私は他人の予想や印はほとんど見ないし、気にしない人間なのですが、いつも書いていますように、何人かは信頼できると思っている予想家(TM)がいます。競馬ブック誌の中野秀幸TMやスポニチ(関西)の柏原TMなどがそうですが、競馬ブックの西村敬TMも信頼している(予想に興味がある)予想家の1人です。
これらの人に共通するのは、単勝が1倍台の1番人気馬でも、来ないと思えば切れる勇気と洞察力です。
予想家の中には、やたらと武豊騎手の馬に◎印を打っている人や、◎が並んでいる馬には、必ず◎を打つような考えの浅い人、また逆にだれがどう見てもディープインパクトが勝つのに、わざと無印にするような宝くじのような予想をする人など、私の嫌いなタイプの予想家が多い中、彼らは違います。
彼らと穴馬が一致したときなどは、心強いこと。そんな西村敬TMが本日発売の競馬ブック誌の狙い馬の欄で、我らが愛馬エスポワールシチーを推挙してくださっています。
「(中略)精度の高い予想を心掛けたい。エスポワールシチー(3歳未)前走は勝ち馬が強過ぎた。気配は更に上向き。」
ということで、何百頭といる今週の出走予定馬の中から、エスポワールシチーだけを挙げてくださいました。更に、精度の高い予想を心掛けたいということで、精査していく中で、1番固いと判断されたのでしょう。こんなに心強いことはありません。
さすがにもう未勝利も残り僅かなので、エスポワールシチーには、皆の期待に応えて、圧勝して欲しいですね。
前走前 6月18日 栗東坂路 良 仕掛
佐藤哲三
4F 55.8
3F 40.1
2F 25.7
1F 12.9
7月9日 栗東坂路 重 一杯
佐藤哲三
4F 54.5
3F 38.8
2F 24.7
1F 12.5
7月16日 小倉ダート 良 馬ナリ
佐藤哲三
4F 59.2
3F 42.7
1F 11.9
7月9日、まだ出走ではないのですが、一杯に追われました。これは順調ならではのもので、非常に好感が持てます。前走内容といい、次走は確実に勝ち負けですから、楽しみです。
また、4本連続で佐藤哲三騎手が跨って、調教をつけてくれているのも有難いことです。これは強くなるはずです。
7月16日、早目に小倉に入厩して準備は万全です。直前輸送などでしたら、輸送疲れが心配ですが、すでに小倉入りしていて、この動きなら、当然激アツですね。毎回調教をつけてくれている佐藤哲三騎手にも大感謝。この馬には、ずっと主戦として乗り続けて欲しいです。私ほっさんの追い切り評価は「B+」で十分力の出せる状態と見ます。
馬名 | 前走騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アイアングリーン | 小牧太 | 6/14 未勝利 | 中京芝1200 | 9 | 4 | 4 | 5 | 9 | 3 | ||
アキノシャドー | 白坂聡 | 5/25 未勝利 | 中京芝2000 | 16 | 10 | 8 | 8 | 6 | |||
5 | ウェザーヘルム | 初出走 | |||||||||
1 | エスポワールシチー | 佐藤哲三 | 6/21 未勝利 | 阪神芝1400 | 2 | 4 | 6 | 5 | 2 | 3 | B+ |
1 | エリモラフィーネ | 渡辺薫彦 | 7/06 未勝利 | 阪神芝1200 | 3 | 6 | 4 | 5 | 5 | 7 | |
タガノバンビーノ | 藤岡佑介 | 4/06 未勝利 | 阪神ダ1400 | 13 | 6 | 6 | |||||
トミーラヴ | 岩田康誠 | 12/01 未勝利 | 阪神芝1200 | 4 | 3 | 6 | |||||
ナリタスカーレット | 中舘英二 | 6/28 未勝利 | 福島芝1200 | 10 | 1 | 5 | 3 | 2 | 6 | ||
1 | パカパカグランプリ | 武豊 | 6/29 未勝利 | 阪神芝1600 | 3 | 2 | 4 | 3 | |||
