マルムーティエ(マルティンスタークの14) 第5戦


キャロットクラブ出資愛馬第28号は、注目していて購入せずに大きく後悔したマルティンスタークの第2仔。その母マルティンスタークは募集価格1400万円と安価ながら4勝を挙げ獲得本賞金も6846万円と素晴らしい活躍だった。安価で2、3勝を出来る馬を探し続ける私にとって、関西馬でこの手の活躍馬を取りこぼしたことは痛恨。

その4勝馬の母の初年度産駒グリューヴァインは母同様募集価格1400万円ということで私は最優先権で購入。期待に応えて勝ち上がってくれて500万クラスでも2着(購入時。その後現在3勝目を挙げた)。

14年産で第2子の本馬は募集価格1600万円と相変わらず安価で、父は産駒が早期から始動できしかも2015年9月末現在2歳リーディングトップを走るダイワメジャー。馬体の良い子が多く私の大好きな種牡馬ということで当然購入。今回は一般枠で取得できた。

芝のマイルで2、3勝を挙げてくれればと思っている。

デビュー戦は牝馬限定戦にもかかわらず弱面ばかりのしかもたったの8頭立ての美味しいレース。断然の1番人気に支持されるが、スタート直後に前をカットされるロスがあったとはいえ、4角手前で手応えが悪くなりもう追い出す始末。走破時計も悪く、走らない馬なのかと心配された。

2戦目は17頭立てとデビュー戦の倍以上の頭数で3着と同じ3着でも内容は一気に良化。走破時計も未勝利クラスの勝ち負け水準に到達。少なくとも未勝利戦の勝ち上がりは見えた。

3戦目の前々走はついに馬券圏内を外す。11頭立てと少頭数でしかも全体的に弱面揃い。そして内枠を利用して終始ラチ沿いを回りピッタリ1600mを走っての4着。正直不甲斐ない。

しかし、強い1番人気を追いかけてのもので、走破時計は競馬ブックの推定勝ちタイムを上回っており悪く言い過ぎる必要もない。


そこから夏場からしっかりと使ってきて目に見えない疲れなどあるかもしれないと言うことで放牧に出されたが、しがらき担当者がまだまだと言う状態で無理矢理帰厩。追い切りの動きも冴えないまま出走し15着大敗。

当然優先出走権が取れなかったというお約束の理由により2月7日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

2月18日に栗東トレセンに帰厩しました。

3月5日 阪神1R 3歳未勝利 ダート1400m 牝馬限定に出走!!

フルゲート16頭のところに想定数は16頭。信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”のジャッジ。結局16頭で確定。

鞍上はフロアクラフトで大変お世話になった松山弘平騎手で期待は高い。

8着/7番人気。

スタートで躓いて後手を踏みというのは敗因としてわかるが、それがなくても掲示板はなかっただろう。相変わらず最後の直線はもどかしいほどのジリ脚で、競馬ブックではダートよりも芝向きとの評価。うーーーん、勝ち上がりは厳しすぎるなぁ〜(涙)。


レース回顧と時計の分析、ース後の松山弘平騎手と高野友和調教師のコメントを掲載。

(2017年3月15日完結)

2017年2月15日立ち上げ

●前走後、優先出走権が取れなかったというお約束の理由により2月7日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました

 事前の評価が高く、デビュー前の追い切りの動きも非凡だった我らが愛馬マルムーティエ。

 デビュー戦は牝馬限定戦にもかかわらず弱面ばかりのしかもたったの8頭立ての美味しいレース。断然の1番人気に支持され、我々も新馬勝ちを期待しますが、スタート直後に前をカットされるロスがあったとはいえ、4角手前で手応えが悪くなりもう追い出す始末。走破時計も悪く、走らない馬なのかと心配されました。

 2戦目は17頭立てとデビュー戦の倍以上の頭数で1番人気3着とデビュー戦と人気も着も同じになります。しかし同じ3着でも内容は一気に良化。走破時計は未勝利クラスの勝ち負け水準に到達し、少なくとも未勝利戦の勝ち上がりは見えてきました。正直、ホッとしましたね。

 3戦目の前々走は11頭立てと少頭数でしかも全体的に弱面揃い。更にレースでは内枠を利用して終始ラチ沿いを回りピッタリ1600mを走りますが4着まで。ついに馬券圏内を外してしまいます。外々を回っての僅差4着ならまだマシですが、最短距離でのこの着は正直不甲斐なさを感じました。

