ファナティック(グレイトフィーヴァーの16) 第2戦


キャロットクラブ出資愛馬第34号は、落選優先のない最優先枠で確実に取れかつ一般枠では厳しい抽選になるであろう中から選択した馬。

キャロットクラブは増えすぎた会員数の為、一般枠ではほとんどが抽選で大量に申し込んでたくさん当選してしまうと資金繰りに困るし、逆にギリギリの数で応募すると一般枠は全て落選してしまう可能性があるなど会員泣かせ。

そこで一般枠の抽選は仕方がないが、前年のアランブレラ当選により×1優先のない私の最優先枠で確実に取れて最も良いだろう馬を選び、最終的にこれとココシュニックの16に絞った。結局馬体がこちらの方が良かったのでこちらを選択。一般枠は全て落選したことによりこの世代はこの1頭になった。

元々、この年は愛馬フロアクラフトとグランデアモーレの子が募集される年と1年勘違いし、その2頭の購入を中心に考えていた。それらの産駒の登場は翌年でこの年はちょうどその間の1年。

最初の近況報告では他のどの馬よりも強そうなコメントを頂戴した。

「大きくしっかりとした骨格に、父譲りの柔軟でしなりの強い筋肉が付いており、伸びがあって力強さに溢れた体は世代屈指の出来栄えです。放牧地で見せたダイナミックな動きや賢くて集中力の高い気性にもスケールの大きさを感じさせます。」

これは俄然期待が大きくなった。久々に私をオークスに連れて行ってくれるほどの逸材か。

ただ、それ以降は全く良いコメントはなくなり、北海道では「1つ勝つことが出来れば面白い馬」と言われていたそう。ようするに、かなりの晩成であるということ。

その通り、デビュー前の追い切りでは同格の馬に0.9秒も千切られるなどあまりにも動きが悪く年末のデビュー戦予定は白紙になるほど。

そこからも追い切りの動きだけでは大物感は全くなく、逆に未勝利戦ですら勝てるかどうかという馬の動き。

そんな中、前走のデビュー戦は最後は断然人気の評判馬シュリを交わそうかというほどの脚色で僅差の3着。2着馬とは僅かにハナ差だった。

外々を回って距離ロスがあっての内容で、能力的には新馬勝ちがあっても不思議ではないような素晴らしい走り。

この時期にこれだけ走れるのならかなり出世してくれそう。私の望む芝の中距離を走れる馬で期待は高まるばかり。


前走後、目立った疲れや反動は見せてないものの既定路線で1月8日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました。

1月18日に栗東トレセンに帰厩しました。

2月3日 中京6R 3歳未勝利 芝2000m 牝馬限定に出走!!

フルゲート18頭のところに想定数は11頭。信頼できるクラブ公式HPでも”出走可能A”のジャッジ。もう1つ出走を睨んでいた2月2日の京都6Rも想定数は10頭で出走可能。少ない頭数で確定してくれれば有り難いが、初出走の馬などが入ってくるだろう。結局16頭で確定。

先週の追い切りの動きはダメダメの酷いものだったが、今週の動きは終い秀逸。アテにし辛く走って見るまでわからない。

1着/1番人気。

前走2、3着馬が5頭もいる好メンバーの中、1番人気に支持されたこと自体も驚きだが、道中抜け出しに時間がかかるロスがありつつも完勝。時計も想定タイムよりも随分と速く、前日の牝馬限定500万特別の勝ち時計よりも2秒9も速い。

これは私の夢であるオークスに連れて行ってくれる馬かも知れない。

まずはご一緒の所持者の皆様、愛馬の優勝おめでとうございます。また早速たくさんのお祝いコメントいただきありがとうございました。

1つ勝てば面白いと言われていた晩成馬が3歳春の早い時期に優勝。まだまだ未完成のこの時期にこの強さなら、完成すればどれほどの走りを見せてくれるのだろうか。とにかく楽しみ。

