愛馬ギムレットシチー 第9戦!


8月2日 新潟4R 3歳未勝利 ダ1800m 牝馬限定戦は、

14着/4番人気と大敗。

この時期に優先出走権も取りこぼし、タイムオーバー寸前の時計で入線。

厳しい展開に終始モタれ気味で競馬をしていないのはわかる。

ただ、それでもこの時期の未勝利のメンバーなら、せめて掲示板には載って欲しい。

レース回顧と時計の分析、

レース後の中舘英二騎手のコメントと専門誌のレース評価を掲載。

(8月7日完結)

2008年7月26日作成

●追い切り情報(7月26日作成)

前走前 7月9日 美浦南W 良 馬ナリ

助手
5F 68.7
4F 53.2
3F 39.2
1F 12.6
内ポールドブラー(2歳未勝利)一杯を5Fで1秒追走3F併せで併入
中ヴィーヴァジョーコ(2歳新馬)一杯を5Fで0秒5追走3F併せで併入



7月26日 美浦南W 良 強め

助手
5F 68.7
4F 53.3
3F 39.1
1F 12.0


7月30日 美浦南W 良 強め

助手
5F 67.0
4F 52.1
3F 38.3
1F 13.0
内ギドニーグリル(3歳未勝利)一杯を5Fで0秒6追走3F併せで0秒4先着併せ


 7月26日、間隔を空けたことで、強めに追えています。馬ナリばかりで何本も追うよりも好感が持てますね。かなり期待できますよこれは。動きも3着に入った前走以上の動きです。

 7月30日、26日と比べて全体の時計は縮めましたが、正直、全体の時計が5F67秒0なのに、終い1Fが13秒0というのは、以前追い切りで動いていたギムレットシチーとしては、少し低調ですね。通常なら叩き2走目で調子は上向きになるところですが、もしかすると逆に調子落ちしているかも知れません。
 しかし、だからといって、悠長に放牧に出せるような時間はありません。なんとか、ここで勝ち上がって欲しいですね。
 私ほっさんの追い切り評価は、いままでギムレットシチーが調教で動く馬であったことを考えて、「C」と低評価にします。それでも、能力で頑張って欲しい。

これ以降は7月30日に作成

●気になる出馬想定表

出馬想定表 8月2日 新潟4R 3歳未勝利 ダ1800m 牝馬限定戦 全17頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
エバーサンサン
カチキナムスメ
ギムレットシチー 中舘英二
クリムゾンクエスト
グランチャーム
グロリアスメモリー
ゴールドコレクター
ショウナンマライア
スズカエルマンボ
セレブテンエイ
ソシアルチャーム
ダイショウベリー
トーホウロサード
トロワショセット
ビーマイドリーム
プリムローズシチー
リバーチャーム

●新潟ダ1800mコース解説

スタート地点はスタンド前直線の4コーナー寄り。最初の1コーナーまでの距離は389m。
 最初の直線は、同じ左回りの中京よりも長く、前半の入りは必ず速くなるわけではない。メンバーによって変わる。
 コース全体が縦長なので、1〜2コーナーのカーブがきつく、ここでは馬群がタテ長になりやすい。
 したがって、1コーナーに入るまでのポジションはやはり重要で、先行できる馬の方が有利
 後方で待機する馬は、自然と前の馬と離されるので厳しくなる
 コーナー角度のキツさは3〜4コーナーも同じだが、1200mほどガンガンは残らないし、単調でもない。
 上のクラスになるとゴール前の接戦が多く、むしろ面白い。複数の先行馬の叩き合いに、外からの差し馬が届くかどうかという展開になりやすい
 枠順は多頭数の大外になると距離損が響くので少し不利
 それ以外は脚質、メンバーによって判断。

有利な枠順 多頭数の大外は不利
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 先行力、ゴール前の凌ぎ合い
種牡馬ベスト アフリート、ブライアンズタイム、ティンバーカントリー
連対騎手ベスト 柴田善臣、後藤浩輝、田中勝春、蛯名正義、北村宏司
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 1分56秒1 1分55秒5 1分55秒1 1分54秒7
3歳500万 1分52秒8 1分55秒2 1分52秒4
古馬500万 1分54秒2 1分53秒7 1分53秒1 1分52秒3
古馬1000万 1分52秒8 1分52秒4 1分51秒6
古馬1600万 1分52秒3
古馬オープン 1分51秒6 1分51秒0

