マルムーティエ(マルティンスタークの14) 第7戦


キャロットクラブ出資愛馬第28号は、注目していて購入せずに大きく後悔したマルティンスタークの第2仔。その母マルティンスタークは募集価格1400万円と安価ながら4勝を挙げ獲得本賞金も6846万円と素晴らしい活躍だった。安価で2、3勝を出来る馬を探し続ける私にとって、関西馬でこの手の活躍馬を取りこぼしたことは痛恨。

その4勝馬の母の初年度産駒グリューヴァインは母同様募集価格1400万円ということで私は最優先権で購入。期待に応えて勝ち上がってくれて500万クラスでも2着(購入時。その後現在3勝目を挙げた)。

14年産で第2子の本馬は募集価格1600万円と相変わらず安価で、父は産駒が早期から始動できしかも2015年9月末現在2歳リーディングトップを走るダイワメジャー。馬体の良い子が多く私の大好きな種牡馬ということで当然購入。今回は一般枠で取得できた。

芝のマイルで2、3勝を挙げてくれればと思っている。

デビュー戦は牝馬限定戦にもかかわらず弱面ばかりのしかもたったの8頭立ての美味しいレース。断然の1番人気に支持されるが、スタート直後に前をカットされるロスがあったとはいえ、4角手前で手応えが悪くなりもう追い出す始末。走破時計も悪く、走らない馬なのかと心配された。

2戦目は17頭立てとデビュー戦の倍以上の頭数で3着と同じ3着でも内容は一気に良化。走破時計も未勝利クラスの勝ち負け水準に到達。少なくとも未勝利戦の勝ち上がりは見えた。

しかし、3戦目はこれまた弱面揃いの中4着とついに馬券圏内を外す。内枠を利用して終始ラチ沿いを回りピッタリ1600mを走っての内容で正直不甲斐ない。

そこから放牧に出されたが、しがらき担当者がまだまだと言う状態で無理矢理帰厩。追い切りの動きも冴えないまま出走し15着大敗。

芝ではパンチ不足ということで4戦目からはお約束のダートへ。しかし、ダート初戦はスタート直後に躓いて後手を踏み8着。ダート2戦目の前走は発馬の態勢が悪く競馬ブックでも滅多に出ない4馬身の致命的出遅れで10着大敗。

まともでも両レース共掲示板はなかったと思われるが、芝よりも相手が軽くなる分、多少成績は上昇。なんとか弱面揃いのダートでポンと出て勝ち上がりたい。

前走後、2度使った後で少し間は空けてあげたいということで3月31日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

5月24日に栗東トレセンに帰厩しました。

予定通り6月3日 阪神4R 3歳未勝利 芝1400m 混合に出走!!

フルゲート18頭のところに想定数は33頭。想定段階ではマルムーティエは出走確定順位18番手で同節にあと2頭いることから3分の1の抽選対象。もっと節を持っている馬に割り込まれれば非抽選除外。信頼できるクラブ公式HPでも”除外の可能性有B”のジャッジ。

除外を避けこれだけ節を空けたのにダート戦に出るのはやめて欲しい。私もせっかく3日出走なら競馬場に応援に行くことが出来たが次週にスライドもやむなし。結局上位馬が回避してくれて出走確定。

15着/10番人気。

事前の状態も良く、芝で巻き返しと思ったが良いところなく大敗。残念ながらほとんど成長が見られず勝ち上がりは絶望的。


レース回顧と時計の分析、レース後の荻野極騎手と高野友和調教師のコメントを掲載。

ルクソール様撮影現地写真多数掲載。

(2017年6月15日完結)

2017年4月4日立ち上げ

●前走後、2度使った後で少し間は空けてあげたいということで3月31日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました

 事前の評価が高く、デビュー前の追い切りの動きも非凡だった我らが愛馬マルムーティエ。

 デビュー戦は牝馬限定戦にもかかわらず弱面ばかりのしかもたったの8頭立ての美味しいレース。断然の1番人気に支持され、我々も新馬勝ちを期待しますが、スタート直後に前をカットされるロスがあったとはいえ、4角手前で手応えが悪くなりもう追い出す始末。走破時計も悪く、走らない馬なのかと心配されました。

 2戦目は17頭立てとデビュー戦の倍以上の頭数で1番人気3着とデビュー戦と人気も着も同じになります。しかし同じ3着でも内容は一気に良化。走破時計は未勝利クラスの勝ち負け水準に到達し、少なくとも未勝利戦の勝ち上がりは見えてきました。正直、ホッとしましたね。

 しかし、3戦目はこれまた弱面揃いの中4着とついに馬券圏内を外してしまいます。内枠を利用して終始ラチ沿いを回りピッタリ1600mを走っての内容で正直不甲斐なさを感じました。

 そこから放牧に出され、しがらき担当者がまだまだと言う状態でしたが高野友和調教師は無理矢理帰厩させます。その後の追い切りの動きも冴えないまま出走し15着大敗。掲示板どころかブービー負けに喫します。しかもこれ牝馬限定戦です。

 芝ではパンチ不足ということで4戦目からはお約束のダートへ。しかし、ダート初戦はスタート直後に躓いて後手を踏み8着。ダート2戦目の前走は発馬の態勢が悪く競馬ブックでも滅多に出ない4馬身の致命的出遅れで10着大敗と掲示板にも載ることが出来ません。ロスがなくまともでも両レース共掲示板はなかったと思われますが、芝よりも相手が軽くなる分、多少成績は上昇。なんとか弱面揃いのダートでポンと出て勝ち上がりたいですね。

 前走後、2度使った後で少し間は空けてあげたいということで3月31日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

これ以降は2017年5月26日に作成

●5月24日に栗東トレセンに帰厩しました

 前走大敗後、2度使った後で少し間は空けてあげたいということで3月31日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されていたマルムーティエ。ほぼ2か月状態は良かったにもかかわらず放置プレイされていました。

 以下は5月25日に更新されましたクラブ公式HPマルムーティエの近況報告です。

24日に栗東トレセンへ帰厩しました。25日は軽めの調整を行いました。「NFしがらきで15−15に近い調教も取り入れ始めましたので、水曜日に帰厩させました。今朝は坂路で軽めの調教を行っています。もともと気性的にピリッとしたところのある馬ですし、あまり追い詰めずフレッシュなうちに使っていくつもりでいます。週末に速めの時計を出してみてから検討しますが、状態次第では来週の競馬も視野に入れていきます」(高野師)6月3日の阪神競馬(3歳未勝利・芝1400m)を目標にしています。

ということで、5月24日によーーーーーーやく栗東トレセンに帰厩させて貰えました。未勝利戦はいつまでもあるわけではないですし、時間を無駄にしたくないですよね。2か月も節を空けなければならないと出走できないなんてことはないですからね。当然、これだけの節を空けたわけですし、次走予定はダートではなく芝です。ここ2戦は弱面と変わり身を求めてダートを走りましたが、そもそも芝馬だと思いますし、そちらで走って欲しい。ただ、3戦前のシンガリ負けがありますし、芝で勝ち負け出来るのかと言われれば、そりゃNoですがもういろいろとやってみてきっかけを掴むしかないですからねぇ。

 なんとか以前のように掲示板に載って欲しいですね。

 次走は6月3日 阪神4R 3歳未勝利 芝1400m 混合に出走予定ということです。鞍上は未定ですが、あまり期待出来ないでしょうね。

これ以降は2017年6月1日に作成

●追い切り情報(6月1日更新)

前走前 3月23日 栗東坂路 重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 53.2
3F 38.7
2F 25.4
1F 12.8



