フランベルジェ(ムガメールの09) 第5戦


キャロットクラブ出資愛馬第14号。

夢だった愛馬初の2歳6月デビューを実現してくれた孝行馬。

それだけでも感動なのに2歳7月に3戦目で勝ち上がる!!

フランベルジェが今後どこまでやれるかわからないが、これだけで十分に満足。


勝ち上がった後は特に状態が悪いわけではなかったが、厩舎事情により放置プレイに。

ようやく戻され出走するも、出遅れるは、道中もけんかしながら走っているはで悪いところが全て出て大敗。もう少しでタイムオーバー。

もっと上手に走れないと。

いずれにしてもダートよりも芝のレースに使って欲しい。


前走後、11月9日にノーザンファームしがらきに放牧に出されました。

次走は小倉の予定ということでしたが、運動の際に左トモ脚の球節部分を軽く捻ったためペースを落とし、更に熱発。

頓挫で帰厩がずれ込み、結局12月20日に帰厩。


1月14日 小倉10R ネモフィラ賞と中山9R 黒竹賞に特別登録も、
1月15日 京都7R 3歳500万下 芝1600m 混合戦に出走!!

10着/11番人気。

鞍上はななんとシチー愛馬にて51戦15勝の猛者・佐藤哲三騎手で驚いた。

しかし、各所に若さを見せ、まだまだ力を出せていない。

すでに1つ勝っているし、時間をかけて精神面を鍛えればよい。


パドック写真多数付き、現地観戦レポートを掲載。

レース回顧と時計の分析、レース後の佐藤哲三騎手と安田隆行調教師のコメントを掲載。

(2012年1月19日完結)

2011年11月11日立ち上げ

●11月9日にノーザンファームしがらきに放牧に出されました

 前走の昇級戦は悪いところが全て出て、全く競馬にならずに大敗した我らが愛馬フランベルジェですが、レース後の11月9日にノーザンファームしがらきに放牧に出されました。

 以下は11月9日に更新されましたクラブ公式HPフランベルジェの近況報告です。

「追い切りを重ねるごとに動きが良くなっていましたし、併せ馬でも集中して走れていたので期待していたのですが、レースでは気の悪いところを出してしまいました。これがこの馬の力ではありませんし、何かできることを考えてやってみたいと思っています。まず、ガス抜きのために1、2週間放牧に出して、小倉開催を目指す予定です」(安田師)9日にNFしがらきへ放牧に出ました。

 小倉開催を目指すそうですが、小倉で2歳500万クラスというと

12月17日 小倉10R つわぶき賞 2歳500万下 芝1200m 混合 指定
12月24日 小倉10R 樅の木賞  2歳500万下 ダート1700m 混合 指定


の2鞍しかありません。2歳オープンクラスのレースは暮れの小倉にはありません。

 芝の1200mは忙しく、ダートの1700mに出走させるのでしょうか。いずれのレースもイマイチの気がします。私は芝の1400mか1600mに使って欲しいです。

 何よりも状態はいいですし、早い帰厩を望みます。

これ以降は2011年12月21日に作成

●放牧先で運動の際に左トモ脚の球節部分を軽く捻ったためペースを落とし、更に熱発。帰厩したのは12月20日に

 我らが愛馬フランベルジェの次走は年末の小倉予定ということでしたが、放牧先で運動の際に左トモ脚の球節部分を軽く捻ったためペースを落とし、更に熱発。

 頓挫で帰厩がずれ込み、結局12月20日に栗東トレセンに帰厩しました

 これで10日ルールから年内の小倉出走はなくなりました。次走は年明けの京都か小倉ですね。シンザン記念にでも出して欲しいなぁ。大敗でいいので。

これ以降は2012年1月9日に作成

●気になる特別登録表(1月14日 小倉10R ネモフィラ賞 3歳500万下 芝1800m 混合)

特別登録表 1月14日 小倉10R ネモフィラ賞 3歳500万下 芝B1800m 混合戦

第1回登録完了馬 全14頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
カイシュウタビビト 56.0  1/05 500万 京都ダ1400 11
キネオピューマ 56.0 12/18 新馬 中山芝1600
コーダリー 56.0 10/29 萩S OP 京都芝1800
シゲルクルミ 水口優也 56.0  1/05 500万 京都ダ1400 10 14
タガノキャンドル 国分優作 54.0 12/10 未勝利 阪神芝1800
デルマイザナミ 中舘英二 54.0 11/26 京都2OP 京都芝2000 11
トップキックス 川須栄彦 56.0  8/20 フェニOP 小倉芝1200
ドリームキャプテン 吉田隼人 56.0  9/03 未勝利 札幌芝1800
ビービージャパン 武幸四郎 56.0 11/27 未勝利 小倉芝2000
フランベルジェ 56.0 11/06 500万 東京ダ1400 10
フレージャパン 56.0 12/24 ラジGV 阪神芝2000 13 11
マイネルアルナイル 酒井学 54.0 12/18 未勝利 小倉芝1800 10
メイショウダビンチ 56.0 12/25 500万 阪神芝1600
メイショウデビッド 松山弘平 56.0 12/24 ラジGV 阪神芝2000 16 15

