期待の愛馬クリンゲルベルガー 第10戦


前走で2勝目をあげる。

キャロ愛馬初の口取り式も体験。

これで最悪でも夏に降級の恩恵を受けることが出来る。


しかし、走破時計も最速とはいえ上がりもは平凡で、相手に恵まれた感否めない。

ただ、それでも勝ちは勝ち。

昇級してどこまで通用するか。

2月21日 東京8R 1000万下 芝1400m 定量戦 に出走!!

鞍上はクリストフ・ルメールで期待だったが、

馬格のない牝馬に中1週での東京遠征は過酷過ぎる。

当サイトの全く予想通りの結果に。

10着/10番人気。


スローで好位置も直線伸びず。

走破時計も悪く全くいいところはなかったが、

ハンデ戦や牝馬限定戦なら出番はあるだろう。

特に悲観することもない。こんなものだ。

パドック写真掲載。

(2010年2月22日完結)

2010年2月18日立ち上げ

●追い切り情報(2月18日作成)

前走前 1月31日 栗東坂路 良馬場 叩き一杯
1回
助手
4F 53.4
3F 38.3
2F 25.3
1F 12.7



2月17日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
田中健
4F 57.8
3F 41.2
2F 26.8
1F 13.2
キセキ(3歳未勝利)馬なりに0.3秒先行クビ先着

 2月17日、中1週で東京遠征と言う事でサッと流す程度です。中1週であればこれでいいのですが、小柄な牝馬です。出走間隔と東京遠征で馬体減りをしないか心配です。なにせ、勝った前走でもかなり細かったですからねぇ。
 いくらクラス慣れと言っても、力の出せない状態ですと何にもなりません。

●気になる出馬想定表

出馬想定表 2月21日 東京8R 1000万下 芝1400m 混合戦 全25頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アイオブキング
アラマサスクワート
カピターノ
カレンナサクラ
キョウエイタキオン
キングオザー
クリンゲルベルガー
サマーエタニティ
シェリルピンク
シベリアンヒート
シャイニーデザート
ショウナンアルディ
ジョウテンロマン
タケデンサンバ
ダイショウベリー
ダイメイザバリヤル
テキーラ
テントゥワン
デュヌラルテ
トーセンオーパス
ナイキアプロード
ペチカ
マヤノロシュニ
リネンフィールド
ロックオブサリサ

●出馬確定表

出馬確定表 2月21日 東京8R 1000万下 芝1400m 混合戦 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アラマサスクワート 的場勇人  2/07 賢島 中京芝1200 17 15
カピターノ 後藤浩輝  2/06 平場 東京芝1400 10 11
クリンゲルベルガー ルメール  2/06 500万 中京芝1200 13 B−
サマーエタニティ 石橋脩  9/27 500牝 新潟芝1400 14
シェリルピンク 木幡初広 12/13 伊吹山 中京芝1200
シベリアンヒート 田辺裕信 12/13 伊吹山 中京芝1200 17 18 11
シャイニーデザート 蛯名正義  1/30 立春賞 東京芝1800 11 10 15 10
ジョウテンロマン 岩田康誠 12/05 平場 中山ダ1200 12 15 16 12
タケデンサンバ 大庭和弥  8/01 障害未 新潟障2850 11 12 16 10 15
ダイメイザバリヤル 武豊  1/23 知多 中京芝1200 10
テントゥワン 二本柳壮  1/23 東雲賞 中山芝1800 14 14 13
トーセンオーパス 田中勝春 11/29 アプロ 東京芝1600 15 13 14
ペチカ 丸山元気  2/07 500牝 中京ダ1700
マヤノロシュニ 吉田隼人 12/26 中京日 中京芝1200
リネンフィールド 村田一誠  8/01 大倉山 札幌芝1800 10 10
ロックオブサリサ デムーロ  1/23 知多 中京芝1200 15

