愛馬チャーミングシチー 第6戦!

昇級初戦の、1月6日京都9R 福寿草特別 3歳500万 芝2000mは、

13着/14番人気(14頭立て)

人気どおりで、はいすみません。

現地観戦レポート(写真多数付き)。

レース回顧と時計の評価を掲載。

14番人気13着ということで、騎手のコメント等はありませんでした。

(1月8日完結)

2007年12月26日作成

●次走はぬわんと、1月6日京都9R福寿草特別 3歳500万 芝2000m

 前走めでたく勝ち上がった我らが愛馬チャーミングシチーですが、勝ったのはダートの牝馬限定戦です。

 次走特別登録している福寿草特別は中央場所(京都)でかつ、芝の中距離ということで、毎年一線級が集まる激戦区です。

 登録メンバーを見ても、まずチャーミングシチーは人気にはならないでしょう。人気どおりに大敗しても「あっ、そうなのか。」ぐらいしか思えない一線級のメンバーが揃っています。

 しかし、私はあえて勝ち負けを意識します。というのは、1700m以上の距離ではいまだに連対を外してませんし、前走はとんでもない追い切りの動きでの快勝でした。まだまだ奥がありそうな気はします。もちろんクラシックを意識する牡馬相手にとんでもない話ですが、もし出走するのであれば、現地で応援し、単勝複勝馬券も購入したいと思っています。

 さぁ、秋華賞の予行練習だ!!

●京都芝2000mコース解説

 スタート地点は、メインスタンドの目の前。
 GT秋華賞の際には大勢のファンの歓声が飛び交うので、音や雰囲気に敏感な馬にとっては心配の種。
 スタートして間もなく1コーナーにさしかかるので、内枠の馬が有利に見えるが、外から被されやすいので良し悪しは微妙。先行馬でも揉まれない外枠がいい場合もある。
 全般的にはテンからペースはよどみなく流れ、厳しい流れになりやすい。ペースが上がればマクリ差しも決まる。
 最後の直線距離も内回りは328mと阪神よりも短いが、早めに各馬が仕掛けるため、4コーナーはゴチャつきやすく、不利も受けやすい。
 揉まれない競馬がベストだが、多頭数で外目に位置していると、コーナーリングで外に振られる懸念も。
 ローカル競馬場同様に、好位抜け出しの競馬ができればベスト。
 ペース・展開の読みが重要で、騎手の手腕が問われるコースだ。

有利な枠順 フラット
有利な脚質 先行〜差し
ポイント 4コーナーの位置取り、コース取り
種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、ダンスインザダーク
連対騎手ベスト 武豊、佐藤哲三、四位洋文、安藤勝己、藤田伸二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 2分04秒4 2分05秒7 2分08秒7
2歳未勝利 2分02秒9 2分02秒2 2分05秒3
2歳オープン 2分02秒7 2分06秒8
3歳新馬 2分05秒2 2分06秒3 2分08秒6
3歳未勝利 2分02秒8 2分03秒3 2分04秒3 2分05秒4
3歳500万 2分02秒5 2分03秒6 2分03秒5 2分05秒6
3歳1000万 2分01秒8 2分03秒1
古馬500万 2分01秒4 2分02秒9 2分02秒8 2分05秒3
古馬1000万 2分01秒0 2分00秒7 2分04秒5
古馬1600万 2分00秒5 2分00秒3
古馬オープン 2分00秒6 2分03秒2

これ以降は1月3日に作成

●チャーミングシチーの追い切り情報(1月3日更新)

前走前 12月12日 栗東坂路 良 馬ナリ

助手
4F 57.2
3F 41.8
2F 27.5
1F 13.8


12月27日 栗東坂路 重 馬ナリ

4F 61.4
3F 44.8
2F 29.5
1F 14.7


1月3日 栗東坂路 良 一杯

助手
4F 56.7
3F 41.4
2F 27.1
1F 13.4


 1月3日、一杯に追われましたが、全盛期の動きにはほど遠いものです。しかし、前走もこんなもんで結果を残したわけですから、不満はありますが、気にしないことにしましょう。特に牝馬ですし、ビシビシやればいいというものでもありませんので。私の追い切り評価は「C」です。

●出馬確定表

出馬確定表 1月6日京都京都9R 福寿草特別 芝2000m 全14頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
ヴァリアントレディ 四位洋文 12/02 JpnT 阪神芝1600 14 13
エーシンプリリード 上村洋行 12/23 500万 阪神芝1600 15 10 B−
キングスエンブレム 福永祐一 12/08 500特 阪神芝2000 B−
グラーフ 北村浩平 12/02 JpnT 阪神芝1600 18 B−
クリールトルネード 武幸四郎  9/30 未勝利 札幌芝1800
シークレットハート 岩田康誠 12/01 未勝利 阪神ダ1800
センノカゼ 藤田伸二 12/15 オープン 阪神芝1400 B−
チャーミングシチー 角田晃一 12/15 未勝利 中京ダ1700 14
テイエムチーター 和田竜二 12/09 未勝利 阪神芝1800 B−
バトルブリンディス 小牧太 12/22 500特 中京ダ1700
ファリダット 武豊 12/01 新馬 阪神芝1600 A−
ブラックシェル 安藤勝己 12/23 オープン 中山芝2000 B−
ベルクハイル 北村友一 12/15 未勝利 阪神芝2000 B−
マーブルファイブ 渡辺薫彦 12/09 500万 阪神芝1400 B−
ミスズコーポラル 幸英明 12/08 500特 阪神芝2000

