愛馬ギムレットシチー 第11〜12戦!


10月26日 福島5R 500万下 ダート1700m は、

13着/12番人気。

連闘で臨んだ11月2日 東京6R 500万下 ダート1600m は、

16着/15番人気。

500万クラスでは、全くの能力不足。

そのまま引退が報告されました。

お疲れ様でした。

(11月5日更新)

2008年9月10日作成

●現役続行が発表されました

 ここ2走は牝馬限定の未勝利戦で14着、12着で勝ち馬から3秒5以上も離され、現役続行は絶望的と思われていた愛馬ギムレットシチーでしたが、9月9日、クラブHPで以下のようなコメントが発表されました。


調教師と相談の結果、能力的には500万条件戦でも通用できるのではないかとの結論に達し現役を続行することとなりました。障害も適正を確認しますが、一旦放牧し福島戦に備える予定です。


 友駿ホースクラブらしく、相変わらずの誤字はありますが、なんとも嬉しいコメントです。

 このギムレットシチーは一般募集馬で、私はたまたま、アドリアシチーの代替のマドリードシチーの代替でいただいた馬ですが、代替馬を貰える権利があります。

 保護者の中には、ギムレットシチーは諦めて、代替馬が欲しいという方もいらっしゃるかも知れませんが、私はそこそこ追い切りも動き、芝もダートもそれなりにこなせるということで、この馬は大好きですし、行けるところまで現役を続けて欲しいと思っています。

 前走は、直前での追い切りもなく、負けて当然でした。私はなによりギムレットシチーの2008年1月12日の1戦が忘れられません。中山芝1600mは外枠が大きく不利な中、勝ち馬から0秒3差の4着と勝ちに等しい内容でした。あのレースを見た時から、なんとか勝ちあがって欲しい、ずっと走り続けて欲しいと思うようになりました。

 この先、成績を残せずに引退するかも知れませんが、私は佐藤吉勝師の英断に感謝するとともに、これからの活躍を期待します。

これ以降は10月22日に更新

●追い切り情報(10月22日更新)

前走前 8月21日 美浦南W 稍重 馬ナリ

助手
4F 55.4
3F 40.4
1F 13.1
内ヒメアウトランダー(500万下)馬ナリと4F併せで0秒1先着



10月9日 美浦ポリトラック 良 強め

助手
5F 71.8
4F 56.2
3F 41.2
1F 13.0


10月17日 美浦南W 良馬場 一杯

助手
5F 68.5
4F 52.5
3F 38.1
1F 12.4


10月22日 美浦南W 良馬場 馬なり

助手
4F 53.9
3F 38.9
1F 12.8
外グレイスフルムーヴ(3歳500万)馬なりに4Fで0秒6先行3F併せで併入



 10月9日、先週帰厩し、9日に追い切り時計を計時しました。まだ追い始めたばかりで評価はできませんが、25日からの福島開催に向け、じっくりと仕上げて欲しいですね。ここからの怪我や疲労は即引退となってしまいます。順調に行って欲しいです。

 10月17日、福島開催に向け一杯に追われています。先週といい、強く追い切れることは、すこぶる順調であることを示していますし、陣営の強い意気込みを感じます。格上挑戦で、いきなり勝つのは難しいかも知れませんが、なんとか、5着以内の権利を獲得して欲しいですね。

 10月22日、併走相手は格上とはいえ、同じ3歳牝馬で500万クラスで現状頭打ちの馬。これに0秒6先行(ハンデでしょうね)して、先着できないのは、不満です。正直、この動きだと、500万クラスでは厳しいような気がします。私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。今週だけなら「C」評価ですが、先週、先々週と強く追い切られていることを評価します。

●気になる出馬想定表

出馬想定表 10月26日 福島5R 500万下 ダ1700m 全16頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アグネスフォーカス 熊沢重文 10/04 未勝利 阪神ダ1800 14
アドミラビリス 浜中俊  3/16 500万 中京ダ1700 11 11 12
カシマレジェンド 鈴来直人  9/28 未勝利 札幌ダ1700 11
カルストンオーラ 小林慎一郎  6/15 500万 中京芝2500 16 16 14 14 13 11
キタサンナポレオン 石崎隆之  9/25 交流 船橋ダ1600 10 13
ギムレットシチー 的場勇人  8/31 未勝利 札幌ダ1700 12 14 12 B−
シルクアイオロス 田辺裕信  6/28 500特 福島芝1200 14 11
テスタロッサ 藤岡佑介  6/01 500万 東京ダ1600
トーセンクレスト 千田輝彦  9/13 未勝利 札幌ダ1000 10
ナツミホープ 郷原洋司  9/07 未勝利 札幌ダ1700 10
ハイパーラッシュ 佐藤哲三  9/20 未勝利 阪神ダ1800 13
バロズハート 石橋脩  6/01 500万 中京ダ1700
ビートオール 今野忠成  1/24 交流 浦和ダ1400
リキュウ 山田信大 12/05 交流 船橋ダ1700 12 11
リフレックス 津村明秀  9/13 500万 札幌ダ1700
レオメビウス 江田照男  9/21 500万 中山ダ1800 15