フェンウェイバード | 船曳文士 | 6/29 未勝利 | 阪神ダ1400 | 11 | 15 | 11 | 12 | 9 | 7 | ||
フレッシュホーラー | 松田大作 | 4/27 未勝利 | 福島芝1200 | 11 | 15 | 14 | 14 | ||||
ブギウギ | 浜中俊 | 6/07 未勝利 | 中京芝1200 | 14 | 3 | 4 | 8 | 10 | 9 | ||
1 | ブルーミングガール | 浜中俊 | 6/29 未勝利 | 阪神ダ1400 | 5 | 5 | 7 | ||||
ホッコーマイクイン | 渡辺薫彦 | 6/15 未勝利 | 中京芝1200 | 9 | 14 | 14 | 12 | 13 | 7 | ||
マサマロ | 田村太雅 | 5/17 未勝利 | 京都ダ1200 | 9 | 12 | 8 | 11 | 18 | 8 | ||
マッキーエヴァ | 野元昭嘉 | 6/21 未勝利 | 阪神芝1400 | 8 | 11 | 5 | 5 | 11 | 2 | ||
マッキーケインズ | 川島信二 | 7/06 未勝利 | 阪神ダ1800 | 13 | 10 | 7 | 7 | 15 | 8 | ||
ムーヴ | 福永祐一 | 7/06 未勝利 | 阪神ダ1200 | 7 | 6 | 6 | 11 | 9 | 6 | ||
メイショウフェーヴ | 幸英明 | 6/21 未勝利 | 阪神ダ1200 | 6 | 8 | 12 | 3 | 5 | 7 | ||
ラガートップラン | 鮫島良太 | 5/25 未勝利 | 中京芝1200 | 11 | 10 | 9 |
スタート地点は向正面直線の2コーナーのポケット。小倉競馬場は2コーナーのところが最高部になっており、スタート後200mほど下る。
3コーナーまでの直線距離も479mになり、前半からかなりのスピードが出るコース形態になっている。
3〜4コーナーのスパイラルカーブでもあまり速度が落ちないため、スピード能力で一気に押し切れるタイプに向いている。
特にサクラバクシンオー産駒は強い。
ただし、4コーナーから最後の直線に入る際のコーナーリングは案外難しい。加速がつきすぎると外に振られてしまう。
多頭数で外からマクろうとする場合は、かなりの距離ロスを覚悟しなければならない。しかし、馬場の内側が悪化してきた開催後半ならばそれでもいい。
外差し馬場でのズブズブ決着で、大波乱ということもよくある。
基本的には逃げ、先行馬が有利だが、とにかく馬場状態がカギ。
それによって展開、有利な枠順は変わる。
有利な枠順 馬場状態に左右 有利な脚質 逃げ、先行 ポイント 馬場状態、サクラバクシンオー産駒が強い 種牡馬ベスト サンデーサイレンス、サクラバクシンオー、タイキシャトル 連対騎手ベスト 武豊、安藤勝己、小牧太、福永祐一、池添謙一 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 2歳新馬 1分10秒3 1分10秒7 1分11秒6 2歳未勝利 1分10秒0 1分10秒9 1分11秒1 2歳500万 1分10秒0 1分10秒5 2歳オープン 1分09秒9 1分11秒6 1分10秒6 3歳新馬 1分10秒6 1分11秒1 3歳未勝利 1分09秒6 1分10秒3 1分10秒7 1分12秒7 3歳500万 1分09秒6 1分09秒9 1分11秒3 古馬500万 1分09秒2 1分10秒1 1分10秒5 1分10秒4 古馬1000万 1分08秒6 1分08秒8 1分09秒8 1分09秒4 古馬1600万 1分07秒9 1分09秒2 古馬オープン 1分08秒0 1分08秒0 1分09秒3
我らが愛馬エスポワールシチーが、競馬ブック誌の追い切りピカイチに掲載されていました!!
