前走前 3月12日 美浦ポリトラック 良 馬ナリ
助手
5F 69.4
4F 53.8
3F 39.0
1F 12.1
4月16日 美浦ポリトラック 良 馬ナリ
助手
4F 56.3
3F 41.5
1F 13.2
4月16日、クラブHPでは先週に引き続き今週出走予定になっていましたが、16日の時点で出馬想定表には載っていません。ですから、出走は回避が濃厚ですが、追い切りは実施しました。
とにかくこのギムレットシチーは馬体の回復を目指していたのか、前走後ほぼ1ヵ月間、時計を計時するほどの強い追い切りは実施されませんでした。かといって放牧されていたわけでもなく、厩舎にて調整されていました。
ですから、今日(4月16日)は久々の追い切り時計なのですが、まだ動きは平凡です。
以前、このギムレットシチーはもっと追い切り内容が良く、時計も優秀でしたから、まだまだ寂しい感じはしますが、出走しないのなら、安心しました。来週にはもっと動きが良くなっているでしょう。
馬名 | 騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アストレアピース | 津村明秀 | 9/23 未勝利 | 札幌芝1500 | 4 | 7 | 6 | C | ||||
エアワルツ | 武士沢友治 | 3/29 未勝利 | 中山芝1600 | 2 | 6 | 10 | 8 | A− | |||
カネツブラボー | 宮崎北斗 | 3/15 新馬 | 中山芝1800 | 10 | 14 | D | |||||
ギムレットシチー | 石神深一 | 3/15 未勝利 | 中山芝2000 | 8 | 4 | 10 | 4 | 3 | 7 | C | |
グレートガーデン | 松田大作 | 初出走 | B+ | ||||||||
サッチャリズム | 鮫島良太 | 12/16 未勝利 | 中山芝1600 | 8 | 13 | 16 | B+ | ||||
サマーレプタンサ | 小野次郎 | 3/29 未勝利 | 中山芝1600 | 4 | 4 | 9 | 2 | 4 | 6 | B− | |
サンワードヒラリー | 的場勇人 | 初出走 | C | ||||||||
シセイハルカ | 丸田恭介 | 1/20 新馬 | 中山ダ1800 | 7 | 10 | B− | |||||
タイキエリン | 田辺裕信 | 初出走 | B− | ||||||||
トキノプリンセス | 三浦皇成 | 3/09 未勝利 | 中京芝1200 | 11 | 3 | 3 | 6 | 4 | 6 | B− | |
ハセハリドワール | 安藤光彰 | 3/09 未勝利 | 中山ダ1800 | 9 | 5 | 4 | 4 | B+ | |||
パーソナルテンエイ | 菊沢隆徳 | 1/24 交流 | 浦和ダ1400 | 8 | 11 | 14 | 15 | 8 | C | ||
ヤマニンアイレ | 池田鉄平 | 3/08 未勝利 | 中京芝2000 | 11 | 16 | 13 | 8 | 9 | 11 | C | |
ヤマノボンディール | 北村友一 | 3/30 未勝利 | 中京ダ1700 | 5 | 6 | 8 | 4 | 4 | 6 | C | |
ラズベリーハーツ | 石橋脩 | 3/16 未勝利 | 中京ダ1700 | 9 | 4 | 10 | 2 | C |
騎手の太字は乗り替わり。
馬名 | 追い切り日 | コースと 馬場状態 |
強さ | 騎乗者 | 追い切り時計 | 評価 |
---|---|---|---|---|---|---|
アストレアピース | 4月16日 | 美浦南W良 | 馬ナリ | 助手 | 5F70.8−13.4 | C |
エアワルツ | 4月16日 | 美浦ポリ良 | 仕掛 | 助手 | 5F64.5−11.8 | A− |
カネツブラボー | 4月9日 | 美浦ポリ良 | 馬ナリ | 調教師 | 4F58.7−14.0 | D |
ギムレットシチー | 4月16日 | 美浦ポリ良 | 馬ナリ | 助手 | 4F56.3−13.2 | C |
グレートガーデン | 4月16日 | 栗東坂路稍 | 一杯 | 松田大作 | 53.0−13.2 | B+ |
サッチャリズム | 4月16日 | 美浦ポリ良 | 強め | 助手 | 5F66.3−11.8 | B+ |
サマーレプタンサ | 4月16日 | 美浦南W良 | 馬ナリ | 小野次郎 | 5F66.6−12.6 | B− |
サンワードヒラリー | 4月16日 | 美浦ポリ良 | 馬ナリ | 青木芳之 | 5F68.2−13.1 | C |