表中の赤字馬名は未勝利クラスの馬。

 カルストンオーラとシルクアイオロス及びレオメビウスは中央では未勝利で地方転厩。その後中央転厩し再登録。
 キタサンナポレオンは元々地方所属馬。中央では未勝利。
 リキュウは地方交流戦で勝利。中央では未勝利。

結論

 この出馬想定表だけ見ていると、想定数も16頭で、かつ未勝利馬がたくさん登録していることから、出走できそうですが、10月25日の福島10R小名浜特別ダート1700mに60頭もの特別登録馬がいますから、除外された500万クラスの馬が、大挙押し寄せてくるでしょう。

 そうなれば、未勝利の身分の馬たちは、ことごとくはねられ、非抽選の除外になってしまいます。ですから、出走は微妙ですし、他のレースに流れるかも知れません。

●福島ダ1700mコース解説

 スタート地点はホームストレッチの右端。4コーナーを曲がり終えてすぐのところ。最初の1コーナーまでは338m。スタート直後に上り、1コーナーから下るのが特徴。
 先行争いが激しい上、2コーナーまで加速がつきながら隊列が動く。それでも前へ行っている馬が有利。福島のダートは砂厚8cmのスタミナを要する馬場なので、最後は各馬脚が上がってしまう。
 逃げ馬の連対率が約38%と最も高く、回収率も200%を超える数字。人気薄の逃げ馬の大駆けが炸裂しやすいコースだ。
 枠順は内枠が強い。特に1枠が唯一20%を超える連対率。1枠を引いた逃げ馬には要注意だ。
 血統的にはアフリート、コマンダーインチーフ、メジロライアンといった種牡馬の成績が優秀。
 軽くてスピードがあるタイプよりも、スタミナとパワーに富むタイプがいい。このあたりは馬場の特徴を良く表わしている。

有利な枠順 内枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 脚質、パワー
種牡馬ベスト アフリート、ブライアンズタイム、サンデーサイレンス
連対騎手ベスト 柴田善臣、蛯名正義、中舘英二、石橋脩、江田照男
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 1分48秒4 1分48秒4 1分47秒3 1分47秒8
3歳500万 1分47秒1 1分46秒9 1分46秒8 1分46秒5
古馬500万 1分46秒8 1分46秒3 1分45秒6 1分46秒8
古馬1000万 1分45秒7 1分45秒2 1分45秒2 1分45秒2
古馬1600万 1分44秒7 1分44秒6 1分43秒6

これ以降は10月29日に作成

●10月26日 福島5Rのレース回顧

 私は愛馬が勝ったレースや好走したレースは、何度も映像を見て楽しむのですが、ギムレットシチーの10月26日のレース映像を見るのは、本日(10月29日)が初めてです。

 大体の内容は知っていました。2番手追走から、ズルズルと失速。そして12番という人気をも下回る13着。それだけに、あんまりVTRを見たいという気持ちになれないんですね。

 ギムレットシチーのスタートはどちらかと言えばメンバー中優秀で、二の脚を使い前に進出します。ここまでですと、なんだか「勝つのかな?」と思ってしまいます。

 ハナはペチカ(結局7着)。我らが愛馬ギムレットシチーは2番手に取りつきます。3番手は最後に優勝するチャームナデシコという隊列になります。勝ったチャームナデシコとギムレットシチーはほとんど同じポジションということからも、結果から、はっきりと能力差が窺えます。

 3角手前でギムレットシチーは先頭のペチカに並びかけ、自ら勝ちに行きますが、4角を待たずして失速開始。余力は残っていませんでした。そのまま流れ込んで13着に敗れました。

●10月26日 福島5Rの時計の評価

 着は13着と大敗ですが、実は自分の時計では走っています。

 と言いますのは、じっくりと仕上げて臨んだ2008年7月12日の同じコース、福島ダート1700mで3着と好走したわけですが、このときのギムレットシチーの走破時計が1分47秒1稍重馬場です。今回ちょうど同じコースで、馬場状態も同じ稍重で1分47秒3の走破時計ですから、決して凡走しているわけではありません。