同日の中山9R 黒竹賞 3歳500万下 ダート1800mにも特別登録していますが、こちらはフルゲート16頭のところに20頭が特別登録されています。メンバー的にも登録頭数的にも、そして芝ということからも小倉に向かうべきでしょう。後は確保していない騎手だけですね。

これ以降は1月11日に作成

●気になる出馬想定表(1月15日 京都7R)

出馬想定表 1月15日 京都7R 3歳500万下 芝1600m フルゲート18頭 想定数13頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
エアソミュール 和田竜二 12/24 未勝利 阪神芝1600
エリアコンプリート 幸英明 12/25 500万 阪神芝1600
ケイアイユニコーン  1/05 ジャニOP 中山芝1600
コーダリー 小牧太 10/29 萩S OP 京都芝1800
サンライズマヌー 福永祐一 12/24 ラジGV 阪神芝2000
ジークジオン 国分恭介 12/25 500万 阪神芝1600 11
ゼロス 川田将雅 11/26 未勝利 京都芝1600
ダンツミュータント 太宰啓介 12/17 新馬 阪神芝1400
ナリタハリケーン 池添謙一 12/10 新馬 阪神芝1600
ニシノカチヅクシ 藤田伸二 10/01 札幌GV 札幌芝1800 10 10
ニシノビークイック 浜中俊 12/11 エリ5下 阪神芝2000
フランベルジェ 11/06 500万 東京ダ1400 10
メイショウアキシノ 12/25 500万 阪神芝1600 11 10

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在13頭出馬想定されています。

特別登録されていますが、平場にも出馬想定されています。ちなみに特別戦の場合は鞍上は古川吉洋騎手。平場の場合は現在未定です。私は15日は休日てすので、現地に応援に行くことが出来ますし、15日の平場に出走して欲しいです。京都は2戦1勝2着1回とフランベルジェにとっても好相性ですし。

これ以降は1月12日に作成

●追い切り情報(1月12日更新)

前走前 11月2日 栗東CW 良馬場 馬なり余力

古川吉洋
6F 84.0
5F 67.7
4F 52.7
3F 38.3
1F 12.2[6]
メイショウバロン(2歳未勝利)一杯の内を0.5秒先行3F付同入



12月22日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.5
3F 43.7
2F 28.1
1F 13.3


12月25日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.5
3F 40.9
2F 26.6
1F 13.2
オメガホームラン(2歳500万下)馬なりを0.1秒追走同入


12月28日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
6F 83.8
5F 67.9
4F 53.5
3F 40.0
1F 12.7[8]


12月31日 栗東ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

助手
5F 73.6
4F 57.5
3F 42.8
1F 13.0[8]


1月4日 栗東ニューポリトラック 良馬場 一杯に追う

助手
6F 79.6
5F 63.9
4F 50.1
3F 37.2
1F 11.4[8]
アルゴリズム(古馬オープン)一杯の外を1.2秒先行同入


1月9日 栗東ニューポリトラック 良馬場 直線一杯に追う

助手
5F 72.1
4F 55.6
3F 40.2
1F 11.0[9]


1月12日 栗東ニューポリトラック 良馬場 一杯に追う

助手
6F 84.5
5F 67.8
4F 52.8
3F 38.6
1F 11.8[8]
 12月22日、前走から少し長い休養になってしまいましたが、久々の追い切り時計を計時しました。15−15−14−14程度ですね。昨日(12月21日)のクラブ公式HPでの近況報告では帰厩が長引いたせいか、予想以上に馬体が緩く感じた(安田景助手)ということで、しっかりと乗り込んで欲しいですね。しかし、小倉よりは京都で出走させて欲しいですが。

 12月25日、14−14程度で追い切られました。動きは悪くないですね。さて次走はどこに出走しますか。

 12月28日、かなりペースが上がって来ました。この動きなら年明けすぐのレースでも出走できそうです。馬体はどんなものなんでしょうね。

 12月31日、終い重点で追い切られています。なかなかのハードな追い切りが続きます。馬もバテずについて行っているようですし、この調教だけを見ていたら、もっともっとやれる馬だと思います。当然、次走も期待しています。

 1月4日、猛時計で古馬のオープン馬に喰らいつきました。この追い切りの動きが出来るのなら、上手く走れば準オープンクラスくらいまでは行くことができるはずです。芝でこその馬なので、芝で走らせて欲しいですね。全体の時計も素晴らしいですが、終いまでしっかりと伸び切っています。