シセイハルカ | 4月16日 | 美浦ポリ良 | 一杯 | 助手 | 5F67.2−12.3 | B− |
タイキエリン | 4月16日 | 美浦南W良 | 馬ナリ | 助手 | 5F67.5−12.7 | B− |
トキノプリンセス | 4月16日 | 美浦坂路良 | 強め | 攻手 | 52.2−12.6 | B− |
ハセハリドワール | 4月16日 | 美浦坂路良 | 強め | 安藤光彰 | 51.5−12.2 | B+ |
パーソナルテンエイ | 4月16日 | 美浦坂路良 | 一杯 | 助手 | 54.8−13.1 | C |
ヤマニンアイレ | 4月16日 | 美浦ポリ良 | 馬ナリ | 助手 | 5F68.0−12.8 | C |
ヤマノボンディール | 4月16日 | 栗東坂路稍 | 一杯 | 助手 | 55.4−12.8 | C |
ラズベリーハーツ | 4月16日 | 美浦坂路良 | 馬ナリ | 西田雄一郎 | 55.5−12.5 | C |
スタート地点は正面スタンド前より少し右。最初の1コーナーまでの距離は約300m。他場のローカル芝1800m同様にスタート後の2ハロン目までの流れが、レース展開を大きく左右する。前半普通に流れれば前が残り、速くなれば差し馬が台頭。基本的には前者の流れになることの方が多く、逃げ・先行馬が有利だ。中でも内の好位で脚をジッと溜めて、最後の直線に入って抜けてくるのがベスト。どんな流れになっても勝負どころではマクる馬が多数出てくるので、そこに巻き込まれると外に振られて不利になる。
枠順的にもそれで出ていて、1、2枠の連対率が若干良く、回収率はかなりいい。
コース形態上、中山芝1800mとも関連性が高いのも特徴。ただし、血統的にはサンデーサイレンスは当然いいが、タマモクロスやメジロライアン、ヘクタープロテクターなど、いかにもローカルの平坦向きの血統が来る。
有利な枠順 1、2枠 有利な脚質 逃げ、先行 ポイント 展開 種牡馬ベスト サンデーサイレンス、トニービン、メジロライアン 連対騎手ベスト 蛯名正義、柴田善臣、後藤浩輝、北村宏司、柴山雄一 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 2歳新馬 2歳未勝利 1分51秒8 1分54秒8 3歳未出走 1分51秒5 1分53秒5 3歳未勝利 1分50秒6 1分51秒6 1分52秒5 1分53秒4 3歳500万 1分48秒8 1分49秒1 1分50秒9 古馬500万 1分49秒1 1分50秒5 1分51秒3 1分55秒2 古馬1000万 1分48秒0 1分49秒3 古馬1600万 1分49秒5 1分51秒4 古馬オープン 1分48秒2 1分50秒4 1分50秒3
競馬ブック
短評は「頭堅い」
予想家の印
二重△は△△で処理
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 ハセハリドワール △ サマーレプタンサ ○ ○ ○ エアワルツ ◎ ◎ ◎ トキノプリンセス △ △△ ヤマノボンディール △ アストレアピース △ ラズベリーハーツ △△ ▲ ▲ サッチャリズム △ ギムレットシチー △ △△ △ シセイハルカ △
あとは無印
予想オッズ
以下27倍以上省略
馬名 予想オッズ サマーレプタンサ 3.1 エアワルツ 3.2 ラズベリーハーツ 7.4 トキノプリンセス 8.6 アストレアピース 13.9 ハセハリドワール 16.6 ギムレットシチー 16.6 ヤマノボンディール 18.0 サッチャリズム 18.3
スピード指数
馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価 タイキエリン ハセハリドワール 46 46 45 38 ヤマニンアイレ 61 61 57 51 サンワードヒラリー サマーレプタンサ 66 66 61 64 エアワルツ 65 40 32 65 トキノプリンセス 74 63 72 47 ヤマノボンディール 56 56 45 52 アストレアピース 63 55 63 カネツブラボー 45 45 ラズベリーハーツ 60 60 43 44 グレートガーデン パーソナルテンエイ 48 39 48 19 サッチャリズム 68 31 68 ギムレットシチー 64 64 44 64 シセイハルカ 39 39
デイリー馬三郎
予想印
◎ エアワルツ
○ サマーレプタンサ
▲ トキノプリンセス
以下省略
見解
「エアワルツが中心だ。芝に変わった前走は、これまでにない決め手を発揮して2着。さらに上昇を告げる絶好の動きを見せており、待望の勝機到来だ。」
ギムレットシチー(8着)
