愛馬ギムレットシチー 第4戦!

2月9日東京1R3歳未勝利ダ1400m牝馬限定戦は、

10着/5番人気。

まさかの二桁着順で優先出走権を逃す。

やはりダートは向かないと思いました。

レース回顧と時計の評価、レース後江田照男騎手のコメントと専門誌の評価を掲載。

(2月12日完結)

2008年1月31日作成

これ以降2月5日に作成

これ以降2月5日に作成

●次走は2月9日東京1R3歳未勝利ダ1400m牝馬限定戦を予定

 クラブHPによると次走は予定どおり2月9日東京1R3歳未勝利ダ1400m牝馬限定戦の予定です。

 我らが愛馬ギムレットシチーは前走4着で優先出走権を持っていますので、前走のように、優先出走権持ちが20頭などということでもない限り、出走はほぼ確実でしょう。ましてや、ダート戦ですから、芝ほどはメンバーが集まらないはずです。

 前走は全頭優先出走権持ち(前走5着以内)という、超ハードなメンバーの中、不利な大外枠から堂々の4着に滑り込みました。今回はダートですが、人気になるのは必至でしょう。しかし、人気はいらない、欲しいのは優勝という結果だけです。


 2月9日に東京競馬場で騎乗予定の主な騎手

 内田博幸、勝浦正樹、武士沢友治、津村明秀、松岡正海、江田照男、北村宏司、吉田隼人、小林淳一、張田京、藤田伸二、蛯名正義、岩田康誠、柴田善臣、田中勝春、柴山雄一、後藤浩輝、吉田豊、柄崎将寿、村田一誠、大野拓弥、木幡初広、南田雅昭、高野和馬、石橋脩、小野次郎、丹内祐次、田面木博公、横山典弘、岩部純二 各騎手

 ですが、やはり、江田照男騎手がいいですね。

●東京ダ1400mコース解説

 スタート地点は向正面右。1300mのスタート地点からそのまま100m下がる。わずか100mの違いだが、1300mとは別物。スプリンターに向いた1300mに対して、明確に距離適性が問われる。
 スタート後、3コーナーまで約400mも距離があり、まずはこの地点でペースがグンと上がる。3〜4コーナーでもスピードは緩まずに、スタート後の600mが特に速くなるのがこのコースの特徴。しかし、前半の主導権争いでひるんでいては勝負にならない。
 基本的には逃げ・先行が強いコースなので、特に下級条件は先行力が1番のポイント。クラスが上がると差しも決まる。
 唯一の重賞が組まれている根岸ステークスは、差し馬の好走が多い。しかし、その場合でも馬群の大外を回らされる馬が厳しい。中団の馬群の中で脚を溜め、できるだけ距離ロスを防いでいるシーンが多いはずだ。
 枠順は互角。脚質、メンバーによって変わってくる。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜差し
ポイント 先行力、コース取り
種牡馬ベスト アフリート、フジキセキ、ブライアンズタイム
連対騎手ベスト 武豊、横山典弘、ペリエ、柴田善臣、内田博幸
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分27秒3 1分27秒8 1分27秒1 1分26秒6
2歳未勝利 1分27秒3 1分27秒7 1分26秒9 1分27秒2
2歳500万 1分25秒6 1分25秒9 1分23秒9 1分24秒3
3歳新馬 1分28秒0 1分27秒8 1分27秒2 1分27秒4
3歳未勝利 1分27秒3 1分26秒7 1分26秒7 1分26秒3
3歳500万 1分26秒0 1分25秒8 1分25秒2 1分25秒3
古馬500万 1分25秒9 1分25秒2 1分24秒9 1分25秒3
古馬1000万 1分24秒7 1分24秒6 1分24秒3 1分24秒1
古馬1600万 1分23秒8 1分23秒6 1分23秒6
古馬オープン 1分23秒4 1分23秒3 1分23秒3 1分23秒0