 しかし、強い1番人気を追いかけてのものですし、走破時計は競馬ブックの推定勝ちタイムを上回っておりましたから悪く言い過ぎる必要もありません。前々走は事前の追い切りの動きもイマイチでしたし、夏場からしっかりと使ってきて目に見えない疲れなどあるかもしれないと言うことでレース後放牧に出されました。

 年が明けてマルムーティエは3歳になりますが、なかなか状態が上がって来ずに時間ばかりが流れます。しがらき担当者がまだまだと言う状態でしたが高野友和調教師は無理矢理帰厩させます。その後の追い切りの動きも冴えないまま出走し15着大敗。掲示板どころかブービー負けに喫します。しかもこれ牝馬限定戦です。

 当然優先出走権が取れなかったというお約束の理由により2月7日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されたわけですが、状態の悪さからレース前から大敗するのは目に見えており、最近の高野友和調教師のマルムーティエに対するやり方には釈然といたしません。次は結果で黙らせて欲しいですね。

これ以降は2017年2月21日に作成

●2月18日に栗東トレセンに帰厩しました

 2月20日に臨時更新されましたクラブ公式HPマルムーティエの近況報告によりますと、2月7日から節を空ける為の放牧に出されていたマルムーティエが2月18日に栗東トレセンに帰厩したということです。こりゃ、なんとも”節を空ける”という理由にしては早すぎる帰厩ですね。

 前走時は冬毛が伸びておりどうも寒いとき向きではないと感じますが、そうは言っても3歳未勝利馬。使えるときに使っていかないと期限が来てしまいます。

 1度使われての良化に期待します。まずは追い切りですね。前走前はどう見ても動きは悪かったですからねぇ。今回は以前のような良い動きを見せて欲しいですね。

これ以降は2017年3月3日に作成

●追い切り情報(3月3日更新)

前走前 2月1日 栗東坂路 重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 54.4
3F 39.6
2F 26.0
1F 13.0



2月22日 栗東坂路 重馬場 一杯に追う
2回
助手
4F 54.2
3F 39.1
2F 25.5
1F 12.8


2月26日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
2回
助手
4F 56.6
3F 40.4
2F 26.2
1F 13.0


3月1日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
2回
助手
4F 54.2
3F 39.3
2F 25.8
1F 13.0
 2月22日、18日に帰厩後1本目の追い切り時計を計時しました。いつものように坂路を2本登坂して動きもなかなか良いですね。前走を1度使われて良化していることは間違い無さそうです。
 以下は同日(2月22日)更新されましたクラブ公式HPマルムーティエの近況報告です。
「前走後は放牧に出していましたが、牧場での状態にも問題なかったので先週帰厩させていただきました。短期間でもうまくリフレッシュできたようですし、緩めずに乗ってもらっていたので体はいい意味で変わりない状態です。今朝は坂路で単走の追い切りを行いました。稽古に行く前にちょっとイレ込み気味だったのですが、いざ走り出してしまえばこの馬なりによく動けていたと思いますし、時計的にも悪くありませんでした。今のところは早ければ来週の阪神を目標にしており、ワンパンチ足りないここまでのレース内容からも今度はダート戦を試してみるつもりです」(高野師)3月5日の阪神競馬(3歳未勝利・牝馬限定・ダ1400m)を目標にしています。
 ということでやはり芝に見切りをつけダートへ出走するようですね。これしかもうありませんもんね。
 次走は3月5日 阪神1R 3歳未勝利 ダート1400m 牝馬限定を予定ということです。ダートでガラリ一変して欲しいですね。これだけ調教で動く馬ならもっとやれて良いはずです。

