購入後最初の近況更新で
「大きくしっかりとした骨格に、父譲りの柔軟でしなりの強い筋肉が付いており、伸びがあって力強さに溢れた体は世代屈指の出来栄えです。放牧地で見せたダイナミックな動きや賢くて集中力の高い気性にもスケールの大きさを感じさせます。」
とGT10勝は出来そうなコメントを頂戴した我らが愛馬ファナティック。期待は大きく、久々に私をオークスに連れて行ってくれるほどの逸材かとデビューが待ち遠しかった。
しかし、そのコメントを最後に以降は全く良いコメントはなくなり、背腰に疲れが溜まりやすいということが繰り返されるのみ。昨夏に北海道に行かれたルクソールさんの情報によると担当者の話として「1つ勝つことが出来れば面白い馬」と言われていたそう。ようするに、かなりの晩成であるということ。
その通り、デビュー前の追い切りでは同格の馬に0.9秒も千切られるなどあまりにも動きが悪く年末のデビュー戦予定は白紙になるほど。
そこからも追い切りの動きだけでは大物感は全くなく、逆に未勝利戦ですら勝てるかどうかという馬の動き。
そんな中、デビュー戦は4角で膨らみ外々を回って距離ロスがあったにもかかわらず、最後は断然人気の評判馬シュリを交わそうかというほどの脚色で僅差の3着。2着馬とは僅かにハナ差でした。能力的には新馬勝ちがあっても不思議ではないような素晴らしい走りで期待は一気に高まります。
そして2戦目である前走は前走2、3着馬が5頭もいる好メンバーの中、最内枠で道中抜け出しに時間がかかるロスがありつつも最後の直線は素晴らしい脚を披露し初優勝!!時計も専門誌の想定タイムよりも1秒9も速く、前日の牝馬限定500万特別の勝ち時計よりも2秒9も速い素晴らしいものでした。競馬ブックのスピード指数は78.4。すでに500万クラスでの勝ち負けレベルは超えています。これは私の夢であるオークスに連れて行ってくれる馬かも知れません。
1つ勝てば面白いと言われていた晩成馬が3歳春の早い時期に優勝。まだまだ未完成のこの時期にこの強さでしたら、完成すればどれほどの走りを見せてくれるのでしょうか。とにかく楽しみですね。
レース後、馬体に特にダメージは見られないものの、2月7日にノーザンファームしがらきへリフレッシュ放牧に出ました。
3月21日に臨時更新されましたクラブ公式HPファナティックの近況報告によりますと、2月7日にリフレッシュ放牧に出されていた愛馬ファナティックが3月21日に栗東トレセンに帰厩したということです。
このタイミングでの帰厩ですと次走は誰もが思うのが忘れな草賞です。まだ正式になんの発表もありませんが水曜日には次走についての発表があるでしょう。どこのレースにどの騎手で行くのか楽しみです。
前走前 1月30日 栗東CW 良馬場 一杯に追う
助手
5F 68.9
4F 53.6
3F 39.7
1F 12.1[9]
レッドムルガン(3歳新馬)一杯の外0.4秒先着
3月24日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.2
3F 42.0
2F 27.3
1F 13.8
3月27日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.6
3F 39.2
2F 25.2
1F 12.6
ゴータイミング(3歳500万下)一杯に0.4秒先行同入
3月31日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.5
3F 42.9
2F 28.4
1F 14.2
4月3日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 53.7
3F 39.2
2F 25.4
1F 12.8
イチバンヤリ(3歳500万下)馬なりを0.5秒追走同入
4月7日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.8
3F 43.8
2F 29.1
1F 14.5
4月10日 栗東CW 重馬場 馬なり余力
北村友一
6F 87.0
5F 71.1
4F 56.3
3F 41.8
1F 12.6[7]
レッドムルガン(3歳未勝利)末強めの内1.3秒追走同入
