トゥンバドーラ(オーベルゲイドの15) 第5戦


キャロットクラブ出資愛馬第33号は、募集毎に気にしていたオーベルゲイドの子。

もう母の産駒も高齢だし縁がないかと思っていたが、13年産のラレッサングルが未勝利戦で2着6回など超安定勢力。私としては安価で2、3勝が目標なので、本馬の募集価格1200万円は姉のラレッサングル程度活躍してくれれば十分。

また、関西馬ということもあるし、預託厩舎の庄野靖志厩舎も徐々に力を付けてきて目立つ存在になってきており楽しみ。

種牡馬のスズカマンボもGT3勝馬メイショウマンボを輩出するなど案外仔出しは良好。

募集時の馬体重が435キロと早い生まれなのにやや小型なのがネックだが、馬体は凄く良く見えるしこれならと思い購入。

ラレッサングルのように芝で好走してくれれば良いがダートでもなんでも2勝を挙げてくれればと思っている。

デビュー戦は追い切りの動きが悪く能力を感じられず、また気性も難しいとのコメント。値段相応の大敗を覚悟したが、抜群の先行力からバテず伸びずで粘り込み6着。しかも5着馬とはハナ差。想像以上の走りを見せてくれた。14頭立ての6着は上出来。

血統的にも早熟馬ではないと思われ、今これだけ動けて更に成長するならば2勝はしてくれるかも知れない。


3か月ぶりとなった2戦目は初戦の芝1400mから陣営の判断でダート1800mへといきなりの大幅変更。もっとも父はスズカマンボで長距離で実績を残した馬だし、初戦の先行力ならダートの方がより力は出せるとは私も書いていたが・・・。

この条件は番組数が多く、ここで走れるのであれば将来は安泰と期待を込めて見ていたら3着と好走。勝ち馬は別格だったが、2着馬には最後の最後で少し交わされただけの価値ある3着。これでいて追い切りの動きはまだ冴えないし、3か月の休養を挟んで馬体重はプラス18キロと成長を感じるしで、これからの伸びしろが楽しみだった。

しかし、レース後右後肢の繋部分の骨折が判明。

そこから9か月を経て出走した前々走は未勝利末期で相手が弱体化していることと、事前の追い切りの動きが良かったことなどから圧勝まであるのでは?と大きな期待をしていたが、道中キックバックを嫌がり下がりそうになり押っつけ通し。4角を待たずにムチが入り早々に脱落。8着と2番人気に応えることができなかった。

まさかキックバックをこんなに嫌がるとは・・・。ダート馬にとっては致命的な話。しかし、未勝利戦終了まで残された時間は少なくなんとか1つ勝ち上がって欲しい。

そのまま在厩で調整され迎えた前走はゲートが大事ということでゲートの巧い藤岡康太騎手を確保して8分の3の当選確率の抽選を突破し中2節で出走。5着と上位4頭は牡馬で敵わなかったが、牝馬の中では最先着。また速い時計にも対応でき収穫。

長期休養明け叩き3走目の次走はもっと最後まで頑張れるだろう。


優先出走権があり、前走後疲労もそこまで感じないので在厩のまま続戦。

8月26日 札幌2R 3歳未勝利 ダート1700m 牝馬限定に出馬想定されていたが、同型が多いなど相手関係を見て同日の4Rに変更。

8月26日 札幌4R 3歳未勝利 ダート1700m 混合に出走!!

出走数はフルゲートの14頭。

鞍上は前走同様藤岡康太騎手に依頼で期待は大きい。

勝ち上がるところまではイメージが沸かないが、掲示板を外すとスーパー未勝利戦も除外になってしまう可能性もあり、最低でも掲示板を確保したい。いや、もちろん勝てる可能性のある馬だし先行逃げ切りで勝ち上がって欲しい。


気になる出馬確定表と8月21日の追い切り情報を掲載。

(2018年8月24日更新)

2018年8月20日立ち上げ

●前走後、在厩で調整され次走は8月26日 札幌2Rを予定

 ずっと募集毎に気にしていたオーベルゲイドの子。もう母の産駒も高齢ですしご縁がないかと思っていましたが、13年産のラレッサングルが未勝利戦で2着6回など募集金額的に素晴らしい走りを披露。私としては安価で2、3勝が目標ですので、例え勝ち上がれなかったとしても未勝利戦での2着6回はそれだけでも十分満足です。母オーベルゲイドは高齢になってもこれだけ走る産駒を出すのですから、今回のトゥンバドーラのように募集価格1200万円なら是非欲しかったですし馬体も良かったので購入。