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 「消」は出馬を取り消した馬。騎手の太字は乗り替わり。

 特別登録馬からイイデシンゲン、エイブルベガ、ジュウクリュウシン、ノットアローンといった有力馬が回避してくれました。

●各馬の追い切り評価

馬名 追い切り日 コースと
馬場状態
強さ 騎乗者 追い切り時計 評価
ヴァリアントレディ 1月3日 栗東CW良 一杯 助手 6F81.2−14.0
エーシンプリリード 1月3日 栗東CW良 一杯 助手 6F81.2−12.3 B−
キングスエンブレム 1月3日 栗東坂路良 一杯 助手 54.3−13.3 B−
グラーフ 1月3日 栗東坂路良 一杯 北村浩平 55.6−13.0 B−
クリールトルネード 1月3日 栗東坂路良 強め 助手 57.6−13.3
シークレットハート 1月3日 栗東CW良 一杯 助手 6F83.1−14.4
センノカゼ 1月3日 栗東坂路良 一杯 助手 55.0−12.8 B−
チャーミングシチー 1月3日 栗東坂路良 一杯 助手 56.7−13.4
テイエムチーター 1月3日 栗東CW良 一杯 和田竜二 6F80.9−12.6 B−
バトルブリンディス 1月3日 栗東坂路良 強め 助手 57.0−13.3
ファリダット 1月3日 栗東坂路良 馬ナリ 助手 54.4−12.9 A−
ブラックシェル 1月3日 栗東坂路良 馬ナリ 助手 53.5−13.4 B−
ベルクハイル 1月3日 栗東坂路良 仕掛け 北村友一 54.7−13.6 B−
マーブルファイブ 1月3日 栗東CW良 一杯 渡辺薫彦 6F80.5−13.3 B−
ミスズコーポラル 1月3日 栗東CW良 一杯 助手 6F81.8−14.3

これ以降は1月4日に作成

●3度目の正直か!!口取りの権利ゲット!!

 今回の福寿草特別の口取り式の権利に当選しました!嬉しいー!!

 チャーミングシチーと私の口取りの権利といえば、初戦の9月9日と2戦目の9月29日で、初戦は2着、2戦目は少し距離が足りずに5着と敗れ、口取り式には参加できませんでした。続く10月28日の3戦と11月23日の4戦はそれぞれ家の都合(子供の用事)と仕事で応援にすら行けませんでした。

 5戦の勝ったレースもそもそも用事で行けませんでしたが、中京で口取り式もありませんでした。

 というわけで、せっかく勝ったレースは口取りもなく、権利をとったレースは敗れと、ちぐはぐな状態が続いていますが、今回も懲りることなく権利をいただいたので、ホームグラウンドの京都競馬場に行ってきます。京都なら家から30分で行けますので、非常に便利。是非いまだ1度も達成したことのない、口取り式に出たいものです。(ステップシチーが中京で勝ったときは、柵の向こうで見ていましたが。)

 荒れないことで有名な今回の福寿草特別で、明らかにクラシックを意識してそうな馬が数頭居る中で、牡馬混合戦ですし、「どうせ無理。」と思っている方も多いでしょうが、なんのなんの。勝つ気でいきますよ。勝って一躍オークスの中心になりましょう。

 有馬記念のマツリダゴッホもそうですが、出走する以上、勝てる確率はゼロではありません。私の愛馬たちは、私が現地に行くと奮起して勝てないまでも掲示板は確実に確保してくれるので(巨人のナベツネのようなものかなぁ。よっしゃ、勝ったら年俸1000万円上乗せだぁー!)、期待していきます。

 今回、チャーミングシチーの口取りチャレンジ3回目。3度目の正直ってないですかねぇ。2度あることは・・・の方だったりして。

 もちろん、期待はしていますが、このメンバーだし、負けても悔いはありませんよね。

 さて、今回は、皆さんの期待が薄いせいか、無事に口取りの権利をゲットできましたが、初戦でご一緒だったがんばれシチー軍団の総帥ないすさんも当選されています。この2人が集結した初戦は9番人気ながらも2着でした。今回は11番人気あたりでしょうが、もちろん結果は・・・!?

これ以降は1月5日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「主力対等」


予想家の印
馬名 長岡利 西村敬 山田理
ミスズコーポラル △△ △△
ブラックシェル
キングスエンブレム
テイエムチーター
グラーフ
センノカゼ △△
ヴァリアントレディ
ファリダット
二重△は△で処理
あとは無印

 我らが愛馬チャーミングシチーは当然ム・イ・ン!


予想オッズ
馬名 予想オッズ
ファリダット 2.8
ブラックシェル 3.1
キングスエンブレム 4.6
ミスズコーポラル 12.8
センノカゼ 15.2
中略
エーシンプリリード 38.1
チャーミングシチー 38.1


我らが愛馬チャーミングシチーは貫禄の最下位オッズ予想!!しびれるぅー!!

いや、皆さん、私が当日単勝500円(100円×5枚)を購入するので、かなりオッズは下がりますよ!!まさにオッズを動かす男!!オッズが動くってことは、人気が極度に低いというこどだが・・・。



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ミスズコーポラル 78 62 73 78
ブラックシェル 82 65 67 82
キングスエンブレム 82 70 82
バトルブリンディス 61 51 52 61
エーシンプリリード 73 72 65 61
テイエムチーター 76 65 58 70
グラーフ 83 80 77 83
マーブルファイブ 69 50 54 69
シークレツトハート 53 46 51 53
センノカゼ 80 77 78 56
ヴァリアントレディ 80 66 80
ファリダット 70 70
クリールトルネード 66 56 62 62
チャーミングシチー 62 45 62 55