まず真価が問われる次走に期待したい。

それにしても私にとって2017年12月9日のエンジェルウィング以来の中央勝ち星。1年以上のブランクはさすがに長かった。その間、アランブレラの地方での勝ちはあるが、やはり中央での勝利は格別。


レース回顧と時計の分析、レース後の川又賢治騎手と松永幹夫調教師のコメントを掲載。

(2019年2月5日完結)

2019年1月11日立ち上げ

●前走後、目立った疲れや反動は見せてないものの既定路線で1月8日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました

 購入後最初の近況更新で

「大きくしっかりとした骨格に、父譲りの柔軟でしなりの強い筋肉が付いており、伸びがあって力強さに溢れた体は世代屈指の出来栄えです。放牧地で見せたダイナミックな動きや賢くて集中力の高い気性にもスケールの大きさを感じさせます。」

 とGT10勝は出来そうなコメントを頂戴した我らが愛馬ファナティック。期待は大きく、久々に私をオークスに連れて行ってくれるほどの逸材かとデビューが待ち遠しかった。

 しかし、そのコメントを最後に以降は全く良いコメントはなくなり、背腰に疲れが溜まりやすいということが繰り返されるのみ。昨夏に北海道に行かれたルクソールさんの情報によると担当者の話として「1つ勝つことが出来れば面白い馬」と言われていたそう。ようするに、かなりの晩成であるということ。

 その通り、デビュー前の追い切りでは同格の馬に0.9秒も千切られるなどあまりにも動きが悪く年末のデビュー戦予定は白紙になるほど。

 そこからも追い切りの動きだけでは大物感は全くなく、逆に未勝利戦ですら勝てるかどうかという馬の動き。

 そんな中、前走のデビュー戦はどちらかというと不安の方が大きかったが、最後は断然人気の評判馬シュリを交わそうかというほどの脚色で僅差の3着。2着馬とは僅かにハナ差だった。外々を回って距離ロスがあっての内容で、最後は1頭だけ目立つ脚を披露。能力的には新馬勝ちがあっても不思議ではないような素晴らしい走りだった。

 明け3歳すぐのこの時期にこれだけ走れるのならかなり出世してくれそう。私の望む芝の中距離を走れる馬で期待は高まるばかり。


 前走後、目立った疲れや反動は見せてないものの、元々松永幹夫調教師もこの馬には半信半疑で、レース後は成長を促す為の放牧に出す予定だったことから、優先出走権を取ったにもかかわらず既定路線で1月8日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました。

 たくさんの馬を管理する厩舎だけに馬房を回転せざるを得ないのだろう。それはわかるが、優先権を取った未勝利馬くらいは優先してまずはしっかりと勝ち上げて欲しい。

 松永幹夫調教師によると2週間くらいで戻す予定だそう。そりゃ、優先権のある内には少なくとも走らせて欲しい。

これ以降は2019年1月20日に作成

●1月18日に栗東トレセンに帰厩しました

 前走優先出走権を取得したにもかかわらず、馬房の都合で1月8日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されていたファナティックですが、1月18日に臨時更新されましたクラブ公式HPファナティックの近況報告によりますと、1月18日に栗東トレセンに帰厩したということです。

 元々2週間程度で帰厩予定でしたし、前走の疲労もないわけですから優先出走権がある間に出走させるのは当然ですよね。

 このタイミングでの帰厩ですと10日ルールがありますから1月26日、27日の週は出走出来ませんし、2月2日 京都6Rか2月3日 中京6R辺りを目標にしていると思われます。

これ以降は2019年2月1日に作成

●追い切り情報(2月1日更新)

前走前 1月2日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 57.3
3F 41.3
2F 26.4
1F 12.8
ギラーミン(古馬1000万下)一杯に0.7秒先行0.1秒遅れ