 1月9日、終いだけ一杯に追われていますが、終い1ハロン11.0秒と素晴らしい伸びを披露しています。これは父デュランダル同様、相当な切れ味だと思うのですが。

 1月12日、シャドーロール着用で一杯に追い切られました。終いまでしっかりと伸びていていい動きです。
 以下は本日(1月12日)発表されましたクラブ公式HPフランベルジェの近況報告です。
「今朝は雪のため馬場が重くなっていたので、Pコースでしっかりと追い切りました。動き自体はいいですし、乗った感触もこのクラスにいる馬とは思えません。ただ、やはり精神的なことが影響しているのか、単走だとノビノビと走れますが、併せるとヒルんだりと難しい面を見せています。兄のメガトレンドやフォーリクラッセも年を重ねて良くなってきたところがあるので、使いつつレースに慣らしていきたいと思っています。今回は芝に戻し、後方からメリハリのあるレースをしてもらうつもり。幸い京都の平場が頭数も少なかったので、そちらに向かいます」(安田景助手)

 安田景助手からも追い切りだけならこのクラスに居る馬と思えないとのコメントをいただきました。私が常々述べていることと陣営の思いは同じようです。上手に走ればトントン拍子に出世することができる素質のある馬だと思います。佐藤哲三騎手は育成に定評のある騎手ですし、上手く育てて欲しいですね。
 私ほっさんの追い切り評価は「A+」の最高評価です。文句ない動きに仕上がりだと思います。今回は待望の芝ですし最後弾けても不思議はありません。

●出馬確定表

出馬確定表 1月15日 京都7R 3歳500万下 芝1600m 混合戦 出走数12頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
エアソミュール 和田竜二 12/24 未勝利 阪神芝1600
エリアコンプリート 幸英明 12/25 500万 阪神芝1600
ケイアイユニコーン 岩田康誠  1/05 ジャニOP 中山芝1600
コーダリー 小牧太 10/29 萩S OP 京都芝1800
サンライズマヌー 福永祐一 12/24 ラジGV 阪神芝2000
ジークジオン 国分恭介 12/25 500万 阪神芝1600 11
ゼロス 川田将雅 11/26 未勝利 京都芝1600
ダンツミュータント 太宰啓介 12/17 新馬 阪神芝1400
ナリタハリケーン 池添謙一 12/10 新馬 阪神芝1600
ニシノカチヅクシ 藤田伸二 10/01 札幌GV 札幌芝1800 10 10
ニシノビークイック 浜中俊 12/11 エリ5下 阪神芝2000
フランベルジェ 佐藤哲三 11/06 500万 東京ダ1400 10 A+

表中 騎手の太字は乗り替わり

●京都芝1600mコース解説

 スタート地点は向正面2コーナーのポケット。
 内回りで使用されるレースは芝1400mと同じで、2歳、3歳限定の新馬、未勝利、500万クラスのレース。
 スタートから3コーナーまで直線で、距離も十分にあるため、マイル戦にしては前半は落ち着きやすい。
 特に新馬戦などは、折り合い癖をつけてゆったり走らせたいと思う気持ちがあるため、上がり3ハロンの勝負になることもめずらしくない。
 枠順の有利・不利はほとんどない。
 3コーナー入り口の坂の頂上付近までにいい位置を取って脚を溜めて、直線での末脚比べとなる。ただし、新馬や未勝利戦では、後方に待機して強烈な末脚を使える馬はそれほど多くない。
 将来的には、差し、追い込み馬であってもデビュー直後は力の違いで先行できてしまう。したがって、数字上は逃げ〜先行での好走が最も多くなっている。

有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 最後の直線での末脚
種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、トニービン
連対騎手ベスト 武豊、安藤勝己、ペリエ、岩田康誠、藤田伸二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分36秒0 1分36秒8 1分38秒2
2歳未勝利 1分35秒7 1分37秒0 1分39秒5
2歳500万 1分35秒4 1分37秒9
3歳新馬 1分36秒8 1分37秒0 1分36秒9
3歳未勝利 1分35秒7 1分36秒6 1分37秒4 1分40秒0
3歳500万 1分35秒0 1分35秒4 1分37秒1 1分38秒0
古馬500万 1分34秒6 1分35秒6 1分37秒9

●騎手は佐藤哲三騎手 ほっさん評価「A+」

 今回のフランベルジェの鞍上はびっくりの佐藤哲三騎手です。私と佐藤哲三騎手は友駿ホースクラブでオペラシチーやエスポワールシチーの主戦を努めていただき、実に愛馬の騎乗回数や成績は過去51回(15勝)と群を抜きます。しかし、それら全てはシチー馬です。キャロの馬自体、あまり乗っている印象がありません。ダローネガ程度でしょうか。

 今回、フランベルジェはキャロ馬ですし、安田隆行厩舎と言えば、普通は福永祐一騎手や川田将雅騎手ですから、まさかここに来て哲っちゃんの騎乗とは考えづらかったのですが、1月11日の独り言で書きましたように、彼らはすでに約束している馬がいたので回り回って佐藤哲三騎手で落ち着きました。

 もちろん、超一流の騎手ですし、大抵人気以上の走りを見せてくれる騎手です。いい騎手を選んでくださいました。乗り難しいフランベルジェも上手く乗ってくれるのではないでしょうか。期待は高まるばかりです。

