愛馬アイオロスシチー 第15戦!


前走後、師曰く”ソエに似た症状”。

嶋田功厩舎はとことん鍛えて強くするが、故障も多い。

心配だぁー。秋の東京開催まで休養させてくれーぃ。


しかし、8月9日 新潟8R 500万下 ダート1200mに出走!!

結果は8着/5番人気。

主戦・宮崎北斗騎手が札幌遠征の為、鞍上は木幡初広騎手が代打騎乗も裏目。

アイオロスは難しい馬なので、不安が的中。。

レース回顧と時計の分析、

レース後の木幡初広騎手のコメントを掲載。

(2009年8月10日完結)

2009年7月2日作成

これ以降は7月22日に作成

これ以降は7月22日に作成

●気になる出馬想定表

出馬想定表 7月25日 新潟12R 500万下 ダート1200m 全24頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アイオロスシチー 宮崎北斗  6/14 500万 東京ダ1300
アイファーチヨオー
アクセプトアゲン
ウイニングヒロオー
キングオブハイシー
スカイビューティー
スズノカイソク
タイキルネサンス
タツタイコウ
チェリークラウン
ツウカイヤスナム
トーセンフーガ
トーホウヘレン
トミケントラスト
ドリームシャドウ
ナスノマツカゼ
ニシノシズル
マイネアクトナイン
モエレサマー
モエレジンダイコ
ライコウテンユウ
リリーザサン
ロトスカイブルー
ヴェリーハード
 フルゲート15頭に想定数24頭ということで、前4節以内の優先出走権が消滅し、かつ前走との間隔がそんなに空いていないアイオロスシチーの出走は厳しく、除外濃厚と見ます。

●新潟ダート1200mコース解説

 スタート地点は2コーナーのポケット。芝からのスタートだが、この部分での枠順の有利・不利はない。
 最初の3コーナーまでの距離は525m、ゴール前の直線は354mと、ローカルの中では一番の広大なコースなので、各馬が能力を発揮しやすい3〜4コーナーで極端に外を回されなければ大丈夫
 純枠にテンの加速力とスピードの持続力が問われる
 一方、レースは単調になる傾向があり、見ている方としては物足りなさが残る。
 コース全体がフラットであるためか、最後の直線が長くても前に行った馬が断然強い逃げ馬の連対率は50%を越え、単・複の回収率はともに100%を越える
 馬券の中心は逃げ、先行馬から入るのが筋で、穴も前残りを狙う方がいい。
 アフリート、フォーティナイナー、ジェイドロバリー、シャンハイ、スキャンといったミスタープロスペクター系の種牡馬の独壇場

有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント スピードの持続力、血統
種牡馬ベスト アフリートが断トツ
連対騎手ベスト 柴田善臣、後藤浩輝、蛯名正義、中舘英二、田中勝春
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分14秒3 1分14秒5 1分13秒4
2歳未勝利 1分13秒5 1分12秒6 1分12秒3 1分12秒9
3歳未出走 1分13秒5
3歳未勝利 1分13秒4 1分13秒2 1分12秒7 1分12秒8
古馬500万 1分12秒3 1分11秒8 1分11秒2 1分11秒1
古馬1000万 1分11秒5 1分11秒4 1分10秒8
古馬オープン 1分10秒8 1分10秒6 1分09秒6

これ以降は7月26日に作成

●7月25日のレースは除外

 出馬想定されていた7月25日の新潟12R 500万下 ダート1200mは、当サイトの予想通り除外になりました。優先出走権が消滅してしまったので、仕方ないですね。

 このレースの除外馬の数からも、今週も除外される可能性もかなりあります。

これ以降は7月29日に作成

●気になる出馬想定表(8月2日)

