期待の愛馬エスポワールシチー デビュー戦!

3月9日阪神6R3歳新馬芝1600mは、

3着/1番人気。

ほっさん購入馬初(無料提供馬除く)、新馬戦1番人気もワンパンチ足りず。

しかし、追い切りの動きは3歳オープンクラス級。

必ず巻き返しはある。

新馬戦3着だ。なにも恥ずべきこともない。

現地観戦レポートと、パドック写真多数掲載。

レース後佐藤哲三騎手のコメントと専門誌のレース評価を掲載。

(3月10日完結)

2008年1月16日作成

●エスポワールシチーのほっさん評価

 私ほっさんは、ステップシチーの特集でもいつもお話していますように、サンデー系の格安種牡馬の仔を狙っています。ステップシチーの父ステイゴールドやディヴァインライト、そしてこのエスポワールシチーの父ゴールドアリュールもそれです。
 サンデーの仔の中には、抜群の成績を残し、初年度から500万円クラスの種付料で取り引きされる馬もいますが、そのような馬の産駒は値段が高く、これらの馬が2勝程度上げても赤字になってしまいます。
 その点、先に挙げましたようなサンデーの仔でありながら、競走成績がいま1つ奮わなかった(といっても、たいした成績ですが。)馬たちの種付料は、かなり安くなっており、当然産駒の募集価格も安くなりますので、とにかくお得だと私は思っています。

 このエスポワールシチーも父はサンデー系のゴールドアリュール。母は3勝馬で母父はBMS(ブルードメアサイアー 母父の意)として、非常に良好な成績を残しているブライアンズタイムで、しかも牡馬。なぜこの馬の募集価格が1200万円なのか、良くわからないくらいです。2000万円でも満口になっていたと思われます。私ほっさんが飛びついた(即購入)ことはいうまでもありませんが、久々に(エクストラシチー以来)即決でした。お金さえあれば、2口3口と行きたかったくらいですが、競走馬はなにがあるかわかりませんので、無理せず1口購入と相成りました。


 では、エスポワールシチーの詳しい分析です。


 父   ゴールドアリュール アーニングIDX 1.00 評価 B−
 母   エミネントシチー 3勝               評価  B−
 母父 ブライアンズタイム                 評価 A−
 兄弟  初仔                         評価 B−
 生産牧場 幾千世牧場                  評価 E
 調教師 安達昭夫                     評価 C

 馬体                             評価 A−
 
 総合評価 2.34 評価 C


 父はゴールドアリュールは、この2005年度産駒が初年度産駒で、未知数です。ですが、初年度産駒の勝ち上がり率も素晴らしいですし、昨年のデイリー杯GUでは、産駒が2着と重賞でも通用することを証明しています。ですから、評価はデータなしということで平均の1.00ということになっていますが、実際はこれより素晴らしい数字が出ることでしょう。

 母エミネントシチーは3勝で、友駿繁殖牝馬の中ではトップクラスで(もっと重賞ウィナーやGTウィナーといった繁殖牝馬がいないのが友駿ホースクラブの超寂しいところですが。)、母3勝以上馬と言えば、友駿2005年産馬だけでも、新馬戦2着の愛馬チャーミングシチーとセゾンシチー、新馬戦3着のメヌエットシチーとやはり確実に結果を残しています。

 母父のブライアンズタイムは、ノーザンテーストやサンデーサイレンスと比べるとややも見劣りしますが、BMS(ブルードメアサイアー 母父の意)界において、堂々の主役で、評価も「A−」(素晴らしい)ということで、なんの文句もありません。

 初仔で兄弟はいませんが、私は初仔ないしは第2仔あたりが1番走ると思っていますので、評価は高く「B−」です。そもそも初仔というのは、大抵の場合、母馬が若いということですから、その方がいい仔が出る確率は当然高いと思います。

 生産牧場は、幾千世牧場で、クラブ御用達の牧場です。しかし、全体で見ると、成績は全く良くないという事実が浮かび上がってきます。

 預託厩舎の安達昭夫調教師は、ウイングシチーをオープンまで出世させるなど、その手腕は疑う余地もありません。しかし、私個人的には、少し乗せる騎手が地味な気がします。関西に後藤浩輝騎手が来たら、その日の全頭後藤浩輝騎手なんてことはよくありますが、武豊、安藤勝己、岩田康誠各騎手あたりはほとんどなく、幸英明、佐藤哲三各騎手あたりをよく見かけます。もちろんそれらの騎手でも悪くないのですが、やはり時には武豊、安藤勝己、岩田康誠各騎手あたりにも乗って欲しいですよね。なにかプラスαの期待が膨らみます。

 また、この馬の素晴らしさの中に馬体の良さがあります。もし仮にこの馬の母が未勝利馬で、母父も冴えない馬であったとしても、この馬体は目を惹きます。馬体だけでもかなり購入を考える1頭です。

 総合評価2.34というのは、友駿ホースクラブ2005年産全55頭の中で2.48のアドバンスシチーに次ぐ高い評価で、血統的にも厩舎的にも、馬体的にも期待されていることがわかります。ちなみに、2.34にはもう1頭セゾンシチーがいます。セゾンシチーの活躍はいうまでもないでしょう。


 というわけで、購入段階から、2005年産のエースと思っている馬です。まだ、トレセンで調教されていない段階ですので、その能力を図り知ることはできませんが、新馬戦でも勝ち負けできる馬だと思っています。

 さあ、まずはどんな追い切りの動きを見せてくれるのか、楽しみです。

●友駿HPで入厩を確認!!

