フランベルジェ(ムガメールの09) 第9戦


キャロットクラブ出資愛馬第14号。

夢だった愛馬初の2歳6月デビューを実現してくれた孝行馬。それだけでも感動なのに2歳7月に3戦目で勝ち上がる!!フランベルジェが今後どこまでやれるかわからないが、これだけで十分に満足。


勝ち上がった後は気の悪いところが出まくり、出遅れるは、道中もけんかしながら走っているはで大敗続き。

追い切りの動きは秀逸で準オープン程度の能力はありそうなのに、精神的に弱く力を出せない。

しかし、きっかけ1つでまだ何勝かは出来ると思っている。


前走後、5月31日にノーザンファームしがらきに放牧に出ましたが、8月24日に栗東トレセンに帰厩しました。


9月15日 阪神12R 500万下 ダート1200mに出走!!

7着/13番人気。

着だけ見れば一歩前進だが、走破時計は遅く、しかも最短距離を通ってのもので評価は低い。

それでもずっと二桁着よりも見栄えがするし、陣営も少しはこの馬に対し元気が出てきた様子。ありがたい。

晩生の血統だが、いつまでも結果が出せなければ厳しいので、まずは一安心と共に、これからは安定してこのくらいの着が欲しい。


レース回顧と時計の分析、レース後の池添謙一騎手と安田隆行調教師のコメントを掲載。

パドック写真他数付現地観戦レポート。

(2012年9月19日完結)

2012年5月31日立ち上げ

●5月31日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました

 以下は5月30日に更新されましたクラブ公式HPフランベルジェの近況報告です。

「先週の競馬は、後ろからじっくり脚を溜めるレースを試してみたのですが、やはり気性の難しさが出てしまって終いに伸びきれませんでした。追い出してからやめるようなところがあるので、なんとか集中力を持続させたいと思っているのですが…。なかなか結果が出ずに申し訳ありません。調教の動きを見ても能力はこんなものではないはず。一度放牧に出して、しっかりと精神面のリフレッシュを図りたいと思います」(安田師)31日にNFしがらきへ放牧に出る予定です。

 ということで、予定通り5月31日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました。なかなかもどかしいレースが続きますが、根気良く育てて欲しいですね。安田隆行厩舎はトランセンドといい精神面で難しい馬が多いようです。私は全然フランベルジェを諦めていませんので、また出てくれば口取りの権利を取って応援に行きたいと思います。

これ以降は2012年8月24日に作成

●8月24日に栗東トレセンに帰厩しました

 8月24日に臨時更新されましたクラブ公式HPフランベルジェの近況報告によりますと、前走後5月31日にノーザンファームしがらきに放牧に出されていた我らが愛馬フランベルジェですが、8月24日に栗東トレセンに帰厩したということです。

 ノーザンファームしがらきでは、リフレッシュと共に前向きに走れるように3頭で併せたりなど創意工夫されていました。これらが上手くレースにつながり、持っている能力をきちんと出せるようになっていればと願います。

 成長にも期待ですね。

これ以降は2012年9月12日に作成

●気になる出馬想定表(9月15日 阪神12R)

出馬想定表 9月15日 阪神12R 500万下 ダート1200m フルゲート16頭 想定数 12頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アイスメアー 中井裕二  8/11 500万 新潟ダ1200 14 12
ウォーターメジャー  8/19 500万 小倉ダ1000 11 13 15
クラウンカイザー 水口優也  9/02 500万 小倉ダ1000 11 11
グロッキーバルボア 菱田裕二  8/04 500万 小倉ダ1000 12
ゴーゴークリス  9/08 500万 阪神柴1800 11
コーリンデヴァター  8/12 未勝利 小倉芝1200 17 18 14 16 17 14
シゲルユズ 和田竜二  9/02 500万 小倉ダ1000 11
ジュピタードリーム 松山弘平  8/25 500万 札幌芝1500 13 14 14
シンボリエクレール 川島信二  8/26 500万 札幌ダ1000 12
ダイシンワイルド 小牧太  8/19 500万 小倉ダ1000 13 14 10
ハルシュタット 幸英明  5/27 500万 京都ダ1400 10
フランベルジェ  5/27 500万 京都芝1600 12 11 13 13 10 10 B+

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在12頭出馬想定されています。

元々愛馬ハルシュタットが随分前から目標にしていたレースです。ちょうどこの日なら競馬場に行ける日ですのでフランベルジェにも会えるというのは嬉しいですね。想定段階ではメンバーも凄く弱く、フランベルジェもいいところまで行くのではないでしょうか。あとはどのようなメンバーが割り込んでくるかですね。このまま確定して欲しいです。

フランベルジェの鞍上は未定ですが、福永祐一騎手や岩田康誠騎手、浜中俊騎手、佐藤哲三騎手、武豊騎手など結構良い騎手が余っているはずです。いい騎手に乗って貰えれば結果もまた変わってくると思うのですが。