表中の「優」は前4節以内の優先出走権(3着以内)を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり。

●東京芝1400mコース解説

 スタート地点は向正面真ん中付近。
 東京競馬場は、3コーナー手前で緩やかな昇り坂があり、3〜4コーナーにかけて下り坂になっている。しかし、傾斜角度はわずかなので、あまり神経質に考えなくていい。
 1400mはスタート後すぐに3コーナーのカーブがあるので、枠順は真ん中より内が欲しい。
 最後の直線は長いが、逃げ・先行馬が有利。前半にダッシュ良く好位をキープし、3〜4コーナーのカーブで息を入れて、最後の直線で二の脚を使うのが理想。
 特に条件クラスでは、先行力がある馬から入るのがセオリー。ただし、先行馬同士ではなかなか決まらず、後方に待機していた馬が最速上がりを使って2〜3着に突っ込んで来るケースが多い。
 上級クラスになると展開が厳しくなり、マイル戦もこなせるスタミナ量が必要になってくる。GUの京王杯SCは、マイラータイプの馬の方が強いレース。逆にスプリンタータイプの馬は苦戦傾向にある。
有利な枠順 真ん中〜内枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 先行力、マイルをこなせるスタミナ(重賞)
種牡馬ベスト サンデーサイレンス、サクラバクシンオー、トニービン
連対騎手ベスト 武豊、ペリエ、藤田伸二、横山典弘、柴田善臣
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分24秒2 1分24秒7 1分23秒8 1分26秒4
2歳未勝利 1分23秒8 1分23秒8 1分23秒6 1分25秒4
2歳500万 1分23秒1 1分22秒5 1分22秒9
2歳オープン 1分22秒6 1分22秒8 1分24秒7 1分25秒8
3歳新馬
3歳未勝利 1分23秒0 1分23秒3 1分24秒6 1分24秒9
3歳500万 1分22秒5 1分23秒1 1分24秒3
古馬500万 1分22秒6 1分22秒8 1分23秒7 1分24秒6
古馬1000万 1分21秒9 1分22秒7 1分23秒4 1分25秒7
古馬1600万 1分21秒5 1分22秒1 1分22秒4
古馬オープン 1分21秒6 1分21秒7 1分22秒7 1分24秒6

●騎手はほっさん初、クリストフ・ルメール騎手!!

 もはや説明不要のフランスの一流ジョッキー。2002年よりJRAの短期免許制度を利用し来日。JRAでの通算勝利数は2010年2月18日現在145勝。

 毎年好成績を残しており、GTでの騎乗も2004年のダンスインザムードで天皇賞(秋)、マイルチャンピオンシップともに2着、コスモバルクでジャパンカップ2着、2005年のダイワメジャーでマイルチャンピオンシップ2着、ハーツクライでジャパンカップ2着するなどの実績を残すも、中央の重賞勝利には恵まれていなかった。

 しかし2005年の有馬記念でハーツクライに騎乗すると、これまで追い込み一辺倒であった同馬で先行するレースを見せ、同年の無敗の三冠馬ディープインパクトに初めて土をつける大仕事をやってのけ、初重賞勝利をGTで飾ったと同時に、オリビエ・ペリエから続く外国人騎手による同競走の連勝記録を4に伸ばした。

 2006年のドバイシーマクラシックでは、ハーツクライに騎乗し優勝した。また、サンクルー大賞ではプライドに騎乗し、最強と目されていたハリケーンランを破った。

 2007年は、1度目の短期免許期間中に、統一JpnTの川崎記念をヴァーミリアンに騎乗して制し、2度目の短期免許期間中の12月15日には愛知杯をディアデラノビアに騎乗して制した。この勝利で外国人騎手史上4人目となる中央通算100勝を達成した。

 2008年も2度短期免許を取得し、2度目の短期免許期間中の11月16日に行われたエリザベス女王杯ではリトルアマポーラに騎乗し優勝。さらに12月7日に行われたジャパンカップダートではヴァーミリアンを選択した主戦騎手の武豊騎手に代わってカネヒキリに騎乗し優勝。(後に武は負傷し、ヴァーミリアンも乗り代わり)中央競馬GTの勝利数を3に伸ばした。
 2008年12月29日から2009年1月28日まで地方競馬の短期免許を取得した。所属厩舎は船橋の川島正行厩舎となる。これで、東京大賞典と川崎記念に騎乗可能となり実際、カネヒキリで東京大賞典と川崎記念共に勝利した。

 2009年、5月10日にプール・デッセ・デ・プーリッシュを騎乗契約を結んでいるジャン=クロード・ルジェ厩舎所属のイリューシヴウェイヴに騎乗して制し、翌週の5月17日に行われたサンタラリ賞(第4競走)をルジェ厩舎所属のスタセリタで、イスパーン賞(第5競走)をルジェ厩舎所属のネヴァーオンサンデーに騎乗して制し、同じ厩舎所属馬でGT競走3連勝を達成し、同時にサンタラリ賞3連覇も達成した。
 また、11月29日のジャパンカップでは武豊騎手を下してまでウオッカにルメール騎手を乗せた。それに見事に応え優勝。