1月23日 栗東CW 良馬場 稍一杯に追う

助手
6F 87.5
5F 71.0
4F 56.2
3F 42.1
1F 14.3[6]
レッドムルガン(3歳新馬)馬なりの内1.7秒遅れ


1月27日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.4
3F 41.6
2F 27.4
1F 13.7
レッドムルガン(3歳新馬)馬なりと同入


1月30日 栗東CW 良馬場 一杯に追う

助手
5F 68.9
4F 53.6
3F 39.7
1F 12.1[9]
レッドムルガン(3歳新馬)一杯の外0.4秒先着
 1月23日、前走の内容が良かったですし、追い切りの動きも期待していたのですが、なんなんですかこの酷い動きは・・・。通常この動きの馬なら未勝利戦でもシンガリ追走、シンガリ入線って感じですよね。難しい馬なんでしょうね。
 競馬ブックでは”推進力欠く”で滅多に出ない右肩下がりの矢印(滝涙)。デイリー馬三郎でも”伸び一息C”とダメダメな評価です。こんなに全体の時計がかかっているのに終いがさっぱりと伸びてない・・・。併せた未出走馬にぶっちぎられています。故障ぢゃないでしょうね。心配になります。
 以下は同日更新されましたクラブ公式HPファナティックの近況報告です。
「先週の金曜日に無事帰厩しており、今朝はCWコースで併せて追い切りました。最後は併走相手に遅れを取る形になってしまったのですが、まだ戻ってきて間もないということもあり、無理せず馬なりで流した程度でしたから、遅れたこと自体は特に気にしなくていいですよ。短期間とはいえ牧場でもしっかりと動かしてもらっていましたし、極端に緩んだような感じはなく背腰の状態も変わりなく良好です。今のところは来週の京都、中京を目標にしており、ここからピッチを上げてしっかりと態勢を整えていきます」(松永幹師)2月2日の京都競馬(3歳未勝利・芝2000m)もしくは3日の中京競馬(3歳未勝利・牝馬限定・芝2000m)を目標にしています。
 ということで、松永幹夫先生的には遅れは気にしなくても良いと言うことですが、遅れすぎですよねぇ。少しくらいの遅れなら気になりませんが・・・(苦笑)。目標はやはり2月2日 京都6R 3歳未勝利 芝2000mまたは2月3日 中京6R 3歳未勝利 芝2000m 牝馬限定を予定ということではっきりと出てきました。優先権があるので相手関係や騎手によってレースを選択できますよね。乗り難しそうな馬ですし、鞍上は大事ですね。乗り替りますかねぇ。

 1月27日、日曜日も順調に追い切られました。水曜日に千切られたレッドムルガンに対し、この日はしっかりと同入。坂路としては持ち時計を縮めました。ハロン14秒くらいですが、悪くない動きです。やはり走る気があるときと全く走る気がないときとあるようです。レースでも後者が出てきたときは大敗するのでしょうね。危なくて馬券は買えませんね(苦笑)。

 1月30日、いつも併せられているレッドムルガンにようやく先着できました。終いの1ハロンも12秒1と秀逸です。・・・とはいえ全体の時計がゆったりですので、終いを伸ばす松田博資先生風の調教ですね。信頼できる競馬ブックでは”一応先着したが”と何やら含みを持たせた短評。正直イマイチなのでしょうね。そりゃ、先週あれだけの緩慢な動きを見せられたら半信半疑にもなります。ちなみに同じ専門誌でもデイリー馬三郎では”迫力十分B”と高い評価です。こちらは前走の着などを考慮しているので、ブックほどはアテに出来ません。
 私ほっさんの追い切り評価も競馬ブックと同じで、30日の追い切りは評価しますが、先週があれだけの凡走でこのひと追いだけで高い評価をつけることは出来ません。よって私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。良くもなく悪くもなくですね。それでも1度使われた上積みはあるでしょうしもちろん期待しています。
以下は同日更新されましたクラブ公式HPファナティックの近況報告です。
「今朝はCWコースで併せて追い切りました。5ハロンからの時計だったこともありますが、ラスト1ハロンの反応は鋭くて、併走相手を楽に突き放して先着しました。一度使っていい意味でガス抜きもできたようで集中して走れていますし、体調も良好です。レースについてはギリギリまで検討しようと思いますが、牝馬同士の方がいいだろうとは思っており、基本的に中京に向かうつもりでいます」(松永幹師)2月3日の中京競馬(3歳未勝利・牝馬限定・芝2000m)に川又騎手で出走を予定しています。
ということで、松永幹夫先生的には集中して走れているとのことで、それならばレースでも勝ち負けしてくれるでしょう。

