに騎乗し勝利。およそ3年半ぶりのGT級競走勝利となった。


 父・洋一が騎手生活を絶たれた毎日杯で、1997年に祐一自らも落馬。落馬地点もほぼ一緒だったが、父と違い祐一は軽い打撲のみで済んだ。

 サインには「福永雄一千」と書く。これは落馬事故で腎臓を片方摘出する大怪我(1999年の小倉大賞典の本馬場入場時の落馬)を負って以来のことで、母親の強い勧めによるもの。

 牝馬で大きいレースを勝つことが多いため嶋田功、河内洋、松永幹夫らに続いて「牝馬の福永」と競馬マスコミに書かれることが増えてきた。また2・3歳戦が得意で、そのことは本人も自負している。実際、2・3歳の重賞(特に牝馬限定戦)でも上位の戦績を誇る。特に2002年は2歳馬のGT(阪神ジュベナイルフィリーズ:ピースオブワールド、朝日杯フューチュリティステークス:エイシンチャンプ)を両方とも制覇している。

 優駿牝馬(オークス)では2004年から4年連続連対(3勝2着1回)という驚異的な成績を残していた。

 小倉で行われる2歳オープン戦・フェニックス賞に強く、2001年から2007年までで6勝2着1回という成績を残し2003年から2007年まで5連勝を記録していた(これは武豊の若駒ステークス5連勝、河内洋の万葉ステークス5連勝に並ぶ同一特別競走の最多連勝タイ記録である)。さらに、重賞初勝利(エンプレス杯)を挙げた時の馬がシルクフェニックスであり、このため、武豊をはじめとする仲の良い同僚ジョッキーから「ミスターフェニックス」と呼ばれている(『武豊TV!』より)。本人曰く「フェニックス男」である(ABCラジオ・オン・ザ・ターフ!より)。2008年は阪神カップをマルカフェニックスで制し、フェニックス男ぶりを見せつけた。

 2007年の天皇賞・秋ではカンパニーに騎乗したが最後の直線でコスモバルクが左右によれたことにより不利を受けたとされ、地方競馬所属で同馬の騎手である五十嵐冬樹に対し「コスモバルクは毎回、毎回やっている。五十嵐さんはGTに乗る騎手じゃない。(ローカルの)福島にでも行っていればいい。勘弁してくれ。」と発言したと報道され一部で物議を醸したが、本人はこの発言を否定している。

 逆に翌年の日本ダービーで、福永はモンテクリスエスに騎乗し1コーナーでかなりの斜行をしている。被害馬は同レース3着のブラックシェルであったが、騎乗していた武豊騎手は「1コーナーをスムーズにいければあるいは…」という談話を残している。

 テレビゲームマニアで、幼少の頃は信長の野望シリーズや三國志シリーズ(どちらもコーエー)に熱中していた他、「イメージトレーニングのため」と称して『ジーワンジョッキー』シリーズ(コーエー)をプレイすることが多いという。『ジーワンジョッキー』ではゲーム中に自分自身が実名で登場するため、自分の名前ではなくエディット機能を使用して父・洋一の名前でプレイしている。

 騎乗依頼仲介者は小原靖博(競馬ブック)。バレットは坪田幸子(有限会社グリップのスタッフ)である。


 「デビュー時からかわいがってくれていた北橋修二、瀬戸口勉という名伯楽が06年と07年に勇退した。が、力のあるエージェントがついており、相変わらず騎乗馬に恵まれている。1番人気馬での連対率は09年が.586で、2、3番人気での連対率は09年が.313と高めの数字になっている。コース別では騎乗馬の質がさらに上がる小倉と中京で成績が良い。10年夏に通算4回目となる小倉リーディングを獲得した。距離別、芝・ダート別で目立った偏りはない。追いに関しては甘さがある。自分から行ってくれる馬なら前でスムーズに操ることができ、差す場合はジッと我慢して展開が向いた時に浮上する。早めに仕掛けて騎手の力で残す勝ち方は見られない。10年のセイウンワンダーでのエプソムカップ勝ちは、馬がソラをつかって十分に押し切れず、何とか1着になったという感じだった。10年の帝王賞(大井)では武豊の代打で乗り難しさのあるヴァーミリアンに騎乗し、動かせず9着に終わっている。確かに成績は良いが、馬券的に狙い応えのあるジョッキーではない。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 私ほっさん愛馬への騎乗はこれで5回目ですが、過去4度、いずれも満足のいく騎乗であり、是非乗っていただきたい騎手です。特に愛馬ペルシステンテの騎乗は感動モノでした。

