8月10日 小倉11R 秋吉台特別 芝1200m 混合戦に特別登録しました。フルゲートは18頭。登録頭数は30頭です。
正直、除外の権利のないエスポワールシチーは出走は微妙と思われ、私も海外に住んでいる姪っ子が遊びに来ていて忙しいこともあり、特別登録表の作成はいたしませんでした。しかし、めでたく出走にこぎつけました。追い切りの動きが絶好だっただけに、この出走は嬉しいですね。
前走の特集でも取り上げましたが、あまり予想家の印を信用しない私が珍しくその印を信用している競馬ブック誌の西村敬TM。その西村敬TMが前走前に週刊誌で唯一”今週の推奨馬”に我らが愛馬エスポワールシチーを単独指名!そして見事予想を的中されました。
何が凄いって、これはレースの6日も前の月曜日の話。まだ、どのレースに出走するかも定かではない時点での話です。
あんまり嬉しいのでもう1度前走前の競馬ブック誌西村敬TMの記事を掲載します。
「(中略)精度の高い予想を心掛けたい。エスポワールシチー(3歳未)前走は勝ち馬が強過ぎた。気配は更に上向き。」
前走時は、何百頭といる今週の出走予定馬の中から、エスポワールシチーだけを挙げてくださいました。更に、精度の高い予想を心掛けたいということで、精査していく中で、1番固いと判断されたのでしょう。見事な予想でした。
・・・で、今回週間競馬ブックを見ますと、秋吉台特別の第1回特別登録完了馬30頭の予想印の中に、1つだけ◎が!!それがまたしても西村敬TMでした。
他の予想家が◎を打っていてもそんなに気にならないのですが、彼や重鎮の中野秀幸TMが厚い印を打ってくれていると、なんだか激アツモードにモード移行してしまいます。
他の予想家は△と低評価もものが多かったですし、ギャロップ誌は全員△評価でした。
これはまだ、8月6日の素晴らしい追い切りの前の段階ですので、思い切った印だと思いますが、他の予想家も、6日のエスポワールの追い切りの動きを見て、印を打ち変えてくるのではないでしょうか。
しかし、月曜日の時点で、ここまで評価してくれる人がいるというのも嬉しい限りです。
まずは、前回特集の記事です。
我らが愛馬エスポワールシチーが、競馬ブック誌の追い切りピカイチに掲載されていました!!
このコーナーは毎週、水曜、木曜の追い切りの中から、素晴らしい動きの馬を数頭ピックアップしているコーナーですが、滅多に愛馬は登場しません。では全文をどうぞ。
(16日小倉ダート)先週ビシッとやっているので今週は上がり重点だったが、それにしてもスピードの乗りが良く、直線は実に軽快な動きで駆け抜けた。体つきも良く、更に調子を上げている。
というわけで、競馬ブック誌ではべた褒めですね。
ここまでが、前走の特集で書いた記事ですが、今回も同じコーナーにエスポワールシチーの名前が掲載されていました!!