●気になる出馬想定表(2月3日 中京6R)

出馬想定表 2月3日 中京6R 3歳未勝利 芝2000m 牝馬限定 フルゲート18頭 想定数11頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アオイハヤブサ 小崎綾也  1/13 新馬 京都ダ1800 11 11
アマリリステソーロ 義英真 10/21 未勝利 京都芝1800 10
イノセントミューズ 藤岡康太  1/12 未勝利 京都芝1800
ヴィオラピューロ 鮫島克駿 11/24 未勝利 京都芝1800
クルシュー  1/27 未勝利 中京芝1600 13 14
ショウナンパルコ  1/20 未勝利 京都芝1600 12 12
パラーティウム 吉田隼人  8/19 新馬 札幌芝1800 10
ビーマイステディ 四位洋文 11/03 未勝利 京都芝2000
ファナティック 川又賢治  1/05 新馬 京都芝1800 B−
フローズンナイト 丸山元気  1/12 未勝利 中山芝2200
モズコールズ  1/27 未勝利 中京ダ1400 12

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在11頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”のジャッジです。もう1つ出走を睨んでいた2月2日の京都6Rも想定数は10頭で出走可能です。少ない頭数で確定してくれれば有り難いですが、初出走の馬などが入ってくるでしょうね。

鞍上は前走同様川又賢治騎手を予定しており、乗り難しいファナティックを最も知る騎手ですし安心ですね。

●出馬確定表

出馬確定表 2月3日 中京6R 3歳未勝利 芝2000m 牝馬限定 出走数16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アオイハヤブサ 小崎綾也  1/13 新馬 京都ダ1800 11 11
アマリリステソーロ 義英真 10/21 未勝利 京都芝1800 10
イノセントミューズ 藤岡康太  1/12 未勝利 京都芝1800
ヴィオラピューロ 鮫島克駿 11/24 未勝利 京都芝1800
ヴォアラ 富田暁 12/16 未勝利 中山ダ1800 15
クルシュー 古川吉洋  1/27 未勝利 中京芝1600 13 14
クレーリッチェ 津村明秀  1/06 未勝利 中山芝2000 14 11 15
ショウナンパルコ 松若風馬  1/20 未勝利 京都芝1600 12 12
スコッチフラワー 松田大作  1/19 未勝利 中山芝1600
パラーティウム 吉田隼人  8/19 新馬 札幌芝1800 10
ビーマイステディ 四位洋文 11/03 未勝利 京都芝2000
ファナティック 川又賢治  1/05 新馬 京都芝1800 B−
プッシーウイロー 荻野極 12/16 未勝利 中山芝1600 10
フローズンナイト 丸山元気  1/12 未勝利 中山芝2200
ミサトラモーヌ 井上敏樹 10/13 未勝利 新潟芝1400 17 17 16
ラヴィンジャー 藤田菜七子 12/28 新馬 中山芝2000 11