3月24日、21日に帰厩後最初の追い切り時計を計時しました。ここまでは追い切りでは平凡すぎる走りでしたが、2度使われて追い切りの動きが良くなっているのであれば更なる成長が見込まれます。日曜日はハロン14秒くらいの追い切りですのでまだこれで良いか悪いかは判断できませんが、しっかりと追ってくるであろう水曜日の追い切りに注目です。
3月27日、坂路4F54.6−12.6でした。これまでの坂路での自己ベストは4F56.4−13.7でしたから、その当時との差は歴然です。以前よりもパワーアップは間違い無さそうです。
以下は同日(3月27日)更新されましたクラブ公式HPファナティックの近況報告です。
「牧場で速い追い切りを重ねつつ背腰の状態も安定していたようですし、先週の木曜日にトレセンへ帰厩させることにしました。今朝は坂路で併せ馬を行っています。道中は先行して同入という形だったのですが、一杯に追う相手に対してこちらは終始馬なりで楽に動けていましたね。負荷を強めても背腰の具合は問題ありません。今のところはあと2本追い切って再来週の自己条件を目標にしていくつもりです」(松永幹師)4月14日の阪神競馬(3歳500万下・芝2000m)を目標にしています。
ということでこれでいて終始楽に動けていたということです。次走予定が4月14日 阪神6R 3歳500万下 芝2000m 混合と発表になりました。フローラSなどのオークストライアルは目指さないようですね。完全に晩成馬なので秋以降狙いと言ったところでしょうか。今回取りこぼしたら次走は矢車特別ですね(涙)。
しかしジャスタウェイ産駒は走りまくっていますし楽しみですね。
3月31日、この日も順調に15−15程度で追い切られました。
4月3日、坂路で追い切られました。27日に計時した自己ベストを更に約1秒縮めました。4F53.7−12.8。これでいて終いまでしっかりと伸びていて非凡な動きです。
以下は同日(4月3日)更新されましたクラブ公式HPファナティックの近況報告です。
「今朝は坂路で併せて追い切りました。目一杯ではなくまだ余裕残しの内容でしたが、追走する形から相手のペースに合わせて楽な手応えで動くことができていました。背腰への負担を考慮して厩舎周りでの運動は人を乗せずに行っており、そのおかげでここまで追い切りを重ねながらも疲れが溜まるようなことはありません。体つきなどは大きく変わっていないのですが、調教の動きからもやはりいいモノを持っているなと感じさせてくれますし、休み明けでも初戦から結果を出せるようあと1週しっかりと仕上げていきます。今回の鞍上は北村友一騎手に依頼しています」(松永幹師)14日の阪神競馬(3歳500万下・芝2000m)に北村友騎手で出走を予定しています。
ということで、松永幹夫先生も素質を感じる良い動きのようです。鞍上が北村友一騎手であることが発表になりました。最近特に乗れていて活躍の目立つジョッキーですし楽しみですね。
4月7日、日曜日も順調に追い切り時計を計時しました。ここまで順調でかつ以前よりもパワーアップした動きを見せてくれていますし次の水曜日の最終追い切りが楽しみでなりません。
4月10日、本番で初めて騎乗することになる北村友一騎手に追い切りに跨がって感触を確かめてもらいました。テンはゆったり終いを伸ばす追い切りです。同じ3歳馬のレッドムルガン(前走新馬戦8番人気12着)をかなり後ろから追走して目標にし、最後は予定通り同入しました。これで馬なりですし余裕残しの調整ですね。次のレースも視野に入っているのでしょうか。もちろん、本数を重ねていますし、そんなに負荷をかける必要ももうないと思いますが・・・。
私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。今まで追い切りにA評価をつけられなかったファナティックですが、間違いなく追い切りの動きは良くなっています。パワーアップを感じますしレースでどれだけのパフォーマンスを見せてくれるか楽しみです。
競馬ブックでは”久々も動き軽快”、デイリー馬三郎も”気配上々B”とどちらも高評価です。
以下は4月11日に更新されましたクラブ公式HPファナティックの近況報告です。