これ以降2月6日に作成

●気になる出馬想定表

出馬想定表 2月9日東京1R 3歳未勝利 ダ1400m 牝馬限定戦 全24頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アンジェラ 武士沢友治 12/15 未勝利 中山ダ1800 16 16 11
ウエスタンアイビス 勝浦正樹 12/16 未勝利 中山ダ1200 15 12 15
エクセレントレイ 吉田豊  1/12 未勝利 中山芝1600 10 13
エフティメガミ 蛯名正義  1/27 未勝利 中山ダ1800
エリザベススイート 吉田隼人  1/19 未勝利 中山ダ1800
オールフォーミー 吉田隼人 12/08 未勝利 中山芝1800 10
カチキナムスメ 大野拓弥  1/12 新馬 中山ダ1200
キャスタスペルミー 田中勝春  1/12 未勝利 中山芝1600
ギムレットシチー 江田照男  1/12 未勝利 中山芝1600
クインマキシマム 吉田隼人 10/21 未勝利 東京芝1600 10 11
ゴールデンココ 吉田隼人  1/13 未勝利 中山ダ1200 13 15
サクセスイザベラ 北村宏司  1/13 未勝利 中山ダ1200
シベリアンマグピー 北村友一 12/22 未勝利 阪神ダ1400 13
ドンダケー 田中博康 12/15 未勝利 中山ダ1200 10
ハナヤッコ 吉田豊  1/19 未勝利 中山ダ1800 11 16 12
バトルオーブ 吉田豊  7/28 新馬 新潟芝1200 10
パンプキンアリス 村田一誠  1/19 新馬 中山ダ1200
ピッコレット 池崎祐介 11/23 未勝利 東京ダ1600 12 14
フジミラーレ 的場勇人 10/28 未勝利 福島芝1200 12 15
フヨウ 勝浦正樹  1/20 未勝利 中山ダ1200 13
プリモドルチェ 黛弘人 12/23 新馬 中京ダ1700 11 16
ベルモントヤマユリ 穂苅寿彦  1/26 未勝利 中山ダ1200
ホリノティアラ 武士沢友治  1/19 未勝利 中山ダ1200 12 10
マリスカ 柴田善臣  1/19 未勝利 中山ダ1200 10 13

表中の「優」は4節以内の前走5着以内の優先出走権を持つ馬

我らが愛馬ギムレットシチーは優先出走権を持っていますので、このままのメンバーですと、当然出走確定です。

ギムレットシチーにとって、正直前回などよりは、相手は軽そうですが、ダートの短距離がどうでるかですね。

これ以降2月7日に作成

●追い切り情報(2月7日更新)

前走前 1月9日 美浦南ポリ 良 馬ナリ

助手
5F 67.3
4F 51.4
3F 37.2
1F 12.3



1月31日 美浦南ポリ 良 馬ナリ

助手
5F 68.6
4F 53.4
3F 40.4
1F 13.0


2月7日 美浦南坂路 良 馬ナリ

助手
4F 53.3
3F 39.0
2F 25.5
1F 12.7


  2月7日、最終追い切りを実施しました。馬ナリで最後までしっかりと伸びており、かなりいい動きだと見ます。これは期待できますね。また予想家の◎をいくつかいただけるのではないでしょうか。