このコーナーは毎週、水曜、木曜の追い切りの中から、素晴らしい動きの馬を数頭ピックアップしているコーナーですが、滅多に愛馬は登場しません。では全文をどうぞ。
(16日小倉ダート)先週ビシッとやっているので今週は上がり重点だったが、それにしてもスピードの乗りが良く、直線は実に軽快な動きで駆け抜けた。体つきも良く、更に調子を上げている。
というわけで、競馬ブック誌ではべた褒めですね。
馬名 | 騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アスールグロリオ | 藤岡康太 | 5/31 未勝利 | 中京芝1200 | 7 | 13 | 8 | 13 | 10 | 9 | ||
インダストリアル | 上村洋行 | 6/15 未勝利 | 中京芝1200 | 13 | 4 | 8 | 3 | 10 | 5 | ||
エイシンチーター | 田中健 | 3/29 未勝利 | 阪神芝1800 | 16 | 15 | 7 | 9 | 4 | |||
エイユーフェアリー | 石橋守 | 6/07 未勝利 | 中京芝1200 | 15 | 12 | 7 | 13 | 14 | 10 | ||
エスポワールシチー | 佐藤哲三 | 6/21 未勝利 | 阪神芝1400 | 2 | 4 | 6 | 5 | 2 | 3 | B+ | |
キャプテンルビー | 武豊 | 初出走 | |||||||||
ケイエスファガー | 難波剛健 | 初出走 | |||||||||
ダノンパース | 川田将雅 | 6/08 未勝利 | 東京ダ2100 | 16 | 11 | ||||||
トウショウサムディ | 幸英明 | 初出走 | |||||||||
ドリームガールズ | 川島信二 | 6/22 未勝利 | 阪神ダ1200 | 10 | 9 | 交 | 15 | 9 | 7 | ||
フレッシュホーラー | 飯田祐史 | 4/27 未勝利 | 福島芝1200 | 11 | 15 | 14 | 14 | ||||
ブギウギ | 浜中俊 | 6/07 未勝利 | 中京芝1200 | 14 | 3 | 4 | 8 | 10 | 9 | ||
プリズム | 芹沢純一 | 4/26 未勝利 | 福島芝1800 | 9 | 8 | 8 | 13 | 6 | 17 | ||
ホッコーマイクイン | 赤木高太郎 | 6/15 未勝利 | 中京芝1200 | 9 | 14 | 14 | 12 | 13 | 7 | ||
マイアイビギニング | 太宰啓介 | 6/14 未勝利 | 中京芝1200 | 7 | 9 | 9 | 16 | 6 | 4 | ||
マッキーサマンサ | 野元昭嘉 | 4/20 未勝利 | 阪神ダ1800 | 9 | 12 | 11 | 5 | 10 | 5 | ||
ランラン | 安藤光彰 | 6/08 未勝利 | 中京芝1200 | 7 | 16 | 16 | 13 | ||||
ローテコスミオン | 鮫島良太 | 6/28 未勝利 | 阪神ダ1400 | 8 | 5 | 8 | 4 | 10 | 4 |
騎手の太字は乗り替わり
馬名 | 追い切り日 | コースと 馬場状態 |
強さ | 騎乗者 | 追い切り時計 | 評価 |
---|---|---|---|---|---|---|
アスールグロリオ | 7月16日 | |||||
インダストリアル | 7月16日 | |||||
エイシンチーター | 7月16日 | |||||
エイユーフェアリー | 7月16日 | |||||
エスポワールシチー | 7月16日 | 小倉ダ良 | 馬ナリ | 佐藤哲三 | 4F59.2−11.9 | B+ |
キャプテンルビー | 7月16日 | |||||
ケイエスファガー | 7月16日 | |||||
ダノンパース | 7月16日 | |||||
トウショウサムディ | 7月16日 | |||||