これ以降は7月31日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 8月2日 新潟4R 3歳未勝利 ダ1800m 牝馬限定戦 全15頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
エステル 宮崎北斗  7/12 未勝利 福島ダ1700 14
エバーサンサン 江田照男  6/21 未勝利 福島芝2000 13 14 15 B−
カチキナムスメ 勝浦正樹  7/12 未勝利 福島ダ1700 10 14 B−
ギムレットシチー 中舘英二  7/12 未勝利 福島ダ1700 12 10
クリムゾンクエスト 黛弘人  6/28 未勝利 福島芝1800 B−
コットンフラワー 二本柳壮  7/13 未勝利 福島ダ1700 10 12
ゴールドコレクター 加藤士津八  7/12 未勝利 福島ダ1700 B+
ショウナンマライア 吉田豊  7/13 未勝利 福島ダ1700 B−
スズカエルマンボ 後藤浩輝  7/12 未勝利 福島ダ1150 14 15
ソシアルチャーム 福永祐一  7/05 未勝利 福島ダ1700 10 B+
ダヒルサヨ 村田一誠  7/06 未勝利 福島芝2000 10 12 12 10 15
トーセンベルベット 池田鉄平  7/12 未勝利 福島ダ1700 B−
トーホウロサード 蛯名正義  7/12 未勝利 福島ダ1700
ビーマイドリーム 柴山雄一  7/05 未勝利 福島ダ1700
リバーチャーム 石橋脩  6/14 未勝利 東京ダ1400 14 12 15 10 B−

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり。

●各馬の追い切り評価

馬名 追い切り日 コースと
馬場状態
強さ 騎乗者 追い切り時計 評価
エステル 7月31日 美浦坂路良 馬ナリ 攻手 53.8−12.4
エバーサンサン 7月30日 美浦北C稍 馬ナリ 見習 5F68.6−12.6 B−
カチキナムスメ 7月30日 美浦坂路良 馬ナリ 助手 55.7−12.7 B−
ギムレットシチー 7月30日 美浦南W良 強め 助手 5F67.0−13.0
クリムゾンクエスト 7月30日 美浦ポリ良 仕掛 吉田豊 5F67.8−12.0 B−
コットンフラワー 7月30日 美浦ポリ良 馬ナリ 助手 5F68.6−13.1
ゴールドコレクター 7月30日 美浦ポリ良 一杯 加藤士津八 5F63.1−12.6 B+
ショウナンマライア 7月30日 美浦坂路良 一杯 助手 54.2−12.4 B−
スズカエルマンボ 7月30日 美浦北C稍 強め 草野太郎 5F69.4−12.7
ソシアルチャーム 7月30日 美浦坂路良 一杯 助手 52.1−12.2 B+
ダヒルサヨ 7月30日 美浦北B稍 強め 助手 5F69.0−13.5
トーセンベルベット 7月30日 美浦ポリ良 馬ナリ 助手 5F67.6−12.6 B−
トーホウロサード 7月30日 美浦南W良 馬ナリ 助手 5F69.8−12.9
ビーマイドリーム 7月30日 美浦北C稍 一杯 助手 6F83.3−12.8
リバーチャーム 7月30日 美浦ポリ良 馬ナリ 攻手 5F66.9−12.3 B−

これ以降は8月1日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「実力五分」


予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲
トーホウロサード △△
ギムレットシチー
クリムゾンクエスト △△
カチキナムスメ
スズカエルマンボ △△
ソシアルチャーム
エステル
トーセンベルベット
ゴールドコレクター
エバーサンサン
二重△は△△で処理
あとは無印