 ちょうど、来週平安S GVに出走する愛馬エスポワールシチーの主戦も佐藤哲三騎手ですから、2週続けて彼に運命を委ねると言ったことになりそうです。あと2勝でJRA通算900勝ですが、上手くフランベルジェで達成して欲しいですね。


 2012年1月12日現在、中央では898勝(内GT6勝、重賞45勝)、勝率8.8パーセント、連対率18.2パーセントと騎乗馬の質を考えればたいしたもの。2011年は48勝、勝率10.4パーセントと生涯成績を大きく上回った。2010年は36勝、勝率8.4パーセントと若干低いが、エスポワールシチーやアーネストリーでGTや重賞を制覇している。それらを育てた手腕は超一流。


 佐藤哲三(さとう てつぞう)は1970年9月17日生まれの41歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する24年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。デビュー当時は吉岡八郎厩舎所属。1994年12月21日からフリー。

 1989年に吉岡八郎厩舎所属でデビュー。同期に田中勝春騎手、小野次郎騎手、角田晃一元騎手現調教師がいる。

 デビュー年は8勝で、2年目に27勝と勝ち星を増やした。1992年に朝日チャレンジカップGVで重賞初制覇(レットイットビー・吉岡八郎厩舎)。1994年12月21日付けでフリーとなる。1996年にマイネルマックスでGT制覇。この年自己最多の70勝を上げた。

 2002年に通算500勝を突破。2003年にはタップダンスシチーでジャパンカップGTを優勝。2011年も自身の育成馬アーネストリーで宝塚記念GTを優勝。8月に通算10000回騎乗を達成。

 毎年途切れなく重賞を勝っており、目下16年連続記録更新中。この記録は称賛に値する。


 「佐々木晶三師と深い関係を築いており、2002年以降の28回の重賞勝ちのうち実に20勝を同師とのタッグで挙げている。2011年にはアーネストリーで宝塚記念を勝った。無理に出したり抑え込んだりせず、馬との呼吸を大事にするスタイル。大外をブン回すことはないし、馬群に入る形でもスムーズに捌いてくる。追って強引に伸ばすパワフルさこそないものの、ミスが少なくて信頼できるジョッキーだ。全キャリアで1着が885回、2着が948回と多いが、人気馬に多く乗るわけでない分があるだろう。2011年は1番人気馬で[14・8・1・7]の勝率.467、連対率.733と見事な数字。2・3番人気馬での成績も上々で、単勝5100円、3730円、3940円と穴も出している。コース別では小倉で連対率が良く、2011年は芝の短距離(1400m以下)で連対率.292と好成績を残した。厩舎別ではもちろん佐々木晶三の名前が筆頭に挙がり、2011年は連対率が.350と高率。売り出し中の中竹和也で騎乗機会が増えて結果も出ている。馬に競馬を教え込むうまさには定評があり、2011年の春には低迷していたビービーガルダンの手綱を任されて高松宮記念で4着に持ってきた。レース前のコメントを馬券につなげることができる。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)


 真面目な性格で、インタビューでは細かく長く話してくれる。記者がまとめるのに苦労するほど。

 2000年のラガーレグルスのゲート再審査の際、心無い観客がゲート近くの柵を叩く等の悪戯をした為ラガーレグルスは興奮。ゲート審査に不合格となりダービー出走が不可能になる。さらにゲート検査後、野次を飛ばした観客に激怒した佐藤がスタンドに向かって詰め寄り、JRA職員に止められる騒ぎとなる。

 人気馬を自ら潰しにかかる騎乗スタイルは、格上馬が出走すると最初から2着狙いが見られるようになったと言われる最近の騎手の中では珍しく、馬券派のファンから支持されている。

 大の競艇好きであり、ジョッキーの間では「哲三先生」と呼ばれるほど精通している(競艇専門誌「マクール」の「俺もボートファンだ!」でインタビューを受けている)。年末の賞金王決定戦特番に出演するなど、メディア露出は競艇関連が大多数を占めている。

 2004年の宝塚記念を勝利した際、使用していたゴーグル、鞭、更にはヘルメットまでも観客席に投げ入れるパフォーマンスを見せている。2009年にはかしわ記念(エスポワールシチー)を勝利した際も鞭を観客席に投げ入れるパフォーマンスを見せている。


 2010月9月19日のスポーツニッポン紙・乗峯栄一氏のコラムでは次のように紹介されている。
雑誌の依頼で、ブリーダーズC挑戦エスポワールの佐藤哲三インタビューをやった。いや、佐藤哲三という騎手は凄い。「歩度を伸ばすことに努めていますが、歩度を伸ばすのはこちらとの信頼関係の中でエスポの自立心を育むことなんです」などと騎手コメントでは滅多に聞かない言葉がバンバン出てくる。個人的には十数年前の「競走馬騎乗はベニヤ板です」「ロンシャンボーイは風船抱えてました」など清山宏明語録以来の感動だ。佐藤哲三は「乗る」というより「馬を作る騎手」だ。だからそこをうまく了解する佐々木厩舎や安達厩舎だといい結果が出るということなんだろう。(以下省略)