(6日小倉ダート)前走後も小倉に滞在しているが、一段と動きが良くなり、スピード感溢れるフットワークで駆け抜けてラスト1F11秒4。毛ヅヤもピカピカで体調はかなり良さそう。
というわけで、絶賛していただいています。前走よりも斤量が2キロ軽くなって、動きが更に良くなったということは、もしかして、1戦でこのクラスとおさらば??期待しちゃいます。
前走前 7月16日 小倉ダート 良 馬ナリ
佐藤哲三
4F 59.2
3F 42.7
1F 11.9
8月3日 小倉ダート 良 馬ナリ
上野翔
5F 71.2
4F 56.1
3F 41.0
1F 11.8
8月6日 小倉ダート 良 仕掛
佐藤哲三
5F 67.4
4F 53.5
3F 38.5
1F 11.4
8月3日、本番では乗ることもないであろう、上野翔騎手に追い切って貰っています。前走のステップシチーも本番は藤岡佑介騎手なのに、最終追い切りは北村友一騎手だったんですよね。
本番騎手ではない騎手に追い切って貰えるのは、強い馬の特権ですよね。それでジョッキーも経験になるし、大抵は助手さんよりは追い方が上手いのできっちりと調教を吸収することができますし。いやぁ、幸せ。段々と強くなる気がします。
8月6日、前走の終いでも凄いと思ったのに、今回は最後少し仕掛けられただけで、上がり11秒5です。これって、ウッドチップや芝のコースじゃないですよ、ダートでこの上がりです。もちろん、全体の時計は少し楽していますから、そこばかりを喜んでもいられませんが、なかなかこの上がりは出ませんよ。追い切りもいい動きをしますし、案外ダートの鬼なのではないでしょうか。前走は「B+」評価でしたが、前走よりも強く追えていますし、終いも抜群です。これは間違いなく「A」評価のものです。というわけで、私ほっさんの追い切り評価は「A−」の完全な仕上がりです。
こういうときに、本番で不利なんか受けるとシラケるんですよね。力を出し切って欲しい。
スタート地点は向正面直線の2コーナーのポケット。小倉競馬場は2コーナーのところが最高部になっており、スタート後200mほど下る。
3コーナーまでの直線距離も479mになり、前半からかなりのスピードが出るコース形態になっている。
3〜4コーナーのスパイラルカーブでもあまり速度が落ちないため、スピード能力で一気に押し切れるタイプに向いている。
特にサクラバクシンオー産駒は強い。
ただし、4コーナーから最後の直線に入る際のコーナーリングは案外難しい。加速がつきすぎると外に振られてしまう。
多頭数で外からマクろうとする場合は、かなりの距離ロスを覚悟しなければならない。しかし、馬場の内側が悪化してきた開催後半ならばそれでもいい。
外差し馬場でのズブズブ決着で、大波乱ということもよくある。
基本的には逃げ、先行馬が有利だが、とにかく馬場状態がカギ。
それによって展開、有利な枠順は変わる。
有利な枠順 馬場状態に左右 有利な脚質 逃げ、先行 ポイント 馬場状態、サクラバクシンオー産駒が強い 種牡馬ベスト サンデーサイレンス、サクラバクシンオー、タイキシャトル 連対騎手ベスト 武豊、安藤勝己、小牧太、福永祐一、池添謙一 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 2歳新馬 1分10秒3 1分10秒7 1分11秒6 2歳未勝利 1分10秒0 1分10秒9 1分11秒1 2歳500万 1分10秒0 1分10秒5 2歳オープン 1分09秒9 1分11秒6 1分10秒6 3歳新馬 1分10秒6 1分11秒1 3歳未勝利 1分09秒6 1分10秒3 1分10秒7 1分12秒7 3歳500万 1分09秒6 1分09秒9 1分11秒3 古馬500万 1分09秒2 1分10秒1 1分10秒5 1分10秒4 古馬1000万 1分08秒6 1分08秒8 1分09秒8 1分09秒4 古馬1600万 1分07秒9 1分09秒2 古馬オープン 1分08秒0 1分08秒0 1分09秒3
馬名 | 騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アンクルトップ | 石橋守 | 7/19 有田特 | 小倉芝1200 | 12 | 7 | 1 | 2 | 3 | B+ | ||