出馬想定表 8月2日 新潟8R 500万下 ダート1200m 混合戦 全23頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アイオロスシチー 宮崎北斗  6/14 500万 東京ダ1300
アポロクリード
アンシャンレジーム
オーゴンシャトル
クレムリンエッグ
ゲンスイ
コスモスパロウ
サイレントパンサー
ザッハーマイン
スズノカイソク
ソウルスクリーム
タツタイコウ
タマニューホープ
ディアアゲイン
ドリームシャドウ
ナスノマツカゼ
ナンヨーサンセット
バブルガムエンド
ファーストメジャー
ホットマニューバー
メイショウドレイク
ライコウテンユウ
ヴェリーハード

 フルゲートが16頭ですから、23頭もの想定数であれば出走は厳しいと言わざるを得ないでしょう。しかし、追い切りの動きも良い事ですし、出走して欲しいですね。

これ以降は7月30日に作成

●またまた除外

 先週に引き続き、今週も除外されました。追い切りの動きが絶品だっただけに痛いですね。そして何より今週目一杯に仕上げていましたので、その影響が懸念されます。

 調子落ちもそうですが、同じ嶋田功師管理の愛馬ディヴァインシチーは、2度の除外後に屈腱炎を発症。1年後にトレセンに戻るも、時期尚早で再び屈腱炎を発症。現在約2年間休養しています。そちらの方が正直心配です。

 これは師のギリギリまで負荷をかけるスパルタ調教によるものですが、これがあるので馬が鍛えられて強くなる。究極に負荷をかけるのは、弱い馬の宿命で私は賛同しますが、如何せん、師は一線を越えてしまい、故障させることもしばしば。

 一度靭帯炎になっているアイオロスシチーだけに、その脚元が非常に心配されます。こうなった以上はやはり私は言い続けているように、東京開催まで休養させて欲しいと思います。

これ以降は8月5日に作成

●追い切り情報(8月5日更新)

前走前 6月12日 美浦南坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.4
3F 43.3
2F 28.6
1F 14.0  連闘の為軽め調整



6月24日 美浦プール
6月25日 美浦プール


7月2日 美浦南坂路 重馬場 馬なり余力
2回
助手
4F 60.4
3F 44.1
2F 29.4
1F 14.5


7月5日 美浦南坂路 稍重馬場 馬なり余力
2回
助手
4F 59.8
3F 43.2
2F 28.6
1F 14.6


7月8日 美浦南坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 52.8
3F 計測不能
2F 25.8
1F 12.7
ユウターストライプ(障害未勝利)馬なりに0.2秒先行0.2秒遅れ


7月12日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.9
3F 42.5
2F 27.7
1F 13.6


7月15日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 52.3
3F 37.8
2F 24.5
1F 12.1
ダイワオージー(古馬1000万)一杯に同入


7月18日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 63.8
3F 45.2
2F 30.1
1F 14.6


7月22日 美浦南坂路 重馬場 一杯
1回
助手
4F 52.1
3F 37.9
2F 24.7
1F 12.0
ユウタージャック(障害未勝利)末強めに同入


7月26日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 62.9
3F 44.7
2F 29.6
1F 14.7


7月29日 美浦南坂路 良馬場 一杯
1回
助手
4F 51.4
3F 37.5
2F 24.8
1F 12.4
ダイワオージー(古馬1000万下)馬なりを0.1秒追走0.1秒先着


8月1日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 64.5
3F 45.6
2F 29.8
1F 14.6


8月5日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 50.9
3F 37.5
2F 24.6
1F 12.1
ダイワオージー(古馬1000万下)一杯に同入
 7月2日、ソエに似た症状(嶋田功調教師のこのテのコメントは非常に怖い)の為に、前走後放牧さえも検討されていたアイオロスシチーですが、7月2日は馬場で追われました。こんなに早くに追い切りを開始しても大丈夫なのでしょうか。もはや、心配です。夏は休養して、秋の東京からの復帰でいいと思うのですが。