これ以降は2012年9月13日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 9月15日 阪神12R 500万下 ダート1200m 出走数16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アイスメアー 中井裕二  8/11 500万 新潟ダ1200 14 12
ウォーターメジャー 福永祐一  8/19 500万 小倉ダ1000 11 13 15
キタサンウンリュー 武幸四郎  8/19 500万 新潟ダ1200 10 10
グロッキーバルボア 菱田裕二  8/04 500万 小倉ダ1000 12
サクラデスティニー 川須栄彦  8/26 500万 札幌ダ1000 12 11
サチノポピー 酒井学  9/02 500万 小倉芝1200 12 15 13
シゲルユズ 和田竜二  9/02 500万 小倉ダ1000 11
ジュピタードリーム 松山弘平  8/25 500万 札幌芝1500 13 14 14
ダイシンワイルド 小牧太  8/19 500万 小倉ダ1000 13 14 10
ダイモス 藤懸貴志  9/01 500万 小倉ダ1700 12 16 12 12
ハルシュタット 幸英明  5/27 500万 京都ダ1400 10
ブラックウィドー 岩田康誠  9/05 交流 名古ダ1400
フランベルジェ 池添謙一  5/27 500万 京都芝1600 12 11 13 13 10 10 B+
マウントフジ 佐藤哲三  9/02 500万 小倉ダ1000 11 16
ミチシルベ 北村友一  8/19 500万 小倉ダ1000 15 11
メイショウナナボシ 川田将雅  8/26 十勝5下 札幌芝1200 12 14 10 12

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり 青字は1000万クラスでの成績 

フランベルジェの鞍上は同厩舎のカレンチャンの主戦・池添謙一騎手です。なかなか良い騎手を確保してくれました。

●阪神ダート1200mコース解説

 スタート地点は向正面直線の左端、2コーナー出口。最初の3コーナーまでの距離は342m。スタートしてから200mは平坦で、残り1000mから緩い下り坂。4コーナー出口まで下りが続き、残り200mが急坂となる。最後に坂がある分、京都のダート1200mほど露骨な前残りにはなりにくく、外からの差しが決まる。ただし、短距離戦だけに全体的に見れば逃げ・先行勢が有利。
 枠順は概ねフラットだが、気持ち外がいい。
頭数、脚質やメンバーによって事情が違ってくるのだが、1200mはダートコースのスタートなので枠順にかかわらず、テンのダッシュ力がある馬が先手を奪いやすい。よって、同じ前へ行く馬でも被されるリスクが少ない枠がいい。ただし、コーナー角度はキツイので外目に進路を取る馬は上手く回らないと、外に振られる。
 芝と同じくパワータイプの馬が優勢。前で押し切るにも差すにも馬力が必要。
有利な枠順 わずかに外
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント
先行力、パワー
種牡馬ベスト アフリート、フォーティーナイナー、ブライアンズタイム
連対騎手ベスト 武豊、安藤勝己、福永祐一、四位洋文、岩田康誠
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分14秒1 1分14秒7 1分13秒2 1分13秒1
2歳未勝利 1分14秒1 1分14秒0 1分12秒9 1分13秒4
2歳500万 1分13秒0 1分12秒2 1分12秒6
3歳新馬 1分14秒4 1分14秒0 1分13秒3 1分12秒7
3歳未出走 1分14秒5 1分13秒8 1分12秒2
3歳未勝利 1分13秒9 1分13秒7 1分13秒0 1分13秒3
3歳500万 1分13秒0 1分12秒4 1分12秒2 1分12秒2
古馬500万 1分12秒7 1分12秒5 1分11秒8 1分11秒9
古馬1000万 1分12秒1 1分11秒7 1分11秒4 1分10秒8
古馬1600万 1分11秒4 1分10秒2 1分10秒9
古馬オープン 1分10秒6

これ以降は2012年9月14日に作成

●追い切り情報(9月14日更新)

前走前 5月23日 栗東坂路 良馬場 強めに追う
1回
助手
4F 55.5
3F 計測不能
2F 24.8
1F 12.1



8月26日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.3
3F 42.9
2F 28.3
1F 14.4


8月29日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.5
3F 39.9
2F 26.0
1F 13.1
サンライズネガノ(2歳新馬)馬なりを1.1秒追走0.1秒先着


9月2日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.8
3F 41.7
2F 26.0
1F 12.8


9月6日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 55.6
3F 39.4
2F 24.9
1F 12.5
アッピアス(2歳新馬)強めを0.6秒追走同入


9月9日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 55.1
3F 39.6
2F 25.9
1F 13.2


9月12日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
2回目
助手
4F 53.8
3F 39.7
2F 25.9
1F 13.0


9月14日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.1
3F 42.6
2F 26.6
1F 12.8
 8月26日、帰厩後初めての追い切り時計を計時しました。本日、フランベルジェと同じく2歳新馬戦の開幕週にデビューしたキャロのダローネガが休み明けでオープン特別を快勝しました。ダローネガはフランベルジェと同じく難しいところを見せ苦労していましたが、十分な休養を経て完全に復活した模様です。
 我らが愛馬フランベルジェも勝ち負けよりもしっかりと最後まで全力で走って欲しいですね。そうすれば自ずと結果はついて来ると思います。

