ファナティック(グレイトフィーヴァーの16) 第6戦


キャロットクラブ出資愛馬第34号は、落選優先のない最優先枠で確実に取れかつ一般枠では厳しい抽選になるであろう中から選択した馬。

キャロットクラブは増えすぎた会員数の為、一般枠ではほとんどが抽選で大量に申し込んでたくさん当選してしまうと資金繰りに困るし、逆にギリギリの数で応募すると一般枠は全て落選してしまう可能性があるなど会員泣かせ。

そこで一般枠の抽選は仕方がないが、前年のアランブレラ当選により×1優先のない私の最優先枠で確実に取れて最も良いだろう馬を選び、最終的にこれとココシュニックの16に絞った。結局馬体がこちらの方が良かったのでこちらを選択。一般枠は全て落選したことによりこの世代はこの1頭になった。

最初の近況報告では他のどの馬よりも強そうなコメントを頂戴した。

「大きくしっかりとした骨格に、父譲りの柔軟でしなりの強い筋肉が付いており、伸びがあって力強さに溢れた体は世代屈指の出来栄えです。放牧地で見せたダイナミックな動きや賢くて集中力の高い気性にもスケールの大きさを感じさせます。」

これは俄然期待が大きくなったが、それ以降は全く良いコメントはなくなり、北海道では「1つ勝つことが出来れば面白い馬」と言われていたそう。ようするに、かなりの晩成であるということ。

その通り、デビュー前の追い切りでは同格の馬に0.9秒も千切られるなどあまりにも動きが悪く年末のデビュー戦予定は白紙になるほど。

そこからも追い切りの動きだけでは大物感は全くなく、逆に未勝利戦ですら勝てるかどうかという馬の動き。

そんな中、デビュー戦は4角で膨らみ外々を回って距離ロスがあったにもかかわらず、最後は断然人気の評判馬シュリを交わそうかというほどの脚色で僅差の3着。2着馬とは僅かにハナ差だった。能力的には新馬勝ちがあっても不思議ではないような素晴らしい走り。

そして2戦目は前走2、3着馬が5頭もいる好メンバーの中、最内枠で道中抜け出しに時間がかかるロスがありつつも最後の直線は素晴らしい脚を披露し初優勝!!時計も専門誌の想定タイムよりも1秒9も速く、前日の牝馬限定500万特別の勝ち時計よりも2秒9も速かった。

1つ勝てば面白いと言われていた晩成馬が3歳春の早い時期に優勝。まだまだ未完成のこの時期にこの強さなら、完成すればどれほどの走りを見せてくれるのだろうか。とにかく楽しみ。

そこから1勝クラスではここまで3戦連続2着。相手が強かったり、内を楽に逃げられて僅かに届かなかったり。3戦共勝ち馬からは0.1秒しか離されておらず能力上位は確実。

前走後、悪化した馬場を走ったことによる消耗は大きかったようで、レース直後はダクも踏めないほど疲れた様子を見せていたとのことで7月3日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

7月27日に栗東トレセンに帰厩しました。

8月17日 小倉9R 英彦山特別 1勝クラス 芝2000m 混合に出馬想定!!

フルゲート18頭のところに特別登録数は20頭。想定数は13頭。

鞍上は前走同様現在全国騎手リーディングトップの川田将雅騎手で激アツ。


5着/1番人気。

断然の1番人気に支持されるが早々に脱落。


レース回顧と時計の分析、レース後の川田将雅騎手と松永幹夫調教師のコメントを掲載。

レース後、川田騎手は異常を感じ下馬。松永幹夫調教師の見解は軽い感じだったが、どう考えても屈腱炎の症状。

10月31日に無念の引退が発表になりました。

これから本格化して上のクラスでもっともっと活躍できる馬だったのに僅か1勝しかできずに引退とは厩舎の能力の無さを感じる。ましてや事前の追い切りでは2歳新馬に遅れを取るなど症状は現れていた。

(2019年12月4日更新中)

2019年7月9日立ち上げ

●前走後、悪化した馬場を走ったことによる消耗は大きかったようで、レース直後はダクも踏めないほど疲れた様子を見せていたとのことで7月3日にノーザンファームしがらきへ放牧に