 7月5日、14−14程度で追い切られました。優先出走権は今週までですが、まさか急遽出走するなんてことはないでしょうね。

 7月8日、馬なりとはいえ、終いまでしっかりと走りました。優先出走権は今週までですし、出走するかも知れません。・・・が、脚元に疲労も蓄積しているでしょうし、私としては休養して欲しいですね。この動きなら、出走すればそれなりに走るとは思いますが。

 7月12日、前走4節以内の優先出走権は消滅しましたが、放牧はしないようです。12日も14−14で追い切りをかけられました。もう、東京開催まで休んで欲しい。

 7月15日、今週の出馬想定には名前がありませんでしたが、15日の追い切りは全体の時計も終いの伸びもなかなかのものでした。まだソエ?を発症してから強くは追っていませんが、能力を感じますねぇ。しかし、私は無理せず休養して欲しい。

 7月18日、15−15で追われました。先週の時点でかなり動きは軽くなっていましたので、予定の25日のレースには十分でしょう。

 7月22日、全体の時計もそれなりですし、なにより終い1ハロンの伸びは素晴らしいです。これなら勝ち負けできそうですね。ただ、前4節の優先出走権を失った今、出走することが難しいですが。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。師曰く”ソエに似た症状”は気になりますが、追い切りの動きだけなら良好で、力を十分に発揮できる状態と見ます。

 7月26日、先週は除外されましたが、再び来週に向け調整されています。15−15ですね。先週の追い切りでは動きが良かっただけに残念ですが、今週も良い状態をキープできるでしょう。水曜日の追い切りに期待しましょう。

 7月29日、除外された先週もいい動きだと紹介したアイオロスシチーですが、今週も素晴らしい動きです。これなら勝ち負けは必至でしょう。私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。今週も除外の可能性はそこそこありますが、是非とも出走して欲しいですね。

 8月1日、先週除外でまたまた仕上げ直しですが、コズミも脚元も心配ですし、毎度言ってますように、東京開催まで休養させて欲しいです。

 8月5日、先週の追い切りの動きが素晴らしかったので、除外を憂いましたが、なんのなんの、今週は更に動きは良化!馬なりで一杯に追われた1000万クラスの馬に先着しました。
 当然、私ほっさんの追い切り評価は「A−」とかなりの高評価です。今週出走できれば、勝ち負けは間違いないでしょう。

●気になる出馬想定表(8月9日)

出馬想定表 8月9日 新潟8R 500万下 ダート1200m 全26頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
14 アーリーアメリカン 松岡正海  6/14 500万 東京ダ1400
14 アイオロスシチー 宮崎北斗  6/14 500万 東京ダ1300 A−
アンクルトップ 佐久間寛志  7/22 交流 笠松ダ1400 11 10
インプリシット 川田将雅 12/14 1000万 阪神ダ1200 16 11 16 12 14
エルサフィール 田中勝春  7/18 500万 新潟ダ1200
エレガントステージ 津村明秀  4/26 500万 東京芝1400 11 15
ガクニホシ 蛯名正義  7/18 500万 新潟ダ1200 10 11 13
グレイスフルムーヴ 蛯名正義  5/16 1000万 東京ダ1300 11 13
12 サイレントパンサー 戸崎圭太  6/07 500万 東京ダ1400 13 11 13 18
サウロビスティー 勝浦正樹  5/03 未勝利 東京ダ1400
サラトガティプトン 中舘英二  5/17 湯沢5下 新潟芝1200 11 11 15
11 シャンスイ 木幡初広  5/23 500万 新潟ダ1200 12 10 15
スプリングスピカ 宮崎北斗  4/19 500万 福島芝1200 15 11
14 タツタイコウ 吉田豊  6/14 500万 東京ダ1300 10 14
14 タマニューホープ 津村明秀  6/14 500万 東京ダ1400
ダークシャナオー 田中勝春  7/18 未勝利 新潟ダ1200 15
14 テイエムヨカドー 石橋脩  6/14 500万 東京ダ1300
14 デジャヴ 幸英明  6/13 500万 中京芝1800 14 14 12 12 10 11
トウショウダブル 張田京  7/11 三陸5下 福島ダ1700 14 14 10
ドンペリゴール 石橋守 10/04 未勝利 阪神ダ1200 11 12
14 ナスノマツカゼ 佐藤哲三  6/14 500万 東京ダ1300 12
ヒシマウンテン 赤木高太郎  6/21 500万 阪神ダ1800 11 11 11 13
フレイヤ 中舘英二  5/16 未勝利 新潟ダ1200 14
12 マルマツパワフル 繁田健一  6/02 交流 大井ダ1200 13 15 15
メイクセンス 岩田康誠  2/07 500万 京都ダ1400
14 メイショウドレイク 武豊  6/14 500万 東京ダ1300 10