 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。

●出馬確定表

出馬確定表 2月9日東京1R 3歳未勝利 ダ1400m 牝馬限定 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アンジェラ 12/15 未勝利 中山ダ1800 16 16 11
ウエスタンアイビス 12/16 未勝利 中山ダ1200 15 12 15
エクセレントレイ  1/12 未勝利 中山芝1600 10 13
エフティメガミ  1/27 未勝利 中山ダ1800
エリザベススイート 吉田豊  1/19 未勝利 中山ダ1800 B−
オールフォーミー 吉田隼人 12/08 未勝利 中山芝1800 10 A−
カチキナムスメ 大野拓弥  1/12 新馬 中山ダ1200 B+
キャスタスペルミー  1/12 未勝利 中山芝1600
ギムレットシチー 江田照男  1/12 未勝利 中山芝1600 B+
クインマキシマム 丹内祐次 10/21 未勝利 東京芝1600 10 11 B−
ゴールデンココ  1/13 未勝利 中山ダ1200 13 15
サクセスイザベラ 北村宏司  1/13 未勝利 中山ダ1200 A−
シチリアーナ 内田博幸 12/09 未勝利 阪神芝1600 12 B+
シベリアンマグピー 張田京 12/22 未勝利 阪神ダ1400 13 B−
ドンダケー 田中博康 12/15 未勝利 中山ダ1200 10 B−
ハナヤッコ  1/19 未勝利 中山ダ1800 11 16 12
バトルオーブ 松岡正海  7/28 新馬 新潟芝1200 10
パンプキンアリス 村田一誠  1/19 新馬 中山ダ1200 A−
ピッコレット 津村明秀 11/23 未勝利 東京ダ1600 12 14 B+
フジミラーレ 後藤浩輝 10/28 未勝利 福島芝1200 12 15 B−
フヨウ 勝浦正樹  1/20 未勝利 中山ダ1200 13 B−
プリモドルチェ 武士沢友治 12/23 新馬 中京ダ1700 11 16 B−
ベルモントヤマユリ 穂苅寿彦  1/26 未勝利 中山ダ1200 B+
ホリノティアラ 武士沢友治  1/19 未勝利 中山ダ1200 12 10
マリスカ 柴田善臣  1/19 未勝利 中山ダ1200 10 13

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 「消」は想定されていたもこのレースには出走しない馬。騎手の太字は乗り替わり。

●各馬の追い切り評価

馬名 追い切り日 コースと
馬場状態
強さ 騎乗者 追い切り時計 評価
エリザベススイート 2月6日 美浦ポリ良 一杯 攻手 5F65.2−12.6 B−
オールフォーミー 2月7日 美浦坂路重 強め 攻手 51.1−12.1 A−
カチキナムスメ 2月7日 美浦坂路重 馬ナリ 助手 53.4−12.4 B+
ギムレットシチー 2月7日 美浦坂路重 馬ナリ 助手 53.3−12.7 B+
クインマキシマム 2月6日 美浦北C良 強め 丹内祐次 5F63.9−13.2 B−
サクセスイザベラ 2月7日 美浦坂路重 馬ナリ 調教師 52.6−11.9 A−
シチリアーナ 2月7日 美浦坂路重 強め 助手 53.4−11.9 B+
シベリアンマグピー 2月7日 美浦ポリ良 強め 助手 6F83.4−12.4 B−
ドンダケー 2月6日 美浦南W良 馬ナリ 攻手 4F52.4−12.7 B−
バトルオーブ 2月7日 美浦坂路重 一杯 攻手 52.7−13.7
パンプキンアリス 2月7日 美浦坂路重 馬ナリ 助手 50.5−12.8 A−
ピッコレット 2月4日 美浦ポリ良 強め 助手 5F63.7−12.6 B+
フジミラーレ 2月7日 美浦ポリ良 馬ナリ 助手 5F68.3−12.7 B−
フヨウ 2月6日 美浦ポリ良 馬ナリ 攻手 5F68.2−11.9 B−
プリモドルチェ 2月7日 美浦ポリ良 馬ナリ 助手 3F40.3−12.2 B−
ベルモントヤマユリ 2月7日 美浦坂路重 強め 助手 4F53.6−12.3 B+