「水曜日はジョッキーに乗ってもらってCWコースで併せて追い切りました。相手を追走する形から最後は内に入って同入。向こう正面ではかなり離されていましたが、並びかけるのは楽で、いい動きだったと思います」(松永幹師)「追い切りに乗せていただきました。すごく乗りやすい馬ですね。向こう正面ではなかなか進んでいかない感じで前と離れていたので『あれっ』と思ったのですが、促して並びかける反応はとても速く、追えばもっと時計は出そうです。実戦でもうまく勝負どころでスイッチが入ってくれればと思います」(北村友騎手)14日の阪神競馬(3歳500万下・芝2000m)に北村友騎手で出走いたします。
ということで、松永幹夫先生としましても”いい動き”だったとのことです。感触を確かめていただいた北村友一騎手曰く、向こう正面で進んで行かなかったりと一筋縄ではないようですが、巧くレースで力を出し切って欲しいですね。
馬名 | 予定騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アルクス | 太宰啓介 | 12/08 エリ5下 | 阪神芝2000 | 7 | 3 | 1 | |||||
オールイズウェル | 幸英明 | 3/23 毎日GV | 阪神芝1800 | 6 | 8 | 2 | 消 | 2 | 1 | ||
キャノンバローズ | 松若風馬 | 3/16 新馬 | 阪神ダ1800 | 1 | 2 | ||||||
サヴォワールエメ | 藤岡康太 | 12/09 阪神GT | 阪神芝1600 | 8 | 15 | 1 | |||||
ショウナンバルディ | 坂井瑠星 | 3/24 未勝利 | 阪神芝1800 | 1 | 10 | ||||||
ダディーズトリップ | 大野拓弥 | 3/03 未勝利 | 小倉芝2000 | 1 | 1 | 2 | 4 | 3 | 8 | ||
タンタラス | 荻野極 | 1/20 菜の5下 | 中山芝1600 | 2 | 4 | 1 | 9 | ||||
ニューアビリティ | 3/24 未勝利 | 中京芝2000 | 1 | 3 | 2 | 3 | |||||
ピースフルサンデー | 小崎綾也 | 3/17 未勝利 | 中京芝2000 | 1 | 5 | 3 | 8 | ||||
ファナティック | 北村友一 | 2/03 未勝利 | 中京芝2000 | 1 | 1 | 3 | A− | ||||
リーガルメイン | 浜中俊 | 3/17 スプGU | 中山芝1800 | 13 | 11 | 5 | 1 | 2 |
表中 騎手の太字は乗り替わり予定
フルゲート16頭のところに現在11頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”のジャッジです。
馬名 | 騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アルクス | 太宰啓介 | 12/08 エリ5下 | 阪神芝2000 | 7 | 3 | 1 | |||||
オールイズウェル | 幸英明 | 3/23 毎日GV | 阪神芝1800 | 6 | 8 | 2 | 消 | 2 | 1 | ||
キャノンバローズ | 松若風馬 | 3/16 新馬 | 阪神ダ1800 | 1 | 2 | ||||||
サヴォワールエメ | 藤岡康太 | 12/09 阪神GT | 阪神芝1600 | 8 | 15 | 1 | |||||
ショウナンバルディ | 坂井瑠星 | 3/24 未勝利 | 阪神芝1800 | 1 | 10 | ||||||
ダディーズトリップ | 大野拓弥 | 3/03 未勝利 | 小倉芝2000 | 1 | 1 | 2 | 4 | 3 | 8 | ||
タンタラス | 荻野極 | 1/20 菜の5下 | 中山芝1600 | 2 | 4 | 1 | 9 | ||||
ニューアビリティ | 和田竜二 | 3/24 未勝利 | 中京芝2000 | 1 | 3 | 2 | 3 | ||||
ピースフルサンデー | 小崎綾也 | 3/17 未勝利 | 中京芝2000 | 1 | 5 | 3 | 8 | ||||
ファナティック | 北村友一 | 2/03 未勝利 | 中京芝2000 | 1 | 1 | 3 | A− | ||||
リーガルメイン | 浜中俊 | 3/17 スプGU | 中山芝1800 | 13 | 11 | 5 | 1 | 2 |
表中 騎手の太字は乗り替わり
フルゲートは16頭。スタート地点は正面スタンド前直線右。内回りコース使用で4コーナー出口付近。
