期待の愛馬エスポワールシチー 第10戦!


ほっさん出資愛馬初の準オープン戦、

11月2日 東京10R 錦秋ステークス 1600万下 ダ1600m ハンデ戦は、

1着/1番人気!!

まずは保護者の皆様、愛馬の優勝おめでとうございます。

準オープンで1番人気だけでも大興奮なのに、

その勝ちっぷりの凄すぎること!!

鞍上、松岡正海騎手によると、”ハンパない強さ”だとのこと。

これは重賞にも手が届くのではないでしょうか。

レース回顧と時計の分析、

レース後の松岡正海騎手のコメントを掲載。

(11月15日完結)

2008年10月16日作成

●次走予定は10月26日 京都12R 観月橋特別 1600万下 ダ1800m 定量戦

 クラブHPや競馬ブック誌の近況(さすがに準オープンクラスなので、有力馬扱い!!ヤッホー)にて、我らが愛馬エスポワールシチーの次走が10月26日 京都12R 観月橋特別 1600万下 ダ1800m 定量戦であることが報告されました。

 自己条件の適鞍ですが、実は出走は微妙です。今週の1600万クラスのレースの特別登録馬の数を見てみますと、10月18日の秋嶺ステークス ダ1600mが49頭!!出走は16頭ですから、単純計算で33頭もの除外馬が出ます。
 それらの馬はプラス1回の除外の権利を得たわけですから、そのまま秋嶺ステークスの除外馬が1週スライドして、観月橋ステークスに登録してきたとなると、除外の権利を持たないエスポワールシチーはフルゲート16頭から、除外の権利を持っている馬に与えられる11頭枠には入れず、残り5枠を残りの全馬で抽選することになります。そうなれば、出走できる可能性はとことん低いことになります。

 そうは言っても、とことん除外の可能性が高かった前走の西脇特別を残り5枠の抽選を22分の5で勝ち残り、しかも優勝したわけですから、とんでもない強運ですし、その運があれば、今回も抽選クリアの奇跡を起こしてしまうかも知れません。

●安達昭夫調教師は重賞を意識!

 10月14日のクラブHPの近況で、以下のコメントが発表されました。


この中間も変わりなく調整されています。安達師は「次走に向けて順調に乗り込んでいます。なんとか次走で良い結果を出して重賞に挑戦していきたいと思います」と話しています。


 出たッ!!重賞の2文字!!もちろん、準オープンでの安定勢力を前走撃破したわけですから、準オープンはいずれ勝てるでしょう。安達昭夫師の構想では、観月橋ステークスを勝って、重賞ということは、年内はジャパンカップダートか武蔵野ステークスしかありませんッ!!ついに、その辺りに駒を進めるのか、いや、地方交流の東京大賞典??

 いずれにしても、激アツですね。

●京都ダ1800mコース解説

 スタート地点はスタンド前の直線半ば付近。1コーナーまでの距離は約280m。1コーナーに入るまでの位置取りが非常に重要で、ここで外を回らされると厳しい。1コーナーに入るまでに隊列が落ち着きやすく、縦長にはならないので、外枠を引いた馬(特に逃げ・先行馬)は不利だ。逆に1枠の逃げ・先行馬が最もベスト。単純に1枠の連対率は約20パーセントある。その他の枠は15パーセント以下。
 基本的には逃げ・先行馬が有利だが、展開や馬場状態次第では向正面で激しくレースが動くことも。ペースが速くなれば当然、差し馬にもチャンスが出てくるが、逆に遅すぎると外からマクられる。
 先頭、2番手で最後の直線に入った馬が、そのまま残りやすい。
 1800m好走馬も血統面で特徴があり、ブライアンズタイムやサンデーサイレンス、バブルガムフェローといったヘイルトゥーリーズン系が非常に強い。
有利な枠順 1枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 枠順、種牡馬
種牡馬ベスト ブライアンズタイム、サンデーサイレンス、ジェイドロバリー
連対騎手ベスト 武豊、ペリエ、安藤勝己、武幸四郎、藤田伸二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳未勝利 1分55秒6 1分53秒4
3歳新馬 1分56秒3 1分55秒8 1分54秒5 1分54秒9
3歳未勝利 1分55秒4 1分54秒7 1分53秒7 1分54秒0
3歳500万 1分54秒1 1分53秒4 1分52秒2 1分52秒3
古馬500万 1分53秒6 1分53秒0 1分52秒4 1分52秒0
古馬1000万 1分52秒5 1分52秒1 1分50秒9 1分51秒5
古馬1600万 1分51秒2 1分51秒3 1分50秒2 1分50秒7
古馬オープン 1分51秒1 1分51秒0 1分49秒9 1分49秒1

これ以降は10月20日に作成

●気になる特別登録表

特別登録表 10月26日 京都12R 観月橋ステークス 1600万下 ダ1800m 定量戦 有力馬

第1回登録完了馬 全30頭      
中野秀幸TM 藤井嘉夫TM 長岡利幸TM 山田理子TM 松本晴夫TM 西村敬TM 馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
エイシンニーザン 57.0  4/19中山GJ GT 中山障4250
エスポワールシチー 佐藤哲三 55.0  9/27西脇1000下 阪神ダ1800
エプソムアーロン 安藤光彰 57.0  9/27なが1600下 中山ダ1800
コロナグラフ 武幸四郎 55.0 10/18秋嶺1600下 東京ダ1600 12
ストラディヴァリオ 岩田康誠 57.0  9/14オー1600万 阪神ダ1800
ソラメンテウナベス 佐藤哲三 55.0 10/11平場1000万 京都ダ1800 10 10
タガノマーシャル 和田竜二 57.0  7/13加古1000万 阪神ダ1800 10
ドリーミーペガサス 武豊 57.0  9/14オー1600万 阪神ダ1800
トーセンアーチャー 四位洋文 57.0  5/25東海GU 中京ダ2300
パレストップガン 田嶋翔 57.0  9/14オー1600万 阪神ダ1800
ピサノデイラニ 横山典弘 57.0 12/23ベテOP 阪神ダ2000 13
フィールドオアシス 安藤勝己 57.0 10/12太秦1600万 京都ダ1400