5月26日 栗東坂路 稍重馬場 末一杯に追う
1回
助手
4F 53.7
3F 39.1
2F 25.6
1F 12.8


5月28日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
2回
助手
4F 57.3
3F 42.0
2F 27.6
1F 14.1


5月31日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 53.7
3F 38.4
2F 25.3
1F 12.7
 5月26日、24日に準備万端で帰厩後1本目の追い切り時計を計時しました。全体の時計もまずまずですし、終いまでしっかりと伸びていて良い動きです。この追い切りの動きなら少なくとも未勝利クラスは勝てそうなものなんですけどねぇ。とにかく今回は動きが良く、信頼できそうな状態なので以前のように掲示板を確保して欲しいですね。

 5月28日、終い3ハロンを14秒ずつで追い切られました。最後の1ハロンがそれまでの2ハロンに比べて若干時計が遅いのでそこはイマイチですが、いつものように2本登坂していますし結構な負荷はかけられていますのでやはり状態は良さそうですね。今回はある程度レースでも走ってくれると思いますが、これでダメなら未勝利脱出は事実上出来ないということが確定しそうです。こういう状態の時に出遅れたり不利を受けるとガッカリなんですよね。ダメだったとしても、しっかりと力は出し切りたいですね。

 5月31日、今週出走に向けしっかりと負荷をかけられました。全体の時計も良いですし、終いまでしっかりと伸びていて好印象です。私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。かなり良い状態にあると見ています。案外ここ数戦にない激走が見られるかも知れませんよ。期待しています。
 デイリー馬三郎では”仕上十分”と力強い短評ながら、昨今の競走成績を考慮しての”C”評価。競馬ブックでは”立て直し良化”とこちらも良い評価を頂戴しています。
 以下は同日(5月31日)更新されましたクラブ公式HPマルムーティエの近況報告です。
「レースでは折り合いを気にする馬ではないのですが、調教では気持ちが少し先行するようなところが見られるので、そのあたりにも注意しながら調整を続けています。今朝は坂路で単走の追い切りを行いましたが、人間とうまくコンタクトを取れて走れていましたし、動き自体は良かったですよ。先週の金曜日に坂路でしっかりと時計を出すことができていますし、予定どおり今週の競馬に向かわせていただきたいと思います。今回はデビュー時に使っていた芝の短いところに戻すので、改めて期待したい一戦ですね。なお、鞍上についは現在調整中です」(高野師)6月3日の阪神競馬(3歳未勝利・芝1400m)に出走を予定しています。
 ということで陣営としても良い手応えの様です。あとは予定のレースに出走できるかなんですよね。

●気になる出馬想定表(6月3日 阪神4R)

出馬想定表 6月3日 阪神4R 3歳未勝利 芝1400m 混合 フルゲート18頭 想定数33頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アイファーヒロイン 藤懸貴志 初出走
アウトリガーカヌー  5/20 未勝利 京都芝1400 13
18 イズナ 秋山真一郎  3/25 未勝利 阪神芝1400
ウインドウイスパー 初出走
ウインドロイヤル  5/06 未勝利 京都芝1600 14 14 16 14
エイシンプレミアム 岩田康誠 初出走
エイシンルーク クリストフ・ルメール  5/20 未勝利 京都芝1400
15 エンゲージスマイル 酒井学  2/26 未勝利 阪神ダ1800 11
サンブリリアント 三津谷隼人  5/14 未勝利 京都芝1400 10 14
サンレイサワヤカ 鮫島良太  4/09 未勝利 阪神芝1600 13 15
シゲルポインター  5/13 未勝利 京都芝1200 16 14 14 15
スマートサクソン  5/13 未勝利 京都芝1200 11
スリーオリジン  5/06 未勝利 新潟芝1400 12 11
16 ゼナ 和田竜二  3/05 未勝利 小倉芝1200 16 14
タガノアヌピス  5/14 未勝利 京都芝1400
チトニア 福永祐一  5/14 未勝利 京都ダ1400
13 テイケイラフイン  1/21 未勝利 京都ダ1200 14
ドナマコン 高倉稜  4/09 未勝利 阪神芝1600 11 11
トモリエール 武豊  4/29 未勝利 京都芝1400 14 13 16
ノルナゲスト  4/08 未勝利 阪神芝2000 11
バーニングテイスト  4/23 未勝利 京都芝2000 10 15 16 14 15
ヒマワリノヤクソク 川田将雅  5/21 未勝利 京都芝1600
13 ピンクリボン  1/22 新馬 京都芝1800 14 12
プラチナバイオ 坂井瑠星  5/06 未勝利 京都芝1600
18 フランツジョセフ 松山弘平  3/25 未勝利 阪神ダ1400 11 10
ベニーニ 藤岡康太 初出走
ホープフルスター 藤岡佑介  5/14 未勝利 京都芝1400 10
18 マルムーティエ 荻野極  3/26 未勝利 中京ダ1800 10 15
17 ヤマニンアドルフォ 川又賢治  3/20 未勝利 中京ダ1800 15 12
ラフォリア 幸英明  5/07 未勝利 京都芝1400