 チャーミングシチーが優勝した前走のスピード指数は「55」と物凄く低レベルだったことを示しています。武豊騎乗

デイリー馬三郎

予想印

◎ ブラックシェル
○ ファリダット
▲ キングスエンブレム

以下省略

チャーミングシチーは無印

見解

 「ブラックシェルの前走は発馬で後手を踏み、道中も終始外々を回る厳しい形。2着確保は立派で、相当な素質を感じさせた。輸送距離の短い京都ならイレ込みもましになる。ここは地力を信頼して◎。」


血のにじむ想いから

「ビリーヴの初仔ファリダット、ヴァーミリアンの半弟キングスエンブレム、シェルズレイの全弟ブラックシェルとクラシック候補が顔を揃えた注目の一戦。しかし過去10年の勝ち馬を見ると意外にも活躍馬はあまり出ておらず、とても出世レースとは呼べない。ここは将来有望な成長途上馬よりも、仕上がり&完成度の高い早熟馬の方が面白い。そこで浮上するのが、センノカゼとクリールトルネード。とりわけ前者はロジータのおいと母系がしっかりしている。」

大阪スポーツ

本紙の狙い

 「一戦ごとに力強さを増している◎ブラックシェルに白羽の矢。前走はスタートがもっさりでダッシュがつかず終始後方からの競馬。3〜4角で大外を通って一気にマクッていった脚には大物の片鱗がうかがえた。心身ともに課題を残しながらもこの内容。中山の馬場よりも京都開幕週の良馬場のほうが力を発揮できるはずだ。
 強敵に回るのは○ファリダット。新馬戦1.5倍の1番人気で3馬身差の圧勝を演じた馬だ。ゴール前では手綱を押さえる余裕さえあった。母ビリーヴ譲りのバネの利いたフットワークも印象的。▲キングスエンブレム。新馬戦より3秒2速い時計にも対応できた。」


 予想家の印
馬名 職人
米原
仕掛人
上田
調教
松浪
本塁打
河合
POG
吉田
情報
西尾
闘券
難波田
本紙
杉本博
ミスズコーポラル
ブラックシェル
キングスエンブレム
バトルブリンディス
グラーフ
マーブルファイブ
シークレットハート
センノカゼ
ヴァリアントレディ
ファリダット

●前走レース後の騎手コメント

チャーミングシチー(1着)

 「初めてのダートということもあってか、前半は少し嫌がる面があったけど、バラけたところを走れてからはスムーズに折り合えた。最後は良く我慢してくれたよ。」(横山典弘騎手・デイリー馬三郎)

 「砂を被ると少し嫌がったけど、それほど被ることなくレースが出来ました。レースが上手です。」(横山典弘騎手・ラジオNIKKEI)

 「初ダートで、前半は少し気にしながら走っていたが、バラける形になってうまく砂を被らずに運べたから。」(横山典弘騎手・競馬ブック)
 「スタンド前は押っつけていたが、行き脚がついてからは楽。隊列が固まった3角手前から労せず進出を図る。4角ではうまく外に出して直線も手応え通りに良く伸びた。」(競馬ブック)

 「先行集団を前に見て、好位から運ぶ。終始手応えは良く、4コーナーで2着馬が来たところで満を持して外に持ち出す。直線は併せ馬の形で渋太く伸び、ゴール前で僅差抜け出してV。ソツのないレースぶりで、ダート適性は高い。」(ギャロップ)

ミスズコーポラル(5着)

 「ここでは切れ味の差が出てしまいました。それでも手応えは悪くなかったし、逃げている馬は交わせると思ったんですけどね。」(幸英明騎手・競馬ブック)

ブラックシェル(2着)

 「燃え過ぎるので、そのあたりを考えて乗っている。この前よりも落ち着いてはいたけど、向正面では手前を替えなかったし、まだ緩さが残っている馬だからね渋った馬場よりもパンパンの馬場の方がいい。それでここまで走るんだから能力はある馬なんだけどね。馬が落ち着いてくれれば、いろんなことができると思う。」(安藤勝己騎手・競馬ブック)

キングスエンブレム(3着)

 「時計が一気に速くなったし、前回と違って厳しいレースになったからね。でもまだ良くなってくるはず。」(武豊騎手・競馬ブック)

グラーフ(9着)

 「体は減っていましたが、気になりませんでしたし、デキは良かったと思いますよ。でも、この距離では忙しかったですね。」(北村浩平騎手・競馬ブック)

ファリダット(1着)

 「いい感じで上がって行けた。スピードがあって能力が高く、かなりの素質を秘めているね。これからテンションが上がらずいい方向に進んでくれれば楽しみだよ。」(武豊騎手・競馬ブック)

●各陣営のコメント

チャーミングシチー

 「前走は砂を被って嫌がっていたが、きっちり差し切ってくれた。芝向きで昇級でも。」(松水助手・デイリー馬三郎)

 「前走は前が止まって展開に恵まれた感じ。もともと芝向きだし、先行したほうが渋太さが生かせるかも。」(松水助手・大阪スポーツ)

ミスズコーポラル

 「中間に熱発があって順調さを欠いた前走とは違い、今回は順調にきている。見直したい。」(加藤敬二調教師・デイリー馬三郎)

 「手応えほど伸びなかった前走。まだ良くなる余地もあるし、使いつつ前進していければ。」(牧田助手・大阪スポーツ)

ブラックシェル

 「前走は出負けした分が最後までこたえた印象。引き続き条件はいいので、巻き返しを期待。」(松田国英調教師・デイリー馬三郎)

キングスエンブレム

 「負けたとはいえ自身の時計は詰めていたからね。前回の厳しい競馬が今回に生きるはず。」(古川助手・デイリー馬三郎)

バトルブリンディス

 「跳びが大きいので、広いコースは合うと思う。芝のこの条件でどんな走りを見せてくれるか。」(矢作芳人調教師・デイリー馬三郎)