1コーナーまでの距離は325m。スタート直後の2ハロンは主導権争いである程度流れるが、その後ガクンとペースが落ちる。積極的に引っ張る馬がいないと、古馬の1000万クラス以上でも13秒台のラップを刻むことがある。その結果、行った行ったの前残りも多発。穴は逃げ残り、先行馬の雪崩れ込みといった展開面で期待するのがセオリー。
経済コースをピッタリ回ってこれる馬が好走しやすい。平均ペース以上で流れれば、逆に逃げ馬は厳しい。最後の急坂が響き、差し馬の台頭を許すことになる。馬群も外回りの中距離ほど凝り固まらないので、タイミングよく仕掛けられれば馬場の真ん中より外を通ってでも抜けてこれる。
有利な枠順 フラット 有利な脚質 逃げ〜先行 ポイント 展開 種牡馬ベスト ディープインパクト、ハーツクライ、ステイゴールド 連対騎手ベスト 川田将雅、ミルコ・デムーロ、岩田康誠、クリストフ・ルメール 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 2歳新馬 2分04秒4 2分06秒2 2分04秒5 2歳未勝利 2分03秒8 2分05秒2 2歳500万 2分02秒7 2分05秒3 2歳オープン 2分02秒8 2分04秒5 3歳新馬 2分04秒5 2分06秒6 2分06秒4 3歳未勝利 2分02秒5 2分04秒0 2分05秒1 2分06秒9 3歳500万 2分02秒3 2分03秒0 2分03秒0 2分04秒6 古馬500万 2分01秒5 2分02秒8 2分04秒2 古馬1000万 2分01秒6 2分03秒0 2分04秒6 2分05秒2 古馬1600万 2分00秒7 2分02秒8 2分05秒8 2分02秒3 古馬オープン 2分00秒7 2分01秒9 2分03秒9 2分04秒3
今回のファナティックの鞍上はファナティックの騎乗は初めてとなる北村友一騎手です。これまでは厩舎所属の川又賢治騎手が手綱を取ってきましたが、前走内容からこれからまだまだ上が目指せる馬ということで先を見据えたジョッキーの交替となりました。
北村友一騎手は昨年はJRAで90勝、今年はついに大阪杯で悲願のGT制覇と活躍の目立つ騎手で、ついに素質が開花した印象です。もはや一流騎手に近い成績で、後はもう少し大舞台での結果が欲しいところです。ファナティックで大きいところを勝ちまくって欲しいですね。
北村友一騎手と言えば我が軍団の常連騎手で今回が20回目の騎乗となります。生涯1勝しかできなかった愛馬エクストラシチーを新潟で7番人気で勝ち上げてくださった騎手で、乗り難しいグランデアモーレも4番人気と低評価ながら勝ち上げてくださいました。
我が軍団との相性も良く、デビュー当初から騎乗技術を認めていた騎手で、馬共々成長した今回素晴らしいパフォーマンスを見せて欲しいですね。
2019年4月11日現在、中央通算670勝、勝率8.1パーセント、連対率16.3パーセント、GTは今年ついにアルアイン(9番人気)で大阪杯を制しました。重賞は17勝。
昨年(2018年)は中央90勝、勝率12.3パーセント、連対率23.7パーセントは通算成績を大きく上回り、もはや一流騎手と呼べる好成績。全国騎手リーディング堂々の6位でした。本年(201年)はここまで22勝、勝率11.5パーセント、連対率20.4パーセントと昨年よりは下回っていますが、勝率10パーセントを超える素晴らしい成績をキープしています。
北村 友一(きたむら ゆういち)は1986年10月3日生まれの32歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンターに所属する14年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。障害競走は一度も騎乗しないまま免許を返納している。現在はフリー。
2006年2月に競馬学校を卒業し騎手免許を取得、田島良保厩舎所属騎手としてデビューした。同期には田中博康、的場勇人、千葉直人、黛弘人、田中克典、田村太雅、船曳文士らがいる。初年度は14勝を挙げ中央競馬関西放送記者クラブ賞を受賞した。
