アランブレラ(クルソラの15) 第11戦 2勝クラス


キャロットクラブ出資愛馬第31号は、ずっと狙っていた母クルソラの子。

クルソラの産駒で最初にキャロットクラブで募集された09年産のクローチェはアドマイヤセラヴィの子と迷いに迷って挙げ句アドマイヤセラヴィの方へ応募。結局そちらも落選したわけだが、ななんと未勝利引退。クローチェは3勝を挙げた。

続いてキャロットクラブで募集された11年産のピオネロも当然応募。結構な当選確率だと思ったが落選。ピオネロは重賞で2着になるなど6勝を挙げ活躍。逃した魚は大きいが、この世代は重賞3勝馬のバウンスシャッセに当選し救われた。

続く12年産のクルミナルも当然欲しかったが、当時募集馬ナンバーワンの人気で、キャロットクラブでの抽選に弱すぎる私としては抽選負けを嫌い他馬へ。しかし、そのクルミナルは桜花賞2着、オークス3着と世代トップクラスの能力の持ち主だった。

今回はそれ以来のキャロットクラブでのクルソラ産駒の募集馬。正直上2世代は未勝利で母の仔出しもそろそろ黄色信号だが14年産のミッキークルソラもデビューするまでは随分と評判は高かった。

私が買う高額馬(募集総額3600万円以上)はこれまで1つも勝ち上がれず高額馬購入恐怖症だが、最優先枠×1を持っていたこともありそれを活かす馬に応募。×1での抽選に見事突破しクルソラの15を獲得。

目標はピオネロの成績だが、ここ2世代の走りからはいつものように2、3勝を挙げてくれれば十分と思っている。


デビュー戦は除外権がなく新馬戦が除外濃厚の為に既走馬相手の未勝利戦へ。しかし、事前の追い切りの動きが素晴らしかったこともあり1番人気に支持される。

1つ上のミッキークルソラも前評判は高くデビュー戦は1番人気だったが10着。そこから未勝利戦を勝ち上がれず地方に移籍したように母の産駒は実に難しい。そんなことから実際にレースを見るまでは半信半疑だったが、外々を回る王道の競馬で勝ち馬からコンマ1秒差の2着。

大型馬の初戦に既走馬相手ということを考慮すれば素晴らしい走り。終いまで脚色は衰えず、もう少し4角で素軽く動けていたら逆転していただろう。

1度使われた上積みは大きいだろうし2戦目はかなりの確率で勝てるだろうと楽観視していたが、レース後、問題の球節部に傷みがあり、屈曲痛も見られた為に精密検査をすると不鮮明ではあるものの右前脚の球節の前っ面に骨片のようなものがレントゲンの画像上に確認できるということで、除去の手術を行った。

その影響は長引き、なんとかスーパー未勝利戦の最終週に出走させるも、残り800m標識の手前からもう手応えが悪くなり押っつけ押っつけ。6着に敗れる。

これで未勝利戦はなくなり、地方競馬からの再スタート。大井・藤田輝信厩舎に転厩。認定厩舎制度を利用し、ミッドウェイファームでレースへ向けた調整を行っていく形を採られることに。

10月5日にJRA競走馬登録を抹消。同日ミッドウェイファームに移動しました。

地方ではC2クラスに入り、最初は3戦2勝で中央復帰の3勝目はすぐと思われた。しかし、C1クラスに入り、得意の1800mの特別戦で勝ち上がると賞金面で中央では2勝クラスからはじめなくてはならなくなることから番組数の多い1600mで連戦。続く4戦目は内枠を引き勝負どころで包まれてしまい進路がなくなり、先に抜け出した勝ち馬に僅かに届かず2着。そこまではまだ良かったが、地方5戦目は早めに手応えが怪しくなり2着とは言え勝ち馬から0秒5の屈辱的な差で完敗。

この辺りから私は連戦による疲労の影響を訴えたが、後1つ勝てば中央復帰というところで続戦。走りやすさという点を重視してスパイラルカーブの船橋開催に出走するがここでも2着、もう1度このコースで続戦するが早々に失速し8頭立て6着と大敗し暗雲が垂れ込めた。


さすがに7戦連続という疲労はもう誰の目にも明らかで、ここではじめてミッドウェイファームからノーザンファーム天栄へリフレッシュ放牧。天栄ではやはり疲労がかなり溜まっていると言うことで、3か月ほどは期間が必要との判断。

そして完全にリフレッシュし、勝ち上がることを目標に1800m戦に出走した前走は10馬身差の圧勝で地方3勝目!!見事中央復帰を決めてくれた。

10月8日にノーザンファーム天栄へ移動。

気になる中央復帰後は元の尾関知人厩舎へ預託されると発表があり安心。

10月19日、美浦トレセンへ帰厩しました。

10月24日、ゲート試験に合格。

11月17日 東京12R 2勝目クラス 芝2000m 混合 定量に出走!!