 私も全く同意見である。


 海外遠征は2004年タップダンスシチーで凱旋門賞に出走しているがバゴの17着に敗れた。しかし、これはチャーターする予定であった飛行機が故障により離陸できないアクシデントに見舞われ、輸送が不可能となり、佐々木晶三調教師は一度は遠征を断念したものの一口馬主の会員には出走を望む声が多く、出走2日前出発の飛行機で輸送するスケジュールで遠征を敢行した為であり、これは度外視すべき結果である。


 ほっさん愛馬では最多の51戦15勝。オペラシチーの目黒記念GUをはじめ、エスポワールシチーのGT5勝全て彼の騎乗。そのいぶし銀の腕前は衰えるどころか輝きを増している。

 ほっさん愛馬に騎乗していただいた経験としては、調教師の指示に従順で、ペースや出遅れなど構わず言われた通りの騎乗をする。一流と言われる騎手のほとんどは調教師の指示があってもペースやレース感などから突然自分が良かれと思う乗り方を選択し結果を出すが、佐藤哲三騎手はそういった騎乗はほとんどない。そういった面などが世間から一流と分け隔てられるところだろう。
 故に調教師の指示に従い、ペースが遅いのに直線一気になったり、流れが速くなりそうでもハナを主張したりするので批判の矢面に立たされることが多い。
 しかし、それが佐藤哲三騎手であって、私はそういう騎手がいることも大切と思う。


 ひと1倍ファンを大切にする騎手で、2011年の名古屋大賞典JpnV優勝時には、ウィナーズサークルで色紙等を持っていた約50名を超えるファン全てがいなくなるまでサインに応じ、グズグズしていた私さえもサインをいただくことができた。

 普通の騎手なら、4、5枚程度書いてバイバイだが、佐藤哲三騎手の丁寧な対応は要領のいいファンだけでなく、弱者にもきちんと行き渡り非常に好感が持てる。

 また、その日の震災に伴う義援金募金活動では、地元名古屋の騎手に交じり、2着だった和田竜二騎手と最後の最後まで募金活動に参加。本来地元の騎手によるイベントだった為に関東の一部騎手が募金活動もせずに帰路につく中、最後の最後まで求められた握手に応じ(うちの子も握手していただいた)笑顔を絶やさなかった性格は人としても素晴らしいのひと言。