 2010年のシーズンから、それまで主戦を勤めていたクリストフ・スミヨンに代わり、アーガー・ハーン4世所有馬のフランスにおける主戦を任されることに決まった。それに先駆け、2009年のエリザベス女王杯でシャラナヤに騎乗した(結果は4着)。


 本年はすでに12勝で勝率は17.6パーセントと驚異的な数字を誇る。30歳という年齢からも今一番乗れている時。ウオッカで武豊騎手を陣営が下してルメールに乗せ換えたように、現在の実力は武豊騎手以上と見る。

 これは期待するしかないでしょう。

●ほっさん予想

アラマサスクワート

 500万戦はダート1200mで勝ち、昇級戦は15着大敗。前走は芝に矛先を向ける。するとあっと驚く3着で次走への優先出走権を確保。初芝で1000万クラスでの好走で今回当然人気の中心。

 しかし、追い切りの動きは酷く、今回は・・・。

カピターノ

 500万クラスでは二桁着順続きだったが、勝ち上がってからは1000万クラスで3着3着。おそらく1番人気。

 しかし、馬なり一本の追い切りの内容が悪い。終いの伸びを欠き、勝ち負けは疑問。

クリンゲルベルガー

 馬体重が20キロ増え430キロ台になってからは2戦とも最速上がりを繰り出すなど能力を出し切れるようになった。また新馬戦を勝ったように芝の短距離が合う。

 昇級初戦の今回は、牡馬との混合戦(勝った前走も牡馬混合戦だったが、ほとんど牝馬だった)でしかも定量戦。常識的には厳しいだろうが、直線の長い東京で、しかも追えるルメール騎手とくれば、期待は大きい。


 3か月の放牧明けで、ふっくら馬体から2本一杯に追えた前走と異なり、中1週でのしかも東京遠征。追い切りも軽く(それは中1週ならそれでいいのだが)、なにより小柄な牝馬で馬体減りが心配。前走と同じか、馬体増なら期待も馬体減なら大敗も。元々輸送の少ない阪神での出走を目指しており、いい騎手が確保できたとはいえ、少し出走を急ぎ過ぎ。ただ、それが浅見秀一という調教師のやり方。

 本来の狙いは3月の中京戦。ここはクラス慣れ目的ということだが。

サマーエタニティ

 東京芝1400mはもっとも得意のコース。1000万クラスでも勝ち負けレベルの走りを展開していた。前走は降級の恩恵を受け500万クラスに出走。ここでは別格だった。そこを圧勝し、再び1000万クラスへ。

 ただ、今回は5か月ぶり。その割に追い切り本数が少ない。

シェリルピンク

 昇級初戦の前走は3番人気に支持されるも6着。しかし走破時計は素晴らしく、前走のクリンゲルベルガーの勝ち時計とは約2秒(良馬場と稍重馬場の違いはありますがそれでも2秒差は大きい)。

