愛馬アイオロスシチー 第6戦!


5月25日 東京6R 3歳500万 ダ1400m混合戦は、

5着/6番人気!!

4着馬とはハナ差の5着!!

脚抜きのいい馬場とはいえ、一気に持ち時計を2秒以上縮めたのは素晴らしい。

この時計なら、500万クラス卒業は確実!!

レース回顧と時計の分析、

レース後吉田豊騎手のコメントと専門誌の評価を掲載。

(5月26日完結)

2008年 5月21日作成

●追い切り情報(5月21日作成)

前走前 4月30日 美浦南坂路 良 馬ナリ

助手
4F 計測不能
3F 37.7
2F 24.6
1F 11.9
内ユウタージャック(古馬1000万)強めと併せで併入



5月21日 美浦南坂路 良 馬ナリ

助手
4F 54.6
3F 39.0
2F 25.4
1F 12.5
外ランキング(古馬1000万)馬ナリと併せで併入


 5月21日、格上と併入はいいのですが、伸びも全体の時計も前走に比べて平凡です。私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。

●気になる出馬想定表

出馬想定表 5月25日 東京6R 3歳500万 ダ1400m 混合戦 全16頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アイオロスシチー 松岡正海  5/03 500万 東京ダ1600 11 12 B−
ウルドサリエ 福永祐一  4/13 未勝利 阪神ダ1400 12
エイワイエヤス 松岡正海  5/11 500万 東京ダ1400 11 12
カンタベリービート 今野忠成  4/26 未勝利 東京ダ1400
ザムーン 小林淳一  4/26 500万 東京ダ1600
ジョウショーアロー 内田博幸  5/11 500万 東京芝1400 11 11
スガノナイナー 木幡初広  4/12 未勝利 福島ダ1000 13
デルマアルタイル 川島信二 12/22 500特 中京ダ1700 13 16 10
ネイヴルトウショウ 吉田豊 11/25 未勝利 東京ダ1400 12
ネクストトライ 柴田善臣  5/04 未勝利 東京ダ1300 12
ハピネスフォーユー 蛯名正義  2/17 500万 東京芝1600
ヒシオフェンス 吉田隼人  5/03 500特 東京芝1600
マルターズアディラ 後藤浩輝  5/04 未勝利 東京ダ1400 12
モエレジンダイコ 黛弘人  5/11 500万 東京ダ1400 16 13
リュウメイ 戸崎圭太  4/27 500万 東京ダ1300 15
レディオーロラ 田中克典  5/04 500万 京都ダ1200 12

●騎手予想

 前走で主戦の蛯名正義騎手にふられてしまった我らが愛馬アイオロスシチーですが、今回も蛯名正義騎手はハピネスフォーユーを選択するでしょう。では、前走の松岡正海騎手かと言うと、


 5月25日に東京競馬場で騎乗予定の主な騎手は次の通りです。

 田中勝春、藤岡佑介、蛯名正義、安藤勝己、柴田善臣、吉田豊、横山典弘、勝浦正樹、後藤浩輝、池添謙一、幸英明、松岡正海、武豊、福永祐一、四位洋文、武幸四郎、小牧太内田博幸、小林淳一、五十嵐雄祐、川島信二、武士沢友治、佐藤聖也、高山太郎、大庭和弥、橋本美純、小野次郎、小坂忠士、柴山雄一、江田照男、郷原洋司、御神本訓史、田中剛 各騎手

