愛馬チャーミングシチー 第13戦!


前走の内容から期待された今回、

10月25日 京都7R 500万下 ダート1800m は、

7着/9番人気。

連闘も馬体細化で直線失速。

26日にレース間隔を開けて欲しいと書いたら、

28日のクラブ近況で、「レース中に砂を被ってしまい、左目を痛めてしまいました。その後痛めた部位が炎症をおこしウィルスに感染・・・。」

と心配な情報。しかし、結果的にレース間隔は開きそうで、それは大いにプラス。

レース回顧と時計の分析を掲載。

(10月28日完結)

2008年10月22日作成

●気になる出馬想定表

出馬想定表 10月25日 京都7R 500万下 ダ1800m 全7頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
オートホーク 川田将雅 10/04 500万 阪神芝2200 15 11
キングブレーヴ 吉田隼人  7/12 500特 福島ダ1700
チャーミングシチー 福永祐一 10/15 交流 笠松ダ1400 12 12
トップオブハワイキ 長谷川浩大 10/05 500万 札幌芝2000 15 10
ハリーダンカン 渡辺薫彦  2/17 500万 京都芝2000 10 14 11
ヒットトップガン 河北通 10/04 500万 札幌ダ1700 12 12 11
ラヴファクトリー 船曳文士 10/11 500万 京都ダ1800 15 11

表中の赤字は未勝利クラスの馬

 キングブレーヴだけが、格上1000万クラスでも2着と群を抜いています。仮にこのまま確定すれば、単勝1.0倍じゃないでしょうか。

 しかし、現在の出馬想定はたったの7頭ですが、同日の福島の500万特別は特別登録数が60頭もいるなど、このクラスのこの距離に出走したい馬は今週もたくさんいます。そういった馬が特別戦を除外されれば、当然矛先を変えてくるでしょうから、最終的には14頭程度にはなるのではないでしょうか。いや、フルゲートになってしまうのかな?

 いずれにしても、明日の確定が楽しみです。

●京都ダ1800mコース解説

 スタート地点はスタンド前の直線半ば付近。1コーナーまでの距離は約280m。1コーナーに入るまでの位置取りが非常に重要で、ここで外を回らされると厳しい。1コーナーに入るまでに隊列が落ち着きやすく、縦長にはならないので、外枠を引いた馬(特に逃げ・先行馬)は不利だ。逆に1枠の逃げ・先行馬が最もベスト。単純に1枠の連対率は約20パーセントある。その他の枠は15パーセント以下。
 基本的には逃げ・先行馬が有利だが、展開や馬場状態次第では向正面で激しくレースが動くことも。ペースが速くなれば当然、差し馬にもチャンスが出てくるが、逆に遅すぎると外からマクられる。
 先頭、2番手で最後の直線に入った馬が、そのまま残りやすい。
 1800m好走馬も血統面で特徴があり、ブライアンズタイムやサンデーサイレンス、バブルガムフェローといったヘイルトゥーリーズン系が非常に強い。
有利な枠順 1枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 枠順、種牡馬
種牡馬ベスト ブライアンズタイム、サンデーサイレンス、ジェイドロバリー
連対騎手ベスト 武豊、ペリエ、安藤勝己、武幸四郎、藤田伸二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳未勝利 1分55秒6 1分53秒4
3歳新馬 1分56秒3 1分55秒8 1分54秒5 1分54秒9
3歳未勝利 1分55秒4 1分54秒7 1分53秒7 1分54秒0
3歳500万 1分54秒1 1分53秒4 1分52秒2 1分52秒3
古馬500万 1分53秒6 1分53秒0 1分52秒4 1分52秒0
古馬1000万 1分52秒5 1分52秒1 1分50秒9 1分51秒5
古馬1600万 1分51秒2 1分51秒3 1分50秒2 1分50秒7
古馬オープン 1分51秒1 1分51秒0 1分49秒9 1分49秒1

これ以降は10月23日に作成

●チャーミングシチーの追い切り情報(10月23日作成)