 クラス慣れも見込め、今回は突き抜ける可能性も。

 追い切りはまあまあ。

シベリアンヒート

 このクラスで3着などがあるものの、前走は17着大敗。

 しかし、追い切りはなかなか動いており、大穴はこの馬。

シャイニーデザート

 しばらく二桁着順が続いていたが、前走は4着。東京コースは合うようだが。

 ただ追い切りの動きがイマイチ。

ジョウテンロマン

 父はサンデーサイレンス。芝の短距離が得意。ダートの前走と芝のマイルの前々走は大敗だが、芝の短距離ならもっとやれそう。

 追い切りの動きは悪くない。

ダイメイザバリヤル

 昇級初戦の前走はクラス慣れが必要と思われ10番人気と低評価もあっと驚く3着。今回は鞍上強化で勝負に出る。

 追い切りは終いの伸びがひと息。

タケデンサンバ

 このクラスは頭打ちで入障。しかし結果を残せずまた平地へ。6か月半ぶりの今回、相手も強く最下位候補筆頭。

 追い切りも未勝利クラスのもの。

テントゥワン

 前走は7着もハンデ戦で軽量。今回定量戦で出番なし。追い切りも軽すぎる。

トーセンオーパス

 昇級初戦の前走は15着大敗。2走目と言ってもまだまだクラス慣れが必要。

 追い切りもこのクラスとしては平凡。

ペチカ

 前走ダートで勝ち上がり。ずっとダートで善戦していたが、今回は芝を試すということか。クリンゲルベルガーと同じスウェプトオーヴァーボード産駒だが、芝は未知数。

 軽すぎる追い切りが不満。

マヤノロシュニ

 未勝利、500万と連勝。1000万クラス昇級初戦も勝ち馬からクビ差の2着。その次の前走は4着だったが、勝ち馬からは僅か0.1秒差。差のない競馬をしているがどちらも斤量53キロだった。今回55キロだが、どうか。

 追い切りの動きは前走を上回る。今回も勝ち負け。

リネンフィールド

 前走から6か月半。休養前も比較的メンバーの軽い北海道で目立たず。

 追い切りの動きも酷くて。

ロックオブサリサ

 このクラスの安定勢力。追い切りで見せる脚力も立派。
マヤノロシュニ
ロックオブサリサ
なし
シェリルピンク、カピターノ、アラマサスクワート、ダイメイザバリヤル、サマーエタニティ
 うーん、はっきり言ってメンバーが揃っていますねぇ。これでは昇級初戦のクリンゲルベルガーは出番なしというのが常識的なところでしょう。

 これでクリンゲルベルガーが前走のように目一杯に2本ほど追えて、かつ馬体が430キロ以上あるというのなら期待もしますが、今回は中1週に東京遠征。馬格のないクリンゲルベルガーが細化するのは目に見えており、出走時の馬体重が430キロを切るようですと大敗確定でしょう。

 逆に、この東京遠征で馬体重が前走と同じか上回るのでしたら、馬が本当に丈夫になった証拠で、いきなりの激走もあると思います。

 総合的に判断して、今回のクリンゲルベルガーは10番人気10着あたりではないでしょうか。

これ以降は2月20日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「高配含み」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲
サマーエタニティ
ペチカ
ダイメイザバトル △△
マヤノロシュニ
シャイニーデザート △△
カピターノ
アラマサスクワート
クリンゲルベルガー
シェリルピンク
ロックオブサリサ △△
トーセンオーパス
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
カピターノ 4.4
ロックオブサリサ 6.1
シャイニーデザート 6.8
ダイメイザバトル 6.9
マヤノロシュニ 7.2
トーセンオーパス 8.6
シェリルピンク 10.1
ジョウテンロマン 11.7
サマーエタニティ 16.5
クリンゲルベルガー 18.8
以下27倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
クリンゲルベルガー 75 36 65 63


デイリー馬三郎

予想印

◎ シャイニーデザート
○ サマーエタニティ
▲ カピターノ

以下省略

クリンゲルベルガーは無印

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

クリンゲルベルガー(1着)

 「ゲート練習の感じがよかったですし、今日はスタートを出てくれると思っていました。外枠で置かれてしまうのが心配でしたが、流れが速くなってくれましたし、前がゴチャついていたので巻き込まれずにかえってよかったですね。4コーナーで口向きの悪い面を少し見せたけど、コントロールが利かなくなるほどではなかったし、直線ではほんとうにいい脚で最後まで走ってくれました。新馬のときは仕上がりの早さで勝ったような面もありましたけど、ここにきて体がしっかりして、だいぶ力をつけてきてくれています」(田中健騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「調教の動きや馬体の張りから、勝ち負けを期待できる状態だと思っていましたが、ほんとうにいい脚を使ってくれましたね。こういう競馬も合っているのでしょう。このあとは馬体の状態をよく確認してから続戦するかどうか検討します」(浅見秀一調教師・キャロットクラブ公式HP)

 「外枠がどうかと思っていましたが、うまく展開が向いてくれたし、外目をスムーズに上がって行けたのも大きかったです。今日に関しては外枠がいい方に出てくれたんだと思います。それにしても最後は切れに切れてくれました。」(田中健騎手・競馬ブック)

 「大外枠でロスがあるのがどうかと思っていたけど、終始スムーズに運べたし逆に良かった。直線での脚もすごかったですね。」(田中健騎手・デイリー馬三郎)
 「仕上がる。後方から。終始外々を回り、4角も大外。ただ、そこからの伸びが1頭だけ違っていた。弾かれたように伸びて一気に突き抜ける。」(競馬ブック)