エスポワールシチー | 佐藤哲三 | 7/20 未勝利 | 小倉芝1200 | 1 | 1 | 2 | 6 | 5 | 2 | A− | |
エーシンコンファー | 和田竜二 | 3/30 君子蘭 | 阪神芝1400 | 14 | 1 | 15 | 13 | 1 | B− | ||
オレンジシュプール | 鮫島良太 | 7/12 舞子特 | 阪神芝1400 | 8 | 15 | 12 | 8 | 10 | 1 | B− | |
カシノテンカ | 野元昭嘉 | 7/06 青葉城 | 福島芝1200 | 6 | 10 | 11 | 17 | 1 | 4 | C | |
クロズキン | 幸英明 | 7/26 500万 | 小倉芝1200 | 4 | 4 | 6 | 6 | 13 | 14 | B− | |
ゴールドネオ | 酒井学 | 7/27 有明特 | 小倉芝1200 | 6 | 11 | 10 | 13 | 1 | 5 | B− | |
シティポス | 小牧太 | 7/26 500万 | 小倉芝1200 | 6 | 10 | 10 | 9 | 9 | 4 | B− | |
シンデレラマン | 上村洋行 | 7/19 有田特 | 小倉芝1200 | 10 | 2 | 4 | 2 | 3 | 5 | B− | |
テイエムセッペトベ | 太宰啓介 | 4/13 500万 | 阪神芝1400 | 11 | 11 | 9 | 5 | 14 | 地 | C | |
トップガンヒーロー | 浜中俊 | 4/29 地方 | 名古ダ0800 | 1 | 1 | 1 | 9 | 7 | 11 | C | |
トーホウベルサイユ | 渡辺薫彦 | 7/19 有田特 | 小倉芝1200 | 5 | 17 | 11 | 交 | 7 | 9 | C | |
フィクシアス | 田辺裕信 | 7/13 500万 | 福島芝1200 | 2 | 2 | 6 | 9 | 9 | 3 | B+ | |
プリンスヤンクス | 高橋智大 | 4/27 500万 | 福島芝1200 | 5 | 9 | 4 | 15 | 10 | 10 | D | |
ホウライパレード | 船曳文士 | 6/07 500万 | 中京芝1200 | 15 | 15 | 交 | 16 | 8 | 7 | C | |
ホクテンミラー | 芹沢純一 | 6/01 未勝利 | 中京芝1200 | 1 | 6 | 3 | 15 | 10 | 2 | B− | |
マホロバ | 川島信二 | 1/20 500万 | 京都ダ1800 | 10 | 10 | 15 | 10 | 9 | 11 | C | |
メラトニン | 吉田隼人 | 7/26 500万 | 小倉芝1200 | 2 | 1 | 15 | 1 | 3 | 2 | C |
表中の着順が赤色のものは、1000万クラスでの成績 騎手の太字は乗り替わり
馬名 | 追い切り日 | コースと 馬場状態 |
強さ | 騎乗者 | 追い切り時計 | 評価 |
---|---|---|---|---|---|---|
アンクルトップ | 8月6日 | 栗東DW良 | 強め | 佐久間寛志 | 6F82.3−11.9 | B+ |
エスポワールシチー | 8月6日 | 小倉ダ良 | 仕掛 | 佐藤哲三 | 5F67.9−11.5 | A− |
エーシンコンファー | 8月6日 | 栗東坂路良 | 一杯 | 助手 | 52.7−12.9 | B− |
オレンジシュプール | 8月6日 | 栗東坂路良 | 強め | 鮫島良太 | 55.1−12.7 | B− |
カシノテンカ | 8月6日 | 美浦南W良 | 仕掛 | 助手 | 5F69.2−12.8 | C |
クロズキン | 8月6日 | 小倉ダ良 | 一杯 | 助手 | 5F67.6−12.7 | B− |
ゴールドネオ | 8月7日 | 栗東B良 | 一杯 | 助手 | 4F53.4−11.9 | B− |
シティポス | 8月7日 | 小倉ダ良 | 馬ナリ | 攻手 | 4F54.2−11.7 | B− |
シンデレラマン | 8月6日 | 栗東坂路良 | 馬ナリ | 助手 | 計測不能−13.1 | B− |