これ以降は2月8日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「高配含み」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲
ベルモントヤマユリ
ドンダケー
エリザベススイート △△
ピッコレット
フヨウ
シチリアーナ
フジミラーレ
オールフォーミー
ギムレットシチー △△
パンプキンアリス △△
サクセスイザベラ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
サクセスイザベラ 3.9
エリザベススイート 4.4
フヨウ 6.6
パンプキンアリス 7.6
シチリアーナ 9.3
ベルモントヤマユリ 10.3
ギムレットシチー 11.1
オールフォーミー 13.8
以下19倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
シベリアーナ 56 56 25 40
バトルオーブ 31 31
ベルモントヤマユリ 63 44 63
ドンダケー 50 39 48 50
エリザベススイート 70 51 69 70
ピッコレット 52 52 32 25
フヨウ 70 53 24 70
シチリアーナ 62 61 62 50
フジミラーレ 50 50 42 50
オールフォーミー 54 54 44
ギムレットシチー 61 51 39 61
カチキナムスメ 40 40
パンプキンアリス 55 55
サクセスイザベラ 73 33 31 73
プリモドルチェ 13 13
クインマキシマム 51 51 51 42


デイリー馬三郎

予想印

◎ パンプキンアリス
○ サクセスイザベラ
▲ エリザベススイート
△ ギムレットシチー

以下省略


見解

 「初戦のパンプキンアリスは太目残りながら、非凡なスピードを発揮して首差2着に好走。2戦目で息持ちが違ってくる今回は押し切りを期待できる。」

大阪スポーツ

 予想家の印
馬名 館林 田沼 山河 本紙
渡辺薫
ベルモントヤマユリ
ドンダケー
エリザベススイート △△
ピッコレット
フヨウ
シチリアーナ
オールフォーミー
ギムレットシチー
パンプキンアリス
サクセスイザベラ
クインマキシマム


さすが本紙渡辺薫!!責任ある印の打ち方です。予想的中おめでとう!!

●前走レース後の騎手コメント

ギムレットシチー(4着)

 「また馬体が減っていたけど、それでも頑張ってくれたね。ダートよりも芝の方が良さそうだよ。」(江田照男騎手・競馬ブック)
 「シャドーロール。中団馬群をなだめつつ。直線でちょっと窮屈な場面はあったが、ジリジリと伸びてくる。ただ、内にモタれて追いづらそうだった。」(競馬ブック)

ベルモントヤマユリ(4着)

 「休養前よりも状態は良くなっていた。ただ、大型馬で中山よりも東京向き。それに3角で窮屈な場面もあった。終いはしっかり伸びていたので次は期待できる。」(穂苅寿彦騎手・競馬ブック)

フヨウ(2着)

 「ムキになるところがあるから、距離を短くしてもらったんだ。それがいい方に出てくれました。勝ち馬は強かったので、この2着は仕方ない。」(勝浦正樹騎手・競馬ブック)

オールフォーミー(10着)

 「ゲートの中で少しうるさかった。ようやく落ち着いたと思っていたら、横を向いた時にゲートを切られてしまって・・・。それに流れも遅くなってしまいましたからね。」(吉田隼人騎手・競馬ブック)

パンプキンアリス(2着)

 「返し馬でいい感じだったし、能力はかなり高い馬だね。ただ、まだ体が緩いからね。今日のところは勝ち馬とは完成度の差がでたね。」(村田一誠騎手・競馬ブック)

サクセスイザベラ(3着)

 「4角の手応えは今ひとつでしたが、その割にはいい脚を使ったし、よく頑張っていますね。」(北村宏司騎手・競馬ブック)

●各陣営のコメント

シベリアンマグピー

 「一連の出来はキープしているけど、ワンパンチが足りない現状。もう少し時計がかかれば。」(天間昭一調教師・デイリー馬三郎)

バトルオーブ

 「ソエが良くなって戻ってきたし、仕上がりも上々だが、ダートに関しては何とも言えない。」(高木登調教師・デイリー馬三郎)

ベルモントヤマユリ

 「3角で不利があったけど、そこからまた盛り返して4着に来たからね。今度は上位争い。」(和田正道調教師・デイリー馬三郎)

ドンダケー

 「芝の部分で置かれてしまったが、直線の伸び脚は良かった。東京コースは合いそうだね。」(萱野浩二調教師・デイリー馬三郎)

エリザベススイート

 「この馬も伸びているが、前回は時計が速かった。出来はいいので、相手ひとつでチャンス。」(加賀武見調教師・デイリー馬三郎)