フルゲート18頭のところに想定数はななんとたったの5頭!!賞金も高いし少頭数で確定すればこんなに美味しいことはない。

もっとも5頭未満だとレース不成立になってしまう心配があるが・・・。結局4頭も増えて9頭で確定。

鞍上は北村宏司騎手で期待は大きい。

3着/3番人気。

正直相手に恵まれたレースで、勝ち馬の走破時計も平凡。そこから0秒4も離されていては平均メンバーの一戦なら通用しないが、直線で前のバテた馬が壁になり出られなくなるロスがあり、また中央復帰初戦がいきなりの2勝クラスだったことを考えると、中央の速いペースにもある程度対応できたし、1戦したことで次はハンデ戦にも出られるしで大きく道は開けた。

弱面とは言え定量戦での3着は立派でまだ4歳。これからの活躍に期待したい。


レース回顧と時計の分析、レース後の北村宏司騎手と尾関知人調教師のコメントを掲載。

ルクソール様撮影当日現地写真多数掲載。

(2019年11月30日完結)

2019年11月6日立ち上げ

●前走で地方3勝目を挙げ中央復帰確定!!

 初代募集馬のクローチェ(クルソラの2009)から欲しかったクルソラの産駒。ピオネロ(クルソラの2011)落選などを経てようやくこのクルソラの2015を取得することができました。最優先枠×1での抽選ということもあり大変注目されていた本馬。

 しかし、クルソラの産駒は気難しい馬が多く、1つ上のミッキークルソラも前評判は高くデビュー戦は1番人気でしたが10着と大敗。そこから未勝利戦を勝ち上がれず地方に移籍したように馬は実戦を走って見ないとわかりません。

 また、私が買う高額馬(募集総額3600万円以上)はこれまでローザグランデ、ジェットブラックと2頭いましたが1つも勝ち上がれず、どころか掲示板にすらも載ったことがなく、高額馬購入恐怖症でした。

 我らが愛馬アランブレラは事前の追い切りの動きが良く、特に末脚は確実で特筆ものでした。それでも気性面では難しいところがあると尾関知人調教師もおっしゃっていたし、球節にも不安があるし、牧場時代からシャドーロールをつけていたように臆病であるという認識でした。ですから実際にレースを見るまでは半信半疑でしたが、既走馬相手のデビュー戦は外々を回る王道の競馬で勝ちに行って勝ち馬からコンマ1秒差の2着!

 550キロもの雄大な馬体を有する大型馬の初戦に既走馬相手ということを考慮すれば素晴らしい走りと言って過言ではないでしょう。終いまで脚色は衰えず、もう少し4角で素軽く動けていたら逆転していたに違いありません。

 私の待望の芝の中距離を走れる馬ですし、芝の中距離は1000万クラスや1600万クラスは頭数の揃わない美味しいレースが多々あります。初戦でこの内容ならその位までは少なくとも将来出世してくれるでしょうし、不安は払拭され期待が大きくなりました。

 1度使われた上積みは大きいでしょうし脚元への不安はあるものの2戦目はかなりの確率で勝てると思います。


 ・・・と期待していたら、レース後、問題の球節部に傷みがあり、屈曲痛も見られた為に精密検査をすると不鮮明ではあるものの右前脚の球節の前っ面に骨片のようなものがレントゲンの画像上に確認できるということで、除去の手術を行いましたとのこと。

 その影響は長引き、なんとかスーパー未勝利戦の最終週に出走させるも、残り800m標識の手前からもう手応えが悪くなり押っつけ押っつけで6着に敗れてしまいます。こうなると格上挑戦か地方転厩か引退かの3拓しかありません。

 そんな中、以下は10月3日に更新されましたクラブ公式HPアランブレラの近況報告です。

「能力の高さで何とかしてほしいと思っていましたが、体がまだしっかりとしてないことで、力強くダートを掻くことができなかったのかもしれません。レース後息が整うまでに結構時間が掛かったので中身の部分でも整い切れていなかったのでしょうし、結果的に時間が足りなかったですね…。見方を変えれば先週の結果がこの馬の力を表したものではないはずですが、何とかしなければいけなかっただけに誠に申し訳ありませんでした」(尾関師)3歳未勝利戦がすべて終了しましたが、デビュー戦と前走の2戦だけで判断するのは惜しく思えます。格上挑戦という選択肢もありますが、現状では出走できるか不確かな状況で何戦も続けてこなしていける体質でないことが考えられ、早めに切り替えて先を見据えていくために、このタイミングで地方競馬からの再スタートを検討することにいたしました。近日中に中央競馬登録を抹消し、大井・藤田輝信厩舎に登録を予定しています。なお、本馬は認定厩舎制度を利用し、ミッドウェイFでレースへ向けた調整を行っていく形を採る予定です。

 ということで即引退は免れ、地方競馬からの再スタートを切ることになりました。取りあえず1つ安心しました。そしてブランシェクールなどを管理する現在の大井ナンバーワントレーナーである藤田輝信厩舎に登録することになりました。これは嬉しいですね。

 また、認定厩舎制度を利用し、ミッドウェイFでレースへ向けた調整を行っていく形を採られるも同時に発表になりました。

 10月5日にJRA競走馬登録を抹消。同日ミッドウェイファームに移動しました。


 地方初戦はC2クラスの身分ながらC1C2混合戦に出走します。1番人気に支持されますが、有力な2番人気馬を早めに潰しに行って、後は粘るだけというところを伏兵リックマドカに目標にされて最後の最後に交わされクビ差2着。しかし1番人気を背負っての王道の競馬で良い内容でした。大井のC1クラスでも十分にやれることを証明できましたし、球節の故障からかなり復活してきたと思える内容で安心させてくれます。

 地方2戦目はC2メンバーのみの1戦。ここを1番人気に応えて勝ち上がりようやく初優勝!!そして地方3戦目はC1クラスとの格上対戦でしたが4馬身差の圧勝で連勝!!内容も走る毎に良くなっており馬が競馬を覚えてきた印象です。これなら中央でももっとやれると思いますし希望が湧いてきました。