 本日1月16日のクラブのHPで先週入厩したことが発表されました。まだ、角馬場調整のようで、坂路にも姿を見せませんが、これからどのような動きを見せてくれるのか、楽しみです。

 新馬戦には間に合いそうですし、まずはほっと一息というところです。

これ以降1月21日に作成

●1月21日に馬名登録を確認しました!!

 1月21日に馬名登録を確認しました。

 これにより、入厩・放牧情報や、追い切り情報がより速く入手することができるようになりました。

 また、追い切り情報などが入りましたらご報告いたします。

これ以降3月3日に作成

●デビュー戦は3月9日阪神6R3歳新馬芝1600mを予定

 私は、早くから3月8日のダート1800mデビューだといい続けてきましたが、当てにならないクラブHPの出走予定によると、芝の1600mのようですね。これは激アツです。

 ただ、新馬戦は除外馬続出で、ましてや芝ともなると、除外の権利を持った馬がぞろぞろと登録してきますので、除外の権利のない我らが愛馬エスポワールシチーにとって、出走は厳しいものになると予測されます。

 そうなると出走の危ういエスポワールシチーはいい騎手を確保できなくなり、新人騎手での出走なんてこともあるかも知れません。

 しかし、ここに出走が叶い、好走でもすれば将来は安泰でしょう。

 当日、阪神競馬場で騎乗予定の騎手

 上村洋行、川原、四位洋文、松田大作、千田輝彦、安藤勝己、渡辺薫彦、穂苅寿彦、田嶋翔、佐藤哲三、小林徹弥、吉田隼人、津村明秀、芹沢純一、池添謙一、石橋守、幸英明、熊沢重文、小坂忠士、長谷川浩大、飯田祐史、柴原央明、武英智、鮫島良太 各騎手


 安達昭夫師の使い方から言うと、幸英明騎手か佐藤哲三騎手でしょうか。アンカツはいくらなんでもないでしょうね。

●阪神芝1600m(外回り)コース解説

 改装後の目玉コース。
 スタート地点はバックストレッチの中間からやや左寄り。長い直線が2本にコーナーが2回。外回りの京都芝1600mに似たコース形態となった。従来のようなスタート直後のカーブがなくなったことで、当初は枠順の有利・不利がなくなることが予想されたが、どうやら完全には解消されていない。最初の3コーナーまでは比較的馬群が固まったまま進むので、多頭数の外枠だと内枠の馬よりもだいぶ外を回らされるからだ。最後の直線(Aコース使用時)は外回りが474m。この点については従来との違いは大きい。追い出しのタイミングが最後の直線に入ってからでも間に合うようになったので、各馬能力を発揮しやすくなった。ただし、以前よりもペースが遅くなることが増えたので、直線は長いけれども差し・追い込みが不発というシーンも増えた。展開の読みがレース攻略のカギを握る。

有利な枠順 内〜中枠
有利な脚質 先行〜差し
ポイント 枠順、展開
種牡馬ベスト
連対騎手ベスト
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分36秒3
2歳未勝利 1分36秒4
2歳500万 1分34秒1
2歳オープン 1分33秒1
3歳新馬
3歳未勝利
3歳500万
古馬500万
古馬1000万 1分35秒2
古馬1600万 1分34秒1
古馬オープン
新コースの為データ少なし 上記は実施された各数レース分の平均勝ち時計

これ以降は3月5日に作成

●追い切り情報(3月5日更新)

2月6日 栗東坂路 重 馬ナリ

助手
4F 56.7
3F 41.9
2F 27.9
1F 14.2


2月14日 栗東坂路 重 馬ナリ

助手
4F 56.7
3F 41.6
2F 27.6
1F 13.7


2月20日 栗東E 稍 馬ナリ

15.7
15.3
15.3
15.9


2月20日 栗東坂路 稍 馬ナリ

助手
4F 60.7
3F 44.5
2F 28.9
1F 13.4


2月22日 栗東E 良

ゲート
助手
12.5
11.9
13.1
14.7


22日ゲート試験に1発合格!!


2月27日 栗東坂路 重 一杯

助手
4F 52.4
3F 38.9
2F 26.4
1F 13.6


3月5日 栗東坂路 稍 一杯

佐藤哲三
4F 51.8
3F 37.5
2F 24.4
1F 12.4



 先週、「来週の最終追い切りで、51秒台が出るようなら、激アツ(久々の魚群通過!)ですね。」とここに書きましたが、本当に51秒台を叩き出しました。これで、ただの調教馬鹿でなければ、未勝利クラスなら楽勝。3歳500万までは少なくとも勝ち負け。オープンクラスの追い切りの動きと見ます。

 全体的な時計も優秀ですが、この全体の時計で上がり12秒4の脚力は本当に素晴らしい。やはり、即、売り切れる馬だけのことはあります。馬体もピカイチでしたしね。

 相手はまだ良く分析していませんが、メンバー次第では、かなりの確率で新馬勝ちできるでしょう。・・・とアイオロスシチーのときも言っていて、初戦はこけましたが・・・。いや、今回はアイオロス以上の動きです。

 私ほっさん初の出資愛馬による新馬勝ちをとにかく期待します。

●気になる出馬想定表

出馬確定表 3月9日 阪神6R 3歳新馬 芝1600m 全30頭
馬名 騎手 追い切り
アイノレグルス
アグネスミヌエット
ウォルトンコクカ
エーティーダビンチ
エスポワールシチー
グランプリヒーロー
サイキョウツバキ
シゲルアスパイヤー
シルキーライム
セリースピリット
テイエムクロカミ
トーアゲッコウ
トロピカルロマンス
ドントブレイム
ニイニイ
ネヴァノウ
ハギノハーセルフ
バンブーレブルー
パールグレイピアス
ファイナルヘヴン
ファンキードラゴン
フィールドハーバー
ブキウギ
プレミアムキャノン
ホクテンミラー
マッキーエヴァ
メイショウアローネ
メイショウキュロス
メイショウニケ
レジェルマン
 うーん、これだけ出走したい馬がいるのは、予想通りとはいえ、辛いところです。我らが愛馬エスポワールシチーは除外の権利も持っていませんし、正直除外が濃厚です。

