愛馬アイオロスシチー 第21戦


前走は10か月ぶりの実戦で追い切りの動きも悪く、

しかも大型馬の緒戦で度外視。

一度叩かれて今回に期待だが。


10月31日 福島10R 小野川湖特別 500万下 ダート1700mに出走!!

出走数は10頭と美味しい特別戦。

しかし、9番人気10着とシンガリ負け。


直前の事故で鞍上が突然乗り替わりになる不幸もあり、結果を出せず。

しかし、前に行く競馬が出来たことは収穫と見る。


レース回顧を掲載。

(2010年11月1日完結)

2010年10月27日立ち上げ

●気になる特別登録表(10月31日 福島10R 小野川湖特別)

特別登録表 10月31日 福島10R 小野川湖特別 500万下 ダート1700m 定量戦

第1回登録完了馬 全37頭 フルゲート15頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
ローランブロウ 57.0
クリンゲルベルガー 55.0
サトノロマネ 丸山元気 57.0
シュンハレン 57.0
シルクエステート 中舘英二 57.0
ステークツバサ 石橋脩 57.0
チュウワキング 荻野琢真 57.0
アルバトン 55.0
エターナルロブロイ 55.0
オースミマリオン 55.0
ゼットチャンプ 55.0
トウショウフォアゴ 55.0
ネオサクセス 55.0
ハナノシンノスケ 55.0
ハヤブサエミネンス 丸山元気 53.0
マカリオス 55.0
ヤマニンシャスール 田中健 55.0
ヤマニンフリスキー 太宰啓介 55.0
ランブリングローズ 53.0
マックスドーズ 57.0
イーサンジャンパー 田辺裕信 57.0
バリアントバイオ 57.0
アイオロスシチー 57.0 10/17 500万 東京ダ1400 14 15 12
インディストラーダ 55.0
ウインザマキ 57.0
ウインステルス 丸田恭介 57.0
シュヴァイツァー 57.0
ヴァルナ 小野寺祐太 57.0
モルフェキング 武英智 55.0
トウショウアトム 中谷雄太 57.0
ヤマノベガ 57.0
インディアナポリス 村田一誠 55.0
エンパイアシチー 石橋脩 55.0
ダイワボニータ 53.0
デュランダルガイ 55.0
ビジュアルショック 53.0
メイケイソフィア 53.0

 なんとなんと、同じレースに愛馬が3頭(クリンゲルベルガー、アイオロスシチー、エンパイアシチー)も特別登録しています。この内、クリンゲルベルガーは除外の権利獲り。エンパイアシチーは格下で権利は低いですから、実質このアイオロスシチーのみが出走するかどうかです。

 しかし、ここが除外でも平場のダート1700mの出走想定数が少ないですから、そちらなら出走できるかもわかりません。とにかく蓋を開けてみないとわからないですね。

●追い切り情報(10月27日立ち上げ)

前走前 10月14日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
2回目
助手
4F 52.9
3F 38.1
2F 25.9
1F 13.7
ブルーシーズン(古馬500万下)馬なりを0.4秒先行同入



10月27日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 52.7
3F 38.8
2F 25.6
1F 12.6
ペローチェ(古馬1000万下)馬なりに同入
 10月27日、一度使われて動きが良くなっていますね。格上馬と併せられて同入しています。時計もマズマズですし、終いの伸びも出て来ました。今回はより一層期待したいと思います。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。動きは良化しているものの、軽いですね。脚元に不安があり、かつ中1週なので仕方がないのですが。

これ以降は10月28日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 10月31日 福島10R 小野川湖特別 ダート1700m 混合 全10頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アイオロスシチー 木幡初広 10/17 500万 東京ダ1400 14 15 12 11 B−
イーサンジャンパー 田辺裕信 10/03 500万 札幌ダ1700 11 12 12
サトノロマネ 丸山元気  6/12 1000万 東京芝1400
シルクエステート 中舘英二  9/05 美唄5下 札幌ダ1700 14
スナークツバサ 石橋脩  5/22 1000万 東京ダ1600
チュウワキング 荻野琢真  7/10 三陸5下 福島ダ1700 12
ハナノシンノスケ 太宰啓介 10/02 500万 阪神ダ1400 11 13
ビジュアルショック 鮫島良太  9/26 未勝利 阪神ダ1800 10
マックスドーズ 丸田恭介  8/29 500万 札幌ダ1700 11
ヤマニンシャスール 田中健 10/03 500万 阪神ダ1800 10

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり 赤字は1000万クラスでの成績

●福島ダート1700mコース解説

 スタート地点はホームストレッチの右端。4コーナーを曲がり終えてすぐのところ。最初の1コーナーまでは338m。スタート直後に上り、1コーナーから下るのが特徴。
 先行争いが激しい上、2コーナーまで加速がつきながら隊列が動く。それでも前へ行っている馬が有利。福島のダートは砂厚8cmのスタミナを要する馬場なので、最後は各馬脚が上がってしまう。
 逃げ馬の連対率が約38%と最も高く、回収率も200%を超える数字。人気薄の逃げ馬の大駆けが炸裂しやすいコースだ。
 枠順は内枠が強い。特に1枠が唯一20%を超える連対率。1枠を引いた逃げ馬には要注意だ。
 血統的にはアフリート、コマンダーインチーフ、メジロライアンといった種牡馬の成績が優秀。
 軽くてスピードがあるタイプよりも、スタミナとパワーに富むタイプがいい。このあたりは馬場の特徴を良く表わしている。