 地方4戦目はC1クラスに上がりますが、今までの成績からC1では十分通用しますしそこでは楽勝と思われました。ただ、番組数の少ない1800mの特別戦だと賞金の兼ね合いで中央に復帰したときに2勝クラスからになってしまいます。そこで番組数が多数ある1600mに出走することになります。

 当然、断然の1番人気に支持されますが、内枠を引き勝負どころで包まれてしまい進路がなくなり、先に抜け出した勝ち馬に僅かに届かずと不完全燃焼のレースで2着に敗れてしまいます。最後の脚色もアランブレラの方が上回っており、ロスがなければ確実に勝っていた勿体ないレースでした。今度こそ確実に決めて中央復帰を確実なものにしたいですね。

 ・・・と、そこまでは悪くなかったですが、その次は2着とは言え0秒5の屈辱的な差で完敗。その次は走りやすさという点を重視してスパイラルカーブの船橋開催に出走しますがここでも2着。この時は相手はすこぶる軽かっただけにここで勝ち上がれないのは痛恨でした。更にもう1度チャレンジした船橋では早々に失速し8頭立て6着と大敗します。

 私がここ数戦最も心配していたのは地方転厩から使い詰めであり疲労が蓄積しているのではないかと思うことでした。

 さすがに前走の大敗で藤田輝信調教師も考えを方針転換されます。中央へ戻ったときのクラスを意識して明らかに距離不足の1600mに出走させていましたが、やはり忙しいですし、大井のダート1800mの外回りがアランブレラにとってベストなことは明らかです。まずは賞金云々よりもそこを目指すことに。更にやはり疲労が気になることから少しでもリフレッシュさせる為に7月5日にノーザンファーム天栄へ放牧に出ました。

 藤田輝信調教師は8月の大井戦での復帰を考えておられましたが、天栄では最低でも10月までは出走は厳しいとの判断。そのくらい疲労が溜まっていたんですよね。


 そして完全にリフレッシュし、勝ち上がることを目標に1800m戦に出走した前走は10馬身差の圧勝で地方3勝目!!見事中央復帰を決めてくれました。

●10月8日にノーザンファーム天栄へ移動

 10月8日に臨時更新されましたクラブ公式HPアランブレラの近況報告によりますと、4日に地方3勝目を挙げ、見事中央復帰用件を満たしてくれたアランブレラは中央の厩舎に入厩すべくまずは10月8日にノーザンファーム天栄へ放牧に出たということです。中央では元の尾関知人厩舎に戻してくれるのか、或いは新規開業の若手のところに行ってしまうのがドキドキです。

●気になる中央入厩先は元の尾関知人厩舎へ預託されるとあり安心

 10月15日に更新されましたクラブ公式HPアランブレラの近況報告によりますと、アランブレラは中央再転入の際には元の尾関知人厩舎へ預託予定であることが発表になりました。いやぁ〜、嬉しいですね。安心しました。もっとも、僅かに私の在住している関西の厩舎に来ないかな?という欲も少しはありましたが・・・(汗)。

 いきなり2勝クラスと楽ではないですが、結果を残して長く活躍させて欲しいですね。

●10月19日に美浦トレセンに帰厩しました

 10月19日に臨時更新されましたクラブ公式HPアランブレラの近況報告によりますと、ノーザンファーム天栄で放牧に出されていたアランブレラは10月19日に美浦トレセンに帰厩したということです。

 ・・・ということは続戦ということになりますし、中央での走りが楽しみですね。

●10月24日にゲート試験に再合格しました

 10月24日に臨時更新されましたクラブ公式HPアランブレラの近況報告によりますと、中央再転入の為ゲート試験合格が課題だったアランブレラが24日にゲート試験を受け、見事合格したということです。

 24日の近況報告では「入りでちょっと躊躇する姿を見せていた」(尾関知人調教師)ということで若干心配でしたが、見事一発で合格してくれました。元々シャドーロールをしていたように臆病なんですよね。

これ以降は2019年11月14日に作成

●追い切り情報(11月14日更新)

10月26日 美浦南坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.1
3F 39.5
2F 26.8
1F 13.9


10月31日 美浦南ウッドチップ 良馬場 馬なり余力

助手
5F 68.5
4F 53.0
3F 39.2
1F 12.3[6]
ユイノリオン(2歳新馬)一杯の外を0.4秒先行同入


11月3日 美浦南坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.2
3F 41.7
2F 27.8
1F 13.7


11月9日 美浦南ウッドチップ 良馬場 一杯に追う

助手
5F 65.2
4F 51.0
3F 37.5
1F 12.5[8]


11月13日 美浦南ウッドチップ 良馬場 馬なり余力

北村宏司
5F 66.9
4F 51.7
3F 37.8
1F 11.9[6]
ハーグリーブス(古馬3勝)馬なりの内0.8秒先行0.2秒先着
 10月26日、中央に再登録後初めての追い切り時計を計時しました。地方でもある程度の追い切り時計は確認できたのですが、それが良いのか悪いのか、速いのか遅いのかよく分かりませんでしたのでここでは更新しませんでした。その点、中央ならある程度の目安がわかります。早速重馬場ながら坂路4ハロン54秒1とそれなりのところを乗られています。いきなり2勝クラスからの再出発でどこまでやれるか全くわかりませんが万全の状態で出走して欲しいですね。