前走前 10月11日 栗東坂路 重馬場 馬なり

助手
4F 55.9
3F 40.6
2F 26.5
1F 13.5



10月23日 栗東坂路 良馬場 馬なり

助手
4F 58.0
3F 42.8
2F 28.7
1F 15.0



 10月23日、前走からほぼ連闘のようなローテですから、追い切りとしてはこんなものなのでしょう。なにも無理して今週出さなくても、来週の牝馬限定戦に出走すればいいのにと思います。私の追い切り評価は「C」で、この今日の状態から、調子がどうのこうのと言うことは、難しいと思います。

●出馬確定表

出馬確定表 10月25日 京都7R 500万下 ダ1800m 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アグネスフォーカス 浜中俊 10/04 未勝利 阪神ダ1800 14
キングブレーヴ 安藤勝己  7/12 500特 福島ダ1700
チャーミングシチー 池添謙一 10/15 交流 笠松ダ1400 12 12
ティンバールーカン 小坂忠士 10/15 交流 笠松ダ1400 11 11 11
トップオブハワイキ 川田将雅 10/05 500万 札幌芝2000 15 10 B+
ニシノハドウホウ 酒井学 10/04 未勝利 阪神ダ1800 B+
ハリーダンカン 和田竜二  2/17 500万 京都芝2000 10 14 11 B−
ハーベストターフ 船曳文士 10/18 500万 京都ダ1800 14
ヒットトップガン 田中克典 10/04 500万 札幌ダ1700 12 12 11
ファンドリリュウ 石橋守 10/12 500万 京都ダ1800 10 16 11
ファトゥム 佐藤哲三  9/20 500特 札幌芝2600 13 10 B−
マルカマックス 秋山真一郎 10/11 500万 京都ダ1800 B−
リアルヴィクトリー 四位洋文 10/19 500万 京都ダ1400 11 12
リトルエイコーン 佐久間寛志  9/28 500万 阪神ダ2000 11 14 10 17
レーザーウイング 小牧太 10/11 500万 京都ダ1800 11 16
ローランクリムゾン 田村太雅 10/04 500万 阪神芝2200 11 10 B−

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり。

どの調教師も、もう少しきちんと出馬想定に名乗らないとダメだよぅ。

●各馬の追い切り評価

馬名 追い切り日 コースと
馬場状態
強さ 騎乗者 追い切り時計 評価
アグネスフォーカス 10月23日 栗東DW良 馬なり 助手 5F71.3−12.3
キングブレーヴ 10月23日 栗東CW良 仕掛 安藤勝己 6F84.5−12.2
チャーミングシチー 10月23日 栗東坂路良 馬なり 助手 58.0−15.0
ティンバールーカン 中間軽め
トップオブハワイキ 10月23日 栗東坂路良 一杯 助手 53.4−13.1 B+
ニシノハドウホウ 10月23日 栗東CW良 仕掛 酒井学 6F83.1−13.5 B+
ハリーダンカン 10月23日 栗東DW良 一杯 助手 6F79.6−14.0 B−
ハーベストターフ 中間軽め
ヒットトップガン 10月23日 栗東B良 一杯 助手 6F81.1−12.5
ファンドリリュウ 10月23日 栗東CW良 強め 助手 6F80.5−13.8
ファートゥム 10月23日 栗東B良 馬なり 助手 6F84.5−11.8 B−
マルカマックス 10月23日 栗東DW良 馬なり 助手 6F82.9−13.2 B−
リアルヴィクトリー 10月23日 中間軽め
リトルエイコーン 10月23日 栗東B良 強め 助手 6F80.4−13.1
レーザーウイング 10月23日 栗東B良 G強め 助手 6F89.2−11.3
ローランクリムゾン 10月23日 栗東坂路良 一杯 助手 53.8−13.3 B−