エーシンプリリード

 「発馬のタイミングが合わなかったし、馬場も気にしていた。良馬場で今1度の期待。」(大久保助手・デイリー馬三郎)

テイエムチーター

 「前走はスローの逃げで展開に恵まれたからね。相手なりに走るけど、クラス慣れが必要では。」(和田竜二騎手・デイリー馬三郎)

グラーフ

 「前走でも着順ほど負けていないからね。距離延長はプラスだし、自己条件なら楽しみ。」(大賀助手・デイリー馬三郎)

マーブルファイブ

 「追うと頭が高くなるので、伸びが今ひとつ。瞬発力勝負にならなければ楽しみだが。」(田島助手・デイリー馬三郎)

シークレットハート

 「1度芝を試してみるが、まだ硬さが残るし、どちらかと言えばダート向き。時計がかかれば。」(谷潔調教師・デイリー馬三郎)

センノカゼ

 「前回はチグハグな競馬で後方からになった。本来は前にも行ける馬だし、展開次第では。」(田原助手・デイリー馬三郎)

ヴァリアントレディ

 「前走はキャリアの浅さが出た感じ。折り合いに不安はないので二千は大丈夫だし改めて。」(谷口助手・デイリー馬三郎)

ファリダット

 「前走後も順調そのもの。素質的に期待している馬だし、昇級のここでも楽しみにしている。」(松元茂樹調教師・デイリー馬三郎)

クリールトルネード

 「牧場で乗り込んで仕上がりはいいが、使い込んで未勝利を勝ったからね。初戦はどうか。」(黒田助手・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

ヴァリアントレディ

 初戦の新馬戦は7番人気と人気薄ながら京都の芝1600mで優勝。果敢に挑戦した前走のJpnTでは大敗も、条件戦なら、大駆けもありえる。ただ、芝2000mはどうなのか。走ってみないとわからない。

 追い切りはCWで終い14秒0も要するなど、イマイチ。

 結論的には「わからない」だが、追い切りの悪さと相手を考えると消してもいいでしょう。

エーシンプリリード

 前走は角田晃一騎手で2歳500万を10番人気15着。しかし、小倉で新馬戦を4番人気ながらも優勝。その後オープンで4着、小倉2歳ステークスGVで4着と小倉の芝1200mではそれなり。ただ、1600m以上は7着15着と結果が出ておらず、苦戦は必至。

 追い切りは終いまでそこそこ伸びていて悪くはないが、逆に強調する点もない。

 距離が長すぎて直線で失速するのではないでしょうか。愛馬チャーミングシチーにはねこういう馬を確実に競り落としてもらいたい。

キングスエンブレム

 新馬戦を武豊騎乗1番人気1着とまさに王道を経て、2戦目のエリカ賞(2歳500万)では2番人気に支持される。結果は3着も相手はアルスノヴァとレース慣れしているランチボックスという超有力馬。
 過去2戦はともに芝2000mと、この距離大好き。

 追い切りは坂路で54.3−13.3とぼちぼちだが4本追い切っている点は評価できる。

 人気3強の一角。兄はジャパンカップダートと東京大賞典を連勝しね現在のダート王ヴァーミリアン。父は大ブレイクのウォーエンブレム。私はダートの方が破壊力がありそうな気がしますがどうでしょう。人気どおり3着じゃつまらないぞ。

グラーフ

 いつも人気にはならないが、意外なところに来ている馬。2戦目の未勝利戦を7番人気で脱出。続く札幌2歳ステークス(JpnV)は12番人気ながらもギリギリ掲示板を確保。前走のJpnTも18番人気と最低評価ながら9着に割り込む。
 ただ、未勝利脱出後最高は5着と目立たないのも事実。今回も善戦止まりを期待。

 追い切りの動きは物足りないが本数は4本とまあまあ。

 意外にこういう馬が穴をあけたりするもんです。5日のダブルダンスシチーが2着だったレースで優勝した8番人気の馬もそんな感じでした。

クリールトルネード

 愛馬チャーミングシチーと同じく、前走5戦目にして待望の未勝利脱出。しかし、それは9月30日の話。3カ月の休養明け。初戦からはどうか。

 追い切りは6本と足りているが動きはまだまだ。叩いてからか。

シークレットハート

 新馬戦1番人気の素質馬。そのときの結果は3着だったが、3戦目にして順当に勝ち上がる。しかし、過去3戦は全てダート1800m。父ワイルドラッシュの産駒は思いっきりダート馬ぽいが、果たして未知の芝でどこまでやれるのか。
 私は芝は駄目で、次走はまたダートに戻ると思うのですが。

 最終追い切りは全体的にたいした時計でもないのにバテテしまうなど、全然ですが、6本という本数を評価して最低の「D」ではなく「C」評価にしました。

 陣営も半信半疑のようです。

センノカゼ

 我らが友駿ホースクラブの会員さんの超期待馬アドバンスシチーと2度に渡り戦火を交えてきた馬。
 初戦はアドバンスシチーが2着、センノカゼが4着。
 2戦目はセンノカゼが優勝。アドバンスシチーは5着。
 愛馬チャーミングシチーよ、返り討ちにしておあげなさい。アドバンスシチーの敵討ちだ!!