 10月31日、ウッドチップで5F68秒5−12秒3といきなり自己ベストを更新しました。自己ベストと言っても未勝利時代の昨年2月に出した5F68秒9−12秒9です。その時は強めに追われましたが、今回は馬なりでまだまだ余裕があります。以前よりもパワーアップを感じますね。そのパワーアップで中央2勝クラスでも通用すれば良いのですが・・・。

 11月3日、日曜日に追い切られてこれで通常の水曜日→日曜日のパターンの追い切り時計になったのでしょうか。ここまでは順調です。次の水曜日の追い切りでこの馬の以前との成長を感じたいところです。素晴らしい動きを見せて欲しいですね。

 11月9日、6日の水曜日に追い切り時計が出ていなかったので嫌な予感がしていましたが、13日に更新されましたクラブ公式HPによりますと本来木曜日に追い切る予定だったのですが、「前脚を軽く打撲してしまい、ちょっと不安定な状態に見せたので無理はしませんでした。」ということでやはり順調ではなかったようです。それならばそれで早く教えて欲しいものですが、たいしたことではなかったようなのでとりあえず安心しました。土曜日にそこそこ速いところを乗られています。

 11月13日、本番で騎乗する北村宏司騎手に感触を確かめていただきました。北村宏司騎手曰く「今朝跨らせてもらって感じは良かったですよ。ただ、今日感じたのは自分のスタイル、リズムで運べたら強いのかもしれないけれど、出したり引いたりがあったり、ちょっとでもリズムを崩すようなことがあるとパフォーマンスを発揮しにくいタイプなのかなという気もしました。この舞台はいいと思いますが、スタートがカギを握ると思います。ゲートの癖を直接確認はできていませんが伝え聞いていますし、当日の雰囲気を察しつつ上手く対応してリズムよく運ぶことができたらと思っています」(クラブ公式HP)ということで我々はアランブレラという馬を10戦見てきてこのような馬だとよく理解していますが、この1回に騎乗しただけでここまで読み取れたということであれば北村宏司騎手、ただものではないですね(笑)。これだけこの馬を理解されていたら巧く導いてくれるでしょうし、想定数は5頭と少頭数で確定しそうですし気分良く走らせてくれそうです。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。一頓挫ありましたが、動きは良いですし前走からの続戦ですし力は出せる状態だと思います。後はその力がこの2勝クラスで通用するかですね。
 競馬ブックでは”先着で脚色に余裕”と高い評価を頂戴しております。

●気になる出馬想定表(11月17日 東京12R)

出馬想定表 11月17日 東京12R 2勝クラス 芝2000m 混合 定量 フルゲート18頭 想定数5頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アランブレラ 北村宏司 10/04 地方 大井ダ1800 B+
ウインスラーヴァ 木幡育也  8/25 WJ2勝 札幌芝1800 11 10 10
コスモカレンドゥラ 柴田大知 10/19 2勝 東京芝2400 14
ドリームスピリット 武藤雅  8/17 札幌2勝 札幌芝2600
マルーンエンブレム ミルコ・デムーロ  8/10 三面2勝 新潟芝1800 11

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在5頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでも”出走可能A”のジャッジです。

だった5頭しか想定されていません。このまま確定すれば完走すれば掲示板確定で美味しすぎますが、逆に5頭未満ですとレース不成立になってしまいます。さてどうなるのでしょうね。

これ以降は2019年11月16日に作成(一部11月30日に加筆)

●出馬確定表

出馬確定表 11月17日 東京12R 2勝クラス 芝2000m 混合 定量 出走数9頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アランブレラ 北村宏司 10/04 地方 大井ダ1800 B+
インテンスライト 菊澤一樹 10/20 鷹巣2勝 東京芝1600 12
ウインスラーヴァ 木幡育也  8/25 WJ2勝 札幌芝1800 11 10 10
エブリバディ 嶋田純次 10/27 鳥屋2勝 新潟ダ1800 11 14 15 10
キタイ 大野拓弥 10/27 1勝 東京芝1400 11
コスモカレンドゥラ 柴田大知 10/19 2勝 東京芝2400 14
ダイナミックアロー 野中悠太郎 10/27 2勝 京都芝2400 13 12
ドリームスピリット 武藤雅  8/17 札幌2勝 札幌芝2600
マルーンエンブレム ミルコ・デムーロ  8/10 三面2勝 新潟芝1800 11