有利な枠順 内枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 脚質、パワー
種牡馬ベスト アフリート、ブライアンズタイム、サンデーサイレンス
連対騎手ベスト 柴田善臣、蛯名正義、中舘英二、石橋脩、江田照男
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 1分48秒4 1分48秒4 1分47秒3 1分47秒8
3歳500万 1分47秒1 1分46秒9 1分46秒8 1分46秒5
古馬500万 1分46秒8 1分46秒3 1分45秒6 1分46秒8
古馬1000万 1分45秒7 1分45秒2 1分45秒2 1分45秒2
古馬1600万 1分44秒7 1分44秒6 1分43秒6

●騎手は木幡初広騎手

 1984年に稲葉隆一厩舎所属でデビュー。26年目の大ベテラン。44歳。同期は中舘英二騎手、鹿戸雄一現調教師ら。

 初騎乗は1984年3月3日、初代エドワーズシチー(私の愛馬エドワーズシチーは2代目)で2着。デビューしてからしばらく年10勝台の成績が続いた。

 1996年にフリーに転身。翌1997年に新潟記念で重賞初勝利を飾る。2010年現在重賞は中央ではGVばかり8勝。

 2005年に自己最多の43勝を挙げ、2006年はマンオブパサーで交流GTのダービーグランプリを獲った。

 2007年10月7日に通算600勝に到達。地味ながら長く活躍してきた。

 2003年から7年連続フェアプレー賞を受賞中。

 ジックリ乗って折り合いは上々。藤田伸二騎手をして、四位洋文騎手と並び尊敬するほど綺麗な乗り方をする騎手。

 2010年10月28日現在、通算694勝、勝率6.7パーセントという偉大な数字を残しているが、今年はここまで17勝で勝率も3.6パーセントと大苦戦。

 福島県出身で福島では活躍が見られる。今回はほっさん愛馬初の福島での騎乗で、私も力が入る。1番人気での連対率は低い。


 ほっさん愛馬での成績は比較的人気よりも上位に持ってくる印象で、私としては期待している騎手のひとり。アイオロスシチーは昨年騎乗していただいているが、5番人気8着と人気を裏切った。それでも14番人気のエクストラシチーを5着に持ってくるなど、信頼は厚い。


 ほっさん愛馬での成績

 2005年12月 4日 アドリアシチー 阪神ダート1400m 4着/8番人気
 2006年 6月 3日 アドリアシチー 東京ダート1600m 6着/10番人気
 2009年 5月23日 シャンスイ 新潟ダート1200m 12着/10番人気
 2009年 8月 9日 アイオロスシチー 新潟ダート1200m 8着/5番人気
 2010年 5月 1日 エクストラシチー 新潟ダート1200m 5着/14番人気

●ほっさん予想

アイオロスシチー

 10か月ぶりを叩かれ、追い切りの動きも良化し、大型馬ということもあり、2走目に断然期待がかかる。ましてや、福島は3走前に3着と相性が良い。そして鞍上の木幡初広騎手も福島出身で福島では活躍されるので心強い。

 勝ち負けに絡む可能性もあるが、今回はかなり相手が強い。

イーサンジャンパー

 芝では頭打ちも降級時にダート変わりをしていきなりの3着(10番人気)。そして前走は勝ち馬から0.2秒差の3着と勝利目前。

サトノロマネ

 今回降級緒戦。1000万クラスでも安定勢力で、ここでは明らかに上位。

シルクエステート

 降級してからのここ2戦が案外。しかし、現級勝ちがあるように、力は上位。

スナークツバサ

 こちらも降級組。前走は1000万クラスで8着も時計は悪くない。

ビジュアルショック

 まだ未勝利の身分の馬。人気にはなるも、結果がついてこず。

これ以降は10月30日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「平穏」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲
サトノロマネ
マックスドーズ
ヤマニンシャスール
スナークツバサ
シルクエステート
ハナノシンノスケ △△
アイオロスシチー △△
イーサンジャンパー △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
サトノロマネ 2.9
スナークツバサ 3.6
ヤマニンシャスール 5.5
マックスドーズ 6.9
イーサンジャンパー 6.9
ハナノシンノスケ 8.9
シルクエステート 13.9
アイオロスシチー 21.0
ビジュアルショック 29.4
チュウワキング 39.5



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
アイオロスシチー 79 66 47 56


デイリー馬三郎

予想印

◎ サトノロマネ
○ スナークツバサ
▲ ヤマニンシャスール

以下省略

アイオロスシチーは無印

●各陣営のコメント

アイオロスシチー

 「叩き良化型らしく、調子は上向き。当てにできるタイプではないが、前走以上なら。」(嶋田功調教師・デイリー馬三郎)

