愛馬アイオロスシチー　第１４戦！


次走は最後の降級の権利を求めて連闘で臨む、

６月１４日　東京８Ｒ　５００万下　ダート１３００ｍ　は、

またまた４着。

今回はスタート後、押っつけても動かず後方から。

これではローカルでは厳しい。

レース回顧と時計の分析、

レース後の宮崎北斗騎手のコメントと専門誌の評価を掲載。

（２００９年６月１５日完結）

２００９年６月１３日作成

• ●降級の権利を賭け、連闘で臨む
• ●追い切り情報（６月１２日作成）
• ●東京ダート１３００ｍコース解説
• ●出馬確定表
• ●各馬の追い切り評価
• ●専門誌の印と評価
• ●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント
• ●各陣営のコメント
• ●ほっさん予想
• これ以降は６月１５日に作成
• ●レース　
• ●時計の評価
• ●レース後の騎手・調教師のコメント
• ●専門誌のレース評価
• ●今後の展望
• ●最後に

●降級の権利を賭け、連闘で臨む

　アイオロスシチーは直線の長く左回りの東京競馬場や新潟競馬場が合うのは確実で、東京開催は今週が最終週です。

　また、４歳夏に本賞金が半額になる措置が取られますが、それはずばり今週の競馬後です。アイオロスシチーは現在本賞金４００万で、これが半額になっても、なんのメリットもありませんが、５００万クラスに勝利し、本賞金が９００万であれば、本来は１０００万クラス以上のレースしか出走できませんが、半額の４５０万になれば、再び５００万クラスのレースに出走することができます。すなわち降級の利を得ることができます。それには今週勝つしかありません。

　というわけで、連闘で少し無理がありますが、今週出走に至りました。

●追い切り情報（６月１２日作成）

前走前　６月４日　美浦南坂路　良馬場　末強め
１回
助手
４Ｆ　５１．９
３Ｆ　計測不能
２Ｆ　２５．１
１Ｆ　１２．４
ブルーシーズン（古馬５００万）一杯を０．２秒追走０．４秒先着



６月１２日　美浦南坂路　稍重馬場　馬なり余力
１回
助手
４Ｆ　５８．４
３Ｆ　４３．３
２Ｆ　２８．６
１Ｆ　１４．０

　６月１２日、連闘なのに１４−１４で追い切りました。あまりのハード差に脚元が気になりますが、この１戦に賭ける意気込みは伝わって来ます。好走を期待したいですね。私ほっさんの追い切り評価は「Ｂ−」です。

●東京ダート１３００ｍコース解説

　スタート地点は向正面半ば付近｡３コーナーまでの距離は約３４０ｍあり､芝同様にスタート後まもなく緩やかな上り坂が待ち構えている｡
　１３００ｍというのは特殊な距離｡ＪＲＡの全１０場のコースの中でも､この東京ダート１３００ｍしかない｡予想の際には､以前に施行されていた１２００ｍと同じように考えるのがベスト｡１４００ｍに強い馬よりも１２００ｍ以下で力を発揮するスプリンターに向くコースだ｡
　そして､先手を奪える馬が圧倒的に強い｡一般的なダートの短距離戦と同じような考えでいい｡最後の直線は長いが､差しがズバズバ決まることはない｡ハナを切った馬は約５０%の確率で３着以内に入る｡ただし､逃げたい馬が揃うレースなので､何が逃げるかを読み切るのは容易でない｡
　枠順は面白い傾向が出ている｡最内と大外が強い｡

有利な枠順	最内と大外
有利な脚質	逃げ〜先行
ポイント	スタート、先行力
種牡馬ベスト	サクラバクシンオー、エンドスウィープ、アフリート
連対騎手ベスト	武豊、内田博幸、横山典弘、蛯名正義、後藤浩輝
推定勝ちタイム	良馬場	稍重馬場	重馬場	不良馬場
２歳新馬	１分２０秒９	１分２０秒６
２歳未勝利	１分２０秒９	１分２１秒１	１分２０秒８
２歳５００万	１分１９秒０	１分２０秒２
３歳新馬	１分２１秒５	１分２１秒５
３歳未勝利	１分２０秒６	１分１９秒９	１分１９秒７	１分１９秒３
３歳５００万	１分１９秒３	１分１９秒３		１分１９秒０
古馬５００万	１分１９秒１	１分１８秒８	１分１７秒５
古馬１０００万	１分１８秒５	１分１７秒３	１分１７秒４	１分１８秒７