表中 左端の「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 数字は優先出走順位

 仮にこのままのメンバーで出馬投票されれば、愛馬シャンスイは出走確定で、アイオロスシチーは3枠を8頭で抽選することになります。追い切りの動きは絶品ですし、なんとか抽選をくぐり抜けて欲しいですね。

これ以降は8月8日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 8月9日 新潟8R 500万下 ダート1200m 全15頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
14 アイオロスシチー 木幡初広  6/14 500万 東京ダ1300 A−
インプリシット 川田将雅 12/14 1000万 阪神ダ1200 16 11 16 12 14 B+
エルサフィール 三浦皇成  7/18 500万 新潟ダ1200
エレガントステージ 伊藤工真  4/26 500万 東京芝1400 11 15 B−
グレイスフルムーヴ 蛯名正義  5/16 1000万 東京ダ1300 11 13 A−
12 サイレントパンサー 田辺裕信  6/07 500万 東京ダ1400 13 11 13 18
サウロビスティー 勝浦正樹  5/03 未勝利 東京ダ1400 B+
11 シャンスイ 北村宏司  5/23 500万 新潟ダ1200 12 10 15 B−
スプリングスピカ 草野太郎  4/19 500万 福島芝1200 15 11
14 タマニューホープ 石橋脩  6/14 500万 東京ダ1400 B−
ダークシャナオー 田中勝春  7/18 未勝利 新潟ダ1200 15 B−
14 テイエムヨカドー 武豊  6/14 500万 東京ダ1300 B−
フレイヤ 郷原洋司  5/16 未勝利 新潟ダ1200 14 B+
12 マルマツパワフル 小野次郎  6/02 交流 大井ダ1200 13 15 15 B−
メイクセンス 福永祐一  2/07 500万 京都ダ1400 B+

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり。

アーリーアメリカン(前走2番人気5着)、タツタイコウ(前走5着)、メイショウドレイク(前走500万クラスで優勝、降級してここへ)といった有力馬が除外されました。

●各馬の追い切り評価

馬名 追い切り日 コースと
馬場状態
強さ 騎乗者 追い切り時計 評価
アイオロスシチー 8月5日 美浦坂路良 馬なり 助手 50.9−12.1 A−
インプリシット 8月5日 栗東坂路良 一杯 助手 52.3−13.1 B+
エルサフィール 8月5日 美浦南W良 馬なり 助手 4F53.5−12.4
エレガントステージ 8月5日 美浦坂路良 一杯 助手 51.9−13.4 B−
グレイスフルムーヴ 8月5日 美浦ポリ良 助手 馬なり 5F62.8−12.4 A−
サイレントパンサー 8月5日 美浦ポリ良 馬なり 助手 5F70.5−12.6
サウロビスティー 8月5日 美浦坂路良 馬なり 助手 50.9−12.5 B+
シャンスイ 8月5日 美浦ポリ良 馬なり 見習 4F53.6−12.6 B−
スプリングスピカ 8月5日 美浦南D良 強め 助手 6F82.6−12.3
タマニューホープ 8月5日 美浦ポリ良 馬なり 助手 5F67.1−12.5 B−
ダークシャナオー 8月5日 美浦坂路良 馬なり 助手 51.9−12.6 B−
テイエムヨカドー 8月5日 栗東B良 馬なり 酒井学 6F83.7−11.3 B−
フレイヤ 8月5日 美浦南W良 一杯 小島太一 5F67.9−12.6 B+
マルマツパワフル 8月5日 美浦ポリ良 一杯 見習 6F83.0−12.8 B−
メイクセンス 8月6日 栗東坂路良 一杯 福永祐一 53.5−12.3 B+

