愛馬エクストラシチー 第5戦



1年ぶりの1戦7月20日小倉8R 500万下 ダート1000m 混合戦は、

11着/9番人気。

スタートは出遅れ、4角では減速のロス。

走破時計は悪くなく、ウォーミングアップにはもってこいのレースでした。

当然次走の上積みは相当大きい
はず

昨年よりパワーアップは感じられたので、次走大いに期待しましょう。

レース回顧と時計の分析を掲載。

(2008年7月22日完結)

2007年8月11日作成

●前走後放牧へ

愛馬エクストラシチーと馬体重の推移

2007年 3月17日 未勝利戦 8着 434キロ
2007年 5月12日 未勝利戦 1着 422キロ
2007年 6月16日 500万戦 7着 418キロ
2007年 6月30日 500万戦 4着 414キロ



 デビュー以来減る一方の馬体重ですが、今回の414キロでも、専門誌では細くはなかったと書いていますし、実際1着馬にコンマ2秒差の2着と好走しています。

 しかし、現在の適重は420キロくらいだと思われますし、主戦の北村友一騎手も、前走後馬体が減ってイライラしているとコメントされていました。

 というわけで、馬体回復とリフレッシュの為、エクセルマネージメントに放牧に出されました。

●前走エクストラシチーが僅差の4着だったときの2着馬が次走で500万条件を優勝!

 6月30日に我らが愛馬エクストラシチーが勝ち馬から僅差の4着と変わり身を見せたレースで2着だった未勝利の身分のスペクタクルが、次走7月22日函館6R500万条件ダ1000mに出走。4番人気ながらも優勝し、力のあるところを見せました(この時の2着は、前走でエクストラシチーに後塵を拝したムソウ)。

 その時のスペクタクルの時計は59秒6良馬場で、上がりも前走のエクストラシチーより、0秒1速い36秒4で圧勝でした。スペクタクルは、これが初勝利だったために、もう1度同条件に出走することができ、8月4日函館7R500万条件ダ1000mに出走。前走内容から、1番人気に支持されましたが、1000万条件からの降級組みで、我らが愛馬エクストラシチーも1度後塵を拝したことのある、コペルニクスに破れ惜しくも3着でした。

 しかし、500万クラスでは力断然のところを見せつけ、そんなコペルニクスに前走、前が詰まる不利を受けながらもコンマ2秒まで詰め寄った我らが愛馬エクストラシチーの能力の高さを測り知ることができます。愛馬エクストラシチーは、その前走は、馬体重もギリギリで、かつソエも出ていての好走ですから、正直この500万クラスは間違いなく勝てる馬であることを改めて実感させられます。

 早く、次走が見てみたいものですね。

●前走エクストラシチーが4着だった時に1つ後ろの5着だった馬が勝利!

 6月30日に我らが愛馬エクストラシチーが4着だった時に5着だったクィーンマルトクが、次走の7月7日函館7Rダ1000mで59秒7の時計で優勝しました。ちなみにそのときの2着馬はエクストラシチーが昇級戦だった3戦目(7着)の時に、9着だったフレンチムスメです。

 この7月7日のレースは牝馬限定戦なので、多少レベルは落ちるかも知れませんが、勝ち時計の59秒7良馬場は、決して見劣りする時計ではありません。

 このように、500万クラスで上位に来る馬より先着してきた、我らが愛馬エクストラシチー。本当に期待の持てる馬です。

これ以前は2007年作成の記事 これ以降は2008年作成の記事

これ以降は2008年6月30日に作成

●2008年6月27日に帰厩しました!