  購入後最初の近況更新で

「大きくしっかりとした骨格に、父譲りの柔軟でしなりの強い筋肉が付いており、伸びがあって力強さに溢れた体は世代屈指の出来栄えです。放牧地で見せたダイナミックな動きや賢くて集中力の高い気性にもスケールの大きさを感じさせます。」

 とGT10勝は出来そうなコメントを頂戴した我らが愛馬ファナティック。期待は大きく、久々に私をオークスに連れて行ってくれるほどの逸材かとデビューが待ち遠しかったです。

 しかし、そのコメントを最後に以降は全く良いコメントはなくなり、背腰に疲れが溜まりやすいということが繰り返されるのみ。昨夏に北海道に行かれたルクソールさんの情報によると担当者の話として「1つ勝つことが出来れば面白い馬」と言われていたそう。ようするに、かなりの晩成であるということ。

 その通り、デビュー前の追い切りでは同格の馬に0.9秒も千切られるなどあまりにも動きが悪く年末のデビュー戦予定は白紙になるほど。

 そこからも追い切りの動きだけでは大物感は全くなく、逆に未勝利戦ですら勝てるかどうかという馬の動き。

 そんな中、デビュー戦は4角で膨らみ外々を回って距離ロスがあったにもかかわらず、最後は断然人気の評判馬シュリを交わそうかというほどの脚色で僅差の3着。2着馬とは僅かにハナ差でした。能力的には新馬勝ちがあっても不思議ではないような素晴らしい走りで期待は一気に高まります。

 そして2戦目は前走2、3着馬が5頭もいる好メンバーの中、最内枠で道中抜け出しに時間がかかるロスがありつつも最後の直線は素晴らしい脚を披露し初優勝!!時計も専門誌の想定タイムよりも1秒9も速く、前日の牝馬限定500万特別の勝ち時計よりも2秒9も速い素晴らしいものでした。競馬ブックのスピード指数は78.4。すでに500万クラスでの勝ち負けレベルは超えています。

 そこから1勝クラスではここまで3戦連続2着。相手が強かったり、内を楽に逃げられて僅かに届かなかったり。3戦共勝ち馬からは0.1秒しか離されておらず能力上位は確実ですが・・・。

 前走後、悪化した馬場を走ったことによる消耗は大きかったようで、レース直後はダクも踏めないほど疲れた様子を見せていたとのことで7月3日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

 この放牧に仕方ないですね。相当馬場が悪かったですから・・・。しかし、秋華賞出走の夢は大きく遠のきました><。

これ以降は2019年7月27日に作成

●7月27日に栗東トレセンに帰厩しました

 7月27日に臨時に更新されましたクラブ公式HPファナティックの近況報告によりますと、7月3日にリフレッシュの為に放牧に出されていたファナティックが7月27日に栗東トレセンに帰厩したということです。

 23日の近況更新では小倉開催を目標ということでした。小倉は芝2000mや1800mなど番組も豊富ですし、一体どこを目指すのでしょうね。鞍上はやはり前走ご縁があった川田将雅騎手に乗って欲しいですし、川田騎手が乗れる番組という考え方で良いと思いますが。小倉ならファナティックの先行力が行かせるでしょうし次こそはこのクラスを脱出したいですね。

これ以降は2019年8月14日に作成

●追い切り情報(8月14日更新)

前走前 6月26日 栗東坂路 良馬場 強めに追う
1回
助手
4F 54.9
3F 39.7
2F 25.0
1F 12.2
モンペルデュ(古馬2勝馬)馬なりを0.3秒追走同入



7月31日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 60.0
3F 43.9
2F 28.9
1F 14.5


8月4日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.0
3F 43.1
2F 28.3
1F 14.1


8月7日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 55.5
3F 39.3
2F 25.4
1F 12.9
レッドムルガン(3歳未勝利)一杯を0.3秒追走クビ先着


