愛馬エクストラシチー 第26戦



昨年末以来、またしても”最終戦”告知が。

年が明ければ7歳で上がり目も考えづらくそろそろ最後の時は近い。

小倉までの長距離輸送にもかかわらず目一杯に追われており、馬格のないエクストラシチーにとって疲労は必至。

出走前から結果は明らか。


12月25日 小倉5R 500万下 ダート1000mに出走!!

9着/14番人気。


レース回顧と時計の分析を掲載。

年明けに引退が発表されました。

(2011年1月14日完結)

2010年12月22日 立ち上げ

●エクストラシチーの追い切り情報(12月22日作成)

前走前 11月25日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 強めに追う

助手
5F 65.6
4F 50.3
3F 37.4
1F 12.8[4]



12月22日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 一杯に追う

助手
5F 64.3
4F 50.9
3F 38.5
1F 13.0[4]
 12月22日、小倉までの長距離輸送が控えているにもかかわらず目一杯に追われています。馬格のないエクストラシチーです。正直、クラブ公式HPにも書かれているようにこれが最終戦。勝つ気は微塵もないなぁという感じです。
 私ほっさんの追い切り評価は「C」です。動きよりもこんな直前に目一杯に追われていることに疑問を持ちます。

●気になる出馬想定表

出馬想定表 12月25日 小倉5R 500万下 ダート1000m 全13頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アスタークリス
エクストラシチー 西田雄一郎 12/05 500万 小倉ダ1000 14 13 10 B−
エムオーゴールド
カシマチャンピオン
キクノベリータ
シゲカツワンダフル
ジョーモカ
セトノジャーニー
ドンマルゴー
フォレストルーラー
ヘイセイユニバース
メイショウヴァルナ
メジロライダー

●小倉ダート1000mコース解説

 小倉のダートの砂厚は8.5cm。滞在馬が調教で使用するため、札幌や函館と同じように他の競馬場より砂が深くなっている。 レース時の時計はそれほど極端にかからないものの、全般的には力のいるコースと言っていい。
 1000mのスタート地点は向正面直線の左端。2コーナーの出口からで、コースの最高部から発走する。3コーナーまでの距離は366m。スタート直後の下り坂を利して、テンからかなり速いスピードが出る。コーナー、最後の直線でもそのスピードは緩まず、行ったもの勝ち。500万クラス以下の下級条件が中心の番組ということもあり、人気の逃げ、先行馬がそのまま雪崩れ込む展開が多い。
 フルゲートは14頭。仮に大外枠を引いても問題はなく、むしろ内枠で先行できずにへこまされる方が怖い。1枠の成績が少し悪くなっている。
 アフリート、フォーティナイナー、ウォーニグ、フレンチデピュティ産駒が強い。
有利な枠順 1枠以外
有利な脚質 逃げ、先行
ポイント スタート、スピード能力
種牡馬ベスト アフリート、サクラバクシンオー、フォーティーナイナー
連対騎手ベスト 中舘英二、小牧太、福永祐一、池添謙一
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分00秒8 1分00秒7 1分01秒0 1分00秒2
2歳未勝利 1分00秒5 1分00秒0 1分00秒7 1分00秒1
3歳未勝利 1分00秒4 1分00秒6 1分00秒2 1分00秒4
古馬500万 59秒8 59秒4 59秒9 1分00秒0
古馬1000万 57秒5