 太字はほっさん予想騎手。実績からもかなりいい騎手を乗せてくれると思いますが・・・。

●東京ダ1400mコース解説

 スタート地点は向正面右。1300mのスタート地点からそのまま100m下がる。わずか100mの違いだが、1300mとは別物。スプリンターに向いた1300mに対して、明確に距離適性が問われる。
 スタート後、3コーナーまで約400mも距離があり、まずはこの地点でペースがグンと上がる。3〜4コーナーでもスピードは緩まずに、スタート後の600mが特に速くなるのがこのコースの特徴。しかし、前半の主導権争いでひるんでいては勝負にならない。
 基本的には逃げ・先行が強いコースなので、特に下級条件は先行力が1番のポイント。クラスが上がると差しも決まる。
 唯一の重賞が組まれている根岸ステークスは、差し馬の好走が多い。しかし、その場合でも馬群の大外を回らされる馬が厳しい。中団の馬群の中で脚を溜め、できるだけ距離ロスを防いでいるシーンが多いはずだ。
 枠順は互角。脚質、メンバーによって変わってくる。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜差し
ポイント 先行力、コース取り
種牡馬ベスト アフリート、フジキセキ、ブライアンズタイム
連対騎手ベスト 武豊、横山典弘、ペリエ、柴田善臣、内田博幸
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分27秒3 1分27秒8 1分27秒1 1分26秒6
2歳未勝利 1分27秒3 1分27秒7 1分26秒9 1分27秒2
2歳500万 1分25秒6 1分25秒9 1分23秒9 1分24秒3
3歳新馬 1分28秒0 1分27秒8 1分27秒2 1分27秒4
3歳未勝利 1分27秒3 1分26秒7 1分26秒7 1分26秒3
3歳500万 1分26秒0 1分25秒8 1分25秒2 1分25秒3
古馬500万 1分25秒9 1分25秒2 1分24秒9 1分25秒3
古馬1000万 1分24秒7 1分24秒6 1分24秒3 1分24秒1
古馬1600万 1分23秒8 1分23秒6 1分23秒6
古馬オープン 1分23秒4 1分23秒3 1分23秒3 1分23秒0

これ以降は5月22日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 5月25日 東京6R 3歳500万 ダ1400m 混合戦 全15頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アイオロスシチー 吉田豊  5/03 500万 東京ダ1600 11 12 B−
イースタンリバー 武幸四郎  3/15 500万 中山ダ1800 12 15
ウルドサリエ 福永祐一  4/13 未勝利 阪神ダ1400 12
エイワイエヤス 藤岡佑介  5/11 500万 東京ダ1400 11 12
カンタベリービート 幸英明  4/26 未勝利 東京ダ1400
ザムーン 小林淳一  4/26 500万 東京ダ1600
ジョウショーアロー 内田博幸  5/11 500万 東京芝1400 11 11
スガノナイナー 江田照男  4/12 未勝利 福島ダ1000 13
デルマアルタイル 大庭和弥 12/22 500特 中京ダ1700 13 16 10
ネクストトライ 田中勝春  5/04 未勝利 東京ダ1300 12
ヒシオフェンス 後藤浩輝  5/03 500特 東京芝1600
マルターズアディラ 勝浦正樹  5/04 未勝利 東京ダ1400 12
モエレジンダイコ 黛弘人  5/11 500万 東京ダ1400 16 13
リュウメイ 柴田善臣  4/27 500万 東京ダ1300 15
レディオーロラ 田面木博公  5/04 500万 京都ダ1200 12

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬。騎手の太字は乗り替わり。

●各馬の追い切り評価

馬名 追い切り日 コースと
馬場状態
強さ 騎乗者 追い切り時計 評価
アイオロスシチー 5月21日 美浦坂路良 馬ナリ 助手 54.6−12.5 B−
イースタンリバー 5月21日 美浦坂路良 馬ナリ 助手 50.6−13.7 B−
ウルドサリエ 5月18日 栗東坂路良 馬ナリ 53.6−13.2 B−
エイワイエヤス 5月22日 美浦南W良 馬ナリ 助手 4F52.7−13.2
カンタベリービート 5月21日 美浦坂路良 強め 助手 54.8−12.6
ザムーン 5月21日 美浦南W良 馬ナリ 助手 5F66.7−13.1 B−
ジョウショーアロー 5月21日 美浦ポリ良 馬ナリ 助手 5F69.7−12.6 B−
スガノナイナー 5月21日 美浦南W良 一杯 助手 5F64.6−12.4 A+
デルマアルタイル 5月22日 美浦南W良 一杯 助手 5F65.7−13.0 B−
ネクストトライ 5月21日 美浦南W良 馬ナリ 助手 6F83.8−13.2
ヒシオフェンス 5月21日 美浦南W良 馬ナリ 吉田隼人 5F72.0−13.5
マルターズアディラ 5月22日 美浦坂路良 馬ナリ 池崎祐介 52.6−12.5 B−
モエレジンダイコ 5月22日 美浦南W良 馬ナリ 黛弘人 5F67.4−12.5 B−
リュウメイ 5月21日 美浦南W良 馬ナリ 助手 4F50.4−12.7 B−
レディオーロラ 5月21日 美浦南W良 馬ナリ 攻手 4F54.2−12.8 B−