8月14日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 53.4
3F 39.0
2F 25.5
1F 12.9
シャンドフルール(2歳新馬)強めに0.1秒先行0.1秒遅れ
 7月31日、15−15で追い切られました。帰厩後1本目の時計ですしこんなものでしょうね。
 以下は同日(7月31日)更新されましたクラブ公式HPファナティックの近況報告です。
「小倉開催での出走を目指して先週末に無事帰厩しており、今朝は坂路で単走の追い切りを行っています。時計的には15−15程度ですが、戻ってきて1本目の追い切りということになりますし、ここから少しずつピッチを上げていきたいと思います。短期放牧明けですが、カイバをよく食べてくれていて毛ヅヤも良好ですから、前走後のダメージも特に心配しなくて良さそうですね。今のところは4週目にある特別を川田騎手で調整中と聞いています」(井上助手)17日の小倉競馬(英彦山特別・芝2000m)に出走を予定しています。
 ということで次走の予定が8月17日 小倉9R 英彦山特別 1勝クラス 芝2000m 混合を予定と出ました。限定戦ではないですが鞍上は前走同様現在全国騎手リーディングトップの川田騎手が乗れそうと言うことで、そりゃそこにすべきです。しっかりと次で決めて欲しいですね。

 8月4日、15−15で追い切られました。終いだけ少し伸ばしています。順調に時計を計時しており安心です。

 8月7日、1週前ですし、凄い時計が見られるのかと期待していましたが、平凡な時計でした。しかも終い1ハロンの方が手前1ハロンよりも時計を要しており、脚でも上がったのでしょうか。
 以下は同日(8月7日)更新されましたクラブ公式HPファナティックの近況報告です。
「今朝は坂路で追い切りました。併せ馬でしっかりと負荷をかけていき、全体55秒5、ラスト1ハロン12秒9と思っていたよりも時計を要してしまったのですが、開場して時間が経って馬場状態も荒れていましたし、もともとが実戦タイプなので特に心配しなくてもいいでしょう。体調自体は特に問題ありませんから、あと1週で十分態勢は整うと思います」(松永幹師)17日の小倉競馬(英彦山特別・芝2000m)に川田騎手で出走を予定しています。
 ということで、松永幹夫先生としても、このくらいの全体の時計なら前走前同様終いは12秒台前半でという目論見だったようで、少し思惑と違うと正直に述べられています。先生はもともと実戦タイプと結論づけていますが、次走で確勝を目指す私に取っては、1つの不安要素です。暑いのに弱いのか、連戦の疲れが蓄積されているのか。来週の追い切りに注目です。

 8月14日、2歳新馬の強めに対して先行しているのに、こちらは一杯に追われて遅れを取りました。調教で動かないファナティックですが、これは普通に考えてイマイチですよね。
 私ほっさんの追い切り評価は「C」とどちらかと言えば良くないです。それでも能力でなんとかして欲しいですが、追い切りの動きだけだと自信はありません。
 以下は同日(8月14日)更新されましたクラブ公式HPファナティックの近況報告です。
「今朝は坂路で追い切りました。併せ馬で同入という指示だったのですが、最後は少しだけ相手に遅れを取ってしまいました。ただ、決して目立つような動きではなかったとはいえ、最後までしっかりとした脚捌きでしたし、この馬なりにいい走りだったのではないかなと思います。背腰の疲れも特に心配なく、引き続き体調面の不安もありません。秋に向けて今度こそ勝ち切りたいところです」(松永幹師)17日の小倉競馬(英彦山特別・芝2000m)に川田騎手で出走を予定しています。
 ということで、松永幹夫調教師も目立つような動きではなかったとイマイチだったことを遠回しにおっしゃっています。良い騎手を確保していますし出走するのでしょうが、1週延ばしても良いくらいです。
 競馬ブックでは”遅れ心配なし”、デイリー馬三郎では”力強いB”とどちらも人気を見据えての高評価のようです。


●気になる特別登録表(8月17日 小倉9R 英彦山特別 1勝クラス)