 8月29日、13−13程度の速いところを乗られています。相手はデビュー前の新馬ですが、しっかりと先着しています。
 以下は本日(8月29日)更新されましたクラブ公式HPフランベルジェの近況報告です。
「先週、無事帰厩しました。しがらきでもしっかりと乗り込んで体は緩みなくいい雰囲気です。今朝は坂路で併せて馬なりで時計を出しました。3頭併せの真ん中に入れて調教するなどいろいろと工夫してくれていたと聞いていますし、こちらでもなるべく併せ馬を取り入れ、前向きに走れるように心がけていきます。今朝は相手を追走する形で最後まで集中して走れていましたし、時計の出し始めとしては文句ない内容です。番組は未定ですが、阪神開催中に使うつもりで調整していきます」(安田師)
 ということで、やはり調教ではいい動きをしますね。最後まで調教のようにしっかりと走ってくれればレースでももう少しいい結果になるはずです。しがらきでやってきたことが実を結ぶことを願います。当然、復帰初戦は休みが合えば競馬場に応援に行きたいと思います。楽しみです。

 9月2日、順調に追い切りを重ね、動きも良化していますね。元々追い切りの動きはいい馬ですが、今回も非凡な動きを見せて欲しいですね。

 9月6日、格下馬相手に胸を貸しました。
 以下は本日(9月6日)更新されましたクラブ公式HPフランベルジェの近況報告です。
「今朝は坂路で併せて追い切りました。時計はしっかり出ていますが、まだ動き自体は少し重い感じがします。このひと追いでどこまで変わってきてくれるかですね。併せ馬だと、こちらが前に出ているときはいいのですが、相手にちょっと出られるとヒルむところがあります。調教ではわずかな躊躇なのですが、レースに行くと大きな影響になってしまうのでしょう。積極的に併せ馬を取り入れて、少しでも慣らしていきたいですね。番組は未定ですが、来週あたりから使って行ければと考えています」(高柳助手)
 いつもの安田隆行調教師やご子息のコメントではなく高柳助手のコメントです。これって扱いが・・・汗。
 併走相手は2歳の新馬ですが、相手にちょっと出られるとヒルんじゃうんですねぇ。なんとも弱々しいことです。いずれこういうことが矯正される時がくるのでしょうか。ただ、陣営もきちんとその辺りを掴んでおられますし、上手く治して欲しいですね。

 9月9日、水曜日の一杯に追ったときよりも速い時計が出ています。単走と併せ馬の違いもあると思いますが。芝の1600mに特別登録されていないところを見ると平場のダート戦なんでしょうね。ハルシュタットの1200mと一緒かな?

 9月12日、坂路で4F53.8秒。終いもまずまず伸びていますし良い動きと判断していいのではないでしょうか。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。ただ、追い切りの動きはいつも悪くないのですが、レースで怯んでしまいます。それがマシになっていてくれれば良いのですが。

 9月14日、15−15ですが終いを伸ばしています。いい動きですよね。

●騎手は池添謙一騎手 ほっさん評価「A+」

 今回のフランベルジェの鞍上は池添謙一騎手です。直前までレースが未定でしたが、想定段階では福永祐一騎手や岩田康誠騎手、浜中俊騎手、佐藤哲三騎手、武豊騎手など一流の騎手が空いていましたし、良い騎手を乗せていただけるのではと期待をしていましたが、池添謙一騎手でした。これは嬉しいですね。

 池添謙一騎手と言えば同じレースに出走する愛馬ハルシュタットの清水出美先生が良く騎乗依頼される騎手で、愛馬チャーミングシチーで3度乗って貰ってことがあります。

 正直、ほっさん愛馬との相性はイマイチですが、とにかく乗れる騎手で大舞台では滅法強い印象があります。昨年はオルフェーヴルで牡馬3冠プラス有馬記念を制覇。それだけにとどまらず、カレンチャンでスプリンターズS、エイシンアポロンでマイルチャンピオンシップを優勝と年間GT6勝。素晴らしい成績です。しかし、これでいて年間の勝ち星は60勝そこそこの騎手です。平地ではパッとしない印象ですが、重賞やGTなら多少の人気薄でも持って来ます。今回は平地なのでパッとしないかも知れませんが、技術は間違いない騎手ですし、いい騎手を選んでくださったと思います。大いに期待しております。


 2012年9月13日現在、中央通算793勝、勝率9.1パーセント、連対率18.1パーセント、GTはオルフェーヴルの牡馬3冠など19勝、重賞56勝されています。大舞台での強さが光ります。
 昨年(2011年)は中央59勝、勝率10.6パーセントと数字だけだと平凡だが、GTを6勝している。今年(2012)は37勝、勝率8.8パーセント、連対率18.9パーセントと例年並みの成績で安定感は抜群です。全国騎手ランキングで堂々の20位です。


 池添 謙一(いけぞえ けんいち)は1979年7月23日生まれの33歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する15年目の騎手である。騎手免許は平地のみ。父はJRAの元騎手で現調教師の池添兼雄。父の厩舎の主戦騎手としての騎乗も多い。父は騎手時代には障害競走を中心に騎乗し、重賞も制するなど障害の名手の一人であったが、子の謙一はデビュー以来一度も障害戦への騎乗がないまま、障害免許を返上している。