 追い切りは全体の時計はかかっていますが、終いまで力強く加速しており、そこは評価できます。また4本時計を出しているのもいいですね。

 人気は4、5番人気でしょうが、チャーミングシチーには、このクラスの馬は競り落として欲しい。

チャーミングシチー

 前走で未勝利脱出も、それはダート。では父クロフネだしダート馬なのかというと、とんでもない。どちらかと言えば、芝の中距離向きの馬。1700m以上の距離では、芝、ダートを問わずまだ連を外していない。

 今回の芝2000mはまさに適距離。人気は他馬に譲るも虎視眈々と1発を狙っています。

 初戦、第2戦と口取りの権利を持って出陣した私ですが、今回は久々に休みが合い、口取りの権利もゲットしたので、現地観戦してきます。もちろん単勝馬券も買いますぞ。

 ここが試金石。私は先行できれば、意外に掲示板はあると思っているのですが、さてどうなることやら。

 追い切りはいつもの如くさっぱり動いていません。これがもっと良くなれば激アツなんですけどね。

テイエムチーター

 前走で未勝利脱出も時計は平凡。阪神芝1800m良だが、1分49秒2で走破している。我らが愛馬チャーミングシチーが初戦で1分50秒5良なので、さほど変わらないと見ていいだろう。

 芝2000mは苦にならないだろうし、いい意味でライバル。

 追い切りは全体の時計はそこそこも、もっと終いまでしっかりと伸びれば・・・、といった感じです。

バトルブリンディス

 前走の500万特別・中京ダ1700mの走破時計が1分48秒1。愛馬チャーミングシチーの前走の走破時計が1分49秒0しかも稍重なので、ダートなら、現状敵わないかも知れない。しかし、今回は芝。
 このバトルブリンディスは芝は初出走。芝なら、チャーミングシチーの方が上手く走れるのではないでしょうか。

 追い切りも坂路で57.0−13.3が1本とチャーミングシチーよりもひどい気がします。

ファリダット

 競馬ファンならご存知、名スプリンターのビリーヴを母に持ち、父はあのキングマンボという、超超超超超・・・良血のファリダットくん。
 前走はダイワスカーレットの下ブーケフレグランスなどの並み居る有力馬を打ち破っての完勝。多くのPOGファンの期待を背負う人気馬。
 1番人気は間違いなくこの馬でしょう。

 しかーし、ちょっと考えてください。なぜ、こんなに超良血の凄い馬が500万特別なんかに使うのか。暮れの重賞ラジオNIKKEIやいきなり弥生賞でも良かったのではないでしょうか。

 ということは、もしかしてたいしたことない???

 過去なぜか、遠回りしてきた馬には、なぜか絶賛されていながら、こつこつとオープン特別ばかり走って4連勝で皐月賞に臨むも3着に敗退したフサイチジャンクや、エリカ賞に逃げたサムライハートが思い出されます。結局これらの馬は、騒がれるばかりで、値段ほどの結果を出していない。

 ファリダットも意外にたいしたことはないのかも・・・と、超プラス思考な私でした。

 追い切りはさすがにいいですねぇ。栗東の坂路で51秒9や52秒5が出るのですから、脚力はかなりありますね。後ろから突っ込んでくるんでしょうね。

ブラックシェル

 前走オープンで1番人気。結果は僅差の2着。芝2000mはもっとも得意な距離。上は姉シェルズレイ、兄ダブルティンパニーの2頭だが、2頭とも本賞金は現在8000万を超える。
 人気はファリダットと二分することになろうが、この2頭で決まってしまっては面白くない。なんとか一矢報いたい。

 追い切りは今回は馬ナリ1本で不満ですが、前走前は52.6−12.8強めと調子が良ければとんでもない破壊力です。

マーブルファイブ

 ここまで4戦全て1400mという馬。クラシックに向け距離を試そうというのだろうが、一気の3ハロン延長。どうだろうか。

 追い切りも全体的な時計はそこそこですが、終いがちょっとかかっていますね。距離も不安ですし、消してもいいのではないでしょうか。

ミスズコーポラル

 常に人気より上位に来ている馬主孝行な馬。堅実だが、ワンパンチ足りない感じも。

 追い切りもCWで終いが14秒3とは・・・。



 勝ち馬予想はしませんが、気になるチャーミングシチーがどうなるかですが、これも正直わかりません。

 芝の中距離が合うのは間違いありません。1700m以上の中距離で負けた馬は初戦の有力馬ツルマルストームだけで、それ以外には負けていません。また、そのツルマルストームは牡馬で、牝馬には中距離で負けていません。

 ですから、意外に大駆けの要素はあると思います。追い切りもそんなに強くないものの、今回は一応2本時計を計時していますし、順調さもいいですね。

 逆に今までのレース内容や平凡な走破時計からは、大敗や大きく離されての入線も考えなければいけません。


 牡馬の一線級を相手にどうなるか検討もつきませんが、一般常識から言えば、9着以下でしょう。そうなってしまうのでしょうか。それでも驚きませんが、個人的には、もっとやれると思っています。

 大外枠も良いのではないでしようか。前走のように、道中気分良く走れるはずです。ただ、あまり外外を回らされて距離ロスするのは辛いところです。

 上手く先頭から5、6番手辺りに取り付いてくれれば激アツなのですが・・・。

 結果も気になりますが、レース内容を重視したいです。また、強い馬に揉まれることによって、必ず未来に繋がる貴重な経験が出来るはずです。

 今日(5日)は、ダブルダンスの好走で皆さんにいいご報告が出来ましたし、たくさんの嬉しいメッセージをいただきました。明日もびっくりするようなご報告が出来たらなぁと思います。

 最後に、意外に走ると思いますよ、と一言付け加えて明日に備えて寝ます。

これ以降1月6日に作成

●パドック


与太郎さんの作ってくださったチャーミングシチーの横断幕。その横には鞍上角田晃一騎手の横断幕。
実は更にこの左にもう1枚、角田晃一騎手の横断幕がありました。いつものことながら、嬉しいですよね。


周回してすぐのチャーミングシチー。いつもと同じく厩務員さん?に甘えていました。



写真は被写体がズレて下手糞なのですが、後ろ脚が綺麗に写っていたので・・・。


 初戦の9月9日に見たときは、ほとんど筋肉もついてなく、華奢な感じと書きましたが、幾分たくましく見えました。それでも、もちろん私個人はそんなにいい馬体とは思えませんが。