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在33頭出馬想定されています。想定段階ですとマルムーティエは3分の1の抽選対象です。信頼できるクラブ公式HPでは”除外の可能性有B”のジャッジです。

これ以降は2017年6月3日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 6月3日 阪神4R 3歳未勝利 芝1400m 混合 出走数18頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アイファーヒロイン 藤懸貴志 初出走
18 イズナ 秋山真一郎  3/25 未勝利 阪神芝1400
ウインドウイスパー 初出走
エイシンプレミアム 岩田康誠 初出走
エイシンルーク クリストフ・ルメール  5/20 未勝利 京都芝1400
15 エンゲージスマイル 酒井学  2/26 未勝利 阪神ダ1800 11
サンブリリアント 三津谷隼人  5/14 未勝利 京都芝1400 10 14
スマートサクソン 小牧太  5/13 未勝利 京都芝1200 11
16 ゼナ 和田竜二  3/05 未勝利 小倉芝1200 16 14
タガノアヌピス 富田暁  5/14 未勝利 京都芝1400
チトニア 福永祐一  5/14 未勝利 京都ダ1400
13 テイケイラフイン 森裕太朗  1/21 未勝利 京都ダ1200 14
ヒマワリノヤクソク 川田将雅  5/21 未勝利 京都芝1600
13 ピンクリボン  1/22 新馬 京都芝1800 14 12
18 フランツジョセフ 松山弘平  3/25 未勝利 阪神ダ1400 11 10
ベニーニ 藤岡康太 初出走
ホープフルスター 藤岡佑介  5/14 未勝利 京都芝1400 10
18 マルムーティエ 荻野極  3/26 未勝利 中京ダ1800 10 15
17 ヤマニンアドルフォ 川又賢治  3/20 未勝利 中京ダ1800 15 12
ラガーセブンカラー  4/30 未勝利 新潟芝1200 12 12 16 12
ラフォリア  5/07 未勝利 京都芝1400
ロードアイビス 浜中俊  4/15 未勝利 阪神芝1400

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり 青字は1000万クラスでの成績

●阪神芝1400mコース解説

 フルゲートは18頭。春季開催(重賞競走を除く)時はフルゲート16頭。スタート地点は向正面左、2コーナー出口付近のポケット。改装前の芝1400mが、この内回りにあたる。4コーナーまでの距離は芝1200mをそのまま延長した443m。最初のコーナーまで十分に距離はあるが、スタート直後は各馬押して出て行くため、先行争いは激しくなる。それでも行く覚悟と、それを可能にする先行力が必要。ゴール前の急坂でラスト1ハロンの時計がグッとかかるコース形態だが、先行しての雪崩れ込みが利きやすく、直線一気はなかなか難しい。メンバー中最速の上がりをマークして突き抜けるコースではない。
 枠順は内側の馬場が荒れていない限り、断然内枠が有利。内回りはコーナーがキツイので、多頭数で外枠を引くと、かなり外に回らされることになり、距離ロスが大きい。芝1200mと同様にサンデーサイレンスの系統はもちろん、ロベルト系の種牡馬の仔もこのコースに向いている。