これ以降は12月24日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 12月25日 小倉5R 500万下 ダート1000m 全14頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アスタークリス 太宰啓介 12/04 500万 小倉ダ1000 12 13
アドリーム 村田一誠 12/04 500万 小倉ダ1000 13 11 10
アベニールシチー 酒井学 12/07 交流 金沢ダ1500 14 12 11
エクストラシチー 西田雄一郎 12/05 500万 小倉ダ1000 14 13 10 B−
キクノアルバ 荻野琢真 12/11 500万 小倉ダ1000
ケイエスシンアカリ 武幸四郎 12/05 500万 小倉ダ1000 12 10 12 15
クレバーヒロイン 高倉稜  7/16 地方 荒尾ダ0950
サイモンラメール 田辺裕信 12/11 500万 小倉ダ1000 10 14 14 15
ショウナンナックル 松山弘平 12/11 500万 小倉ダ1000 11 14 14 16 12
デイズオブメモリー 藤岡康太 11/21 500万 福島芝1200 13
ナイアード 中舘英二 12/18 500万 小倉ダ1000 10
ノアライン 田中健 12/11 500万 小倉ダ1000 15 12
メイショウヴァルナ 西村太一 12/19 500万 小倉ダ1000 12
リーサムプライド 二本柳壮 12/12 企救5下 小倉ダ1700 11 12 16

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり。

●騎手は前走に引き続き西田雄一郎騎手

 西田雄一郎騎手は、1974年10月14日生まれの36歳。一応6年目の騎手である(詳細は後述)。

 高校卒業後、1995年、第11期生として競馬学校騎手課程を卒業しJRAの騎手免許を取得する。同期には青木芳之、矢原洋一、山本康志らがいる。美浦・境征勝厩舎所属の騎手としてデビュー。初騎乗は3月4日、中山競馬第12競走のグレイトスターオーで、15頭立ての5着。初勝利は5月6日の福島競馬第12競走のサクラファイターで挙げた。デビュー35戦目での事だった。同年は10勝を挙げ、民放競馬記者クラブ賞を受賞した。

 1996年7月6日、七夕賞でサクラエイコウオーに騎乗し重賞初制覇。

 1999年、道路交通法違反を繰り返したことを理由に、その責任を取る意味で騎手免許取り消しの申請を行い、同年10月1日付で免許取り消しとなった。その後、山元トレーニングセンターに勤務。

 6年後にJRAの2005年度の騎手免許試験を再受験して合格し、2005年3月から再びレースに騎乗している(当時所属は境征勝厩舎)。


 イケイケで攻めるタイプ。ズブい差し馬では暴れてしごく。好位から運ぶケースで成績が良く、差す場合はマクリ気味に動く。道中の当たりは意外と柔らかい。基本は裏開催回りで、夏は本開催の新潟で騎乗。芝・ダートは不問で、距離も幅広くこなす。勝つレースは単勝1000円以上がほとんどで魅力は穴に乗っている時。ただ、いつ激走するか読みづらい。


 2010年12月23日現在(以下同じ)JRA通算勝利数は145。勝率4.2パーセント、連対率8.4パーセント。騎乗馬に恵まれないこともあるが、正直寂しい数字である。重賞は1996年のサクラエイコウオー(七夕賞 GV)と2010年7月18日のケイティラブ(アイビスSD GV)の2勝。


 今週は土曜日に小倉で7鞍、日曜日も小倉で8鞍と人気だが、2009年は勝率2.8パーセントで12勝、2010年は12月23日現在勝率2.2パーセントで10勝とただでさえ低い通算成績よりも更に低く、寂しい数字である。


 ほっさん愛馬での騎乗は12月5日のエクストラシチー以来2度めだが、あまり相性が良いとも思わなかった。今回も人気通りになるのでは。

 ほっさん愛馬での成績

 2010年12月 5日 エクストラシチー 500万下 小倉ダート1000m 14着/13番人気

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「一角崩し」


予想家の印
馬名 米満浩 井上政 西村敬 CPU
アスタークリス △△
デイズオブメモリー △△
ノアライン
アベニールシチー
エクストラシチー
ナイアード
キクノアルバ
メイショウヴァルナ △△ △△
リーサムプライド
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ナイアード 2.6
キクノアルバ 3.0
メイショウヴァルナ 8.4
デイズオブメモリー 8.9
アスタークリス 12.7
ノアライン 14.6
アベニールシチー 15.0
リーサムプライド 22.4
中略
アドリーム 42.1
エクストラシチー 47.9




スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
アベニールシチー 70 67 57 50
エクストラシチー 70 37 56 37