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

●東京芝2000mコース解説

 フルゲートはAコース・Bコース18頭、Cコース16頭、Dコースは14頭。春季開催(重賞競走を除く)時はA〜Cコースは16頭、Dコースは14頭。東京芝2000mは特殊なコースとして名高く、スタートから緊張感が高まる。
 1コーナー奥のポケットからスタートし、約100m進んだところに左へ曲がる大きなカーブがある。
 03年にコース改修を経てリニューアルされたものの、依然として枠順は平等とは言い難い。2コーナーまでの距離が短いため、外枠を引いた逃げ・先行馬はすんなり内へは入れない。無理に行くと、内側の馬を被せることになり、審議対象になる可能性がある。
 差し・追い込み馬にとっても2コーナーまでの攻防は気が抜けない。スタート直後は飛ばす必要はないが、馬群がゴチャつきやすいコース形態なので、不利を受けないようにしなければならない。
 行く馬と控える馬がハッキリ主張すれば、2コーナーを過ぎて向正面へかかってからは、縦長の隊列になりやすい。その後は力勝負。広く、直線の長いコースなので、基本的には各馬の能力が発揮されやすい。
 展開云々、脚質よりも長くいい脚を使える馬にとって有利なコースだ。
有利な枠順 6枠
有利な脚質 フラット
ポイント スタートから2コーナー過ぎまでの攻防
種牡馬ベスト ディープインパクト、キングカメハメハ、ステイゴールド
連対騎手ベスト ルメール、デムーロ、戸崎圭太、福永祐一、川田将雅
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 2分04秒8 2分02秒6
2歳未勝利 2分03秒6 2分03秒2
3歳新馬 2分06秒7 2分06秒3 2分10秒0
3歳未勝利 2分02秒9 2分02秒8 2分04秒4 2分07秒1
3歳500万 2分02秒4 2分03秒3 2分04秒4 2分05秒7
3歳1000万 2分01秒8 2分03秒1
古馬500万 2分01秒3 2分02秒3 2分03秒1
古馬1000万 2分01秒3 2分01秒2 2分01秒2 2分4秒5
古馬1600万 2分00秒4 2分01秒3 2分02秒2
古馬オープン 2分00秒5 2分01秒3 2分02秒1

●騎手は北村宏司騎手

 今回のアランブレラの鞍上はアランブレラとしては初騎乗となる北村宏司騎手です。私としては愛馬バウンスシャッセの主戦でバウンスシャッセだけで9度の騎乗をしていただいています。ただ、バウンスシャッセは通算5勝をしているのですが、北村宏司騎手はその内の1勝だけです。

 GT開催の裏であまり良い騎手が揃わない中、ベテランで経験豊富な北村宏司騎手に乗っていただけるのは有り難いことです。大舞台ではそんなに強い印象はありませんが、人気薄をしっかりと人気以上に持って来てくれている騎手で堅実です。

 ただ、一時は年間100勝以上を挙げておられましたが、絶頂期の2015年は騎乗停止が多く、信頼を失い昨年は62勝、今年は11月の時点で僅か17勝と成績は急下降。師匠の藤沢和雄調教師からの騎乗依頼も激減しました。

 それでも腕は間違いないですし、経験豊富で私は信頼している騎手です。良い結果を期待したいですね。


 2019年11月30日終了現在、JRA通算1337勝。GT3勝、重賞34勝。勝率9.0パーセント、連対率17.9パーセントといずれもなかなかの数字である。

 昨年(2018年)は62勝、勝率7.6パーセント、連対率14.1パーセント、本年(2019年)ここまで17勝、勝率5.3パーセント、連対率15.3パーセントと一時期年間100勝を超えていた当時の勢いはない。



 北村 宏司(きたむら ひろし)は1980年7月24日生まれの39歳。日本中央競馬会(JRA)美浦トレーニングセンター所属(フリー)の21年目の騎手である。デビューから永年藤沢和雄厩舎所属だったが、2011年1月1日付けでフリーになった。


 馬術の国体選手だった父親が、家で馬を飼っていたこともあり、幼少の頃から乗馬に親しんでいた。

 1999年に騎手デビュー。同期には二本柳壮、高田潤らがいる。初騎乗は同年3月6日、中京競馬第4競走のイブキアーンドランで、16頭立ての16着だった。初勝利は同年3月14日、中山競馬第2競走で、タイキコンコルドに騎乗してのものであった。その年は6月に左足を骨折し、それによる1ヶ月の休養があったものの37勝を挙げ、JRA賞(最多勝利新人騎手)を獲得した。

 デビュー翌年の2000年1月30日、東京競馬場での東京新聞杯を単勝7番人気のダイワカーリアンで制して重賞初勝利。その後もこの年から38勝→54勝→41勝→78勝→65勝→59勝と堅実に勝ち星を挙げ、関東リーディングの上位に名を連ねる。

 所属の藤沢和雄厩舎はGTによく管理馬を送り出すが、北村が騎乗していた馬がGT出走になると他のリーディング上位の騎手や外国人騎手に乗り替わりというパターンが多かった。しかし、岡部幸雄が2005年に引退して以降は実力のある馬の騎乗が回ってきている。また、藤沢も2006年からは「日本人騎手育成のためにオリビエ・ペリエ、ケント・デザーモなどの外国人騎手に依頼せずに(自身の厩舎に所属する騎手を中心とした)日本人騎手に依頼する」と宣言しているため、更に有力馬への騎乗機会が増えている。

 ダンスインザムードに騎乗した2005年の天皇賞(秋)では、それまで不振に陥っていた同馬を、前年に2着したときと同じような先行3番手という競馬を試みた結果、僅差の3着に粘らせ復活させた。さらに2006年のヴィクトリアマイルでは同馬を桜花賞以来2年ぶりの勝利に導き、自身初のGTタイトルを獲得。同時にヴィクトリアマイルの初代優勝騎手となった。

 そのヴィクトリアマイルの8日後には、東西騎手対抗サッカー大会に参加。この場でも、東軍(Jスマイル)を勝利へと導き、MVPに選ばれるという活躍を見せた。

 2007年9月、通算500勝を達成。

 2008年、アメリカ合衆国へ遠征していた自厩舎のカジノドライヴのピーターパンステークスへ向けての調教を行うためのパートナーとして渡米し、5月7日の追い切り後に帰国した。その帰国直後の5月11日に京都競馬場で行われた第12競走でジェイケイボストンに騎乗し、最後の直線で前の馬と触れてつまずいたことにより落馬し、その後左前腕部骨折、左大腿部挫創と診断された。なおジェイケイボストンの落馬直後にはコンゴウダイオーと鞍上の武英智(北村と同期でもある)が接触し、後者も落馬するという大きな落馬事故となっている。そして療養中には普段できないことをしたいということからフランスへ競馬研修を行うなどした。傷が癒えて8月21日より調教に復帰し、9月13日より実戦復帰を果たし、復帰初日に勝利を挙げている。そして復帰2週目の9月21日には2頭落馬というアクシデントの中、セントライト記念をダイワワイルドボアで勝ち、2008年初重賞勝ちを記録した。