 当然今回も期待は高く、勝って欲しいと願っています。上記にもありますように、特に2歳戦3歳戦での成績が良く、今回もそれに当たります。

 まだ、愛馬での優勝はありませんが、一度ご一緒に口取りに納まりたいと思います。


 イベントでは、武豊騎手をライバル視し、よく「早く調教師になって」と笑わせるなどユーモアもあり、いろんな意味で期待の高いジョッキーです。
 ほっさん愛馬での成績 (4戦0勝)

 2007年 9月29日 チャーミングシチー 3歳未勝利  阪神芝1400m            5着/4番人気
 2008年10月15日 チャーミングシチー JRA指定交流 三番叟特別  笠松ダ1400m  3着/5番人気
 2008年12月21日 ボニータシチー    3歳未勝利 阪神ダ1400m             9着/10番人気
 2009年 8月23日 ペルシステンテ   3歳未勝利  札幌ダ1700m            2着/10番人気
 

2011年5月5日 かしわ記念 ロードバリオスに騎乗する福永祐一騎手

●ほっさん予想

 メンバーをざっと見渡して、フランベルジェは一番調整過程が良く、かつ動きも優秀です。まず勝ち負けと思います。ただ、愛馬エスポワールシチーのデビュー戦も自信たっぷりで断トツの1番人気でしたが3着でした。走ってみるまでわかりませんが、自信はあります。


 鞍上の岩田康誠騎手が気になるエーシンブランシュですが、動きは案外で終いの伸びを欠いています。それでも実戦向きかもわかりませんが、常識的には我らが愛馬フランベルジェの敵ではないでしょう。

 追い切りの動きで目立つのがカシノラピスで、全体の時計が速いにもかかわらず終いまでしっかりと伸びて余力があります。これは強そうですね。併走相手を大きくちぎっているのも好感が持てます。

 コスモルーシーも水準以上の動きです。ロイスさんの愛馬シルクティソナも昨日独り言で書きましたが2歳新馬にしては破格の動きです。鞍上の佐藤哲三騎手も怖いですね。

 ボーイフレンドはこれらの次点と思います。

 シゲルスダチ、テイエムハエハエ、トウケイロベルト、ビゼンファイト、ユキノベアハートは見劣りします。
フランベルジェ
カシノラピス
シルクティソナ
コスモルーシー
 フランベルジェが負けるとしたら上記3頭と思いますが、やはりフランベルジェが1枚上と思います。厩舎ブランドや騎手から言っても一番人気に支持されるのではないでしょうか。期待通りに結果を出して欲しいですね。

これ以降は6月17日に作成

●追い切り情報(6月17日更新)

5月1日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 60.2
3F 43.9
2F 28.5
1F 13.7
メイショウバロン(2歳新馬)馬なりを0.1秒先行同入


5月5日 栗東E 良馬場 ゲート強め

助手
13.5
14.1


5月8日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 60.1
3F 44.6
2F 29.4
1F 14.4


5月12日 栗東坂路 不良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.3
3F 43.0
2F 28.4
1F 14.1


5月15日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.0
3F 42.7
2F 27.8
1F 13.8


5月18日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.3
3F 41.4
2F 27.2
1F 13.6
グレープブランデー(3歳オープン)馬なりを0.1秒追走同入


5月22日 栗東坂路 良馬場 末強めに追う
1回
助手
4F 56.2
3F 41.7
2F 27.4
1F 13.6


5月25日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.1
3F 41.6
2F 27.3
1F 13.5
ダヴィード(2歳新馬)稍一杯を0.3秒先行0.2秒先着


5月29日 栗東坂路 不良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.0
3F 41.3
2F 27.4
1F 13.7


6月1日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
古川吉洋
4F 54.5
3F 40.7
2F 27.5
1F 14.3
ダヴィード(2歳新馬)一杯を0.2秒追走0.1秒先着


6月5日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 64.0
3F 45.1
2F 27.6
1F 12.5


6月8日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 52.3
3F 38.1
2F 25.2
1F 12.5
ロードヴィオレット(古馬1000万下)馬なりを0.2秒先行0.1秒遅れ