 また、芦毛なので苦手ですが、冬毛が出ていて休戦モードのような気がしました。しかし、これはチャーミングシチーだけではなく、何番か忘れましたが、他にも数頭そういう馬がいました。でも、毛ヅヤもイマイチですし、いつも見る度に言っていますが、良く見えません。もちろん、個人の好みなんかもあると思いますが。



ずっとこんな感じ。左にくるっと一回転しそうです。



かなり引いて撮りました。馬体重は2キロ減ですが、細くはなかったです。



応援横断幕の前で。



特別ゼッケンいいですよね。欲しいなぁ。



角田晃一騎手とチャーミングシチー。写真素人の私にしては、よく撮れているなぁ。感心感心。



1番人気のファリダット。いやぁ、うらやましいくらいのいい馬体です。毛ヅヤも良かったですし、筋肉質で、飛節も大きくしっかりしていますし、こういう馬が新馬戦を1番人気で勝つんだなぁという感じ。そもそも、父キングマンボ、母ビリーヴで、もしセリで上場されれば、5億円くらいは付く馬ですもんね。そしてその結果、「ザサタデーフサイチ」とか「アドマイヤアース」とか付くんでしょうね(笑)。



もう1つファリダット。



Yutaka Take。馬と会話中。翻訳しますと、
武豊「どうだい、調子は?」
ファリダット「無理っす。相手が強そうっす。3着が精一杯っす。」
とたぶん言ってます。



1番人気のファリダットと1番人気のないチャーミングシチー。貴重な貴重なツーショット。4年後にこの組み合わせで子供が誕生する予定。友駿募集価格2800万円確定(笑)。



続いて、2番人気のブラックシェル。黒鹿毛ではないのね。



いやぁ、これも強そうだ。正直な話、パドック見ていたらかなり戦意喪失します。全然馬体が愛馬チャーミングと違います。
例年福寿草特別の勝ち馬はクラシックに縁がないですが、今年は案外あるかも知れませんよ。



「また沈むのか!」とやじられて、ムッとするアンカツ。このやじが、アンカツの静かな闘志に火を付ける!!



気がつけば3番人気のキングスエンブレムはこの写真しか、撮ってなかったりして・・・。2番のブラックシェルと3番とキングスエンブレムと、どっちをどれだけ撮ったか、途中でわけわかめになっちゃいました。



パドックの最後は四位洋文騎手。笑顔はここまで。痛恨の最下位入線。


 ということで、パドックはたくさん撮りたい馬がいて、撮影に集中していたので、愛馬チャーミングシチーの馬体以外はほとんど見れていません。ですから、なにが良かったとか、悪かったとかはわかりませんが、有力3頭以外の馬の中には、冬毛がかなり出ている馬がいて、気に留めてはいませんでしたが、「これは走らないなぁ。」と思う馬も何頭かいました。

 掲載した写真はこれだけですが、実際にはこれの3倍くらいは撮影してきています。ですから、写真を見て、ご自身で各馬の良し悪しを判断してくださいませ。

●本馬場入場

 入場行進曲が変わったのは知っていたのですが、私は鷺巣 詩郎(さぎす しろう)氏の曲が好きだし、愛着もあったので、今回新しくなったのは、正直残念でした。ただ、今日新しい曲を聞いた感じでは、そんなに悪くはなかったですが。

 まぁ、変わったのは、一般競走と特別競走が主で、私の一番好きな関西の重賞の入場曲「ドラマチック・ワン」がそのまま残ったので、ホッとしています。とにかく、この曲に乗せて愛馬の本馬場入場を見るのが、私の1つの大きな夢です。この曲は永遠に変えないで欲しいです。

 ちなみに、関東のファンファーレと入場行進曲は、ほとんど総てドラゴンクエストや帰って来たウルトラマンなどで、有名なすぎやまこういち氏ですが、個人的意見ですが、鷺巣氏の曲の方が入場行進曲は好きです。関東の競馬場で閉場時に流れる「キングオブターフ」はかなり好きですが。このあたりのCD持っているのって、私くらいで、いくら競馬ファンでも数少ないでしょう。

 本当に競馬を隅々まで愛するディープなファンの私です。


 さて、話が逸れましたが、本馬場入場の写真は、正直失敗ですが、とりあえず、ご覧ください。


ウイニングラン・・・、ではありません。本馬場入場直後のチャーミングシチー。もう少し引きつければよかった・・・。素人ですから。



一目でわかる山内研二厩舎のベンツマーク。愛馬より綺麗に撮れてたりして・・・。



でもって、コース解説を熟知している私としては、スタート地点が正面スタンド前ということで、チャンスとばかりにそちらへ走るわけです。
その甲斐あっていい写真が撮れました!ピンクピンク(帽子とメンコ)で可愛いー!!この際ハルウララみたいにメンコにキティちゃんをプリントしたらどうかなぁ。この写真、友駿ホースクラブに送ったら採用してくれるかなぁ。



枠入り直前。この写真を撮ってすぐに、急いで反対のゴール前に走ります。なぜなら、口取り式に出るためには、レース終了後3分までに集合しなければなりませんから。ちゃんと集合場所は下見して、準備は万端。あとは、レース後、そこへ向かうだけのはずでしたが・・・。

●レース 

 チャーミングシチーとグラーフの牝馬2頭がいいスタートを切ります。特に出遅れた馬はいません。

 チャーミングシチーは押して押してとにかく前を狙います。1コーナー手前で上手く少し内に入れて、そんなに極端な距離ロスもなく、前から5番手の好位につけます。この競馬ができるのなら、まだまだ活躍できそうで、頼もしかったです。