●出馬確定表

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬　騎手の太字は乗り替わり。

●各馬の追い切り評価

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「混戦模様」

見解　「充実期を迎えたライコウテンユウから入る。近２走は粒揃い。前回に引き続き、この中間もビシッとやれている。アイオロスシチー、メイショウドレイク、テイエムヨカドーとの争いか。３連単は上位４頭軸。」

予想家の印

馬名	吉田幹	林茂徳	吉岡哲
ライコウテンユウ	○	◎
スカイビューティー	△		○
メイショウドレイク	△△	▲	◎
ナスノマツカゼ			△
テイエムヨカドー	▲	△△	△
メインヴォーカル		△
ウルドサリエ		△	△△
アイオロスシチー	◎	○	△
ミスティフォレスト	△	△
トーコーゼウス			▲

二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ

馬名	予想オッズ
メイショウドレイク	３．９
テイエムヨカドー	６．３
アイオロスシチー	６．５
ライコウテンユウ	６．６
ミスティフォレスト	８．３
スカイビューティー	９．３
ウルドサリエ	９．７
リノーンマイア	１４．０

以下１８倍以上省略



スピード指数

馬名	最高値	３走前	２走前	前走	評価
アイオロスシチー	７９	６５	６３	７３

デイリー馬三郎

予想印

◎　ミスティフォレスト
○　ライコウテンユウ
▲　メイショウドレイク
△　アイオロスシチー
以下省略

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

アイオロスシチー（４着）

　「テンに気合を入れたら、折り合いを欠いてハナへ行ってしまいました。それでも最後まで粘っていたし、こういう競馬でもよく頑張ってくれたと思います。」（宮崎北斗騎手・競馬ブック）

　「スタートが決まったにしても、逃げたのにはビックリ。離し逃げから、最後も渋太い粘りを見せる。この一戦がキッカケになれば・・・。」（競馬ブック）

●各陣営のコメント

アイオロスシチー

　「連闘策がとれるほど今は具合がいい。前走でレースぶりに幅が出たし、上位争いも可能。」（嶋田功調教師・デイリー馬三郎）

　「前走はしまいまでよく頑張っている。連闘も問題ないし、うまく流れに乗れれば。」（木藤助手・大阪スポーツ）

ライコウテンユウ

　「ベストは１２００ｍ。今回は相手が揃った感じもある。」（杉山助手・大阪スポーツ）

ウルドサリエ

　「最近は折り合いがついてレースが安定してきたが、あと一歩足りない。勝ち切るまではどうか。」（畑助手・大阪スポーツ）

メイショウドレイク

　「新潟で好走してきたが、今度はメンバーが違う。勝ち負けまではどうか。」（小島勝助手・大阪スポーツ）

●ほっさん予想

アイオロスシチー

　前走は優先出走権持ちが１１頭もいるハイレベルな一戦であわやの４着。ただ、アイオロスシチーは出遅れ癖があり、ダート１３００ｍでは出遅れは致命傷。前走のように出れば勝ち負けは確実。危険過ぎて馬券には出来ない。