ピッコレット

 大きく変わってきた感じはないが、母が意外性のある馬だったから実戦での変わり身を。」(小宮助手・デイリー馬三郎)

フヨウ

 「変わらず順調だね。ダートも問題ないし、この距離もこなせる。ここでも上位争いを期待。」(小西一男調教師・デイリー馬三郎)

シチリーナ

 前回は遠征で体が減っていたからね。今のところ回復しているし、ダートは合いそうだよ。」(菊川正達調教師・デイリー馬三郎)

フジミラーレ

 「休養前に比べるとだいぶ競走馬らしくなってきたし、動きもいいのでもう少し走っても。」(後藤由之調教師・デイリー馬三郎)

オールフォーミー

 「スピードがあるので、スタートを決めてすんなり行ければ。ダートになるのは大丈夫。」(勢司和浩調教師・デイリー馬三郎)

ギムレットシチー

 「芝、ダートは問わないタイプだし体も戻っている。未勝利なら力は上位なので今度こそ。」(佐藤吉勝調教師・デイリー馬三郎)

カチキナムスメ

 「直線はジリジリ伸びており、内容は悪くなかった。ただ、もう少し暖かくなってからかも。」(山口助手・デイリー馬三郎)

パンプキンアリス

 ビッシリ追ってないのに2着だからね。上積みはあるし乗りやすい馬。十分勝ち負け。」(濱嶋助手・デイリー馬三郎)

サクセスイザベラ

 「前回外へ逃げ気味だったので、左回りに変わるのはプラス。未勝利を勝つ力は十分ある。」(尾形助手・デイリー馬三郎)

プリモドルチェ

 「ソエで間隔を開けたが今は問題ない。気性が激しくて集中力を欠くのでその点が心配。」(河野通文調教師・デイリー馬三郎)

クインマキシマム

 「背中が柔らかく、走りそうな気配はあるが、まだ幼い部分が残っているので慣れが必要。」(矢野助手・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

エリザベススイート

  愛馬マイセンシチーで、あまりの仕上げなさにうんざりした加賀武見厩舎。この馬も能力は高いものの、中途半端な仕上げで能力を出し切れずに、ここまで8戦も消化。2着2回。当然今回も追い切りは平凡。

 この馬がきちっと仕上げられていれば断トツの1番人気でしょうが、使い詰めで上積みが望めないことと、追い切りの平凡さから、我らが愛馬ギムレットシチーに勝機は十分あると思っています。

オールフォーミー

 最終追い切りの動きもいいですし、6本という速い時計も評価できます。ここまで2戦は芝ばかりで、未知数ですが、かなり怖い存在です。

カチキナムスメ

 我らが愛馬ギムレットシチーとほぼ同等の追い切り内容。前走、新馬戦は6着も時計は平凡。叩いてどのくらいの上積みがあるのか。

 ただ、陣営は弱気。

ギムレットシチー

 先週は私は追い切りの動きはイマイチなので、出走させないで欲しいと書きましたが、1週延ばされて、良くなったと思います。

 相手は初芝だったり、新馬戦明けの2戦目だったりと、わからない馬ばかりですが、十分に勝機はあると思っています。

 佐藤吉勝調教師は「未勝利では力は上位」とおっしゃっています。もっと上を目指す私としては少しひっかかる言葉ですが、未勝利を勝つことがまず先決ですので、いいようにとりましょう。

クインマキシマム

 追い切りは、ジョッキー追いにしては、上がりが物足らないですが、悪くはないです。この馬も過去3戦芝しか経験がないので、走ってみないとわかりません。

 陣営はまだまだ評価みたいですね。

サクセスイザベラ

 追い切りの動きはかなりいいですね。調教師が跨って、坂路で52.6−11.9。前走も3着ながら好時計と長期休み明けにして結果を残したあたり、要注意ですね。

 陣営は、ギムレットシチーと同様、未勝利を勝つ力は十分あると強気です。まあ、全体を見れば私もそう思いますが。

シチリアーナ

 前走は阪神の芝のマイルで9番人気12着。しかし、追い切りは坂路で53.4−11.9としっかりと最後まで伸びており、動きは良く、鞍上に内田博幸騎手を乗せてきたことから、初ダートですし、侮ることはできません。