テイエムセッペトベ | 8月6日 | 栗東坂路良 | 一杯 | 助手 | 15.3−14.6−13.8 | C |
トップガンヒーロー | 8月6日 | 栗東DW良 | 一杯 | 助手 | 6F81.1−13.2 | C |
トーホウベルサイユ | 8月6日 | 栗東坂路良 | 一杯 | 助手 | 計測不能−13.3 | C |
フィクシアス | 8月6日 | 小倉ダ良 | 一杯 | 田辺裕信 | 6F85.6−12.2 | B+ |
プリンスヤンクス | 8月6日 | 小倉ダ良 | 馬ナリ | 高橋智大 | 5F72.1−12.7 | D |
ホウライパレード | 8月6日 | 栗東坂路良 | 一杯 | 助手 | 54.3−12.9 | C |
ホクテンミラー | 8月6日 | 栗東坂路良 | 一杯 | 助手 | 54.0−13.1 | B− |
マホロバ | 8月6日 | 栗東坂路良 | 一杯 | 小林慎一郎 | 53.7−13.7 | C |
メラトニン | 8月6日 | 栗東DW良 | 一杯 | 助手 | 5F65.6−13.4 | C |
競馬ブック
短評は「波乱含み」
予想家の印
二重△は△△で処理
馬名 長岡利 山田理 西村敬 トーホウベルサイユ △△ △ △ クロズキン △ △△ ゴールドネオ △ エスポワールシチー ◎ △ アンクルトップ △ シンデレラマン ○ △ シティボス ▲ ○ ○ メラトニン ◎ △△ ◎ フィクシアス △ △ △
あとは無印
おおっと、月曜日の特別登録の時点ではエスポワールシチーに◎をつけてくれていた西村敬TMが心変わり!!しかし、山田理子TMは本命印!!
予想オッズ
以下15倍以上省略
馬名 予想オッズ メラトニン 2.9 シティボス 6.3 エスポワールシチー 7.5 シンデレラマン 8.8 クロズキン 9.6 エーシンコンファー 11.8 トーホウベルサイユ 13.1
スピード指数
馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価 マホロバ 55 43 52 50 テイエムセッペトベ 72 72 68 58 トーホウベルサイユ 81 51 67 81 プリンスヤンクス 89 55 69 67 クロズキン 80 68 69 79 ゴールドネオ 83 69 64 73 エーシンコンファー 78 42 32 66 エスポワールシチー 67 65 66 67 オレンジシュプール 75 72 61 66 ホクテンミラー 67 38 64 63 アンクルトップ 72 64 56 72 トップガンヒーロー 70 57 55 45 カシノテンカ 75 63 72 66 ホウライパレード 70 59 57 63 シンデレラマン 88 83 71 70 シティボス 77 67 60 76 メラトニン 82 82 62 82 フィクシアス 84 78 75 77
デイリー馬三郎
予想印
◎ シンデレラマン
○ クロズキン
▲ エスポワールシチー
以下省略
見解
「前走の◎シンデレラマンの敗因は、距離ではなく、外枠で好位置を取れなかったことにある。本質的には少し時計のかかる競馬が向き、最終週の荒れた馬場なら反撃が濃厚だ。好位から差す○、▲が相手。」
エスポワールシチー(1着)
「1200メートルは少し忙しかったし、まだ集中し切れていない面がある。でも、今日は最後までフワッとせずに踏ん張ってくれたし、徐々に精神面の成長が窺える。滞在で落ち着いていたこともあったと思う。まだ良くなる余地があるし、500万でも楽しみ。」(佐藤哲三騎手・競馬ブック)
「この距離は少し忙しかったけど、今日は能力でなんとかなった。まだ他馬を怖がったりソラを使ったりしているけど、以前より確実に成長しているし、まだまだ良くなってきそうだよ。」(佐藤哲三騎手・デイリー馬三郎)
「馬体増は小倉滞在の分、太目感はなかった。脚捌きは多少硬かったが、二の脚で好位につけ、4角でスムーズに外へ出す。粘るダノンを寸前で捉えた。」(競馬ブック)
エスポワールシチー
「滞在競馬で馬体減りもないし、いい感じで来ている。昇級戦でもそこそこやれそうだね。」(竹垣厩務員・デイリー馬三郎)
マホロバ