お見事、林茂徳TM。



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ソシアルチャーム 3.4
トーホウロサード 3.7
ギムレットシチー 6.2
スズカエルマンボ 7.6
トーセンベルベット 11.5
ゴールドコレクター 12.0
カチキナムスメ 14.9
以下16倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
トーホウロサード 58 58 58 55
ギムレットシチー 61 46 51 55
ショウナンマライア 60 38 54 48
クリムゾンクエスト 61 58 48 54
カチキナムスメ 58 33 58 54
ダヒルサヨ 52 35 52 51
コットンフラワー 53 46 53 48
スズカエルマンボ 73 51 57 38
ソシアルチャーム 68 48 67 60
エステル 64 34 64 42
トーセンベルベット 75 56 54 44
ゴールドコレクター 59 59 47 48
ビーマイドリーム 59 55 54 50
エバーサンサン 47 42 47
リバーチャーム 52 43 45 46


デイリー馬三郎

予想印

◎ ソシアルチャーム
○ トーホウロサード
▲ トーセンベルベット
△ ギムレットシチー

以下省略


見解

 「ソシアルチャームは不器用で小回りの福島は向かなかった。それでも前走は早目に動いて3着と力をアピール。体が引き締まって状態は上向き。前進を期待。」

●前走レース後の騎手コメント

ギムレットシチー(3着)

 「直線で勝った馬に離されて1頭になってしまったのが応えたね。併せ馬の形ならもっと頑張れたんじゃないかな。芝よりはダートの方が合っていると思う。」(中舘英二騎手・競馬ブック)
 「シャドーロール。馬体がフックラとして好仕上がり。押して行って併走してハナを切る形。直線も一杯一杯に粘りこんだ。前残りの展開だったが、やはりダートの方がいいか。」(競馬ブック)

トーホウロサード(2着)

 「小回りよりも広いコースの方が向いている馬。直線で外に出して伸びそうな感じはあったけど、追ってからジリジリになってしまった。」(蛯名正義騎手・競馬ブック)

ソシアルチャーム(3着)

 「思ったほど前に行けませんでしたが、そう切れる脚がないので早目に動いて行きましたるこの馬もバテてはいませんが、前も止まりませんでしたね。新潟の方が良さそうです。」(田中博康騎手・競馬ブック)

スズカエルマンボ(6着)

 「馬込みに全然入って行かないし、ついて行けない感じだった。もう少し距離があった方がいいみたいだね。」(後藤浩輝騎手・競馬ブック)

●各陣営のコメント

トーホウロサード

 「まだトモが甘い分、追ってからが今ひとつだが、牝馬限定戦のここなら何とかなっても。」(中川公成調教師・デイリー馬三郎)

ギムレットシチー

 「前回のレース内容が良かった。未勝利戦にメドは立ったので、今度こそ決めたいですね。」(佐藤吉勝調教師・デイリー馬三郎)

ショウナンマライア

 「前走はスタートがひと息で後方からの競馬になった。発馬を決めてロスなく運びたい。」(鈴木助手・デイリー馬三郎)

クリムゾンクエスト

 「行っては甘くなるし、差しては届かずでワンパンチ不足している。何か助けが欲しいね。」(斎藤助手・デイリー馬三郎)

カチキナムスメ

 「ここ2戦が安定した内容だし、追っての渋太さも増しているので、時計がかかれば。」(山口助手・デイリー馬三郎)

ダヒルサヨ

 「ブリンカーの効果で、以前の突っ張って走る面はなくなってきた。前走以上を期待したい。」(田子冬樹調教師・デイリー馬三郎)

コットンフラワー

 「時計が速過ぎたけど、レース内容自体は良かった。渋太さを生かして善戦を期待する。」(杉田助手・デイリー馬三郎)

スズカエルマンボ

 「砂を被ったら行きっぷりが悪くなってしまった。スムーズに走れれば前進できるはず。」(伊藤圭三調教師・デイリー馬三郎)

ソシアルチャーム

 「前走は道中揉まれて嫌気を差した。出来は文句ないので、スムーズに競馬できれば。」(清水助手・デイリー馬三郎)

エステル

 「内々をロスなく運べたが、終始後手に回るレース内容。時計のかかる展開にならないと。」(久保田貴士調教師・デイリー馬三郎)

トーセンベルベット

 「前走はゲートで待たされた影響で、発汗がきつかったからね。改めて期待しているよ。」(吉沢助手・デイリー馬三郎)