シベリアンマグピー

 追い切りは長めを追われていますが、目立つ動きではありません。前走の時計も平凡ですし、強調できる点はありません。

ドンダケー

 追い切りの動きは良くもなく悪くもなくといったところでしょうか。前走の時計もワンパンチ足りず、これも強調点はありません。

 ただ、萱野浩二調教師によると、東京コースは合いそうだということです。

バトルオーブ

 追い切りでは坂路で最後は伸びを欠くなど、不安要素があります。また初戦の前走は芝のレースでダートも未知数です。

パンプキンアリス

 追い切りの動きはまさに絶好調といった感じに受け取れます。前走初戦は2着ということで、有力の1頭です。

ピッコレット

 最終追い切りは月曜日と変わったときにしていますが、動きは悪くないですね。血統の良さの割りに成績は上がらず、馬主さんは頭の痛いところでしょうね。

フジミラーレ

 追い切り本数を加味して「B−」評価ですが、実質「C」評価程度の動きだと思います。3カ月ぶりの出走になりますし、無視していいでしょう。

フヨウ

 追い切りでは、最後の伸びは絶品ですが、全体の時計を要しているため、評価は低いです。前々走我らが愛馬ギムレットシチーが3着だったときの13着馬で勝負付けは済んでいます。

 不要

プリモドルチェ

 追い切りの動きを見ていると、毎回終いはきっちりと伸びますねぇ。初戦の前走いいところなしとはいえ、注意が必要な1頭だと思われます。

ベルモントヤマユリ

 追い切りはまさに我らが愛馬ギムレットシチーと同等。前走も中山ダ1200mでそこそこの時計で4着と侮れない存在。しかも、前走は3角で不利。

 陣営も強気。前走後の穂苅寿彦騎手も中山より東京向きとコメントしている。
サクセスイザベラ
パンプキンアリス
ギムレットシチー
ベルモントヤマユリ
 初ダートの馬がたくさんいたり、新馬戦2着の次走の馬がいたりと、正直予想はさっぱりとわかりませんが、レース経験がモノを言うと思いますし、我らが愛馬ギムレットシチーはダートでの先行力もあります。

 勝っても不思議ではありません。ただ、1度だけ走ったダートは3着とはいえ、相手も時計も平凡以下。前走後江田照男騎手をしてダートより芝向きという馬ですし、私も芝向きと思っています。牝馬限定戦の芝のレースが1度もなかったので、仕方ありませんが、ダートはまだ半信半疑です。

 というわけで、私のギムレットシチーの着予想は1着から7着の間で、能力的に、それ以下になることはないと思います。

 芝なら、前走全頭優先出走権持ちのサバイバルレースで最も不利な大外枠から掲示板に突っ込んできた能力は相当と思いますので、かなり自信があるのですが、いかんせんダートはもう1戦見ないと評価し難いですね。

これ以降2月10日に作成

●レース 

 京都競馬場のモニタでパドックを見ていたのですが、私はプラス14キロでも太く感じなかったですし、画面に映っているところでは、馬体は良く、「これは勝ったな」とニヤニヤしていました。

 しかし、そんな妄想もスタート直後に砕け散りました。全然行き脚がつきません。スタートは普通なのですが、全く前に取りつけず、11番手追走となります。いくらなんでもダート1400mでこれでは・・・。

 ハナは内田博幸騎手のシチリアーナ。2番手にはフヨウ。3番手にはパンプキンアリスがつけます。

 ゴール直前で後ろからオールフォーミーとエリザベススイートが強襲して1、2着。3着4着はそのまま粘り込んだシチリアーナとフヨウ。ギムレットシチーは直線もどかしいほど伸びず、そのままの位置で流れ込んだだけの10着。ダートは向かない気がしました。同時に1400mは急がしすぎました。

