愛馬チャーミングシチー 第3戦!

10月28日京都3R2歳未勝利芝1600m牝馬限定戦は、

なんと14着敗退!

しかし、追い切りの状態からは予測出来たこと。

レース内容と時計の評価を掲載。

私ほっさんはこの一戦で、この馬の評価を落とすことはしない。

(11月6日完結)

2007年10月23日作成

●次走は10月28日京都3R芝1600m牝馬限定戦を予定

 前走大幅な距離短縮で初戦の2着から着を下げた我らが愛馬チャーミングシチーですが、今回は1ハロン距離延長で、かつ牝馬限定戦です。大いに見せ場はあると思います。いや、勝っちゃうのではないでしょうか。

 私ほっさんは、27日出走予定のステップシチーとともに、今週は2勝を目指します。2頭しか愛馬が出ないのに(アドバンスシチーは所持馬ではありません)、2勝。これは無謀な話ではありません。気になるのは、愛馬チャーミングシチーの体調(最終追い切りの動き)と、距離です。距離はやはり1800m以上がベストだと思っていますが、前走の1400mは1600mの方がいいに決まっています。もし、この1600mで勝ち上がってくれるようでしたら、将来3冠も狙えます(夢見すぎ)。

 この馬の絶対的な目標はオークス出走ですが、余裕で出走できるくらい、賞金を稼いでもらいたいものです。1勝でトライアル3着で滑り込みとはか避けたい。

 とにかく、前走依頼馬体回復重視で、1度も速い追い切りをここまで(23日)していないなど、万全ではありませんので、絶対勝つなどと大きなことは言えませんが、牝馬限定戦ですし、格好はつけて欲しいというのが正直な気持ちです。

●京都芝1600mコース解説(JRA−VANより)

 スタート地点は向正面2コーナーのポケット。
 内回りで使用されるレースは芝1400mと同じで、2歳、3歳限定の新馬、未勝利、500万クラスのレース。
 スタートから3コーナーまで直線で、距離も十分にあるため、マイル戦にしては前半は落ち着きやすい。
 特に新馬戦などは、折り合い癖をつけてゆったり走らせたいと思う気持ちがあるため、上がり3ハロンの勝負になることもめずらしくない。
 枠順の有利・不利はほとんどない。
 3コーナー入り口の坂の頂上付近までにいい位置を取って脚を溜めて、直線での末脚比べとなる。ただし、新馬や未勝利戦では、後方に待機して強烈な末脚を使える馬はそれほど多くない。
 将来的には、差し、追い込み馬であってもデビュー直後は力の違いで先行できてしまう。したがって、数字上は逃げ〜先行での好走が最も多くなっている。

有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 最後の直線での末脚
種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、トニービン
連対騎手ベスト 武豊、安藤勝己、ペリエ、岩田康誠、藤田伸二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分36秒0 1分36秒8 1分38秒2
2歳未勝利 1分35秒7 1分37秒0 1分39秒5
2歳500万 1分35秒4 1分37秒9
3歳新馬 1分36秒8 1分37秒0 1分36秒9
3歳未勝利 1分35秒7 1分36秒6 1分37秒4 1分40秒0
3歳500万 1分35秒0 1分35秒4 1分37秒1 1分38秒0
古馬500万 1分34秒6 1分35秒6 1分37秒9
 2歳未勝利戦ということで、内回りですが、前に行く馬有利で、我らが愛馬チャーミングシチーにとっては、願ってもないコースです。問題は、この距離でも忙しくないのか?ということですが、前走よりはましでしょう。ですから、明日の想定表の相手次第ですが、前走よりも着順が悪くなることはないと思っております。

●騎手はだれかなぁ

 10月28日は東京競馬場でGT天皇賞秋が開催されますので、有力騎手はことごとく東京遠征です。前走の福永祐一騎手も東京遠征でお別れです。では、28日阪神にて騎乗予定の主な騎手は次のとおりです。