 6月26日の時点ではまだ栗東には入厩していませんでした。6月28日の時点で追い切りをかけましたから、確固たる情報ではありませんが、6月27日に栗東に帰厩したと思われます。

 しかし、長かった。いくらなんでも昨年暮れの中京では復活すると思っていましたから(それでも十分長いんですけど。)、かれこれ1年ぶりです。

 牧場で乗り込まれていたとはいえ、あまりにブランクが長すぎるので、トレセンでそこそこ乗り込むでしょうが、一体どこで使うのでしょうか。栗東にいるので、阪神の最終週でしょうか?いや、おそらく実績のある北海道に移動するのでしょうね。

これ以降は7月16日に更新

●デビュー前から1度もいい動きのないエクストラシチーの追い切り情報(2008年7月16日更新)

前走前 2007年6月27日 函館W良 強め

5F 69.4
4F 54.0
3F 40.7
1F 13.8


これ以降2008年

6月28日 栗東DW 良 馬ナリ

攻手
5F 71.0
4F 57.3
3F 43.9
1F 14.4


6月29日 栗東坂路 馬ナリ

4F 55.1
3F 42.0
2F 28.8
1F 15.0


7月3日 栗東E 良

ゲート
助手
12.0
12.5
14.0


7月6日 栗東坂路 馬ナリ

4F 54.2
3F 40.9
2F 27.7
1F 13.9


7月9日 栗東坂路 重 一杯

助手
4F 53.7
3F 41.0
2F 28.8
1F 15.6


7月13日 栗東DW 良 強め

助手
5F 70.4
4F 53.3
3F 37.2
1F 12.6


7月16日 栗東DW 良 一杯

川島信二
5F 68.8
4F 53.0
3F 39.7
1F 11.5



 6月28日、ちょうど1年ぶりにトレセンで追い切りをかけられました。牧場で乗り込まれてきたとはいえ、あまりにもブランクが長く、これからの調整ですが、やっとレースに向かっていけそうですね。いやぁ、長かった。

 6月29日、今度は坂路に入れられました。3歳時は、追い切りはレース直前でもこのくらいしか出なかったのですが、これから本数を重ねて時計を詰めることができるのでしょうか。詰めることが出来れば、激アツなのですが。今後の追い切りに注目です。

 7月3日、初勝利の際に素晴らしいダッシュ力を見せた我らが愛馬エクストラシチーですが、今日の追い切りも素晴らしい二の脚を披露してくれました。ダートでは、この二の脚の速さが大切ですので、嬉しいですね。

 7月6日、前回のゲートからの追い切りは素晴らしいものでしたが、6日の追い切りは、全体の時計の割りに終いで脚が上がっています。まだ息が持たないようですね。1年ものブランクがあれば、当たり前のことですが。
 もう少し、本数が要りそうです。なるほど、小倉開催まではかかりそうですね。

 7月9日、なんだなんだ!?この追い切りの動きの悪さは・・・!?これでは2歳牝馬の動きよりも劣ります。全く息が持っていないですね。これでは、来週出走は、いくらなんでも厳しそうです。さすがに、ブランクが空き過ぎですよね。がっかり・・・。

 7月13日、DWでそこそこ強めに追われましたが、小倉に輸送することを考えると、最終追い切りでしょうか。それならはっきりと動きには不満です。ただ、クラブHPでは、宮本師は「先週の稽古は終いに時計がかかってしまいましたが、いつものことで実戦においては心配なさそうです。一応今週の想定を見て出走を検討します」と話しています。ということで、そういう見解のようです。確かにこんな動きで結果を残しているので、それでいいとも思うのですが、追い切り重視の私としては、もっともっと追い切りでも動いて欲しいです。

 7月16日、
おおっと、終い11秒5とは!本当にエクストラシチーの計測時計なのかッ!!ただ、全体の時計がそこそこかかっているので、いいのは終いだけですが、こんなに切れる馬でしたっけ?この時計を鵜呑みにすると、追い切り本数の多さからも私ほっさんの追い切り評価は「B+」の激アツです。そんなに川島信二騎手の手が合っているのか。