これ以降は5月24日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「実力五分」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲
モエレジンダイコ
エイワイエヤス
リュウメイ △△
アイオロスシチー △△
ザムーン
ジョウショーアロー
ウルドサリエ
ヒシオフェンス △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
モエレジンダイコ 3.8
ヒシオフェンス 3.8
ジョウショーアロー 5.0
ウルドサリエ 7.5
アイオロスシチー 8.2
リュウメイ 13.2
ネクストトライ 16.3
以下20倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
デルマアルタイル 52 47 35 44
モエレジンダイコ 74 63 72 74
カンタベリービート 62 47 45 62
エイワイエヤス 73 58 61 56
リュウメイ 89 89 71 43
アイオロスシチー 79 79 57 61
イースタンリバー 68 52 64 59
ザムーン 65 46 65 61
ジョウショーアロー 82 59 82 62
ウルドサリエ 69 49 69 68
マルターズアディラ 65 41 38 65
レディオーロラ 76 62 67 64
ネクストトライ 64 52 47 64
スガノナイナー 64 50 49 64
ヒシオフェンス 80 56 80 76


デイリー馬三郎

予想印

◎ ヒシオフェンス
○ アイオロスシチー
▲ モエレジンダイコ

以下省略


見解

 「前走のヒシオフェンスはひと息入って余裕残しだった分、伸び切れなかった。行きたがる気性で距離短縮はプラス。新馬勝ちのダートで2勝目を狙う。」

●前走レース後の騎手コメント

アイオロスシチー(11着)

 「スタートしてすぐに、今日は何が何でもといった感じで、押して行ってハナを切る。向正面までは2頭併走して飛ばして行く。距離延長もあっただろうが、さすがに4角で手応えが怪しくなって失速。」(競馬ブック)

モエレジンダイコ(2着)

 「スタートが良かったし、脚抜きのいい馬場なので前々の競馬をしました。それが好走につながったと思います。」(黛弘人騎手・競馬ブック)

ジョウショーアロー(8着)

 「距離は問題なかったけど、馬場の悪い内を通らされてノメッていた分、最後は伸び切れなかったよ。」(内田博幸騎手・競馬ブック)

ウルドサリエ(1着)

 「無理に抑えずに行かせたのが良かった。結果的に楽に運べたからね。スパッと切れる感じではなかったが、この馬ナリに渋太く伸びていたし、よく凌いでくれた。馬も良くなってきたね。」(福永祐一騎手・競馬ブック)

ヒシオフェンス(4着)

 「スタートの1歩目はモサッとしていますが、二の脚が速いのでいい位置につけられました。ただ、気がいいので幾らか行きたがっていました。もう少し短い距離の方が良さそうですが、今日は久々でしたからね。叩いて良くなると思います。」(吉田隼人騎手・競馬ブック)

●各陣営のコメント

デルマアルタイル

 「今回は休み明けでやや急仕上げ。まずは1度使ってからになりそうだね。いきなりは。」(出口助手・デイリー馬三郎)

モエレジンダイコ

 「入厩当初は出来が違うからね。レースに幅が出てもう本物と言えるので、ここも期待。」(小宮助手・デイリー馬三郎)

カンタベリービート

 「前回は理想的な競馬ができた。追ってからのしぶとさは増やしているが、昇級後でどうか。」(鈴木勝美調教師・デイリー馬三郎)

エイワイエヤス

 「もともと使い込んで良くなるタイプ。叩いた上積みは確実にあるし、前走以上にやれる。」(松山康久調教師・デイリー馬三郎)

リュウメイ

 「前走はハイペースに巻き込まれて厳しい展開だった。距離がカギだけど、力は通用する。」(清水英克調教師・デイリー馬三郎)

アイオロスシチー

 「前走は競り合う形になり、先行馬には厳しい流れ。距離短縮で巻き返しを期待する。」(嶋田功調教師・デイリー馬三郎)

イースタンリバー

 「十分に乗り込んでいるので久々は問題ない。ただイレ込み癖があるので、気配がカギ。」(鈴木伸尋調教師・デイリー馬三郎)