特別登録表 8月17日 小倉9R 英彦山特別 1勝クラス 芝2000m 混合 定量

第1回登録完了馬 全20頭 フルゲート 18頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アウステルリッツ 57.0  3/09 500万 中京芝2000
アドマイヤクイーン 55.0  5/18 500万 京都芝2000 13
アリストライン 55.0  6/23 出石1勝 阪神芝1800 13 14 12
アールスター 57.0  7/07 1勝 中京芝2000
イルーシヴゴールド 松山弘平 55.0  7/27 国東1勝 小倉芝2000
エテレインミノル 酒井学 57.0  7/27 国東1勝 小倉芝2000
クラヴィーア 52.0  8/04 両津1勝 新潟芝1800
グランノーブル 幸英明 57.0  7/20 1勝 中京芝2200
クリノアパッチ 57.0  7/31 交流 門別ダ1800 10 11
サトノファイター 54.0  4/28 500万 東京芝1600
スリープレッピー 義英真 57.0 12/22 500万 阪神芝2600 15 12 14
セントウル 54.0  7/20 1勝 中京芝2200 12
バラックパリンカ 54.0  4/27 青葉GV 東京芝2400 14
ピボットポイント 和田竜二 57.0  6/09 1勝 阪神芝1800 11 10 14
ピースラヴィング 鮫島良太 57.0  7/20 1勝 中京芝1600 13 12
ファナティック 川田将雅 52.0  6/30 1勝 中京芝2000
ブリリアントリリー 森裕太朗 55.0  8/03 都井1勝 小倉芝2000 13 15
ヤマカツシシマル 藤井勘一郎 54.0  7/27 国東1勝 小倉芝2000 11 10 14
リンフォルツァンド 55.0  8/04 両津1勝 新潟芝1800 10
ワタシヲマッテル 西村淳也 55.0  8/03 都井1勝 小倉芝2000 12

●気になる出馬想定表(8月17日 小倉9R 英彦山特別 1勝クラス)

出馬想定表 8月17日 小倉9R 英彦山特別 1勝クラス 芝2000m 混合 定量 フルゲート1 8頭 想定数 13頭

馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アウステルリッツ 57.0  3/09 500万 中京芝2000
アールスター 浜中俊 57.0  7/07 1勝 中京芝2000
イルーシヴゴールド 松山弘平 55.0  7/27 国東1勝 小倉芝2000
エテレインミノル 酒井学 57.0  7/27 国東1勝 小倉芝2000
クリノアパッチ 三津谷隼人 57.0  7/31 交流 門別ダ1800 10 11
サトノファイター 54.0  4/28 500万 東京芝1600
スリープレッピー 義英真 57.0 12/22 500万 阪神芝2600 15 12 14
セントウル 山口勲 54.0  7/20 1勝 中京芝2200 12
ピボットポイント 和田竜二 57.0  6/09 1勝 阪神芝1800 11 10 14
ピースラヴィング 鮫島良太 57.0  7/20 1勝 中京芝1600 13 12
ファナティック 川田将雅 52.0  6/30 1勝 中京芝2000
ヤマカツシシマル 藤井勘一郎 54.0  7/27 国東1勝 小倉芝2000 11 10 14
ワタシヲマッテル 西村淳也 55.0  8/03 都井1勝 小倉芝2000 12

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在13頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”のジャッジです。

●出馬確定表

出馬確定表 8月17日 小倉9R 英彦山特別 1勝クラス 芝2000m 混合 定量 フルゲート1 8頭 想定数 13頭

馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アールスター 浜中俊 57.0  7/07 1勝 中京芝2000
イルーシヴゴールド 松山弘平 55.0  7/27 国東1勝 小倉芝2000
エテレインミノル 酒井学 57.0  7/27 国東1勝 小倉芝2000
クリノアパッチ 三津谷隼人 57.0  7/31 交流 門別ダ1800 10 11
スリープレッピー 小牧太 57.0 12/22 500万 阪神芝2600 15 12 14
セントウル 山口勲 54.0  7/20 1勝 中京芝2200 12
ピボットポイント 和田竜二 57.0  6/09 1勝 阪神芝1800 11 10 14
ピースラヴィング 鮫島良太 57.0  7/20 1勝 中京芝1600 13 12
ファナティック 川田将雅 52.0  6/30 1勝 中京芝2000
ヤマカツシシマル 藤井勘一郎 54.0  7/27 国東1勝 小倉芝2000 11 10 14
ワタシヲマッテル 西村淳也 55.0  8/03 都井1勝 小倉芝2000 12