 エーシンプリリードがハナを奪います。2番手は好スタートのグラーフ。3番手はテイエムチーターという隊列になります。

 チャーミングシチーの内には、当サイトの意見交換コーナーで話題になっているワイルドラッシュの仔シークレットハートがつけます。

 有力3頭は、いずれも中団グループを形成します。下記は向正面でのターフビジョンの映像です。私はレースは撮るものではなく見るものだと思っていますし、速い速度で走ってくる馬を撮るのも苦手ですから(本馬場入場の写真を見ていただければ納得ですよね。)、下記の1枚の写真しか、レース中の写真はありません。


写真の前から5番手がチャーミングシチー。続く9番の馬がシークレットハート。
今だから言えますが、この地点では、「もしかしたら大仕事をやっちゃったかな?」というくらいのいい内容でした。

 あまりにスローペースで流れたので、人間時計の武豊騎手が堪らずファリダットをマクり気味に上げていきます。レースを見ていた感じでは、「あーあ、やっぱり来たか。」という感じで、スッと楽に加速していき、内側のチャーミングシチーなどは、あっという間に交わされてしまいました。しかし、結果的にもう少し追い出しを我慢していた安藤勝己騎手と福永祐一騎手の餌食になってしまいます。

 ただ、それは終わってからだから言える話で、武豊騎手は現場で見ていて、王道の素晴らしい乗り方でした。あれだけペースが遅いと、早く動きたくなるのは当然。前に残られてはなにもならないですから、当然先頭を射程圏内に入れれる位置に行かないと。1番人気馬に騎乗する騎手の責任とも言えます。

 結局スローの直線で「ヨーイドン」の競馬になってしまい、切れる脚を持たないチャーミングシチーはどんどんと後続馬に交わされ、後ろに脚の上がった馬を1頭従えただけのブービー賞13着で流れ込みました。

 スローで楽に走っていたのに、上がり36秒4という数字は、いくら切れないにしても残念です。追い切りの動きそのままという結果になってしまいました。

 13着という着順は残念ですが、牡馬の一線級と戦って1秒8の差は、私が描いていた最悪のシナリオよりもはるかにマシで、この強い相手と激しいレースを戦った貴重な経験が、今後の糧となることは間違いありません。

 小倉や福島といった地方の弱面の中で5着だ6着だと威張っていても仕方ありません。今日のメンバーは間違いなく将来牡馬のクラシックに出走してくるメンバーです。いい経験になったことは間違いありません。

 また、今回は牡馬牝馬混合戦で、全出走メンバー14頭中牝馬は我らが愛馬チャーミングシチーを含めて3頭で、結果は好スタートのグラーフが11着。これまた好スタートのチャーミングシチーが13着。そしてヴァリアントレディが14着と、はっきりと牡馬牝馬の力差を見せ付けられた結果で、牝馬だけの勝負であれば、はっきり言って、そう負けていません。

 ですから、牝馬限定戦なら、このクラスであろうが、上のクラスであろうが、まだまだやれます。

 ちなみに、着の下から4つに牝馬が3頭入っていたわけですが、その中の12着の唯一の牡馬は、私たちが意見交換コーナーで議論していたワイルドラッシュの仔シークレットハートで、やはり今までのイメージどおり、ワイルドラッシュの仔は芝は苦手という見解でいいのではないでしょうか。

 ということは、友駿ホースクラブ2007年産募集馬のリスボンUを購入する人はクラシックはあまり期待せず、ジャパンダートダービーを目指すことになるのではないでしょうか(笑)。


 そうそう、勝ったのは、最後するどく伸びたブラックシェル。2着は一時は直線で先頭に立ったキングスエンブレム。3着は1番人気のキャリアまだ2戦のファリダットでした。3連複はななんと270円。終わってみれば、3頭だけオープンクラスの馬がいた感じです。

●時計の評価

 今回のチャーミングシチーの走破時計2分04秒1良は、過去10年の2歳オープンクラスの平均勝ち時計が2分02秒7良ですから、平凡で、厳しいものです。

 勝ったブラックシェルの2分02秒3良はお見事!今回の福寿草特別は500万クラスですが、時計はオープン級のもので、やはり格が1枚違う感じです。また、2着のキングスエンブレムも2分02秒4良、3着の1番人気馬ファリダットもデビュー2戦目で2分02秒8良で走っているわけですから、人気どおり、この3頭が抜けていたことは、疑う余地もありません。3連複270円は納得です。

これ以降1月8日に作成

●レース後の騎手・調教師のコメント

ブラックシェル(1着)

 「スタートは出てくれました。(自分が乗った)2戦目より落ち着いていました。使うこごとに落ち着いているようです。動くに動けない位置になったので直線に賭けました。それにしても強かったですね。思った以上に強い感じでした。」(安藤勝己騎手・ラジオNIKKEI)

 「道中はゴチャついて動くに動けなかった。だからファリダットが早目に仕掛けてくれた分、楽にはなったけど、4角ではまだ半信半疑。そこから思った以上にいい脚を使ってくれたね。ゴール板が近づくにつれて加速がつく感じだった。今日は前走に比べ、返し馬でも落ち着いていたし、これからが楽しみに馬。」(安藤勝己騎手・競馬ブック)

キングスエンブレム(2着)

 「道中ためて抜け出した後、最後までよく走っています。でも勝ち馬にはサッと交わされましたね。でも素質を感じます。将来性もありそうです。負けましたが内容あるレースでした。」(福永祐一騎手・ラジオNIKKEI)

 「道中はハミを抜いて走ってくれて、うまく脚をタメられた。直線では勝ち馬にサッと交わされたけど、この馬も伸びていましたからね。」(福永祐一騎手・競馬ブック)