 赤木高太郎、小野次郎、中村将之、和田竜二、秋山真一郎、渡辺薫彦、角田晃一、佐藤哲三、北村宏司、スボリッチ、幸英明、小牧太、池添謙一、鮫島良太、長谷川浩大、松田大作、上村洋行、武幸四郎 各騎手。

 この中で、清水出美師がよく依頼されるのは、サンシャインシチーの角田晃一、同渡辺薫彦、チャーミングの初戦の騎乗予定だった佐藤哲三、アデオスの池添謙一、そして幸英明騎手です。このあたりの騎手なら、だれでもやってくれそうな気がしますね。以外に北村宏司騎手も好きですが。騎手がだれかというのも、1口馬主の大きな1つの楽しみですよね。

これ以降は10月24日に作成

●追い切り情報(10月24日に更新)

前走前 9月26日 栗東坂路 良 一杯

4F 54.5
3F 40.1
2F 26.7
1F 13.5



10月24日 栗東坂路 良 強め

4F 55.7
3F 39.7
2F 26.1
1F 計測不能


 10月24日、アッチャー、相変わらず動いていませんねぇ。上がり1ハロンの大事なところも計測不能で良くわかりません。やはり、中3週も空いているのに、速い追い切りがこの1本というのは、多少調整不足の感は否めません。

 牝馬限定戦ですし、強気でしたが、この動きだと少し、自信がなくなりますねぇ。ただ、この馬はあまり追い切りで動く馬ではありませんが。というわけで、ほっさん評価は「C」の良くないです。

●気になる出馬想定表

出馬想定表  10月28日京都3R 2歳未勝利 牝馬限定 芝1600m 全19頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アサケガール 太宰啓介  6/30 新馬 阪神芝1200 10 10 B−
ウォーターセレネ 長谷川浩大 10/07 未勝利 京都芝1400 B+
エアパスカル 福永祐一  9/29 新馬 阪神芝1600 B−
オペラセリア 武豊 10/14 未勝利 京都芝1400 B+
キャトルキャール 秋山真一郎  9/22 未勝利 阪神芝1600
ザザ 鮫島良太 10/13 新馬 京都芝1400
シャルマンローテ 柴田善臣  8/05 未勝利 新潟芝1400 12 B−
スタンドフラワー 小牧太 10/07 新馬 京都芝1800
チャーミングシチー 福永祐一  9/29 未勝利 阪神芝1400
トーセンスプライト 幸英明  9/29 新馬 阪神芝1600 B+
ナムラウィッシュ 和田竜二 10/07 未勝利 京都芝1400 A−
ネオベローナ 蛯名正義  9/17 新馬 阪神芝1400 13 B−
パシティア 福永祐一 10/07 未勝利 京都芝1400
プティマカロン 田嶋翔 10/07 未勝利 京都芝1400 11 11 B−
プリズム 藤岡康太  9/17 新馬 阪神芝1400 B+
プレサンティール 福永祐一  9/08 未勝利 阪神芝1400 B−
マイネトゥインクル 角田晃一 10/14 未勝利 京都芝1800 B−
メイショウデイジー 高橋亮  9/29 未勝利 阪神芝1400 12 11 B−
リュウセイペガサス 和田竜二 10/07 新馬 京都ダ1400