 そういった全てのことを含め、私は人間佐藤哲三の大ファンである。


 ほっさん愛馬での成績 51戦15勝

2004年 6月27日 オペラシチー     鶴橋特別 500万下  阪神芝2000m  1着1番人気
2004年 7月25日 オペラシチー     玄海特別 1000万下 小倉芝2000m  1着1番人気
2004年 9月11日 オペラシチー     朝日CC GV      阪神芝2000m  7着/2番人気
2004年10月24日 オペラシチー     菊花賞 GT       京都芝3000m  3着/6番人気
2005年 2月26日 オペラシチー     御堂筋S 1600万下  中山芝2500m  1着1番人気
2005年 3月26日 オペラシチー     日経賞 GU       中山芝2500m  3着2番人気
2005年 4月24日 オペラシチー     メトロポリタンS OP   東京芝2400m  3着1番人気
2005年 5月21日 オペラシチー     目黒記念 GU      東京芝2500m  1着1番人気
2005年 8月21日 オペラシチー     札幌記念 GU      札幌芝2000m  7着/1番人気
2006年 1月22日 オペラシチー     AJCC GU       中山芝2200m  5着/3番人気
2006年 2月12日 オペラシチー     ダイヤモンドS GV   東京芝3400m  10着/4番人気
2006年 7月30日 ダブルダンスシチー 2歳新馬         小倉芝1200m  8着/3番人気
2006年 8月27日 ロンドンシチー    3歳未勝利        新潟ダ1200m  6着/7番人気
2006年10月29日 ダンシングシチー  2歳新馬          東京芝1600m  8着/9番人気
2007年 6月17日 フォレストシチー   3歳未勝利        阪神ダ1800m 13着/10番人気
2007年 6月30日 ダブルダンスシチー 3歳未勝利        阪神ダ1800m  4着/5番人気
2007年 7月28日 マイセンシチー    3歳未勝利        小倉芝2600m 11着/9番人気
2007年 8月19日 チャーミングシチー  2歳新馬         小倉芝1800m 開催中止
2008年 3月 9日 エスポワールシチー 3歳新馬         阪神芝1600m  3着1番人気
2008年 3月29日 エスポワールシチー 3歳未勝利        阪神芝1400m  2着1番人気
2008年 4月12日 ダブルダンスシチー 1000万下        阪神ダ1800m  2着/5番人気
2008年 5月 3日 エスポワールシチー 3歳未勝利        京都芝1600m  6着/2番人気
2008年 5月11日 ダブルダンスシチー 桃山特別 1000万下 京都ダ1800m 11着/1番人気
2008年 6月21日 エスポワールシチー 3歳未勝利        阪神芝1400m  2着/4番人気
2008年 7月20日 エスポワールシチー 3歳未勝利        小倉芝1200m  1着1番人気
2008年 8月10日 エスポワールシチー 秋吉台特別 500万下 小倉芝1200m  7着/3番人気
2008年 9月27日 エスポワールシチー 西脇特別 1000万下 阪神ダ1800m  1着2番人気
2008年10月 4日 ダブルダンスシチー 500万下         阪神ダ1800m  9着/2番人気
2008年11月24日 エスポワールシチー トパーズS OP     京都ダ1800m  1着1番人気
2009年 1月25日 エスポワールシチー 平安S GV       京都ダ1800m  2着1番人気
2009年 2月15日 ダブルダンスシチー 500万下         小倉ダ1700m  3着/3番人気
2009年 2月22日 エスポワールシチー フェブラリーS GT   東京ダ1600m  4着/5番人気
2009年 3月 8日 ダブルダンスシチー 500万下         阪神ダ1400m 11着/6番人気
2009年 5月 5日 エスポワールシチー かしわ記念 JpnT   船橋ダ1600m  1着2番人気
2009年 5月17日 エクストラシチー   湯沢特別 500万下  新潟芝1200m 16着/14番人気
2009年10月12日 エスポワールシチー 南部杯 JpnT     盛岡ダ1600m  1着2番人気
2009年12月 6日 エスポワールシチー JCダート GT     阪神ダ1800m  1着1番人気
2010年 2月21日 エスポワールシチー フェブラリーS GT   東京ダ1600m  1着1番人気
2010年 5月 5日 エスポワールシチー かしわ記念 JpnT   船橋ダ1600m  1着1番人気
2010年10月11日 エスポワールシチー 南部杯 JpnT     盛岡ダ1600m   2着1番人気
2010年11月 6日 エスポワールシチー ブリーダーズカップ クラシック GT 米チャーチルダウンズ ダ2000m 10着/7番人気
2011年 2月12日 セシリアシチー    3歳未勝利        京都ダ1800m  感冒により出走取消
2011年 3月19日 クレセントシチー   3歳未勝利        阪神ダ1400m   10着/13番人気
2011年 3月21日 エスポワールシチー 
名古屋大賞典 JpnV 名古屋ダート1900m 1着1番人気
2011年 4月16日 クレセントシチー   3歳未勝利        阪神ダ1800m   8着/11番人気
2011年 5月 5日 エスポワールシチー かしわ記念 JpnT   船橋ダ1600m   3着/1番人気
2011年 5月15日 クレセントシチー   3歳未勝利        京都ダ1800m    
1着/7番人気
2011年 6月12日 クレセントシチー   3歳500万下       阪神ダ1800m   14着/8番人気
2011年 6月29日 エスポワールシチー 
帝王賞 JpnT      大井ダ2000m   2着2番人気
2011年11月 6日 エスポワールシチー みやこS GV       京都ダ1800m   1着1番人気
2011年12月 4日 エスポワールシチー JCダート GT      阪神ダ1800m   3着2番人気


2011年3月21日、エスポワールシチーで名古屋大賞典JpnVを制し、優勝騎手インタビューを受ける佐藤哲三騎手(右)。

これ以降は1月14日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「主力対等」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
エアソミュール △△
ニシノビークイック
コーダリー
ナリタハリケーン △△ △△ △△
ケイアイユニコーン
サンライズマヌー
エリアコンプリート
ダンツミュータント
ゼロス
フランベルジェ
ジークグオン
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
サンライズマヌー 3.2
エアソミュール 3.3
ゼロス 5.6
ナリタハリケーン 6.5
中 略
ニシノカチヅクシ 21.2
ダンツミュータント 23.8
フランベルジェ 33.3
ジークジオン 34.3



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
フランベルジェ 63 63 57 27
ニシノビークイック 86 86 77 80
サンライズマヌー 83 69 83


デイリー馬三郎

吉田順一 本紙の見解

「和田が付きっきりで調整を施すエアソミュール。日々若さが取れており、前走は走破時計、レース内容ともに秀逸。さらに気配はアップ。昇級即通用だ。」


◎ エアソミュール
○ サンライズマヌー
▲ エリアコンプリート

以下省略

フランベルジェは無印 唯一藤田記者が×印(4番手評価)

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

フランベルジェ(10着)

 「馬体が成長して春先よりも良くなっていたんだけどね。ブリンカーを着けた攻め馬の動きも良かったから期待していたんだが・・・。外枠なら途中から動いていけると思ったが、進んで行かなかった。能力はあると思うしこんな馬ではない。」(古川吉洋騎手・競馬ブック)