ファリダット(3着)

 「伸びませんでしたね。まだ2戦目ですから・・・。」(武豊騎手・ラジオNIKKEI)

 「今日は伸び切れなかったけれど、まだ2戦目で距離も初めてでしたからね。先々は間違いなく走ってくると思いますよ。」(武豊騎手・競馬ブック)

クリールトルネード(4着)

 「札幌の時と一緒でテンションは高かった。ただ当時よりも腰がしっかりしていたし、レース内容は良かった。これなら次が楽しみ。」(武幸四郎騎手・ラジオNIKKEI)

テイエムチーター(5着)

 「相変わらずイレ込みがきつかったけどいいレースでしたよ。このメンバーでこれだけ走れれば悪くありません。」(和田竜二騎手・ラジオNIKKEI)

グラーフ(11着)

 「テンションが高いのはいつものこと。いい感じの体つきだったし、折り合いもついたが、上がりの速い決着では。」(北村浩平騎手・競馬ブック)

ヴァリアントレディ(14着)

 「体のない牝馬だし、現状は1600メートルぐらいの方が合っているんじゃないかな。」(四位洋文騎手・競馬ブック)

●専門誌のレース評価

ブラックシェル(1着)

 「好気配。抑えて後方から。内に入れ、前に壁を作って折り合いに専念。勝負どころでは動くに動けない形だったが、4角でうまく外に出せたし、そこからグイグイ伸びて突き抜けた。今後が楽しみ。」(競馬ブック)

キングスエンブレム(2着)

 「体重が増えて幾らかでも馬体が良くなってきた。無理せず中団から。道中は行きたがるのをなだめながらの追走。3着馬が先に動いてくれたのでいい目標ができたし、直線半ばで完全に抜け出したが、勝ち馬の決め手が1枚上だった。」(競馬ブック)

ファリダット(3着)

 「パドックでは相変わらずのんびりと周回していたが、馬体は締まってきた。ジワッと行かせたが、少しムキになっている感じ。3角過ぎに外に出して上がって行き、残り1ハロンで先頭。ただ、この間に頻繁に手前を替えていたし、最後は脚色が鈍ってしまった。まだ2戦目だけに仕方ないか。」(競馬ブック)

グラーフ(11着)

 「馬体回復。イレ込みもマシ。仕掛けられて先行したが、外からマクられた時にはもう抵抗できなかった。」(競馬ブック)

ヴァリアントレディ(14着)

 「Dハミ。舌を括る。馬任せで中団より少し前の位置取り。外から並ばれて一緒に動いて行ったが、4角でも手応えがなかった。この距離も少し長いよう。」(競馬ブック)

●今後の展望

 今回は牡馬の一線級を相手に手の打ちようがなかったですが、出走した3頭の牝馬の中では2着、しかも先着した牝馬とも、そう差はありません。

 次走は小倉や中京、新潟や福島といったローカル競馬では、出番があると思いますし、牝馬限定戦なら、もっともっとやれると思います。なにせ、今日先着を許した12頭の内の11頭は牡馬なのですから。

 また、先行できるいい脚を今回も見せてくれたので、ダートでもやれそうです。

 もし、しばらく勝ち切れなくても、短評が
「ここはおお威張り」
「ここは相手に恵まれた」
「このメンバーなら」
といったようなコメントのレースなら、勝つチャンスもあるでしょう。

 確かに、牡馬相手といっても時計的にも平凡以下で、強調する材料は多くないですが、まだ明け3歳で、ろくに調教も出来ない弱い体質の馬。今回のような先行力があれば、将来間違いなく変わってきます。長い目で見守ることにしましょう。

●最後に

 今回は完敗でした。これはだれもが認めるところです。このメンバーで何度レースをしても結果は変わらないでしょう。ただ、牡馬に果敢に立ち向かった姿勢は評価されてしかるべきだと思いますし、角田晃一騎手もミスなく上手く乗ってくれました。1度14着に敗れたときのように、後方追走からの14着は不満もありますが、先行しての失速は瞬発力の能力差ですから、負けて納得です。

 私はこれからも鞍上は角田晃一騎手でいいと思います。もちろん、横山典弘騎手や松岡正海騎手も機会があれば、もう1度騎乗していただきたいですが。


 今後は果敢に牝馬限定の重賞などに参戦するもよし、小倉などのローカル競馬場で自己条件を走るもよし。すでに未勝利脱出していめ馬ですから、気長に成長を見守っていきましょう。

 私はもちろん、次走どんなレースに出ようが、京都・阪神なら口取りの権利を申し込んで出陣します。今回はメンバーも強かったですが、展開も不向きでした。勝ったレースのように、ハイペースで引っ張る馬がいてくれれば、もう少し善戦できるはずです。

 次走にまた期待します。最後までご愛読ありがとうございました。また、出走と休みが合えば競馬場に行って写真を撮ってきますので、見てやってください。

最後までご愛読ありがとうございました

2007年12月26日作成 27日、2008年1月3日、4日、5日、6日、8日加筆
チャーミングシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2007年12月15日 第5戦 2歳未勝利 中京ダ1700m牝馬限定戦(1着/4番人気)

2007年11月23日 第4戦 2歳未勝利 京都芝1600m牝馬限定戦(3着/8番人気)

2007年10月28日 第3戦 2歳未勝利 京都芝1600m牝馬限定戦(14着/6番人気)

2007年 9月29日 第2戦 2歳未勝利 阪神芝1400m(5着/4番人気) 写真付き 現地レポ

2007年 9月 9日 デビュー戦 2歳新馬(混合) 阪神芝1800m (2着/9番人気) 写真付き 現地レポ

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