●気になる出馬想定表

出馬想定表 7月20日 小倉8R 500万下 ダ1000m 全26頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アンジェロバンダム 幸英明  5/17 500万 京都ダ1400
ウインライラ 浜中俊  6/28 500万 阪神ダ1200 16
ウエスタンダンサー 和田竜二  3/22 1000 中京芝1200 13 16
ウォーターショーン 高橋亮  6/29 未勝利 阪神ダ1200
エイシンイッテン 勝浦正樹  5/24 1000 東京ダ1400 16 10 10
エイシンイップー 後藤浩輝  5/18 500万 東京ダ1600 12 16
エクストラシチー 北村友一 07/06/30 函館ダ1000
オーメドック 角田晃一  1/05 500万 京都ダ1200 13 15
オウシュウバラッド 太宰啓介  6/15 500万 中京芝1200 10 12
サンレイアイシング 岩崎祐己  1/19 500万 京都芝1600 14 14 10
シゲルダンヤバード 田中克典 10/27 500万 福島ダ1000 16 12 14
シャルトリューズ 藤岡康太  6/28 500万 阪神ダ1200 10 11 11
シュウボンバー
テイエムカイブツ
デュカス
ナムラコロナ
ナリタファントム
ハードリレー
ハナムケ
パレスルビー
ヒシルーマー 田中健  6/08 500万 中京ダ1700 14
ビーチブリーズ
フェザーウイング
メイショウフウリン
リトルマーメイド
レッドキャタピラー

表中の赤字は1000万クラスでの成績

●小倉ダ1000mコース解説

 小倉のダートの砂厚は8.5cm。滞在馬が調教で使用するため、札幌や函館と同じように他の競馬場より砂が深くなっている。 レース時の時計はそれほど極端にかからないものの、全般的には力のいるコースと言っていい。
 1000mのスタート地点は向正面直線の左端。2コーナーの出口からで、コースの最高部から発走する。3コーナーまでの距離は366m。スタート直後の下り坂を利して、テンからかなり速いスピードが出る。コーナー、最後の直線でもそのスピードは緩まず、行ったもの勝ち。500万クラス以下の下級条件が中心の番組ということもあり、人気の逃げ、先行馬がそのまま雪崩れ込む展開が多い。
 フルゲートは14頭。仮に大外枠を引いても問題はなく、むしろ内枠で先行できずにへこまされる方が怖い。1枠の成績が少し悪くなっている。
 アフリート、フォーティナイナー、ウォーニグ、フレンチデピュティ産駒が強い。
有利な枠順 1枠以外
有利な脚質 逃げ、先行
ポイント スタート、スピード能力
種牡馬ベスト アフリート、サクラバクシンオー、フォーティーナイナー
連対騎手ベスト 中舘英二、小牧太、福永祐一、池添謙一
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分00秒8 1分00秒7 1分01秒0 1分00秒2
2歳未勝利 1分00秒5 1分00秒0 1分00秒7 1分00秒1
3歳未勝利 1分00秒4 1分00秒6 1分00秒2 1分00秒4
古馬500万 59秒8 59秒4 59秒9 1分00秒0
古馬1000万 57秒5
 アフリート産駒が最も活躍しているコース!

これ以降は7月18日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 7月20日 小倉8R 500万下 ダ1000m 全14頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アルーリングライン 芹沢純一  1/19 500万 京都ダ1200 12 11 15 11 B+
アンジェロバンダム 川田将雅  5/17 500万 京都ダ1400 B−
ウインライラ 浜中俊  6/28 500万 阪神ダ1200 16 B−
ウエスタンダンサー 岩田康誠  3/22 1000 中京芝1200 13 16 A+
ウォーターショーン 高橋亮  6/29 未勝利 阪神ダ1200
エクストラシチー 川島信二 07/06/30 函館ダ1000 B+
オーメドック 武豊  1/05 500万 京都ダ1200 13 15 B−
サンレイアイシング 岩崎祐己  1/19 500万 京都芝1600 14 14 10
シゲルダンヤバード 河北通 10/27 500万 福島ダ1000 16 12 14
シュウボンバー 田中健  7/05 500万 阪神ダ1200 12 B−
ハナムケ 岩部純二  1/12 500特 中山ダ1200 10 15
パレスルビー 太宰啓介  3/23 1000 阪神ダ1200 12 11 B+
ビーチブリーズ 船曳文士  4/12 1000 福島芝1200 15 10 B+
レッドキャタピラー 幸英明  5/18 1000 京都ダ1400 B+

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 「消」は想定されていたもこのレースには出走しない馬。騎手の太字は乗り替わり。