　まともなら能力は上位。

　１２日は１４−１４で追い切るなど、この一戦に賭ける意気込みは並々ならぬものというよりは、もはや、やり過ぎて故障が心配。

ウルドサリエ

　前走は荻野琢真騎手を背に１番人気３着。減量騎手でもワンパンチ足りず、前々走３着と健闘した後藤浩輝騎手を配する。しかし、後藤浩輝騎手、今年はここまで低迷。

　まともなら、アイオロスシチーの方が能力上位だろう。

　追い切りも終いを要し、あまり高評価もできない。

キングオブザベスト

　前走１２着から７か月ぶり。このハイレベルなメンバーでは出番はないだろう。騎手も丹内祐次騎手で勝負気配なし。

　追い切りも平凡。

スカイビューティー

　前走は１１番人気もあっと驚く２着。今回の追い切りもピカイチでフロック視は厳禁。

タイキビッグバン

　前走は７か月ぶりに出走もシンガリ負け。その前走から６か月ぶりの今回、買える要素がなくて。

タツタイコウ

　５月１７日のレースではアイオロスシチー（４着）の決め脚に屈して５着。勝負付けが済んだとは言わないが、一度負かした相手。

　追い切りは事情でサラッとだが、このメンバーでは軽いのでは？

チェリークラウン

　元々現級勝ちのある馬だが、降級してから１２、７、１２着と冴えない。そこから４か月半ぶりの出走だが、ピークは過ぎた感。

　右寛ハ行の為取消

テイエムヨカドー

　前走３着も展開も味方。追い切りも軽く。

トキメキボストン

　地方からの転厩馬。強調すべき点はない。

トーコーゼウス

　まだ一戦のみ。その内容は強かったが、そこから１３か月ぶりの出走。いくらなんでも。それとも、圧倒的に強くて力で押し切るのか。

ナスノマツカゼ

　前走は８番人気も４着。力はあるもムラもある。追い切りも平凡。

ミスティフォレスト

　有力馬の一角も追い切りの動きは全然。叩いてからだろう。

メイショウドレイク

　ここ２走は２着と常識的には順番。ただ、陣営の小島勝助手が話されているように、相手が違う。追い切りも普通。

メインヴォーカル

　前走は叩き一走目にして２番人気４着。追い切りもジョッキー騎乗とはいえ、かなりいい動き。

ライコウテンユウ

　アイオロスシチー同様、このクラスの安定勢力。追い切りもメンバー中上位の動き。

リノーンマイア

　地方からの転厩初戦。追い切りの動きからもいきなりからはと思うが、鞍上・内田博幸騎手が不気味。

ほっさんの見解

　意外に有力馬の陣営は弱気。大阪スポーツ紙の陣営のコメントだけを見ていると、アイオロスシチーが勝ちそうな気がしますが、アイオロスの得意距離はあくまでも１４００ｍ。未勝利勝ちがあるものの、１２００ｍは忙しいという見解です。

　では、今回の１３００ｍはというと、コース解説にありますように、はっきりと１２００ｍに近いコースです。アイオロスシチーは前走のようにハナを切れれば勝ち負けですが、前々走や３走前のように出遅れると掲示板すら外す危険もあります。

　とにかく、相手どうこうというより、アイオロスは自身との戦いです。メンバー的には先週よりも確実に軽めです。勝つ可能性は十分ありますが、なんとも予測し辛いところです。一応、応援馬券は買います。

これ以降は６月１５日に作成

●レース　

　前走はスタート良し、そこから、押っつけてかかってハナに立ったアイオロスシチーですが、今回は出負けし、押しても前に進みません。進まないだけでかなり押っつけていましたので、それなりにスタミナは使っているでしょう。

　結局１１番手の外を追走します。そして４コーナーでは大外に持ち出し直線に賭けます。

　残り２００ｍ時点では一番いい脚で、一瞬夢を見ましたが、残り１００ｍ付近でパッタリと止まってしまい、勝ち馬から０．３秒差の４着。先行有利の東京ダート１３００ｍにしては健闘しましたが、スタート直後のスタミナロスが最後に響きました。

●時計の評価

　今回のアイオロスシチーの走破時計１分１８秒７良馬場は、東京ダート１３００ｍの５００万クラスの過去１０年間の平均勝ちタイムが１分１９秒１良馬場ですから、悪い時計ではありません。５００万クラスなら着通り、実力上位でしょう。