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

●小倉芝2000mコース解説

 フルゲートはA・Bコース使用時は18頭、Cコース使用時は16頭。スタート地点は正面スタンド前直線の4コーナーのポケット。最初の1コーナーまでの距離は472mと十分にあるので、普通は極端に速くはならないが、先行馬が揃うと雁行気味に行って自然とラップが上がる。
 前半3ハロンがある程度速く流れて、2コーナーを過ぎて向正面に入ったところでペースが落ち着き、3コーナーに差し掛かる手前でまたピッチが上がるのが特徴。
 道中の緩むべき部分が短くなりすぎたり、スローに落ち着きすぎるとマクる馬が出てきて隊列が3〜4コーナーで激しく動く。
 普通に流れれば逃げ、先行馬が有利となる。
 枠順は多頭数の大外は不利。馬場がいい時は内〜中枠。何故か8番ゲートが異常に強い
 芝1800mに比べれば紛れは少なく、強い馬が来る
有利な枠順 内〜中枠、特に8番ゲート
有利な脚質 先行、差し
ポイント 力勝負
種牡馬ベスト ハーツクライ、ディープインパクト、キングカメハメハ
連対騎手ベスト 浜中俊、川田将雅、丸山元気、北村友一、小牧太
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳新馬 2分04秒9 2分04秒9 2分06秒9
3歳未勝利 2分02秒4 2分02秒9 2分03秒1 2分06秒3
3歳500万 2分03秒1 2分06秒3
古馬500万 2分01秒4 2分02秒4 2分04秒7 2分04秒2
古馬1000万 2分00秒4 2分01秒5 2分03秒2 2分04秒3
古馬1600万 2分01秒4 2分02秒6 2分02秒8
古馬オープン 1分59秒4 1分59秒9

これ以降は2019年12月4日に作成

●騎手は川田将雅騎手

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

ファナティックは体質が弱いのか、短期放牧を挟みつつの出走だが、仕上がり良好。惜敗続きだが、小回りでもうひと押し。アールスターは抜け出すと気を抜くが、とにかく堅実。コース、展開も不問。イルーシヴゴールドは発馬が課題だが、最初のコーナーまで距離のある2000メートルなら対応可能。実戦を使いつつ調子を上げているセントウルも上位争いに加わる。」


短評は「主力対等」



予想家の印
馬名 CPU 長岡利 山田理 西村敬
ピホットポイント
エテレインミノル △△
スリープレッピー
ファナティック
ワタシヲマッテル △△ △△
イルーシヴゴールド △△
セントウル
アールスター
二重△は△△で処理
あとは無印



オッズ(確定分)
馬名 予想オッズ
ファナティック 1.7
アールスター 3.2
イルーシヴゴールド 6.5
セントウル 17.8
エテレインミノル 22.1
ワタシヲマッテル 25.9
ピボットポイント 27.4
以下万馬券以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ファナティック 80.0 77.8 80.0 78.8
アールスター 80.0 76.3 75.9 73.5
イルーシヴゴールド 75.2 68.6 74.8 73.6
セントウル 82.8 82.8 70.8 66.1
エテレインミノル 70.9 70.9 69.9 65.7
ワタシヲマッテル 72.5 68.7 60.9 71.2


デイリー馬三郎

本紙の見解

加速が遅く、折り合いも難しい◎ファナティックだが、近走で好位を取れているようにレース運びは上達してきた。将来性豊かな3歳馬で能力は最上位。小回りの小倉でなら持ち味が生きそう。詰めは甘いが、堅実な○アールスターが対抗。〈浜口〉」

◎ ファナティック
○ アールスター
▲ イルーシヴゴールド
× 
☆ エテレインミノル

以下省略


ファナティックは全13記者中 ◎(本命)印 8記者、〇(対抗) 4記者、☆(5番手評価) 1記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

ファナティック(2着)

 「いい内容でしたよ。リズム良く回ってこられましたし、直線もしっかりと伸びて自分の分は走ってくれています。 」(川田将雅騎手・競馬ブック)

 「跨がるのは初めてなのですが、トビがきれいでイメージ通りいい馬だと感じました。スタート後に外から主張してくる馬がいたので、喧嘩せず少し下げましたが、道中はリズム良く運ぶことができました。あまり早く仕掛けると最後は止まりそうでしたし、なるべく我慢していったんですけどね…。いい内容の競馬はできたと思いますが、交わすことができず申し訳ありません。馬場の影響で消耗の激しい競馬になりましたから、まずはレース後の疲れをしっかりと取ってほしいと思います」(川田将雅騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「先週の競馬は申し訳ありませんでした。頑張って堅実に走ってくれているのですが、馬場の影響もあってか思ったほどの脚を使うことができませんでしたね…。秋に向けてなんとか結果を出しておきたかっただけに悔しいレースとなってしまいました。悪化した馬場を走ったことによる消耗は大きかったようで、レース直後はダクも踏めないほど疲れた様子を見せていたとのことですし、いったん放牧に出させていただきました。幸い脚元には特に問題ありませんでしたから、まずはしっかりとリフレッシュさせたいと思います」(松永幹夫調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「返し馬では前捌きが少し硬い印象を受けた。出たなりで好位。道中もスムーズに折り合って手応え良く追走。3角過ぎから徐々に差を詰めていき、直線もジワジワ伸びたが、2着まで。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