●各馬の追い切り評価

馬名 追い切り日 コースと
馬場状態
強さ 騎乗者 追い切り時計 評価
アルーリングライン 7月16日 栗東坂路良 一杯 助手 51.5−13.0 B+
アンジェロバンダム 7月16日 栗東CW良 馬ナリ 助手 6F85.0−12.6 B−
ウインライラ 7月16日 小倉ダ良 馬ナリ 浜中俊 4F60.4−14.1 B−
ウエスタンダンサー 7月16日 栗東坂路良 一杯 岩田康誠 50.4−12.4 A+
ウォーターショーン 7月16日 栗東DW良 馬ナリ 助手 6F83.4−12.5
エクストラシチー 7月16日 栗東DW良 一杯 川島信二 5F68.8−11.5 B+
オーメドック 7月16日 栗東DW良 一杯 助手 6F81.7−12.9 B−
サンレイアイシング 7月16日 栗東坂路良 一杯 岩崎祐己 55.4−12.9
シゲルダンヤバード 7月16日 栗東坂路良 一杯 河北通 53.5−13.5
シュウボンバー 7月16日 栗東坂路良 一杯 助手 52.2−12.9 B−
ハナムケ 7月16日 小倉ダ良 馬ナリ 岩部純二 6F89.3−12.6
パレスルビー 7月16日 栗東坂路良 一杯 太宰啓介 55.1−12.5 B+
ビーチブリーズ 7月16日 栗東坂路良 強め 船曳文士 54.1−13.1 B+
レッドキャタピラー 7月16日 栗東坂路良 一杯 助手 55.2−12.8 B+

これ以降は7月19日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「伏兵多し」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬
ウエスタンダンサー
エクストラシチー
ウォーターショーン
パレスルビー
レッドキャタピラー △△
シュウボンバー △△ △△
ウインライラ
ビーチブリーズ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ウエスタンダンサー 3.0
レッドキャタピラー 3.3
シュウボンバー 5.9
ビーチブリーズ 6.2
パレスルビー 13.7
ウインライラ 14.4
ウォーターショーン 16.8
オーメドック 17.4
アンジェロバンダム 27.8
アルーリングライン 27.8
エクストラシチー 37.0
シゲルダンヤバード 44.4
サンレイアイシング 48.3
ハナムケ 50.0


スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ウエスタンダンサー 77 65 48 60
アンジェロバンダム 80 74 80 70
オーメドック 70 52 60 48
エクストラシチー 70 70 48 59
ウォーターショーン 72 52 65 72
パレスルビー 78 70 68 63
レッドキャタピラー 83 82 83 70
シゲルダンヤバード 62 48 27 56
サンレイアイシング 74 46 45 29
シュウボンバー 81 76 81 74
ウインライラ 74 74 56 59
ハナムケ 58 58 57
アルーリングライン 78 65 32 51
ビーチブリーズ 85 79 67 41


●前走レース後の騎手コメント

エクストラシチー(4着)

 「気持ちが前向きになっていたし、内々をロスなく運べました。ゴール前で少し前が詰まった分、4着でしたね。今回も体が減っていたので、馬体維持が課題になりそう。」(北村友一騎手・競馬ブック)

「内々をロスなく立ち回れたのに、
ゴール前で前が詰まってしまったのがもったいなかった。体が減って少しイライラしてきているので、このままの状態を維持してほしいですね。」(北村友一騎手・ギャロップ)
 「更に目方は減っていたが、細くはなかった。出脚がもうひとつで道中も追い通し。内ラチ沿いを回ってきたコース利を生かせた形だが、ゴール前は1、2着馬の後ろで窮屈になり追えない場面。」(競馬ブック)

「内枠でポジション取りが難しく、厳しい展開になったが、
だいぶクラス慣れした感じ。なんとかさばいてゴール前は目立つ伸び脚。」(ギャロップ)

ウォーターショーン(1着)

 「スタートは速くなかったけど、二の脚でいい位置へつけられました。仕上がりも良かったし、完勝といえる内容でしたね。」(高橋亮騎手・競馬ブック)

●各陣営のコメント

エクストラシチー

 「1年ぶりだが、気のいい馬だし問題なさそう。心身ともに大きな成長を感じるし楽しみ。」(今野助手・デイリー馬三郎)

 「」(助手・大阪スポーツ)