▽は二重△印 以下の馬は省略

 前走障害GTで1番人気だったエイシンニーザンを始めとして、準オープンで好成績を収めている馬がゴロゴロしています。

 人気になりそうなエプソムアローンは、エスポワールシチーの前々走と同じ日に同じ小倉競馬場でオープン戦を走っていますが、このときのオープン戦2着のエプソムアローンの走破時計は1分42秒5で、500万クラスを勝利したエスポワールシチーが1分42秒4でした。しかも、負担斤量は当時のエプソムアローンが52キロ、エスポワールシチーが54キロ。今回がエプソムアローンが57キロ、エスポワールシチーが55キロですから、力差は歴然です。

 コロナグラフは前走このクラスで1番人気に支持された馬で、侮れません。ピサノデイラニは昨年のこのレースの覇者で、走破時計は1分50秒9良と抜群です。オープン特別でも1番人気に支持されました。

 そして、なんといっても今回1番人気に支持されそうな馬が武豊騎手騎乗のドリーミーぺガサスで、このクラスは2戦して、3着と2着。前走の時計はエスポワールシチーの前走とコンマ1秒差だけですが、互角であることは間違いありません。

●週刊競馬ブックからいいとこ取り!

観月橋ステークス 第1回登録完了馬能力表から

 エスポワールシチーはダート路線に変更して見違えるようなレースぶり。前走でも昇級戦なんのその、直線で楽に抜け出して後続を完封。底が割れていない魅力があり、勢いから見てここも楽しみ。

観月橋ステークス 第1回登録完了馬能力表 厩舎のはなしから

[安達昭夫調教師]エスポワールシチー まだ弱いところがありますが、前走も快勝。これでビシビシ調教ができるようになればもっと走ってくると思います。ここまでクラスが上がるといきなりはどうかと思いますが、ダートは走りますね。

トラックマンが推す今週の狙い馬から

三浦幸太郎TM エスポワールシチー(観月橋S) ダートで底を見せておらず、前走は1600万2着が2回あるクリーンに完勝。3連勝濃厚。

これ以降は10月24日に作成

●観月橋ステークスは除外

 23日に抜群の追い切りを見せてくれた我らが愛馬エスポワールシチーですが、19分の5の確率の抽選に外れ(そりゃ、外れる可能性の方が、はるかに高いですから。)、特別登録していた観月橋ステークスは除外になりました。

 ただ、除外の権利を得ましたので、次走はかなりの確率で出走できるでしょう。


 その気になる次走ですが、11月2日の東京10R 錦秋ステークス 1600万下 ダート1600m ハンデ戦に決定しました。過去福島遠征は失敗しましたが、成長した今はどうでしょうか。

 距離は私は1600mがベストと思っていますので、短縮は問題ないでしょう。さらに気になるのは騎手ですが、主戦の佐藤哲三騎手は、今のところ、当日実施されるGT天皇賞には騎乗予定馬がおらず、京都での騎乗が濃厚です。となれば、安達昭夫調教師御用達の後藤浩輝騎手や松岡正海騎手、またはその週から日本で騎乗するオリビエ・ペリエやクリストフ・ルメールという可能性もあります。

 相手といい、騎手といい、日曜日の特別登録馬の発表が気になります。

これ以降は10月30日に作成

●追い切り情報(10月30日更新)

前走前 9月24日 栗東坂路 良 一杯

助手
4F 55.0
3F 39.7
2F 25.6
1F 12.8



10月16日 栗東坂路 稍重 一杯

助手
4F 53.9
3F 39.8
2F 26.2
1F 13.1


10月23日 栗東坂路 良馬場 一杯

佐藤哲三
4F 52.5
3F 38.1
2F 24.8
1F 12.5


10月29日 栗東坂路 良馬場 馬なり

助手
4F 53.7
3F 39.5
2F 26.2
1F 13.1


 10月16日、以前栗東の坂路で51秒台を叩き出したエスポワールシチーですから、今回の53秒9は平凡に思えるかも知れませんが、今週は全体的に非常に時計がかかっています。15日の水曜日と16日の木曜日を合わせた坂路の1番時計はメイショウワカツキの52秒5(16日)で、10番目の時計の馬で53秒6もかかっています。
 ですから、エスポワールシチーのこの10月16日の時計はかなり優秀であると言えます。今回の追い切りと出走週の来週2週続けて一杯に追えるのなら、相当いい状態でレースに臨めると思います。事実、前走前もレース直前は2週に渡って一杯に追えていて順調でした。
 調子は良さそうですので、次走観月橋ステークスの最大の敵は除外に他なりません。