ドリームガールズ | 7月16日 | |||||
フレッシュホーラー | 7月16日 | |||||
ブギウギ | 7月16日 | |||||
プリズム | 7月16日 | |||||
ホッコーマイクイン | 7月16日 | |||||
マイアイビギニング | 7月16日 | |||||
マッキーサマンサ | 7月16日 | |||||
ランラン | 7月16日 | |||||
ローテコスミオン | 7月16日 |
競馬ブック
短評は「大駆警戒」
予想家の印
二重△は△△で処理
馬名 長岡利 山田理 西村敬 ドリームガールズ △ ダノンパース △△ ○ ▲ エスポワールシチー ◎ ◎ ◎ ブギウギ △ プリズム △△ インダストリアル ○ △ △△ キャプテンルビー △ △ ケイエスファガー ▲ マイアイビギニング △ △ △ エイシンチーター ▲ ○
あとは無印
予想オッズ
以下15倍以上省略
馬名 予想オッズ エスポワールシチー 2.8 ダノンパース 6.4 エイシンチーター 6.9 キャプテンルビー 7.3 インダストリアル 7.6
スピード指数
馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価 ドリームガールズ 62 9 14 34 ローテコスミオン 53 49 41 35 ダノンパース 18 18 エスポワールシチー 66 66 65 66 アスールグロリオ 61 33 59 61 ブギウギ 62 52 62 57 プリズム 67 36 42 67 マッキーサマンサ 57 45 50 51 インダストリアル 73 69 62 51 ランラン 57 13 15 57 フレッシュホーラー 56 21 56 40 ホッコーマイクイン 58 43 19 56 キャプテンルビー ケイエスファガー トウショウサムディ エイユーフェアリー 65 59 59 55 マイアイビギニング 67 24 56 58 エイシンチーター 62 56 62 47
デイリー馬三郎
予想印
◎ エスポワールシチー
○ ブギウギ
▲ インダストリアル
以下省略
見解
「福島遠征などで一時は疲れも見られた◎エスポワールシチーだが、前走あたりから体調を持ち直している。資質的に1F短縮も問題なし。順当に決める。」
エスポワールシチー(2着)
「立て直した効果があって、調教でも精神面で自信を取り戻したような走りをしてくれていたからね。パンパンの良馬場だったらもっと走りやすかっただろうし、これで軌道に乗ってくれば。」(佐藤哲三騎手・競馬ブック)
「ケイコで追うごとに馬が自信をつけてきた感じ。走ることに気持ちが向いてきたね。この馬場でよく走っていると思うし、良馬場ならもっとやれたと思う。今日は勝ち馬が強かったけど、今後が楽しみだよ。」(佐藤哲三騎手・ギャロップ)
「好位のインでロスのないレース運び。前も楽に行っていた分、掴まえることはできなかったが、2着はしっかり確保」(競馬ブック)
「自在に動ける脚質。好位の内目をキープ。勝ち馬が抜け出した後、最内から脚を伸ばして2番手に浮上。」(ギャロップ)
エスポワールシチー
「前々走あたりは少しトモを痛めていたし、前走ぐらいはやれる馬。もう何とかしたい。」(竹垣厩務員・デイリー馬三郎)
2着がなんだとか、そんなことはどうでもいい。エスポワールシチーに順当に勝って欲しい!!ただそれだけ。
これだけ各専門誌で支持されている馬でも、土曜日のダブルダンスシチーのように、馬は生き物なので、なにがあるかわからない(愛馬ダブルダンスシチーは19日、1番人気に支持されるも8着敗退)。
ただ、馬場のいいコンディションで内枠の2枠4番を取れたこともラッキーだし、早めの滞在でコンディションもばっちり。負ける要素は見当たらない。
相手も前走掲示板に載った馬は1頭もいない。
ただ、マイネルスケルツィや、スイープトウショウの下といったPOGでも広く指名されていたであろう有力馬の下や、あのGT2勝馬ダイイチルビーの仔がいたりと、血統だけなら豪華なメンバー。特にそのダイイチルビーの下は初出走で武豊騎乗と得体が知れないだけに、気持ちが悪い。