 除外となると、来週の芝1800mなんでしょうね。私個人としては、9日なら仕事が休みなので、現地に応援に行けるのですが、来週の16日ですと、出勤日ですので行けません。なんとか、出走確定して欲しいなぁ。

これ以降3月6日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 3月9日阪神6R 3歳新馬 芝1600m 全16頭
馬名 騎手 追い切り
アグネスミヌエット 四位洋文 B−
ウォルトンコクカ 小林徹弥
エスポワールシチー 佐藤哲三 A+
シゲルアスパイヤー 熊沢重文
シルキーライム 田中克典
ディリジェント 石橋守
トロピカルロマンス 上村洋行 B+
ネヴァノウ 吉田隼人
バンブーレブルー 浜口楠彦 B+
パールグレイピアス 津村明秀 B+
フィールドハーバー 菊地昇吾 B−
ブキウギ 長谷川浩大 B+
マッキーエヴァ 田中剛 B+
メイショウキュロス 小林慎一郎
メイショウニケ 高橋亮 B+
レジェルマン 太宰啓介

 我らが愛馬エスポワールシチーは除外の権利もなく、てっきり除外と思っていましたが、なんという強運!!運もある、実力もある、これで勝てないわけがない!!

●各馬の追い切り評価

馬名 追い切り日 コースと
馬場状態
強さ 騎乗者 追い切り時計 評価
アグネスミヌエット 3月6日 栗東坂路良 馬ナリ 助手 53.9−13.1 B−
ウォルトンコクカ 3月5日 栗東CW稍 一杯 助手 5F 71.0−12.7
エスポワールシチー 3月5日 栗東坂路稍 一杯 佐藤哲三 51.8−12.4 A+
シゲルアスパイヤー 3月5日 栗東坂路稍 一杯 熊沢重文 53.4−13.9
シルキーライム 3月5日 栗東CW稍 一杯 助手 83.7−14.6
ディリジェント 3月5日 栗東B稍 馬ナリ 古川吉洋 5F 68.4−12.6
トロピカルロマンス 3月5日 栗東CW稍 一杯 助手 6F 81.9−12.8 B+
ネヴァノウ 3月5日 栗東CW稍 一杯 調教師 6F84.1−13.0
バンブーレブルー 3月5日 栗東CW稍 一杯 助手 6F 81.3−12.7 B+
パールグレイピアス 3月5日 栗東CW稍 強め 助手 6F 82.5−12.8 B+
フィールドハーバー 3月6日 栗東DW良 馬ナリ 攻手 5F 69.4−12.7 B−
ブキウギ 3月5日 栗東坂路稍 一杯 長谷川浩大 55.2−12.8 B+
マッキーエヴァ 3月5日 栗東坂路稍 馬ナリ 助手 53.8−13.4 B+
メイショウキュロス 3月5日 栗東B稍 一杯 助手 5F 68.0−14.0
メイショウニケ 3月5日 栗東DW稍 一杯 高橋亮 6F 82.8−12.5 B+
レジェルマン 3月5日 栗東CW稍 一杯 助手 5F 68.5−13.4

●ほっさん予想

アグネスミヌエット

 なぜか馬ナリ調整が続いていて、動きも平凡。鞍上四位洋文騎手は怖いものの、全体的に平凡。

ウォルトンコクカ

 難しい名前ですね。追い切りはCWで一杯に追われて上がりが12秒7と平凡です。ゲートも遅く強調材料はありません。

エスポワールシチー

 先週の栗東坂路重52.4−13.6一杯でもなかなかの素材と思っていたのに、先週、5日の追い切りで51秒台の時計を出したら”魚群通過”と言ったとおり、ジョッキー騎乗とはいえ、51秒8の時計を計時しました。

 なかなか3歳の3月では出ない時計です。しかも、終いまでバテることなく、12秒4という素晴らしい上がりですから、切れる脚も持ち合わせていると考えてよいでしょう。

 私の追い切り評価は滅多に出さない最高ランクの「A+」です。もちろんこれは、新馬戦レベルでの話で、古馬GTですと、同じ動きでも評価は落ちますが、新馬戦レベルとしては最高水準だと言い切ります。

 ゲートも水準以上ですし、ゲート審査は1回ですんなり合格しましたし、怖いものなしです。

 1つ残念なのは、これだけ見せ付けてしまうと、オッズが付かないことです。

 とにかく、新馬勝ちを十分狙える馬だと思っています。もっとも走ってみないとわかりませんが(他馬を怖がったり、ササったりするかも知れませんし)、私が普通に考えて、今回もっとも優勝に近い馬だと思っています。