 ただ、3着の時は未勝利戦、今回は格上の500万下条件。レベルにこれだけの差があるわけです。

 上がりも、3着のときは39秒4でしたが、今回は39秒2です。

 ということで、ギムレットシチーの能力では、現状500万下クラスの勝ち負けは絶望的と言わざるを得ないでしょう。

●気になる11月1日の出馬想定表

出馬想定表 11月1日 福島5R 500万下 ダ1700m 全14頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アドミラビリス 浜中俊  3/16 500万 中京ダ1700 11 11 12
アンティシペイター
ギムレットシチー 梶晃啓 10/26 未勝利 福島ダ1700 13 12 12 14 12
コアレスルドルフ
サイレンスラダメス
サンパレス
シーアクロス
スリーコンコルド
ダイワモナーク
デジタルキャッシュ
バロズハート
ホワイトショウフク
マイネルハヤト
メイショウセンゴク

これ以降は11月5日に作成

●結局想定されていなかった11月2日の東京6Rに出走も大敗で引退

 結局、想定されていた福島ではなく、11月2日 東京6R 500万下 ダート1600mに出走するも、先頭に立ったのは最初のコーナーのみ。あとは、3コーナーでは2番手、4コーナーでは4番手、そのままズルズルと下がり最下位で敗れました。

 走破時計も1分40秒8良馬場と未勝利クラスでも勝ち負けは無理な時計で、レース前から諦めていましたが、もう完全に諦めがつきました。

 そのまま11月4日にクラブHPで引退が発表され、引退となりました。

●ターニングポイント

 私も佐藤吉勝調教師も、このギムレットシチーは未勝利は勝てる馬だと信じていました。しかし、これは結果論ですが、未勝利が勝てたとしても、全12戦の走りを見ていると、500万クラスで頭打ちの感じがします。

 物凄く極端な言い方をしますが、折角未勝利に勝っても、500万クラスで全く競馬に参加できなければ、馬主としての利益はなく、損失が膨らむばかりです。今回の500万クラスの2戦を見ていると、もしかして、勝ち上がらなくてよかったのではないかとすら、思ってしまいます。

 私はこの馬の成長に期待していましたが、馬体こそ若干成長したものの、能力的にはさほどの成長がなく、思っていたよりダメでした。

 そりゃ、芝もダートもそこそここなす馬ですし、偶然でも勝ち上がれるものなら、勝ち上がって欲しかったですが、結局未勝利のまま引退となってしまった今は、引退は正解だったと、プラス思考に考えております。


 この馬は、2度、勝てるチャンスがあったと思っています。まず1つ目は1月12日の中山芝1600m戦。鞍上江田照男騎手も2回目の騎乗でしたし、私は初戦の内容から、芝向きと認識しておりましたから、ベストな騎手でベストなコースと期待しておりました。

 追い切りの動きも良く、激アツでしたが、中山芝1600mでは、絶対に引いてはならない痛恨の大外枠を引いてしまい、結局勝ち馬からコンマ3秒離されて4着でした。内枠だったらなぁとあの時どれだけ思ったことか。

 そして、もうひとつの勝ち上がれたチャンスは、休養をしっかりと取り、追い切り本数も増やして臨んだ7月12日の福島戦。人気こそ12頭立ての8番人気でしたが、その万全の体制から、私は”勝つ”と思っていました。しかし、結果は勝ち馬から0秒8も離された3着。その2戦がギムレットシチーにとってすべてだったような気がします。

以降は、代替馬が決まりましたら、ご報告いたします

●最後に

最後までご愛読ありがとうございました

2008年9月10日作成 10月9日、18日、22日、29日、11月5日加筆
ギムレットシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2008年 8月31日 第10戦 3歳未勝利(牝馬限定) 札幌ダ1700m (12着/9番人気)

2008年 8月 2日 第9戦 3歳未勝利(牝馬限定) 新潟ダ1800m (14着/4番人気)

2008年 7月12日 第8戦 3歳未勝利(牝馬限定) 福島ダ1700m (3着/8番人気)

2008年 5月11日 第7戦 3歳未勝利(牝馬限定) 東京芝1400m (12着/11番人気)

2008年 4月19日 第6戦 3歳未勝利(牝馬限定) 福島芝1800m (9着/7番人気)

2008年 3月15日 第5戦 3歳未勝利(牝馬限定) 中山芝2000m (8着/4番人気)

2008年 2月 9日 第4戦 3歳未勝利(牝馬限定) 東京ダ1400m (10着/5番人気) 

2008年 1月12日 第3戦 3歳未勝利(牝馬限定) 中山芝1600m (4着/7番人気)

2007年12月15日 第2戦 2歳未勝利(牝馬限定) 中山ダ1800m (3着/6番人気)

2007年11月17日 デビュー戦 2歳新馬(牝馬限定) 東京芝1400m (7着/9番人気)

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