ファナティック

 「昇級後は馬場状態を問わずに小差の2着。気配はいいし、勝ち運だけです。」(松永幹夫調教師・デイリー馬三郎)

 「帰厩後も順調です。惜しい競馬」(松永幹夫調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想




●パドック

 競馬ブックでは”品のある体とムード”、”好馬体好周回”と高評価です。

●本馬場入場

●レース 

●時計の評価

 今回のファナティックの走破時計は 分 秒 馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で2分00秒0、重不良馬場で2分03秒0でした。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ファナティック(5着)

 「今日は返し馬から捌きがしんどそうでしたからね。それがレースに影響したのかなという走りでした。また改めてですね。」(川田将雅騎手・競馬ブック)

 「返し馬から、かなりさばきがしんどかった。そういう部分がレースでも影響したのかなという走りでした。改めてですね」(川田将雅騎手・デイリー馬三郎)

 「プラス体重は気になりませんでしたし、パドックで跨がった感じは悪くなかったのですが、返し馬に行ってちょっと前の捌きが硬いと感じました。時間をかけてゆっくり解すように乗りましたが、トモの入りも前走の方が良かったように思います。それで手前もなかなか替えきれなくて進まないというレースになってしまいました。ゴール後に馬が自分からピタッと止まったので無理せず下馬しましたが、歩様などは問題ありません」(川田将雅騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「入線後に下馬していましたが、今のところ馬の状態は問題ありません。調教などでは感じませんでしたが、道中の走りを双眼鏡で見ていると少しフットワークが小さくなっているような気がしましたし、ジョッキーは太くないと言ってくれたとはいえ、プラス体重も多少影響があったのかもしれません。人気に応えることができず申し訳ありませんでした」(松永幹夫調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

ファナティック(5着)

 「2番手から。4角で後続が来ても自分の位置をキープし、手応えもあるように見えたが、直線入り口でイルーシヴゴールドに振り切られ、外からアールスターにも交わされる。結局3、4着馬にも差されてしまった。脚捌きが硬かっただけに、良馬場は良くなかったか。 」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金が105万円。特別出走手当が47.3万円。内国産所有奨励賞が6万円。距離別出走奨励賞が12万円。合計170.3万円。1口で割りますと3000円程度になると思われます。

●レース後、右前の球節部分にボーッと腫れが出ており、エコー検査の結果屈腱炎が判明

 以下は8月21日に更新されましたクラブ公式HPファナティックの近況報告です。

「先週のレース後、栗東に戻ってから右前の球節部分にボーッと腫れが出ており、今朝エコー検査を行ったところ、繋の内側の腱に損傷が見られると診断されました。損傷率などは出ない程度、ぽつぽつと小さく抜けたところが見えるという程度ですが、時間が経つとまた変わってくる場合もありますし、まずはいったん放牧に出してから状態を再度確認してもらう予定です。振り返ってみるとレースでフットワークが小さく見えたのももしかしたらそのあたりの影響だったのかもしれません。このようなことになってしまい、大変申し訳ありません」(松永幹師)近日中にNFしがらきへ放牧に出る予定です。

 ということで、レース後、川田騎手が異常を感じて下馬されたようにこの時点で屈腱炎を発症していたようです。この上記の書き方ですと症状はすこぶる軽く、かつ、ハッキリと屈腱炎であるとは言っておられませんが、屈腱炎であることに間違いは無く、こういう誤魔化した言い方をされることには強い不満を覚えます。

 元々、レース前の追い切りから2歳新馬に先着を許すなどファナティック本来の姿ではなかったですから、陣営の馬を見る目がなかったと言わざるを得ません。

●8月23日にノーザンファーム天栄へ移動しました

 8月23日に臨時更新されましたクラブ公式HPファナティックの近況報告によりますと、ファナティックは8月23日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されたということです。