 弟は父の厩舎に所属する調教助手の池添学。妹はバレット (=騎手の助手に相当するもの) を務めている。

 妻はタレントの堀あかり。2008年11月に結婚した。


 武豊に憧れて競馬学校に入り、14期生として1998年にデビュー。所属は鶴留明雄厩舎だった。初騎乗は同年3月1日、阪神競馬第2競走のナチュラルカラーで12頭立ての6着だった。初勝利は同年3月14日の中京競馬第1競走でタヤスソシアルに騎乗してのものであった。この年にトウショウオリオンで早くも重賞(北九州記念)を制するなど38勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手を受賞した。

 以前は海外遠征も積極的に行う騎手で2001年7月13日、ドーヴィル競馬場第4レースのHATHAARIでフランス初騎乗を果たした (18頭立ての着外) 。このレースは武豊が騎乗予定であったが、前のレースで落馬負傷したため、翌日にデビュー予定であった池添に騎乗依頼があったもので、池添は見学に来ているため馬具を持ってきておらず、武やオリビエ・ペリエから馬具を借りてレースに臨んだ。この年フリーに転身している。

 2002年4月7日、桜花賞でアローキャリーに騎乗、単勝13番人気の低評価を覆し初のGT勝利を挙げる。この年にキャリア最多となる79勝を挙げた。

 デュランダルとのコンビでスプリンターズステークス (2003年) やマイルチャンピオンシップ (2003年、2004年) を制覇。またスイープトウショウとのコンビで秋華賞(2004年)と宝塚記念 (2005年) 、エリザベス女王杯 (2005年) を制した。

 2007年9月9日に史上73人目となるJRA通算500勝を達成した。また、同年12月2日の第59回阪神ジュベナイルフィリーズをトールポピーで制覇しJpnT勝利を収めた。

 2008年5月25日、優駿牝馬 (オークス) をトールポピーで制覇し、自身9度目のGT (JpnT) 勝利を収めた。しかしこのレースでは、最後の直線走路で急に内側に斜行し、走行妨害に至らない危険騎乗をしたものとして開催2日間の騎乗停止処分をJRA裁定委員会より受けた (トールポピーに降着処分は科されてはいない) 。この降着無しで騎乗停止という裁定に対しては、多くの競馬ファンや評論家から疑問の声があがった。このような騎乗停止処分を受けるほどの斜行をしたにも関わらず、審議中にウィニングランを行ったほか、ガッツポーズや投げキッスなどの派手なパフォーマンスを行った。もっとも、当人は他馬に影響を与えたことに気づいていなかったようで、勝利騎手インタビューでは「他の馬に迷惑をかけてしまって」と青ざめた表情で話していた。

 2009年12月27日、第54回有馬記念をドリームジャーニーで制覇。同年の6月28日に開催された宝塚記念も同馬で制覇しているため、自身初となる春秋グランプリ制覇も成し遂げる。

 2011年1月に通算700勝を達成。4月24日、オルフェーヴルに騎乗し皐月賞で優勝。初の牡馬クラシック競走制覇となった。5月29日には、オルフェーヴルで日本ダービー優勝、牡馬クラシック二冠を達成した。デビュー14年目、7度目の挑戦でダービージョッキーの座についた。同年10月2日、カレンチャンでスプリンターズステークス優勝。同馬を重賞4連勝でGT制覇に導くとともに、自身初となる3週連続重賞制覇を達成した。また同日、同年の札幌開催全日程が終了し、初の札幌リーディングを獲得した (18勝) 。10月23日、単勝オッズ1.4倍の圧倒的人気を背負ったオルフェーヴルで菊花賞も制し牡馬クラシック三冠を達成。オルフェーヴルを史上7頭目の三冠馬へと導いた。これにより史上最年少三冠ジョッキー (32歳3カ月1日) となったが、ゴール後、同馬が外ラチに向かって逸走し振り落とされるという珍事もあった。この菊花賞制覇をもって史上6人目となる5大クラシック競走完全制覇の偉業達成となった。11月20日、エイシンアポロンでマイルチャンピオンシップに出走。同馬に騎乗予定だった田辺騎手の騎乗停止に伴い、前年の皐月賞以来のコンビ結成となったが、内枠を利して流れに乗ると見事先頭で駆け抜けた。12月25日、6年ぶりのクリスマスグランプリとなった有馬記念をファン投票2位、単勝1番人気のオルフェーヴルで制覇。ナリタブライアン以来17年ぶりとなる3歳4冠を達成した。この勝利により年間GT6勝目 (タイ記録) 、重賞14勝目を飾り、最高の形で飛躍の年を締めくくった。

 2012年1月5日から6日にかけて、ドバイのメイダン競馬場で行われたメイダンマスターズ国際騎手チャンピオンシップに参戦。第2戦である6日の第3レースではストリートアクトに騎乗し、中団やや後方の追走から向正面で一気に位置取りを上げ第3コーナーで先頭に立つとそのまま押し切り、海外初勝利および当年の初勝利を挙げた。ちなみにこの勝利はメイダン競馬場での日本人騎手初勝利でもある。同年3月25日、カレンチャンで高松宮記念に出走。直線で早々と抜け出して押し切る快勝で、史上2頭目の秋春スプリントGT連覇を達成するとともに、本年度の重賞初勝利で自身のGT勝利数を18に伸ばした。6月24日、宝塚記念をオルフェーヴルで優勝し同馬での5冠制覇となった。


