愛馬エクストラシチー 第10戦



追い切りの良さが実戦に出ないエクストラシチー。

4月11日 福島7R 500万下 ダート1150mは、

10着/12番人気。

走破時計も悪く、まったくいいところなし。

さすがに厳しいか・・・。

レース回顧と時計の分析を掲載。

(2009年4月12日完結)

2009年4月8日作成

●エクストラシチーの追い切り情報(2009年4月8日作成)

前走前 3月18日 美浦南D 良馬場 一杯

国分優作
5F 67.1
4F 52.0
3F 38.0
1F 12.7[5]



4月8日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 一杯

鈴来直人
5F 65.1
4F 50.4
3F 37.4
1F 12.6[4]

 4月8日、次走で騎乗するであろう鈴来直人騎手が追い切りをつけました。ジョッキー騎乗とはいえ、動きは悪くなく、いつ激走してもなんら不思議はありません。しっかし、この動きの良さがレースに出ないんだよなぁ。

●気になる出馬想定表

 4月12日 福島7R 500万下 芝1200mに出馬想定されています。しかし、想定数は32頭で、優先出走権もなく出走間隔も短いところから、このレースへの出走はほぼ無理でしょう。・・・というわけで、出馬想定表は掲載いたしません。

これ以降は4月9日に作成

●福島ダート1150mコース解説

 スタート地点は向正面の2コーナーの外側。04年の秋の開催から誕生した条件。スタート地点は芝コースになってしまったが、フルゲートは16頭取れるようになった。
 ちょうど中山のダート1200mのような雰囲気で、斜めに走る芝とダートと境目を横切って本コースに入る。そうなると枠順の有利・不利が生じやすそうだが、実際にはそうでもない。中山ダート1200mのように外枠有利ということはなく、気持ち内目の方がいいぐらいだ。
 それよりもダッシュ力、スピードが命。前に行けない馬では勝負にならない。血統的には面白い特徴があり、サクラバクシンオー、エンドスウィープ、ボストンハーバー、メジロライアンといった芝適性がある種牡馬が上位に来ている。ただし、サクラバクシンオーは勝ち鞍は多いが、連対率は高くなく、穴も望みにくいので注意。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント
ダッシュ力、スピード
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳未勝利
3歳未勝利 1分09秒9 1分10秒4 1分09秒6 1分09秒0
古馬500万 1分09秒0 1分08秒9 1分08秒3 1分08秒5
古馬1000万 1分07秒6

●出馬確定表

出馬確定表 4月11日 福島7R 500万下 ダート1150m 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
エイコーロマン 宮崎北斗
エクストラシチー 鈴来直人
ガオウ 西田雄一郎
カワチノオジサン 丸田恭介
キンシニューストン 赤木高太郎
ケイアイモーガン 大野拓弥
コロナガール 芹沢純一
ステルスワン 丸山元気
チョウキング 太宰啓介
ツカサラッキー 長谷川浩大
ツキミデイッパイ 田辺裕信
テイエムカイブツ 松山弘平
リリーザサン 木幡初広
ルージュアルダン 中舘英二
ワンダーグローリー 野元昭嘉
ワンダーバースト 松田大作

これ以降は4月12日に作成

●専門誌の印と評価

実にどこを見ても無印でございます。

●前走レース後の騎手コメント

エクストラシチー(13着)

 「道中はスムーズで心房細動の影響も無かったようですが、粘りがありませんでした。」(国分優作騎手・友駿ホースクラブHP)

●各陣営のコメント

エクストラシチー

 「ここでも見劣らないスピードは秘めていると思う。使いつつ出来も上向きだから一変期待。」(平井雄二調教師・デイリー馬三郎)

●レース 

 ダートの短距離では絶対のスタートもあまり良くなく、押して押して行きますがろくに加速もせず、12番手に落ち着きます。小回りコースのダートの短距離でのこの位置ははっきり言って絶望です。

 ラチ沿いの経済コースを回った分、最後に少し着を上げますが、全く見せ場もなく、10着で入線します。

●時計の評価

 今回のエクストラシチーの走破時計1分10秒8良馬場は、福島ダート1150mの古馬500万クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分09秒0良馬場ですから、明らかに力不足と言わざるを得ないでしょう。

 出遅れもなく、不利もなくこの時計です。残念ですが、競馬になりません。

●今後の展望

 これだけダメなレースを何度も見せられると、さすがに強気にはなれません。ただ、唯一の期待は追い切りが動いていることです。私も上記平井雄二調教師のコメントと同じく、そこそこのスピードは秘めていると思っています。ただ、秘めていてもレースで出せなければなにもなりません。

 馬格のない馬ですし、鍛えて、というわけには行きませんので、やはりブリンカー等の矯正器具に頼るしかないのではないでしょうか。

●最後に

 馬格の無い馬で、どちらかと言えば初戦向きタイプの馬。ほとんど成長も見られませんし、やはり途中の1年間のブランクが残念です。北海道で4着だったあと、すぐに何戦かしていれば、500万クラスは勝てていたはずです。ただ、そこで勝てても、降級後の500万は勝てないかも知れませんが、この馬にとって一番いい時期を逃してしまったことが、悔やまれます。

 しかし、競馬にたら・ればはありません。5歳の春で馬体重422キロ。これ以上、多くを望むのは酷ですね。ただ、入障だ矯正だと、悪あがきはして欲しい。少なくとも6歳までは引退して欲しくないし、かつて好走した北海道での走りも見てみたい。

 私は諦めの悪い人間です。エクストラシチーにはいつまでも頑張って欲しい。

最後までご愛読ありがとうございました。

2009年4月8日作成 9日、12日加筆
エクストラシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら!

2009年 3月21日 第9戦 500万下 中山ダ1200m (13着/11番人気)

2009年 2月22日 第8戦 500万下 京都ダ1400m (16着/15番人気)

2008年11月30日 第7戦 500万下 京都ダ1200m (13着/12番人気)

2008年 8月 3日 第6戦 筑紫特別 500万下 小倉芝1200m (8着/9番人気)

2008年 7月20日 第5戦 500万下 小倉ダ1000m (11着/9番人気)

2007年 6月30日 第4戦 500万下 函館ダ1000m (4着/7番人気)

2007年 6月16日 第3戦 500万下 函館ダ1000m (7着/3番人気)

2007年 5月12日 第2戦 3歳未勝利 新潟ダ1200m 初優勝!! (1着/7番人気)

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