デイリー馬三郎

予想印

◎ ナイアード
○ キクノアルバ
▲ ノアライン

以下省略

エクストラシチー、アベニールシチー共に無印

●各陣営のコメント

エクストラシチー

 「輸送を苦にするとは思えないが、この距離では忙しいかも。レースの流れに乗れれば。」(平井雄二調教師・デイリー馬三郎)

アベニールシチー

 「交流のここ2走は多少距離が長かったし、馬場も合わなかった。少し時計がかかれば。」(松水助手・デイリー馬三郎)

これ以降は2011年1月14日に作成

●レース 

 エクストラシチーのスタートは悪くないのですが、二の脚が遅くどんどんと後退。結局10番手の外を通走します。3角からスッーと上がってイイ感じですが、前も止まらず9着入線。距離不足のコースでもそんなに悪過ぎる走りではなく、得意の新潟ダート1200mならと期待させます。

●時計の評価

 今回のエクストラシチーの走破時計59秒6稍重馬場は、小倉ダート1000mの古馬500万舌クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが59秒4稍重馬場ですから、足りないものの、勝ち馬からも0.7秒しか離されておらず、全くダメということはないと思います。

 しかし、最初から引退ありきの出走なので回避されるほどの内容でもないでしょう。

●今後の展望

 最初から引退前提の出走で、正直即引退をしなければならない走りではなかったと思われますが、年明けに引退発表がありました。

●最後に

 というわけで、引退発表が出ましたので、最後の引退特集へと以降したいと思います。

最後までご愛読ありがとうございました。

2010年12月22日作成 24日、2011年1月14日加筆
エクストラシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2010年12月 5日 第25戦 500万下 小倉ダ1000m (14着/13番人気)

2010年11月 6日 第24戦 500万下 福島ダ1150m (10着/13番人気)

2010年10月23日 第23戦 500万下 福島ダ1000m (8着/12番人気)

2010年 7月17日 第22戦 500万下 新潟ダ1200m (9着/14番人気)

2010年 5月23日 第21戦 500万下 新潟ダ1200m(8着/12番人気)

2010年 5月 1日 第20戦 高田城特別 新潟ダ1200m (5着/14番人気)

2010年 3月28日 第19戦 500万下 中京ダ1000m (9着/10番人気)

2010年 3月 6日 第18戦 500万下 中京ダ1000m (7着/14番人気)

2010年 1月30日 第17戦 500万下 中京ダ1000m 若手騎手限定戦 (7着/13番人気)

2009年12月 2日 第16戦 JRA指定交流 アーバンステージ師走賞 大井ダ1200m (9着/13番人気)

2009年11月 1日 第15戦 500万下 東京ダ1300m (16着/13番人気)

2009年 9月21日 第14戦 500万下 新潟ダ1200m (7着/13番人気)

2009年 8月29日 第13戦 500万下 新潟ダ1200m (9着/14番人気)

2009年 7月 5日 第12戦 500万下 福島芝1200m (13着/15番人気)

2009年 5月17日 第11戦 湯沢特別 500万下 新潟芝1200m (16着/14番人気)

2009年 4月11日 第10戦 500万下 福島ダ1150m (10着/12番人気)

2009年 3月21日 第9戦 500万下 中山ダ1200m (13着/11番人気)

2009年 2月22日 第8戦 500万下 京都ダ1400m (16着/15番人気)

2008年11月30日 第7戦 500万下 京都ダ1200m (13着/12番人気)

2008年 8月 3日 第6戦 筑紫特別 500万下 小倉芝1200m (8着/9番人気)

2008年 7月20日 第5戦 500万下 小倉ダ1000m (11着/9番人気)

2007年 6月30日 第4戦 500万下 函館ダ1000m (4着/7番人気)

2007年 6月16日 第3戦 500万下 函館ダ1000m (7着/3番人気)

2007年 5月12日 第2戦 3歳未勝利 新潟ダ1200m 初優勝!! (1着/7番人気)

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