 10月23日、久しぶりに抜群の追い切り内容です。全体の時計がかなり速いにもかかわらず、終いまでしっかりと伸び切っています。調子は絶好調と言えるでしょう。
 しかし、エスポワールシチーは、追い切りで凄い動きをしたときは、なぜか取りこぼしますから、今週の除外は結果的に良かったものだと、自分を慰めています。

 10月29日、関東遠征の為、馬なりでの追い切りですが、いやいやいい動きです。調子はかなりいいとみて良さそうです。私ほっさんの追い切り評価は「A−」のかなり期待できるです。

●エスポワールシチーに絶賛の声

 競馬ブックの「追い切りピカイチ」のコーナーにまたまたエスポワールシチーが登場しています。

(29日、栗東坂路)時計を要する馬場状態だったが、馬なりで53秒7をマーク。力強いフットワークが目立っており、馬体も充実している。デキは引き続き良好。


 さらに、競馬ブックのウィークリーログにもエスポワールシチーの名が!!

井上政行TM 前略 エスポワールシチー(東京・錦秋S)ダートでは底を見せていない。先週、京都の観月橋Sを除外されて優先権のあるここは出走がかなうはず。昇級戦でも狙ってみたい。

●出馬確定表

出馬確定表 11月2日 東京10R 錦秋ステークス 1600万下 ダ1800m ハンデ戦 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アルカライズ 池添謙一  8/24ポプラ16 札幌芝2000 15
エアマックール 福永祐一 10/05江戸川10 中山ダ1800
エスポワールシチー 松岡正海  9/27西脇特10 阪神ダ1800 A−
エプソムアーロン 柴田善臣  9/27ながつ16 中山ダ1800
グランパティシエ 鈴来直人  4/27薫風S16 東京ダ1400 13 16 12 15 15
ゴールドマイン 小林久晃 10/19平場10 東京ダ1600 10 17
サンマルセイコー 伊藤工真 10/26神無月16 東京ダ1400 12 14
サンワードラン 藤岡佑介  7/12灘S16 阪神ダ1800 10
スターボイジャー 蛯名正義 10/12太秦S16 京都ダ1400 15
セッカチセージ 後藤浩輝 10/26神無月16 東京ダ1400 11 10 16
ダイイチミラクル 勝浦正樹 10/18秋嶺S16 東京ダ1600 14
ビッグポパイ 岩田康誠 10/26神無月16 東京ダ1400 15 12
モンヴェール 柴山雄一  9/27ながつ16 中山ダ1800 15 11
ヤマニンリュバン ルメール  9/28神戸新GU 阪神芝2400 15 18
ユースフルデイズ 田中勝春  8/02漁火S16 函館ダ1700 11 15 14
レオエンペラー 内田博幸  9/27ながつ16 中山ダ1800 12 10

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり。

●東京ダート1600m コース解説

 東京ダ1600mは、東京芝2000mと同様にしばし物議を醸すコース設定。03年にコース新装が行われたが、前者はその状況が是正されなかった。
 いまだに抱える欠陥要因は、スタート地点。2コーナー奥の芝部分からスタートすることになるのだが、脚をすべらせてダッシュがつかないことがある。
 また、内枠と外枠とでは芝を走る距離が違うが、あるトップジョッキーの話だと、その点はあまり関係ない(騎手は気にしていない)ようだ。
 むしろスタート地点そのものに問題があり、芝が得意でない馬にとっては不安材料なのだ。
 まずはスタートで好発をできるかが勝負の分かれ目。出遅れたらほぼ終わり。致命傷になる。
 ダート戦なので基本的には逃げ・先行が有利だが、1300mや1400mに比べて数字はガクンと落ちる。
 中団からの差し馬も互角で、最後は決め手勝負になる。

有利な枠順 フラット
有利な脚質 先行〜差し
ポイント スタート、決め手
種牡馬ベスト サンデーサイレンス、ジェイドロバリー、フジキセキ
連対騎手ベスト 武豊、横山典弘、蛯名正義、柴田善臣、後藤浩輝
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分41秒1 1分40秒2 1分40秒9
2歳未勝利 1分40秒3 1分40秒4 1分39秒2 1分39秒9
2歳500万 1分38秒6 1分41秒5
3歳新馬 1分41秒1 1分42秒4 1分40秒4 1分40秒1
3歳未勝利 1分40秒2 1分39秒7 1分39秒6 1分39秒6
3歳500万 1分38秒9 1分38秒1 1分38秒1 1分37秒6
3歳オープン 1分37秒0 1分38秒9 1分36秒7
古馬500万 1分38秒9 1分38秒5 1分38秒1 1分38秒3
古馬1000万 1分37秒8 1分37秒4 1秒37秒3 1分37秒5
古馬1600万 1分36秒7 1分36秒5 1分37秒4 1分36秒0
古馬オープン 1分35秒8 1分35秒6 1分35秒3
 やはり芝の部分を長く走れる外枠がいいと私は思っています。また、時計ですが、勝っても負けても、1分36秒0前後で走れたら、将来は確約されたようなものです。時計に注目しましょう。

●各馬の追い切り評価

馬名 追い切り日 コースと
馬場状態
強さ 騎乗者 追い切り時計 評価
アルカライズ 10月29日
エアマックール 10月29日
エスポワールシチー 10月29日 栗東坂路良 馬なり 助手 53.7−13.1 A−
エプソムアーロン 10月29日
グランパティシエ 10月29日
ゴールドマイン 10月29日
サンマルセイコー 10月29日
サンワードラン 10月29日
スターボイジャー 10月29日
セッカチセージ 10月29日
ダイイチミラクル 10月29日
ビッグポパイ 10月29日
モンヴェール 10月29日
ヤマニンリュバン 10月29日
ユースフルデイズ 10月29日
レオエンペラー 10月29日