 勝利するとよくガッツポーズをする騎手である。

 初のGT勝利となった2002年の桜花賞では、テレビ中継の勝利騎手インタビューや表彰式の馬上で号泣した。スイープトウショウで秋華賞を勝利したときにはデビュー時の所属厩舎である鶴留明雄の管理する馬での初GT勝利ということもあってかまた涙を流した。2009年の有馬記念優勝のときには中山競馬場内に池添コールが沸き起こり、念願のグランプリ制覇に感極まって、ここでも号泣した。さらに、2011年の日本ダービー優勝の際にも、ウイニングランやテレビ中継のインタビュー中に涙を見せた。



 「四位洋文と同様に騎乗数は多くなく、やはり大レースで強い。性格は違うが、ジョッキーとしてのタイプは似ている。3年目に初めてGTを獲り、それからの10年でGTを勝ったのが8年(計13勝)。ドリームジャーニーは2011年に引退したが、代わってジャーニーの全弟オルフェーヴルが現れて皐月賞と日本ダービーを勝った。騎乗馬を抑え込んで操る腕があり、ただ、道中で少し気分良く行かせすぎたり、強引なコース取りをするシーンが見られる。2011年は1番人気馬で[15・8・4・12]の勝率.385、連対率.590、2・3番人気馬で[14・14・12・33]の連対率.384と、共に優秀な成績。2009年と2010年に単勝5100円、20230円、7310円、5300円、25260円と高配当を連発している。感情の起伏が激しく、GTを勝ったあとのインタビューで号泣するのはお約束。騎乗馬の仕上げに関して厩務員などと衝突することがあり、厩舎受けが良いとは言えない。父である池添兼雄厩舎は、息子と松山弘平の2人に多く乗せている。鶴留明雄厩舎で主戦の立場にいて、他では浅見秀一、清水出美、笹田和秀、安田隆行とつながりが深い。2011年の前半は38勝ながら重賞を8勝しており、今後も格のあるレースで注目すべきだ。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


ほっさん愛馬での成績(5戦0勝)

2005年 4月30日 エドワーズシチー  500万下  京都ダ1400m 11着/7番人気
2007年10月28日 チャーミングシチー 2歳未勝利 京都芝1600m 14着/6番人気
2008年 5月11日 ギムレットシチー  3歳未勝利 東京芝1400m 12着/11番人気
2008年10月25日 チャーミングシチー 500万下  京都ダ1800m  7着/9番人気
2009年 4月 5日 チャーミングシチー 500万下  阪神ダ1800m 13着/13番人気

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「シゲルユズは控える形でも崩れなかった前走に成長の跡。相手関係が楽になる今回はチャンス。発馬を決めて流れに乗れた時のマウントフジ、前走でメド立ったミチシルベ、久々でもスピード秘めるハルシュタットも圏内。


短評は「高配含み」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
マウントフジ
グロッキーバルボア
フランベルジェ
サチノポピー △△
ダイシンワイルド
キタサンウンリュー
シゲルユズ △△
ハルシュタット △△
ミチシルベ △△
アイスメアー
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
シゲルユズ 3.1
マウントフジ 4.7
アイスメアー 6.1
ミチシルベ 6.7
ハルシュタット 12.8
ダイシンワイルド 13.0
ブラックウィドー 15,7
ウォーターメジャー 20.2
メイショウナナボシ 20.9
サクラデスティニー 24.7
フランベルジェ 26.9
キタサンウンリュー 28.2
ジュピタードリーム 28.9
以下30倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ハルシュタット 79 63 79 69
フランベルジェ 70 70 51 60
シゲルユズ 74 63 74 71
マウントフジ 73 73 54 66
アイスメアー 76 72 70 41
ミチシルベ 65 58 60 65

このスピード指数を見ても、ハルシュタットの前々走が断トツなことがわかります。その前々走が1150m、それ以外は1400m。今回は1200mと得意距離ですから、圧勝でしょう。

人気のシゲルユズはスピード指数ではハルシュタットに見劣ります。また後ろから差してくる馬で、先行していい脚が使えるハルシュタットに届くわけがないでしょう。

なんでこんなにハルシュタットは人気がないのかなぁ。やはり追い切りの動きの悪さでしょうね。

フランベルジェは走ってみないと何とも言えませんよね。自身との戦いですから。

デイリー馬三郎

本紙の見解

「安定感でリードする◎シゲルユズが中心。展開に左右されない強みを生かし、小倉での前2走は異なる形から連続B着。広い阪神&手薄な相手関係で勝機到来だ。前走は消化不良の○アイスメアー、叩き2走目▲グロッキーバルボアも差はない。〈浜口〉」

