愛馬アイオロスシチー デビュー戦!

12月22日中山4R2歳新馬ダ1200m混合戦は、

12着/5番人気と期待を裏切る。

しかし、きちんとした敗因があります。

私は全く心配していません。

レース回顧と時計の評価、レース後騎手コメントと専門誌のレース評価を掲載。

(12月24日完結)

2007年 7月24日作成

●アイオロスシチーを購入した理由

 父馬、BMS(ブルードメアサイアー 母父の意)、厩舎、購入金額を重視する私ほっさんにあって、アイオロスシチーは全て合格ラインの非常に素晴らしい馬でした。

 正直この4条件ともクリアしている馬は非常に少ないものです。とくに、父馬、BMS、厩舎が素晴らしい馬はそこそこの数存在しますが、それらの馬は必ず金額が高いものです。(下手をすれば、これらが揃っていなくても、金額の高いぼったくり馬もいますが・・・特にアメリカンドリーム・・・って、買っている人もいるかも知れないので、悪口はよします。)

 初めて募集カタログを見たときから、この馬はチェックしていました。特に2歳戦で良績のあるサクラバクシンオー産駒ですし、牡馬ですし。

 しかし、2つネックがあって、購入をギリギリまで、見送っていました。

 1つは関東の厩舎の所属であることです。私ほっさんは、2003年度産をチョイスするときに、安くて走りそうな馬を吟味した結果、アドリアシチーを選択・購入しました。アドリアシチーは1260万円と募集馬の中では安価な馬でしたが、4着1回、3着2回、そして後もう一歩で勝利目前というところで、骨折から競走能力喪失になってしまった悲運の馬です。

 その弟ノワールシチーは2勝を上げ(7月24日現在)、現在も活躍中ですし、選択としては間違いなかったのですが、悲しいかな、関東所属の為1度も競馬場で会ったことはありませんし、テレビでもレースが見れません(もちろん私ほっさんは、グリーンチャンネルみたいな素晴らしいものには、入る余裕もなく)。今でこそ短波ラジオを2000円で購入してラジオ実況は聞けるようになりましたが、当時はそれも叶いませんでした。

 とにかく、寂しい・・・。やっぱり愛馬に直接会いたいし、口取りも参加したい!!ということで、それ以降多少素晴らしい馬でも、関東所属の馬は選ばないようにしていました。・・・というのがアイオロスをギリギリまで敬遠した理由の1つです。

 もう1つは、軍資金がなかったということです。2005年産募集馬は、関西の牝馬3頭を購入しました。これはセール期間中にいただける無料提供馬のダブルダンスシチーに魅力があったこともありますが、なんだか、良血の牝馬が安い気がして3頭も購入しました。さらに、エスポワールシチー(デルガドU)も即決で購入し、その時点で2005年産に出資するべき軍資金は終了しました。

 ところが、2006年産募集馬に全く魅力的なのがいない。いないというよりも、金額がやたらと高い気がします。佐々木晶三調教師預託ということになれば、少々金額が高くても、すぐに満口になるだろうといった友駿サイドの思惑が見え隠れして、なんか買う気がしませんでした。

 そこで、その分の資金を先日報告したルーブルシチーに投資したわけですが、不慮の事故により、予後不良になってしまい、クーリングオフ期間内だったこともあって解約の運びとなりました。

 その資金で今回アイオロスシチーを購入したわけですが、ルーブルシチーのように、馬は生き物で何があるかわかりませんので、ギリギリまで購入を見送りました。

 結果として、ルーブルシチーもギリギリまで見送ったことにより、解約することができました。しかし、アイオロスには、いつまでも無事に活躍して欲しいものです。

●アイオロスシチーのほっさん評価

 以下は、アイオロスシチーのほっさん評価です。

 父   サクラバクシンオー アーニングIDX 1.62 評価 A−
 母   サドラーズスター 不出走            評価 D
 母父 Sadler’s Wells                 評価 A−
 姉   アガーテ 3勝                   評価 B−
 生産牧場 上山牧場                    評価 D
 調教師 嶋田功                      評価 C

 馬体                             評価 D
 募集価格 1600万円

 総合評価 2.13 評価 C


 父サクラバクシンオーは文句ありません。特に2歳戦や短距離戦での勝ち上がり率は素晴らしく、最も1口馬主に向いている種牡馬の1つであると思われます。クラシックは狙えませんが、1口馬主にとってはまず、未勝利を脱出しないことには後がないですから、晩成型のダンスインザダークや、メジロマックイーンなどより現実的です。また、アーニングIDX1.62は、繁殖牝馬の質を考慮すれば、素晴らしい数字で、頼もしい限りです。芝もダートもこなしますし、楽しみが広がります。

 母サトラーズスターは不出走の為、実力の程はわかりませんが、その父Sadler’s Wellsはご存知世界ナンバーワン種牡馬とも呼べる存在で、超良血であります。

 母父Sadler’s Wellsも優秀で、日本でも面白いように走っています。これも文句なしどころか、選んででも取りたいBMS(ブルードメアサイアー 母父の意)です。

 姉のアガーテもJRAで3勝するなど、社台グループなどでは繁殖牝馬として物足りない数字かも知れませんが、私ほっさんにとっては文句のない競走成績です。ただ、実績があるのはこの1頭のみで、他は1勝以内ですが。