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「差し要注」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲
テイエムヨカドー △△
シャンスイ
タマニューホープ
メイクセンス
インプリシット
ダークシャナオー
グレイスフルムーヴ
アイオロスシチー △△
エルサフィール △△
二重△は△△で処理
あとは無印


競馬ブック吉田幹TM 愛馬シャンスイ に本命印!!



予想オッズ
馬名 予想オッズ
グレイスフルムーヴ 3.6
ダークシャナオー 4.3
エルサフィール 5.2
メイクセンス 6.7
タマニューホープ 6.9
テイエムヨカドー 8.2
アイオロスシチー 17.0
インプリシット 23.6
シャンスイ 24.6
以下33倍以上省略



 アイオロスシチーは7番人気、シャンスイは9番人気予想です。アイオロスシチーは3番人気くらいになると私は思っていますが、本当にこの競馬ブック予想オッズの通りなら愛馬2騎の馬連は30000円くらいつきそうですね。

 正直シャンスイがそこまで上位には来ないと思っているのですが、競馬ブックのトラックマンも本命印をつけてくれていますし、少額ですが、馬券を購入しようかと思います。



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
シャンスイ 63 63 47 37
アイオロスシチー 79 63 73 70
エルサフィール 77 75 77 77



騎手の短評

北村宏司 シャンスイ  △もっとやれていい馬

デイリー馬三郎

予想印

◎ グレイスフルムーヴ
○ テイエムヨカドー
▲ エルサフィール
× シャンスイ
☆ アイオロスシチー

以下省略

大阪スポーツ

本紙の狙い

 「2か月ぶりとなる◎アイオロスシチーを狙う。手前の関係で左回りでこそ能力を発揮するタイプ。満を持しての出走で一発がある。絶好調のエルサフィールが相手筆頭。3か月ぶりのグリイスフルムーヴも好仕上がりで要警戒。」


 予想家の印
馬名 舘林 田沼 山河 本紙
渡辺薫
テイエムヨカドー
フレイヤ
シャンスイ
タマニューホープ
メイクセンス
インプリシット
ダークシャナオー △△
グレイスフルムーヴ
アイオロスシチー
エルサフィール


愛馬アイオロスシチー 大阪スポーツ 本紙本命!!

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

アイオロスシチー(4着)

 「今日は差す競馬でしたが、直線、しっかりと伸びてくれました。コンスタントに力を出せるようになっています。」(宮崎北斗騎手・競馬ブック)
 「五分には出たが、ダッシュがつかない感じで後方から。3、4角は馬群の外をジワッと追い上げて、直線も一旦は前を掴まえそうな勢いで伸びてきた。」(競馬ブック)

シャンスイ(12着)

 「まだ速いところの本数が少ないですし、間隔もだいぶ空いていましたから今日の結果は仕方ないですね。スタート後の二の脚はいいスピードがあるし、このままでは終わらないと思いますよ。一度使って次は変わってくるでしょう」(木幡初広騎手・キャロットクラブHP)
 「久々で馬体減り。前半は前々につけていたが、3角からモタモタしていたし、息切れした形に」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

アイオロスシチー

 「間隔があいたが順調に調整できた。揉まれずスムーズな競馬ならチャンスは十分ある。」(嶋田功調教師・デイリー馬三郎)

 「立て直して仕上がりはいい。ブリンカーを装着してから競馬をやめる面がなくなった。ここも大崩れはない。」(嶋田功調教師・大阪スポーツ)