 「体は大きく増えていたけど、跨がった感触は太いと感じなかったですし、その多くが成長分だと思います。中間の調教で跨がった時も休養前と比べても身のこなしが良くなっていると掴めましたし、外枠からスムーズにいけば十分にチャンスがあると思っていました。しかし、今日はゲートで潜ろうとしてしまい、道中もまったく進んで行きませんでした。コーナーで砂を被った時も嫌がっており、ブリンカーの効果がないくらいに気の悪さを見せて、今日はまともに走っていませんね。力を出し切ればこんなことはないですし気持ちひとつだと思いますが、今日はこのような競馬になってしまい申し訳ありません」(古川吉洋騎手・キャロットクラブ公式HP)
 「初ブリンカー。大幅な体重増も、太目なく成長力を感じさせる馬体。ただ、道中は仕掛けながらの追走と、ズブい面を窺わせており、もっとテンに素軽さが欲しい。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

フランベルジェ

 「ケイコの良さが生かされないので芝に戻す。後方からメリハリのある競馬をさせたい。」(安田翔助手・デイリー馬三郎)

エアソミュール

 「前走は早めに抜け出してフワッとしたが、力が違ったね。素質はここでも十分通用する。」(清山助手・デイリー馬三郎)

コーダリー

 「久々でも仕上がりはいいよ。前でレースができる馬だし、このクラスなら勝ち負けを期待。」(橋口弘次郎調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 京都と言えばフランベルジェにとって2戦1勝2着1回の好相性の地。芝とダートの違いはありますが、輸送も少なく力が出し切れると思います。

 また、追い切りの終いの伸びの素晴らしさから、芝でこその馬と思いますし、前走は大敗と言っても東京遠征のダート戦です。

 私は追い切りの動きだけなら準オープンまでは行ける馬と思っていますので、500万の平場といえ相手は強いですが、京都の芝なら勝ち負けまで意識しています。

●現地応援に行ってきます

 15日は口取りの権利を持って(申込み6名でしたので非抽選の確定)現地応援に行ってきます。

 専門誌では人気はブービー予想でTMの印もほとんどなく、穴以下の存在ですが、前走の古川吉洋騎手と違って、佐藤哲三騎手は乗れる騎手ですし、馬の気持ちに合わせて乗ってくれるので期待しております。

 夜には写真を掲載したいと思いますが、専門誌の人気予想通りの結果なら、瞑想モードに入ってしまうかも知れません><。

 佐藤哲三騎手の900勝(14日終了時点であと1勝)をこの馬で達成して欲しい。

これ以降は1月15日に作成(19日に追記)

●パドック

 久しぶりのフランベルジェとのご対面ということで楽しみに現地応援に行きました。以下の写真は全て撮影順です。



すみません、大事なところが滲んでいます。



デビュー戦以来のご対面となる愛馬フランベルジェ。



当時と違ってほとんど顔が見えなくなりました(笑)。



和田竜二騎手が丹念に育て上げた2番人気エアソミュール。確かに凄い馬体の馬です。しかし今回は5着でした。500万クラスとはいえ、相当レベルの高いメンバーだったと思います。



とまーれーの直後。腹回り等はすっきりとして良く見えました。



正面。メンコのせいか威圧感はあるのですが、内心ビビりまくりの小市民くん。



久しぶりに見ましたが馬体は素晴らしい。ただ、冬毛が目立って、毛ヅヤは良くなかったです。



佐藤哲三騎手は1つ前のレースに騎乗していたためにパドックには来られませんでした。

●本馬場入場(返し馬)


他馬に怯み逃避を図るフランベルジェ。



以下、他馬に背を向け、スタンドに向いてカニ歩きをしていきます。



臆病過ぎる馬なんでしょうね。



ベテランの佐藤哲三騎手ですら、落ち着かせるのにかなりの時間を要します。



無駄な体力を使ってしまいます。



こんな感じの馬で圧勝なんてした馬は見たことがありません。



ただ、こんな状態でも1分36秒1で走っていますし、一応10着と言っても格好は付けていると思っています。



ようやく、少し落ち着いたフランベルジェ。

●レース 


右から2番目、11番ゲートからスタートの我らが愛馬フランベルジェですが、やや出負けします。



それでも大きな出遅れではなく、前に取りつくことも出来そうでしたが、最初から後方でということでしたので、佐藤哲三騎手は後ろに下げます。

 一時は10番手あたりで落ち着いたと思われたフランベルジェですが、道中も追走に一杯で追い通しになります。それでもズルズルと後退して最後方まで下がってしまいます。最終的に前の2頭で決まる行った行ったのレースになりましたから、後方でこんなことをしていてはどうしようもありません。3〜4角中間でもう気合付けの為にムチが入る始末で、この時点で大敗を覚悟しました。

 しかし、そこから簡単には垂れず、ややも伸びそうになりオッ?と思わせますが、直線を向いたところで前が狭くなり、ジエンド。レース後のコメントによるとここで走る気をなくしたようですが、これがなかったとしてもあと2頭程度交わせるか否か程度でしょう。