 調教師の嶋田功師は、ディヴァインシチー(現役2勝馬)でお世話になっている厩舎で、ここ2年ほど低迷していますが、実績、依頼騎手等文句のない厩舎です。ほっさんランキングでは、重賞勝ちが4勝(平地GTは未勝利、障害で1勝)というところが評価を落として「C」評価ですが、関東の厩舎の中では好きな厩舎の1つです。

 嶋田功師についての詳細は、愛馬ディヴァインシチーの初勝利のところで、散々書いていますので省略しますが、一言で言いますと、スパルタ調教で馬を鍛えて強くするタイプの厩舎で、たまにやりすぎて馬を壊してしまうこともあります。非常に馬主にとってリスクのある厩舎ですが、反面、血統的に見向きもされないような馬でも、勝ち上げてくれる(馬の能力をフルに引き出してくれる)厩舎でもあります。

 馬体はあまり良く見えなかったですねぇ。実はこれが購入をギリギリにさせた原因の1つでもあります。当然カタログの写真は生まれて間もない写真ですから(友駿ホースクラブは募集をかけるのが早いですからね。)、いくらでも変貌することは少なくないのですが、写真の時点では、私ほっさんの好きな馬体ではありませんでした。

 ただ、馬体に惚れ込んで購入した、ステップシチーと違い、当歳で良く見えるものは、悪くはなりませんが、当歳で良く見えないものでも、成長とともに良くなるものも少なくないので、友駿ホースクラブHPや会報で、徐々に成長する姿を追いかけ、また近況などから調教状況などをこまめに調べ、ギリギリで購入することにしました。その結果、入厩も早く、入厩直前の動きも良さそうでしたし、ステップシチーを馬体を見て購入した皆さんがこの馬を必ずと言っていいほど持っておられるので、購入に踏み切りました。ここはある種他力本願です。

 募集価格の1600万円は、父サクラバクシンオーの種付料が500万だとすると、母の血統や兄弟から言って妥当な価格ではないでしょうか。私ほっさんには、この馬とアーバンシチー(ゴメスU 募集価格2600万 父タイキシャトル)の価格差がなぜ、ここまであるのかがよくわかりません。父の種付料も似たようなものですし、母も母父もすべてそう金額の違いはなさそうに思えます。おそらく、友駿ホースクラブの方から見て違うなにかがあるのでしょうね。やはり、値段の差が走りの差になるのでしょうか。今のところ私ほっさんには、そうは思えませんが。

 総合評価は2.13で、2005年産友駿ホースクラブ募集馬の中ではアドバンスシチー2.48、エスポワールシチー(愛馬)2.34、セゾンシチー(無料提供馬)2.34、アマデウスシチー2.14、ギムレットシチー(愛馬)2.13、メヌエットシチー2.11の6頭を合わせて、計7頭しかいません。

 この7頭の中で私ほっさんは3頭所有していますが、アドバンスシチーは預託厩舎が佐々木晶三調教師という割高感と父マンハッタンカフェをそんなに魅力に感じないので、見送り。アマデウスシチーは、最近母ミヤノスカーレットの産駒の成績がいまいちのため見送り。メヌエットシチーは代替専用馬の為購入できずということで、3頭所有になりました。

 総合評価が2を超えるということは、繁殖牝馬の質が他より劣る友駿ホースクラブの募集馬の中では際立っており、期待させます。もちろん、馬には故障や脚元が弱い、または気性が悪いといった欠点があるかも知れませんがそれらは、この評価の中には含みません。

 ただ、私個人的にはデータをかなり信用していますので、総合評価2以上というのはかなり期待ができるということです。

 期待してるぞアイオロス!!

●さすがは友駿ホースクラブ↓

 入厩を確認して慌てて買ったアイオロスですが、あれから1週間たった今日(7月24日現在)もまだ募集されております。

 私の出資証Noは404(病院や駐車場だったらあり得ない縁起の悪そうな数字でございます。)で、早々に残口僅かになっていたにもかかわらず、まだ100口弱も余っていることになります。正直栄光の500番狙いだった私ほっさんにとっては驚きの若い番号でございました。

 このように、まだ100口程度も余っていることもあって、とっくに入厩しているアイオロスシチーの募集が終了にならないのでしょうね。

 しかし、こんなんだったら、慌てて購入せずに、追い切りの動きを見てからでも良かった気がします。

 友駿ホースクラブも中途半端に例外を作らず、こういうところはしっかりと規律を守って運営して欲しいものです。

これ以降10月24日に作成

●10月21日に再入厩を確認!!