シゲルアスパイヤー

 我らが愛馬エスポワールシチーと同じ日に同じ坂路でジョッキー追いで追われていますが、こちらは動きは全然ダメです。

 全体の時計が53秒4と平凡なのに、終い13秒9と完全に脚が上がっています。敵ではないですね。

シルキーライム

 CWで上がり14秒6はダメ過ぎます。最下位候補でしょう。

ディリジェント

 ゲートは水準級ですが、追い切りは動いてないですね。我らが愛馬エスポワールシチーとは、比較になりません。

トロピカルロマンス

 この馬は我らが愛馬エスポワールシチーほどではないにせよ、追い切りの動きは水準以上ですね。いい動きです。

 2番手候補でしょうか。

ネヴァノウ

 うーん、調教師が跨っての追い切りですが、全体の時計の割には上がりを要していますね。現状では、そんなに素晴らしい脚力を持っているとは言い難いのではないでしょうか。

バンブーレブルー

 この馬もエスポワールシチーほどではないですが、動きはなかなかいいですね。トロピカルロマンスと同じく2番手候補と思います。

パールグレイピアス

 追い切りは「B+」評価も限りなく「B−」。私の中では4番手評価です。

フィールドハーバー

 攻めは熱心に乗られているも、なかなか動きが良化しない。

 追い切りの動きはイマイチも、本数はこなしているので、若干の注意が必要か。

ブギウギ

 5日の追い切りはイマイチも、2月21日には坂路で52.6−12.9と脚力を見せる。我らが愛馬エスポワールシチーの敵ではないが、掲示板候補。

マッキーエヴァ

 なかともまあまあ。

メイショウキュロス

 追い切りの動きだけでは最下位候補筆頭。

メイショウニケ

 最終追い切りはジョッキー追いであることを考慮して、あまりいい動きであるとは思いませんが、本数は十分で、私の追い切り評価は「B+」です。しかし、6番手候補と思っています。

レジェルマン

 追い切りはCWで上がり13秒4と平凡です。
エスポワールシチー
なし
なし
トロピカルロマンス、バンブーレブルー
 はっきりいって勝つのはエスポワールシチーで決まりでしょう。2番手以下とは大きく差がある気がします。ここは本当に相手にも恵まれました。出走中半分は牝馬。そして当初お話していたように、有力騎手は東京で騎乗するため(安藤勝己騎手はお手馬がなく阪神ですが・・・。)、有力騎手に乗って欲しい有力馬は東京に遠征していますし、楽なメンバーで固まりました。

 このメンバーなら、はっきりいって勝ちたい!!

 私ほっさん投資馬初の新馬勝ちを決めて欲しい!!

●騎手は予想通り佐藤哲三騎手

 すでに当コラムで3月3日に幸英明騎手か佐藤哲三騎手と予想したとおり、佐藤哲三騎手で確定しました。

 最終追い切りにも乗って感触を確かめてもらいましたし、その追い切りの動きを見る限りでは、佐藤哲三騎手の手は合っていると思います。それほどいい動きでした。

 気になっていた安藤勝己騎手騎乗の良血馬でも出走してくるのかと思っていましたが(芝のマイルですし)、安藤勝己騎手はこのレースは騎乗がありません。

 ということは、騎手という面からしても、気になるのは、四位洋文、上村洋行、太宰啓介 各騎手あたりで、佐藤哲三騎手を確保できたことは、非常に大きなプラスと考えます。

 それにしても、私の愛馬は佐藤哲三騎手が多いです。師匠の佐々木晶三厩舎の馬はもちろん、関東馬だったロンドンシチー、フォレストシチー、マイセンシチー、そしてチャーミングシチーの幻のデビュー戦も佐藤哲三騎手予定でした(馬インフルエンザで開催中止になりましたが)。

 それらの特集でもお話していますように、佐藤哲三騎手は追える騎手ですし、私は騎手として非常に高く評価している騎手です。ただ、真面目過ぎますが。

 いい騎手を確保できましたし、あとはなんの不利もなく直線を迎えて欲しいものです。

これ以降3月8日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「高配含み」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬
マッキーエヴァ △△
ブギウギ
バンブーレブルー △△
パールグレイピアス
フィールドハーバー △△
トロピカルロマンス
エスポワールシチー
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
エスポワールシチー 3.0
マッキーエヴァ 5.1
パールグレイピアス 5.7
トロプカルロマンス 7.3
バンブーレブルー 7.8
ネヴァノウ 10.6
ブギウギ 13.4
以下15倍以上省略


堂々の1番人気予想!!当然ッ!!


 ファクターのところの、動きが◎(16頭中、最高評価)、出脚が○(16頭中2番手評価、1番手評価はネヴァノウ)になっていました。まさに、私が言い続けていた通り!!


デイリー馬三郎

予想印

◎ エスポワールシチー
○ マッキーエヴァ
▲ ブギウギ

以下省略


見解

 「栗東坂路で今週4F51秒8、ラストも12秒4。古馬並みの好時計をマークしたエスポワールシチーは、ゲートもスピードも非凡だ。◎に期待する。」

大阪スポーツ

本紙の狙い

 「◎エスポワールシチーの仕上がりが抜群だ。坂路でスタートから積極的に行って、ラストも12秒4。いきなりのマイル戦でも十分対応できそうだ。コース追いで動いたバンブーレブルー、メイショウニケが相手。」


 予想家の印
馬名 仕掛人
上田
STM
風岡
調教
松浪
本塁打
河合
POG
吉田
情報
西尾
闘券
難波田
本紙
杉本博
アグネスミヌエット
マッキーエヴァ
ブギウギ
ネヴァノウ
バンブーレブルー
パールグレイピアス
フィールドハーバー
トロピカルロマンス
メイショウニケ
エスポワールシチー

●各陣営のコメント

エスポワールシチー

 「ケイコを順調にこなし、時計も上々。走りからも素質を感じるし、初戦から楽しみ。」(上田助手・デイリー馬三郎)

 「時計も出ているし、ここまで順調に乗り込めた。気性も素直で初戦から。」(安達昭夫調教師・大阪スポーツ)

アグネスミヌエット

 「速い攻めは1本だけだが、牧場で乗り込んで体はできている。素直な気性で初戦向き。」(森本助手・デイリー馬三郎)