これ以降は11月1日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

立ち読みしていたら、エスポワールシチーが本紙本命だったので、思わず買っちゃいました(笑)。


短評は「先行有利」


予想家の印
馬名 松本
憲二
吉田 田村 林茂 高柳 吉岡 本紙
エスポワールシチー
スターボイジャー
エプソムアーロン △△ △△ △△ △△
ヤマニンリュバン △△
ダイイチミラクル
エアマックール
レオエンペラー △△ △△
以下△のみ省略



予想オッズ
馬名 予想オッズ
レオエンペラー 4.0
エスポワールシチー 4.5
エプソムアーロン 4.8
ヤマニンリュバン 8.3
エアマックール 9.3
ダイイチミラクル 9.8
セッカチセージ 12.9
以下16倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
エスポワールシチー 89 62 82 89
ユースフルデイズ 88 66 64 83
サンワードラン 95 80 68 81
セッカチセージ 91 69 75 82
ビッグポパイ 87 62 87 81
サンマルセイコー 86 84 83 79
スターボイジャー 87 71 84 68
アルカライズ 86 86 56 72
エプソムアーロン 90 79 80 90
ヤマニンリュバン 90 90 82 67
ゴールドマイン 85 83 68 83
ダイイチミラクル 89 89 74 83
モンヴェール 84 84 83 69
エアマックール 83 83 76 82
グランパティシエ 89 71 75 69
レオエンペラー 93 80 93 84



本紙の見解

ダートに替わり連勝のエスポワールシチーは時計も勝ちっぷりもオープン級。3連勝は有望だが、左回りが魅力のエプソムアーロンが56キロでマイペースなら強敵。(以下省略)



展開予想

エスポワールは2番手が利くので、エプソムが主導権。他は折り合いをつけ、流れは落ち着く。レオは好位組だが、前の両馬は自在味があるので先行有利。

デイリー馬三郎

予想印

◎ エスポワールシチー
○ レオエンペラー
▲ ヤマニンリュバン

以下省略


見解

 「芝では詰めの甘さが目立っていたエスポワールシチーだが、ダート変わりのここ2戦がともに楽勝。新味を発揮している。昇級戦でハンデ55キロは厳しいが、勢いのある3歳馬。一気に突破する。」

●前走レース後の騎手コメント

エスポワールシチー(1着)

 小倉滞在のときにダート調教の動きがものすごくよかったので、どれだけダートで走るのか期待していたんですが、今日も強かったですね。隣に行く馬(テンザンコノハナ)はいましたが兼ね合いはついたし、2番手でも問題ありませんでした。ゴールした後、武豊さんに『強いな』って言われたので、強い馬だと思います。」(佐藤哲三騎手・ラジオNIKKEI)

 「1頭になると外に行きたがるところがあるし、スローの2番手でも競馬ができたのは収穫。欲を言えばもっと勝負どころで我慢が利けばいいんだけどね。でも強かったし、まだ良くなると思う。」(佐藤哲三騎手・競馬ブック)

 「2番手でも問題なかったし、この形で結果が出たのは良かったね。きょうでも我慢できずに早めに行ってしまったから、今後の課題はそのあたりかな。」(佐藤哲三騎手・デイリー馬三郎)

 「強かったね。テンザンコノハナと枠が逆なら行こうかと思っていたけど、攻め馬でも引っ掛かる馬じゃないからね。もう少し待てるぐらいの余裕があればいうことはないけど、この形で勝てたのは収穫だね。」(佐藤哲三騎手・ギャロップ)
 「ハナは内の馬に譲り、2番手で余裕綽々の立ち回り。直線でテンザンコノハナが失速して先頭に立ち、後続の追い上げを許さず。昇級戦とは思えない強さ。」(競馬ブック)


 「内のテンザンコノハナを行かせての2番手。2コーナーでの半馬身差を中盤は1馬身としたが、勝負所を迎えると手綱を持ったままの手応えで並びかけ、完全に先頭に立った状態で直線を迎えた。抜け出した後でクリーンが差を詰めようとしても相応に脚を使う感じで、まったく危なげなかった。ダート初戦の前走に続いて、またも好時計での完勝。今後も目が離せない。」(ギャロップ)


●各陣営のコメント

エスポワールシチー

 「前回は逃げた馬がバテたので早目に先頭に立ってしまった。もう少しタメが利けばいいんだけど、2番手で運べたのは収穫。ダートでは底を見せていないし、メンバーは強くなるけど楽しみだね。」(安達昭夫調教師・競馬ブック)

 「前走は抜け出してフワフワしながらも完勝。右回りでは外に逃げるので左回りは合いそう。」(安達昭夫調教師・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

アルカライズ

 前走は、ステップシチーが特別登録していたものの、無念の屈腱炎で出走が叶わなかった今年のポプラステークス。そこは9番人気9着と一息。前々走も15着で「なんだ、準オープンで頭打ちか。」と思われるかも知れないが、それぞれ得意なコースではない。ポプラステークスは芝2000m。前々走はダート1200m。3走前は1000万クラスを勝っているが、そのときはダート1800m。500万クラスを勝ったときもダート1800m。つまり適鞍に戻ってきたわけで、軽視は禁物。

エアマックール

 エスポワールシチーと同じく現在連勝中。関東馬だが、ここ4戦は福永祐一騎手。

 しかし、前走の時計は意外に平凡。勝ちタイムに平凡も糞もないが(勝負がつけば最後は手綱を緩めたりするので)、ダート1800mを1分51秒台で走破しているエスポワールシチーに比べて見劣り。ハンデも同じ3歳牡馬なのに、エスポワールシチーよりも1キロ軽い。なぜだ!?