2007年、第1回新潟競馬に於いて11勝(愛馬エクストラシチーによる7番人気での優勝も含む)、2着5回、3着3回の成績で初の開催リーディングジョッキーを獲得。田島良保師とは関係がうまくいかず、9月1日付けでフリーに転身。10月8日京都12Rで走行妨害を受け落馬。当初JRAより頭部外傷と発表されたが、その後の精密検査で右手首骨折が判明。手術を受け年内復帰は絶望視されていたが、12月8日復帰、15日に復帰後初勝利を記録している。この年は初年度の3倍以上となる45勝を挙げた。
2008年10月4日札幌3Rにて通算100勝を達成、仲の良い藤岡佑介騎手がプラカードを持った。10月18日、デイリー杯2歳ステークスをシェーンヴァルトで制し、デビュー3年目にして重賞競走を初制覇した。また同馬にて翌年の皐月賞・東京優駿に騎乗し4着・6着と結果を残す。この年は53勝と更に勝ち星を伸ばした。
2009年ミヤビランベリで目黒記念・七夕賞を優勝する等、7月まで39勝を挙げる活躍を見せるも、7月19日札幌12Rにて落馬のため左上腕骨を骨折。プレートを入れる手術の為12月12日の復帰まで長期休養となる。それでもこの年も41勝を挙げている。
2010年春にはプレートの除去手術を行い1か月ほど戦線離脱。そんな苦労がありながら夏の小倉で10勝を挙げる活躍を見せた。11月6日京都4Rで通算200勝を達成。この年も53勝を挙げている。
2012年夏の小倉開催では北九州記念に優勝し、JRA通算300勝を達成するなど活躍したことが評価され、小倉ターフ賞を受賞した。
2013年11月2日京都2Rでミンディに騎乗し内側に斜行し、オブシディアンの進路を妨害したため開催日4日間の騎乗停止となった。このレース後に検量裁決室内で粗暴な行為を行ったため、更に追加で開催日2日間の騎乗停止となった。粗暴行為での騎乗停止追加は史上初のことになってしまった。
2017年2月12日、小倉7レースでプレスアテンションに騎乗し1着となり、JRA通算500勝を達成した。
2018年の全日本2歳優駿でノーヴァレンダに騎乗し優勝。 初のJpnT制覇を成し遂げた。
2019年の大阪杯でアルアインに騎乗、9番人気ながら最後の直線で馬群から鋭く抜け出し優勝。初の中央GT制覇を果たした。
ほっさん愛馬での成績 (19戦2勝)
2007年 2月24日 ダブルダンスシチー 3歳未勝利 阪神ダ1400m 7着/9番人気
2007年 5月12日 エクストラシチー 3歳未勝利 新潟ダ1200m 1着/7番人気
2007年 6月16日 エクストラシチー 500万下 函館ダ1000m 7着/3番人気
2007年 6月30日 エクストラシチー 500万下 函館ダ1000m 4着/7番人気
2008年11月30日 エクストラシチー 500万下 京都ダ1200m 13着/12番人気
2009年 6月28日 ペルシステンテ 3歳未勝利 札幌ダ1700m 8着/6番人気
2011年 7月10日 バノックバーン 3歳未勝利 京都ダ1400m 14着/8番人気
2011年 8月13日 バノックバーン 3歳未勝利 小倉芝1200m 9着/5番人気
2011年 8月27日 バノックバーン 500万下 格上挑戦 小倉芝1200m 5着/13番人気
2011年10月 2日 エイコーンキッド 500万下 格上挑戦 中山ダ1800m 12着/10番人気
2013年 6月16日 デスティニーシチー 3歳未勝利 函館芝2000m 11着/7番人気
2013年11月30日 グランデアモーレ 500万下 中京ダ1400m 1着/4番人気
2013年12月 1日 ハルシュタット 500万下 中京ダ1200m 9着/7番人気
2013年12月21日 グランデアモーレ 1000万下 阪神ダ1400m 10着/10番人気
2014年 2月23日 デスティニーシチー 500万下 小倉ダ1700m 8着/2番人気
2015年 1月24日 プリュム 1000万下 京都ダ1200m 9着/11番人気
2015年 2月22日 グリューヴァイン 3歳500万下 京都芝1400m 非当選除外
2015年 7月12日 ベルディーヴァ 3歳未勝利 中京芝2000m 10着/3番人気
2016年 6月18日 サンフレイム 500万下 函館ダ1000m 8着/10番人気
2016年 6月25日 サンフレイム 長万部特別 500万下 函館芝1200m 12着/11番人気
2019年 4月14日 ファナティック 3歳500万下 阪神芝2000m 着/ 番人気
2012年9月15日 阪神9R 甲武特別を10番人気プロフェッサーで勝利し表彰台に上がる北村友一騎手