「気性的に難しいので転向はあきらめたが、障害練習の効果はあると思う。仕上がりも良好。」(矢作芳人調教師・デイリー馬三郎)
テイエムセッペトベ
「放牧を挟んだが、小柄な牝馬で仕上がりは良好。非力なタイプだけに小倉の馬場は合う。」(松井助手・デイリー馬三郎)
トーホウベルサイユ
「前回の内容からも小倉は合うみたい。具合は引き続きいいし、輸送で馬体が減らなければ。」(加用正調教師・デイリー馬三郎)
プリンスヤンクス
「ケイコの動きは良かったし、年齢的な衰えは感じなかった。460キロ台で競馬ができれば。」(高橋智大騎手・デイリー馬三郎)
クロズキン
「以前は極端な競馬しかできなかったが、だいぶ脚質に幅が出た。あとは絞れてくれれば。」(山口助手・デイリー馬三郎)
ゴールドネオ
「前走でも内を突いて差は詰めていた。出来は変わりないので差し脚が決まる展開なら。」(服部助手・デイリー馬三郎)
エーシンコンファー
「じっくり立て直した効果か、以前より落ち着きがあるし、動きも良化。前々で運べれば。」(大渡助手・デイリー馬三郎)
オレンジシュプール
「カイ食いがひと息で1週延ばした。掛かり気味に追走するから千二がプラスに出れば。」(松田国英調教師・デイリー馬三郎)
ホクテンミラー
「前走後は短期放牧へ。帰厩後も順調で体も太くはない。当日イレ込まなければ昇級戦でも。」(小谷助手・デイリー馬三郎)
アンクルトップ
「前走は発馬後手で、4角も外々を回る不利。馬場も悪かったし仕方ない。まともなら。」(田宮助手・デイリー馬三郎)
トップガンヒーロー
「以前よりも馬は良くなっているが、今回は久々の中央戦。楽に先行できればいいが・・・。」(福留助手・デイリー馬三郎)
カシノテンカ
「前走はもう少しうまくさばけていればと思わせる内容だった。展開次第で楽しみはある。」(杉田助手・デイリー馬三郎)
ホウライパレード
「イレ込む馬だがこの中間は短期放牧に出して良化した。落ち着きを取り戻したのがいいね。」(堀部助手・デイリー馬三郎)
シンデレラマン
「小回りは少し忙しそうだが、現級なら力は上位。コースも2走目だし、変わり身を期待。」(坂口正則調教師・デイリー馬三郎)
シティボス
「前走は時計が速過ぎたが、終いの脚は良かったからね。上積みはあるし展開が向けば。」(山本助手・デイリー馬三郎)
メラトニン
「立て直した前走があと一歩の内容。叩いた今度は踏ん張りが増すと思うので楽しみ。」(佐藤助手・デイリー馬三郎)
フィクシアス
「今週の動きは軽快だったが、熱発の影響で少し太めが残っている。今回は地力に期待かな。」(田辺裕信騎手・デイリー馬三郎)
アンクルトップ
デビューから3着2着1着と来て未勝利脱出。しかし、それはダートでの話。芝は前走1回走ったのみだが、12着と大敗。時計も54キロで1分08秒6良。エスポワールシチーの前走は56キロで1分08秒5良で今回は54キロ。追い切りもエスポワールシチーの方が良く、基本的に逆転不可能。
しかし、エスポワールシチーには及ばないものの、こちらも追い切りの動きはかなりいいですね。ヒモ穴。
エスポワールシチー
前走は断トツの1番人気でマークされる存在ながらも、見事に他馬のマークを振り切り人気に応える。今回昇級して斤量は前走マイナス2キロ。動きも更に良くなり、連勝ムード。
追い切りの動きだけならオープン級。ただし、1200mは少し忙しい。
エーシンコンファー
新馬戦勝ちの実力馬。昇級後ダート2戦は大敗。しかし、2月24日のこぶし賞は雪の影響で当日芝からダートにコース変更になる不運。
ということで、前走、勝った新馬戦以来の芝のレースでは1番人気に支持。しかし、ここでも14着に大敗。時計も阪神芝1400mで1分23秒6良とエスポワールシチーの前々走1分22秒7稍重と比べても見劣る。
4カ月半休養して立て直し、さて今回どうか。順調なエスポワールには敵わないと思いますが。
追い切りの動きは悪くないものの、終いの伸びはひと息。ただし、一杯に追えているのは好感。
オレンジシュプール
前走は阪神芝1400mで1分22秒5良の8着。今回はそのときと同じ斤量52キロ。我らが愛馬エスポワールシチーは阪神芝1400mの持ち時計は1分22秒7稍重。そのときの斤量は56キロで、今回は54キロ。
能力でエスポワールシチーの勝ち!