●9月6日にノーザンファーム天栄へ移動しました

 9月6日に臨時更新されましたクラブ公式HPファナティックの近況報告によりますと、ファナティックは9月6日にノーザンファーム天栄へ移動したということです。

●9月9日にノーザンファーム空港牧場へ移動しました

 9月10日に臨時更新されましたクラブ公式HPファナティックの近況報告によりますと、ファナティックは9月9日にノーザンファーム空港牧場へ移動したということです。

●10月31日に無念の引退が発表されました

 以下は10月31日に更新されましたクラブ公式HPファナティックの近況報告です。

「時間が経過することで良くも悪くも患部がどのような変化を見せるか確認する必要があるため、セン痛を予防するための最低限の運動と併行して必要なケアを行ってきました。そのうえでこの中間に右前繋のエコー検査を行いましたが、結果はあまり芳しいものではありませんでした。また、腫れや熱感が残るのは致し方ないものの、発症から一定の期間が経過したにもかかわらず痛みが残ります。繋という全体重を受け止める大事な箇所の疾病であり、検査結果や現状で見せている症状から、たとえ時間をかけて良化の兆しが見られたとしても再発する可能性は極めて高いと言わざるを得ません。まだ3歳で可能性を秘める馬だけに何とかしたかったのですが…」(空港担当者)「北海道へ移動してからもしっかりと治療とケアを行ってもらっていたのですが、なかなか思うように症状が良くならないようで、獣医師からも競走馬としての再起は難しいという連絡を受けました。能力があることが分かっていますし、いずれは重賞戦線でもと考えていただけに残念でなりません。素質を開花させてあげることができずこのようなことになり、会員の皆様には本当に申し訳ない気持ちです」(松永幹師)前走後に屈腱炎が判明し、北海道に移動させてしっかりと治療を行っていましたが、腫れや熱感、そして痛みが思うように引かず、時間が経っても症状はなかなか良くなりませんでした。もし仮に復帰できたとしても、屈腱炎は再発の可能性が高く、患部を庇って他の箇所に影響が出ないとも限りません。以上のことから松永幹夫調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することになりました。会員の皆様には誠に残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りたくお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の皆様へは追って書面を持ちましてご案内いたします。

 8月21日の松永幹夫調教師の話では、たいしたことが無さそうな言われ方をしていましたが、あれから2か月、競走馬としてはもう無理ということで引退が発表されました。完成すれば重賞でも走れるほどの素質馬を僅か1勝しかしてあげられないとは、これは厩舎としては失格です。しかも我々素人でもおかしいなと感じる部分がたくさんありましたし、同じ故障引退でももっと納得できる形で幕を引いて欲しかったですね。私としては、出走間際にノドなりの情報を出して来た同じ厩舎のリバイヴエンブレム共々、ここの厩舎の悪い事に対しての情報の出し方、言い方にはすこぶる不満がありますし、これからは基本、この厩舎の馬は選ばないと思います。

 ファナティックにはクラス2着2着2着と来て、少なくともあと1勝は確実だと思っていましたから、こんな形で僅か1勝で引退してしまうのは人馬共に無念です。ただ、幸い繁殖には上がれるようですから、そこだけは救いです。能力は間違いなかったですし、たった1勝馬という評価になるのでしょうが、大物を出す可能性は少なくないですよ。クラブとしても、この所持者の無念を引き継ぐ為にもファナティックの仔をクラブで募集馬としてラインナップに加えて欲しいですね。

 ファナティック、お疲れ様でした。馬はよく頑張ってくれました。もっともっとその完成された走りを見たかったぞ。

最後までご愛読ありがとうございました

2019年7月9日立ち上げ 27日、8月7日、14日、12月3日加筆
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2019年 6月30日 第5戦 1勝クラス 中京芝2000m (2着1番人気) タテヤマ様撮影現地写真多数掲載

2019年 5月18日 第4戦 カーネーションカップ 3歳500万 牝馬限定 東京芝1800m (2着1番人気

2019年 4月14日 第3戦 3歳500万下 阪神芝2000m (2着2番人気) 写真付現地観戦レポート

2019年 2月 3日 第2戦 3歳未勝利 中京芝2000m (1着1番人気

2019年 1月 5日 デビュー戦 3歳新馬 京都芝1800m (3着/4番人気)

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