6月10日 栗東E 良馬場 ゲートなり

助手
13.5
13.9


6月12日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
3F 45.2
1F 12.9[8]


6月15日 栗東ニューポリトラック 良馬場 ゴール前仕掛け

福永祐一
6F 81.5
5F 66.1
4F 52.2
3F 38.7
1F 12.3[8]
メイショウテキーラ(古馬500万下)馬なりの内を0.4秒追走アタマ先着


6月17日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
4F 59.4
3F 43.0
1F 12.8[7]
 5月1日、我らが愛馬フランベルジェ初の追い切り時計を計時しました。15−15強ですね。これからどんな動きを見せてくれるのか楽しみですね。

 5月5日、ゲート試験時ののものです。平凡ですが、ゲート試験合格は嬉しいですし、まだ2歳5月。逆にこの時期にこれだけ動けることを喜びたいですね。

 5月8日、15−15で追い切られました。ゲート試験も無事合格して、これから時計を詰めて行くわけですが、どんな動きを見せてくれるか楽しみです。

 5月12日、同日更新されましたクラブ公式HPフランベルジェの近況報告は次の通りです。
 「今朝は古馬に先導してもらう形で坂路を走らせました。15−15強め程度でしたが、1頭だとちょっとフワフワするところがあるようなので、適宜併せ馬も取り入れながら調整していくつもりです。新馬戦まではまだ時間がありますから、しっかりと体力をつけつつ、徐々にペースを上げていきたいと思います」(安田師)
 まだまだのようですが、新馬戦の開始までまだ1か月あります。ここからですね。

 5月15日、14−14で追い切られました。順調に少しずつ時計を詰めてきています。まだ2週間程度はこのくらいで、そこから一杯に追っていくのでしょうね。
 とにかく6月デビューに向けてここまでは順調で何よりです。

 5月18日、すでにダートで2勝を挙げている厩舎の先輩馬グレープブランデーに胸を借りて調教されています。まだ1か月あることを考えれば少しずつ確実に時計を縮めており順調です。
 これから強く追われてどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、楽しみですね。

 5月22日、初めて強めに追われました。正直その割に伸びはひと息ですが、まだまだ出走まで時間があります。ここから時計を詰めて欲しいですね。

 5月25日、同日更新されましたクラブ公式HPフランベルジェの近況報告は次の通りです。
「今朝は坂路で併せて時計を出しました。早々に相手の手ごたえが一杯になってしまって見た目はチグハグな併せ馬になってしまいましたが、フランベルジェ自身の動きはとてもいいですよ。来週ぐらいからピッチを上げて、新馬戦に備えていきたいと思います。完成度が高く、いきなりからもやれそうな感触はつかんでいますし、早めにいいジョッキー(福永祐一騎手)も確保しましたから、万全の態勢を整えていきたいですね」(安田師)
 なるほど、少し冴えない動きだと思っていましたが、相手がバテてチグハグな事になってしまっていたのですね。いやぁ、ここまでは良い感じで来ています。クラブでの公式発表は本日でしたが、かなり早い段階で新馬戦で定評のある福永祐一騎手を確保しているあたりも師の期待も感じられますし、楽しみですね。

 5月29日、少しですが時計を詰めました。6月に入りいよいよ強く追われ出すでしょう。ここからどのような動きを見せてくれるかですね。本当に走る馬なら、2歳のこの時期でも古馬を煽るような動きをする馬っていますからねぇ。フランベルジェにはそこまでは言いませんが、坂路なら4F52秒台なんていうのを期待します。

 6月1日、坂路4F54秒台まで時計を詰めました。順調ですね。同日更新されましたクラブ公式HPフランベルジェの近況報告は次の通りです。
「今朝も坂路で同じ2歳馬と併せて追い切りました。フランベルジェのほうが動くので、終始相手に合わせる感じでしたが、予定は55秒ぐらいだったのでちょうどいいですね。当初はチャカチャカして幼いところが見られたのですが、2週前ぐらいから精神的にも身体的にも芯が入ってきて、全体的にしっかりしてきた印象です。来週からはビシッと時計を出して新馬勝ちを目指していきます」(安田景助手)
 これで更に来週からはビシッと時計を出すようで、どれだけの動きを見せてくれるかドキドキしますね。陣営も新馬勝ちという言葉が出て来ました。頼もしいですね。