 「じっくりと構えて末脚を生かす戦法。直線まで我慢し、ラストは大外から一気の末脚で差し切る。豪快な勝ち方で、一変の走りを見せた。」(ギャロップ)

●陣営のコメント

クリンゲルベルガー

 「千二がベストだが、左回りは確実に末脚を使える。決め手が生きる流れなら昇級戦でも。」(浅見助手・デイリー馬三郎)

 「次の中京開催まで待つことも考えましたが、前走後も馬体を維持できていますし、引き続き状態がいいので、トレセンで調教を重ねるよりも昇級の経験を積んだほうがいいだろうと思い、今週の競馬を使うことにしました。中1週の競馬になりますから、17日は終い重点でサッと流す程度の追い切りですが、相変わらずキビキビした素軽い動きをしています。今回は1400m戦になりますが、末脚を活かす競馬なら直線の長い東京コースはいいでしょうし、いいジョッキーも確保できたので、ここでどんな競馬をしてくれるかですね」(浅見助手・キャロットクラブ公式HP)

●前走に引き続き現地観戦レポします

 関西在住の私ほっさんは基本的に京都・阪神、そして中京までしか行きませんが、今回たまたまGTフェブラリーステークスに出走する愛馬エスポワールシチーの応援に東京競馬場に遠征しますので、本当に偶然ですが、今回も現地観戦レポをいたします。

 しかし、このクリンゲルベルガーはいつもお話していますように、エスポワールシチーと同じ日に揃って出走するんですよね。昨年の2月22日もエスポワールシチーがフェブラリーステークス、クリンゲルベルガーが京都でこぶし賞と同日出走でしたし、福島2歳オープンの日もエスポのトパーズSと同日出走です。その次の500万もエスポの平安Sと同日でしたし、3月29日の500万戦もエスポのマーチSと同日でした。

 はっきりいって気持ち悪いですが、厩舎も馬主も馬齢も性別もクラスも異なる馬。本当に偶然です。


 前走の勝ちっぷりから次走も是非みたいと思っていました。仕事の忙しいこの時期に愛馬を生で見れることは幸せです。遠征の為にHPの更新は月曜日になると思いますが、前走同様現地観戦レポを実施したいと思います。

これ以降は2月22日に作成

●パドック

 当日は予定通り愛馬エスポワールシチーのフェブラリーS応援の為に東京競馬場に遠征しました。以下は撮影順です。


気になる馬体重は432キロと思っていたよりはマシでした。中1週で東京遠征ですからね。しかし、これならやはり当初の出走予定の阪神まで待って、目一杯に追った方が力を出せると思いました。

もちろん、左回りで直線の長い東京競馬場で走らせてみたいというのはわからないことはないですが。



つい2週間前に中京で会ったばかりで、そう変わり映えはしません。思ったより細くはなかったです。



相変わらず華奢で、オープンで走る姿は想像できません。しかし、値段以上の活躍で、なんの文句もありません。また、可愛いですしね。



なんだか目が疲れている。福島2歳Sの大敗も短期間での長距離輸送2本による疲労ですし。



同日GTに出走のエスポワールシチーの応援幕の前で。(私しか楽しめない映像ですが・・・)



私の本命マヤノロシュニ。スローの2番手から伸び切れず4着。ふーむ。しかし、同じ芦毛の4歳牝馬でもこちらの方がクリンゲルベルガーよりも筋肉質でいい馬体。
しかし、同じようなメンコでゼッケンがなければ間違いそう(笑)。馬体重もほぼ同じ。



2番人気のシャイニーデザート。こちらは牡馬ですが、素晴らしい馬体です。結局33秒8の脚を繰り出すも3着でした。



結局ゼッケン10番、10番人気10着。1000万クラスデビュー戦は”10”づくしでした。



とまーれーの直後。田中博康騎手の応援幕かっこいい・・・。



手前の頭がぢゃまだ・・・。



本日のカッチー(田中勝春騎手)。好感触も14着大敗。笑顔はここまで。



クリンゲルベルガーの鞍上クリストフ・ルメール騎手は1つ前のレースで騎乗していた為にパドックには来ていません。特例で地下馬道から騎乗できるんですよね。

●レース 

 スタートは勝ったペチカがポンと好スタート。クリンゲルベルガーはなかなかのスタートからそのまま先団に。5、6番手の外を追走します。


左から6番目の黄色い帽子がクリンゲルベルガー。



3コーナー。スローな流れでもしやと思いましたが、バテてもいませんが、33秒台で走れるほどの脚もなく、ズルズルと後退し、10番手で入線しました。

それでもクリンゲルベルガーの上がりは35秒0で、前走(35秒7)よりは速いのですが、ここは直線の長い東京ですし、何よりもクラスが違いますからねぇ。

 