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

結局16頭と多頭数で確定しました。両睨みだった京都6Rは想定数そのままの10頭。ただあちらは牡馬との一般戦ですからねぇ。

●中京芝2000mコース解説

 フルゲートは18頭。
有利な枠順 外枠
有利な脚質 先行〜差し
ポイント 堅実な末脚と底力
種牡馬ベスト ディープインパクト、キングカメハメハ、ハーツクライ
連対騎手ベスト 武豊、浜中俊、川田将雅、藤懸貴志、川須栄彦、松山弘平
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬
2歳未勝利
3歳新馬
3歳未出走
3歳未勝利
3歳500万
古馬500万
古馬1000万
古馬1600万
古馬オープン

●騎手は前走に引き続き川又賢治騎手

 今回もファナティック鞍上は川又賢治騎手です。前走は4コーナーで外に膨らんでしまいましたが、これは初出走ですし、馬の癖を全て把握することは困難ですから仕方がないと思います。それらのことも把握している川又賢治騎手で問題ないと思います。ましてや3場開催の裏開催の競馬場ですしもっとも適切な騎手選択だと思います。

 今年が3年目となる騎手ですが、時々人気薄を上位に持って来ているのを目にします。デビュー2年目の昨年は44勝を挙げ乗れている印象です。


 2019年1月終了時現在、中央通算54勝、勝率5.9パーセント、連対率10.8パーセント、重賞未勝利。昨年(2018年)は中央44勝、勝率7.5パーセント、連対率12.5パーセントと飛躍。本年の活躍が期待される。


 川又 賢治(かわまた けんじ)は1997年11月19日東京都生まれの21歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する3年目の騎手である。デビュー時は森秀行厩舎所属。現在はフリー。


 中学時代の同級生には現JRA騎手の坂井瑠星がいた。元々は野球少年であったが、坂井の影響で騎手を目指すようになる。千葉県成田市のインターアクションホースマンスクールの高校課程1年次に競馬学校騎手課程を受験し、合格する

 
競馬学校騎手課程33期生として卒業を迎え、最も騎乗技術に優れていた生徒に贈られるアイルランド大使特別賞を受賞。2017年3月に栗東・森秀行厩舎から騎手デビュー。3月11日の阪神6Rでマテラスカイに騎乗して1着となり、デビュー9戦目、同期の新人騎手では一番乗りとなる初勝利を挙げた

 2018年5月1日より、所属していた森厩舎を離れフリーとなる


 2017年デビューの新人騎手5人の2018年終了時点での騎乗成績は以下のとおりです。

武藤雅  61勝
川又賢治 53勝
横山武史 48勝
富田暁  46勝
木幡育也 21勝

 ということで、同期の中ではここまで2番目の勝ち星です。


 ほっさん愛馬での成績 (1戦0勝)

 2019年 1月 5日 ファナティック 3歳新馬 京都芝1800m  3着/4番人気

これ以降は2019年2月3日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「3カ月ぶりの実戦となるビーマイステディだが、乗り込みは熱心。馬体が戻って動きも上々とあれば、緒戦から期待できる。レース運びが安定しているフローズンナイト。外に膨れたのが痛かったが、直線はよく伸びていたファナティックも有力。


短評は「実力接近」



予想家の印
馬名 CPU 青木行 西村敬 橋本篤
ファナティック △△
スコッチフラワー
ヴォアラ △△
フローズンナイト △△
ビーマイステディ
イノセントミューズ △△
パラーティウム
プッシーウイロー
クレーリッチェ
ラヴィンジャー
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ビーマイステディ 3.1
ファナティック 3.5
イノセントミューズ 5.3
フローズンナイト 6.9
パラーティウム 9.5
ラヴィンジャー 19.9
ヴォアラ 21.0
スコッチフラワー 24.6
ショウナンパルコ 33.2
以下37倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ファナティック 67.7 67.7
ビーマイステディ 67.8 62.1 67.8
イノセントミューズ 68.0 52.2 68.0
フローズンナイト 69.7 54.0 65.3 69.7
パラーティウム 62.8 62.8
ラヴィンジャー 64.0 64.0