 2月26日、今回も坂路を2本登坂しており明らかに前走前とは違い通常時の状態です。動きも最後までしっかりと伸びており申し分ありません。これなら芝でもと思いますが、まずはダートでもある程度走って欲しいですね。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。前走よりも確実に気配は上ですが、全盛期と比べるとまだまだ物足りないですね。ですからとてもA評価はつけることができません。それでもダートに替わり全体的に相手も軽くなりますし良い走りを見せて欲しいですね。
 競馬ブックでは”ひと叩きも良化無”と厳しいジャッジ。デイリー馬三郎では”叩き良化B”と私に近い評価です。
 以下は同日(3月1日)更新されましたクラブ公式HPマルムーティエの近況報告です。
「今朝は坂路で単走の追い切りを行いました。体調もいいのか走る気満々といった感じで元気いっぱいですし、時計面もこの馬としては上々でしたね。普段はチップを被ってもそれほど気にしないものの、いざ競馬に行ってキックバックを受けるとどうなるかは何とも言えませんが、コンディションは良好なので何とか巻き返したいところ。追い切りでも最後になかなかビュッと伸び切れず、実戦でもワンパンチ足らないところをダートで補うことができればと思います」(高野師)5日の阪神競馬(3歳未勝利・牝馬限定・ダ1400m)に松山騎手で出走を予定しています。
 ということで、鞍上は松山弘平騎手であることが発表になりました。松山弘平騎手と言えば私は愛馬フロアクラフトで大変お世話になった騎手で期待している騎手です。そのフロアクラフトは引退期限で引退し繁殖入りしてしまいましたので、今度はこのマルムーティエの主戦としてコンビで活躍して欲しいですね。その為にはもちろん、マルムーティエの能力を引き出してくれないといけません。こーへーくん、頼みましたぞ。

●気になる出馬想定表(3月5日 阪神1R)

出馬想定表 3月5日 阪神1R 3歳未勝利 ダート1400m 牝馬限定 フルゲート16頭 想定数16頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
オロマップレディ 幸英明  1/14 新馬 中山ダ1200
キュイラッサ  1/29 未勝利 京都ダ1800 10 17 15
シャプレドサクレ 岩田康誠 10/22 新馬 京都芝1600
スーサンゴー 和田竜二  1/07 未勝利 京都ダ1200
タガノアメニティー  1/21 未勝利 中京ダ1400 13 10 10
ダノンコスモス 中谷雄太  1/28 新馬 京都芝1600 15
ティアドーロ  2/19 未勝利 京都芝1600 11 10
トーホウボニータ  2/18 未勝利 京都ダ1200 11 16 10 15 13 15
ニホンピロカーラ 菱田裕二  2/18 新馬 京都ダ1800 14
ヌーディストビーチ 水口優也  1/18 交流 園田ダ1400 14 14
ピカロ 森裕太朗  2/12 未勝利 京都ダ1400 16 12
ファームフェイス ミルコ・デムーロ  2/04 未勝利 京都芝1600
ベルエシャンス  2/12 未勝利 京都ダ1400 14 15
マルムーティエ 松山弘平  2/04 未勝利 京都芝1600 15 B+
ヤサシサ 浜中俊  2/12 未勝利 京都ダ1400 17
ラガーユミリン  2/18 未勝利 京都ダ1200 15

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在16頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”のジャッジです。

●出馬確定表

出馬確定表 3月5日 阪神1R 3歳未勝利 ダート1400m 牝馬限定 出走数16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
オロマップレディ 幸英明  1/14 新馬 中山ダ1200
サンチャゴボラーレ 鮫島良太  2/12 未勝利 京都芝1600 13 11 10
シャプレドサクレ 岩田康誠 10/22 新馬 京都芝1600
スーサンゴー 和田竜二  1/07 未勝利 京都ダ1200
ダノンコスモス 中谷雄太  1/28 新馬 京都芝1600 15
ティアドーロ 松若風馬  2/19 未勝利 京都芝1600 11 10
トーホウボニータ 高倉稜  2/18 未勝利 京都ダ1200 11 16 10 15 13 15
ニホンピロカーラ 菱田裕二  2/18 新馬 京都ダ1800 14
ヌーディストビーチ 水口優也  1/18 交流 園田ダ1400 14 14
ピカロ 森裕太朗  2/12 未勝利 京都ダ1400 16 12
ファームフェイス ミルコ・デムーロ  2/04 未勝利 京都芝1600
ベルエシャンス 丸山元気  2/12 未勝利 京都ダ1400 14 15
マルムーティエ 松山弘平  2/04 未勝利 京都芝1600 15 B+
ヤサシサ 浜中俊  2/12 未勝利 京都ダ1400 17
ヤマニンフィオレロ 富田暁  2/19 未勝利 京都ダ1800
ラガーユミリン 池添謙一  2/18 未勝利 京都ダ1200 15