エスポワールシチー

 ここ5戦は3勝2着1回。2着のときの勝ち馬はあの活躍中のタマモナイスプレイ。ダートに変わってからは2戦2勝で内容は完全にオープン級のもの。前々走の初ダートでいきなりオープンクラスの時計を繰り出して2着に7馬身差の大楽勝。前走は準オープン2着の常連武豊騎手騎乗のクリーンが、力を出し切ったにもかかわらず、0秒3差と圧勝。

 だれが考えても勝ち負けだが、直前の輸送だった福島戦では完敗。輸送の克服がカギ。

 そして、斤量は見込まれた。バカヤロー。なんで、準オープン2着馬たちと一緒なのだ!!まだ3歳だぞ!!

エプソムアーロン

 前走は準オープンクラスで2着。前々走はオープンクラスで2着。格が違いそうだが、その前々走オープン戦阿蘇ステークスはエスポワールシチーのダートデビュー戦と同じ日、同じコース。その時のエスポワールシチーは初ダートにもかかわらず、斤量54キロで1分42秒4稍重馬場。エプソムアローンは斤量52キロで1分42秒5稍重馬場。

 そのレースからエスポワールシチーは斤量1キロ増。エプソムアーロンは4キロ増。力差は歴然。

グランパティシエ

 ここ最近は完全に頭打ち。ハンデ戦で軽ハンデとはいえ、6か月の休養明けだし、掲示板すらないだろう。

ゴールドマイン

 準オープンクラスでは厳しい状態も、1000万クラスではなかなかの存在。東京ダート1600mの前走の時計もなかなかのもの。

サンマルセイコー

 準オープンでも掲示板に載るなど、まずまずの成績。しかし、これだけ毎回騎手を変えるのは、かなりのマイナスでは?しかも今回は除外の権利狙い見え見えの連闘登録。いわゆる”5頭枠”に入ってしまいました。そんなわけで騎手は伊藤工真騎手。このクラスでは・・・。

サンワードラン

 前走の灘ステークスはエスポワールシチーの前走と同じ阪神ダート1800m。走破時計は1分51秒2良馬場。斤量は56キロ。エスポワールシチーは1分51秒6良馬場。斤量は54キロ。今回はどちらも斤量55キロ。なんでやねん!!

スターボイジャー

 前々走はエビショーで準オープン2着。負担斤量55キロでエスポワールシチーと同じとは・・・。

セッカチセージ

 今年のNHKマイルGT出走馬。そのとき密かに狙っていたが、結果は16番人気16着で、出走しただけだった。

 しかし、ヒヤシンスステークス(オープン)3着(上はサクセスブロッケンとダイワマックワン)と実績は上位。準オープン2戦目、どこまでやれるのか。

 同じ3歳のエスポワールシチーが負担斤量55キロで今年のオープン3着馬が53キロというのは、いくらなんでもおかしいだろッ!!こらッ、ハンデキャッパー!!

ダイイチミラクル

 8歳馬。いつも人気にはならないが、堅実に走っている。
5走前は準オープンで16番人気 5着、
4走前は準オープンで12番人気 3着、
3走前はオープンで8番人気2着、
前走は準オープンで7番人気2着。

 今回も人気はなさそうだが、これだけの実績馬が負担斤量53キロというのはおかしいだろッ!!

ビッグポパイ

 ローテーション的に、今回は除外の権利狙いは明らか。中1週でレースを使ったあとすぐに連闘。これでは馬が可哀そうだ。しかも、GT開催日ということで、上手く空いている岩田康誠騎手を乗せたが、一流ジョッキーに激しく追われたら、馬がつぶれてしまいますゾ。

モンヴェール

 準オープン昇級初戦で3着と気合を見せるが、その後の2走は11着15着と一息。いつ復活してもおかしくないが、前走の内容は悪すぎる。

ヤマニンリュバン

 前走18番人気15着といっても、芝の重賞での話。ダートでは底を見せておらず、人気の一角。ただ、全体の持ち時計はエスポワールシチーに比べ、かなり見劣りする。時計勝負だと分が悪いか。

ユースフルデイズ

 1000万クラスまでは存在感を示すも、準オープンからは14、15、9着と低迷。

レオエンペラー

 今年1月にこのクラスを勝ち、6月のクラス再編成で戻ってきた。その間、ダート重賞のマーチステークスGVで5番人気4着と重賞でも通用することを知らしめる。そして、降級初戦の前走は2番人気4着。

 私は実績からねこの馬のハンデ58.5キロあたりかと思っていたら、ななんと57キロ!?昇級初戦の3歳馬エスポワールシチーの55キロと比べて軽すぎないか!?
エスポワールシチー
未定
未定
未定
 天皇賞もあり、あまりいろいろと考える時間がありませんでしたが、相手が何かというより、エスポワールシチーがどうかが大事です。正直、左回りも未知数(安達昭夫調教師は合うとおっしゃっていましたが・・・。)、遠征も未知数ですが、それでも勝つと思っています。