これ以降は11月1日に作成

●直前の9Rで木幡初広騎手が落馬負傷した為に、鞍上は黛弘人騎手に

 直前の9Rでエンワンキセキ号が他の馬に関係なく、疾病を発症し転倒したため、決勝線手前で競走を中止。馬は左第1指関節開放性脱臼で残念ながら予後不良に。そして鞍上の木幡初広騎手も右鎖骨々折、右第3肋骨々折という大怪我を負われました。

 このことにより、大変残念ですが、10Rの我らが愛馬アイオロスシチーの鞍上は落馬負傷した木幡初広騎手から急遽黛弘人騎手になり、この時点で私は嫌な予感がしました。

 内田博幸騎手が乗っても制御の難しいアイオロスシチー。一度騎乗していただいたことがある、大ベテランの木幡初広騎手ならと期待を寄せていましたが、5年間で29勝のイマイチ乗れていない若手・黛弘人騎手では重荷であることは明白。しかも急なことであり、ろくにアイオロスを研究する時間もありません。

 そして、当日の黛弘人騎手の成績を調べてみると、

3R 16番人気13着
6R 8番人気 14着
7R 6番人気 11着

と、やはり乗れてねぇー。

 すでにアイオロスの単複を購入していた私は出走前にキャンセルできる術はないかと翻弄していました(嘘)。


 それでも、なんとか掲示板くらいは・・・と思っていましたが、結果はトホホ。

●レース 

 アイオロスシチーのスタートは良く、珍しく二の脚も付き3番手の好位で競馬をします。結果から見れば、ここで脚を使い過ぎたわけですが、長期休養明けを叩かれて動きも幾分素軽くなっていましたし、せっかく好位が取れたのですから、いい判断だったと思います。

 しかし、3コーナー手前ではもう鞍上・黛弘人騎手の手が激しく動き脱落。晩年の逃げ馬ツインターボ張りの失速でシンガリ入線。結果は残念でしたが、私はやり方としては良かったと思います。

●時計の評価

 アイオロスシチーの走破時計1分48秒1不良馬場は、福島ダート1700mの古馬500万下の過去10年間の平均勝ちタイムが1分46秒8不良馬場ですから、着同様ダメダメ時計です。これは先行しバテたもので仕方ありません。

●今後の展望

 前に行ってはバテ、ポツン最後方ならいい脚ながらも中位までではもどかしいですね。今回は直線の短い福島ですし、前に行ったことは評価できます。息が持てば・・・。

●最後に

 先行できる能力があるというよりは、かなり無理して行かせた為になんとか好位が取れたという感じでしょう。あれだけ最初に脚を使ってしまってはどうしようもありません。

 かといって、最後方でポツンと脚を溜めていれば、ある程度爆発するものの、それでも勝ち負けには縁遠く、厳しい状態です。それでもハマれば掲示板くらいはある馬です。直線の長い東京で末脚勝負に徹して欲しいと思います。

 しかし、そう思えるのも今回の前に行ってバテという事実があるからで、今回の敗戦は良かったと思います。

最後までご愛読ありがとうございました

2010年10月27日作成 28日、11月1日加筆
アイオロスシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2010年10月17日 第20戦 500万下 東京ダ1400m (9着/14番人気) Uraga様撮影パドック写真付き

2009年12月26日 第19戦 500万下 中京ダ1700m (15着/10番人気)

2009年11月14日 第18戦 500万下 福島ダ1700m (3着/5番人気)

2009年11月 1日 第17戦 500万下 東京ダ1400m (12着/5番人気)

2009年 9月26日 第16戦 500万下 新潟ダ1200m (11着/5番人気)

2009年 8月 9日 第15戦 500万下 新潟ダ1200m (8着/5番人気)

2009年 6月14日 第14戦 500万下 東京ダ1300m (4着2番人気

2009年 6月 7日 第13戦 500万下 東京ダ1400m (4着/9番人気)

2009年 5月17日 第12戦 500万下 東京ダ1400m (4着/5番人気)

2009年 5月 2日 第11戦 高田城特別 500万下 新潟ダ1200m (5着/8番人気)

2009年 4月 4日 第10戦 500万下 中山ダ1200m (6着/10番人気)

2009年 2月14日 第9戦 500万下 京都ダ1200m (16着/13番人気)

2009年 1月 5日 第8戦 500万下 中山ダ1200m (16着/8番人気)

2008年 6月14日 第7戦 3歳500万 東京ダ1400m (7着/8番人気)

2008年 5月25日 第6戦 3歳500万 東京ダ1400m (5着/6番人気)

2008年 5月 3日 第5戦 3歳500万 東京ダ1600m (11着/4番人気)

2008年 3月30日 第4戦 3歳500万 中山ダ1200m (9着/3番人気)

2008年 2月23日 第3戦 3歳500万 東京ダ1400m (2着/3番人気)

2008年 1月19日 第2戦 3歳未勝利 中山ダ1200m (1着/13番人気)

2007年12月22日 デビュー戦 2歳新馬(混合) 中山ダ1200m (14着/5番人気)

競馬徹底分析ほっさんサイトトップページに戻る