追い切りの動きは冴えないですが、本数はこなしており、無視は出来ない存在。
カシノテンカ
降級組だが、降級した前走の500万特別では6着も平凡な内容。
ただ、芝1200mは最も得意な距離。1度このクラスを勝っているように、実績は1枚上。要注意。
しかし、追い切りの動きでは水準以下。
クロズキン
前走は4番人気4着といっても、勝ち馬からは0秒1の僅差。そして走破時計も小倉芝1200mで1分07秒9良と優秀。ただ、エスポワールシチーは前走小倉芝1200mで1分08秒5良と時計では負けているものの、斤量がそのときよりも2キロ減。逆転は可能と見ます。
動きはなかなか。終いがエスポワールシチーとはかなり差がありますが、軽視は禁物。
ゴールドネオ
前走は小倉芝1200mで1分08秒4良の6着。元々このクラスの勝ち馬で降級組だが、前走の時計からもエスポワールシチーの方が上と見ます。終いの切れる馬で、前から行くエスポワールにとっては、嫌なタイプ。前崩れの展開になれば、出番か。
追い切りも一杯に追えていて伸びも上々。
シティポス
前走は佐藤哲三騎手が騎乗し、小倉芝1200mで6着、走破時計も1分08秒1良で決して悪くない。しかし、佐藤哲三騎手はエスポワールシチーを選んだ!!そりゃ、あれだけ丹念に毎週追い切りに乗って育てた馬。能力は十分過ぎるほど分かっておられるし、佐藤哲三騎手がエスポワールを選んだことからも、互角ではあるが、能力や将来性はエスポワールなのだろう。
追い切りも短くて軽いのが1本と他馬に比べて軽すぎる。動きはそんなに悪くないのだが。
シンデレラマン
1000万クラスでも2番人気2着と実績は文句なくナンバーワン。
しかし、降級してからは4着10着と大敗。前々走が阪神芝1400m、前走が小倉芝1200mというのは、エスポワールシチーと同じ。走破時計ではシンデレラマンが阪神芝1400mが1分22秒0良、小倉芝1200mが1分08秒6良、エスポワールシチーは前者が1分22秒7稍重、後者が1分08秒5良で、エスポワールシチーはそこから斤量が2キロ減になることからも、怖い存在ではない。
追い切りは計測不能で良くわからないが、終いもイマイチで、馬なりと軽く、高く評価することはできない。
テイエムセッペトベ
500万クラスでは、着、時計ともさっぱりで頭打ち。ましてや4カ月の休養明け。
追い切り本数も少なく、動きも悪く、どう考えても上がり目なし。
トップガンヒーロー
JRAの未勝利戦を勝ち切れずに地方転厩。地方では格が違い2連勝であっという間に中央に再登録。しかし、中央では未勝利戦でもアップアップだったように、速い時計には対応できないのでは?