 ただ、万が一、勝てなくても、2着でも500万平場の優勝賞金並み、3着でも未勝利優勝並みの賞金が貰える準オープンです。気楽な気持ちで見たいと思います。

 予想は中途半端ですが、レース内容をじっくりと検証したいと思います。出資愛馬初のオープン馬誕生なるか、そして、好メンバーの天皇賞はどうなるのか、楽しみは一杯ですが、私は仕事で実況では見れません。残念。

これ以降は11月2日に作成

●レース 

 エスポワールシチーはスタートで少し出負けしますが、最内枠ということもあり、包まれればお終いですので、気合をつけて前を目指します。そこからの速いこと速いこと。

 ダート初戦でも書きましたが、この馬の大きな武器の1つが二の脚の速さです。これは、デビューから7戦、芝の短距離を走りスピードに磨きをかけてきたもので、ダート界では、今回の準オープンクラスでも十分ハナを奪える素晴らしいスピードです。

 また、7戦芝を走ってきましたので、今回のコースのように、スタート地点が芝でも、余裕で対応できます。同じコースで実施されているGTフェブラリーステークスでは、毎年、能力はあるも、スタートで滑って後手を踏み、大敗する馬がいます。地方所属の実力馬ボンネビルレコードなんて、まさにそれです。

 ですから、心ない人は、「なぜ、もっと早くからダートを使わなかったんだ!7戦も無駄に芝を走らせやがって。」というかも知れませんが、とんでもない。今日のこの走破時計での好走は、芝の短距離を何度も使われたからこそのものです。あの貴重な経験なくして、今日の走りはありません。


 我らが愛馬エスポワールシチーは、素晴らしい二の脚で内からスルスルとハナを奪い取ります。我らが愛馬エスポワールシチーが敢然とハナに立ちます。2番手は3番人気のエプソムアーロン(結局2着)、3番手は2番人気のレオエンペラー(結局3着)という隊列になります。

 結局この隊列のまま入線し、1番人気3番人気2番人気のガチガチの組み合わせの行った行ったになります。隊列はそのままでしたが、着差はエスポワールシチーと2着馬とは5馬身!!

 毎回書いていますが、ハナを切った馬が最速上がり!!これでは後続馬は競馬になるわけがありません。

 今までで一番強い内容でした。

●時計の評価

 今回のエスポワールシチーの走破時計1分35秒3良馬場は、実に今年2月に実施された同じコースのGTフェブラリーステークスの勝ち馬ヴァーミリアンの勝ちタイムと全く同じです。上がりは若干ヴァーミリアンに遅れを取りますが、今回のエスポワールシチーの時計は左にモタれてのものです。松岡正海騎手いわく、まっすぐ走ればこの馬は半端じゃなく走るそうですから、もう実力はダートのGTレベルと言い切ってもいいのではないでしょうか。

 前走で破った当時1番人気だったクリーンが本日の東京12Rに出走し、圧勝しました。その1000万特別の時計が1分37秒6良馬場ですから、それだけでもいかに凄い時計かわかりますよね。

 今回の競馬ブック誌の推定勝ち時計も1分36秒0良馬場。

 このコースのレコードタイムは2005年2月20日のGTフェブラリーステークスの勝ち馬メイショウボーラーの1分34秒7ですが、これは脚抜きのいい不良馬場の時計で、時計のかかる良馬場に換算すれば(実際はそう単純なものでもありませんが・・・)、同等の時計と評価できるでしょう。

 このコースのオープンクラスでの過去10年間の平均勝ちタイムも1分35秒8良馬場で、今回のエスポワールシチーの時計は、間違いなくオープン級以上のものです。

これ以降は11月4日作成 一部15日に加筆

●レース後の騎手・調教師のコメント

エスポワールシチー(1着)

 「逃げたけど、この馬にしてはマイペースか遅いくらいでした。最後も反応してくれたし、ゴール前は2着馬に掴まらないと思っていました。あれでも左にモタれていたくらいで、まっすぐ走ればこの馬は半端じゃなく走りますよ。」(松岡正海騎手・競馬ブック)

 「ハンパなく強い。余力十分。この馬にしたらマイペースか遅いくらい。追って反応したし、後ろから追い抜かれることはないと思った。まだ左にモタれていたが、真っ直ぐ走ればもっと走ると思う。」(松岡正海騎手・ラジオNIKKEI)

 「自分としてはマイペースか少し抑え気味で行っている感じ。それでも楽にハナへ行ったし、最後までそのままのペースで押し切ったからね。それにこの勝ち時計。かなり走るよ。」(松岡正海騎手・デイリー馬三郎)

エプソムアーロン(2着)

 「今日は前が止まらない展開だったし、勝った馬(エスポワールシチー)が強かったね。」(柴田善臣騎手・競馬ブック)

 「2番手で理想的な流れだったが、前(エスポワールシチー)が強かったね。」(柴田善臣騎手・ラジオNIKKEI)

 「2番手につけて、とてもいい感じで走れていたと思う。勝ち馬(エスポワールシチー)が強過ぎたよ。」(柴田善臣騎手・デイリー馬三郎)



ほっさんコメント

 強過ぎてすみません。しかし、東京のダート1600mといえば、愛馬ディヴァインシチーが柴田善臣騎乗のマイネルアワグラスにあっさりと掴まった鮮明な記憶がありますので、リベンジということで・・・。

レオエンペラー(3着)