ザムーン

 「前回は距離が長かった。徐々に馬は良くなっているが、この後ひと息入れる予定でいる。」(松永康利調教師・デイリー馬三郎)

ジョウショーアロー

 「前走は道中包まれて馬場の悪いところを通らされた。ダートは問題ないので巻き返しを。」(嶋田潤調教師・デイリー馬三郎)

ウルドサリエ

 「力をつけているし、勝った時の出来にはある。ただ今回は昇級戦。どこまでやれるか。」(森本助手・デイリー馬三郎)

マルターズアディラ

 「外枠で砂をかぶらなかったのが前走で変わった要因かな。再度同じような競馬ができれば。」(武市康男調教師・デイリー馬三郎)

レディオーロラ

 「以前ほど砂をかぶっても嫌がらないし、千四なら楽に行けそう。坂の克服がカギになる。」(平野助手・デイリー馬三郎)

ネクストトライ

 「まだ本気で走っていないところがあり、その分、進境も見込めそう。昇級戦でも楽しみ。」(飯塚助手・デイリー馬三郎)

スガノナイナー

 「少し間隔をあけて硬さは取れた。千二でも長い感じだったので、距離延長はマイナス。」(古西助手・デイリー馬三郎)

ヒシオフェンス

 「ダートに戻るのはプラスでしょう。距離もこれぐらいが1番合っているので好勝負を期待。」(国枝栄調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

アイオロスシチー

 前走は初めての1600mで直線失速。距離と思われがちだが、あの超超ハイペースを逃げ切れという方が無理。

 今回の東京ダート1400mは、昇級初戦でいきなり2着と結果を残したコースで期待されるが、あくまでも展開次第。極端なハイラップになれば、当然逃げ馬には苦しく、ミドルペースであれば当然出番あり。