表中の「願」は、明日出走確定のときに、このレースを回避していなくなって欲しいと願う馬(強敵っぽい馬)。

これ以降10月25日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 10月28日京都3R 2歳未勝利 牝馬限定 芝1600m 全17頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アサケガール 渡辺薫彦  6/30 新馬 阪神芝1200 10 10 B−
ウォーターセレネ 長谷川浩大 10/07 未勝利 京都芝1400 B+
エアパスカル 秋山真一郎  9/29 新馬 阪神芝1600 B−
オペラセリア 10/14 未勝利 京都芝1400 B+
キャトルキャール 角田晃一  9/22 未勝利 阪神芝1600
ザザ 鮫島良太 10/13 新馬 京都芝1400
シャルマンローテ 武幸四郎  8/05 未勝利 新潟芝1400 12 B−
スタンドフラワー 小牧太 10/07 新馬 京都芝1800
チャーミングシチー 池添謙一  9/29 未勝利 阪神芝1400
トーセンスプライト 赤木高太郎  9/29 新馬 阪神芝1600 B+
ナムラウィッシュ 和田竜二 10/07 未勝利 京都芝1400 A−
ネオベローナ スボリッチ  9/17 新馬 阪神芝1400 13 B−
パシティア 佐藤哲三 10/07 未勝利 京都芝1400
プティマカロン 北村宏司 10/07 未勝利 京都芝1400 11 11 B−
プリズム 藤岡康太  9/17 新馬 阪神芝1400 B+
プレサンティール 幸英明  9/08 未勝利 阪神芝1400 B−
マイネトゥインクル 中村将之 10/14 未勝利 京都芝1800 B−
メイショウデイジー 高橋亮  9/29 未勝利 阪神芝1400 12 11 B−
リュウセイペガサス 和田竜二 10/07 新馬 京都ダ1400

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 「消」は想定されていたもこのレースには出走しない馬。騎手の太字は乗り替わり。

 強敵と目されたオペラセリアが武豊騎手を求めて、27日のレースに出走したため、このレースは回避となりました。あとは、あまりパッとしなかったリュウセイペガサスが消えただけで、ほぼ想定表どおりのメンバーとなりました。

●騎手は池添謙一騎手

 私が愛馬を池添謙一騎手に乗ってもらうのは、2005年の4月30日の愛馬第1号エドワーズシチー以来2回目ですが、そのときは11着でしたが、騎乗には非常に満足しております。腕は確かですし、3場開催でしかも東京ではGTが行われるという日に、非常にいい騎手を選んでいただいたと大満足しています。

 これで、チャーミングの力をフルに発揮してくれると思います。楽しみです。

●各馬の追い切り評価

馬名 追い切り日 コースと
馬場状態
強さ 騎乗者 追い切り時計 評価
アサケガール 10月24日 栗東CW良 一杯 幸英明 6F83.6−12.5 B−
ウォーターセレネ 10月24日 栗東B良 強め 船曳文士 6F81.8−12.5 B+
エアパスカル 10月24日 栗東坂路良 馬ナリ 秋山真一郎 54.4−13.3 B−
オペラセリア 10月25日 栗東坂路良 馬ナリ 助手 58.6−13.1 B+
キャトルキャール 10月24日 栗東坂路良 強め 角田晃一 55.4−13.7
ザザ 10月24日 栗東坂路良 馬ナリ 助手 56.3−13.3
シャルマンローテ 10月25日 栗東坂路良 強め 助手 54.7−13.2 B−
スタンドフラワー 10月24日 栗東CW良 一杯 助手 6F80.7−14.4
チャーミングシチー 10月24日 栗東坂路良 強め 助手 55.7−計測不能
トーセンスプライト 10月24日 栗東CW良 一杯 赤木高太郎 5F66.8−12.2 B+
ナムラウィッシュ 10月25日 栗東坂路良 一杯 和田竜二 52.2−12.9 A−
ネオベローナ 10月25日 栗東坂路良 馬ナリ 助手 55.7−13.4 B−
パシティア 10月24日 栗東坂路良 馬ナリ 助手 54.2−14.2
プティマカロン 10月24日 栗東坂路良 一杯 田嶋翔 55.7−12.4 B−
プリズム 10月25日 栗東CW良 強め 藤岡康太 6F84.2−11.7 B+
プレサンティール 10月25日 栗東坂路良 強め 助手 55.2−12.5 B−
マイネトゥインクル 10月24日 栗東坂路良 一杯 助手 53.3−13.9 B−
メイショウデイジー 10月24日 栗東坂路良 一杯 助手 54.1−13.7 B−
リュウセイペガサス 10月24日 栗東坂路良 一杯 助手 55.3−13.8