自信の推奨馬

西村敬

@ファナティックの初戦は終い2Fだけが速いレース。大外を回る不向きな形でもよく伸び、能力は十分に示した。今週の稽古は追われてからの反応が良く、大きな上積みを感じる。2戦目で何とか。単勝。


デイリー馬三郎

本紙の見解

「ビーマイステディの過去2戦は相手が悪過ぎた。初陣の勝ち馬は次走の若駒SでA着。前走の相手は既にオープン馬だ。今の未勝利戦なら能力は断然上位。久々でも素質で圧倒する。相手は堅実な○。一発の魅力は芝に戻してきた▲にある。〈城谷〉」

◎ ビーマイステディ
○ イノセントミューズ
▲ ヴォアラ
× ファナティック
☆ フローズンナイト
△ スコッチフラワー
△ パラーティウム
△ プッシーウイロー




ファナティックは全13記者中 ◎(本命)印 4記者、〇(対抗) 4記者、▲(3番手評価) 3記者、×(4番手評価) 1記者、無印 1記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

ファナティック(3着)

 「バランスが良くていい走りをしてくれました。直線はいい伸びでしたが、今日はコーナーで外に膨れた分があったと思います。」(川又賢治騎手・競馬ブック)

 「バランスのいい走りをしてくれました。すごくいい馬ですね。コーナーで外に膨れた分もあったと思います」(川又賢治騎手・デイリー馬三郎)

 「バランスのいい走りをしてくれました。コーナーで外にふくれた分が、少し痛かったです」(川又賢治騎手・ラジオNIKKEI)

 「道中はバランスのいい走りをしていましたし、非常にいい馬だなと感じました。最後までよく頑張ってくれましたが、コーナーで外に膨れてしまったのが痛かったです。うまく乗ることができず本当に申し訳ありません」(川又賢治騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「年末からグッと良くなってきて、いい状態でレースに臨めました。4コーナーでかなり外に振られたのでそこはもったいなかったですが、直線の伸びは見どころ十分で能力の高さを示してくれました。使って良くなると思いますが、ここまで予定も延ばしてしっかり乗り込んできたので、馬体をよくチェックしてからどうするか決めようと思います」(松永幹夫調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「少し余裕のある体つき。出脚が今ひとつで後方から。道中は折り合い重視で無理せず追走。自身が少し外に逃げていたこともあり、コーナーではずっと外を回る形。特に4角で大きく膨れてしまったが、それでもタイミングを計って追い出して猛追。コース取りの差が大きくて結果的には届かなかったが、脚は見せた。 」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

ファナティック

 「力は見せた。調教も動けるようになってきたし、うまく立ち回ってほしい。」(松永幹夫調教師・デイリー馬三郎)

 「4角で膨れてしまった分がもったいなかったですね。動きも状態もいいので、うまく立ち回れるかどうかだと思います。」(松永幹夫調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 前走は池江泰寿厩舎の評判良血馬シュリをあわや差しきろうかという素晴らしい競馬だったファナティック。・・・とはいえ、同じレースを走った他馬の次走を観ていると、2着馬ナリスは次走も2着と健闘していますが、4着馬ガッドハンド、5着馬フェータルイヴは次走大敗と必ずしもメンバー構成が良かったとは言えず、レースレベルは低かったと捉えるべきでしょう。

 そしてファナティックを心配させるのが先週水曜日の追い切りで、1度競馬を使われて素晴らしい動きを見せてくれるのかと期待していましたら大凡走。走る時と走らない時との差が激しくアテに出来ない印象です。

 また後ろから脚を伸ばしたい馬ですが、最内枠の1番を引きました。フルゲート16頭の中、鞍上の川又賢治騎手が巧く捌けるのかも不安が残ります。

 それでもなんでも力は上位でしょうし、何と言っても”世代屈指”の出来映えの馬体を誇る馬です(ただし1歳当時><)。勝ってオークスを目指して行きたいですね。
ファナティック