 ただ、追い切りは前走前の方が良かったですね。どこまでやれるかは未知数。

イースタンリバー

 新馬戦の勝ち馬も、このコースでアイオロスシチーと対戦したときは、9着。そのときアイオロスシチーは2着。

 追い切りは全体の時計はいいものの、終いの伸びが悪すぎます。もっとも今回のアイオロスシチーとは、どっこいどっこいですが。

ウルドサリエ

 前走で未勝利脱出。そのときは阪神のダート1400mだったが、勝ち時計はなかなか優秀。ハイペースを逃げ切っており、人気の一角。

 長距離輸送の為、追い切りは軽めだが、この辺りがどうでるか。

エイワイエヤス

 前走はこのコースで11着。時計も平凡で魅力は低い。

 追い切りも短くて軽いのが1本で、評価できません。

カンタベリービート

 前走このコースで未勝利脱出も極めて時計は平凡。昇級していきなりからは・・・。

 追い切りの動きも平凡。

ザムーン

 前走は東京ダート1600mで9着。時計も未勝利クラスのもので、厳しい。

 ただ、追い切りの動きはまずまずですね。

ジョウショーアロー

 勝ち上がりはダートだが、昇級してからは11着続きと結果を残せていない。そこでここ3走は芝だったわけだが、内容はイマイチということで、またダートに戻る。

 鞍上内田博幸騎手は怖いが、能力的には勝ち負けは厳しいか。

 追い切りも終いはいい伸びも全体の時計が少しかかっていますね。

スガノナイナー

 前走福島で勝ち上がり。人気馬を競り落としての勝利で値打ちがあるが、昇級してどこまでやれるか。

 追い切りの動きは最高ですね。本数も十分ですし、21日の時計は特筆ものです。

 これは1番人気でしょうか。

デルマアルタイル

 前走は2歳時。ということで5カ月前。3走前に昇級して以降は10着13着とさっぱり。

 追い切りは終いの伸びは寂しいですが、全体の時計は悪くないですねぇ。

ネクストトライ

 前走初ダートでいきなり優勝。元々新馬戦は3着。そこから2戦目は1番人気と実績馬。

 追い切りは長めは評価できるのですが、動きは水準級ですね。

ヒシオフェンス

 新馬戦を1番人気で快勝。続くオープンのクロッカスステークスでも6着と存在感を見せ、前走の500万特別も4着。人気の一角。

 追い切りはジョッキー追いにしては伸びていない気がしますが。

マルターズアディラ

 前走このコースで勝ち上がり。しかし、人気は7番人気で鞍上後藤浩輝騎手の手腕が光る1戦だった。昇級初戦の今回が試金石。

 追い切りは動きは悪くないものの、ジョッキー追いですし・・・。

モエレジンダイコ

 前走はこのコースでこのクラスで2着。時計は不良馬場ながら1分24秒6と優秀。

 追い切りもジョッキー騎乗とはいえ、まあまあの動き。

リュウメイ

 前走は15着と大敗。しかし、案外追い切りの動きはいいんですよね。

レディオーロラ

 前走の昇級戦は8着。昇級2戦目で上積みが見込める。



 これは難しいですねえ。アイオロスに◎を打ちたいのですが、このクラスで2着に来た2月23日は平凡な走破タイムで、そこからの2戦の失速ぶりを見ると、追い切りの動きの低下からも強気にはなれません。

 ただ、ダートで確実に先行できる二の脚の速さは強力な武器で、上手く息が入れば、当然勝ち負けでしょう。

 正直、期待半分、不安半分といったところです。前走よりはメンバーが軽いので、ここは格好をつけて欲しいのですが。

これ以降は5月25日に作成

●レース 

 アイオロスシチーのスタートはどちらかというと遅い方でしたが、押して好位を目指します。この押せばグングンと加速していく二の脚は強力な武器ですねぇ。

 前走の反省からか、嶋田功師の指示か、今回はハナは主張せずに、好位に取りつきます。前走はハナを主張しすぎるあまり、とんでもないラップになって息が入るところが無く、最後はバテてしまいましたが、今回は無理せず好位に落ち着きます。

 ハナはリュウメイ、2番手はモエレジンダイコ、3番手はジョウショーアローという隊列になります。我らが愛馬アイオロスシチーは6番手の中を追走します。

 直線に出てすぐに包まれて行き場が無くなり、外に進路変更するロスに見舞われます。そこからはジリジリとしか伸びずに画面から消えます。

 再び画面に一瞬現れると、今度は一瞬外へ逃げているのか、再度前が壁になり外に持ち出したのかというシーンが映り、「なにをしてるんだ!!」という感じになりますが、勝ったヒシオフェンスの伸び脚に負けず劣らず後方8番手あたりから、凄い脚で外から猛追してくる馬が1頭。それが我らが愛馬アイオロスシチーです。

 アイオロスシチーは凄い伸び脚(前走前の坂路での上がり11秒台のような切れ味!!)でグングン前との差を詰めますが、さぁ4着馬を一気に交わそうかというところで、ゴールになります。

 勢いは完全に3着馬や4着馬のものを上回っていましたので、直線での無駄な動きが悔やまれます。しかし、それが競馬なので仕方ありません。

 ロスがあって、脚を余しての4着とハナ差の5着は、昇級初戦の2着よりも価値があり、前だけでなく好位からも行けることを証明し、このクラスに完全にメドが立ちました!!

●時計の評価

 今回のアイオロスシチーの走破時計1分24秒5不良は、東京ダート1400mの3歳500万クラスの過去10年の平均勝ちタイムが1分25秒3不良ですから、十分勝ち負けできる素晴らしい時計です。(ただ、未勝利戦も今日はかなり時計が速かったですが・・・。)

 しかも古馬1000万クラスの不良馬場での平均勝ちタイムが1分24秒1ですから、ここでも掲示板程度は狙える時計です。

 今日はたまたま上位馬が強すぎたといったところです。

 アイオロスシチーは最後の直線でロスが2度もあり、エンジンのかかりが悪く、終いは1番いい脚で伸びてきて、脚を余した感じですから、これだけの時計で走っていて、なおかつ余力がある感じです。

 これでアイオロスシチーの正体がバレてしまいましたね。これからは人気を背負ってしまうことになるでしょう。

これ以降は5月26日に作成

●レース後の騎手・調教師のコメント

ヒシオフェンス(1着)

 「2ハロン目が速かったから、そのままついて行くと厳しいと思って控えた。レース前はカッカしていても、走り始めれば冷静なんだ。スムーズなレースができたし、芝よりもダートの方がいい馬だからね。距離は1600メートルでも問題ない。」(後藤浩輝騎手・競馬ブック)