「4角で下がってくる馬がいて、追い出しを待つ形になってしまいました。ただ、今日は馬場が緩かったから、ハミに頼って走っていましたね。軽い馬場の方がいいと思います。」(北村宏司騎手・競馬ブック)
「シャドーロール。後方を追走。直線で前が壁になって、追いづらい場面があった。」(競馬ブック)
サマーレプタンサ(4着)
「この距離だと追走も楽だし、いい感じで流れに乗れた。今日は勝った馬が強過ぎただけで、時計は詰めているからね。あとはメンバー次第だと思う。」(根本康広調教師・競馬ブック)
エアワルツ(2着)
「芝の方が合っているようだね。道中もうまく我慢が利いて、追ってからしっかり伸びてくれた。こういう競馬ができれば、すぐにチャンスがくると思う。」(後藤浩輝騎手・競馬ブック)
ヤマノボンディール(5着)
「ゲートは出てくれたけど、ちょっとズブかった。道中あまり余裕がなかったからね。具合は良さそうだったけど・・・。次は芝へ使うみたい。」(福永祐一騎手・競馬ブック)
アクトレアピース(4着)
「外へ逃げたり、怖がったりする面がなくなりました。あとは、もう少し体が増えてくるといいですね。」(津村明秀騎手・競馬ブック)
ラズベリーハーツ(9着)
「スムーズな競馬をして欲しいとの指示。いい感じで運べましたが、結果が出ませんでした。急がすともうひとつのようで、芝で出たなりの競馬の方がいいのかも知れません。」(石橋脩騎手・競馬ブック)
サッチャリズム(8着)
「内枠の利を生かし、この馬の力は出せたと思います。もっと良くなる余地も残っています。」(木幡初広騎手・競馬ブック)
タイキエリン
「細身の牝馬で馬体の仕上がりはいいが、動きは水準級だけに、経験馬相手にいきなりは。」(久保田貴士調教師・デイリー馬三郎)
ハセハリドワール
「間隔をあけてここを目標に仕上げた。能力はあるし、レースを見ると芝が向いていそう。」(菊川正達調教師・デイリー馬三郎)
ヤマニンアイレ
「前回みたいに内に入るとラチから離れようとしないので、外々をスムーズに運べないと。」(星野忍調教師・デイリー馬三郎)
サンワードヒラリー
「ふわふわして走り、いい意味での遊びがあるし、追ってからもしっかり。初戦からでも。」(中川公成調教師・デイリー馬三郎)
サマーレプタンサ
「上位にきているのはマイルだが、小回りの千八なら守備範囲。牝馬同士なら力も上なので。」(根本康広調教師・デイリー馬三郎)
エアワルツ
「コース取りもうまかったけど、予想通り芝で変わった。コーナーが4つあれば千八でも。」(伊藤正徳調教師・デイリー馬三郎)
トキノプリンセス
「短距離戦の流れは忙しい様子。馬体を維持できていて体調は良好だから巻き返しを。」(高柳助手・デイリー馬三郎)
ヤマノボンディール
「追い切りは終い重点でいい動き。久々の芝だけど、仕掛けのタイミングさえ合えば。」(松田助手・デイリー馬三郎)
アストレアピース
「小柄で非力な面があるから福島は合うと思う。いい感じで仕上がったので、久々も不問。」(鈴木伸尋調教師・デイリー馬三郎)
カネツブラボー
「もう少し馬体がふっくらして欲しいけど、ひと叩きした効果は見込める。前進に期待。」(大西助手・デイリー馬三郎)
ラズベリーハーツ
「とぼける面があるので、ブリンカーを着けたら追い切りの動きが一変。芝に戻って1発も。」(岩戸孝樹調教師・デイリー馬三郎)
グレートガーデン
「平均ペースの走りなので千八を使う。体は仕上がっているので、気の悪さが出なければ。」(昆貢調教師・デイリー馬三郎)
パーソナルテンエイ
「交流戦でいまひとつだったから、放牧で立て直した。非力な馬だから、芝の方がいい。」(坂本勝美調教師・デイリー馬三郎)
サッチャリズム
「休ませて以前より良くなっているし、血統的に距離延長も良さそう。変わり身を期待する。」(宗像義忠調教師・デイリー馬三郎)
ギムレットシチー
「窮屈なところに入ってもたれてしまった。ローカルの芝戦は合っているので改めて期待。」(佐藤吉勝調教師・デイリー馬三郎)
シセイハルカ
「初戦はダートだったが、非力な面があり芝に変えてみる。休ませて馬体は良くなっている。」(宗像義忠調教師・デイリー馬三郎)
アストレアピース
人気は12、7着と低評価も着は6、4と堅実。しかし、その前走から7カ月ぶりの休養明け初戦。さすがに苦しいのでは。
追い切りは本数が多いので「C」評価ですが、動きはイマイチですね。成績相応の動きです。
エアワルツ
前走2着といっても勝ち馬から0秒7差。しかし、それでも走破時計は良く、おそらく1番人気の馬。
追い切りの動きはポリトラックで64秒5と好時計なのに終いも11秒台。正直未勝利クラスの馬の動きではないですね。
カネツブラボー
前走新馬戦は14番人気10着。4月9日から追い切り時計を出していないけど、なぜ?