これ以降は10月24日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「先行警戒」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬
リアルヴィクトリー △△
ニシノハドウホウ
トップオブハワイキ
ティンバールーカン
キングブレーヴ
レーザーウイング
チャーミングシチー
ファートゥム
ファンドリリュウ △△
マルカマックス △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
キングブレーヴ 3.5
トップオブハワイキ 4.7
リアルヴィクトリー 5.6
マルカマックス 6.8
ファンドリリュウ 7.4
ニシノハドウホウ 10.1
レーザーウイング 14.8
チャーミングシチー 19.2
以下25倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
リアルヴィクトリー 77 62 70 71
ニシノハドウホウ 77 50 71 58
トップオブハワイキ 83 67 52 55
ティンバールーカン 62 58 51 60
キングブレーヴ 83 81 83 62
ハーベストターフ 61 37 54 61
ローランクリムゾン 73 73 68 70
レーザーウイング 71 55 59 70
チャーミングシチー 73 70 66 73
ファートゥム 75 46 65 62
ファンドリリュウ 73 33 63 73
マルカマックス 69 62 69
アグネスフォーカス 46 46
ハリーダンカン 71 60 68 71
リトルエイコーン 57 53 43 57
ヒットトップガン 76 52 60 61


デイリー馬三郎

予想印

◎ トップオブハワイキ
○ キングブレーヴ
▲ マルカマックス
△ チャーミングシチー

以下省略


見解

 「短所が目立つ顔触れで展開がポイントになりそう。主導権を握れる◎トップオブハワイキに期待。走法、つなぎの形から砂変わりでひと踏ん張りが利く。」

大阪スポーツ

予想家の印
馬名 仕掛人
上田
坂路
高岡
正論
松浪
本塁打
河合
POG
吉田
情報
西尾
闘券
難波田
本紙
杉本博
ニシノハドウホウ
トップオブハワイキ
キングブレーヴ
レーザーウイング
チャーミングシチー
マルカシリウス
以下△のみ省略



好配特捜班

小柄な馬ながら、デビュー戦から11戦も使い込まれたチャーミングシチー。立て直した前走は体も増えて見事リフレッシュ。まともなら中央500万下でも力は足りる。

●前走レース後の騎手コメント

キングブレーヴ(8着)

 「トモが緩いのでついて行くのに苦しんでしまう。ジックリ乗れるようなコースがいいみたいです。」(吉田隼人騎手・競馬ブック)

ニシノハドウホウ(5着)

 「道中で早目にに外に出せたし、手応えも十分で勝ちパターンだったが、追い出してから先頭に立とうとしないんだ。アテにし辛いタイプで・・・。」(小牧太騎手・競馬ブック)

マルカマックス(5着)

 「失敗したね。ここまで流れが落ち着くとは思っていなかった。でも、2戦目でゲートもマシだったし、追走も楽になったからね。このクラスでも十分に通用すると思う。」(秋山真一郎騎手・競馬ブック)

●各陣営のコメント

チャーミングシチー

 「前走の馬体増は好材料。休ませたことでしっかりしてきたし、中央でも楽しみはあるよ。」(松水助手・デイリー馬三郎)

 「前走の内容なら中央でもそこそこやれてもいい。」(松水助手・大阪スポーツ)

トップオブハワイキ

 「前走は久々の分息切れした。1度使って状態は上向きだし、ダートに戻って見直したい。」(池添兼雄調教師・デイリー馬三郎)

キングブレーヴ

 「帰厩して日が浅く、まだ体に余裕がある。ただ、実績的には上位だし、地力に期待だね。」(田中章博調教師・デイリー馬三郎)

 「転厩馬でまだ太いが、動きは良くなってきた。500万ならあっさり勝っていい。」(武助手・大阪スポーツ)

マルカマックス

 「500万相手の前走が5着。力は引けを取らないし、もう少しいい位置で競馬ができれば。」(増本豊調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

アグネスフォーカス

 未勝利馬。初戦の前走は14番人気7着。勝ち馬からは2秒5差。1000万特別2着の馬が安藤勝己騎手で出走しているこのレースに良く出てきたなぁ。追い切りもきっちりとやっていないし。

キングブレーヴ

 我らが愛馬ダブルダンスシチーが1番人気に支持された今年の桃山特別1000万クラスで堂々の2番人気3着。その前は1000万クラスで2着。降級したここ500万クラスでは別格。