とにかく未勝利末期。2着じゃためなので、とにかく勝って我われを安堵させて欲しい。ただそれだけ。
どんな勝ち方でもいい、勝って欲しい。そうでないと困る。
エスポワールシチー
しらん
わからん
なんでもいい
能力があるのはだれしもが知るところなのに、ここまで5戦勝ち切れなかった我らが愛馬エスポワールシチー。未勝利末期になり、万が一にもここで掲示板を外すとかなりの確率で引退という崖っぷちの中、かろうじて勝ち上がってくれました。
私はここを目標に早くから小倉入りし、万全の態勢でレースに臨んでくれた、しかも、当初予定だった19日の2Rが相手強しと見るや否や、急遽20日の6Rに変更してくれた安達昭夫調教師に感謝感謝です。
しかし、私が最も感謝しているのは、5週連続で調教に跨ってくれて、まだまだ若いエスポワールシチーにレースだけではなく競馬を丹念に教え込んでくれた佐藤哲三騎手です。
佐藤哲三騎手は某掲示板などでよく叩かれていますが、私は信頼する騎手の1人です。もちろん、人間ですから失敗することもあります。少しの差で勝ちを逃すこともあるでしょうが、少なくともこのエスポワールシチーに関しては、全力で育て上げていただいたと思っています。彼の存在なしに、エスポワールシチーの今日の優勝はなかったでしょう。
中には、武豊騎手や安藤勝己騎手なら、もっと早く勝ち上がっていたというようなことをいう人もいるかも知れませんが、私はそうは思いません。佐藤哲三騎手がここまでしていただけなかったら、今日のこの日はなかったような気がします。
これからも、私はエスポワールを知り尽くしている佐藤哲三騎手にずっと乗り続けて欲しいと思っています。
ありがとう佐藤哲三騎手、安達昭夫調教師!
18頭もの多頭数。そして我らが愛馬エスポワールシチーはかなり内枠の2枠4番ということで、開幕馬場で最高の枠を引きましたが、万が一出遅れれば終わってしまう危険な枠からのスタートとなります。
ところが、スタートダッシュに失敗!パッと見は12番手辺りに位置していました。
外で携帯電話のテレビ中継で見ていたのですが、かなり嫌な予感がしました。
しかし、押して押してなんとか前に取りつきます。かなり押していましたので、直線バテるのではないかと思いました。
取り合えずエスポワールシチーが二の脚の速い馬で良かったです。この馬の大きな魅力は好位に取りつける先行力です。これはレースにおいて、とんでもない大きな武器になりますからね。
で、上手く内の開いているところをスルスルと上がって行きます。かなりの脚をここで使っているんですけどね・・・汗。これもたまたま内が開いていたのでよかったですが、開いていなかったらと思うとゾッとします。
ハナは川田将雅騎乗の3番人気のダノンパース(結局かなり渋太く2着)、2番手はホッコーマイクイン(結局14着)、3番手は人気の一角エーシンチーター(結局18着)という展開になります。これらが、かなり速いペースでレースを引っ張ります。
後方スタートとなった我らが愛馬エスポワールシチーですが、3〜4コーナー中間地点では、4番手の最内の絶好位に位置します。あと心配なのは、直線のスタミナだけです。
ハイペースながら、ハナを切り気分良く逃げていたダノンパースが直線を向いても脚色が衰えず、後続は離されます。唯一そこに食い下がったのが、断トツ1番人気の我らが愛馬エスポワールシチーですが、やはりスタート直後にかなりの脚を使っていましたので、なかなかダノンパースの前に出ることができません。
勝負は完全に2頭が抜け出し、後続は離されます。
そのまま変わらないのか、と思われたゴール直前にエスポワールシチーがアタマだけ抜け出しフィニッシュ。かなり際どい結果になり写真判定になりました。ただ、テレビで見ている限りでは、エスポワールシチーが優勢に見えました。
写真判定もやはり”4番”ということで、ここに見事エスポワールシチーの初優勝と相成ったわけでございます。