 「前を見ながらスムーズな競馬ができたけれど、今日は先行馬(エスポワールシチーとエプソムアーロン)も強かったということかな。ただ、この馬もいいスピードがあるし、そのうちチャンスが巡ってくるはずです。」(内田博幸騎手・競馬ブック)

 「ペースも速くなく、ハンデ差もあったが、今日は相手(エスポワールシチーとエプソムアーロン)が強かった。」(内田博幸騎手・ラジオNIKKEI)

 「スタートを決めて3番手で流れに乗れていたし、完璧な競馬だったと思う。勝ち馬(エスポワールシチー)が強過ぎたし、この時計も速過ぎた。でも、57キロを背負ってここまでよく頑張っている。」(内田博幸騎手・デイリー馬三郎)

●専門誌のレース評価

エスポワールシチー(1着)

 「仕掛けてハナを主張。道中、マイペースで運び、直線、満を持して仕掛けると、アッサリ後続を突き放し5馬身差。最後もまだ余力を感じさせた。強い内容。」(競馬ブック)

エプソムアーロン(2着)

 「柔らかみが出て、申し分ない気配。2番手に控えて、折り合いスムーズ。直線もしっかり伸びているが、今日は勝ち馬(エスポワールシチー)が強過ぎた。この馬もチャンスは近い。」(競馬ブック)

レオエンペラー(3着)

 「シャドーロール。落ち着きが出て好気配。好発を切ると、軽く気合をつけて3番手の外。手応えは十分だったが、4角からは内にモタれ気味。直線も内にモタれ、上位2頭に水を開けられてしまったが、最後はもうひと脚使って盛り返す。トップハンデを背負っていたし、地力は示した。」(競馬ブック)

●安達昭夫調教師、JBCスプリントでGT初制覇!!

 エスポワールシチーが府中で圧勝した翌11月3日、園田競馬場で実施されてJBCスプリントで安達昭夫調教師の管理馬で3連勝中だったバンブーエール(牡5歳)が逃げ切り、4連勝でGTを制覇しました!!

 バンブーエールは前走は三浦皇成騎手でしたが、今回はエスポワールシチーと同じ松岡正海騎手で、最近は安達昭夫調教師は、同騎手を多用されています。以前は、安達昭夫調教師が依頼する関東の騎手と言えば、後藤浩輝騎手が中心でしたが、最近は少し、事情が違うようです。

 今後、エスポワールシチーも地方交流重賞にも出走することになるでしょうが、かなりの確率で、松岡正海騎手ということになるのではないでしょうか。

 しかし、安達昭夫調教師のところは、このバンブーエールといい、ヤマトマリオンやウイングシチーといい、ダート路線で活躍する馬ばかりですね。そのうち、ダートの安達昭夫と言われるようになるのではないでしょうか。

●デイリー馬三郎に掲載されていました!!

 本日(11月4日)更新のデイリー馬三郎の次走狙い馬(11月2日分はたったの5頭)にエスポワールシチーの名が!!


 今年の夏に未勝利を勝ってから、トントン拍子にオープン入り。これまでは関西圏での競馬ばかりで、ここでどれだけ走れるかと思っていたが、テン良し、中良し、終い良しで完勝。走破時計の1分35秒3もかなり優秀だ。しばらくは追いかけてみたい。


 とありました。正直、小倉のダートを勝ったときにここに書いて欲しかったですが、今回の準オープン戦の勝利で、かなり世間にも認められたようです。

●前走2着にあしらったクリーンが同日東京12Rで圧勝!!

 小倉でオープン級の時計で圧勝した我らが愛馬エスポワールシチー。本来なら、ダート初戦であの走りが出来る馬なら、間違いなく次走1000万クラスでは断トツの1番人気のはずですが、前走昇級初戦の1000万特別は2番人気でした。

 これは、武豊騎乗のクリーンという準オープン2着で1000万降級後も58キロを背負い2着を堅持している別格の馬がいたからで、専門誌の予想家も意見が真っ二つに割れるくらいでした。

 しかし、終わってみれば、いつも出遅れても58キロの斤量を背負っても1000万クラスなら2着に来るクリーンが、珍しく絶好のスタートを切り、直線でもいつもの末脚を爆発させてもエスポワールシチーに届かないというエスポワールシチーの完勝でした。

 別にクリーンが力を出せなかったわけではありません。名手武豊が完璧な騎乗をして力を出し切って、しかも、いつもよりも1キロ軽い57キロで敗れたわけです。相手(エスポワールシチー)が強過ぎた、ただそれだけ。

 その証拠に準オープン2着の実績馬クリーンに先着したエスポワールシチーは続く準オープンで2着馬に5馬身千切る圧勝。クリーンも同日の東京12R河口湖特別に武豊騎手で出走。1番人気に応え、圧勝しました。

 このことからも、前走の西脇特別は内容的には準オープンクラスと同等か、それ以上のレベルのレースだったと思っています。あのとき4着だったプラチナメーンも11月2日に1000万クラスで2着に来ています。それほど西脇特別はレベルの高いレースだったと思っています。


 11月2日は東京10Rがエスポワールシチーの錦秋特別。東京11Rがウオッカがダイワスカーレットを2cm差で交わした歴史に残る天皇賞。東京12Rがクリーンが圧勝した河口湖特別と見応えのあるいいレースを3レースも続けて見ることができました。

 当日は11万人の観衆があり、その前で圧倒的な強さを見せつけたエスポワールシチー。多くの人の中に、その名前が刻まれたのではないでしょうか。次走は人気になりそうだなぁ。