有利な枠順 フラット
有利な脚質 先行、差し
ポイント 枠順、先行力
種牡馬ベスト ディープインパクト、ネオユニヴァース、ダイワメジャー
連対騎手ベスト 福永祐一、ミルコ・デムーロ、浜中俊、岩田康誠、川田将雅
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分23秒5 1分24秒4 1分23秒6
2歳未勝利 1分23秒0 1分23秒7
2歳500万 1分22秒4 1分22秒7
2歳オープン 1分22秒3 1分21秒1
3歳新馬 1分23秒3 1分25秒4
3歳未勝利 1分22秒6 1分23秒5 1分24秒2
3歳500万 1分22秒2 1分22秒4 1分23秒3
古馬500万 1分21秒9 1分22秒8
古馬1000万 1分21秒7 1分23秒1 1分22秒7 1分22秒5
古馬1600万 1分21秒2 1分22秒0
古馬オープン 1分21秒6 1分22秒8 1分24秒5 1分22秒5

●騎手は荻野極騎手 ほっさん評価「D」

 今回のマルムーティエの鞍上は昨年デビューした新人・荻野極騎手です。現在44勝を挙げているので負担斤量の減量は2キロです。もうすぐ50勝に到達すると減量1キロになりますから美味しい騎手と言えます。

 デビューからまもなくしてダートで二桁人気の馬を何度も上位に持ってくるなど騎乗技術には定評があり、特にダートで実績があります。今回はダートに比べると成績で見劣りする芝ですが、負担斤量2キロ減も良いですし乗れている騎手という印象ですから期待しています。。

 我が軍団の愛馬には今年4月にグリューヴァインに騎乗していただきました。人気通りでしたが上手く先行し良い騎乗ぶりでした。今回は人気以上に持って来て欲しいですね。


 2017年6月2日現在、中央通算44勝、勝率6.0パーセント、連対率12.2パーセント。重賞は未勝利。デビューイヤーの昨年(2016年)は中央20勝、勝率4.5パーセント、連対率9.5パーセントだったが、本年(2017年)はここまで24勝、勝率8.4パーセント、連対率16.4パーセントと飛躍的に数字を上げてきている。



 荻野 極(おぎの きわむ)は1997年9月23日生まれの19歳。日本中央競馬会 (JRA) の栗東トレーニングセンターに所属している2年目の騎手である。騎手免許は平地競走と障害競走を有しているが、障害競走への出走は現在のところない。所属厩舎は清水久詞厩舎。今時珍しいエージェントをつけていない騎手。

 2016年3月5日、第1回阪神3日1Rで栗東の清水久詞厩舎所属騎手としてデビュー。同期には木幡巧也、坂井瑠星、森裕太朗、菊澤一樹、藤田菜七子がいる。同年4月10日、阪神6日3Rでタガノインペーロに騎乗し初勝利を挙げた。

 自厩舎でGT4勝のキタサンブラックの調教に騎乗することもある。
 2016年デビューの新人騎手6人の2017年6月2日までの騎乗成績は以下のとおりです。

木幡巧也   53勝
坂井瑠星   49勝
荻野極    44勝
森裕太朗   19勝
菊澤一樹   14勝
藤田菜七子  11勝

 同期の中では勝ち星が多い方で活躍されておられます。
 ほっさん愛馬での成績 (1戦0勝)

 2017年 4月15日 グリューヴァイン 1000万下 阪神ダート1400m 11着/10番人気

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ラフォリアは前走が7カ月半ぶり。ひと伸びを欠いたが、うまく立ち回って力を示した。攻めは依然軽快。前進必至の2走目。エイシンルークはゲートが鍵だが、1400メートルはピッタリ。ホープフルスターも有力。」