 6月5日、全体の時計はかかっていますが、終いをしっかりと伸ばしています。松田博資厩舎の追い切りみたいなものですね。終いの伸びは大切です。フランベルジェは今まで、あまり最後しっかりと伸びていませんでしたから、今度はその辺りをトレーニングしているのでしょうね。
 これに全体の時計がついてくれば激アツなのですが。

 6月8日、上記5日にこれで全体の時計がついてくれば激アツと書きましたが、早速その通りの素晴らしい動きを見せてくれました。脚力は2歳オープン級ですね。同日更新されましたクラブ公式HPフランベルジェの近況報告は次の通りです。
「今朝初めてしっかりと追ってみました。馬場が良く時計の出やすい時間帯ではありましたが、いきなりこれだけのタイムを計時するのですから驚きです。気合いをつけて追われたのは初めてで馬も最初は戸惑っていたようですが、最後まで集中して走れていましたし、息遣いも問題ありません。ここまで時間をかけて乗り込んできて体もできていますから、来週はサッと終いを伸ばす程度で十分でしょう。初戦から力を出せそうなピリッとした気性の持ち主ですし、新馬戦がほんとうに楽しみですよ」(安田師)
 準オープンまで勝ち上がった愛馬ステップシチーがデビュー前にこのくらいの動きでした。しかし、当時は3歳5月。フランベルジェは2歳6月です。これはとにかく楽しみですね。

 6月10日、ゲート練習をしました。正直ゲートはそんなに速い方ではないですね。芝ですので、そんなに心配いらないと思いますが。

 6月12日、ニューポリトラックでサッと追い切られました。水曜日も終いをサッと流すだけで本番に臨むということです。なんだかGT出走馬の追い切りのようですね。レースが楽しみです。

 6月15日、レースで騎乗する福永祐一騎手を背に感触を確かめてもらいながら最終追い切りをしました。終いだけ仕掛けられての追い切りですが、しっかりと伸びてまだ余力ありということで能力を感じさせます。この動きの通りなら新馬戦は勝ち負け必至と思います。
 同日更新されましたクラブ公式HPフランベルジェの近況報告は次の通りです。
「今朝は最終追い切りということで、ジョッキーに跨がってもらってPコースで併せ馬を行いました。古馬を追いかけて内に並び、最後まで鼻面を合わせていい内容だったと思います。まだ手ごたえにも余裕がありそうでしたし、万全の仕上がりと言っていいでしょう」(安田師)「今朝初めて追い切りに跨がりました。道中併せた相手をちょっと気にしてそちらを見るような素振りがありました。これまでは坂路で追い切っていたということでしたが、こういう癖をつかむという意味でも、コース追いを経験しておいたのは良かったですね。ただ、集中力を欠くようなことはありませんでしたし、いい走りをする馬ですよ」(福永騎手)

 もちろん、私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。2歳新馬としては文句のない動きと調教過程ですね。動きもいい、本数も足りている。これだけしっかりと仕上げていただいて嬉しいですね。これで負けてもなんの文句もありません。競馬とは常にこうありたいものです。

 6月17日、コースで矯正されています。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「上位拮抗」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬
シルクティソナ
カシノラピス
コスモルーシー △△ △△
エーシンブランシュ
フランベルジェ
ボーイフレンド △△
ユキノベアハート
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
シルクティソナ 3.2
フランベルジェ 3.4
カシノラピス 3.9
ユキノベアハート 8.9
エーシンブランシュ 10.7
コスモルーシー 11.3
ボーイフレンド 11.3
以下23倍以上省略


騎手今日の馬 福永祐一騎手 フランベルジェ 〇併せ馬でも根性みせ

デイリー馬三郎

予想印

◎ シルクティソナ
○ フランベルジェ
▲ カシノラピス

以下省略


見解

 【お薦め=馬単・自信度B】まだ腰がパンとしない2歳馬にとって、坂路調教の良しあしは素質のバロメーターになる。シルクティソナは坂路で鋭い動きを連発。初戦から躍動する。

大阪スポーツ

予想家の印
馬名 仕掛人
上田
坂路
高岡
本塁打
河合
超人
杉本博
妖刀
清水
POG
吉田
闘券
難波田
本紙
松浪
シルクティソナ
シゲルスダチ
カシノラピス
コスモルーシー
エーシンブランシュ
フランベルジェ
ボーイフレンド
ユキノベアハート