　しかし、今開催は、全体的に時計が出ており、手放しでは喜べません。

●レース後の騎手・調教師のコメント

アイオロスシチー（４着）

　「今日は差す競馬でしたが、直線、しっかりと伸びてくれました。コンスタントに力を出せるようになっています。」（宮崎北斗騎手・競馬ブック）

●専門誌のレース評価

アイオロスシチー（４着）

　「五分には出たが、ダッシュがつかない感じで後方から。３、４角は馬群の外をジワッと追い上げて、直線も一旦は前を掴まえそうな勢いで伸びてきた。」（競馬ブック）

●今後の展望

　５００万クラスは順調なら、いずれ勝つ順番が来るでしょう。しかし、前走以外は１０００万クラスでのメドが立ちません。ならば、現状のように、確実に優先出走権をモノに出来て、好きなレースに出走でき、かつそれなりの賞金を銜えて帰ってくる５００万クラスも悪くありません。

　今回は、勝てば降級のチャンスでしたから、勝って欲しいと思いましたが、もう降級の可能性もなくなりましたし、あとは無理せず故障せずに長く走ってくれればいいと思います。

　ただ、いずれはあと１勝はできるだろうと思っていた愛馬ダブルダンスシチーは、その後１度勝った５００万クラスを勝てずに故障で引退しました。勝てるチャンスがあるのなら、きちんと勝っておくことも大切かも知れません。

●最後に

　アイオロスシチーもコツコツ稼いでついに本賞金が１２８５万円になりました。最低目標である募集総額の１６００万円には、まだ届きませんが、同じ友駿ホースクラブ所属馬としては、本賞金１１７７万円のタキオンシチー（これはけっこう高額馬）と同１１８０万円のスカイハイシチー（こちらは１つ上の５歳馬）を抜き、現役２５位に浮上しました。

　５００万クラスですから、４着でも１１０万円の賞金が貰えます。これはゆうにひと月のアイオロスシチーの預託管理料を超えますし、いつも勝ち負けしてくれるので、毎レース非常に楽しみです。そんな状態も悪くないですよね。

　とにかく、いい馬を選択出来たと満足しています。まだ、芝のレースも走ってないですし、楽しみが一杯ですね。


　今回は、クラブＨＰにも、出馬想定表にもない突然の出馬で、満足のいく特集が組めませんでしたが、次走も大きな期待を持って特集を組み応援するつもりです。

　次走は右回りの福島か、それとも左回りの中京か。それとも得意の東京開催まで放牧か。優先出走権があるので、なかなか放牧はし辛いでしょうね。しかし、どこに出走しても、有力馬の一角でしょう。

　では、また次走でお会いいたしましょう。

　頑張れ、アイオロスシチー！！

最後までご愛読ありがとうございました

２００９年６月１３日作成　１５日加筆

アイオロスシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

２００９年　６月　７日　第１３戦　５００万下　東京ダ１４００ｍ　（４着／９番人気）

２００９年　５月１７日　第１２戦　５００万下　東京ダ１４００ｍ　（４着／５番人気）

２００９年　５月　２日　第１１戦　高田城特別　５００万下　新潟ダ１２００ｍ　（５着／８番人気）

２００９年　４月　４日　第１０戦　５００万下　中山ダ１２００ｍ　（６着／１０番人気）

２００９年　２月１４日　第９戦　５００万下　京都ダ１２００ｍ　（１６着／１３番人気）

２００９年　１月　５日　第８戦　５００万下　中山ダ１２００ｍ　（１６着／８番人気）

２００８年　６月１４日　第７戦　３歳５００万　東京ダ１４００ｍ　（７着／８番人気）

２００８年　５月２５日　第６戦　３歳５００万　東京ダ１４００ｍ　（５着／６番人気）

２００８年　５月　３日　第５戦　３歳５００万　東京ダ１６００ｍ　（１１着／４番人気）

２００８年　３月３０日　第４戦　３歳５００万　中山ダ１２００ｍ　（９着／３番人気）

２００８年　２月２３日　第３戦　３歳５００万　東京ダ１４００ｍ　（２着／３番人気）

２００８年　１月１９日　第２戦　３歳未勝利　中山ダ１２００ｍ　（１着／１３番人気）

２００７年１２月２２日　デビュー戦　２歳新馬（混合）　中山ダ１２００ｍ　（１４着／５番人気）

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