ゴールドコレクター

 「未勝利を勝つ力はあるけど、追ってから甘いからね。積極的なレースをした方がいい。」(佐藤助手・デイリー馬三郎)

ビーマイドリーム

 「今回はブリンカーを着用する。ケイコでは効果が見られるし、変わり身があってもいい。」(中島助手・デイリー馬三郎)

エバーサンサン

 「ケイコの良さが実戦に生きない。ダート変わりとチークピーシーズ着用で好勝負を期待。」(矢野照正調教師・デイリー馬三郎)

リバーチャーム

 「だいぶケイコは動くようになってきたし、徐々に上向き気配。メンバー次第で楽しみも。」(柴田政人調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

エステル

 想定表段階ではいなかった馬。前走はギムレットシチーと同じ日の同じコースだが、走破時計は1分48秒5稍と、同日のギムレットシチーの1分47秒1稍を大きく下回る。

 しかし、前々走では同じコース良馬場で1分47秒2とかなりの好タイムで走破。着も14着かと思えば4着になったりとアテにし辛いタイプ。

 今回は追い切りも軽いし、時計もイマイチだしで厳しいでしょう。

エバーサンサン

 過去2戦はいずれも芝で15着、13着と大敗。そこでダートに矛先を変えてきたわけだが、血統から言っても、ダートで一変は疑問。

 追い切りの動きは地味だが、本数を高く評価。

カチキナムスメ

 前走もご一緒でした。その前走で私がチャカした馬(詳細はギムレットシチー第8戦特集をご覧ください。)。前走は3着だったギムレットシチーの次の4着。3/4馬身とほとんど差はない。

 ここ2戦連続して4着に来ている安定感からも、ギムレットシチーと互角の存在と見る。

 追い切りは7月24日のものが良かったですね。今回は軽視できない存在。

ギムレットシチー

 芝のマイルで不利な大外枠から4着に食い込むなど、存在感を見せたことで、てっきり芝馬だと思い込んでいた私だが、前走の中舘英二騎手はダート向きと言い放った。しかし、芝ダートどちらもそこそこ走る馬で、追い切りも動くことから、能力は間違いない。

 7月31日現在4頭残っている3歳未勝利愛馬の内、もっとも勝ち上がりに近い存在で、また勝ち上がって欲しい馬。

 もう未勝利戦も残り僅か。なんでもいいから勝って欲しい。

 私の追い切り評価は「C」と厳しいが、強めに追えており、決して悪くはない。ただ、以前はもっと追い切りでも動いていたので、評価を辛口にした。この馬なら、ウッドチップでは、終いもっと伸びるはずだが。

クリムゾンクエスト

 新馬戦から6、3、6、7、7着と勝てないまでも負けない安定勢力。こちらもダートも芝もそこそこ走る。

 もはや未勝利戦はこういった馬たちの生き残りを賭けたサバイバル。

 追い切りは2週続けて吉田豊騎手が跨り万全の態勢。こういった馬は要注意。

コットンフラワー

 想定表には載っていなかった馬。牝馬限定戦が出走できそうなのでここに来ました。過去3戦して12、10、7着と少しずつ着を上げているものの、地味。前走7着時の時計は福島ダ1700mで1分48秒6良と平凡。今回も7着前後か。

 追い切りも馬ナリ1本で平凡な動きと勝つ気なし。無理に出走しなくても・・・。

ゴールドコレクター

 初戦から3、3、7、5着と安定勢力も、前走はギムレットシチーに後塵を拝している。ただ、ギムレットシチーはその時よりも追い切りの動きが低下している為、軽視は禁物。

 追い切りも一杯に追えていて時計もかなり優秀です。一変もありますよ。

ショウナンマライア

 近4走は6〜8着とそこそこだが、福島ダ1700mの走破時計は平凡。

 追い切りは一杯に追えているのは評価できるが、動きは平凡。

スズカエルマンボ

 いわゆる天皇賞馬スズカマンボの下。ギムレットシチーとは新馬戦でご一緒。そのときは、ギムレットシチーが7着、スズカエルマンボは3番人気も17着だったんですよね。しかし、ダートの短距離では2、4、6着と安定。上のスズカマンボが芝の長距離GTを制したことからも、わけがわからないですよね。なぜ、ダートの短距離だと好走するの?