シャンスイ

 「成長を促すため放牧に出したが、体はあまり変わらない。ケイコの良さが出れば。」(佐々木助手・デイリー馬三郎)

 「減った体は戻っているし、稽古の動きは悪くない。きっかけをつかめれば。」(佐々木助手・大阪スポーツ)

●ほっさん予想

アイオロスシチー

 先週、先々週と仕上げるも除外。今回も除外されれば調子落ちやコズミが心配されたが、厳しい抽選を勝ち抜き、見事に出走の権利を得る。

 逆に前走完敗したメイショウドレイクが降級し出馬想定されていたが、そちらは除外に。

 今回、アイオロスシチーの追い切りは絶品(過去最高)で、主戦・宮崎北斗騎手が札幌遠征の為、乗り替わりの木幡初広騎手が下手に乗らなければ、勝ち負けは必然。

インプリシット

 3走前に昇級後、1000万クラスは2戦して共にシンガリ負けと冴えないが、降級したここなら少しはやれるだろう。

 しかし、上のクラスの内容があまりにも悪く、また3走前に勝ち上がった時も牝馬限定戦で、今回は牡馬との混合戦。しかも距離も1ハロン長い。

 そして、前走から8か月もの長期休養明けも割引。

 ただ、追い切りで見せる脚力はこのクラスでは上位。勝っても不思議はない。

エルサフィール

 今回の出馬想定された26頭の中で、唯一の前4節以内の優先出走権の保持馬。鞍上は三浦皇成騎手を選択。

 前走は勝ち馬からアタマ+アタマ差の3着。上はあのザッハーマインなどと言った超有力馬で、それらと差がないことからも、今回1番人気間違いなし。

 ただ、追い切りが軽すぎるのが気にはなる。

エレガントステージ

 このクラスでは、芝もダートも成績はひと息で今回も7、8着候補。

 追い切りは本数は十分だが、終いで脚があがるなど、完調にはひと息。

グレイスフルムーヴ

 前走は1000万クラスで11番人気9着。前々走は13着と1000万クラスでは出番がない。しかし、降級したここなら。

 3走前の勝ち方は強かった。3か月ぶりの実戦は気になるがそれでも人気の中心。

 追い切りの動きもメンバー中最高のアイオロスシチーと同等の素晴らしい動き。

サイレントパンサー

 前走は13着も、前々走は4着と非常に成績にムラがあり、当てにできないタイプ。追い切りは動かない。

サウロビスティー

 前走で未勝利を脱出。そこから3か月空いて、今回昇級初戦。前走の時計や内容から、500万ではクラス慣れが必要と思われる。

 しかし、追い切りの動きは非凡で、今回突き抜ける可能性がゼロではない。

シャンスイ

 ほっさんキャロットクラブ愛馬第1号。初戦は既走馬相手に非常に強い勝ち方だったが、そこから成長は見られず大敗の繰り返し。

 以前、アイオロスシチーと戦った際も完敗で、今回も逆転は不可能と思われる。

スプリングスピカ

 前走中央転厩初戦は芝で大敗。今回得意のダートに戻して、さて、どうなるのか。

タマニューホープ

 アイオロスシチーと同じく、このクラスの安定勢力もワンパンチ不足。追い切りはなかなかの動き。

ダークシャナオー

 前走は未勝利戦ながら、かなりの好内容。昇級即通用するかは疑問だが、圧勝しても不思議はない。

 追い切りの動きも良く、うーん、強敵。

テイエムヨカドー

 大本命メイショウドレイクの除外により、武豊騎手はこの馬に騎乗。ただ、そのこと以外に強調できる点は全くない。

 追い切りも少ない。

フレイヤ

 前走未勝利勝ちから3か月の休養。このコースを得意としており、軽視は禁物。しかし、常識的にはここは相手が強い。

 追い切りの動きはかなりのもので、一発を秘める。

マルマツパワフル

 前走交流戦で辛くも勝ち上がる。中央では未勝利戦で3着はあるものの、ここでは明らかに格下。