 その後、ゲートが脚を負傷し放牧療養されていたアイオロスですが、遂に10月21日の時点で、再入厩を確認しました。本当はもっと早く皆様にご報告したかったのですが、風邪による体調不良でほとんど寝ていましたので、ご了承ください。

 まだ、出走までは相当かかりますが、トレセンであれば、15−15を切る時計を出せば、追い切りデータとして我々に情報が届きますので、嬉しい限りです。

 父サクラバクシンオー譲りの相当なスピードを有していると思われますので、追い切りの時計にも注目です。新しい追い切り情報が入り次第下記にてご報告いたします。楽しみですね。

これ以降12月2日更新

●左前脚に熱感が出たときは「!?」と思いました

 11月27日にクラブのHPで左前脚に熱感が出たというコメントが流れたときは、正直「終わった・・・。」と思いました。元々スパルタ調教で馬を強くする嶋田功調教師。私ほっさんは、そのたゆまぬ厳しい追い切りで、デビュー前全く注目されていなかった愛馬ディヴァインシチーを3歳の間に2勝させていただき、その手腕を高く信じてこの馬を購入しました。

 しかし、あまりに厳しすぎる調教ゆえ、故障を発生する馬も他の厩舎に比べて多いもの事実で、リスクもあります。愛馬ディヴァインシチーも500万クラスを1番人気1着で貫禄勝ちを収めましたが、その直後に除外の不運もありましたが、屈腱炎を発症。長期の戦線離脱を余儀なくされています。

 愛馬アイオロスシチーも師特有の馬ナリ→次の日目一杯の調教を11月6日から7日にかけて施され、相変わらず厳しいなと思っていたところに、熱感の文字。一瞬目の前が真っ暗になりました。

 しかし、11月29日に臨時の更新があり、それはもう超ドキドキしながらボタンをクリックしましたら、幸いなことに、打撲と腱鞘炎による軽症とのこと。ほっとしたのなんの。そこに、「経過を見て回復次第運動を開始します。」と書いてありましたので、しばらくは強い運動はないのかな、と思っていましたら、いきなり今日12月2日に追い切り情報がッ!!正直これも驚きましたが、逆に症状の軽さをうかがい知ることが出来、大変安堵しました。

これ以降12月17日に作成

●デビューは12月22日中山4R2歳新馬ダ1200m混合戦を予定

 当てにならない友駿ホースクラブのHPで、今日アイオロスシチーの出走予定が掲載されていました。

12月22日中山4R 2歳新馬 ダ1200m混合戦です。


 当日中山競馬場で騎乗予定の主な騎手は次のとおりです。

松岡正海、村田一誠、石橋脩、田中勝春、小野次郎、小林淳一、柴山雄一、北村宏司、武士沢友治、田中博康、蛯名正義、横山典弘、ルメール、菊沢隆徳、柴田善臣、勝浦正樹、木幡初広、吉田隼人、浜野谷憲尚 各騎手

●中山ダ1200mコース解説

 向正面2コーナー奥の芝の地点からのスタート。芝コースから発馬の上、緩やかながら下り坂を駆け下りて3コーナーに飛び込むため、テンから加速がつきやすい。
 芝の部分を長く通れるため、外枠の方が有利と言われている。確かに実際に7〜8枠の成績は良いのだが、この要因はスタート地点だけの問題ではない。砂を被ったり、揉まれたりしないで先行できる点にもある。内枠の馬でもテンのダッシュ力が速く、すんなりハナを奪うことができれば、そのまま押し切れる。逆に内枠で先行できずに中団以降に置かれると、外から他馬に被せられて苦しくなる。
 ゴール前に急坂はあるものの、基本的には逃げ・先行馬が有利。3〜4コーナーを回り直線入り口で逃げ馬が後続馬を大きく突き放してしまうことも珍しくない。
有利な枠順 外枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント テンのダッシュ力、枠順
種牡馬ベスト サクラバクシンオー、アフリート、アジュディケーティング
連対騎手ベスト ペリエ、横山典弘、武豊、柴田善臣、藤田伸二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分13秒7 1分13秒6 1分13秒0 1分12秒6
2歳未勝利 1分13秒6 1分13秒3 1分12秒5 1分13秒0
2歳500万 1分12秒2 1分12秒4 1分12秒4
3歳新馬 1分13秒9 1分13秒2 1分13秒2 1分12秒9
3歳未出走 1分13秒5 1分12秒8 1分13秒3 1分12秒9
3歳未勝利 1分13秒5 1分13秒1 1分12秒7 1分12秒8
3歳500万 1分12秒5 1分12秒2 1分11秒8 1分12秒2
古馬500万 1分12秒4 1分12秒2 1分12秒0 1分12秒1
古馬1000万 1分11秒8 1分11秒4 1分11秒1 1分11秒1
古馬1600万 1分10秒9 1分11秒0 1分10秒7 1分10秒0
古馬オープン 1分10秒6 1分10秒0 1分09秒1
上記表を見ていただいてもわかるとおり、サクラバクシンオー産駒が1番良績を残しているコースです。

これ以降12月19日に作成

●追い切り情報(12月19日更新)

10月28日 美浦南坂路 稍 馬ナリ

4F 60.7
3F 42.2
2F 27.4
1F 13.5


10月31日 美浦南坂路 良 馬ナリ

4F 68.3
3F 49.9
2F 32.0
1F 14.4


11月1日 美浦南坂路 良 馬ナリ

助手
4F 52.9
3F 38.9
2F 計測不能
1F 13.1
内ユウターヴェルデ(2歳新馬)馬ナリと併せで併入
外キタサンカレン(2歳新馬)馬ナリと併せで0秒1先着