●気になる賞金は

 今回のレースは準オープンということで、以下の賞金になります。

本賞金 1830万円
附加賞 406000円
内国産馬所有奨励賞 230万円 混合戦で外国産馬(ビッグポパイやサンワードランなど)が出走
特別出走手当 39万6千円

合計 21402000円

 私の愛馬でいいますと、ステップシチーが松前特別を勝ったときの獲得賞金が21762000円で1口配当(500口)が22471円でしたから、全く同程度の配当になると思われます。

 ステップシチーの松前特別は1000万クラスですが、芝の2400mということで、距離別出走奨励賞がなんと400万円も入るので、同程度の獲得賞金になります。

 皆様としては、少なくとも20000円はあると考えればいいのではないでしょうか。

●私は現地にはいけませんでしたが、写真を集めました。



BigBearさん撮影の口取り式



BigBearさん撮影のパドック(がんばれシチー軍団HPから)



lightさん撮影(がんばれシチー軍団HPから)  凄い筋肉・・・



lightさん撮影(がんばれシチー軍団HPから)



lightさん撮影(がんばれシチー軍団HPから)

●今後の展望

 もうこれは、重賞を意識せずにいられません。一番私の理想は、今年から地元阪神競馬場で開催されることになったジャパンカップダート GTですが、賞金的に出られるかわかりません。

 すでに来週の東京ダート1600mの重賞・武蔵野ステークスには特別登録していませんから、早くて11月24日の阪神11R トパーズステークス オープン ハンデ戦 ダート1800mですね。

 他は、12月13日の阪神11R ベテルギウスステークス オープン 別定 ダート2000mか、12月27日の中山11R 師走ステークス オープン ハンデ戦 ダート1800mしかありませんね。

 まさか芝のマイルチャンピオンシップなんてことはないでしょうね。地方交流重賞ですと、浦和記念しかありませんね。

 いずれにしても、激アツです。

 来年夏の降級まで待機したら、怒りますよ(笑)。

●最後に

 今回2着馬エプソムアーロンとの力量比較は当サイトでも早くからしていましたように、8月30日の小倉のダート1700mの500万下(エスポワールシチーが勝ったレース)とメインの阿蘇ステークスの内容と時計を見れば明らかでした。

 もし、エスポワールシチーよりもエプソムアーロンに厚い印を推している予想家がいるとすれば、「見る目がないなぁ」と思ってしまいます。

 私はコース得意で大外の芝の長い有利な枠を引いたレオエンペラーには負けることがあっても、エプソムアーロンにはまず負けないと思っていました。

 結局、エプソムアーロンが2着ですから、それ以外の馬はさらに能力的には低かったというべきでしょう。


 私ほっさん購入愛馬初の準オープン戦を、こんなにあっさりと勝ち上がり、初のオープン馬が誕生したことは、本当に嬉しい限りです。

 エスポワールシチーはまだ3歳。最悪この後、オープンの壁に跳ね返された(今回の勝ち方や内容からして、それはないと思いますが)としても、来年4歳の夏に収得賞金が半額に処理され、もう一度1600万クラスのレースも走ることができます。あと1勝は確実でしょう。

 すでにこの時点で、この馬の募集価格の1200万円を大きく上回る5180万円(本賞金のみ)もの獲得賞金があり、大幅に黒字を計上しています。十分働いてくれているのですが、今回の内容を見ていると、重賞もGTも、と、欲が出てしまいます。

 しかし、中には条件戦を連勝してきても、オープンの壁に阻まれた馬もたくさんいます。次走オープンでどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか、楽しみで仕方ありません。


 なお、今回の特集の完結は11月15日と大幅に更新が遅れてしまいました。これは、期待の愛馬クリンゲルベルガーの新馬戦優勝という私の中の一大イベントがあったからに他なりませんが、気まぐれにやっている個人サイトなのでご了承ください。

 ここを書いている11月15日には、すでに次走も確定していて、次の第11戦特集を立ち上げるわけですが、その前に、中途半端になっていた第10戦特集をここで閉めたいと思います。

 いやあ、同日の天皇賞共々いいレースでした。こういう感動を味わえる競馬って最高ですね。

最後までご愛読ありがとうございました

2008年10月16日作成 20日、24日、30日、11月1日、2日、4日、15日加筆
エスポワールシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2008年 9月27日 第9戦 西脇特別 1000万下 阪神ダ1800m (1着2番人気) 写真多数付き 現地レポート

2008年 8月30日 第8戦 500万下 小倉ダ1700m (1着/4番人気)

2008年 8月10日 第7戦 秋吉台特別 500万下 小倉芝1200m (7着/3番人気)

2008年 7月20日 第6戦 3歳未勝利 小倉芝1200m (1着1番人気

2008年 6月21日 第5戦 3歳未勝利 阪神芝1400m (2着/4番人気) 写真多数付き 現地レポート

2008年 5月 3日 第4戦 3歳未勝利 京都芝1600m (6着/2番人気)

2008年 4月20日 第3戦 3歳未勝利 福島芝1800m (5着1番人気

2008年 3月29日 第2戦 3歳未勝利 阪神芝1400m (2着1番人気

2008年 3月 9日 デビュー戦 3歳新馬 阪神芝1600m (3着1番人気) 写真多数付き 現地レポート

競馬徹底分析ほっさんサイトトップページに戻る