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

●阪神ダート1400mコース解説

 フルゲート16頭。スタート地点は2コーナーの奥のポケットの芝の部分。ただし、芝1800mや芝1400mよりも内側にあり、芝コースの本線とは重ならない。ダート1200mのスタート地点からそのまま左に200m延長したところにある。
 3コーナーまでの距離は542m。内と外では距離が違うが、かなり芝部分を走ることになる。
 テンからペースが厳しくなり、前半の方が確実に流れが速い。ラスト1ハロンのところでグイと13秒台まで時計がかかり、そこでの凌ぎ合いが見もの。
 逃げ馬は苦戦傾向。上位3頭は逃げ、先行馬同士ではなかなか決まらず、1頭は差し馬が突っ込んでくる。そのあたりを考えて馬券作戦を立てたい。
 枠順は、外枠が有利なのが特徴。多頭数になった方がその傾向は強い。

有利な枠順 外枠
有利な脚質 先行
ポイント 先行力、枠順
種牡馬ベスト シニスターミニスター、キングカメハメハ、ブライアンズタイム
連対騎手ベスト 浜中俊、福永祐一、川田将雅、岩田康誠、武豊、和田竜二
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分26秒8 1分26秒8 1分26秒5
2歳未勝利 1分26秒7 1分26秒6 1分26秒4 1分25秒4
2歳オープン 1分25秒4 1分25秒8
3歳新馬 1分27秒2 1分26秒9 1分26秒6 1分25秒7
3歳未出走 1分27秒1 1分26秒5 1分27秒2 1分26秒1
3歳未勝利 1分26秒6 1分26秒3 1分25秒8 1分25秒5
3歳500万 1分25秒5 1分26秒0 1分25秒0 1分24秒8
古馬500万 1分25秒3 1分24秒7 1分24秒0 1分24秒7
古馬1000万 1分24秒5 1分24秒6 1分24秒0 1分24秒5
古馬1600万 1分23秒8 1分23秒6 1分24秒1 1分23秒2
古馬オープン 1分23秒3 1分22秒8 1分22秒2 1分22秒2

●騎手は松山弘平騎手 ほっさん評価「B+」

 今回のマルムーティエの鞍上は愛馬フロアクラフトの鞍上として大活躍された松山弘平騎手です。フロアクラフトではオークス優先権をかけたスイートピーSで6番人気ながら2着と好走させ見事優先出走権を確保。続く本番のオークスでは17番人気と低評価ながら5着と掲示板を確保してくれます。そんな松山弘平騎手ですから私は期待が大きいですね。良い騎手に依頼していただいたと思います。

 昨年は47勝と5年ぶりに年間50勝を割り込んでしまいましたが、今年はすでに14勝と絶好調。現在全国騎手リーディングでも堂々の7位です。

 若いですが大変技術の高い騎手で、今後川田将雅騎手、浜中俊騎手らと共に日本競馬界を引っ張っていく騎手になることでしょう。今回最低でも掲示板を確保していただき、マルムーティエの主戦として君臨して欲しいですね。


 2017年3月3日現在、JRA通算415勝、重賞5勝、GT勝ちはない。勝率6.9パーセント、連対率14.0パーセント。昨年(2016年)は47勝、勝率5.8パーセント、連対率15.0パーセントと久々に50勝を割り込み低迷した。本年(2017年)はここまで14勝、勝率11.5パーセント、連対率21.3パーセントと絶好調で全国騎手リーディング堂々の7位。


 松山弘平(まつやま こうへい)は1990年3月1日生まれの27歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する9年目の騎手である。騎手免許は平地競走と障害免許を有していたが、障害免許は1度も騎乗することなく返納している。デビューは池添兼雄厩舎、現在はフリー。

 阪神競馬場内にある乗馬センターで乗馬を学び、2006年4月にJRA競馬学校騎手課程第25期生として入学。

 2009年2月に競馬学校を卒業し騎手免許を取得する。目標とする騎手は福永祐一騎手と池添謙一騎手。同期には小野寺祐太、国分恭介、国分優作、丸山元気 各騎手がいる。卒業供覧模擬レースではグランプリペガサスに騎乗し勝利した。

 2009年3月1日、池添兼雄厩舎所属としてデビュー。小倉競馬場第1レースでトミケンプライマリに騎乗し、19歳の誕生日に初勝利。初騎乗・初勝利は内田博幸騎手以来44人目で、競馬学校卒業生では藤岡康太騎手以来8人目。また第9レースではニューロザリオで勝利、デビュー日の2勝は福永祐一騎手以来13年ぶりの記録、競馬学校卒業生では2人目。