11月6日 美浦南坂路 馬ナリ

4F 69.6
3F 50.6
2F 32.5
1F 14.7


11月7日 美浦南坂路 良 一杯

助手
4F 52.1
3F 38.5
2F 25.4
1F 12.4
内ユウターヴェルデ(2歳新馬)一杯と併せで0秒1先着


11月14日 美浦南W 良 馬ナリ

助手
5F 69.3
4F 54.3
3F 40.1
1F 13.3
外ユウターヴェルデ(2歳新馬)馬ナリと5F併せで併入


左前脚、打撲及び腱鞘炎の為、トレセンにて軽め調整


12月2日 美浦坂路 稍 馬ナリ

4F 61.8
3F 43.4
2F 28.6
1F 14.2


12月5日 美浦坂路 良 馬ナリ

助手
4F 55.5
3F 40.8
2F 27.0
1F 13.5


12月8日 美浦南坂路 良 馬ナリ

4F 62.6
3F 44.4
2F 28.9
1F 14.2


12月12日 美浦南坂路 良 馬ナリ

攻手
4F 65.1
3F 44.8
2F 28.9
1F 14.4


12月12日 美浦南坂路 2回目 仕掛

攻手
4F 56.6
3F 38.7
2F 24.9
1F 12.5
中ユウターヴェルデ(2歳未勝利)馬ナリと併せで0秒1遅れ
外エイコーロマン(古馬500万)仕掛と併せで0秒3先着


12月15日 美浦南坂路 良 馬ナリ

助手
4F 61.2
3F 43.2
2F 28.6
1F 14.3


12月19日 美浦南坂路 一杯

助手
4F 53.1
3F 38.7
2F 25.6
1F 12.7
内キタサンカレン(2歳未勝利・前走新馬戦4着)強めと併せで併入


 12月19日、11月7日の1番いいときと比べると、まだ完璧ではありませんね。ただ、出走できない状態ではありません。この馬だから物足りないというだけです。豊富な追い切り量からも私の追い切り評価は「B+」です。

これ以降は12月20日に作成

●出馬想定表には登録せずも突然の乱入

 昨日出馬想定表にも載っておらず、かつ想定表に22頭も載っているので、仮に割り込んだとしても除外の可能性があるとお話した我らが愛馬アイオロスシチーですが、割り込んでかつ権利をとっちゃいました。はじかれた他馬の皆さん、ごめんなさい。でも違法ではないので・・・。

 しかし、皆さん!!私は昨日このレースの想定表を見たときに、ひどく落胆しました。なぜなら、たいしたことないメンバーだったからです。「これなら、是非とも出走して欲しかったな。」というのが、昨日の時点での気持ちでした。

 ところが、今日出馬確定表を見たら、アイオロスシチーの名が。しかも、騎手も蛯名正義騎手と実績十分です。下記各馬の追い切りを見ていただいてもわかりますように、出走中半分程度は動きが道産子です。我らが愛馬アイオロスシチーも一頓挫しましたが、それがなければ確実に勝っていました。いや、それがあったとしても勝ち負けできるメンバーでしょう。

 ここで高らかに宣言します。明日枠が7枠か8枠なら、3着以内には入るでしょう。いや、勝てるのではないでしょうか。それくらい私はこのアイオロスシチーは期待しております。

●出馬確定表

出馬確定表 12月22日中山4R 2歳新馬 混合 ダ1200m 全16頭 
馬名 騎手 追い切り
アイオロスシチー 蛯名正義 B+
アメリカンイーグル 田中勝春 B+
カンビセカイ デムーロ B+
コアレスイメージ 大庭和弥
ザムーン 村田一誠
シドモア 横山義行
テイクシックス 菊沢隆徳 B+
トウショウヒート 小林淳一
ノンフィクション 勝浦正樹
ハイエモーション 後藤浩輝 B−
ビグザム 吉田隼人
フラライン 松岡正海 B−
ホリノティアラ 武士沢友治 B+
マコトガンベロ 小野次郎 B−
ミネノクレド 木幡初広
リュウセイグン 小坂忠士

●各馬の追い切り評価

馬名 追い切り日 コースと
馬場状態
強さ 騎乗者 追い切り時計 評価
アイオロスシチー 12月19日 美浦坂路良 一杯 助手 53.1−12.7 B+
アメリカンイーグル 12月19日 美浦ポリ良 一杯 調教師 65.1−12.5 B+
カンビセカイ 12月19日 美浦ポリ良 強め 助手 67.3−11.9 B+
コアレスイメージ 12月18日 美浦南W良 馬ナリ 助手 57.7−13.5
ザムーン 12月19日 美浦坂路良 馬ナリ 助手 56.7−13.3
シドモア 12月19日 美浦南W良 一杯 横山義行 68.3−14.2
テイクシックス 12月19日 美浦ポリ良 一杯 菊沢隆徳 65.1−12.5 B+
トウショウヒート 12月19日 美浦南W良 一杯 小林淳一 67.4−13.5
ノンフィクション 12月19日 美浦ポリ良 一杯 助手 66.9−13.5
ハイエモーション 12月19日 美浦南W良 馬ナリ 助手 69.0−13.1 B−
ビグザム 12月19日 美浦南W良 一杯 池崎祐介 68.0−13.6
フラライン 12月19日 美浦南W良 馬ナリ 菊沢隆徳 66.3−13.1 B−
ホリノティアラ 12月19日 美浦坂路良 馬ナリ 助手 53.3−13.3 B+
マコトガンベロ 12月19日 美浦ポリ良 馬ナリ 小野次郎 68.4−12.4 B−
ミネノクレド 12月19日 美浦坂路良 強め 助手 計測不能−12.9
リュウセイグン 12月19日 美浦ポリ良 強め 助手 66.6−13.1

●騎手はいつまでも引っ張るぞ、世界の蛯名正義!!