●木曜日時点での予想

アサケガール

 ジョッキーが乗っている割には動きは地味だが追い切り本数5本を多少評価。しかし、前走10着から一変までは・・・。

ウォーターセレネ

 ジョッキーが乗っているとはいえ、まずまずの仕上がり。初戦から2走続けて4着のこの馬。正直我らが愛馬チャーミングシチーと同位置だと思っていましたが、追い切り内容はこちらがはるかに上です。逆に距離が延びていいかがこの馬には未知数です。

エアパスカル

 追い切りが馬ナリの2本だけというのが寂しいですが、動きはいいようです。新馬戦1番人気2着ときて、2戦目。上がり目は追い切りを見るとどうかと思いますが、相手筆頭のオペラセリアが抜けた今、1番人気候補筆頭でしょう。

 我らが愛馬チャーミングシチーが敵うかどうかですが、前走は極端な距離短縮により忙しすぎたと考えるなら、新馬戦2着は互角です。しかし、同じ栗東の坂路で追い切った追い切りは、断トツ負けています。常識的には敵わないでしょう。チャーミングは実戦向きなので、そこに期待します。鞍上の秋山真一郎騎手とチャーミングの池添謙一騎手も互角と思うので、チャーミングもいいところまで行くかも知れません。

キャトルキャール

 ジョッキーが跨っていてこの動きでは・・・。追い切りだけではチャーミングも偉そうな事は言えませんが、こちらは前走8着ですし、これには勝てるでしょう。

ザザ

 アストロロボ(古)。追い切りは馬ナリのこれ1本。前走2番人気2着とかなり強烈なのですが、この非常に手ぬるい追い切りが気になります。

シャルマンローテ

 約3カ月半ぶりの出走ですが、追い切りだけなら、チャーミングシチーよりも動いています。しかし、前走12着で休み明けということで、チャーミングはこの馬には負けて欲しくないなぁ。大丈夫でしょう。

スタンドフラワー

 CWで上がり14秒4はいかにもひどすぎ。前走5番人気5着もこれは無視して大丈夫でしょう。

チャーミングシチー

 なにせ追い切りが動かないので、走ってみないとわからない難しい馬。しかし、初戦の2着はメンバー的にも内容的にも高く評価されるもので、一気の距離短縮の前走は度外視すべき。

 それにしても、今回の追い切りの動きは過去最悪ですぞ。まさにインフルエンザで中止になった幻の初戦前の状態で、今回で「もし、馬インフルエンザがなかったら、小倉での初戦はどうなっていたのか」の答えがわかると思います。

トーセンスプライト

 前走新馬戦は4番人気7着と人気を裏切るも今回の追い切りの動きは素晴らしく、かなりの上積みを感じます。正直チャーミングより少し上の気がします。いや、ほとんど互角・・・。

ナムラウィッシュ

 新馬戦から2着5着と来ているのは全く一緒。全く違うのは追い切りの動きで、チャーミングが「トホホ・・・」なのに対して、こちらはピカイチ!追い切りの動きだけですと、未勝利クラスは楽勝で、上のクラスでも十分やっていける感じです。これは敵わないのではないでしょうか。

ネオベローナ

 前走5番人気に支持されるも13着惨敗。今回も追い切りが手ぬるいのが疑問。鞍上スボリッチもどうなのかなぁ。私はチャーミングの方が上と見ますが。

パシティア

 初戦から2戦続けて6着。今回の追い切りも馬ナリであまりいい動きではなく、これにはチャーミングは勝てるでしょう。

プティマカロン

 前走11着、かつ追い切りはイマイチも、一気の鞍上強化。関東の北村宏司騎手を擁してはたしてどこまで?しかし、常識的には、いくら鞍上が良くてもどうしようもならないと思いますが。