マッキーエヴァ

 「デビュー予定が延びたけど、スピードがあって追ってからもしっかり。攻め通りなら。」(野元昭調教師・デイリー馬三郎)

ブギウギ

 「動き、時計ともに水準級だし、仕上がりもまずまず。ケイコ通りなら楽しみはある。」(福留助手・デイリー馬三郎)

ネヴァノウ

 「ゲートは速い方だし、ひと追いごとに動きも良化。素直で前向きなので実戦タイプでは。」(河内洋調教師・デイリー馬三郎)

ウォルトンコクカ

 「だいぶ気の悪さは解消してきたが、攻め時計が詰まってこないからね。まずは使ってから。」(田島良保調教師・デイリー馬三郎)

メイショウキュロス

 「仕上がりは悪くないがまだ動き、ゲートともに目立たない。使いつつ良くなってくれば。」(武田博調教師・デイリー馬三郎)

バンブーレブルー

 「雰囲気は悪くないけど、まだ気性が幼いからね。レース慣れしてくればチャンスはある。」(佐藤助手・デイリー馬三郎)

パールグレイピアス

 「いくらか体に余裕はあるけど、攻めは動いており順調にきている。素質を感じるし楽しみ。」(西浦勝一調教師・デイリー馬三郎)

フィールドハーバー

 「体質の弱いところがあって入厩が遅れた。素質はありそうだが、パンとしてからでは。」(飯田雄三調教師・デイリー馬三郎)

トロピカルロマンス

 「ケイコの動きから走る雰囲気を持っている。芝向きのタイプで初戦から楽しみはある。」(西田助手・デイリー馬三郎)

シルキーライム

 「仕上がりは悪くないが、まだまだ気性が子供だし、ゲートの出もひと息。使いつつかな。」(鵜木助手・デイリー馬三郎)

メイショウニケ

 「ダートやウッドでは動かない。フットワークから軽い芝への適性があるので期待したい。」(高橋隆調教師・デイリー馬三郎)

レジェルマン

 「ケイコはまずまず動いて順調にきているが、まだ少し体に余裕がある。使いつつかな。」(斎藤助手・デイリー馬三郎)

シゲルアスパイヤー

 「この馬なりに攻め時計は詰めてきたが、まだ体質の弱さがあるからね。使いつつだろう。」(五十嵐忠男調教師・デイリー馬三郎)

ディリジェント

 「素直な気性でゲートも水準以上。ただ、追い切り本数が少ないので使いつつ良くなれば。」(武田博調教師・デイリー馬三郎)

●現地観戦いたします

 明日は、仕事で忙しい時期にあって、滅多にない週に1度の休みですので、口取りの権利は外れましたが、当然愛馬の応援に駆けつけます。

 どうやら、出資愛馬初の新馬戦1番人気になりそうですが、人気よりも欲しいのは結果です。勝てばスプリングステークスやニュージーランドトロフィーも見えてきます。とにかく、人気ばかりではなく、勝たなければいけません。なんだか、変なプレッシャーです。

 とにかく、まだ追い切りの動きや血統での予想ですが、馬は実戦に出ないとわからない面がありますので、遊びながらでも、不利を受けてでも、ハナ差でもいいから、とにかく勝って欲しい。ただの調教馬鹿でないことを祈るばかりです。

 しかし、常識的には、坂路でこれだけ動く馬は、未勝利クラスのレベルではないですから、初戦12着に敗れたものの、2戦目で勝ち上がり、3戦目の昇級戦はいきなり2着と結果を残している同期の愛馬アイオロスシチーのように、なにかの原因で敗れたとしても、すぐに巻き返せると思っています。


 昨年の2004年産出資馬4頭(ステップシチー、エクストラシチー、フォレストシチー、ディヴァインシチー)のうち、3頭が勝ち上がり、大成功でしたが、今年も2005年産出資馬6頭(ミッシェルシチー、チャーミングシチー、グレイスシチー、エスポワールシチー、アリュールシチー、アイオロスシチー)のうち、すでに出走した3頭(ミッシェルシチー、チャーミングシチー、アイオロスシチー)のうち2頭がすでに勝ち上がり、そして今回のエスポワールシチーは、すでに勝ち上がった2頭を凌ぐ動きで明日の初戦を迎えようとしています。

 私の自慢は、そのいずれの愛馬も勝って当然の高額馬でないことです。2005年産募集馬で1番奮発して購入したアイオロスシチーで募集総額1600万円の馬。今回のエスポワールシチーや、すでに勝ち上がったチャーミングシチーは募集総額1200万円のクラブ募集馬にしては格安の馬です。

 安くて損をしない馬の発掘を趣味としている私にとって、2年連続の成功は、自分の理論が正しいという自信になります。私が、購入馬に対して、母父(BMS)や預託厩舎、そして馬体の見方を詳しく知るようになってから、かなり高確率でいい馬に出会えるようになったと思っています。もちろん、そこには、いろいろなデータの収集や、本を読み漁りましたが、それらが生きてきていると感じられるのは、嬉しい限りです。

 さあ、その私が昨年から2005年産購入馬の中で1番期待していると常々お話していたエスポワールシチーがベールを脱ぎます。

 楽しみで仕方ありません。(私の中で2005年産購入馬の2番手評価だったアイオロスシチーは初戦大きくコケましたが・・・。)



 念のため、負けたときのフォローもしておきましょう(弱気?)。

 阪神芝1600mは、上記コース解説にもありますように、外枠不利。この不利な外枠を克服して圧勝するようなら、将来重賞はいただき!距離ロスで僅差で負ける可能性も0.00001パーセントあり得ます。

 次に、血統からは、ダート馬だと思っています。ですから、私は早くから本日土曜日のダート1800mがデビュー戦だと言ってきました。芝で走れば万々歳ですが、坂路であれだけの時計で走る馬は、相当な脚力ですから、力の要るダートなら、さらに凄いことになっちゃうのではないでしょうか。芝が走るかどうかは未知数です。


 ・・・と、書いてみたものの、やはりここでは相手にも恵まれましたし、勝つでしょう。心配なのは、まだ今年未勝利で絶不調の鞍上佐藤哲三騎手だけでしょうか。ちなみに今日も4鞍いいところなし・・・。

 いや、佐藤哲三騎手、このエスポワールシチーなら、捕まっているだけで勝てますよ。

これ以降3月9日に作成

●行ってきました!!