短評は「主力対等」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
ラフォリア
イズナ △△
チトニア
エイシンルーク △△
エンゲージスマイル
ヒマワリノヤクソク △△ △△
スマートサクソン
ホープフルスター
タガノアヌビス
フランツジョセフ
マルムーティエ
サンブリリアント
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
エイシンルーク 3.1
ラフォリア 4.0
ホープフルスター 4.6
ヒマワリノヤクソク 9.6
チトニア 9.7
タガノアヌビス 18.9
中 略
マルムーティエ 41.1
ヤマニンアドルフォ 50倍以上
テイケイラフイン 50倍以上
アイファーヒロイン 50倍以上
以下15倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
マルムーティエ 64 49 50 42
エイシンルーク 75 75 65 71
ラフォリア 74 67 74 67
ホープフルスター 70 64 69 70
ヒマワリノヤクソク 69 58 69 63
チトニア 47 47


デイリー馬三郎

本紙の見解

「前走の◎ラフォリアは@、A着馬より常に外を回る形で0秒1差。メンバーのレベルや走破時計を踏まえれば、ここなら断然上位の存在だ。2走目の上積みも大きく、ここは順当に決める。強敵は○。血統や走法から、良馬場ならもっとやれる。〈吉田〉」

◎ ラフォリア
○ チトニア
▲ エイシンルーク
× ヒマワリノヤクソク
☆ エンゲージスマイル
△ ホープフルスター
△ タガノアヌビス
△ サンブリリアント


マルムーティエは本紙無印(T_T)。しかも8頭も印がついているのにぃ〜。



マルムーティエは全13記者中 ▲(3番手評価) 1記者、△(6番手以下評価) 1記者、無印 11記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

マルムーティエ(10着)

 「スタートに尽きますね。ゲートの中で丸まった時にスタートを切る形で、体勢がが悪かったですね。ダートの1800メートルという条件は合っていると思います。」(高野友和調教師・競馬ブック)

 「ゲートの中で体を丸めた時に開いたことでスタートで出遅れてしまいました。その後はハミの取り方も良かったですし、途中からジワジワとポジションを上げていったのですが、そこで脚を使った分だけ最後は止まってしまいましたね。結果論ですが、あそこで動かずにジッとしていればまた違っていたでしょうし、何よりも僕がゲートでしっかり体勢を整えられなかったことが一番の敗因です。本当に申し訳ありませんでした」(内田博幸騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「ゲート内で後ろにモタれて駐立の体勢が悪いところでスタートが切られてしまいました。前回は躓いたとはいえゲート自体は出ていましたし、まさかこんな風に出遅れてしまうとは想定外でした。申し訳ありません。ジョッキーは道中ジッとしていれば良かったとも言っていましたが、あれだけスタートで遅れてしまっていますし、今日の敗因はそこに尽きるでしょう。ダート1800mという条件は問題ないと思いますし、何とかまともな競馬で見直せるようにしていきたいです。この後はいったん放牧に出すつもりですが、レース後の状態を確認したうえで先にゲートの確認だけ行うかもしれません」(高野友和調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「ゲートを出ずに大きく立ち遅れる。3角で集団に取りついて、そこから仕掛けて上がって行くも中団まで。今日は発馬のロスがすべて。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

マルムーティエ

 「ここ2戦からもダートは不向き。リフレッシュして体調はいい。芝で改めて。」(高野友和調教師・デイリー馬三郎)

 「ひと息入れてリフレッシュ。雰囲気はいいですよ。芝で見直したいところです。」(高野友和調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 マルムーティエはここ3戦は15着8着10着。特に3戦前の15着は全く良いところもなく散々なレースでした。そこから芝に見切りをつけて、比較的相手の軽くなるダートへ矛先を向けますが、いずれもテンパンチ足りない状態。