これ以降は2019年2月5日に作成

●パドック

 ファナティックの馬体重は前走マイナス6キロの458キロ。馬体はピカピカで物見はするものの落ち着いて周回していました。

●レース 

 ファナティックのスタートは普通でしたが、前を取りに行かずに馬なりで後方13番手になります。決め手のある馬ですからこれで良いのですが、最内枠ですから包まれて進路がなくなることが最大の懸念でしたし心配でした。そこからコーナーワークで5番手くらいに上がり、この位置ならと思わせます。

 向正面では外の馬がポジションを上げて行きファナティックは8番手辺り。道中はしっかりと折り合いがついて脚を溜めます。鞍上の川又賢治騎手が乗りやすい馬とおっしゃっているように折り合いに心配がなく中長距離を走れる良い馬です。

 ところが3コーナーで全体のペースが上がると置いて行かれはじめ、鞍上の手が動きます。私のところの馬は抜群の手応えもこの辺りから鞍上の手が激しく動き失速する馬が多いですから、今回も一気に不安になります。

 4コーナーを曲がり直線に向いてもファナティックはまだ最内。外には何重もの壁があり進路が開くのかこれも不安になります。

 少しずつ馬群が開けてくると、川又騎手は少しずつ外へ外へとファナティックを持ち出します。それでもなかなか進路はスカッと空きません。

 もう残り200mというとこら辺りでようやく前がスカッと空いて追い出します。この時点で前とは4、5馬身ありましたしもうあまり距離がないので前走のように最後僅かに届かないのでは?と心配しましたが、追い出してからは凄い脚で次々と前を捉え突き抜けます。

 一気に先頭に躍り出たところがゴール!!見事2戦目で勝ち上がってくれました。

 それにしても観ててドキドキする体に悪いレースでした。やはり終いに決め手がある馬なので包まれない外枠の方が良さそうです。

●ほっさん軍団早くも本年2勝目!!

 昨年は年間5勝を目標に掲げるも、500万と言わずもっと上のクラスまで出世出来る馬と滅多にそんなことを言わない川田将雅騎手に評していただいたエンジェルウィングが屈腱炎で引退。当然勝つだろうと思っていたアランブレラは脚部不安で随分と長い休養に入り、未勝利戦3着と後一歩だったトゥンバドーラは未勝利で引退となんやかやと勝てずに年末まで来てしまい、初勝利を挙げたのは12月27日でした。

 しかし今年は1月21日の時点でアランブレラが地方ながら早くも年間初星!!そしてこの2月3日にはファナティックが2017年12月9日のエンジェルウィング以来の中央勝ちをプレゼントしてくれました。これで早くも年間2勝目。アランブレラは前走内容から地方でもう1つは勝ってくれるでしょうから年間目標の5勝までは後2つ。今回のファナティックの勝ち時計は500万クラスで十分に勝ち負け出来る時計ですからファナティックももう1つは本年中に勝てると思います。後はアランブレラの中央復帰後の1勝を期待したいですね。

●時計の評価

 今回のファナティックの走破時計は2分01秒1良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で2分03秒0でした。

 これだけでもファナティックの時計が素晴らしいことはわかりますが、前日の12Rの西尾特別 500万下 牝馬限定の勝ち時計が1分04秒0ですからここに入っても圧勝だったでしょう。今回は前走2着馬3着馬が5頭もいる好メンバーのレース。これはかなり評価は高いですよ。これでいて4角で出られないロスもありましたからね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ファナティック(1着)

 「勝負どころで置かれかけたけど、まだ馬に余裕があったし、外に出してからはしっかり伸びてくれました。前走も感じていたけど、凄く乗りやすくて、レースぶりに注文がつきません。 」(川又賢治騎手・競馬ブック)