競馬ブック
見解
「平場ながら好メンバーが揃ったが、サヴォワールエメを中心視。前走は2戦目でGT挑戦だったことを考えれば8着でも高く評価できる。仕上がりも良好。オールイズウェル、タンタラス、リーガルメイン、ファナティックらも素質は見劣らない。」
短評は「実力接近」
予想家の印
二重△は△△で処理
馬名 CPU 長岡利 山田理 西村敬 オールイズウェル ◎ ◎ ○ サヴォワールエメ ▲ ▲ △ ショウナンバルディ 穴 △△ ◎ ファナティック △ △ ○ ニューアビリティ △△ タンタラス △△ ○ ▲ △ アルクス ◎ △ リーガルメイン ○ △ △△ △ ピースフルサンデー 穴 △
あとは無印
予想オッズ
馬名 予想オッズ オールイズウェル 3.5 タンタラス 4.3 サヴォワールエメ 5.0 ショウナンバルディ 7.0 ファナティック 7.4 リーガルメイン 10.1 アルクス 11.1 ニューアビリティ 18.1 ダディーズトリップ 19.0 ピースフルサンデー 19.5 キャノンバローズ 23.1
スピード指数
馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価 ファナティック 78.4 67.7 78.4 オールイズウェル 84.0 77.3 80.9 84.0 タンタラス 83.6 58.2 69.2 83.6 サヴォワールエメ 82.5 69.4 82.5 ショウナンバルディ 73.0 73.0 リーガルメイン 85.9 67.6 85.9 79.4
デイリー馬三郎
本紙の見解
「◎ニューアビリティは、レースを使うごとに馬体が絞れレースぶりも良化。切れる脚はないが、長くいい脚が使えて操縦性も高い。コーナー4つの舞台設定は合っており、昇級戦でも相手なりに走れる見立てで連軸に。主導権を握る○が相手に。〈吉田〉」
◎ ニューアビリティ
○ ショウナンパルディ
▲ タンタラス
× ファナティック
☆ サヴォワールエメ
△ アルクス
ファナティックは全13記者中 ◎(本命)印 2記者、〇(対抗) 1記者、▲(3番手評価) 1記者、×(4番手評価) 3記者、☆(5番手評価) 2記者、△(6番手以下評価) 1記者、無印 3記者
ファナティック(1着)
「勝負どころで置かれかけたけど、まだ馬に余裕があったし、外に出してからはしっかり伸びてくれました。前走も感じていたけど、凄く乗りやすくて、レースぶりに注文がつきません。 」(川又賢治騎手・競馬ブック)
「初戦も乗りやすかったですし、今回もスムーズに運べました。勝負どころで置かれるところはありましたが、焦ることなく外に出して、前走のようにいい脚を使ってくれました」(川又賢治騎手・デイリー馬三郎)
「前走同様に道中はリラックスしてとても乗りやすくスムーズに運べました。勝負どころで置いていかれそうになったのですが、馬は余裕十分だったので、自分も自信を持って外に出せましたし、しっかり伸びてくれました。素直で鞍上の指示どおりに動いてくれますし、素質の高い馬です。今日はありがとうございました」(川又賢治騎手・キャロットクラブ公式HP)
「スタートを普通に出てくれましたし、もうちょっと積極的に行ってもいいかなと思ったのですが、直線で外に出してからは本当にいい脚を見せてくれました。奥のある馬で全体的にまだこれから良くなってくるタイプでしょうから、この後は無理せずいったんリフレッシュ放牧に出させていただき、向こうでの状態を見ながら大事に使っていきたいと思います。今日は人気にも支持されていましたから、期待に応えることができて良かったです。ありがとうございました」(松永幹夫調教師・キャロットクラブ公式HP)
「中位のインから。3ハロン標ではアマリリステソーロの内で動きにくいポジションに収まってしまい、危うしという場面があったが、直線の坂から外へ出して、ここでの手応え通りに残り1ハロンからよく伸びてきた。 」(競馬ブック)
ファナティック
「いい勝ち方だった。背腰が丈夫ではないので放牧に出したが順調にきている。」(松永幹夫調教師・デイリー馬三郎)
「前走が強い内容でした。素直でコントロール」(松永幹夫調教師・競馬ブック)
ファナティック、ここまで2戦は追い切りでは未勝利戦も勝てないと思えるほどの凡庸な動き。しかしレースに行くと素晴らしい末脚で上がって来ます。