 しかし、今回はグッと距離が伸びて1700m。さて、こちらの方が合うのか、やはり短距離の方が向いているのか。正直さっぱりわからない存在。

 追い切りは動いてないですね。かなり疲労があるも、未勝利末期なので、無理矢理走っているといったところでしょうか。こういう馬は私は消しです。

ソシアルチャーム

 ここ2走は2着3着ともっとも安定勢力。そして前走の福島ダート1700mの走破時計はメンバー中、断トツの1分46秒9良と、間違いなく大本命候補。

 追い切りも一杯に追えていて、動きも良く好印象。

ダヒルサヨ

 前走8着以外はすべて二桁着順と未勝利中堅クラスが揃った今回は出番なし。追い切りもこれはひどいね。

トーセンベルベット

 2、3、5、5着と堅実に来ていたため、前走は2番人気に支持。しかし、結果は8着。同レースでギムレットシチーが3着だったことを考えても少し負けすぎ。

 前走のような、稍重馬場は苦手?

 優先出走権が取れなかったため、鞍上は前走の柴田善臣騎手から池田鉄平騎手に格下げ・・・。

 追い切りも水準級。勝負を投げた??

トーホウロサード

 前走、我らが愛馬ギムレットシチーにクビ差だけ先着した馬。今度は負けないぞ!!と言いたいところだが、ギムレットシチーは追い切りの動きが低下。

 しかし、トーホウロサードの追い切りも低下。この時期各馬、無理をして使っている感じ。

ビーマイドリーム

 3、6、3、7、9着と近走少し低迷気味。前走などは時計も平凡。前走の鞍上蛯名正義騎手は、さっさと別の馬を選び、お寒い状況。

 追い切りは長めを一杯追われていいのですが、動きはまだまだです。

リバーチャーム

 ギムレットシチーとは勝負済み。エミネムシチーが勝ったときもそこから2秒1も離され、能力別次元。

 しかし、今回は追い切りが意外と動いており、大穴が開くとすればこういった馬の激走。
ソシアルチャーム
ギムレットシチー
カチキナムスメ
ゴールドコレクター、クリムゾンクエスト
 ソシアルチャームは全てにおいてこのメンバーでは抜けています。これに負けるのは仕方がないでしょう。他のメンバーには勝ちたい。出走馬の多くが前走戦った相手ですが、ギムレットシチーは前走が万全で最高の状態でしたからね。今回は追い切りでも終いの時計を要しているように、前走前ほど強気にはなれません。

 ただ、ギムレットシチーは力はありますし、鞍上中舘英二騎手も2走目で手の内に入れているでしょうから、前走の馬体を維持できているのであれば、1発あるかも知れません。逆に直線で前々走みたいに失速するかも知れません。

 ここは中舘英二騎手の腕を信じましょう。

これ以降は8月7日に作成

●レース 

 ダート戦で内枠ということで、出遅れることの許されないギムレットシチーでしたが、そこはさすがに中舘英二騎手。上手く出し、押して押して前を狙います。

 いつまでも後ろが競りかけてくる厳しい流れの中、我らが愛馬ギムレットシチーはなんとかハナを奪いレースの主導権を握ります。

 ハナはギムレットシチー、2番手はゴールドコレクター(結局3着)、3番手はエバーサンサン(結局15着)という展開になります。

 3コーナーの手前で、人気薄のゴールドコレクターが早くも仕掛けて1発を狙います。この馬、8番人気だったんですが、レース前の私の評価でも、追い切りの動きが素晴らしいので要注意と言っていた馬です。結局調子の良さがそのまま出て、3着(実際は4着だが、1つ繰り上がる)に粘りこむんですよね。やはり直前の追い切りの動きや強さは重要ですね。逆に動きの悪かった我らが愛馬ギムレットシチーは、そんなに早く仕掛けられてなす術もなく、ズルズルと失速し、不利も受けずに14着と大敗することになります。