プリズム

 前走新馬戦3番人気7着も、今回CWで上がり11秒台と切れた。こういう馬は上積みが大きいでしょうし、怖い。

プレサンティール

 前走3着、動きもぼちぼちと、全くチャーミングと互角に思える馬。こういう馬に先着しないと、今回の掲示板確保は厳しい。

マイネトゥインクル

これも、上記プレサンティールと同じ、前走5着で動きもぼちぼち。チャーミングと互角集団。

メイショウデイジー

 これも、前走7着、動きもぼちぼち。チャーミングはこの辺に先着しないと、8、9着になっちゃうぞ!
なし
ナムラウィッシュ、ウォーターセレネ、トーセンスプライト、プリズム
チャーミングシチー、エアパスカル、プレサンティール、マイネトゥインクル
省略
 というわけで、印はあまり関係なく、我らが愛馬チャーミングシチーより、少し上位と思われる馬が4頭。同等と思うのが3頭。ですから、1着もありえるも、場合によっては7、8着と大敗することも考えられます。それほど弱気になる追い切りの動きの悪さでした。

●当日は応援には行けません

 せっかく少しこましなカメラを購入し、愛馬チャーミングシチーを撮りまくりたかったのですが、仕事は休みですが、子供の父親参観と時間が重なっているので、応援にはいけません。

 いつ優勝してもおかしくない馬ですので、口取り式を申し込んで行きたかったのですが、あまり競馬ばかりを優先すると家族から「やめろ!」と言われてしまいますし、子供の行事の方が先に決まっていたことですので、結果は携帯で確認し、帰宅後テレビかレーシングビューアで何回も見ます。

これ以降10月27日作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「伏兵多し多し」


予想家の印
馬名 長岡利 西村敬 山田理
ナムラウィッシュ
チャーミングシチー
エアパスカル
ウォーターセレネ
ザザ
二重△は△で処理
あとは無印か△のみ



予想オッズ
馬名 予想オッズ
エアパスカル 3.0
ザザ 3.9
ウォーターセレネ 7.7
ナムラウィッシュ 8.0
プレサンティール 9.3
プティマカロン 15.3
スタンドフラワー 15.5
プリズム 22.8
キャトルキャール 24.2
チャーミングシチー 30.3
ネオベローナ 34.6
シャルマンローテ 34.6
マイネトゥインクル 34.6
トーセンスプライト 35.6
以下40倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
パシティア 58 58 52
チャーミングシチー 62 62 56
プレサンティール 64 64 60
ネオベローナ 35 35
ナムラウィッシュ 67 67 52
スタンドフラワー 62 62
プリズム 41 41
シャルマンローテ 45 44 45
エアパスカル 78 78
プティマカロン 48 29 48
トーセンスプライト 50 50
メイショウデイジー 54 43 54
マイネトゥインクル 73 40 57 73
アサケガール 32 32
ウォーターセレネ 55 44 55
キャトルキャール 67 49 67
ザザ 67 67


デイリー馬三郎

予想印

◎ エアパスカル
○ ザザ
▲ ナムラウィッシュ

以下省略


見解

 「新馬戦は相手が強く離された2着に敗れたエアパスカルだが、自身も3着馬には6馬身差をつける好内容だった。時計的にも優秀で、上積みを生かす。」

大阪スポーツ

本紙の狙い

 「思い切った狙いはネオベローナだ。新馬戦は出遅れて万事休す。練習ではゲートが速かっただけに、まともに出れば変わり身十分だ。クビ差2着のザザが2番手だが、初戦の内容が良かったチャーミングシチーも見直せる。」


 予想家の印
馬名 仕掛人
上田
坂路
高岡
調教
松浪
本塁打
河合
POG
吉田
情報
西尾
双眼鏡
末永
本紙
杉本博
チャーミングシチー
プレサンティール
ネオベローナ
ナムラウィッシュ
スタンドフラワー
プリズム
エアパスカル
ウォーターセレネ
ザザ
以下△のみ省略


●前走の敗因

チャーミングシチー(5着)

 「ペースが遅く、馬込みで包まれて動くに動けなかったからね。4角ではうまく外へ出せたけど、ビュッと伸びるタイプではないから今日の流れではかわいそうだった。」(福永祐一騎手・競馬ブック)
 「バテてはいないが伸び切れず。今日はジリッぽい内容になってしまった。」(競馬ブック)