 追い切りはそれなりだが。

メイクセンス

 未勝利戦の勝ちっぷりから、前走は昇級初戦でも1番人気。しかしここでは逃げバテし9着敗退。そこから6か月ぶりの今回、いきなりは・・・。

 しかし、追い切りはしっかりと乗り込まれていて、動きもかなり良好。勝ち負けをしても不思議はない。
アイオロスシチー
エルサフィール
グレイスフルムーヴ
ダークシャナオー、フレイヤ、
シャンスイ
 アイオロスシチーを本命にしていますが、正直それほど自信はありません。このクラスで安定して走っているメンバーもいれば、前走未勝利戦優勝時に圧倒的なパフォーマンスを見せた馬もいて、7、8頭、どの馬が勝っても不思議ではない状況です。

 ただ、愛馬アイオロスシチーは近走の内容がレベルが高いですし、今回初顔合わせの馬が多いですが得意の左回りで直線の長い新潟競馬場。ベテラン木幡初広騎手が仕掛けどころを間違わなければ必ず勝ち負けに絡むでしょう。

 シャンスイは昇級後の2戦を見ていますと強気にはなれませんが、競馬ブックのトラックマンに◎(本命)を打ってもらって、しかも”もっとやれていい馬”などと評されると、ついつい叩き2走目だし、今回は期待していいのかな?という気分になってしまいます。


 とにかく、アイオロスシチーは結果が、シャンスイは内容が十分ならそれで満足です。さて、どうなることやら。

これ以降は8月10日に作成

●レース 

 シャンスイはいつものようにスタート上手で楽に好位につけます。アイオロスシチーは一時のダメな頃を思い出すようなポツンと離れたほぼ最後方(後ろにもっとダメな馬が1頭)を追走します。アイオロスシチーの鞍上木幡初広騎手が必至に押っつけていることからも、押しても押しても動かない状態だったことがわかります。宮崎北斗騎手が乗り始めたときもそうでしたね。結果論ですが、アイオロスシチーを手の内に入れた宮崎北斗騎手とテン乗りの木幡初広騎手の鞍上差が出た気がします。いくら直線の長い新潟でも、これだけ先団から離されればどうしようもありません。

 シャンスイは4番手の最内の経済コースを追走しますが、3コーナーの勝負所でペースが上がると早くもついて行けず脱落します。ハイペースだったことはわかりますが、1番手、2番手の馬が4、5着に残っていることを考えるとペースのせいだけには出来ません。

 結局シャンスイは流れ込んだだけの11着。アイオロスシチーは直線は35秒台の末脚を使うも前も止まらない馬場で8着まで。非常に消化不良なレースになりました。

●時計の評価

 今回のアイオロスシチーの走破時計1分11秒3稍重馬場は、新潟ダート1200mの古馬500万クラスの過去10年間の平均勝ち時計が1分11秒8稍重ですから、着ほど酷い内容ではありません。
 5着だった高田城特別よりは評価される内容でしょう。あのときよりも今回の方がはるかにメンバーが強いです。ですから、優先出走権を逃したのは残念ですが、私は今回の内容は悲観していません。

 ただ、アイオロスシチーに跨った蛯名正義騎手も木幡初広騎手も距離不足を進言しています。私もベストは東京のダート1400m、1200mよりは1600mの方がいいと2戦目に勝ち上がったときから言い続けています。大型馬で跳びの大きい馬です。1200mは忙し過ぎます。

 全く騎手の進言を聞き入れない師ですが、次走は東京でお願いします。

●レース後の騎手・調教師のコメント

アイオロスシチー(8着)

 「返し馬の気配がもうひとつだった。それに道中、追走に余裕がなかったよ。最後はジリジリ詰めてきたが、もう少し距離があった方がいいのでは。」(木幡初広騎手・競馬ブック)

シャンスイ(11着)