正直、スタート直後のこともありましたし、直線では、「負けた」と思いました。
最後までハラハラドキドキさせてくれる”馬主の心臓に悪い馬”です(笑)。
今回のエスポワールシチーの勝ち時計1分08秒5良は、小倉芝1200mの3歳未勝利戦の過去10年間の平均勝ち時計が1分09秒6良ですから、なかなかいい時計といえますが、レースがハイペースで流れたことと、開幕馬場で芝が抜群の状態だったことを加味すると、平均的だったと言うべきではないでしょうか。
しかし、決して悪い時計ではなかったです。
エスポワールシチー(1着)
「1200メートルは少し忙しかったし、まだ集中し切れていない面がある。でも、今日は最後までフワッとせずに踏ん張ってくれたし、徐々に精神面の成長が窺える。滞在で落ち着いていたこともあったと思う。まだ良くなる余地があるし、500万でも楽しみ。」(佐藤哲三騎手・競馬ブック)
「この距離は少し忙しかったけど、今日は能力でなんとかなった。まだ他馬を怖がったりソラを使ったりしているけど、以前より確実に成長しているし、まだまだ良くなってきそうだよ。」(佐藤哲三騎手・デイリー馬三郎)
ダノンパース(2着)
「ゲートをスッと出たし、二の脚も速かったですね。距離が一気に短くなったことでペースに戸惑う面はありましたが、3角から落ち着いて流れに乗れましたし、直線も最後まで渋太く頑張ってくれました。短い距離はいいですね。」(川田将雅騎手・競馬ブック)
ランラン(3着)
「1完歩目が遅くてスッと行けないが、終いは確実に脚を使う。状態も良くなってきたし、上昇気配が窺える内容だった。」(野口調教助手・競馬ブック)
アスールグロリオ(4着)
「前より馬が良くなっていましたし、終いまでしっかり粘ってくれました。今日は前の2頭(エスポワールシチーとダノンパース)が強かったけど、前で運ぶ形が合っていますね。」(藤岡康太騎手・競馬ブック)
ほっさんコメント
「強くてすみません。」
インダストリアル(7着)
「あまり器用さがないし、最後は差してきているが、前も止まらないからね。それに、時計も速かったから。」(上村洋行騎手・競馬ブック)
ほっさんコメント
「時計が速くてすみません。これでもまだ力を出し切っていません。」
エスポワールシチー(1着)
「馬体増は小倉滞在の分、太目感はなかった。脚捌きは多少硬かったが、二の脚で好位につけ、4角でスムーズに外へ出す。粘るダノンを寸前で捉えた。」(競馬ブック)
ダノンパース(2着)
「2走目、芝で一変。いいトビをしていた。仕掛けて前に行きハナを譲らなかった。外へモタれ加減も手応えは十分。最後の最後まで抵抗。」(競馬ブック)
ランラン(3着)
「チークピーシズ。出脚がつかずに後方の内目。コースロスなく回ってきて直線内に突っ込んで伸びてくる。」(競馬ブック)
今後、小倉に残って古馬と1戦を交えるのか、放牧に出されるのかはわかりませんが、今日のゲートからのスタートダッシュで負けていることからも、レース後の佐藤哲三騎手のコメントからも、この1200mが決していい馬ではありません。ベストは1400m。1800mまでが守備範囲だと思っています。
ですから、今後短いところは芝1200mと芝1800mしかない小倉で走らせるのか、阪神まで待つのかということになるでしょうが、馬房の都合等で、得意の阪神まで待つのではないでしょうか。その方が現地に応援にも行けますし、口取り式も出られるので、私としてはありがたいです。
以前にもエスポワールシチーの特集でお話しましたが、この馬は私の有力愛馬の中で、どの馬もいない特殊なコースを走れる期待馬です。
愛馬の総大将ステップシチーは芝の中長距離。ダブルダンスシチーとディヴァインシチーはダートのマイル。アイオロスシチーとエクストラシチーはダートの短距離と、私の有力愛馬は芝の短いところを得意とする馬がいません。