 今日は阪神競馬場のバックヤードツアーにも参加すべく、9時の開門に並びました。8時40分には並んでいたのですが、惜しくも少しの時間差で第2集団になってしまい、先着20名のバックヤードツアーは権利を取ることが出来ませんでした。

 愛馬エスポワールシチーの口取りの権利といい、少しここのところ勝負運が悪い気がします。でも、そんな小さなことより、愛馬の新馬勝ちの方が大切です。出走の13時までは相当時間がありましたが、ぶらぶらとしていました。

●パドック

 写真は撮影順。



12時33分の時点で、単勝2.8倍の1番人気!!予想されたこととはいえ、自分で購入した愛馬が芝の新馬戦で1番人気とは!!感激!!



エスポワールシチーとご対面。今日勝てばしっかりと書こうと思ったのですが、負けたので、結果論になりそうだから嫌なのですが、坂路で51秒8−12秒4の時計で上がる馬ですから、もっと凄い筋肉の鎧を身にまとっているのかと思いきや、意外にいうほど筋肉はついておらず、「えっ?」という印象でした。
しかし、私の目立てでは、管が枯れていて、全体的に脚元は丈夫そうに思いました。それがなにより。



なぜこの馬を撮影したかというと、1頭だけ落ち着かず、ずっと「ヒヒーン」といななきを繰り返して、しかもそれが16番の我らが愛馬エスポワールシチーのすぐ後ろにいるので、エスポワールシチーがテンション上がらないか心配でした。



我らが愛馬エスポワールシチー。正面から。



体の下半分は私の理想に近い馬体。



もうひとつ、同じアングルから。



今度は角度を変えて。後ろはうるさかったですが、エスポワールは落ち着いていて、気合乗りも良かったです。貫禄がありました。



ほぼ真横。



かなり引いて撮りました。



顔中心。



なになに?さっきもあった写真?いやいや、周回数が違います。



迫力満点の1番人気馬。



安達昭夫調教師。昨日は7頭出しも最高3着。しかし、その7頭の内4頭が掲示板。今日は出走3頭全て掲示板。勝てないまでも、確実に稼いでいます。これだけ次走優先出走権を持っていると、固め勝ちの予感。がんばれ!!



この時点で今年まだ未勝利の佐藤哲三騎手。このあと横断幕にある田中剛騎手に粘られて2着を許してしまいます。



やはり佐藤哲三騎手はシチーの勝負服が1番似合っていますよね。武豊騎手が着ていると違和感があるのは私だけでしょうか。



「今日こそは勝てますように。」お祈りする佐藤哲三騎手。この祈りが通じて勝つのですが、それは本日の10Rの話です。



佐藤哲三騎手はうつむいているシーンが多かったですね。



馬はあっち、騎手はこっち。意思疎通は大丈夫なのか。


●まずはこれをご覧ください。


おおっと、16番(エスポワールシチーは16番)が1着で確定してる!! ・・・っと思いきや、1つ前の5Rのものでした。ハハハ。

●本馬場入場


本馬場入場直後のエスポワールシチー。



まだまだ馬が若く、集中できていませんでした。

●レース

 スタートは水準以上と見ていたエスポワールシチーですが、今日は水準クラスの出でした。

 ここからが問題なのですが、やはり私が昨日懸念していたように、外枠発走が災いして全然内に入れず、終始外々を回る展開になります。阪神芝1600mは、コース改修前に、外枠が大きく不利ということで、有名なコースでしたが、改修後も上記コース解説のところにも書いていますように、改善は見られますが、まだまだ内枠有利に変わりありません。ましてや、開幕2週目の絶好の馬場コンディション。内が有利に決まっています。

 ハナはパドックで1頭ずっと雄たけびを上げていたバンブーレブルー(気性的に行かないと仕方がないのでしょう。)、2番手にはブキウギ、3番手にはメイショウニケがつけます。我らが愛馬エスポワールシチーも気合をつけ前をうかがいますが、6番手になります。

 開幕2週目ですから、前につけるのは当然で、外目とはいえ、いい位置にいるな、とは思っていました。


 2番手につけていたブギウギは3角手前で早くもついていけずに脱落。エスポワールシチーは外目からグイグイと着を上げていきます。勝負どころでも、しっかりとついていけていましたし、私はなかなかセンスがあると思いました。

 4角は絶好の位置につけ、しかも手応えも十分だったことから、勝ちを確信しましたが、意外に他馬を突き放すような伸びはなく、ジリジリと伸びるだけです。

 確実に伸びて1頭ずつ前は捉えていくのですが、コーナーワークを使って枠順を上手く使い、最内から一気に先頭に踊り出たマッキーエヴァの脚色はなかなか鈍りません。

 前を捕まえるどころか、逆に残り200mを切ったところで、鞍上四位洋文騎手の最内1番枠馬アグネスミヌエットに並ぶ間もなく交わされ、3位でフィニィッシュします。

 正直スローな展開でしたし、好位につけていたわけですから、すんなり勝って欲しかったのですが、あのジリ脚では、やはり私が前日懸念していたように、ダート適性の方が高いような気がしてなりません。