◎ シゲルユズ
○ アイスメアー
▲ グロッキーバルボア
× マウントフジ
☆ ハルシュタット
△ フランベルジェ

△ サクラデスティニー
△ ミチシルベ

以下省略


ハルシュタットは全13記者中 ◎(本命)印 2記者、〇(対抗) なし、▲(3番手) なし、×(4番手評価) 2記者、☆(5番手評価) 2記者、△(6番手以降評価) 5記者です。
フランベルジェは全13記者中 ☆(5番手評価)印 1記者、△(6番手以降) 2記者のみです。 

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

ハルシュタット(10着)

 「4角までいい感じでした。そこから狭くなって少しヒルんだので、スムーズならもっとやれていたと思います。」(幸英明騎手・競馬ブック)

 「プラス体重でも太い感じはしなかったし、以前より馬は良くなっていました。4コーナーで他の馬にヒルむようなところを見せて、スッと動けなかったのが痛かったですね。最後は他馬と同じ脚色になってしまいましたが、しっかり伸びています。そう差のない競馬はできているので、クラス慣れすれば大丈夫でしょう」(幸英明騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「大幅な馬体増でしたが、新馬戦からはプラス4。福島遠征などで減った体が戻り、さらに成長したと考えていいでしょう。結果は10着でしたが、着順ほど差はありませんでしたし、4コーナーで怯んだみたいだから、スムーズなら巻き返せるはずです。冬毛も抜けて体調は上向いているけれど、ここまで使ってきているので、疲れがないかどうかよく見て決めます」(清水出美調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「リングハミ。下見所ではメンコ。返し馬はせず。好位直後。いい感じで立ち回れた。直線を向いて押し込められるロスはあったが、立て直してからも目立つ脚は使えず流れ込み。」(競馬ブック)

フランベルジェ(12着)

 「メリハリのある競馬をしてほしいとのことで、後ろから脚を溜めて行きました。引っ張っているうちは抑えが利いていい走りをしているのですが、いざ追い出すと伸びてくれません。苦しくなって自分で走るのを止めている感じでした。うまく走らせることができず申し訳ありません」(藤岡康太騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「気性的に難しいところがありますし、いろいろと試していきたいので、今日は後ろから脚を溜める競馬をしてほしいと言っていました。道中はいい感じに見えたのですが、追い出すと反応できませんでした。調教の走りからはこんな競馬をする馬ではないのに、レースだとどうしても難しいところを出してしまいます。なんとかいいところを引き出したいと思いますが、まずはいったん放牧に出してリフレッシュさせるつもりです」(安田隆行調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

フランベルジェ

 「攻めの良さがなかなか実戦に結びつかない。メリハリのある競馬でまずはきっかけを。」(安田翔助手・デイリー馬三郎)

 「稽古の走りが実戦につながりませんね。1200メートルで集中して走って、メリハリのある競馬ができれば。」(安田隆行調教師・競馬ブック)

ハルシュタット

 「久々の割引は必要だけど、以前より体が大きくなっているし、能力的にも十分通用する。〈松水助手〉」(助手・デイリー馬三郎)

 「放牧の効果で馬体はひと回り大きくなった。前走は直線でフタをされて窮屈になった。このクラスで通用する力はあるはず。」(松水助手・競馬ブック)

●ほっさん予想

 ハルシュタットは競馬ブックのスピード指数のところでも書きましたが、前々走の内容は500万クラスなら勝ち負けレベルのもの。他に際立って強い馬もいませんし、圧勝すると思っています。

 ただ、追い切りが坂路4F54.0−14.7は未勝利クラスの馬だとしても酷すぎる時計で、まだまだ追い不足の懸念があります。

 しかし、強かった春でも常に毛づやが悪く本調子ではない状態であれだけのパフォーマンスをしてくれるわけですし、今回は3か月の休養を挟んで馬が成長しているようですし疲労も取れてリフレッシュしているでしょうから、さらなるパフォーマンスを見せてくれることでしょう。

 他の有力と言われている馬は後ろからですし、好位につけられるハルシュタットは負けないと思います。


 一方フランベルジェは相変わらず追い切りの動きは良く、まともなら勝ち負けできる可能性があると思います。ダート1200mで勝ち上がっているわけですが、その後大敗続きのフランベルジェはこの条件では1度も走っていません。芝の1200mかダートの1400m以上。

 ダートの1200mなら今まで以上にやれて良いと思います。それでも掲示板はおろか出走奨励金の貰える8着以内も無理でしょうが、できれば8着以内に来て欲しいですね。8着以内なら万々歳です。やはりまずはきっかけですね。奥手の血統ですし、そろそろ開花しても何の不思議もありませんが。

●明日は口取りの権利を持って競馬場に行ってきます

 明日は本来は仕事の日だったのですが、早い段階でプリュムとハルシュタットの有力2騎が15日に出走予定だということで調整しました。

 そこにたまたま愛馬フランベルジェがハルシュタットの予定レースに入って来てくれましたので、愛馬3頭を同じ日に見ることができます。

 私の愛馬は12頭しかいませんから、なかなか同日同じ競馬場に3頭集まるというのは珍しいですが、実はハルシュタットとフランベルジェは前走も同じ日で、そこに愛馬クレセントシチーが同日出走でしたので、その時も3頭出しでした。その時は1番人気のクレセントシチーがぶっ飛び、勝ち負けと踏んでいたハルシュタットも二桁着順に敗れ、大変な一日でした。