 そして騎手は安藤勝己騎手と負ける要素が見当たらない。

 ・・・と思いきや、追い切りは2歳新馬の牝馬に遅れを取っています。その併せた相手が、あの私ほっさんの愛馬ボニータシチーです。こんな凄い馬に先着しているなんて。しかもこちらの追い切りには安藤勝己騎手が跨ってのものですから、今週出走のボニータシチーに期待がかかります。

 逆にキングブレーヴには動きに迫力を感じません。

チャーミングシチー

 久々に池添謙一騎手。池添謙一騎手とチャーミングシチーと言えば、過去最低の14着に敗れた昨年の10月28日以来ちょうど1年ぶり。なんだか嫌な雰囲気だ、池添謙一騎手の腕は間違いないので、当然期待します。

 しかし、追い切りが前走前と全然別馬だなぁ。今回の動きでは・・・。まぁ、連闘のようなものなので、そう思えばいいか。

ティンバールーカン

 前走はチャーミングシチーと同じ笠松の三番叟特別。4番人気4着。前走の内容的にはチャーミングシチーの方がはるかに良かったが、チャーミングシチーは追い切りの動きが格段に低下。逆転されてしまうのか。

トップオブハワイキ

 池添兼雄調教師は息子をチャーミングシチーに乗せ、この管理馬には川田将雅騎手を起用。ここ4走、芝で頭打ちなので久しぶりのダート。

 坂路での動きがいいことから、案外変わり身があるかも。

ニシノハドウホウ

 未勝利戦では2着3回、3着2回などの安定勢力も結局勝ち切れず、いまだに未勝利の身分。さすがにここでは善戦止まりか。

 10月16日の追い切りの動きはかなりのもの。23日も併せた相手2頭には先着しており、もしかして波動砲炸裂か!?

ハリーダンカン

 前走から1年8か月の長期休養明け。休養前も500万クラスで低迷しており、どう考えても厳しい。

 23日は下手な追い切りだなぁ、と思ってしまいます。しかし、16日はいい動きです。様子見。

ハーベストターフ

 前走は未勝利クラスの時計。無視して結構。

ヒットトップガン

 前走は札幌で勝ち馬から1秒8差の8着。芝もダートも走らず、まさに頭打ち。

 追い切りも併せた2頭ともに、はっきりと遅れを取り、万事休す。

ファンドリリュウ

 前走このクラスで4着と言っても、時計は平凡。勝ったのは地方交流戦だけで、中央未勝利。

 CWで終い13秒8というのは、私は許せません。

ファートゥム

 良績は芝に集中しており、ここに来てのダート変わりは疑問。ただ、距離はベスト。

 追い切りは終いは上場。しかし、馬なりが一本は不満。

マルカマックス

 未勝利馬ながら、前走は500万クラス戦で3番人気5着。1戦だけ走った未勝利戦も2着と力上位。ただ、勝ち馬からは、常に0秒7以上離されており、前走の時計も着の割に平凡。

 追い切りは水準級。

リアルヴィクトリー

 ここ2戦は500万クラスで5着6着と安定も、ともに1400m。距離延長はマイナス。

 追い切りは強めに追えているのは好感も、終いの伸びを欠く。

リトルエイコーン

 未勝利馬。未勝利戦は3戦して17、8、10着。その後、500万クラスを1走するも11着。今回が最後の1戦か。

レーザーウイング

 元々地方所属馬。中央では勝ち星はない。ただ、前走このクラスで4着に来たように、徐々にクラス慣れをしてきたか。それでも時計は水準以下で今回は厳しそう。

 追い切りは芝向きの内容。

ローランクリムゾン

 初戦と2戦目のみがダート。そこでは6着9着とお呼びではなかった。ところが、3戦目、芝のレースに出走させてみると、びっくりの1着。そこから5戦芝を試みるも頭打ちで、今回久々のダート。近走の内容から、ダート変わりとはいえ、いきなりはないでしよう。