ギムレットシチー
追い切りは時計を計時したのが短いの1本と不満です。これで力が出せるのだろうか。
また、コーナーが4つもある福島芝1800mで、外枠はとにかく距離ロスがあり不利。なぜ、いつも枠順が悪いのだろう。
そしてさらに悪いことに、当日はギムレットシチーが大の苦手の緩い馬場。前走後に北村宏司騎手が敗因に挙げているように、緩い馬場は割引材料。
せっかく能力はあるのに、これだけ不利な条件が重なると、さすがに大敗も考えなくてはいけない。
グレートガーデン
初出走。最終追い切りは栗東坂路で終いこそ13秒台とかかったものの、全体の時計は53秒0と3歳牝馬にしては優秀。しかも、栗東から福島の長距離輸送にもかかわらず、水曜日に一杯に追える順調さ。オーバーワークでなければ、1発も。
サッチャリズム
過去2走して16、8着と厳しい状態。しかも、前走から4カ月ぶり。しかし、追い切り本数は十分で、動きもかなり良化。鞍上鮫島良太騎手も先週重賞を制するなど腕は確か。
サマーレプタンサ
今年1月12日に愛馬ギムレットシチーとご一緒した馬。そのときは、ギムレットシチーが7番人気4着。サマーレプタンサは12番人気2着。しかし、このとき我らが愛馬ギムレットシチーは中山芝1600mでは極端に不利と言われる大外枠。それを考えればギムレットシチーの方が能力は高いでしょう。
追い切りはギムレットシチー同様軽いの1本だけ。しっかりと仕上げれば勝てる力は十分と思われるだけに、この中途半端さは残念。
サンワードヒラリー
初出走。追い切り時計は詰まってこず、既走馬相手に苦しい現状。
シセイハルカ
前走新馬戦は10番人気7着。これはダートなのであまり参考にならないかも知れない。そこから3カ月ぶりというものマイナス。
追い切りは本数も多く、目立つ動きではないが、評価はできる。
タイキエリン
初出走。出走態勢は整っています。
トキノプリンセス
前走は大敗したものの、常に掲示板前後を彷徨うある意味堅実な馬。こういう馬が鞍上に三浦皇成騎手を乗せてくると怖い。
追い切りの動きも標準で力は出せる状態。
ハセハリドワール
過去3戦して4、4、9着となかなか堅実。しかし、全てはダートでの話しで、芝は未知数。追い切りの動きはジョッキー騎乗とはいえなかなかいい動き。
パーソナルテンエイ
前走は地方交流戦でも11番人気の8着と大敗。しかも勝ち馬からは2秒8差。これだけでも無理なのに3カ月の休み明け。
追い切りは10日がオーバーワークだったような気がします。
ヤマニンアイレ
過去5戦して11、9、8、13、11着と、どうしようもない状態。追い切りの動きもどうしようもない状態。
ヤマノボンディール
母はあの公営の女傑ロジータ。初戦新馬戦武豊騎手騎乗で2番人気7着だったことから、その後得意そうなダートに行くも5戦して4着が2回あるだけ。今回新馬戦以来の芝に戻るが、芝なら消してもいいでしょう。
追い切りも良血馬とは思えない重い動き。
ラズベリーハーツ
新馬戦は2番人気2着。当然次の未勝利戦も2番人気に支持されるが、10着に敗退。3走目となる前走も4番人気に支持されながら9着。1発はありそうも、馬群に沈む予感もある。
追い切りはジョッキー追いということを考えて、かなり物足りない。
エアワルツ
ギムレットシチー
トキノプリンセス
ハセハリドワール
我らが愛馬ギムレットシチーは、追い切りさえ本数をこなし、動きが良ければ◎なのですが、今回は追い切りの動きだけですと、8、9着あたりかと思われます。しかし、能力では上記の評価になります。ここの印はかなり期待も込めていますので、上記ギムレットシチーのところにも書きましたように、苦手の緩い馬場、そしてコーナーが4つもあるコースなのに大外枠と大敗の匂いもします。
なんとも今回はゴールしてみないとわかりません。