 蛯名正義騎手といえば、二ノ宮敬宇厩舎のエルコンドルパサーの主戦だったことから、世界の蛯名と呼ばれていた騎手ですが、あれから何年も経ち、状況は変化しつつあります。

 まず、当時は厚い信頼で結ばれていた二ノ宮敬宇厩舎からの騎乗依頼は今はなく、海外に遠征することもありません。また、勝率も生涯成績の12.5パーセントから、昨年は11.5パーセントにまで落ち、今年は少し盛り返してきているものの、今日現在で12.1パーセント。関東のリーディンクも若手に譲っています。残念ながら若手の台頭に少しずつ活躍の場を減らしていることは否定できません。

 しかし、現在年間99勝。土曜日は中山1Rの次がこの4Rの騎乗で、まずこのレースで年間100勝を到達されることでしょう。それほど、このアイオロスシチーは魅力のある馬で、これで勝てないと下手すると今年の100勝は達成できないぞ!!と勝手に決め付けています。(完全自己中心主義)


 また、最近は競馬ファンの印象としては、がんばれシチー軍団のHPにありますように、「蛯名正義騎手は馬を壊してしまう騎手。」という印象の方がそこそこいらっしゃるようです。

 確かに、私の愛馬ではアドリアシチーが8戦目で初めて蛯名正義騎手に乗っていただき、未勝利戦3着と人気を上回る結果を出していただきましたが、その直後(4日後)に競走能力喪失で引退というのがありました。その頃、他の馬でもそういったことがいくつかあったようで、そう思い込んでおられる競馬ファンの方も少なからずいらっしゃるようです。

 ただ、私は腕っ節の強い、強く追える騎手は、馬が力強く伸びる反面、故障も発生する可能性も追えない騎手よりはあると思います。個人的な意見ですが、武豊騎手の騎乗した馬でも、直後に故障発生したり、疲労で長期休養を余儀なくされたりと、馬の力を出し切ると当然馬は疲弊し、疲労が溜まることはありうると思っています。

 しかし、持てる力を100パーセント出さなければ、勝てない馬もいますし、私は変に力を余して負けるよりは、精一杯走って疲労が残るくらいのほうが、見ていて悔いはないです。

 もちろん、武豊騎手や蛯名正義騎手が乗ってもケロッとしている馬も少なくありません。今回の蛯名正義騎手は、私は不安より期待の方がはるかに大きく、非常に期待しております。

これ以降は12月21日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「波乱含み」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲
フラライン
アイオロスシチー
ホリノティアラ
マコトガンベロ
ザムーン
カンビセカイ
トウショウヒート
テイクシックス
ハイエモーション
二重△は△で処理
あとは無印

アイオロスシチーは見事無印ですぅ。後悔するぞッ!!


予想オッズ
馬名 予想オッズ
フラライン 3.1
ハイエモーション 4.1
テイクシックス 7.7
カンビセカイ 8.1
アイオロスシチー 9.9
ホリノティアラ 12.0
ザムーン 12.3
以下15倍以上省略


 5番人気予想ですが、この人気どおりに確定すれば、私はめでたく愛馬出走機会6連続掲示板の記録更新です。しかも、来年は5着以内に優先出走権が与えられるため、万々歳です。

 でも、私はもっと大きいとこを狙っています。ずばり新馬戦優勝です。



ファクターの血統のところが ◎!!ついていました。このメンバーの中では最も良血評価!!
しかし、それ以外の出脚、時計、ダート、調教は全て無印でございました。


騎手の短評

アイオロスシチー 蛯名正義騎手 「△攻めは地味叩いてか」
ビグザム      吉田隼人騎手 「△まだ巨体持て余して」  
           まさにビグ・ザム!でかいだけで役に立たない(特にあの二本の脚はツメミサイル以外は要りませんよね。)。ナイスネーミング!

デイリー馬三郎

見解
 「素軽い走りで仕上がりの良さをアピールする◎フラライン。追ってからの反応が課題だが、スピードは十分でゲートの不安もない。初戦から期待できる。」


予想印

◎ フラライン
○ マコトガンベロ
▲ ハイエモーション
△ アイオロスシチー

以下省略

●各陣営のコメント

アイオロスシチー

 「速い時計は出ていないが、動きは水準級。いいスピードを持っているので楽しみはある。」(嶋田功調教師・デイリー馬三郎)

アメリカンイーグル

 「まだ馬体に緩いところはあるが、除外でもう1週追えたのはプラス。でも勝ち負けまでは。」(天間昭一調教師・デイリー馬三郎)

カンビセカイ

 「小柄で仕上がりは上々だが、まだ全体的に動きが物足りない。使いつつのイメージです。」(田村康仁調教師・デイリー馬三郎)

コアレスイメージ

 「スピードはあるし、直前の動きも良かったけど、まだ体質的に弱いところがあるからね。」(二口助手・デイリー馬三郎)