 追い切りはたいしたことはない動きも、他馬がもっと酷いので、目立たない。
キングブレーヴ
なし
なし
チャーミングシチー、トップオブハワイキ、ニシノハドウホウ、マルカマックス
 1000万クラスで2着3着があるキングブレーヴが、普通なら手綱を持ったままで大差で勝つでしょう。ただ、これも転厩馬で、まだ太く、乗り込み量も不足していますし、馬群に沈む可能性もあります。なにせそこそこの追い切り時計とはいえ、2歳牝馬に先着を許しているわけですから。
 次点は難しいですが、前走の内容から、チャーミングシチーが末脚を伸ばしてくるというのに賭けます。もちろん、これはかなりの愛馬贔屓が入っていて、あくまでも希望的観測です。個人的には、馬体が維持できているのなら、勝ち負けと思っていますが。


 明日は仕事ですので、せっかくの京都出走ですが、見に行くことはできません。馬券は少しだけ応援馬券を買いたいと思います。前走の内容が光りますが、6月の前々走も12着とはいえ、勝ち馬からは0秒6しか離されておらず、実はその辺りから、馬体が戻り始め、かなり力量アップしていると思っています。

 予言しましょう。チャーミングシチーの馬体重が436キロ以上なら、2着から4着!


 私の中では、明日、いいご報告が出来ると思っています。がんばれチャーミングシチー!!

これ以降は10月26日に作成

●レース 

 我らが愛馬チャーミングシチーにとって1番気になる馬体重は前走からマイナス4キロの430キロでした。私はレース前436キロ以上なら2着か4着と宣言していましたが、残念ながら下回りました。

 ということは、前走激走の反動が出ていると考えられます。飼い葉食いも少し細くなっているのでしょう。疲労も少しは残っているでしょう。華奢な牝馬ですので、こんなことなら、もう少しレース間隔を開けて欲しかったです。


 スタートはいつも水準以上の我らが愛馬チャーミングシチー。今回もなかなかいいスタートを切ります。しかし、非力な馬ゆえ距離ロスを避けるため、少し控えて、ラチ沿いに潜り込みます。ここまでは池添謙一騎手、完璧な騎乗です。レースをテレビ中継で見ていましたが、「やったか!?」という感じでした。

 ハナはトップオブハワイキ(結局3着)、2番手はティンバールーカン(結局10着)、3番手はローランクリムゾン(結局最下位)という隊列になります。チャーミングシチーは1番人気キングブレーヴのすぐ後ろの6番手のラチ沿いを進みます。これは絶好のポジション。敵は1番人気のキングブレーヴただ1頭と見て(妄想)、ぴったりマークをします。

 ミドルペースで淡々とレースは流れ、チャーミングシチーは先頭から3馬身以内の6番手内を追走し、「前さえ開けば勝ち負けだな」と思いました。そして上手く前が開くのですが・・・。

 ところが、直線を向くと、前走の36秒台の末脚は全くなく、ジリジリともどかしく伸びるだけで、後続に交わされていきます。結局最後ファンドリリュウにも交わされ、6着馬からクビ差の7着。池添謙一騎手の騎乗は最後まで完璧でしたが、チャーミングシチーは前に行くとジリジリとしか伸びません。

 もっとも、伸びない理由は、私は1800mという距離が長いことと、馬体の細化によるスタミナ切れがあると思います。初戦の新馬戦では1800mで2着、2戦目の1400mでは5着という結果から、短いところは忙しいという結論に達したチャーミングシチー。切れる脚もないですし、芝では確かにそう思います。しかし、非力な馬ですから、力の要るダートではベストは1400mから1600mの少し短いところだと思います。事実前走の上がり36秒と過去最高に切れたレースも1400mでした。今回の直線での失速もスタミナ不足によるものです。

 ならば、ここは思い切って1400mないし、1200mにでも出走すればいいのではないでしょうか。または、レース間隔を詰めずに開けるべきだと考えます。

●時計の評価

 今回の愛馬チャーミングシチーの走破時計1分53秒2稍重馬場は、京都ダート1800mの古馬500万クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分53秒0稍重馬場であることからしても、着ほど悪い内容ではありません。