 2011年1月1日付けで、それまで所属していた藤沢和雄厩舎を離れてフリーとなった。

 2014年3月1日、中山4Rをファンシーミューズで勝ちJRA通算1000勝を達成。

 2015年10月25日、キタサンブラックで菊花賞を制し、人馬ともに初のクラシック制覇を果たした。

 「2011年の1月1日付けで藤沢和雄厩舎から離れてフリーになった。論理的で勉強家。コメントは的確でダメと思っている時はニュアンスで伝わってくる。感覚派ではなく、2度、3度騎乗して肌で覚えてからの方が狙いやすい。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)
 ほっさん愛馬での成績 (18戦1勝)

 2006年10月28日 マドリードシチー  3歳未勝利  東京芝2000m    7着/12番人気
 2008年 3月15日 ギムレットシチー  3歳未勝利  中山芝2000m   8着/4番人気
 2009年 8月 9日 シャンスイ      500万下  新潟ダ1200m    11着/11番人気
 2011年10月 8日 アフロディーテ   500万下  東京芝1600m     5着/4番人気
 2012年 1月28日 フランベルジェ   3歳500万下 東京ダ1600m   13着/13番人気
 2013年11月 2日 バウンスシャッセ アルテミスS 重賞 東京芝1600m 10着/10番人気
 2014年 3月21日 バウンスシャッセ フラワーカップGV 中山芝1800m  1着/3番人気
 2014年 4月20日 バウンスシャッセ 皐月賞 GT    中山芝2000m  11着/12番人気
 2014年 5月25日 バウンスシャッセ 優駿牝馬 GT   東京芝2400m  3着/3番人気
 2014年 7月20日 バウンスシャッセ 函館記念 GV  函館芝2000m   16着/3番人気
 2014年 9月13日 バウンスシャッセ 紫苑S オープン 新潟芝2000m   12着/2番人気
 2014年10月19日 バウンスシャッセ 秋華賞 GT   京都芝2000m    7着/7番人気
 2014年12月20日 バウンスシャッセ 愛知杯 GV   中京芝2000m    8着/6番人気
 2015年 1月12日 アモーレエテルノ 3歳未勝利    中山ダ1800m    5着/6番人気
 2015年 5月17日 バウンスシャッセ ヴィクトリアマイル GT 東京芝1600m 13着/11番人気
 2015年 6月 7日 アモーレエテルノ 3歳未勝利    東京ダ1600m    3着/6番人気
 2015年 8月29日 アモーレエテルノ 3歳未勝利    新潟ダ1800m    2着/5番人気
 2015年 9月21日 アモーレエテルノ 3歳未勝利    中山ダ1800m    4着1番人気


2014年5月25日 東京11R 優駿牝馬(オークス)GTで愛馬バウンスシャッセに騎乗する北村宏司騎手。(3番人気/3着)。



2014年4月20日 中山11R 皐月賞GTのパドックにて。ベテランなのに可愛いヒロシ。 

これ以降は2019年11月17日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「この組み合わせなら3歳の2頭が上位。インテンスライトは同舞台のプリンシパルS4着が光る。一方でコスモカレンドゥラはホープフルS4着馬。決め手勝負なら前者が上位。アランブレラは芝向きの良血。


短評は「主力対等」



予想家の印
馬名 CPU 吉田幹 林茂徳 吉岡哲
キタイ △△
アランブレラ
ダイナミックアロー
ドリームスピリット △△
ウインスラーヴァ
コスモカレンドゥラ
インテンスライト
マルーンエンブレム △△ △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
インテンスライト 3.0
コスモカレンドゥラ 3.3
アランブレラ 4.6
ドリームスピリット 6.9
キタイ 7.1
マルーンエンブレム 7.7
ダイナミックアロー 17.7
ウインスラーヴァ 26.3
エブリバディ 50倍以上

デイリー馬三郎

本紙の見解

「前走の◎コスモカレンドゥラは2番手追走から直線抜け出しを図ったが、インを突いた勝ち馬の切れ脚に屈したA着。復帰後の2戦でクラス上位の力を示し、相手緩和で勝ち切りたい一戦だ。叩き2戦目の○インテンスライトが相手の筆頭。〈加藤〉」

◎ コスモカレンドゥラ
○ インテンスライト
▲ アランブレラ
× ドリームスピリット
☆ マルーンエンブレム

以下省略


アランブレラは全13記者中 ◎(本命)印 1記者、▲(3番手評価) 5記者、×(4番手評価) 1記者、☆(5番手評価) 2記者、無印 4記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

アランブレラ(1着)