ザムーン

 「二の脚は速いけど、怖がりな面があるのでまだ極端な競馬しかできないかも知れない。」(松永康利調教師・デイリー馬三郎)

シドモア

 「素直で癖のない馬だけど、小柄で非力さが残りますね。ただ、動き自体は悪くありません。」(加賀武見調教師・デイリー馬三郎)

テイクシックス

 「スタートは速いし、気性的にも新馬戦向きのタイプ。初戦からいい競馬になると思うよ。」(天間昭一調教師・デイリー馬三郎)

トウショウヒート

 「ケイコはラストでもうひと伸びしてほしかったけど、乗り込みは十分。スタートも速い。」(斎藤宏調教師・デイリー馬三郎)

ノンフィクション

 「仕上がりは悪くないが、まだ前向きさに欠ける。レースを使いながらのタイプでしょう。」(稗田研二調教師・デイリー馬三郎)

ハイエモーション

 「太め感はなく、ケイコの動きも上々です。ただ、この距離だと少し忙しいかもしれません。」(萩原清調教師・デイリー馬三郎)

ビグザム

 「いいものは持っているが、大型馬なので使ってからがベターかも。ただスピードはある。」(本郷助手・デイリー馬三郎)

フラライン

 「やや覇気が足りない感じだが、一方で落ち着きとも取れるからね。スタートも速い方だよ。」(手塚貴久調教師・デイリー馬三郎)

ホリノティアラ

 「動き自体は悪くないし、牝馬だけど落ち着きがあるのはいいですね。力は出せそう。」(吉田助手・デイリー馬三郎)

マコトガンベロ

 「乗り込んではいるが、大型馬のせいか太め残り。使いつつのタイプだから初戦は割引。」(栗原助手・デイリー馬三郎)

ミネノクレド

 「多少余裕のある体つきだけど、気性が前向きでこの条件も合いそう。期待はあります。」(栗原助手・デイリー馬三郎)

リュウセイグン

 「乗り込んではいるが、ケイコ時計が詰まってこない。動きも特に強調できないだけに。」(小桧山悟調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

アイオロスシチー

 専門誌が言っているように、確かに追い切りで目立つ動きはないが、逆に悪くもない。なにより、豊富な追い切り量がモノを言うはず。芝の部分が少ない最内枠を引いたのは運がないが、サッとハナを切れれば間違いなく勝てるメンバー。

 競馬ブックの予想オッズでも5番人気予想ですし、そのとおりなら掲示板確定です。最悪でも掲示板は欲しい・・・。いや、勝てると思っていますが。

アメリカンイーグル

 追い切り評価は私の一番手。なぜ専門誌はこんなに印を落とすのか。やっぱり弱いの?枠もいいのに。でも、天間昭一調教師が敗北宣言しているなぁ。

カンビセカイ

 追い切りでは、全体的には時計がかかっているものの、最後はド迫力の伸び。おそらく終いにかける競馬に徹するだろうが、ダートで初戦でどこまで来れるかは疑問。

 追い切り内容からは有力候補。ただし、田村康仁調教師は超弱気。消してもいい?

コアレスイメージ

 追い切り全く駄目。軽い芝ならともかく、ダートでは苦しいのでは?全く無視していい存在だと思っています。

ザムーン

 追い切りも全く動いていないですし、必要ないでしょう。

シドモア

 シンデレラシチーの併せ馬さん。いつもシンデレラシチーに遅れをとっています。これが勝つようなら、シンデレラシチーは相当強い!?

 ジョッキー追いであんな動きなら無視していいでしょう。

 ただ、加賀武見調教師は動き自体は悪くないと言い切る。ただ、加賀武見師の追い切り評価は、私個人はマイセンシチーの時から疑問なので、信用していません。この馬の動きで悪くないのなら、併せでいつも先着しているシンデレラシチーは相当動きがいいのかなぁ。あまりそうも思わないんですけど・・・。

テイクシックス

 ジョッキー追いとはいえ、なかなか動きはいいですね。これは水準級です。

 また、天間昭一調教師もかなり色を持っていますし、勝ち負け。ずばりアイオロスシチーの最大のライバル。

トウショウヒート

 ジョッキー追いでもイマイチ。この動きなら今回は不要と思いますが。

ノンフィクション

 これも動いていませんね。上位馬に比べて見劣りします。

ハイエモーション

 追い切りの動きはまあまあ。ギリギリ掲示板?萩原清調教師によると少し忙しいようですが。

ビグ・ザム

 でかいだけのでくの坊。ジョッキー追いでも全く動きは重く、私の常識では、もっとも来ない馬の1頭。ただ、ガンダムファンの支持を受けるので、多少人気にはなるでしょう。

フラライン

 各誌で◎をいただいている本命級の馬。しかし、追い切りは決してそんなに良いわけではなく、調教師でさえ、「覇気が足りない。」と言う始末。

 私はアイオロスの方が上と見ますが。

ホリノティアラ

 これはまあまあの動き4、5着候補と見ますが。陣営もそれなりの手応えのようです。

マコトガンベロ

 これもそんなに追い切りの動きは悪くないですが、逆に強調できる内容もない。しかし、陣営によると太め残りで初戦は割引らしいです。

ミネノクレド

 これも動きは重たいです。消しの一手でしょう。陣営は期待しているようですが。

リュウセイグン

 これまた追い切りは駄目です。ほっておいてもいいのでは?
愛降ろすシチー
なし
テイクシックス
カンビセカイ、フラライン、アメリカンイーグル
 新馬戦の予想のときは、いつも言っていることですが、とにかく新馬戦は走ってみないとわかりません。追い切りで全く動かなくても実戦で走る馬(先週初勝利を挙げた愛馬チャーミングシチーもそうです。)もいます。