 勝ち馬から2秒も離されていますが、勝った馬は1000万クラスで2着や3着がある馬。今回の時計も1000万クラスの勝ち負けの時計でした。ですから、勝ち馬とは差がありますが、悲観することはないと思います。

 ただ、最内のほぼ最短コースヤを走っていますから、大喜びも出来ませんが・・・。

これ以降は10月28日に作成

●今後の展望

 上記でもお話しましたように、直線での伸びあぐねは、馬体減と連闘による疲労、そして距離だと思いますので、今日クラブHPの近況で報告されましたように、


「レース中に砂を被ってしまい、左目を痛めてしまいました。その後痛めた部位が炎症をおこしウィルスに感染・・・。」


 という状況であれば、すぐに出走することは出来ませんので、しっかりと目を治して、馬体ももっともっとふっくらとしてスタミナをつけるとともに、疲労回復もしてくれればと思います。そうすれば、交流戦のように、存在感を示せるはずです。

●最後に

 私は以前から、いろんなタイプの調教師が居て・・・、という話をしていますが、チャーミングシチーを管理している清水出美調教師は、できるだけレースに出すタイプです。また、レースを使いながら調子を上げていくという、馬主思いの調教師さんです。

 私も一端の1口馬主として、この考え方は好きですが、このチャーミングシチーに関しては、思いが異なります。どちらかと言えば、佐々木晶三調教師のように、じっくりと仕上げて、万全な状態で出走させる調教師さんの方が合っていると思います。

 同じことは、愛馬ギムレットシチーやプリムローズシチーでも思ったことです。確かに馬は走らせてナンボのものですし、出走させれば、タイムオーバーにならない限りは出走手当が貰えます。月に2度出走すれば、ひと月分の預託経費になりますから、出走は大切です。

 しかし、きっちりと仕上げれば勝てそうな馬を連闘でもないのに出走週に追い切りもかけずに出走して大敗(ギムレットシチー)したり、馬体が細化しているのにどんどんレースに使ったりというのは反対です。

 個人的な意見ですが、チャーミングシチーに関しては、レース間隔を十分取り、4、5本の追い切り時計を出してから、出走するようにすれば、500万は余裕で勝てると思います。


 クラブ近況に載っていた目の炎症とウィルスが気になりますが、そのことで出走間隔が開き、馬体重が436キロくらいに増えているのなら、かなり熱い戦いが出来るのではないでしょうか。

 とにかくこの馬は馬体重が最大のポイントと思います。次走もそこをチェックしていきたいと思います。
2008年10月22日作成 23日、24日、26日、28日加筆
チャーミングシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2008年10月15日 第12戦 JRA指定交流 三番叟特別 笠松ダ1400m (3着/5番人気)

2008年 6月 8日 第11戦 500万 中京芝1800m 牝馬限定戦 (12着/14番人気)

2008年 4月13日 第10戦 忘れな草賞 3歳オープン 阪神芝2000m 牝馬限定戦 (12着/16番人気) 写真多数付き 現地レポ 

2008年 3月23日 第9戦 3歳500万 阪神ダ1800m (8着/11番人気) 写真多数付き 現地レポ

2008年 3月 1日 第8戦 沈丁花賞 3歳500万 中京ダ1700m (8着/8番人気)

2008年 2月 2日 第7戦 つばき賞 3歳500万 京都芝1800m (12着/11番人気)

2008年 1月 6日 第6戦 福寿草特別 3歳500万 京都芝2000m (13着/14番人気) 写真多数付き 現地レポ

2007年12月15日 第5戦 2歳未勝利 中京ダ1700m 牝馬限定戦 (1着/4番人気)

2007年11月23日 第4戦 2歳未勝利 京都芝1600m 牝馬限定戦 (3着/8番人気)

2007年10月28日 第3戦 2歳未勝利 京都芝1600m 牝馬限定戦 (14着/6番人気)

2007年 9月29日 第2戦 2歳未勝利 阪神芝1400m (5着/4番人気) 写真多数付き 現地レポ

2007年 9月 9日 デビュー戦 2歳新馬(混合) 阪神芝1800m (2着/9番人気) 写真多数付き 現地レポ

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