●時計の評価

 今回のギムレットシチーの走破時計1分58秒3良は、新潟ダート1800mの3歳未勝利戦の過去10年間の平均勝ち時計が1分56秒1良ですから、言い訳の余地のないダメダメ時計です。そりゃ、勝ち馬から3秒6も離されて、タイムオーバー寸前の時計ですから、無理もないです。

 敗因があるとはいえ、この時期の未勝利クラスでこれだけ走らないのは、今後厳しい気がします。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ギムレットシチー(14着)

 「ずっとモタれて走っていたね。今日の感じだと左回りは今ひとつなのかも知れないね。」(中舘英二騎手・競馬ブック)

●専門誌のレース評価

ギムレットシチー(14着)

 「シャドーロール。押して行って掛かり気味だったが、併走してハナを切る。終始、外に逃げ加減で、交わされるとパッタリ。厳しい展開だったし、後続にも早目にこられる苦しい展開。ムキになってしまったし、距離延長も響いたのかも知れない。」(競馬ブック)

●今後の展望

 能力のない馬ではないですが、上のクラスでの活躍を考えると、これくらいのメンバーなら、厳しい展開であろうが、苦手な左回りだろうが、モタれようが、もう少し格好はつけて欲しいと思います。

 うーん、勝ちあがれないことはないでしょうが、将来多くは望めない気がします。もちろん、それでも勝ち上がって欲しいですが。

●最後に

 3頭併せで逃げる厳しい展開。そして終始外へモタれ、後続にも早目に来られてと全くツキがなかったギムレットシチーですが、上のクラスでやれる馬は、この時期の未勝利戦なら、それでも5着くらいには踏み止まって欲しいものです。

 先週未勝利戦を勝ち上がったエスポワールシチーはまさにそうでした。疲労があっても、苦手な馬場でも、どんなペースでも最低6着と大崩れはしなかったです。そういった馬は、多少未勝利脱出に時間を要しても上のクラスでもやれるし、そこそこ出世の期待ができます。

 ギムレットシチーはいい時は3着や4着に来ますが、ひどい時は二桁着順になり、それも1度や2度ではありません。安定感がないのも辛いですし、3着のときは、相手にかなり恵まれています。

 この馬は、私にとっては代替馬ですが、基本的に募集馬ですので、このまま引退しても代替馬がもらえます。もちろん、この馬よりいい代替馬が来るとは思いませんが(特に私ほっさんは代替馬には恵まれず、代替馬での勝利は過去1勝もありません)、どうも能力に限界を感じるので、そういう選択肢も有かなと思います。

 厳しいことを書きますが、やはり弱肉強食の世界。弱いものが消えていくのは仕方がない気がします。次走右回りの北海道でもダメなら、仕方がないでしょう。

 佐藤吉勝調教師はベストを尽くしてくださったと感謝しています。いつもいい騎手を選んでくださいましたし。

 内容によっては次がラストランになるでしょうが、北海道ならと淡い期待も持っています。とにかく次走。

 ではまた、そのときまで。

最後までご愛読ありがとうございました

2008年7月26日作成 30日、31日、8月1日、7日加筆
ギムレットシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2008年 7月12日 第8戦 3歳未勝利(牝馬限定) 福島ダ1700m (3着/8番人気)

2008年 5月11日 第7戦 3歳未勝利(牝馬限定) 東京芝1400m (12着/11番人気)

2008年 4月19日 第6戦 3歳未勝利(牝馬限定) 福島芝1800m (9着/7番人気)

2008年 3月15日 第5戦 3歳未勝利(牝馬限定) 中山芝2000m (8着/4番人気)

2008年 2月 9日 第4戦 3歳未勝利(牝馬限定) 東京ダ1400m (10着/5番人気) 

2008年 1月12日 第3戦 3歳未勝利(牝馬限定) 中山芝1600m (4着/7番人気)

2007年12月15日 第2戦 2歳未勝利(牝馬限定) 中山ダ1800m (3着/6番人気)

2007年11月17日 デビュー戦 2歳新馬(牝馬限定) 東京芝1400m (7着/9番人気)

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