ジョウショーアロー(2着)

 「前に行こうと思っていましたし、この馬の競馬はできましたが、最後は決め手の差が出た感じでしたね。芝でも走れますが、ダートの方が安定しています。」(内田博幸騎手・競馬ブック)

モエレジンダイコ(3着)

 「前走よりもスムーズな競馬ができましたし、自分の時計では走っているんですが・・・。でも、いい位置につけてレースができるようになりましたし、チャンスは近いと思います。」(黛弘人騎手・競馬ブック)

アイオロスシチー(5着)

 「他の馬が速かったので、無理せずに控えました。道中はうまく脚をタメることができたから、もう少し早く外に出せれば良かったんですけどね。脚は残っていましたからね。でも、行くだけでなく、こういうレースもできる馬ですよ。」(吉田豊騎手・競馬ブック)

●専門誌のレース評価

ヒシオフェンス(1着)

 「シャドーロール。出がけは硬い。待機策から楽に4角射程距離。追ってからの勢いが勝っていた。まだ、芝とダート、どちらがいいとは決めつけられない。」(競馬ブック)

ジョウショーアロー(2着)

 「デキがいい。好位で手応え十分。ゆっくりと逃げ馬を交わしにかかって、勝ちパターンのレースはできた。現状、短距離なら、芝、ダートは不問だろう。」(競馬ブック)

モエレジンダイコ(3着)

 「ハナへ行けるぐらいだったが、好位の内に控え、前走とほとんど同じレース。直線で若干、窮屈になったが、時計的には走っているし、前走より相手が強かったと見ていい。」(競馬ブック)

アイオロスシチー(5着)

 「体の張り、毛ヅヤがいい。距離を縮めてちょっとタメるレースを。キッチリと伸びて、今後につながるいい内容。1400メートルもベストに映る。」(競馬ブック)

ウルドサリエ(9着)

 「好位を掛かり気味の追走。昇級戦で時計も速く、今日の1戦は仕方ない部分もある。」(競馬ブック)

●今後の展望

 今回の1戦で、500万クラスは確実に勝ち上がれる能力を見ました。中には、昇級初戦で2着だったわけだから、当たり前という人もいらっしゃるかも知れませんが、あのときは、相手にも恵まれており、2着というものの、時計はすこぶる平凡でした。

 今回は、脚抜きのいい不良馬場とはいえ、一気に時計を2秒も短縮しており、上記に書きました、過去10年の平均勝ちタイムからも、素晴らしい時計であることが、判断できます。

 もうこれは、このクラスは余裕で卒業できる馬といって過言ではないでしょう。


 今週から古馬混合戦にも出走することができます。今回の5着という着順は、古馬混合の500万クラスですと、優先出走権に値します。軽斤量で、そちらで勝負するのも面白いと思います。

 今回の時計なら、古馬相手でも、十分に勝負になります。

 いやぁ、楽しみが広がりました。

●最後に

 5着とはいえ、今回の内容は非常に価値のあるいい内容のレースでした。やはり専門誌でも評価されていますし、あの走破時計で脚を余しての内容というのは、本当に期待が広がります。まさに、負けてなお強しの状態です。

 しかも、逃げ一辺倒ではなく、好位差しが確立できたというのも戦法に選択肢が広がり、今後にとっては非常に大きなことです。

 いいレースを見せてくれました。負けても満足です。次走も収穫のあるレースを期待しています。まだ3歳。これから将来が楽しみです。

 次走もがんばれアイオロスシチー!!

最後までご愛読ありがとうございました

2008年5月21日作成 22日、24日、25日、26日加筆
アイオロスシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2008年 5月 3日 第5戦 3歳500万 東京ダ1600m (11着/4番人気)

2008年 3月30日 第4戦 3歳500万 中山ダ1200m (9着/3番人気)

2008年 2月23日 第3戦 3歳500万 東京ダ1400m (2着/3番人気)

2008年 1月19日 第2戦 3歳未勝利 中山ダ1200m (1着/13番人気)

2007年12月22日 デビュー戦 2歳新馬(混合) 中山ダ1200m (14着/5番人気)

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