ところが今回追い切りで良い動きを見せているんですよね。普通なら晩生の馬ですし、成長して更にパワーアップしていると取れるのですが、我が軍団に必ず入る要素”気難しさ”を持っている馬なので、追い切りでしっかりと走ると反ってレースでは凡走するのではないかとドキドキします。
水曜日の追い切りに跨がった北村友一騎手もスイッチの入りが遅かったとのことで、やる気スイッチがオンにならず、いつもの我が軍のように4角では抜群の手応えなのに手応えほど伸びない=馬が自分で走るのをやめちゃうにならないか心配です。我が軍団は過去何万回もそういうシーンを見てきましたからねぇ。
何せ、この馬、走るまでわかりません。牝馬ですし、どこかでプッツンしてしまうと一気に走らなくなっちゃう可能性もあります。
ただ、前走の内容は素晴らしかったですし、あれだけ進路が開くのが遅れても好タイムで勝ち切るのですから、まともなら能力は相当です。ここの勝ち方次第で、オークスを目標にと松永幹夫先生に言わせたいですね。
今回、元々甲子園に野球を見に行く予定で休暇を出していましたからちょうど同じ兵庫方面ですし、時間も微妙に被らないですから、口取りの権利を取って現地応援に行きます。口取りは18分の10でしたがファナティックとしては初めて応募と言うこともあり、無事権利をいただけました。
過去2戦は仕事の都合で行けませんでしたから、今どんな馬になっているのか会うのが楽しみです。
ファナティックの馬体重は前走プラス4キロの462キロ。日にちが空いていましたし、プラスなのは良い傾向ですね。12時22分のこの時点では1番人気です(最終2番人気)。
初めて生で見る愛馬ファナティック。
こうやって見るとそんなに筋骨隆々という感じではないですね。
とまーれーの声がかかり松永幹夫先生登場。
北村友一騎手は1つ前のレースに騎乗していたためにパドックには来ませんでした。通称「阪神ポイント」の写真。
この写真で見るとなかなかの筋肉です。頼もしいなぁ〜。
まだ桜はそれなりに咲いていて造園課のレベルの高さを物語っています。
口取りの権利を持っていた為に荷物は預けましたし、レース中の写真はありません。
ファナティックはスタートが良く、そのまま楽に4番手くらいまで上がります。終いで脚を溜めるより、前で脚を溜めた方が良いに決まってます。これを無理に押してポジションを取りに行ったのなら、終いで脚が上がってしまう可能性は高いですが、楽に前を取りましたし、終いの脚はしっかりとしているので十中八九勝ったと思いました。
コーナーワークで3番手に上がります。内ラチ沿いを距離ロスなく追走していますし、後は進路が塞がらない限りは楽勝だと思いました。
レースはかなりのスローペースで流れ、結果的にファナティックは前にいて良かったと思いました。直線でヨーイドンの競馬になることは確実ですし、後ろだと届かないですからね。決め手のあるファナティックに取って直線でヨーイドンの競馬は有利です。このスローペースを感じた時も勝利を確信しました。
重心の低い良い走りで道中は折り合いもつき言うことありません。後は最内でしたし進路が空くかどうかだけです。すぐ横にはあのブエナビスタの子タンタラスがいます。
ところが直線に向くと前回同様進路がなくなり少し仕掛けが遅れます。ちょうどその間に前の馬がスパートし、一気に差が2馬身ほど開いてしまいます。ここで万事休すかと思われましたが、ファナティックも進路が開くとしっかりと伸びてきます。脚色は完全に前の馬よりもファナティックでしたが、途中で開いた2馬身の差は大きく、捉えることができずにゴール板を迎えます。後ろからは前走毎日杯GV6着のオールイズウェルが凄い脚で飛んできて2着も僅差に。ただ現地で見ている限りでは内のファナティックが2着に残ったように見えました。
今ファナティックが2着でゴール!!外の3着馬とは僅かな差でした。
結局、勝ち馬とは半馬身差の2着。後ろは結構肉薄していました。一歩間違えれば4着でした。4着と2着では見栄えも賞金もかなり違いますから、2着死守できて良かったです。
最終的にファナティックは2番人気でしたが、途中までずっと1番人気でしたので複勝が150円もつくとは思わず買っていませんでした。しまったなぁ〜。
勝った馬は前走阪神JF8着馬。これと対等にやり合えたことでファナティックも相当能力が高いことが確信できました。
ちなみにこのレース、競走中の出来事が3つありました。