ただ、追い切りの全体の時計はかなりのもので、いつも終いの伸びを欠くが、このクラスなら、いずれはやれそう。もしかして、以前より相当パワーアップしているかも知れない。こればかりは、走ってみないとわからない。
トーホウベルサイユ
中央の未勝利戦では歯が立たず、地方交流に行って勝利。当然500万クラスでは厳しいと思われたが、前走17番人気の低評価を覆す驚きの5着。勝ち馬とは0秒1差。しかも時計も悪くない。
前走は人気もなく気楽な立場だったが、今回注目されてどうなのか。ここが真価を問われる場。
追い切りはメンバーの中で見劣る。
フィクシアス
長く上のクラスで善戦。1000万クラスで4着や3着があり、降級初戦の前走は当然2番人気。結果も2着とさすがと言える内容。
今回降級2戦目、人気の中心。
追い切りも動きも良く、長めを一杯に追われるなど好印象。あっさりもありうる。
プリンスヤンクス
父はあのミルジョージ。一体いつの馬なんだと思ったら、11歳。それでも前走も5着に来るのだから、さすがにミルジョージ。しかし、このメンバーでは・・・。
追い切りも全く動かず、大敗の予感。
ホウライパレード
ここ3戦は未勝利レベル以下の凡走。牡馬混合戦のここでは最下位候補。追い切りも地味。
ホクテンミラー
この馬も佐藤哲三騎手が前走で勝ち上げた馬。上記シティボス同様騎乗依頼はあったが、1番思い入れの強いエスポワールシチーを選んだ!!ということは!?
追い切りは本数を評価しての「B−」。動きだけなら「C」評価。そりゃ、佐藤哲三騎手もエスポワールを選びますよね。
マホロバ
前走は私が現地観戦した1月20日の京都ダ1800m。このときの勝ち馬は武豊騎乗のダブルダンスシチー。マホロバは10頭立て10番人気10着と名前の通り”ロバ”。
追い切り本数は多いものの、動きはまったく評価できない。
メラトニン
前走はこのクラス、このコースで1番人気2着。勝ち馬の決め手に屈しただけで、完全に勝ちパターン。そして着差はアタマ差。走破時計も1分07秒8良は断トツ。ハイペースを逃げ粘っており、能力は本物。ただし、斤量は前走よりも2キロ増。エスポワールシチーは逆に2キロ減なので、そこに逆転の可能性がある。
騎手は今年は小倉参戦の関東の騎手吉田隼人騎手。ここがポイント。不慣れな小倉は今年は割引材料。
そして、追い切りの終いの伸びの悪さも割引材料。
エスポワールシチー
フィクシアス
クロズキン
メラトニン、シティボス
正直、勝てるとまでは思っていませんが、勝って欲しいです。
上記、専門誌の印でご紹介しました我らが愛馬エスポワールシチーに本命印を打ってくれていた競馬ブックの山田理子TMが”自信の推奨馬”にエスポワールシチーを挙げてくれています。
Gエスポワールシチーは前走が着差以上の強さだった。あの組から次走で好走する馬が多く、メンバーのレベルも高かったよう。滞在でデキも良く勢いを重視。
ということで、評価されるってことは嬉しいですね。
我らが愛馬エスポワールシチーの馬体重は前走からさらにプラス2キロで調子の良さが窺えました。滞在しているのは正解ですね。スタートは普通ですが、押して押して好位につけます。
ハナはホウライパレード(結局9着)、2番手には1番人気のメラトニン(結局6着)、3番手にはテイエムセッペトベ(結局14着)がつけます。エスポワールシチーは4番手の中を追走します。
私は今回京都テレビを観戦していたのですが、レース前に解説の競馬ブック藤井嘉夫TMがこの節の小倉芝1200mは見事に差しばかりが決まっているとおっしゃっていましたが、そのままのレースになってしまいます。
前に行ったエスポワールシチーを含む4頭は、直線で後ろから来た馬に飲み込まれ、メラトニンの6着が最高でした。馬場と展開が向かなかったです。内の馬場も開催8日目でかなり痛んで来ていますし、外から来た馬が良く伸びていました。