 8月2日、小倉記念でアンノルーチェに騎乗し重賞初騎乗(10着)。同年は計36勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手と中央競馬関西放送記者クラブ賞を受賞した。

 2010年7月18日にシンガポール、クランジ競馬場で実施された国際見習騎手招待シリーズ・アジアヤングガンズチャレンジ2010に中央競馬代表として名古屋競馬所属の阪野学騎手と共に出場のため遠征。7月16日第8競走Class4一般戦で高岡秀行厩舎所属のMake A Returnに騎乗(12頭立て7着)し、海外競馬初騎乗。アジアヤングガンズチャレンジでは結果9位だった(10人中)。

 8月11日、園田競馬場で条件クラスの交流競走に騎乗すると共に、「修行のため」として岩田康誠騎手を介して当日の平場競走3鞍に騎乗した。関東では松岡正海騎手らJRAの若手騎手が南関東で何度もエキストラ騎乗をしているが、園田競馬場では元兵庫県所属の小牧太、岩田康誠、赤木高太郎 各騎手を除くと初めて。

 2011年2月21日にフリーに転身。

 2012年3月4日、改装された中京競馬場での最初の重賞となった第48回中日新聞杯をスマートギアで制覇した。 さらに、3月25日に中京競馬場で開催された第42回高松宮記念でレジェトウショウに騎乗し、GT初騎乗(10着)。

 また、同年にはデビュー年から乗り続けていたドリームバレンチノで函館スプリントステークスを制し、さらに同馬に騎乗したスプリンターズステークスで3着に入った。 最終的に、2012年はデビューからの3年間の勝利数に迫る74勝を挙げ、関西リーディング7位(全国リーディング13位)に入るなど、松山にとって躍進の年となった。

 2015年4月4日、JRA通算300勝を達成。JBCスプリントをコーリンベリーで制し、地方ながらGT(JpnT)初勝利を挙げた。
 ほっさん愛馬での成績(20戦2勝)

 2010年10月23日 クリンゲルベルガー 500万下        福島芝1200m 5着/8番人気
 2013年 4月 7日 マデイラ       500万下         福島芝1200m 12着/7番人気
 2013年 4月28日 フロアクラフト スイートピーS 3歳オープン 東京芝1800m 2着/6番人気
 2013年 5月19日 フロアクラフト 優駿牝馬(オークス) GT  東京芝2400m 5着/17番人気
 2013年 7月13日 フロアクラフト 湯浜特別 500万下     函館芝1800m  7着/1番人気

 2013年 8月25日 スピカシチー 鳥栖特別 500万下     小倉芝2000m  7着/12番人気
 2013年11月 3日 フロアクラフト 500万下            京都芝2000m  1着/4番人気
 2013年12月 8日 フロアクラフト 遠州灘特別 1000万下   中京芝2000m  1着1番人気
 2014年 3月23日 フロアクラフト 但馬ステークス 1600万下 阪神芝2000m  2着/4番人気
 2014年 4月26日 フロアクラフト 
福島牝馬S GV       福島芝1800m   9着/8番人気
 2014年 5月17日 マデイラ    都大路ステークス オープン 京都芝1800m   15着/6番人気
 2014年 5月18日 フロアクラフト パールステークス 1600万下 京都芝1800m  8着/4番人気
 2014年 6月15日 フロアクラフト 
マーメイドS GV        阪神芝2000m   7着/6番人気
 2014年 8月30日 フロアクラフト 西海賞 1000万下      小倉芝1800m   11着/
2番人気
 
2014年 9月27日 フロアクラフト 夕月特別 1000万下    阪神芝1800m    3着/5番人気
 2014年10月26日 サンフレイム 2歳未勝利           京都芝1400m    13着/8番人気
 2014年11月22日 フロアクラフト 衣笠特別 1000万下    京都芝1800m    
5着/6番人気
 2015年 5月30日 フロアクラフト 朱雀ステークス 1600万下 京都芝1400m   
4着2番人気
 2015年 7月11日 フロアクラフト 豊明ステークス 1600万下 中京芝2000m   5着/6番人気
 2016年 1月11日 フロアクラフト 新春ステークス 1600万下 京都芝1400m   8着/8番人気