 「まじめで一生懸命に走ってくれる馬です。スッと前へ行けるスピードがありますし、リズムを崩さないようにしながら進めました。前に行った馬の後ろをピタッとついて行くことができればまた違ったのでしょうが、少し離されてしまい、中途半端な間隔になったので砂を被ってしまいました。勝負どころで外から包まれるような形になったときに、手ごたえがあやしくなってしまいました。プレッシャーがかかると少し苦しいのかもしれませんね。距離は短いほうがいいのは確かなので、ダートの同じ条件なら外枠からスピードを生かすような競馬が合っていると思います。または直千競馬というのも試してみる価値があるかもしれないですね」(北村宏司騎手・キャロットクラブHP)

●今後の展望

 今回は、時計が速過ぎたこともありますが、突き詰めて考えると、やはり2度の除外の影響が相当出たと思います。2度も仕上げていたわけですから、アイオロスシチーとしても、そのテンションを維持することは難しく、結果的に返し馬の気配を騎手が悪いと感じるデキになってしまうわけです。

 私は前走後”ソエに似た症状”が出たときからずっと、休養して東京開催に備えて欲しいと書きましたが、やはりいつものように低迷している厩舎事情が複雑に交差し、そこそこ賞金をくわえてくる孝行馬は、出走していくしかないのでしょうね。

 馬房の都合で、調子の良い時にも短期放牧に出されるのも迷惑ですが、馬房が空き過ぎて連戦というのも怖いですね。

●最後に

 もしかすると中には、”なんだ8着か、もうお終いだな”なんて言う人もいるかも知れませんが、内容的には追い切りの良さがしっかりと出ていて、良い時計で好内容でした。

 上がりも35秒8でしっかりと切れていますし、今回の敗因は2度の除外によるメンタル面と速過ぎた時計ですから、私は逆に力をつけてきているなと感心しています。

 例えるなら、未勝利戦の2着より、重賞の8着の方が値打ちがあると言うことです。


 最近は宮崎北斗騎手が手の内に入れ、上手く乗っていただいていたのであまり出てきませんでしたが、やはりアイオロスシチーは乗り難しい馬です。テン乗りのジョッキーでは荷が重いですね。宮崎北斗騎手を追いかけて北海道のダート1700mでも良かったのではないでしょうか。

 本日のクラブHPの近況では次走は9月5日以降の新潟競馬となっていましたが、お願いなのでひと息入れて欲しいですね。

最後までご愛読ありがとうございました

2009年7月2日作成 6日、8日、12日、15日、18日、22日、26日、29日、30日、8月4日、5日、8日、10日加筆
アイオロスシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2009年 6月14日 第14戦 500万下 東京ダ1300m (4着2番人気

2009年 6月 7日 第13戦 500万下 東京ダ1400m (4着/9番人気)

2009年 5月17日 第12戦 500万下 東京ダ1400m (4着/5番人気)

2009年 5月 2日 第11戦 高田城特別 500万下 新潟ダ1200m (5着/8番人気)

2009年 4月 4日 第10戦 500万下 中山ダ1200m (6着/10番人気)

2009年 2月14日 第9戦 500万下 京都ダ1200m (16着/13番人気)

2009年 1月 5日 第8戦 500万下 中山ダ1200m (16着/8番人気)

2008年 6月14日 第7戦 3歳500万 東京ダ1400m (7着/8番人気)

2008年 5月25日 第6戦 3歳500万 東京ダ1400m (5着/6番人気)

2008年 5月 3日 第5戦 3歳500万 東京ダ1600m (11着/4番人気)

2008年 3月30日 第4戦 3歳500万 中山ダ1200m (9着/3番人気)

2008年 2月23日 第3戦 3歳500万 東京ダ1400m (2着/3番人気)

2008年 1月19日 第2戦 3歳未勝利 中山ダ1200m (1着/13番人気)

2007年12月22日 デビュー戦 2歳新馬(混合) 中山ダ1200m (14着/5番人気)

競馬徹底分析ほっさんサイトトップページに戻る