 明日は全馬しっかりと立て直して臨む一戦ですからまず大崩れはないと思いますが、あまりにも大敗ならショックです。そのくらい私は愛馬に自信があります。


 1番人気が予想されるプリュムは17分の10の抽選に落選し口取りの権利を得ることはできませんでしたが、12Rに登場するハルシュタットとフランベルジェは共に当選。ハルシュタットは13分の10、フランベルジェは申し込みが7名ということで非抽選の当選となりました。

 私はハルシュタットは勝つと信じて疑わないですから、明日は口取り式に出る気で満々です。その為、ゴール前や口取り式の写真は撮影できませんが、パドックなどはしっかりと撮って来たいと思っています。夜アップする予定ですのでお待ちください。

 いいご報告ができるといいですね。

これ以降は2012年9月19日に作成

●パドック

 予定通りプリュム、ハルシュタット、フランベルジェを見に阪神競馬場に行ってきました。行くときは2勝は確実と思っていただけに1頭も馬券圏内に入れないとは正直悲しかったですねぇ。おかげで写真のアップがかなり遅れました(苦)。


 写真はすべて撮影順です。


ハルシュタットは前走プラス28キロ。やはり3歳馬は夏を超えてこうでなくっちゃ。フランベルジェはプラス6キロと微増でした。まあ、もう少し成長が欲しいところですが、元々馬格のある馬ですし悪くはないでしょう。



いつものように煩い愛馬フランベルジェ登場。



この気配はいつも通りでこの馬としては安心です。



毛づやも良く腹回りもちょうどいい感じです。



そして期待の愛馬ハルシュタット登場。パドックでは斜め上から見ていたこともあり、馬体重前走プラス28キロと言っても太くは感じませんでしたが、こうやって写真で見ると緩い感じはします。



気配も良く、勝ったと思っていました。



フランベルジェは毛づやも良く私としてはかなり走りそうな雰囲気でした。正直ワンツーもあるかなとここでは思いました。



臆病なのでブリンカーにメンコにシャドーロールをつけています。今回はすべて黒で迫力がありますね。



脚元も管が枯れていて故障も少なそうですし私の思う走る馬なんですが。



1番人気のシゲルユズはパドックでは初めて見ましたが、煩いし気配は悪かったですね。そのこともあり、余計に愛馬のワンツーと思ってしまいました。



発汗も凄いし・・・。これで3着に来るんですから。おそらくいつもパドックではこんな感じの馬なんでしょうね。



走る気満々のハルシュタット。結局馬体増は成長分ですが、中身が伴ってなかったということでしょうね。



こんなに毛づやのいいハルシュタットわ見たのは初めてです。春は悪い状態でもいい走りでしたからねぇ。



いつもの白い厩舎メンコではなくキャロ仕様のメンコです。こっちの方がいいですね。



兄弟も晩生でしたし、これからの巻き返しに期待します。



とまーれーのあと。手前はメイショウナナボシを見に来た170先生か。



清水出美先生は来られませんでした。



フランベルジェに池添謙一騎手騎乗。彼はこの日2鞍のみ。午前中のレースは勝っているのですよね。当然、その勢いにも期待です。



安田隆行厩舎はさすがに良い騎手を選んで乗せてくれます。ここで新人のアンチャン騎手ならがっかりですが、池添謙一騎手ならデュランダルみたいな追い込みを見せてくれるかも知れないですもんね。



ハルシュタットの幸英明騎手はさすがに騎乗数が多く、前走に騎乗していたためにパドックには来られませんでした。なんだかハルシュタットの背中が寂しい。



結果的に上手く乗ってくれました。池添謙一騎手、感謝しています。また愛馬に乗ってね。



終始気配は良く、パドックでは自信がありました。

●本馬場入場


馬場入場後ビビッて立ち上がりかけるフランベルジェ。



こちらはゆっくりと貫禄をみせながら登場のハルシュタット。



どれをとっても勝てそうな感じなんですけどねぇ。



クラブ公式HPもこの辺りの写真でしたね。



さあ、頼むぞ!!・・・ってまさかあんなことにぃ〜。

●レース 

 ここから先の写真はありません。なぜかって?口取りの権利を持っていましたし、確実に実行できると思っていましたから、荷物を一式預けていました。荷物を持って口取りには参加できませんからねぇ。


 さて、我らが愛馬ハルシュタットのスタートはどちらかと言うと出負け気味で、そこから押っつけ押っつけで好位を取りに行きます。私は現地で少し脚を使ったなぁとつぶやきました。

 しかし、二の脚の速いハルシュタット、希望通りの好位を確保します。この辺りは愛馬ながら素晴らしい。

 フランベルジェもスタートはイマイチですが、無理をせずメリハリのある競馬をするために後ろに控えます。出遅れたメイショウナナボシを除くと最後方で、ラチ沿いを距離ロスなく進み脚を溜めます。