 しかし、そう言い切ってしまっては、甲乙つけようがありませんので、私は追い切り内容や血統で評価します。


 アイオロスシチー本命ですが、心配なのは1番という枠順だけ。出負けすれば、包まれて致命的になるでしょう。逆に前に行ければ、まず勝つでしょう。上記5頭以外はかなりレベルの低いメンバーです。ここは最低でも3着は確保して欲しい。

これ以降12月22日に作成

●レース

 中山のダート1200mは、コース解説にもありますように、しばらく芝の部分を走ります。

 ゲートが開いてアイオロスシチーはスタートもなかなかよく、二の脚をつけて前をうかがいます。一旦4番手の絶好のポジションに位置しますが、ダートコースに入ったとたんに急激に失速。本当に故障発生を思わせるような失速ぶりでした。理由は蛯名正義騎手しかわかりませんが、おそらく5番人気の12着ということで、専門誌などでも蛯名正義騎手のコメントを探すのは難しそうです。あれば、24日に掲載します。

 4番手から急激に後方に下がった我らが愛馬アイオロスシチーは10番手を追走。3角からは12番手で、最後までそのままなだれ込む形になりました。

 アイオロスシチーは3角手前ですでにその1つ前の馬から12、3馬身は離され、全くついていけない感じでした。

 ただ、映像で見るに、次のことは言えると思います。
  1. スタートは上手い方
  2. 二の脚はなかなか速く、前に取り付くことができる
  3. 芝ならかなりやれそう
  4. ダートは合わないか、砂を被るのを極度に嫌がる
  5. 524キロもある大型馬。普通はこれだけの馬体の馬は初戦からはきつい。
 というわけで、今回はダートで失敗でしたが、これは合うか合わないかは走ってみないとわかりません。素人目に見て、ダートは合わないでしょう。次走芝1200mのレースが見たいと思います。

 今日は残念な結果でしたが、私はあっけらかんとしています。「ダートが合わなかったな。」だけです。それよりも、スタートも上手く、二の脚も速いので、ローカルの芝1200mではかなりやってくれそうな手応えすら感じました。

 元々血統も良く、素質はだれでも認めるが故、5番人気に支持された馬。適鞍になれば、巻き返せると思います。まだ2歳です。来年約9カ月。時間はたっぷりあります。レース慣れして、上手く走れば、今日はスピードがあることは確認できましたから、いずれ勝ち上がってくれると思います。

●時計の評価

 今回のアイオロスシチーの走破時計は1分16秒4良は着が示すとおり、さっぱりです。2歳新馬の過去10年の平均勝ち時計1分13秒7良を大きく下回っています。

 確かに、勝ったハイエモーションの1分22秒2良は別格で凄すぎますが、それにしても時計が悪すぎます。今回叩いて次走どこまで時計を詰められるかが課題となりそうです。もし、あまり変化がないなら、少なくともダートの1200mは無理でしょう。

 ただ、まだ1走しただけです。芝もありますし、ダートの中距離もあります。私は今日の結果は全く気にしていません。

これ以降12月24日に作成 一部25日に加筆

●レース後の騎手・調教師のコメント

ハイエモーション(1着)

 「調教で能力の高さを確認していたのですが、なんと言ってもハミ受けの難しい馬で、なかなかこちらとコミュニケーションを取ってくれない点を心配していました。今日は何とかコントロールできたのでほっとしています。時計も優秀ですし、大きな課題をひとつ克服できて楽しみです。距離はレースぶり次第で、融通が利くでしょう。」(後藤浩輝騎手・ラジオNIKKEI)

 「能力があるのは分かっていたが、ハミ受けが難しい馬でそこをどのくらいコントロールできるかだったが、レースではそんなところを見せなくて強い競馬だった。時計は優秀ですし、上に行っても通用すると思います。」(後藤浩輝騎手・競馬ブック)

マコトガンベロ(2着)

 「弱くてまだキチッとしたケイコができない馬なので心配しながらでしたが、走りましたね。ただピタッとつかれて苦しかったですね。それでこれだけ頑張るんですから、次が楽しみになりました。」(小野次郎騎手・ラジオNIKKEI)

 「よく走ってくれました。まだ弱いところがあってビッシリやってなかったが、スタートは速くて思いのほかスピードがありました。楽しみが出てきましたね。」(小野次郎騎手・競馬ブック)

テイクシックス(3着)

 「いいスピードがあるね。この馬も走っているんだけど、今日は勝った馬が強かったよ。」(菊沢隆徳騎手・デイリー馬三郎)

 「いいスピードを見せてくれたが、強い勝ち馬に外からこられ、3頭の真ん中で厳しい競馬になってしまった。それでも、交わされてからも粘っていたから悪くない。」(菊沢隆徳騎手・競馬ブック)