ギムレットシチーのスタートは普通で、馬場状態を考慮し、押して押して前をうかがいます。もう1つ外のシセイハルカは物凄い二の脚で、ギムレットシチーの外から一気にハナに立ちます。これは賢い選択ですね。これで最内のラチ沿いに入れましたし、4つもコーナーがあるわけですから、相当の距離ロスを防ぐことができます。丸田恭介くん好騎乗。
そのシセイハルカに続いて人気の一角サマーレプタンサ、3番手はこれも人気のトキノプリンセスという隊列になります。
ギムレットシチーは7番手の外。この時点で不利な外枠が思いっきり響いた感じです。全てのコーナーを外々回って、相当な距離を走っています。極端な言い方をすると、ギムレットシチーだけ芝1850mを走っているのではないでしょうか。
事実このあと抜け出す私の4番手評価のハセハリドワール(6番人気)は4番手の最内ラチ沿いでじっくりと脚を溜めて乗られています。
向正面でギムレットシチーは外から押し上げて先頭集団のすぐ後ろまで進行します。馬場を考えると当然で、この時点でもしかすると「やったか?」とも思いましたが、スタート直後と、ここで結局脚を使ってしまっているので、直線は失速するだけでした。
今回、石神深一騎手ということで、正直不安でしたが(すみません)、今日の騎乗はベストでしょう。この馬場でこの枠ならああいったマクリしかありませんから。結果9着でしたが、だれが乗ってもそのくらいでしょう。見ていて悔いのない騎乗でした。
もちろん中には、もっと後ろで脚を溜めてとか、もっと前に行けとかいろいろという方もいらっしゃるでしょうが、私は勝ちに行くいい騎乗だったと思います。
12番人気のシセイハルカの5着は減量の丸田恭介くんの素晴らしい騎乗が光りました。しかし、ギムレットはあそこまでの二の脚もないですし。
福島芝1800mの3歳未勝利戦の過去10年間の平均勝ちタイムは不良馬場ですと1分53秒4です。今回の勝ち馬の時計が1分53秒9ということで、牝馬限定戦であることを考えると平均的な時計でしょう。
我らが愛馬ギムレットシチーの今回の走破時計は1分56秒1で、不良馬場ではまず勝ち負けは無理でしょう。
苦手なものは仕方がない。いつか、パンパンの良馬場で走れる日がくることを待ち続けます。
ハセハリドワール(1着)
「馬体が増えたのが良かったし、今日は落ち着きもありました。初芝でしたが、走りは本当に良かった。勝負どころでも手応えは十分あったし、直線はどこを突くかだけだった。」(安藤光彰騎手・競馬ブック)
トキノプリンセス(2着)
「思ったよりもいい位置につけられた。被せられると気にするので、頭ひとつ出るように乗りました。ワンペースですがバテない馬だし、この馬場も良かったと思います。」(三浦皇成騎手・競馬ブック)
アストレアピース(3着)
「4角で挟まれたのがもったいない。そこから直線は伸びたからね。馬はしっかりしてきたし、この馬場も合っていた。これで体が増えてくれば楽しみ。」(津村明秀騎手・競馬ブック)
エアワルツ(4着)
「道中はいい感じだったけど、最後は内からも差されてしまった。この馬場でも問題はなかったが、もっといい馬場の方がいいね。これからもっと良くなると思います。」(武士沢友治騎手・競馬ブック)
サマーレプタンサ(8着)
「馬場は気にせず楽に2番手に行けたし、4角では追い出しを我慢する余裕があったけど、直線はサッパリ伸びてくれなかった。それにしても負け過ぎ。距離としかいいようがない。」(小野次郎騎手・競馬ブック)
ハリハセドワール(1着)
「内枠の利を生かして好位置をキープ。終始楽な手応えでついて回り、4角は外に出せずそのまま内を突く形。結果的にガラッと前が開いて、アッサリ突き抜けてしまった。」(競馬ブック)
トキノプリンセス(2着)
「少しうるさかったが、好位の外目で折り合いはついていた。勝負どころもしっかりついて回り、型通り直線入り口で抜け出しにかかる。結果的に勝ち馬に内をスクわれてしまったが、正攻法での2着は価値がある。」(競馬ブック)