 高野師曰く、ダートは合わないと言うことで3戦ぶりに芝に戻されます。

 しかし、マルムーティエは元々芝で3着3着4着だった馬。しかも新馬戦は単勝2.2倍だった馬(T_T)。3戦前の15着の時は明らかに事前の追い切りが手緩かったですし私は走る前から大敗を宣言していました。

 今回は掲示板を確保していた当時くらいの負荷をかけられていて追い切りの動きもなかなかのものです。追い切りの動き重視の私としては、大きな出遅れや前をカットされるロスでも無い限り上位の走りを見せてくれると確信しております。

 ずはり13番人気6着です。

 ある程度好走するも掲示板を確保出来ずいつもの「節を空ける為の」長い長い放牧に5日に出るところまで予測します。

 なお、口取りなのですが、あまりに久しぶりのことなので正直申し込むのを失念しておりまして、金曜日の11時30分にそのことに気づき、「どーせ口取りに申し込んでいる物好きな所持者なんて1かゼロだろうし、発表後空いているのなら入れてくれないかと電話でもしてみよう」と高を括っていましたら、なんとなんと16分の10の抽選となっており、すでに定員一杯でした。

これ以降は2017年6月8日に作成(一部15日に加筆)

●パドック

 当日は私も現地入りしたのですが、グズグズしていたら到着するのがこの4Rの本馬場入場後になってしまいまして、先に来られていたルクソールさんがお撮りいただいた写真を頂戴しております。以下、写真は全てルクソール様撮影です。



マルムーティエの馬体重は前走マイナス2キロの458キロ。



調教では動きの良かったマルムーティエ。こうやって見ても馬体も良いですよねぇ。



全体的に頭が高く、やる気漲るという感じではありません。



腹回りもすっきりとしていて馬体は出来上がっていました。



この時点で単勝29.4倍。近走成績からはそんなもんでしょう。



ジャイアンツカラーの高野厩舎のメンコ。



「あれはダメだ」と客に指されるマルムーティエ。







集中力もイマイチですね。この辺がこの馬の走らないポイントなんでしょうね。



むむっ!?ダービー馬が向こうに??



どの写真を見ても頭が高く走る気は薄いようです。



とまーれーの号令がかかり高野先生登場。



この角度から見ると少し細い??



入念に馬体を確認されます。



このレースを選択されたのもベストですし、結果は出ないものの高野先生、しっかりとやってくださっているんですよね。



レープロらしきものを確認。



あまりに高野先生がガン見するのでマルムーティエも気になって見てしまうの図。何せマルムーティエ、集中力がありません。



荻野極騎手は前走で騎乗していたのでパドックには来ません。



GTのようにピリピリとした緊張感はありませんね。



どの写真を見ても気合い乗りが悪いなぁ〜。



少し発汗してきました。

●本馬場入場


荻野極騎手とマルムーティエ。



馬場までちゃんとついてきたしっかりと仕事をしている高野先生。

●レース 


マルムーティエのスタートは悪くないのですが、二の脚が遅く、鞍上が押っつけてポジションを取りに行こうとするものの競り負けて13番手のこの位置。



速い脚の全くないマルムーティエが13番手。この時点で大敗を覚悟しました。



早くも手が動きポジションを上げようとするもののたいした加速はありません。



大外をプン回すようです。能力の足りない馬には厳しいやり方です。



後方を楽に追走していたにもかかわらずジリジリの伸びるだけ。



それどころか後ろの馬にも交わされてしまいます。



勝ったのはクリストフ・ルメール騎手騎乗のエイシンルーク。



ここまでが掲示板。



7着まで。



芦毛の馬が8着。



9着、10着。マルムーティエはまだいません。



13着まで見えて来ました。



11番の馬が14着。マルムーティエはその次の15着でした。

●時計の評価

 今回のマルムーティエの走破時計は1分22秒3良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分21秒6、勝ち馬の走破時計は1分21秒0でした。