まずは坂井瑠星騎手のショウナンバルディが4コーナーで内側に斜行しファナティックの進路が塞がれ仕掛けが遅れます。そしてほぼ同じタイミングで太宰啓介騎手のアルクスが外側に斜行しオールイズウェルの進路を邪魔し仕掛けを遅らせます。その分がなければファナティックは3着だったでしょう。ファナティックの北村友一騎手も最後斜行しショウナンバルディにお返しをしてしまいます。
結局得をしたのは勝ち馬で、これらがなければ1着〜3着は入れ替わっていた可能性は高いですね。
今回のファナティックの走破時計は2分02秒7稍重馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で2分01秒0、重不良馬場で2分04秒0。勝ち馬の時計は2分02秒6でした。
スローペースで流れており上がり勝負のレースとなりました。それならば、終いの切れる決め手のあるファナティックが勝てそうだとレース中は思いましたが、僅かに届かなかったですね。
この揃ったメンバーの中で前走GT8着馬に肉薄しているわけですし、脚色もこちらの方が良かったですから褒めて上げて良いと思います。
ファナティック(2着)
「いい脚を持っている馬だと思っていました。ただ、ハナを切っている馬は楽に行っていましたし、4角手前で外から寄られて内ラチで窮屈になったのも痛かったですね。」(北村友一騎手・競馬ブック)
「逃げ馬に楽なペースになってしまいました。4コーナーの手前で外から寄られてしまいまして、内柵との間で窮屈になってしまいました。馬場はそこまで苦にしていなかったと思います」(北村友一騎手・ラジオNIKKEI)
「ハナに立った馬が楽なペースで行っていましたが、この馬自身もしっかりと脚は溜まっていたと思いますし、道中は悪くない形で競馬ができていました。ただ、4コーナーで外から寄られて窮屈になり、そこで仕掛けがワンテンポ遅れてしまったのが痛かったです。馬場を気にしているような感じもありませんでしたし、もったいない競馬になってしまいました。本当に申し訳ありません」(北村友一騎手・キャロットクラブ公式HP)
「僅か4キロでもプラスだったのは良かったと思いますし、少頭数とはいえ強そうなメンバーを相手にどんな競馬をしてくれるか楽しみにしていました。馬場を気にしているような感じもなく途中まではうまく運べていたのですが、エンジンを掛けていくところで外から来られてしまいましたからね…。勝負どころがもっとスムーズだったらと思いますし、勝ち切ることができず申し訳ありませんでした。この後どうするのかはまず背腰や脚元などをしっかりと確認した上で検討していきます」(松永幹夫調教師・キャロットクラブ公式HP)
ファナティック(2着)
「仕上がり良好。3番手のインで、今日は流れに乗って競馬ができた。4角ではショウナンバルディの内をタイトに回り、ロスなく直線へ。楽逃げした勝ち馬には及ばなかったが、2着は死守した。」(競馬ブック)
本賞金が290万円。内国産馬奨励賞が28万円。特別出走手当が42.1万円。合計360.1万円。1口で割りますと6000円程度になると思われます。大きい金額で嬉しいですが、もっと上のクラスで活躍出来る馬ですし勝ちたかったですね。
正直中1週で29日の牝馬限定・矢車賞に出て2勝目を確実にゲットしておきたいところですが、どうやら放牧に出すようです。
背腰に疲れが溜まりやすいというのはわかるのですが、オークスの距離を走れる馬ですし、そこでも能力的に遜色はないと思いますからしつこいほどにそこを目指して欲しいですね。端っから行く気がないと言うのは、この馬しかいない私にとっては不満アリアリです。
しかし、走って見ないとわからなかった昇級戦。結果的に前走GT8着馬に敗れただけで、それ以外の500万クラス2着実績のある2頭には先着しましたし、将来的に見てもここはかなりメンバーが揃っていた一戦だったと思います。そこで2着と結果の残せたことは更に自信が確信に変わりましたし、これで3歳夏を越して秋に成長してくれれば重賞は目指せる馬になると思いますし楽しみです。とにかく故障のないように順調に行って欲しいですね。
頑張れ、ファナティック!!
2019年 2月 3日 第2戦 3歳未勝利 中京芝2000m (1着/1番人気)
2019年 1月 5日 デビュー戦 3歳新馬 京都芝1800m (3着/4番人気)