 父コールドアリュールも、芝もそこそここなすのですが、やはりダートの方が破壊力が違います。


 ただ、1番人気だっただけに3着という結果は残念な気がしますが、16頭立ての芝の新馬戦で3着、しかもファンに後押しされての1番人気というのは、非常に価値があると思っています。ましてや、負けた馬は瞬発力のある牝馬で、時計がかかり、直線ヨーイドンの競馬には強いものです。さらに1、2着馬は最も有利な1枠の両馬。道中も距離ロスなく走っていましたし、少なくとも1/2馬身先着を許した2着馬とは、単に枠の内外の差だけです。

 時計的にいいわけは出来ませんが、490キロという大型馬ですし、やはり500キロを超えて2戦目で一変したアイオロスシチーのように、叩いた次走の変わり身を期待します。



またまた、懲りずにゴール前を連射してみたので、ご覧下さい。


内に1頭抜け出している馬を捉えようとするピンクの帽子の1番人気エスポワールシチー。



連射2枚目。


この写真だと、ピンクの帽子(エスポワールシチー)が勝っているように見えます。



多少の審議のあとの確定直後。こうやって見てもいまだ外枠が不利なことが良くわかります。

●時計の評価

 新馬戦とはいえ、今回の勝ち馬の走破時計1分37秒6良は平凡なものです。スローで上がりの競馬になったので、時計が出ないのは当然ですが、それでも開幕2週目で芝は青々としており、時計の出る馬場での平凡な時計で勝ち切れなかった愛馬エスポワールシチーは、未勝利を勝つ能力は十分に感じられましたが、やれ重賞だ、GTだというのは禁句のような気がしました。

 4角では好位につけ、手応えも抜群だったことから、「勝った!」と思いましたが、そこからジリジリとしか伸びず、切れる牝馬2頭に屈する形になりました。

 もちろん、その2頭以外の馬には、3馬身以上きっちりと千切っていますが、圧勝してもおかしくないほどの平凡な勝ち時計でした。

 ただ、先にも書きましたように、初戦12着に破れ、2戦目で一変して優勝した愛馬アイオロスシチーのように、大型馬は2走目でがらりと変わるかもしれませんし、佐藤哲三騎手がレース後におっしゃっているように、まだ集中力を欠き、本気で走っていません。

 次走を見るまでは、評価をするのは早いでしょう。

これ以降3月10日に作成

●レース後の騎手・調教師のコメント

アグネスミヌエット(1着)

 「返し馬で行きたがっていたのでビュンビュン行ってしまうのかと思ってましたが、ゲートもゆっくりと出てくれたし、道中もリラックスして走ってました。直線はいい脚を使ってくれましたね。切れます。体は小さいけどパワーもあります。」(四位洋文騎手・ラジオNIKKEI)

マッキーエヴァ(2着)

 「内々でうまく脚を溜めれて、直線はうまく抜け出せたと思ったけど。負けたけどセンスのいい走りをする馬だよ。」(田中剛騎手・デイリー馬三郎)

 「賢い馬で、内々でいい感じで運べました。抜け出してからも頑張ってくれて、勝ったかなと思ったんですが、勝ち馬の決め手が1枚上でしたね。」(田中剛騎手・競馬ブック)

エスポワールシチー(3着)

 「外枠で前に馬を置けなかった分、他馬を気にして集中力を欠いていた。その影響が直線で伸び切れなかった原因かな。」(佐藤哲三騎手・デイリー馬三郎)

 「正攻法のレースはできたし、それほど前と離されていないけど、外枠の分、脚をタメ切れなかった感じ。まだ初めてのレースで集中し切れていない面もあったし、これでレースを覚えてくれれば。」(佐藤哲三騎手・競馬ブック)

 「正攻法のレースができた。ただ、外枠でプレッシャーをかけながらの競馬でタメきれなかったし、集中力のあるほうでもないからね。レースを覚えてくれば、切れる脚を持っているし、すぐチャンスはある。」(佐藤哲三騎手・ギャロップ)



ほっさんコメント

 ギャロップ誌だけが、いいことを書いてくれていたので、皆さんに紹介したくて、600円払いました(笑)。もし、たいしたことが書いてなければ、チラッと立ち読みして、立ち去るのですが。

パールグレイピアス(4着)

 「テンから気合を入れ通しで、道中は前に進んでいかなかった。それでも最後は良く伸びているし、距離が延びても良さそう。」(津村明秀騎手・デイリー馬三郎)

バンブーレブルー(5着)

 「いいスピードを見せてくれたけど、手前の替え方もぎこちなかったし、時折集中力を欠いていた。その辺りが解消してくれば。」(浜口楠彦騎手・デイリー馬三郎)

●専門誌のレース評価

アグネスミヌエット(1着)

 「キチッと仕上がっていたし、返し馬での気配も抜群に良く見えた。後方から直線で外に出す際、他馬に迷惑をかけたが、最後は弾かれたように素晴らしい伸び。」(競馬ブック)

マッキーエヴァ(2着)

 「マズマズの仕上がり。内の中位で追走。直線も最内から。すり抜けるようにして渋太く伸びる。」(競馬ブック)

 「中団の内、内から。行きっぷり自体はよく、馬群でジッと我慢。直線でラチ沿いの狭いスペースを抜け出してくる。惜しくも2着だが、デビュー戦としては収穫の多い内容。」(ギャロップ)

エスポワールシチー(3着)