●ほっさん予想

アルーリングライン

 唯一出馬想定表に載っていなかった馬。前走京都で12着大敗後、6カ月の休養。明け初戦の今回はいきなり降級馬も多く相手強化。出番なし。

 ただ、追い切りは終いこそイマイチなものの、動きましたねぇ。穴を開ける可能性はあります。

アンジェロバンダム

 昇級初戦の前走は9番人気8着といいところなし。1度使われたとはいえ、一変までは。

 追い切りも本数はこなしているものの、動きはイマイチ。

ウインライラ

 上のクラスではさっぱりも、このクラスでは安定勢力。しかし、今回は強い相手が揃った。ここが試金石。

 追い切りもこのクラスのもの。悪くもないが、特筆すべき点もない。

ウエスタンダンサー

 前走まで1000万クラスで8戦。3着や4着もあれば、16着などもあり、成績は不安定。しかし、降級した今、人気の一角。

 追い切りの動きは抜群。勝ち負け。

ウォーターショーン

 前走で未勝利を脱出。2着には3馬身差の圧勝。愛馬グレイスシチーにも3秒差の圧勝(笑)。しかし、ここには1000万クラスからの降級馬が何頭かおり、常識的には無理。

 追い切りの動きも冴えない。

エクストラシチー

 世間の人的には、「あれ?まだいたの?」的な存在。

オーメドック

 前走このクラスで15番人気13着。よく武豊騎手が乗ってくれたものだなぁ。そんなに武豊騎手はお手馬を集めるのを苦労しているのか?それとも柴田政見調教師が凄いのか。

 その大敗した前走から6カ月半の休み明け。常識的には勝てる要素なし。

 追い切りも不足気味。

サンレイアイシング

 父はラスカルスズカ、母はアイシングスズカ。スズカ血統。前走勝ち馬から4秒9も離されてタイムオーバー。そこから6カ月ぶりの今回。これも常識的には厳しいが、我らが愛馬は1年ぶりの出走。こんな馬ばかりで、超難解なレース。

 追い切りの動きはまだ重く、1度叩いてからか。

シゲルダンヤバード

 こちらは前走から9カ月ぶりの出走。このクラスは最高7着と低迷。追い切りも地味で浮上の要素なし。

シュウボンバー

 ここ4走は4、5、4、2着と、このクラスの安定勢力。降級馬との力関係がどうか。

 追い切りは1本ながらも一杯に追えていて、動きも良好。

ハナムケ

 前走3歳限定の500万特別から6カ月半の休み明け。相手が強いと思われるが。

 追い切りも長めに追っているのは良いが、動きは冴えない。

パレスルビー

 前走1000万クラスの昇級戦では11番人気12着と大敗。そこで降級を待ってここに。というわけで、4カ月の休み明け。小倉のこのコースは得意。

 追い切りもびっしりやられていて好感。

ビーチブリーズ

 こちらも降級組。3走前は1000万クラスで2着の実績。その後9、15着と低迷するが、このクラスでは、明らかに力上位。

 追い切りの動きもさすがですね。いつもそこそこ動いています。

レッドキャタピラー

 1000万クラスでは3、8、2、2、7着と安定勢力。この馬だけ明らかに実績が抜けている。断トツの1番人気だろうが、それは当然。我らが愛馬エクストラシチーがこの馬を破るようなら、将来は準オープンまでは確定!

 追い切りはそんなに動かない馬ですね。
レッドキャタピラー
ウエスタンダンサー
ビーチブリーズ
パレスルビー、シュウボンバー、エクストラシチー
 エクストラシチーは前走が勝ちに等しい内容だったように、地力は上位。しかし、メンバー中最長の1年を超えるブランクはどう考えても大幅マイナス。また、1000万クラスでも好走していた馬が何頭かいて、順調に使っているそれらの馬とエクストラシチーを比較するのは無謀。

 ただ、エクストラシチーのクラブHPでの写真はかなり好馬体だったし、”もしかすると”という期待もあります。それでもいきなりからは・・・。

これ以降は7月20日に作成

●レース 

 我らが愛馬エクストラシチーにとって1年ぶりのレースですが、ダートの1000mで致命的な出遅れをします。

 万事休す。以上。

 ・・・と締めたいところですが、続けます。

 ハナは2番人気のウエスタンダンサー(結局そのまま優勝!)、2番手はサンレイアイシング(結局12着)、3番手は1番人気のレッドキャタピラー(結局2着)ということで、降級組の有力馬が敢然と前に立ちはだかり、1年の休養明けのエクストラシチーの勝ちはこの時点で消えました。