 「中団の馬込みで進め、4コーナーから直線にかけて外めへ持ち出す。追ってから鋭い脚に欠けたが・・・。」(ギャロップ)

●各陣営のコメント

キャトルキャール

  「状態は変わりなくいい。牝馬限定ならそこそこやれても。」(桜井助手・大阪スポーツ)

スタンドフラワー

 「動きが良くなってきたし、さらに出来が上がってきた。前走の内容ならチャンスはある。」(田所清広調教師・デイリー馬三郎)

 「前走5着とはいえ、少し素軽さに欠ける走り。今回も流れ次第では、あれくらいやれていいとは思うが・・・。」(田島助手・大阪スポーツ)

マイネトゥインクル

 「前走は終いからいい伸び。今回はブリンカーを着けて再度、終いに懸けてみる。」(西園正都調教師・大阪スポーツ)

パシティア

 「ピリッとした脚を使えないからね。距離延長はプラスだが、もう少し競馬慣れが必要。」(佐々木晶三調教師・デイリー馬三郎)

エアパスカル

 「小柄な馬だが馬体は維持できている。叩いてピリッとした面が出たし、今度は決めたい。」(吉村助手・デイリー馬三郎)

 「前走は勝ち馬を楽に行かせすぎた。叩いて良くなっているし、今回は。」(吉村助手・大阪スポーツ)

チャーミングシチー

 「ピリッとした脚が使えないので、前々でのレースが理想。あとは当日の落ち着き次第。」(松水助手・デイリー馬三郎)

プレサンティール

 「前走でも太かったので、体はもっと絞れていいくらい。本格化は先だが、今の未勝利なら。」(矢作芳人調教師・デイリー馬三郎)

ザザ

 「前走でも最後は差し返していたし、いい内容だった。気持ちが前向きでレースに注文が付かないから、どんなレースでもできますよ。」(松田助手・大阪スポーツ)

ネオベローナ

 「前走は出遅れ。本来はスタートの速い馬で参考外。仕上がりは良く、もっとやれていい。」(小谷助手・デイリー馬三郎)

ナムラウィッシュ

 「前走は道中力んでいた分、伸びを欠いた。今度は絞れるはずだし、壁を作って運べれば。」(五十嵐忠男調教師・デイリー馬三郎)

プリズム

 「まだ幼い面を残しているが、能力は間違いなく高い。真剣に走ってくれれば前進可能。」(田口助手・デイリー馬三郎)

シャルマンローテ

 「ソエと馬体細化で放牧に。リフレッシュ効果で状態は良化しており前走以上にやれても。」(横山助手・デイリー馬三郎)

プティマカロン

 「ソエはだいぶ良化して、順調に稽古を消化。気が小さいので外めをもまれず運べれば。」(松井助手・デイリー馬三郎)

トーセンスプライト

 「追われてから頭を上げる面があるし、まだトモも甘いからね。使いながら力をつければ。」(飯田雄三調教師・デイリー馬三郎)

メイショウデイジー

 「前走くらいの体でいいし、差のない競馬をしてくれた。非力なので直線平坦はプラス。」(高橋隆調教師・デイリー馬三郎)

マイネトゥインクル

 「前走は出遅れて流れに乗れなかったが、しまいの伸びは良かった。差す競馬が合うみたい。」(西園正都調教師・デイリー馬三郎)」

アサケガール

 「初戦は外に逃げる若さを見せていたが、今はそれも解消。馬体が成長して休養効果は十分。」(大橋勇樹調教師・デイリー馬三郎)

ウォーターセレネ

 「古馬に食らいついて動きは良かった。距離が延びて競馬もしやすくなるし、期待できる。」(大賀助手・デイリー馬三郎)

キャトルキャール

 「少しずつカイ食いが良くなってきているし、気配も上向いている。前進を期待したい。」(平田助手・デイリー馬三郎)

ザザ

 「落ち着いた流れでもムキにならず走っていた。距離は問題ないしスムーズに運べれば。」(松田国英調教師・デイリー馬三郎)