アストレアピース(3着)
「中団から内目をジワッと進出。4角では勝ち馬の直後から内を狙ったが、詰まって外に出すロス。伸び脚が良かっただけに少し惜しい3着。」(競馬ブック)
エアワルツ(4着)
「先団直後を追走も出入りの激しい競馬に巻き込まれたか。それでも4角では外に持ち出す余裕。一瞬突き抜けそうな勢いだったが、直線半ばで止まってしまった。」(競馬ブック)
サマーレプタンサ(8着)
「出脚は良かったが、控えて好位からの競馬。少し変則ペースになった感じはあったが、それにしても先頭に並びかけるシーンもなかったのは物足りない。」(競馬ブック)
ギムレットシチー(9着)
「シャドーロール。外からジワジワ先団へ。ただ、勝負どころではもうひとつの手応え。結局伸びもなかった。」(競馬ブック)
着だけみれば、我らが愛馬ギムレットシチーのここ3戦は10、8、9着ともう頭打ちのように見えるかも知れません。
しかし、この3戦の共通点は馬場コンディションが悪いということです。今回は不良馬場。前走と前々走は稍重と切れるタイプのギムレットシチーには致命的な馬場です。そして、今回は小回りコースで絶対的に不利な大外15番発走、前走は直線で前が狭まる不利、前々走は苦手なダートと、敗因ははっきりとしております。
それでも勝つのが真に強い馬でしょうが、現時点でギムレットシチーはまだ真に強い馬というわけではなく、佐藤吉勝調教師もおっしゃっていますように、”未勝利は勝てる馬”です。未勝利では力上位ですが、言い換えればそれ以上の力は今のところ見当たらないということになります。
ただ、愛馬ダブルダンスシチーも未勝利を脱出するまでに10戦を要し、7戦目に躓いて6着に敗れたときなどは、着だけを見て、「もう終わった」などという輩がいたものです。私はその時からダブルダンスの強さをずっと言い続けてきましたし(詳しくはその当時の特集をご覧ください。)、同様のことをこの愛馬ギムレットにも言い切ります。
敗因ある敗戦です。見限る人は勝手ですが、私は全然この馬は未勝利は勝てると思っています。
ですから、次走も状態と選択レースにはよりますが、厚い支持で、馬券も単勝から行こうと思っています。
競馬には運が相当あると思いますが、この馬ほど運のない馬もいません。逆に愛馬ディヴァインシチーなどは東京ダート1600mで有利な外枠を希望していたら、そのとおりの枠を連続して引き、ポンポンと未勝利から500万と2勝したのを今でも鮮明に覚えています。
あのとき、私は枠順発表前日に、外枠希望と高らかに謳っていました。しかし、ギムレットの走っているコースは今のところ外枠が不利なコースばかりです。まずはまともに競馬をさせて欲しい。
そして普通に走れる良馬場でやりたい。願うはそれだけです。
この馬は私が絶対に未勝利を脱出して欲しい馬の1頭です。成長すれば更なる活躍が期待できる素地を持っていますし、なんとか勝ち上がって欲しい。
次走は勝てなくても、まともに競馬をさせてもらって優先出走権を取り戻したい。
ではこれでギムレットシチー第6戦特集は終わりですが、また何か情報が入りましたら、早速第7戦特集を立ち上げる予定です。
頼む!未勝利を脱出してくれ!!ギムレットシチー!!
2008年 3月15日 第5戦 3歳未勝利(牝馬限定) 中山芝2000m(8着/4番人気)
2008年 2月 9日 第4戦 3歳未勝利(牝馬限定) 東京ダ1400m(10着/5番人気)
2008年 1月12日 第3戦 3歳未勝利(牝馬限定) 中山芝1600m(4着/7番人気)
2007年12月15日 第2戦 2歳未勝利(牝馬限定) 中山ダ1800m(3着/6番人気)
2007年11月17日 デビュー戦 2歳新馬(牝馬限定) 東京芝1400m (7着/9番人気)