 結局エクストラシチーは13頭中11番手を追走します。まだ全馬がひと塊だったのがせめてもの救いですが。

 道中はほとんど画面で確認することができなかった我らが愛馬エクストラシチーですが、4コーナーは安全策を取って外に持ち出します。しかし、この手前で不利を受けているんですよね。はっきり言って画面では確認できません(なぜなら後ろ過ぎて映っていないから。)。しかし、入線直後に審議の放送が流され、「4番及び6番が減速したことについて審議をいたします。」という内容でしたから、ここでなんらかの不利があったことは間違いありません。4コーナーでついていけなかった1つの要因がここでわかったような気がしました。

 最終的には、制裁措置は取られなかったのですが、競馬ブック誌でも、スタート直後と4コーナーで不利を受けたという表記になっていましたから、まともではなかったことが窺えます。

 まともでも勝ち負けはなかったでしょうが、結局11着で入線します。11着大敗と言っても、そんなこんなでロスだらけの競馬でしたし、そんなに悲観する内容でもなかったのではないでしょうか。今回はただのウォーミングアップです。次走に期待しましょう。

●時計の評価

 今回のエクストラシチーの走破時計59秒5稍は、小倉ダート1000mの500万クラスの過去10年間の平均勝ち時計が59秒4稍重ですから、2度不利やロスがあったことを考えると悪い時計ではありません。

 やはり、昨年よりはパワーアップしていると見ていいでしょう。1年以上のブランクがあっての1戦で、これだけ走れるのですから、私は楽観視しています。

 今日は勝ち馬が強すぎます。勝ち時計57秒2は鞍上の岩田康誠騎手が絶賛するほどの好時計。やはり1000万クラス善戦組は格が違います。2着馬も1000万クラスで勝ち負けしていた馬。3着は小倉巧者と、どおりで時計が速くなるわけです。エクストラシチーにとっては、相手が悪ぅございました。

これ以降は7月22日に作成

●レース後の騎手・調教師のコメント

サ(1着)

 「」(騎手・競馬ブック)

ス(2着)

 「」(騎手・競馬ブック)

オ(3着)

 「」(騎手・競馬ブック)

●専門誌のレース評価

サ(1着)

 「」(競馬ブック)

ス(2着)

 「」(競馬ブック)

オ(3着)

 「」(競馬ブック)

●今後の展望

 結果は11着でしたが、1年ぶりのブランクがあったにもかかわらず、それなりの時計で走れたことは十分収穫です。やはり馬は以前よりは強くなっている感じがします。

 このひと叩きで馬体が引き締まりますので、次走はかなり期待できるでしょう。もっとも今回の1戦のように、出遅れて勝負どころで不利を受け失速していれば、勝てるものも勝てませんが。

 私は楽観的ですが、確信はありません。

●最後に

 屈腱炎や骨折ならいざ知らず、馬房の都合や、管理不行き届きによる怪我でここまで出走が伸びたことは、大変残念です。私が思う競走馬の1番いい時期は3歳秋から4歳冬までと思っていますから、その1番いい時を半分棒に振ったことになります。これは正直悔しいですね。

 しかし、まだまだ使い減りもしていませんし、これからの馬です。宮本博調教師は馬房の管理はイマイチな気がしますが、馬を育てることに関しては相当能力のある方です。これからのエクストラシチーの飛躍に期待します。

最後までご愛読ありがとうございました。

2007年8月11日作成 2008年6月30日、7月3日、6日、9日、13日、16日、18日、20日、22日加筆
エクストラシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら!

2007年 6月30日 第4戦 500万下 函館ダ1000m (4着/7番人気)

2007年 6月16日 第3戦 500万下 函館ダ1000m (7着/3番人気)

2007年 5月12日 第2戦 3歳未勝利 新潟ダ1200m 初優勝!! (1着/7番人気)

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