これ以降10月29日に作成

●レース 

 ザザが好スタート。チャーミングシチーもスタート自体は悪くなかったのですが、二の脚の差でほとんど最後方になってしまいます。この時点で非常に嫌な予感がしました。なぜなら、愛馬チャーミングシチーは皆さんもご存知のとおり、切れる脚がありません。最後、ジリジリとしか伸びない馬ですので、この位置だと、3角4角マクリでもやらないと勝ち負けはないと思いました。

 結局ハナはトーセンスプライト。2番手にアサケガールという展開になります。圧倒的1番人気のエアパスカルも中団馬群の中。チャーミングシチーは15番手で最内追走という形になります。その後600mを切るあたりまでは隊列に大きな変化はありませんでした。

 チャーミングシチーは3角も4角も最内の経済コースを通ります。直線に入ると、まるでハンデ戦のようにごった返し、なにがなんだかわからなくなります。しかし、愛馬チャーミングシチーがその10頭ほど固まった先頭集団にいないことだけはわかりました。

 ゴール前で外からプレサンティールがグイッと伸びて優勝。1番人気のエアパスカルは若干伸びを欠き、2着。3着は13番のマイネトェインクルで、ほとんど差がないといった感じでした。以下一斉にズラズラっと雪崩れ込んで、なにが5着か6着かなどは全くわかりません。

 結果として、チャミングシチーは道中の通過順位15,16,15という追い込みの形ですが、最後は他馬と同じ脚色になり、14着に敗れました。17頭と多頭数で、カメラがかなり引いているのでなぜ、スタートで下がってしまったのか等、よくわからない部分はあるのですが、この位置ですと、やはり勝てません。

 ただ、私ほっさんは最初14着という結果の数字だけを知って驚愕しましたが、14着と言っても勝ち馬から1秒2しか離されておらず、前走5着と言っても勝ち馬とは0秒8も離されているわけですから、数字ほど悲観することはないと思います。また、あれだけ後方から楽な位置で最内を追走したにもかかわらず上がりが36秒3と今までの3戦で1番遅い時計でしたから、思った以上に直線内側が荒れていたのか(事実勝ち馬は外から、2着馬も真ん中から伸びている。)、または、私が追い切りのところで申し上げましたように、過去2戦に比べて1番追い切りの動きが悪い状態でしたから、やはり追い不足なのでしょう。
 最終追い切りが栗東坂路で55秒7はいかにも悪すぎますからね。やはり、1番数をこなして坂路での動きが良かったデビュー戦が1番いい成績。次に軽め調節となった2走目は距離。今回は馬体回復に重きを置いたために、中3週にもかかわらず、時計を計時した追い切りがたった1本ということで、追い切り不足は否めません。
 上記レース前にもチャーミングシチーの評価の欄で書きましたが、やはり幻のデビュー戦前が今回と同じくらいの追い切りの動きでしたから、もし小倉でデビューしていれば、二桁着順で、私たちはいきなり失望していたでしょう。
 私ほっさんの個人的な意見ですが、また、3、4本追い切って体制を整えてから、芝の1800m以上のレースに出走させれば、勝ち負けできるでしょう。まだ時間は十分にあります。レースに使うと飼葉を食わなくなるので、とても叩き良化型とは思えません。時間は少しかかろうとも、追い切り本数を増やして、万全の体制で出走させてくれることを期待します。

●時計の評価

 チャーミングシチーの走破時計1分38秒2良は2歳未勝利戦の過去10年間の平均勝ち時計が1分35秒7というところから見ても、遅すぎます。世間から見れば、「なんだ、さすがに牝馬限定戦。レベルが低いなぁ。」とくらいにしか思われないでしょう。ですから、この距離でもまだ短い気がします。