 しかし、デビュー前の追い切りでは未勝利戦も勝てないほどの平凡な動き。そして度重なる”気性に難しいところがある”とのコメントから未勝利戦でも二桁着に沈むのではと懸念を抱くようになりました。

 ところがデビュー戦は抜群の先行力からバテず伸びずで粘り込み6着。しかも5着馬とはハナ差。想像以上の走りを見せてくれました。それでも勝ち馬からは随分と離され大物感はありませんが安価で1勝を目指す馬です。14頭立ての6着は上出来と思えました。

 父スズカマンボですから血統的にも早熟馬ではないと思われますし、今これだけ動けて更に成長してくれるなら2勝はしてくれるかも知れません。競馬において先行力は大きな武器ですし、今回は芝でしたがダートでは更に有利でしょう。俄然楽しみになってきました。

 3か月ぶりとなった2戦目は初戦の芝1400mから陣営の判断でダート1800mへといきなりの大幅変更。もっとも父はスズカマンボで長距離で実績を残した馬ですし、初戦の先行力ならダートの方がより力は出せるとは私も書いていましたが、ここまでガラッと変えてくるとは・・・。

 ただ、この条件は番組数が多く、ここで走れるのであれば将来は安泰と期待を込めて見ていましたが3着と好走してくれます。勝ち馬は別格でしたが、2着馬には最後の最後で少し交わされただけの価値ある3着!これでいて追い切りの動きはまだ冴えませんでしたし、3か月の休養を挟んで馬体重はプラス18キロと成長を感じるしで、これからの伸びしろが楽しみな一戦となりました。

 しかし、レース後右後肢の繋部分の骨折が判明します。これからというところでしかもまだ1勝を挙げてない未勝利の身分ですからこの骨折は痛恨です。

 そこから9か月を経て出走した前々走は未勝利末期で相手が弱体化していることと、事前の追い切りの動きが良かったことなどから圧勝まであるのでは?と大きな期待をしていましたが、道中キックバックを嫌がり下がりそうになり押っつけ通し。4角を待たずにムチが入り早々に脱落。8着と2番人気に応えることができませんでした。

 その前の3着の時は確かに砂を被らず調子よく走れました。まさかキックバックをこんなに嫌がるとは・・・。ダート馬にとっては致命的です。これを解消するにはハナに行ききるか前を大きく空けて追走するかくらいしかありません。他陣営もトゥンバドーラの弱点が分かっているわけですから気分良く走らせないようにしてくるでしょうし非常に難しくなりました。

 そのような中迎えた前走はゲートが大事ということでゲートの巧い藤岡康太騎手を確保して8分の3の当選確率の抽選を突破し中2節で出走。5着と上位4頭は牡馬で敵いませんでしたが、牝馬の中では最先着と頑張ります。また懸念材料だった速い時計にもそれなりに対応できました。長期休養明け叩き3走目の次走はもっと最後まで頑張れると思います。


 前走後8月16日に更新されましたクラブ公式HPトゥンバドーラの近況報告は次の通りです。

「先週の競馬は申し訳ありませんでした。うまく先行はできましたが、前に行った馬を追いかけつつの追走だった分脚を使わされてしまって、最後甘くなった印象です。ただ、前々で運べればしぶとさを見せてくれるのは間違いありませんし、こういう形で次はなんとか勝ち切りたいと思います。レース後はいったん函館に戻っていますが、特に疲れは見せていませんので、中1週の牝馬限定戦に向かうつもりです」(庄野師)26日の札幌競馬(3歳未勝利・牝馬限定・ダ1700m)に藤岡康騎手で出走を予定しています。

 優先出走権があり、前走後疲労もそこまで感じないので在厩のまま続戦できそうです。

 次走は8月26日 札幌2R 3歳未勝利 ダート1700m 牝馬限定に前走同様藤岡康太騎手で出走予定とのことです。また藤岡康太騎手に乗って貰えることは有り難いですね。