 「初戦も乗りやすかったですし、今回もスムーズに運べました。勝負どころで置かれるところはありましたが、焦ることなく外に出して、前走のようにいい脚を使ってくれました」(川又賢治騎手・デイリー馬三郎)

 「前走同様に道中はリラックスしてとても乗りやすくスムーズに運べました。勝負どころで置いていかれそうになったのですが、馬は余裕十分だったので、自分も自信を持って外に出せましたし、しっかり伸びてくれました。素直で鞍上の指示どおりに動いてくれますし、素質の高い馬です。今日はありがとうございました」(川又賢治騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「スタートを普通に出てくれましたし、もうちょっと積極的に行ってもいいかなと思ったのですが、直線で外に出してからは本当にいい脚を見せてくれました。奥のある馬で全体的にまだこれから良くなってくるタイプでしょうから、この後は無理せずいったんリフレッシュ放牧に出させていただき、向こうでの状態を見ながら大事に使っていきたいと思います。今日は人気にも支持されていましたから、期待に応えることができて良かったです。ありがとうございました」(松永幹夫調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

ファナティック(1着)

 「中位のインから。3ハロン標ではアマリリステソーロの内で動きにくいポジションに収まってしまい、危うしという場面があったが、直線の坂から外へ出して、ここでの手応え通りに残り1ハロンからよく伸びてきた。 」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金が500万円。内国産馬奨励賞が100万円。特別出走手当が41.1万円。合計641.1万円。1口で割りますと1万円程度になると思われます。

●今後の展望

 芝の中距離でこれだけ走れるのですから、やはりまずはオークスを目指したいですね。そこが間に合わなかったとしても秋の秋華賞。そういったところで通用しないのであれば、コツコツと自己条件で走れば良いですし夢が広がりますね。

 まず次は自己条件である500万下戦か忘れな草賞辺りが目標になるのではないでしょうか。その後、オークストライアルにチャレンジしたいですね。

●最後に

 まずはご一緒の所持者の皆様、愛馬の優勝おめでとうございます。そして早速たくさんのお祝いメッセージをいただきありがとうございました。

 2017年12月9日のエンジェルウィング以来の中央での優勝。本当にホッとしています。アランブレラの地方での優勝ももちろん嬉しいですが、中央での勝利は格別です。ましてや最初の1勝はとにかく大事ですからきちんと勝てて良かったです。これで6歳春の引退期限までは走れる権利を獲得しました。そしてなんと言っても私が望む芝の中距離を走れる馬。芝の中距離はなかなか頭数が揃わない美味しいレースが多いですし手当もたくさんつきます。これからどんどん稼いで欲しいですね。

 今回の勝ち方は滅法強く、道中なかなか出られないロスがあっての中京芝2000m2分01秒1良馬場の好時計。そもそも超晩成型で、1歳夏の北海道でも「1つ勝てれば面白い」と評されていた馬。これが現実に1つ勝ってくれたわけですから、これから成長すればどれだけ強くなるのか楽しみでなりません。しかもかなり早い時期に勝てました。私としてもそういう風に評された以上、勝てたとしても3歳夏頃かと思っていました。実際、追い切りの動きはまだまだでしたからね。

 この強さなら母としても期待は大きいですね。まずはしっかりと実績をつくって確実に繁殖入りして欲しいですね。貴重なグレイトフィーヴァー系の牝馬。その子にも多いに期待しています。

 決め手のある馬は脚元への負担が気になります。とにかく故障なく引退期限までコンスタントに走り続けて欲しいです。

 今回は2日の京都6Rとギリギリまで両睨みでしたから休日が出せませんでしたが、次こそは現地で愛馬と対面したいですね。

 頑張れファナティック!!私をオークスに連れて行ってくれぃ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2019年1月11日立ち上げ 20日、23日、28日、2月1日、3日、5日加筆
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2019年 1月 5日 デビュー戦 3歳新馬 京都芝1800m (3着/4番人気)

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