 まだ、初戦好走した阪神芝1800mがあります。それ以上の距離もダートも選択肢としてはあります。以外に京都は合わないのかも知れませんし、この一戦で見限るのは早計だと思います。私ほっさんは、次走も休日が合えば口取りの権利を持って堂々と競馬場に行きたいと思いますし、その際も大いに優勝への期待をしております。なぜなら、愛馬チャーミングシチーは初戦、2戦目と上がり35秒4、35秒1で上がっているわけですし、もし、今回も追い切りでそれらのときと同じ動きで、終いまでそこそこ伸びていたなら、コンマ7、8秒は時計を詰められていたはずですし、それなら、勝つまではいかなくても、また掲示板はあったはずです。とにかく、今回は追い切りの動きの悪さがそのまま出た、すなわちまったく本調子ではなかったということで、度外視だと思っています。

これ以降11月6日に作成

●レース後の騎手・調教師のコメント

プレサンティール(1着)

 「ゲート内で足踏みしてスタートのタイミングが合わなかった。それで後方からの競馬になったけど、終いは鋭く伸びてくれました。力はありますよ。」(幸英明騎手・デイリー馬三郎)

今回は6番人気14着ということで、どの専門誌にもチャーミングシチーのレース後の騎手のコメントや、専門誌の評価は載っていませんでした。

●今後の展望

 追い切りの動きが悪かったとはいえ、予想外の大敗ですが、新馬戦で見せた走りは決してフロックではなく、単に練習(追い切り)不足の結果です。相撲でも陸上でも、まともに練習していない者が、金メダルを取れないのと同じで、いかにも調整不足の調子落ちです。

 清水出美調教師は実戦タイプだと思われて、追い切りの動きがピリッとしない状態で、出走することを選ばれましたが、今回の結果を見る限り、単なる実戦タイプというわけでもなく、それなりに追い切りの動きがレース結果に反映されていることがわかります。おそらく次走はもう少しどっしりと構えて、動きが軽くなるのを待たれるでしょう。

 今回は、戦前に申し上げていましたように、過去3戦で最も追い切りの動きが良くなかったですから、私はこの結果は仕方がないと思っています。あまり強く追い切りをかけると飼葉食いが落ちてしまうという難しい馬ですが、成長してそこそこの調教をつけられるようになれば、レース内容は一変すると思っています。それくらい、この時期の新馬戦2着は価値があると思っています。

 次走はレース云々よりも、まずは直前の動きに最大の注目です。

●最後に

 新馬戦2着ということで、過度の期待をかけすぎてしまっていた感のある今回のレースでしたが、最後にまとめますと、こうです。

1.追い切りの動きが過去3戦の中で最悪だった。また、中3週なのに速い追い切り1本はいかにも少なすぎる。
2.14着といっても勝ち馬から1秒2しか離されておらず、着ほどひどい敗戦でもなかった。
3.1600mでもやはり忙しい。

ということで、かなりはっきりと敗因らしい敗因がありますので、負け惜しみかも知れませんが、私は愛馬チャーミングシチーにまだまだ期待をしておりますし、未勝利は十分に脱出できる力があると思っております。

 また、次走初戦同様に印はほとんど付かないと思いますが、勝利への熱い気持ちになんの変化もありません。今回、外出先での携帯による着の確認だけでしたので、14着という結果に数日呆然としましたが、いろいろと敗戦分析する上で、今回の結果は起こるべくして起こった、そんなに心配ない敗戦だったと思います。もちろん、また同様の状態で出走させたり、同様の距離で走るなら同じ結果を招くかも知れませんが、私ほっさんはJRA通算300勝を挙げている清水出美調教師を信じておりますので、次はなんらかの対策を考えてくれることでしょう。

 では、次走第4戦は追い切りの情報など入り次第立ち上げます。また、そのときに遊びにいらしてください。

最後までご愛読ありがとうございました

2007年10月23日作成 24日、25日、29日、11月6日加筆
チャーミングシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2007年 9月29日 第2戦 2歳未勝利 阪神芝1400m(5着/4番人気)

2007年 9月 9日 デビュー戦 2歳新馬(混合) 阪神芝1800m (2着/9番人気)

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