 全体的にハイレベルはレースと言えますが、そんな中でもマルムーティエは勝ち馬から1秒3、推定勝ちタイムから0秒7も離れており、未勝利クラスであっても勝ち負けは厳しいと言わざるを得ません。

●レース後の騎手・調教師のコメント

マルムーティエ(15着)

 「前回はゲートで遅れてしまったようなのですが、今日は最後の方に入ったこともあってか特に問題ありませんでした。ただ、この枠順ということもあって道中は外々を回らされる苦しい展開になってしまったんです。どこかで内に潜り込んでタメを利かせることができればまた違ったのでしょうが、それもできなくて…。初めて乗せていただきましたが、芝の走りは良かったと思いますし、展開面などが噛み合えばもっと走れるはずです。うまく乗れずに申し訳ありません」(荻野極騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「スタートを上手に出てくれて、スムーズに追走できていましたし、積極的に動いていくいい形の競馬ができたのですが、直線でちょっと寄られるところがあって伸び切れませんでした。終始外を回らざるを得なかったのも厳しかったですし、もう少し内目の枠で五分にスタートできていれば違ったと思います。このぐらいの条件自体は良さそうなので、出走状況次第で一度放牧に出して調整します」(高野友和調教師・キャロットクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 特別出走手当が40万円。1口で割りますと925円になると思われます。

●今後の展望

 15着と大敗でしたが、私も高野先生と同じようにダートよりは芝向きでこの条件が良いと思いますので、次も芝の1400メートル辺りを使って欲しいですね。そうなると2か月ほどの節を空ける為の放牧は必要かと思いますが、これは仕方がありません。

●最後に

 今回はマルムーティエの状態も良く、選択されたレースもベストと思われるものでしたし陣営は力を尽くしてくれました。高野先生はパドックでも入念に馬体を調べ、また馬場まできちんとついて行かれました。

 騎手もギリギリまで抽選対象だった中で良い騎手を選んでいただいたと思っております。きちんとやるべきことをやっての大敗は清々しいものです。なんの不満もありません。

 同じ15着でも明らかに事前の状態が悪かった3走前と比べますと勝ち馬からの着差は詰めていますし走りも良かったです。これで喜んでいてはいけないのでしょうが、これで馬に力がないことは明かですし、何よりも性格面や精神面でしっかりと走れていない印象です。しかし、これは仕方のないことで、そういうお馬さんだったということ。こんなのなかなか修正のしようがないですもんね。

 すでに7戦していますからスーパー未勝利戦への出走権は基本的になく、次走は節を空けなければならないことから7月か8月のレースになると思われラストランになる可能性が濃厚です。ただ、我々所持者でもこれだけ何度も本番での走りを見て勝てそうもないですし覚悟は出来ています。もう未勝利引退は折り込み済みですね。それでも最後までしっかりと応援していきたいと思います。

 最後まで頑張れ、マルムーティエ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2017年4月4日立ち上げ 5月26日、28日、6月1日、3日、8日、15日加筆
マルムーティエの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2017年 3月26日 第6戦 3歳未勝利 中京ダート1800m 牝馬限定 (10着/7番人気)

2017年 3月 5日 第5戦 3歳未勝利 阪神ダ1400m 牝馬限定 (8着/7番人気)

2017年 2月 4日 第4戦 3歳未勝利 京都芝1600m 牝馬限定 (15着/7番人気) ルクソール様及びタテヤマ様撮影現地写真多数掲載

2016年10月 8日 第3戦 2歳未勝利 京都芝1600m 牝馬限定 (4着/3番人気)

2016年 9月11日 第2戦 2歳未勝利 阪神芝1400m 牝馬限定 (3着1番人気

2016年 8月21日 デビュー戦 2歳新馬 小倉芝1200m 牝馬限定 (3着1番人気

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