 「直線半ば、馬群の中から抜け出したところを外から一瞬にしてこられた。まだ馬体は少し緩い感じ。」(競馬ブック)

 「好位の外から運び、残り3F手前からスムーズに前との差を詰める。ムチにしっかりと反応して馬場の中央から先頭に踊り出ようとしたが、2着馬には最内、勝ち馬には大外と離れたところを台頭される。」(ギャロップ)

パールグレイピアス(4着)

 「余裕残しだったが、活気十分で好気配。直線では馬込みを捌きながら差を詰めたが、上位とは水が開いてしまっていた。」(競馬ブック)

 「勝負どころで内めを立ち回り、直線で横に広がる攻防にに加わる。差のある4着とはいえ、しぶとく脚を伸ばした。」(ギャロップ)

バンブーレブルー(5着)

 「パドックでは最後を周回し、馬っ気を出す。走りのフォームにも若さを感じたが、直線の坂を迎えて一杯になってからもバテることなく踏み止まって、入着を果たす。」(ギャロップ)

●今後の展望

 今回の時計は平凡で、芝でどうなのかというのはありますが、内容的には、勝ちに行く競馬で目標にされて交わされたものであり、かつ、後ろの馬とは3馬身も差を空けていることから、悲観はしていません。

 また、競馬ブック誌がおっしゃっているように、まだ馬体が緩く、大型馬の叩き1走目というのは、得てしてこうやって取りこぼすことが多いものです。

 今回叩いたことにより、馬体が引き締まり、馬に集中力がついてくれば、さらに上昇することは間違いないでしょう。

 ただ、坂路の追い切りが凄すぎただけに、多少課題評価をしていた事実はあると思います。正直もっと凄い時計で、後続を千切るかと思っていました。

 とはいってもこのクラスでは水準以上の内容です。まずはきちっと勝ち上がり、その後、次のことを考えればいいでしょう。


 次走は優先権を持っていますし、おそらくまた芝を使うと思われますが、仮に掲示板を外すようなことがあっても、出走頭数の少ないダートには出走することができると思いますし、血統からもダートは間違いなく走るでしょう。


 新馬戦3着。将来有望ではありませんか。

●最後に

 同じ日に、未勝利戦を戦っていた2億2050万円の美浦・藤沢和雄厩舎所属のダノンマスターズは、この時期未勝利でもがいており、今回も10頭立てという少頭数ながら、6着と掲示板を外してしまいました。

 その馬主には申し訳ないですが、競馬は高額の良血馬が必ず走るとは限りません。今回のエスポワールシチーのように、友駿ホースクラブで牡馬なのに募集総額1200万円という1口馬主クラブの馬としては安価な馬でも、新馬戦で1番人気に支持されるのですから、競馬は奥が深いです。

 私の個人的趣味は、安くてそこそこ走る馬の発掘・購入ですから、今回のエスポワールシチーの購入には、大いに満足しています。

 「だったら、何口も買えばいいじゃん。」

 とおっしゃる方もいらっしゃるでしょうが、軍資金に余裕もありませんし、なにより、どんないい馬でも、例えば昨日亡くなったサンアディユのように、事故や故障があるかも知れません。ですから私は、基本的には、購入馬は1口ずつと思っております。


 さて、新馬戦は3着と好走したエスポワールシチーですが、同じく新馬戦を2着と好走した先輩(アドバンスシチーやセゾンシチーなど)の中には、まだ勝利に至っていない馬もいます。エスポワールには次走できっちりと決めてもらいたいものです。


 最後に、自分勝手なことを1つ。今回、愛馬エスポワールシチーは、いまだ1度も口取り式に出たことのないかわいそうな私ほっさんのために、次走に口取りを取っておいてくれたのだと、勝手に思って納得しています。勝って欲しいのは間違いないですが、滅多に愛馬の出走と休みが合わない私にとって、1番人気馬の口取りの権利を非当選除外で逃したことは、痛恨の極みです。

 エスポワールの次走も休みが合えば、必ず口取りの権利を申し込んで、競馬場に行きます。きっと次は決めてくれることでしょう。


 今回、私のこのサイトに、様々な方がエスポワールシチーで検索していらっしゃいました。当サイトが検索エンジンでひっかかるということは、かなり昔から、私がエスポワールシチーのことをここで取り上げていたからに他なりません。

 検索エンジンは、私たち個人サイトでは、1週間に1回もロボットが回ってきたらいい方で、昨日今日書かれた内容は拾い出すことは出来ません。

 私は、昨年6月の2歳馬デビューの時から、このエスポワールシチーとアイオロスシチーで新馬勝ちを狙っていると歌い上げ、ずっとちょこちょこと書き込んできました。

 残念ながら、両馬とも、新馬勝ちはなりませんでしたが、私の期待通りの活躍をしてくれています。そのことで、多くのエスポワールシチー、アイオロスシチーの保護者や興味のある方にご訪問いただき、新たな出会いがあったことに、私は感激しています。


 以前からこのサイトを愛読してくださっている皆様、今回初めて来られた皆様、このエスポワールシチーは必ずそこそこまで行く馬です。これからもご一緒に応援し、一喜一憂いたしましょう。


 今年の1月16日に立ち上げた今回のエスポワールシチーのデビュー戦特集はこれでお終いです。

 次回またなにか情報が入りましたら、第2戦の新特集を立ち上げます。次回も休みが合えば、競馬場で観戦リポートをするつもりです。また、次走でお会いしましょう。

最後までご愛読ありがとうございました

2008年1月16日作成 21日、2月6日、14日、20日、22日、26日、27日、3月3日、5日、6日、8日、9日、10日加筆

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