 「前回から大幅に体が増えていたので、不安がないわけではありませんでしたが、圧巻の走りでしたね。成長分もあったと思いますが、前回よりしっかりした印象です。本当はもう少し抜け出すのを我慢したかったのですが、勢いが違いました。今回の勝利で中央へ戻ることができるということですから、一先ず役目を果たせてホッとしています。余力残しでこれだけ走れましたし、2勝クラスでの復帰でも楽しみだと思いますよ」(森泰斗騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「時間はかかってしまいましたが、無事に3勝目を挙げることが良かったです。本当にありがとうございました。気持ちも戻っていましたし、走りやすい外回りコースでは力が違いましたね。理想を言えば1勝クラスで中央へ戻してあげることができなかっただけに、そこだけが悔やまれます。ただ、今日の走りができれば中央で上を狙える馬だと思います。私たちは次走以降は関わることはできませんが、影から応援させて頂ければと思います。今後についてですが、ミッドウェイFへ戻っての状態を確認した上で来週中にNF天栄へ戻す予定です」(藤田輝信調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

アランブレラ

 「もともと期待していた馬。素質はクラス上位だし、手頃な頭数も魅力ですね。」(尾関知人調教師・デイリー馬三郎)

 「もともと血統から期待していた馬。足元がモヤッとして1週前は追い切りをしませんでしたが、週末の土曜日にやれたし、問題ありません。成長を感じるし、手頃な頭数も魅力。」(尾関知人調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 中央復帰初戦はいきなりの2勝クラスとハードルが高いですが、そこまで相手も揃っていませんし、9頭立てと気分良く走れそうです。また前走は完全に疲労が取れて力強さを感じましたし、血統的にはここである程度やれてもと思います。普通なら、世の中そんなに甘くないはずですけどね。

これ以降は2019年11月30日に作成

●パドック

 当日はルクソールさんが東京に臨場しておられ、わざわざ最終レースまで残っていただき、写真を撮ってきてくれました。ご厚意に甘えて掲載させていただきます。


中距離戦は少頭数の美味しいレースが多いと常々書いていますが、ここも9頭立てと高い賞金の割りにメンバーが揃わず美味しいレースとなりました。



アランブレラの馬体重は前走マイナス5キロの540キロ。かなりの大型馬で、常に脚元への負担が気になるところです。



かなり煩かったとのことです。



距離を走りたいですし、無駄に体力を使わないで欲しいところです。



いやはや、やはり馬体は惚れ惚れします。血統も良いですしこのクラス辺りなら走ってくれても不思議はないのですけどね。



馬体だけならオープン級ですが、メンタル面や気性面でダメダメなんですよねぇ。



とにかく未勝利戦でも結果的に勝てなかった馬。いきなりの2勝クラスでどこまでやれるか楽しみでも有り不安も少なくないですね。



現時点で2番人気!?複勝だけなら9番が1番人気ですが・・・。



とまーれーの合図がかかって尾関知人調教師登場。北村宏司騎手は前走に騎乗していたのでパドックまでは来られません。

●本馬場入場


本馬場に入ってきても煩いですね。



それでも走り出すと良い走りを見せてくれます。

●レース 


このクラスのスタートについていけるのか微妙でしたが、アランブレラは上手く出てくれます。



内枠でしたし、ある程度前が欲しかったですから3番手辺りが獲れそうで安心です。



1番のキタイが少し後ろを離して引っ張ります。アランブレラは2番手集団。



3コーナーに入り集団の差が詰まってきます。



スローペースで流れ、直線でのヨーイドン競馬になりそうです。切れ負けしないかなぁ〜。



終始ラチ沿いを通り折り合いも良く脚は溜まっていると思われます。



直線に向きましたが、これだけの少頭数なのに逃げて脚が上がったキタイの後ろに入り込んでしまい出るところがありません><。



この光景、この位置は私がバウンスシャッセのオークスで見た悪夢の再現のようです。出られずに仕掛けが遅れるんですよね。



ようやく少し間が空きます。



しかし外の2頭の方が脚色が良く・・・。



外からピンクの帽子の1番人気インテンスライト、緑の帽子の6番コスモカレンドゥラが凄い脚。



アッと言う間に交わされます><。



なんとか3着に粘り込んで欲しいところ、更に後ろからはミルコ・デムーロ騎手のピンクの帽子マルーンエンブレムも凄い脚で飛んできます。



必死に追うヒロシ。



あちゃちゃ、交わされそうだぞ。



それでもアランブレラも最後までしっかりと伸びて抵抗します。



久々に中央の速いペースですからよく頑張っていると思います。



なんとか9番の馬をギリギリ抑えて3着でゴール!!前とも差はありますがこの位の差で中央復帰初戦としては悲観する内容ではなかったと思われます。



アランブレラの戻ってくるのを3着コーナーで待つ山中伸弥iPS細胞研究所所長尾関知人調教師以下陣営の方々。



比較的その表情は明るいです。私たち所持者もその表情は明るいです。



帰ってきたアランブレラ。



勝った陣営のような光景ですね。”3”とはっきりと書いていますが・・・汗。まあ、2勝クラスで通用するかどうかは未知数でしたから、弱面とはいえ3着は私も笑顔ですね。

●時計の評価

 今回のアランブレラの走破時計は2分00秒4良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分59秒4、勝ち馬の走破時計が2分00秒0でした。

 やはり全体的にレベルが低く、勝ち馬の時計も平凡です。アランブレラはそこから0秒4差。包まれて仕掛けが遅れた分はありますが、それがなくても3着だった可能性は否めません。