 ハルシュタットは4角でも絶好位で、”勝った”と一瞬思いましたが、よく見るとかなり手が動いており、余裕がありませんでした。

 外からミチシルベに全く抵抗できずにあっさり交わされるとあとはズルズルと後退し14着。1200mの距離でこれだけ馬群に沈むとは正直、全く思っていなかったですね。

 逆にフランベルジェは内からスルスルと伸び、”あわや”と思いましたが、掲示板には届かずの7着。

 前が崩れる展開でしたが、3、4着馬は渋太く残っており、ハルシュタットの垂れ方は情けなかったですね。フランベルジェは7着と言っても1分13秒台で時計的には未勝利戦でしか通用しないものです。最内を距離ロスなく走ってきたのですから、もっと時計を詰めないと。私としては7着でしたが厳しい評価です。

●時計の評価

 今回のフランベルジェの走破時計1分13秒2良馬場は、阪神ダート1200mの古馬500万クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分12秒7良馬場ですから、着同様の走破時計ということになります。

 これでいて最短距離を走ってきたのですから、もっと時計は詰めないと。

 しかし、ようやく少しマシな走りになってきましたし、晩生の血統ですからこれからの開花に期待したいですね。僅かにでもその片鱗が見えたことは嬉しいですね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

フランベルジェ(7着)

 「ちょっと他の馬を怖がるところがありますね。3コーナー過ぎから少し寄られて、ヒルんでいたのが気になりました。直線、前が開いてからはしっかり脚を使って伸びてくれましたし、外目の枠でスムーズに走れればもっとやれると思います。集中力が続くこの距離は良さそうなので、ペース慣れしてもう少し前のポジションで進められるようになるといいですね」(池添謙一騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「やはり他馬に寄られて躊躇するようなところは見せてしまいましたが、今日はそこで気持ちが切れることなく直線しっかり脚を使うことができました。この距離も良かったのでしょうし、敗れても収穫がありました。このあとは新潟開催も控えていますし、与しやすい頭数、メンバーでスムーズに競馬ができれば、本来の能力を発揮するきっかけを掴んでくれそうです」(安田隆行調教師・キャロットクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 出走奨励金が43万円、特別出走手当が37.1万円ですから、計80.1万円。1口で割りますと1600円程度でしょうね。これでも1か月の預託料よりも上ですし満足ですね。あとは毎月この程度は稼いでくれたらと思います。

●今後の展望

 兄弟たちの活躍時期から晩生の血統と言われ続けていたフランベルジェ。いくら晩生と言ってももう3歳秋ですから、そろそろある程度の結果を出さないとと心配していましたが、ようやく7着ということで僅かではありますが結果を出してくれました。

 7着なら厩舎に入るお金も違いますしまた陣営も頑張ってくれるでしょう。

 ただ、走破時計などもまだまだです。もっと上の結果を出さないと。次走は新潟に行くようですが、ローカルでは主役を張りたいですね。

●最後に

 昇級後なかなか結果の出なかったフランベルジェですが、こうやって長く走っていると良いこともあります。今は未勝利クラスの馬は負けると引退という時期ですが、我がキャロット2009年産愛馬はこうやって4頭が勝ち上がってくれていますし、有り難いですね。これでもキャロ全体での勝ち上がり率は50パーセントもありません。私はリバイヴエンブレムが未勝利ですから勝ち上がり率80パーセント。購入している馬の価格の低さからいうとかなり成功している方ではないでしょうか。

 あとは、ほっさん愛馬は1つ勝つだけやんと言われないように、とにかくもう1勝を目指して行きたいですね。こんなに苦労しているフランベルジェやマデイラが500万クラスを勝ってくれたらそれはもう感動モノですよね。愛馬クリンゲルベルガーも1つ勝って頭打ちでしたが、7番人気の低評価を覆して500万も勝ってくれましたし、無事で走ってくれていれば、いずれ良いことがあるかも知れません。

 急ぎません。気長に待ちます。フランベルジェ、ゆっくり成長してください。今回も馬体重プラス8キロで少し成長を感じましたし、これからまだまだ成長してくれますよね。


 頑張れ、フランベルジェ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2012年5月31日立ち上げ 8月24日、26日、29日、9月2日、6日、9日、12日、13日、14日、18日、19日加筆
フランベルジェの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2012年 5月27日 第8戦 3歳500万下 京都芝1600m (12着/11番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポート

2012年 5月 5日 第7戦 3歳500万下 京都ダ1800m (13着/9番人気)

2012年 1月28日 第6戦 3歳500万下 東京ダ1600m (13着/13番人気)

2012年 1月15日 第5戦 3歳500万下 京都芝1600m (10着/11番人気) パドック写真付き 現地観戦レポート

2011年11月 6日 第4戦 2歳500万下 東京ダ1400m (10着/6番人気)

2011年 7月24日 第3戦 2歳未勝利 京都ダ1200m (1着1番人気

2011年 7月 2日 第2戦 2歳未勝利 京都芝1400m (2着/3番人気)

2011年 6月18日 デビュー戦 2歳新馬 阪神芝1200m (6着/1番人気) パドック写真付き 現地観戦レポート

競馬徹底分析ほっさんサイトトップページに戻る