 とにかく今回も下手糞なレースでした(騎手は悪くないですよ)。精神的に難し過ぎる馬ですねぇ。それでも追い切りの動きは秀逸なように力はあるはずですが。

●時計の評価

 今回のフランベルジェの走破時計1分36秒1良馬場は、京都芝1600mの3歳500万下クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分35秒0良馬場ですから、そりゃ10着になるわなという時計ですが、道中追走に一杯で息も入らずに、直線で狭くなり走る気をなくしたりと相変わらず競馬ヘタです。まだまだ上手に走った時の上積みは大きいと思います。

●レース後の騎手・調教師のコメント

フランベルジェ(10着)

 「ゲートで少し潜ろうとしましたが、短めの距離を考えたらそれくらい前向きなところがあっていいと思いますし、許容範囲のものでした。ただし、潜るのを止めたと思ったら急に鼻を鳴らすなど精神的に幼いところが残っていますね。また、返し馬からそうだったのですが、変なところで力んでいましたし、息を入れるタイミングももう少し上手になってほしいですね。ただし、課題がある中でもリラックスして走っていた時はいいキャンターをしてくれますし、経験を積ませることでレースの中で継続的にいい走りが出来るようにしていきたいですね」(佐藤哲三騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「今日はジョッキーにも気難しいこの馬の特徴を事前にしっかり伝え、後方からメリハリのある競馬をしてもらいました。直線入り口で前が塞がったとたんに走る気を無くしたようで、やはり難しいところを出してしまいましたが、芯から悪いというよりもまだ気性が幼いという感じのようですし、使いつつ慣らしていくのが良さそうです。ジョッキーは距離を詰めたほうがいいとのことでしたし、頭数や相手関係次第で使えるよう、念のため来週の小倉の特別登録もさせてもらいましたが、今のところ中1週の1400メートル戦を考えています」(安田隆行調教師・キャロットクラブ公式HP)

●今後の展望

 今や飛ぶ鳥を落とす勢いのある厩舎ですから、成長待ちという理由で中期放牧に出されるかと思っておりましたが、使いつつ成長を促していこうということで(馬主からの進言のような気もしますが)、中1週をメドに使われるようです。

 大敗してもそりゃ、その方が馬主としても有り難いことです。何度も使えば場馴れしてきますしね。我が愛馬だったダブルダンスシチーも気性面の難しさから勝ち上がるまでに10戦を要しましたが、きっかけを掴んで勢いに乗れば、500万クラスは圧倒的な1番人気に応える強い競馬で2勝目を挙げてくれましたし、今回もその再現と行きたいですね。

●最後に

 私が初めて思い切って購入した高額愛馬のローザグランデは3歳5月の未勝利戦デビューの時にこんな感じでした。それはもうその時点で諦めましたが、フランベルジェは幸い1つ勝っていますから、3歳秋に出走できるレースがなくなるということはありません。これは本当に有り難いことで、いくら活躍した兄弟が晩成だからと言っても、1つ勝てなければ3歳秋で引退になってしまうでしょう。

 今回、陣営は使いつつ場馴れされる方法を選択してくれたようで、これは本当に助かります。気性の成長を促す為という理由での長期の放牧が一番白けます。

 私は追い切りの動きの良さからもどこかで穴をあける馬だと確信していますので、単勝複勝は厚めに買うつもりです。負けましたが今回も少し厚めに買いました。

 次走は距離短縮ということで、道中息を入れるのがヘタなら、もう一気に行かせてもいいと思います。騎手もまた佐藤哲三騎手に乗って欲しいですね。同じ騎手で競馬を教え込んで欲しいと思います。

 特に佐藤哲三騎手は馬の育成には定評があり、前に行って渋太い馬の育成は素晴らしいものがあります。次はフランベルジェも前に行ってはどうでしょうか。今回のレースでは追えば好位に取りつけた気がします。もっとも、一瞬取りついて、ズルズルと後退していたかも知れませんが・・・。

 とにかく、私は全く諦めていませんし、逆にもう1つ勝って流れに乗ればポンポンとある程度のクラスまでは昇進してくれる馬だと思っています。馬がきっかけを掴んでくれるまで気長に待ちたいと思います。


 次走は中1週で28日の京都ということですが、この日はたまたま休日ですので、この日に京都で出走してくれるのであれば、また現地に応援に行きたいと思います。

 頑張れ、フランベルジェ!!期待しているゾ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2011年11月11日立ち上げ 12月21日、22日、26日、29日、2012年1月1日、4日、9日、11日、12日、14日、15日、19日加筆
フランベルジェの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2011年11月 6日 第4戦 2歳500万下 東京ダ1400m (10着/6番人気)

2011年 7月24日 第3戦 2歳未勝利 京都ダ1200m (1着1番人気

2011年 7月 2日 第2戦 2歳未勝利 京都芝1400m (2着/3番人気)

2011年 6月18日 デビュー戦 2歳新馬 阪神芝1200m (6着/1番人気) パドック写真付き 現地観戦レポート

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