アメリカンイーグル(4着)

 「まだ太かったけど、使いつつと思っていたわりに、初戦の内容は悪くなかったね。次回の上積みは大きいはず。」(天間昭一調教師・デイリー馬三郎)

 「ハミに頼り過ぎて、ちょっと触っただけで頭を上げていた。それでここまで走ったから悪くない。レース慣れすれば変わってくる。」(田中勝春騎手・競馬ブック)

フラライン(5着)

 「砂を被って嫌気をさしていましたし、千二も忙しかったですね。でも、いい馬ですし、先々走ってきそう。」(松岡正海騎手・デイリー馬三郎)

 「能力を感じさせたが、初めてのレースで砂を被って嫌がっていたし、1200mの最内枠で忙しい面もあった。距離は1600mぐらいがいいと思うし、そこで差す競馬をすれば違うはず。」(松岡正海騎手・競馬ブック)

カンビセカイ(6着)

 「スタートがいいと聞いていたが、そんなに良くなかった。まだ息遣いも本当ではなかったね。この一戦で変わってくると思う。」(デムーロ騎手・競馬ブック)

ザムーン(7着)

 「攻めは動いていたが、怖がりな部分があるからね。今日は教えながらと思っていたし、慣れてくれば走ると思います。」(村田一誠騎手・競馬ブック)

ミネノクレド(9着)

 「稽古ではカリカリしてスピードを見せていたが、実戦は違いますね。中団で揉まれて駄目でした。」(佐藤調教助手・競馬ブック)

ホリノティアラ(10着)

 「本数をやってなくてまだ荒削りなんだ。スピードはあるけど、最後は脚が上がってしまった。これを使って変わり身はあると思います。」(武士沢友治騎手・競馬ブック)

●専門誌のレース評価

ハイエモーション(1着)

 「仕上がり良好。好位の外から楽に抜け出し、ラスト1ハロンからは独走。6Rの2歳500万下を上回る好時計。」(競馬ブック)

マコトガンベロ(2着)

 「まだ体に余裕。二の脚が速く、ポンと主導権を奪う。手応えの割りに渋太く、競り合いからもうひと伸び。2着でも水準以上の時計。」(競馬ブック)

テイクシックス(3着)

 「抜群のスタートダッシュ。態勢的に2着はこの馬だったが、まだ太目の分、あっさり失速。叩いて粘り強化は必至だ。」(競馬ブック)

アメリカンイーグル(4着)

 「まだ太かったが、先団の外から流れ込む。叩いた上積みは大きい。」(競馬ブック)

フラライン(5着)

 「仕上がり良好。最内枠で揉まれて、途中から行き脚が鈍る。コーナーで外へ逃げて、走るリズムも悪かったが、バラけてからは伸びた。」(競馬ブック)

カンビセカイ(6着)

 「まだ体に余裕。後手に回って押っつけ押っつけも、直線はキッチリ伸びる。次走は流れに乗って行けそう。」(競馬ブック)

ミネノクレド(9着)

 「体は仕上がる・テンから追い通し。追ってからも伸びず、物足りない内容。」(競馬ブック)

ホリノティアラ(10着)

 「好仕上がり。センスはあるが、追ってからが案外。追い不足の分もあっただろう。」(競馬ブック)

アイオロスシチー(12着)

 「太目。後方から伸びるところもなかったが、使いつつ変わってきそうなタイプ。」(競馬ブック)

●今後の展望

 12着に敗れたとはいえ、まだ1走しただけです。これが3歳の8月などというのであれば気が気でなりませんが、まだ2歳の12月。いくらでもレースを選択できますし、余裕があります。

 ただ、あまり掲示板を確保できないと、芝1200mなどは登録頭数が多いので、出走間隔を空けないと出られないということにもなりかねません。次走は馬体に異常がなければ、1月2、3週の出走になると思われますが、大型馬の叩き2走目ということで、今回の着で人気はさがるでしょうけれども、私は熱く期待いたします。

 まだまだこれからです。 

●最後に

 今回は12着と惨敗でしたが、競馬ブック誌で良血に◎がついたり、スポーツニッポンの大御所井上泰司氏が◎を打つなど、その素質は専門家も認めるほどです。

 当然巻き返しは十分可能です。

 次回は人気は落ちるでしょうが、逆に私は出走レースによっては馬券の対象に十分なりうると思います。密かに高配を期待しています。

 ただし、まだ芝がいいとは決まっていません。芝でも駄目かも知れませんし、今回の太すぎる馬体を見ていると、絞れればダートでもやれるかも知れません。

 ただ、レースを見る限りでは、芝の部分の走りは軽やかで良かったので、馬体が絞れて芝の1200mなら、出番があるのではないでしょうか。


 なんにしても、必ず巻き返しのある馬です。友駿ホースクラブ得意の16番人気16着ではありません。私は愛馬エクストラシチーのように、初戦惨敗→2戦目で優勝 もあると思っています。

 今回の特集はここまでですが、また次走も熱くご報告いたします。馬体重マイナス10キロくらいなら、買いですよ。では、また。

最後までご愛読ありがとうございました

2007年7月24日作成 10月24日、29日、11月14日、12月2日、5日、8日、12日、15日、17日、19日、20日、21日、22日、24日、25日加筆

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