このエスポワールシチーは、芝の短いところを走れますから、私の中で、本当に楽しみな馬の1頭です。そんなこともあり、また栗東の坂路で51秒台の時計を計時できる脚力があるということもあり、この馬にはどうしても勝って欲しかった。
そんな期待の愛馬がようやく勝てました。正直、私ほっさん初の購入馬(無料提供馬オペラシチーを除く)による夢の新馬戦勝ちできる馬と思っていましたが、新馬勝ちところか、勝ち上がるまでに6戦も要してしまいました。
昨年もこの時期、有力愛馬であるダブルダンスシチーが勝ち切れずにヤキモキしていましたが、ダブルダンスシチーは7月の最終週、エスポワールシチーは、その1週前になんとか勝ち上がってくれました。
昨年勝ち上がりまでに10戦と苦労していたダブルダンスシチーもその後は急成長を遂げ、今では1000万クラスでも2着に来るほどの活躍ぶりです。
ですから、勝ち上がりに苦労したから弱いなどということはありません。このエスポワールシチーは戦ってきた相手が違います。前走唯一後塵を拝したタマモナイスプレイは、その次の古馬混合の昇級戦をアッサリとクリア。1戦で500万クラスを卒業しました。その前に敗れたタガノエルシコも今は1000万クラスの馬です。
このように、強い馬とガチでやり合って負けるのは仕方がありません。今日のように、雑魚相手に取りこぼさなければそれでいいのです。
今日のレースは2番人気は武豊騎乗のGT2勝馬の仔キャプテンルビーでしたが、17着に沈みました。重賞2勝馬マイネルスケルツィの下エイシンチーターは18着、スイープトウショウの下トウショウサムディは15着と、キラ星のごとく超超良血馬が参戦していたわけですが、引導を渡す結果となってしまいました。それらの馬主の方には、申し訳ありませんが、私は巨人の上原投手ではないですが、雑草魂で、安価でたいした血統ではないのに強い馬を探すことを生きがい(単に貧乏なだけですが)にしていますから、今日のレースは痛快でした。
エスポワールシチーは、これからどこまで出世するかわかりませんが、素晴らしい能力と素質を持った馬です。今日の勝利もまだ真剣に走っていませんから、これから成長して、愛馬ステップシチーのように、1000万クラスで勝ち負けできるところまで行って欲しいと思います。皆さんから見れば「あれ?随分小さい目標じゃないの?」と言われるかも知れませんが、私はいつも安価で3勝できる馬が目標ですから、それさえクリアしてくれれば自分としては十分嬉しいです。
しかし、この馬のデビュー前もお話しましたが、この馬が募集総額1200万円というのは、超お買い得でしたね。母はブライアンズタイムの3勝馬ですし、初仔ですし、父も母も年齢も若く力がありますし。
本当にいい馬に巡り合えました。昨夏、今年はアイオロスシチーとエスポワールシチーで新馬勝ちを狙いますと大きく謳っていたので、それ自体は達成できませんでしたが、両馬とも勝ち上がってくれてホッとしています。とりあえず、まだ自分の相馬を曇っていないようなので、また安くて3勝できそうな馬の発掘に全力を尽くします。
最後になりましたが、たくさんの応援、お祝いメッセージありがとうございました。私の方は先月産まれたチビちゃんの世話も増え、HPの更新が滞ってばかりで、お返事もまだできていませんが、多くの方とご一緒に喜びを共感できて、倍の幸せを感じています。
このエスポワールシチーはまだまだ優勝の喜びを我われ馬主に運んでくれる馬です。これからの活躍に期待します。
いつまでもがんばれ!エスポワールシチー!
2008年 6月21日 第5戦 3歳未勝利 阪神芝1400m (2着/4番人気) 写真多数付き 現地レポート
2008年 5月 3日 第4戦 3歳未勝利 京都芝1600m (6着/2番人気)
2008年 4月20日 第3戦 3歳未勝利 福島芝1800m (5着/1番人気)
2008年 3月29日 第2戦 3歳未勝利 阪神芝1400m (2着/1番人気)
2008年 3月 9日 デビュー戦 3歳新馬 阪神芝1600m (3着/1番人気) 写真多数付き 現地レポート