POGなら日本一 吉田竜作の竜馬が来る

 誰よりもこのレースを待ちわびていたのが安田調教師。同厩舎には早くから2歳馬が入厩していたが、フランベルジェを”これ”と見初めてトップバッターに指名した。
 「15−15秒の稽古を中心に、じっくりと乗り込んできました。今週はトラックで福永騎手に乗ってもらったけど、『乗っておいて良かった』と言っていた。彼なりにいい感触をつかんでもらえたと思う」と最終調整にも満足げ。11−12年シーズンの行方をこの馬に託してみたい。

●各陣営のコメント

フランベルジェ

 「心肺機能の高い馬でケイコもこれだけ動ければ十分。いい競馬を見せてくれると思う。」(安田景助手・デイリー馬三郎)

 「今週のトラック追いで騎手も感触をつかんでくれたようだ。背中は柔らかいし、息遣いもいい。初戦から楽しみ。」(安田隆行調教師・大阪スポーツ)

シルクティソナ

 「今週は楽に52秒台。本数は少ないけど、乗り込み量は十分。仕掛けての反応がいいね。」(山内研二調教師・デイリー馬三郎)

 「ゲートは出るほう。キャンターにいけば真面目に走るし、新馬向き。初戦から動けそう。」(上籠助手・大阪スポーツ)

カシノラピス

 「動きが素軽く能力を感じるし、ゲートも水準以上。気性面の問題もなく初戦から期待大。」(藤原助手・デイリー馬三郎)

●口取りに当選しました

 明日(6月18日)は随分と前から競馬場に出陣予定の私ほっさんですが、ユーイチ(福永祐一騎手)と口取りに納まるべく、口取りの権利を申し込みました。

 総申込み数28人(当選は10人)という狭き門の中、ラッキーにも当選させていただき、明日はスーツで出陣です。

 夢の2歳6月デビューを果たし、これ以上は贅沢かも知れませんが、口取りが叶えば最高なのですが・・・。

 パドック写真などフランベルジェをたくさん撮ってくるつもりです。夜遅くには更新できると思います。

これ以降は6月22日に作成

●パドック

予定通り現地応援に行ってきましたので写真を掲載します。全て撮影順です。


2歳新馬。しかも開幕週。こんなに早く愛馬の出走があるとは。1つの大きな夢が叶いました。



まずはロイスさんのシルクティソナ。



そして我らが愛馬フランベルジェ登場。



シルクティソナはアタマが高く周囲が気になるようでモノ見ばかりしていました。正直、これで強敵が1頭消えたかなと思っていました。



フランベルジェは良く見えました。そもそも安田厩舎のメンコって強そうに見えるんですよね。



追い切りの動きが際立っていた人気の一角カシノラピス。



周回を重ねるごとに段々とうるさくなってきたフランベルジェ。



こちらも追い切りの動きは素晴らしいものがありました。



カシノと言えば小倉のイメージですが。



追い切りの動きはイマイチもPOGで話題のエーシンブランシュ。



多少うるささはあるもののいい雰囲気だったフランベルジェ。



とまーれーの直後。ここから暴れ出します。しかし、筋肉は素晴らしい。いずれは激走するでしょう。



ユーイチ登場。



よっこらしょ。



この後流石の騎乗を見せる岩田康誠騎手(前)とフランベルジェの福永祐一騎手(後)。



どうもしっくりと来ないようです。



馬も嫌がって暴れます。



2歳の6月なので、どの馬も幼い感じでした。

 パドックを見ていると全て若い印象なのですが、やはりフランベルジェの馬体は良く見えました。パドックだけを見ていても正直勝つのではと思っていました。

 この馬体で素晴らしい追い切りをするフランベルジェです。今回は6着でしたが、必ずいいところはあるはずです。

●本馬場入場

本馬場は正直、撮影を失敗しました。


かろうじて見れる写真。フランベルジェは落ち着かない感じでした。



ターフビジョンから。

●レース 


スタートは内側が良く、フランベルジェも悪くないスタートなのですが・・・。



フランベルジェは二の脚がつきません。



ここからかなり押っつけるのですが。



少しポジションを上げただけで7番手になってしまいます。



芝の短距離でしかも新馬戦。もっと前につけたかったですね。



道中もずっと追い通しで苦しい展開。追走に手一杯でした。



外々を通り距離もかなり走ります。このあと4角では外に持ち出すのですが。

 4角では前を射程圏内に入れた好位にいますが、早くもコーナー途中から気合を入れる為にムチが入る始末。前のカシノラピスが楽な手応えで仕掛けを遅らせていましたから、この時点で勝ちはなくなります。