2013年5月19日 東京11R 優駿牝馬(オークス) GTで愛馬フロアクラフトに騎乗する松山弘平騎手。(5着/17番人気)

これ以降は2017年3月5日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ファームフェイスはやや背中が短い造りで、ピッチの利いた走り。1ハロン短縮はいいし、繋が立っていてダートもこなすはず。ヤサシサは1400メートルでもスピードを見せた。引き続き有力。ティアドーロも上位を窺う。」


短評は「ヒモ穴注」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
ティアドーロ △△
ダノンコスモス △△
ピカロ △△
マルムーティエ
ヤサシサ △△
スーサンゴー
トーホウボニータ
サンチャゴボニータ
ファームフェイス
シャプレドサクレ
オロマップレディ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ファームフェイス 2.7
ヤサシサ 3.3
スーサンゴー 7.0
シャプレドサクレ 9.4
ピカロ 10.3
ティアドーロ 14.5
マルムーティエ 18.2
サンチャゴボラーレ 20.0
オロマップレディ 25.1
ダノンコスモス 25.6
以下39倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
マルムーティエ 61 61 60 47
ファームフェイス 68 68 66 66
ヤサシサ 74 55 63 74
スーサンゴー 69 62 58 58
シャプレドサクレ 56 56
ピカロ 71 46 41 71


デイリー馬三郎

本紙の見解

「距離を短縮した前走で、◎ヤサシサはスピードをいかんなく発揮。前向きな気性と良質の先行力には、高いスプリント適性を感じる。距離3走目+上積みが見込めるここは順当に勝ち上がる。芝でA着続きの○が相手。姿形から砂は心配ない。〈吉田〉」

◎ ヤサシサ
○ ファームフェイス
▲ ティアドーロ
× スーサンゴー
☆ ベルエシャンス
△ ダノンコスモス
△ マルムーティエ
△ シャプレドサクレ




マルムーティエは全13記者中 ▲(3番手評価) 1記者、×(4番手評価) 1記者、☆(5番手評価) 3記者、△(6番手以下評価) 5記者、無印 3記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

マルムーティエ(15着)

 「気持ちの面で苦しいところがあるのか、スタートからカーッと気負っていた感じがしました。前に壁が作れなかったこともあって力んだ走りになっていましたし、その分最後は余力がなくなってしまいました。もう少し内目の枠から前に壁ができていれば違ったと思います」(シェーン・フォーリー騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「馬の状態は良かったと思うのですが、今日は予想以上にスタートが良くて、外枠から前に壁がない形で運んだことで力んでしまったようです。力むとハミを取る位置が悪くなって息遣いにも影響しますから、どうしても最後踏ん張れません。これだけスタートを決められるなら距離を短縮してもいいでしょうし、次は条件を変えることも考えていきます。優先出走権を確保できなかったこともありますので、いったん放牧に出す予定です」(高野友和調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

マルムーティエ

 「前走はメンバーがそろっていました。芝では決め手不足なのでダートを使う。」(高野友和調教師・デイリー馬三郎)

 「2歳時から芝ではひと押し不足。砂を被ってもヒルまないと思います。タートで変身を。」(高野友和調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 マルムーティエは前走芝で15着と大敗したことから芝に別れを告げダートに活路を見いだします。ダート実績の極端に悪いハービンジャー産駒などならともかく、ダイワメジャー産駒ですからダートは悪くないでしょう。そして追い切りの状態も登坂1本とセーブ気味だった前走前に比べて通常の負荷をかけられており、1度使われて良化した雰囲気があります。とはいえ全盛期の動きに比べるとピリッとしないのですが・・・。

 これならと言いたいところですが、パンチ不足は自他共に認めるところで勝てるイメージが湧きません。掲示板にでも載ってくれれば御の字ですね。まずはスタートを決めてそのまま行った行ったで粘り込みたいですね。

これ以降は2017年3月15日に作成

●パドック

 マルムーティエの馬体重は前走と同じく460キロ。馬体は悪くなかったですが頭が高く闘志漲るという感じではなかったですね。

●レース 

 マルムーテイエは良いスタートを切るのですがバランスを崩して躓き失速します(涙)。鞍上の松山弘平騎手は押っつけてポジションを取りに行きますがなかなか加速せず13番手追走となります。マルムーティエは速い脚がありませんし、この時点で万事休すです。