 ギムレットシチーのデキが良かっただけに、芝ならと悔やまれますが、いかんせん牝馬限定の芝のレースが1つもないので、仕方ないですね。

●時計の評価

 今回のギムレットシチーの走破時計1分27秒4稍は、過去10年間の3歳未勝利クラスの平均勝ちタイムが1分26秒7稍ということを考えると、実は着順ほど悪くはありません。

 しかも、これは牡馬も含めた時計の話ですから、牝馬限定戦の割には、ダート適性の高い馬が揃ったと考えていいでしょう。

 勝ったオールフォーミーは、初ダートですが、やはり戦前に述べていましたように、追い切りの動きがピカイチ(私の追い切り評価は堂々の「A−」!!)で、初ダートが未知数ということで、印の対象にはしませんでしたが、ダートなら上のクラスでも十分戦えるでしょう。

 2着のエリザベススイートはいい馬なのですが、もっときっちり仕上げていれば、圧勝するタイプですね。

 3着のシチリアーナも初ダートですが、これも私が追い切り「B+」をつけたように、動きはよく、なによりやはり、鞍上内田博幸騎手は腕が立ちますね。中央所属になったら、リーディングも狙えるのではないでしょうか。


 さて、話を我らが愛馬ギムレットシチーに戻しますが、前々走のダートで3着だったときは、だれもが認める最低メンバーの低記録でした。上がりも40.8でしたし。

 今回はダート2戦目にして、上がりは37.9とこれもそんなに悪くありません。


 ただ、しかし、ダートで行き脚がつかないことは、致命的です。この馬に愛馬チャーミングシチーの行き脚があれば、もう勝ち上がっているはずですが、とても11番手で競馬をしていては勝てません。やはり前走後江田照男騎手もおっしゃっていたように、私も芝の方が合っているとずっといい続けて来ましたし、今日確信に変わりました。

 とはいえ、牝馬限定の芝のレースがとことんないんですよね。それで佐藤吉勝師も仕方なくダートを選ばれたわけですが、牡馬混合の芝よりも、やはり牝馬限定のダートだとはだれもが思うことです。


 芝を望むギムレットシチーですが、今回の敗戦で優先出走権を失い、ますます芝のレースへの出走は遠のいてしまいました。

 次走はダートの中距離くらいの選択肢しかないと思われますが、出走が微妙な上、騎手の確保も難しくなります。さすがにクラシックは絶望的になりました。しかし、佐藤吉勝師もおっしゃっているように、未勝利戦を勝てる力は十分にありますし、遅くとも夏頃には堂々の主役をはる存在でしょう。気長に順番を待つことにします。

これ以降2月12日に作成

●レース後の騎手・調教師のコメント

オールフォーミー(1着)

 「少し気合をつけたくらいで、いい位置が取れました。初ダートでしたが砂を被っても大丈夫だったし、追っていい反応を見せてくれた。少しテンションが高くなっているので、ゲートで注意が必要ですが、今日の内容なら次も楽しみですね。」(吉田隼人騎手・競馬ブック)

エリザベススイート(2着)

 「続けて1800メートルを使っていたので、今日は忙しい感じでしたね。直線で外へ出してからは良く伸びてくれましたが、エンジンのかかりが遅かった感じ。」(吉田豊騎手・競馬ブック)

シチリアーナ(3着)

 「止まってはいないが、道中少し行きたがってしまって・・・。でも頑張ってくれたと思います。」(内田博幸騎手・競馬ブック)

フヨウ(4着)

 「スッといい位置が取れたし、競馬が上手な馬ですね。この馬自身もよく伸びていますが、もうちょっとでしたね。でもチャンスは近い馬だと思います。」(勝浦正樹騎手・競馬ブック)

サクセスイザベラ(6着)