 ジリジリとしか伸びずに流れ込んで6着。上がりは34.8秒と新馬としては悪くなかったのですが、開幕週で馬場状態も良く、前が止まりませんでしたね。最初の出負けが痛かったです。

●時計の評価

 今回のフランベルジェの走破時計1分10秒3良馬場は、阪神芝1200mの2歳新馬の過去10年間の平均勝ちタイムが1分10秒9良馬場であることからなかなかの時計と言えますが、開幕週で芝は非常にいい状態でした。

 それでも2歳新馬戦の開幕週でもありメンバーも動きのいい馬が揃っていましたし、レベルの高い一戦だったことはこの後の歴史が証明してくれるでしょう。

 オープンだクラシックだとは言えなくなりましたが、未勝利クラスを勝ち負けできる力は確認できたと思います。

●レース後の騎手・調教師のコメント

フランベルジェ(6着)

 「直線で外へ出して、伸びてくれるかと思いましたが・・・。1回使ったことで、次走でどんな競馬をできるかです。」(福永祐一騎手・競馬ブック)

 「最後の直線で外に出した時にもっと伸びて欲しかったですね。」(福永祐一騎手・ラジオNIKKEI)

 「追い切りのときと同様に、道中は他の馬を気にしてフワフワしていました。直線も頭が高いままだったし、追い出してからはもう少し伸びて欲しかったのが本音だけど、今日は終始気を遣いながらのレースだったからね。一度使って次にどれだけ変わってこれるかでしょう」(福永祐一騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「全然ハミを取っていないし、まだ走り方が分かっていないようなレースでした。坂路では集中してしっかりしているのですが、実戦とはまた違いましたね。レース後の厩舎でも立ち上がったりうるさくしていたし、まだまだ子供っぽいですから、少しレースに慣れさせていかないといけないでしょう」(安田隆行調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

フランベルジェ(6着)

 「体には少し余裕。トモは甘め。ダッシュが今ひとつで道中も仕掛けながら。直線ジリジリと差を詰めたものの、見せ場はなかった。」(競馬ブック)

●今後の展望

 今回のレースを見ていると、現状では未勝利戦を勝つことも掲示板に載ることも厳しいと思います。ここまでデビューを心待ちにしていた馬たちのハイレベルな2歳戦です。

 しかし、徐々に未勝利戦のメンバーも落ち(強い馬は勝ち上がって抜けて行くので)チャンスが巡って来ることは間違いないでしょう。フランベルジェの走破時計は決して悪くなく、今回は出負けしていることもあり、必ず巻き返すことは出来ます。なにより馬格があるので鍛え抜くことが出来ます。

 期待が大き過ぎた馬だけに厳しいことを書いてしまいますが、少なくとも未勝利は勝てる馬と確信しています。レース数をこなして競馬上手になって欲しいですね。そうすれば少しは大きいところも考えられるかも知れません。

●最後に

 結果は掲示板も外す6着でしたが、フアランベルジェは私に愛馬の2歳6月デビューという1つの大きな夢を叶えてくれた馬。正直それだけでもこの購入は成功であり、本当に嬉しかったです。この1か月ワクワクドキドキしていました。

 2歳6月にしては追い切りの動きが秀逸ですし、まだまだ伸びしろがあります。購入時に懸念された馬体重が458キロとがっしりしているのも嬉しいですし、すぐに勝ち上がれないとは思いますが期待が大きい馬であることに変わりはありません。

 当然、次走もこれからも私の休日とフランベルジェの出走が重なれば競馬場に応援に行きたいと思いますし、この思い入れの強い馬と一緒に口取りに納まりたいと思います。

 頑張れ、フランベルジェ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2010年11月22日作成 2011年2月3日、28日、4月1日、6日、10日、13日、25日、5月1日、9日、13日、15日、18日、22日、25日、29日、6月2日、6日、8日、10日、12日、15日、16日、17日、18日、22日加筆

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