 4コーナーでは最内を通り追い出しますが、垂れてきた1頭を交わしただけの8着。ううーーむ、スタートでのロスがなかったとてしも掲示板すら厳しかった気がします。

●時計の評価

 今回のマルムーティエの走破時計は1分26秒6良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分25秒8、勝ち馬の時計が1分25秒4でした。

 ロスがあったとはいえマルムーティエは勝ち馬から1秒2も離されておりお呼びでありません。こりゃダートでも簡単ではないですね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

マルムーティエ(8着)

 「スタートの反応はとても良かったのですが、出てすぐにガクッと躓いて、行き脚がつかずポジションが悪くなってしまいました。できれば前々で運びたかったのであの躓きは痛かったです。もう1〜2列前で進めていればもっとやれたはずですし、うまく乗れず申し訳ありません。内目で砂を被っても問題ありませんでしたし、ジリジリ脚を使うタイプなのでダートは合っていそうです」(松山弘平騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「ジョッキーには“初ダートになるのでスタートが肝心になってくるから意識して臨んでほしい”と話していました。実際のところ抜群のスタートを切ったのですが、その後大きく躓いてしまいましたね…。馬も人もしっかり反応してくれたのですが、体がついていかなかったのかガクンと来て体勢を崩してしまい、勢いに乗るのが遅くなってしまったのは痛かったです。ダート自体は合っていそうで、ジョッキーは距離がもう少しあっても良さそうと言ってくれていましたが、中距離がよりいいかと言われると難しいところですよね。そう考えるとやはりまともな競馬をしてみてどんなものかを見たかったというのが本音です。こればかりはどうしようもないのですが、幸いレース直後の歩様に異常はないようなので、時間が経って脚元が気にならないかなどよく確認をして今後をどうしていくか考えていきます」(高野友和調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

マルムーティエ(8着)

 「躓いて出て前半は後方。仕掛けて中団へ押し上げ、3角からしばらくはゆとりを持って追走していたが、直線ではピリッとした脚を使えなかった。芝の方がいいか。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 出走奨励金が1着賞金500万円の6パーセントですから30万円。特別出走手当が40万円。合計70万円。1口で割りますと1450円程度になると思われます。

●今後の展望

 スタートで躓いて後手を踏みというのは敗因としてわかりますが、それがなくても掲示板はなかったでしょう。相変わらず最後の直線はもどかしいほどのジリ脚で、競馬ブックではダートよりも芝向きとの評価です。とはいえ芝はあのブービー大敗ですからねぇ。うーーーん、勝ち上がりは厳しすぎるなぁ〜(涙)。

●最後に

 芝では前々走の見所のない大敗がありましたからダートでなんとかと思っていましたが、ダートでもイマイチの走りでした。未勝利クラスの標準程度のメンバーでこの程度の走りですから、万が一勝ち上がれたとしても500万クラスではお荷物にしかならない気がします。そもそも未勝利クラスを勝ち上がる可能性自体、相当低いと思っていますが・・・。

 私の中ではデビューから5戦以内で勝ち上がれない馬は大成しないと思っています。マルムーテイエも残念ながら5戦で勝ち上がる事が出来ませんでした。購入時は1000万クラスくらいは勝ち負け出来る馬だと思っていたんですけどねぇ。馬体は良いのにレースでは全然です。

 しかし、やはりこのまま未勝利で引退して欲しくはありません。なんとか勝ち上がって欲しいです。ダイワメジャーが好走している福島のダート1150mならと思うのですが、高野先生、そこまでご存じないでしょうね。

 とにかく頑張れ、マルムーティエ!!まだ時間はある。これから相手もどんどん弱くなるし、また見せ場を作ってくれ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2017年2月15日立ち上げ 21日、23日、26日、3月3日、5日、15日加筆
マルムーティエの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2017年 2月 4日 第4戦 3歳未勝利 京都芝1600m 牝馬限定 (15着/7番人気) ルクソール様及びタテヤマ様撮影現地写真多数掲載

2016年10月 8日 第3戦 2歳未勝利 京都芝1600m 牝馬限定 (4着/3番人気)

2016年 9月11日 第2戦 2歳未勝利 阪神芝1400m 牝馬限定 (3着1番人気

2016年 8月21日 デビュー戦 2歳新馬 小倉芝1200m 牝馬限定 (3着1番人気

競馬徹底分析ほっさんサイトトップページに戻る