 「スタートして出して行くと、リズムに乗れない感じでしたね。前半は馬のリズムに合わせて走らせた方がいいみたいです。」(北村宏司騎手・競馬ブック)

パンプキンアリス(9着)

 「位置取りは悪くなかったと思うし、馬は使われて良くなっていた。初戦はダートで2着しているが、芝の方がいいタイプかも。距離も今日は少し長い感じだったね。」(村田一誠騎手・競馬ブック)

ギムレットシチー(10着)

 「馬体増は好材料ですね。前々走で3着しているが、この馬は本質的には芝の方がいいみたい。今日の結果が能力ではないと思います。」(江田照男騎手・競馬ブック)

●専門誌のレース評価

オールフォーミー(1着)

 「短期放牧明け。攻め好感。中団から折り合いをつけて前を見る形。スムーズに外へ持ち出して、坂下から一杯に叩き出す。手応え通りの伸び脚で後続の追撃を振り切る。砂は上手。」(競馬ブック)

エリザベススイート(2着)

 「間隔は詰まるも気配良好。好位の内目をソツなく回って直線は徐々に外へ。追われてからもしっかりと伸びる。急がせずに乗れる分、このコースは合う。」(競馬ブック)

シチリアーナ(3着)

 「馬体回復。先手主張からペースを握るが、絡まれて息が入らず。大崩れしなかったのは立派。」(競馬ブック)

フヨウ(4着)

 「好気配保つ。前々で積極的に乗られ粘り込みを図るが、ジリッぽく突き放せずに沈む。東京のこの距離は微妙。」(競馬ブック)

サクセスイザベラ(6着)

 「好位の外。勝負どころで射程圏に取りついたが、伸び案外。」(競馬ブック)

パンプキンアリス(9着)

 「叩いての効果は認められた。外から押して早目に好位置を取る。一瞬は伸びかけたが、突き放される。」(競馬ブック)

ギムレットシチー(10着)

 「馬体良化。前半から置かれ気味で厳しい競馬。追走に脚を使わされる分、この距離は不向き。」(競馬ブック)

●今後の展望

 今回優先出走権を逃したことで、芝への出走はもちろん、出走することさえ難しくなってきました。

 せっかく馬体も回復して、これからというところで、残念です。ダートなら、いずれ出走できるレースもあるでしょうが、やはり結果を出すことは難しいと思われます。

 ここは、中京や福島、そして新潟といった比較的芝のレースが多く含まれているローカルに行くしかないのでしょうか。

 佐藤吉勝師は、この能力のある馬をどこに出走されるのか、また、3戦連続騎乗していただいた江田照男騎手の再当番はあるのか、今回優先出走権を失ったことで、事態は難しくなってしまいました。

●最後に

 正直、クラシックのトライアルでもそこそこ(7、8着)やれるのではないかと思っていただけに、未勝利のまま、そこにも進めないというのは、残念でなりません。

 しかし、能力はだれもが認めるところ。競馬ブックも距離不足が敗因と特定していますし、江田照男騎手も芝の方がいいと前回に続き今回もおっしゃっています。

 敗因ははっきりとしていますし、巻き返しは当然あるはずです。あとは、いつ芝のレースに出走が叶うかですが、気長に待つことにします。

 次走いつになるかわかりませんが、また、なにか情報が入りましたら第5戦特集を立ち上げます。私の愛馬はエドワーズシチー、ディヴァインシチー、チャーミングシチーと5戦目に勝ち上がっている馬が確率的にも1番多いので、皆さんも期待してください。

 熱い応援ありがとうございました。

最後までご愛読ありがとうございました

2008年1月31日作成 2月5日、6日、7日、8日、10日、12日加筆
ギムレットシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2008年 1月12日 第3戦 3歳未勝利(牝馬限定) 中山芝1600m(4着/7番人気)

2007年12月15日 第2戦 2歳未勝利(牝馬限定) 中山ダ1800m(3着/6番人気)

2007年11月17日 デビュー戦 2歳新馬(牝馬限定) 東京芝1400m (7着/9番人気)

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