 前走先着を許した馬は全て牡馬で今回は牝馬限定戦。だからと言って勝ち上がるところまではイメージが沸きませんが、掲示板を外すとスーパー未勝利戦も除外になってしまう可能性もありますし、最低でも掲示板を確保したいですね。いや、もちろん勝てる可能性のある馬だし先行逃げ切りで勝ち上がって欲しいです。

これ以降は2018年8月23日に作成

●追い切り情報(8月23日作成)

前走前 8月8日 函館ウッドチップ 良馬場 強めに追う

助手
5F 68.9
4F 54.1
3F 39.7
1F 12.9[6]



8月21日 函館ウッドチップ 良馬場 馬なり余力

助手
5F 74.3
4F 58.0
3F 42.1
1F 13.6[8]
 8月21日、何故か火曜日に追い切り時計が出てきました。通常日曜日の出走であれば水曜日か木曜日だと思うのですが・・・。そして競馬ブックでは”推進力欠く”と厳しいジャッジです。優先権があることでどうしても牝馬限定戦に出たいですし馬の状態は下降気味なのに無理をしているのでしょうか。或いは木曜日か金曜日にしっかりと仕上げてレースに臨むのでしょうか。
 もちろん、3戦目と使い詰めですし、無理に負荷を掛ける必要はないのかも知れませんが・・・。
 デイリー馬三郎では”まずまずC”。

●気になる出馬想定表(8月26日 札幌2R)

出馬想定表 8月26日 札幌2R 3歳未勝利 ダート1700m 牝馬限定 フルゲート14頭 想定数23頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アイサンクダディー 勝浦正樹  5/13 未勝利 新潟ダ1800 12 11
アルマアノン 岩田康誠  7/21 未勝利 函館ダ1700 13 11
イザナミ  7/29 未勝利 札幌芝1500 12 14 10 12 13
イナンナ  8/11 未勝利 札幌ダ1000 12
カプア クリストフ・ルメール  8/04 未勝利 札幌ダ1700 11
クインチ  8/18 未勝利 札幌ダ1700 15
サニツ  2/24 未勝利 小倉芝2000 16 16 17
シャープスティーン ジョアン・モレイラ  8/05 未勝利 新潟芝1600
ショーコーズ  8/18 未勝利 札幌ダ1700 10 12
スイートレモネード 横山武史  8/18 未勝利 札幌ダ1700 12 16
ダイヤモンドベガ 吉田隼人  8/18 未勝利 札幌ダ1700 10
デルマベリーニ  8/12 未勝利 札幌ダ1700 11 11
トゥンバドーラ 藤岡康太  8/12 未勝利 札幌ダ1700
ピエナシニスター 古川吉洋  8/11 未勝利 札幌ダ1700
プリンセスティナ 菊澤一樹  7/08 未勝利 福島ダ1150 12 14 12
ペイシャキャサリン  8/05 未勝利 札幌ダ1700 11
ペイシャスター 横山武史  8/04 未勝利 札幌ダ1700
ベルリラ  8/11 未勝利 札幌ダ1700 11 11 10
ポップスフラッシュ チャドレー・スコフィールド  8/04 未勝利 札幌芝1200 13 12
メジャーシャルマン 荻野琢真  7/15 未勝利 函館芝1200 11 11 16 14
メスカル 古川吉洋  8/04 未勝利 札幌ダ1700 12 14 11 12
メモリーゴールデン 城戸義政  8/04 未勝利 札幌ダ1700 13 11 10
ロイヤルオペラ 丹内祐次  8/05 未勝利 札幌芝2000 11

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート14頭のところに現在23頭出馬想定されています。トゥンバドーラは優先出走権がありますから出走は確実です。優先権持ちが8頭もいて楽ではありませんが、もうそんなことを言ってられない身分ですし良い結果を期待したいですね。