 この弱面でこの成績となると次走は普通のメンバーなら成績は落としそうですが、一度中央で走りましたから、次はハンデ戦にも出走できますし、そこならそんなにハンデを背負わされることもないでしょう。なんとかこのクラスを勝ち上がりたいですね。展開やメンバーに恵まれる必要があると思いますが、アランブレラはまだ4歳。これから、中央の速いペースに慣れて成長していくことに期待したいですね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

アランブレラ(3着)

 「もともと能力が高いと思っていましたからね。久々の芝のレースでしたが、返し馬の走りは調教の時よりもいいと感じました。最後は切れる脚がないので勢いをつけたかったんですが、少し捌くのに苦労してしまいました。でも、メドが立つ内容でしたね。」(尾関知人調教師・競馬ブック)

 「できるだけ自分のリズムでスムーズに運びたいと考えていました。逃げる形とまでは言いませんが、今日の隊列なら2、3番手につけるイメージでしょうか。しかし、実際は周りの方がゲートの出が良くて、枠もあってずっと外側に馬がいる形になりました。直線では待たされた分だけ遅れを取ったので、悔いが残ります。調教のときよりも実戦の芝の走りの方が良く、より脚を上げてしっかりと走れていたのには好感が持てました。このクラスでも十分に力は足りるはずです」(北村宏司騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「競馬自体は慣れているので大きな問題はないのでしょうが、1つ1つのアクションが大きい馬なので気をつけて接すように心がけ競馬に臨みました。雰囲気自体は悪くなく、無事に送り出せるかなと思えたので、ジョッキーには、スタート次第では積極的に行ってもいいと思うと話をしていたんです。結果的には他のほうが速く、終始壁がある形になりましたね。向こう正面で外に出していても良かったのかもしれないとジョッキーは言っていましたけど、東京の芝2000mで内枠を引いたら今日のような競馬をするのがセオリーでしょうし、悪い競馬をしたとは言いませんよね。残念ではありますが、想像よりも上手に走ることができていたので、これならばゆとりある条件であればいずれは他の競馬場も考えてもいいような気はしました。今回は地方からの再登録、そしてそのまま競馬と、急ぎ足で東京に間に合わせたようなところもあったので、気持ちを少し抜く期間を作れればと考えていますが、この後も楽しみになりました」(尾関知人調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

アランブレラ(3着)

 「好馬体。落ち着きもあった。スタートから押して前へ。3番手の併走インに収まり、そこでなだめて追走。直線は逃げ馬の背後から。しばらく追い出しを待たされたが、最後は外2頭に切れ味負け。噛み合えば芝でも十分やれる。 」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金が280万円。距離別出走奨励賞が60万円。内国産馬所有奨励賞が20万円。特別出走手当が47.1万円。合計407.1万円。1口で割りますと6700円程度になると思われます。前走の1着賞金が全て併せて276.8万円でしたから、さすが中央!!平場の3着でもそれを優に超える高額な賞金です。今後もこの辺りの位置で稼ぎたいですね。

●今後の展望

 とにかく安心しました。いきなりの2勝クラスとはいえ、この弱面で全く歯が立たなければお先は真っ暗でしたし、3着というのは存在感を見せつけてくれたと思います。賞金も高くこの1撃で私で言うと所持3頭分+会費の1月分の出費に相当しますので有り難いことです。

 こんな感じでコツコツと稼いで、まずは募集金額を回収したいですね。馬が故障なくコンスタントに走ってくれればそれは十分に叶うと思います。

●最後に

 ついにアランブレラが私の目標とする2勝クラスの勝ち負けまで届いてくれました。そりゃあ相手に恵まれたとか少頭数だったとかいろいろと都合の良い点はありましたが、それでもなんでも私は2つ3つ勝って旧の1000万クラス(現2勝クラス)で勝ち負け出来る馬を探し続けている者なのでどのような形であれその目標に到達してくれたことは嬉しいですね。

 しかも私が望む芝の中距離です。毎回書きますが、オープンまでは頭数が揃いづらく距離手当なども出るので賞金が高く美味しいレースが多いです。

 遠回りをしましたがようやくここまでたどり着いてくれました。アランブレラはまだ4歳。来年がもっとも充実期でしょうし一段の活躍を期待しています。

 ただ、これも何度も書きますが、大型馬故に故障はいつでも心配です。

 いつまでも無事で年間10走くらいは走って欲しいですね。

 頑張れアランブレラ!!次も期待しているぞ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2019年11月6日立ち上げ 14日、16日、17日、29日加筆
アランブレラの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2019年10月 4日 第10戦 100mの江戸桜トンネル賞 C1C2 大井ダ1800m (1着1番人気) 

2019年 6月21日 第9戦 荷風特別 C1(一) 船橋ダ1600m (6着/1番人気

2019年 5月 9日 第8戦 豊四季特別 C1(二) 船橋ダ1600m (2着1番人気

2019年 4月 9日 第7戦 C1(五)(六) 大井ダ1600m (2着1番人気

2019年 3月 6日 第6戦 C1(六)(七) 大井ダ1600m (2着1番人気

2019年 1月21日 第5戦 迎春賞 C1C2 大井ダ1700m (1着1番人気

2018年12月27日 第4戦 エイエイオー賞C2 大井ダ1800m (1着1番人気

2018年11月15日 第3戦 サフラン賞C1C2 大井ダ1700m (2着1番人気

2018年 9月30日 第2戦 3歳未勝利 中山ダ1800m (6着/1番人気

2018年 2月24日 デビュー戦 3歳未勝利 中山芝1800m (2着1番人気) ルクソール様撮影現地写真多数掲載

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