●時計の評価

 今回のクリンゲルベルガーの走破時計1分23秒0良馬場は東京芝1400mの1000万クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分21秒9良馬場ですから、勝ち負けまでは程遠いと言えるでしょう。

 前走で500万クラスを勝ったと言っても、相手に恵まれ、時計や上がりも平凡でした。正直、また500万クラスで勝てるのかと言われるとそれも疑問で、1000万クラスでは現状能力は見劣ります。

●レース後の騎手・調教師のコメント

クリンゲルベルガー(10着)

 「スタートがよかったので前めの位置から運びましたが、最後は疲れてしまったようです。追い出してからの反応がありませんでしたね。前走は後ろから後半勝負にかけていい脚を使って勝っていたし、後ろからじっくり行ったほうが良さを出せるのかもしれませんね。距離は1200mのほうがよさそうです」(ルメール騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「今回は昇級初戦でしたし、最後は苦しくなってしまいましたが、中団からの競馬でも止まらずに粘っていました。もう少しクラス慣れしてくれば結果も違うでしょう。このあとは馬体を確認してからになりますが、できれば中京の牝馬限定戦に使いたいと考えています」(浅見秀一調教師・キャロットクラブ公式HP)

●今後の展望

 クラス慣れということで出走した今回ですが、中途半端感は否めません。馬格のない牝馬に中1週での長距離輸送。ましてや中央場所で相手も強く、昇級初戦で牡馬混合戦。しかもハンデ戦ではなく定量戦です。

 最初から勝つ気などなく、クラス慣れ目的というのもしっくりと来ません。もう少し待てば、前走で勝った相性の良い中京開催が始まります。そこには芝1200m戦のハンデ戦も牝馬限定戦もあります。今回無理に出走せずに馬体を回復させ、疲労を取り、中京戦に一杯追いを2本して万全の状態で出走していたら、もっと見どころのあるレースができたでしょう。

 私は結果を見てから言っているのではなく、ずっとそう訴えて来ていますし、今回の10番人気10着も3日前から予想していた通りです。いくらクラス慣れとは言え使い減りもしますし、こんな目に見えた結果は要りません。

 ただ、浅見秀一厩舎というところは、良くも悪くもそういうところですから、仕方ないですね。それは百も承知ですし、それでいて好成績をあげている厩舎ですから。

●最後に

 今回は大敗でしたが、このまま1000万クラスの壁に弾かれたとしても夏には降級し500万クラスに出走できます。目標の3勝は微妙ですが、とにかく2勝してくれたことで大満足です。6歳3月の引退まで元気で走ってくれれば言う事ないです。

 今回は結果も結果でしたし、この次のレースで当サイトの常連様の馬が出走するとあって、バタバタとしていましたので前回ほど写真等はありません。

 また、中京も日が合えば行きたいと思いますし、その時たくさん撮ってきます。

最後までご愛読ありがとうございました

2010年2月18日作成 22日完結
クリンゲルベルガーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

第9戦 2010年 2月 6日 500万下 中京芝1200m 若手騎手限定戦 (1着/7番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第8戦 2009年11月 8日 500万下 福島芝1200m 牝馬限定戦 (6着/7番人気)

第7戦 2009年 5月 2日 3歳500万 京都ダート1200m (13着/9番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第6戦 2009年 3月29日 3歳500万 阪神ダート1400m (9着/7番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レボ 

第5戦 2009年 3月 7日 3歳500万 阪神ダート1200m (5着4番人気

第4戦 2009年 2月22日 こぶし賞 3歳500万 京都芝1600m (10着/9番人気)

第3戦 2009年 1月25日  3歳500万 京都ダート1400m (2着3番人気) パドック写真多数付き 現地観戦レポ

第2戦 2008年11月24日 福島2歳ステークス オープン 福島芝1200m (13着/2番人気

デビュー戦 2008年11月 8日 2歳新馬 福島芝1200m (1着1番人気

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