エスポワールシチーは4角で前が開いたときは、「勝ったか!?」と思いましたが、そこからジリジリとしか伸びず、上がりは35秒6と前走より楽をしたにもかかわらず、前走よりも伸びませんでした。
それでも最後までそれなりに食い下がったのは評価できますし、過去最速上がりは前走の35秒2と切れるタイプではないだけに、やはり1200mは忙しいと言うのが1番の敗因でしょう。
前走よりも2キロ斤量が軽くなり、時計を詰められるか期待されましたが、
前走 33.3−35.2 1分08秒5良
今回 33.6−35.6 1分09秒2良
と、前半楽だったにもかかわらず、後半失速しています。
この原因は内の馬場が痛んできていることが1番だと思いますが、調子も上向きで負担斤量も軽くなっていることから、少し不満です。やはり、距離が短すぎる(忙しい)のではないでしょうか。
今回の勝ち時計は1分08秒7良ですから、勝てないレースではなかったですね。
フィクシアス(1着)
「小倉へ着いた際に輸送熱を出して、まだ万全の状態ではなかったんですが、終わってみれば力が違う内容でした。春に上のクラスでも好走していただけあります。」(田辺裕信騎手・競馬ブック)
クロズキン(3着)
「ゲートでバタバタしていた分、出はもうひとつでしたが、最初から終いに賭けるレースをするつもりでしたからね。内側の芝が荒れて、差が利くようになってきたのも良かったし、大分、安定感が出てきました。」(幸英明騎手・競馬ブック)
エスポワールシチー(7着)
「手応え良く運べていたし、昇級戦を考えると合格点をやれるね。まだ気性面に若さが残っているけど、これから成長してくると思うし、通用してくるはずだよ。」(佐藤哲三騎手・競馬ブック)
トーホウベルサイユ(12着)
「内目の荒れた馬場を気にしてスムーズにハミを取ってくれませんでしたからね。今日は内枠で厳しい競馬になりました。」(渡辺薫彦騎手・競馬ブック)
エスポワールシチー(7着)
「いい位置で手応えも悪くなかったが、追われて案外。少しクラス慣れが必要か。」(競馬ブック)
今回7着という結果でしたが、勝ち馬からは0秒5しか離されておらず、過去も最悪でも勝ち馬とは0秒6以内に食い下がっていることからも、相手なりに走る馬だと言えるでしょう。
しかし、前走よりも状態も良く、斤量も軽いにもかかわらず、時計を詰めることができなかったことは、この距離への限界のような気がします。やはりこの距離だと、最低でも終い34秒台で上がれる決め手がないと、厳しいと思います。
ベストは阪神の1400mですし、二の脚の速さから、ダートも面白いと思います。また、1600mも守備範囲だと思いますので、そのあたりですと、今日の昇級初戦の内容からも、このクラスの勝ち上がりは確実でしょう。
今回のレース後の騎手のコメントからも、敗因がはっきりとわかりますね。敗因ある負けで、私としては今回の結果に大変満足しています。ただ、真に強い馬なら、多少の難があっても、あっさり勝ちますが、現時点では、将来1000万クラス止まりの感があります。
しかし、まだまだ馬が若いですし、愛馬ダブルダンスシチーのように、グズグズだった馬が成長して3歳末には見違えるように変貌することも珍しくはありません。愛馬の総大将ステップシチーも4歳になるまでは、もどかしいレースが続いていました。
追い切りであれだけ動き馬ですから、素質は間違いないですし、開花すれば連勝もするかも知れません。また、後ろから差されにくいダートなら、一変するかも知れません。
まだ安達昭夫調教師も手探り状態ですし、楽しみな馬です。
昇級初戦で18頭立て7着、勝ち馬から0秒7差なら、全然悪いことないですよね。
ただ、この馬、追い切りで素晴らしい動きをすると、本番失速するんですよね(笑)。皆さんも馬券を買うときは、そのことを加味された方がいいですよ。
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