これ以降は2018年8月24日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 8月26日 札幌4R 3歳未勝利 ダート1700m 混合 出走数14頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
オウケンキング 北村友一  7/22 未勝利 中京ダ1800 12
キングズテソーロ 川島信二  8/12 未勝利 札幌ダ1700
サンシャイアン 勝浦正樹  8/04 未勝利 札幌ダ1700 12
ショーコーズ 横山武史  8/18 未勝利 札幌ダ1700 10 12
ステラストラータ 菊澤一樹  7/23 交流 盛岡ダ1600 13 15
デルマベリーニ 国分優作  8/12 未勝利 札幌ダ1700 11 11
トゥンバドーラ 藤岡康太  8/12 未勝利 札幌ダ1700
ナムラシシマル 国分恭介  8/19 未勝利 札幌ダ2400 13 11
ネオテスタメント 加藤祥太  8/04 未勝利 札幌芝1200 15 15 11 13
ハナオウギ 黛弘人  7/08 未勝利 函館ダ1000 12 10 10 16 13
ピエナシニスター 古川吉洋  8/11 未勝利 札幌ダ1700
メープルリキュール 横山典弘  7/14 未勝利 福島芝2000 15
ヤマニンルリエ 四位洋文  7/21 未勝利 函館芝1200 11 11 11
レッツゴーキティ 荻野琢真  8/05 未勝利 札幌ダ1700 14 10 10

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり

●札幌ダート1700mコース解説

 フルゲートは14頭。スタート地点は正面スタンド前右。最初のコーナーまでは約240m。中距離戦と言えども前半から激しい攻防。スタート後の500mがかなり速い
 コーナーのカーブが緩いオール平坦コースらしく、1〜2コーナーのカーブでも速度が落ちにくく、1ハロン11秒台を切るラップを刻むこともある。
 向正面に入り、そのあとゴールまでも一定の速いペースで推移。平均の勝ち時計が速く、高速決着に対応できるスピードタイプの馬でないと苦しい
 脚質は番手につけられる先行馬が最も有利。逃げ馬も悪くない。差し馬はコーナーでマクり、4コーナー出口までに好位に押し上げられるタイプでないとなかなか勝てない。
 
有利な枠順 外枠
有利な脚質 先行
ポイント 高速決着への対応、血統
種牡馬ベスト キングカメハメハ、ディープインパクト、シンボリクリスエス
連対騎手ベスト 横山典弘、池添謙一、三浦皇成、岩田康誠、丸山元気
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 1分48秒0 1分47秒5 1分47秒1 1分46秒7
古馬500万 1分46秒7 1分46秒1 1分46秒0 1分44秒9
古馬1000万 1分45秒4 1分45秒0 1分44秒4
古馬1600万 1分45秒2 1分45秒1 1分43秒7 1分45秒3
古馬オープン 1分43秒7 1分44秒4 1分42秒8

●騎手は藤岡康太騎手 ほっさん評価「B+」

 今回もトゥンバドーラの鞍上は藤岡康太騎手です。前走は5着と敗れましたがロスのない素晴らしい騎乗でした。強いて不満を言うならば、最後の押しの強さが川田将雅騎手や内田博幸騎手ほどあればもう少し踏ん張らせることが出来たのではないかとも思いますが、馬の能力が足りないことが主因ですしそれを言ったら言い過ぎですね。

 前走に続いて経験豊富な良い騎手に乗って貰えますし期待は大きいです。勝ち上げていただいて、上のクラスではまた厩舎所属の加藤祥太騎手の手綱も見たいですね。


 以前は、愛馬マデイラの1000万クラス戦に2度騎乗していただきましたが2着と6着。その後川田将雅騎手でアッサリ1000万クラスを勝ち、浜中俊騎手で1600万クラスを勝ったことからもやはり馬の力を出し切れていないという評価でしたし、愛馬プリュムの時も1000万クラスでも3着4着と実績馬の降級戦で、1番人気に支持されますが、11着と上手くコントロールすることができませんでした。ただ、悪い時ばかりではなく5番人気のステップシチーを2着に持ってきていただいたり、9番人気のチャーミングシチーを2着に持ってきていただいたりと、私が事前の追い切りが良く、走ると思った時にはきちんと結果を残してくれる騎手です。

 今回も追い切りの状態は良く走ると思っていますので期待しております。愛馬では過去17戦2着が最高で勝ちはありませんが今回こそ1着に持って来て欲しいですね。


 藤岡康太騎手と言えば2011年1月のジョーカプチーノでのシルクロードステークス GVが印象的で、圧倒的1番人気に支持された逃げ馬である同馬が逃げ切れずに後方になったがジタバタせずに腹を括って直線勝負に賭け、32秒6の素晴らしい末脚を繰り出して圧勝。こういった思い切った騎乗も大変評価できます。


 2018年8月11日現在、JRA通算489勝、GT1勝(2009年 NHKマイルカップ ジョーカプチーノ)、重賞16勝。勝率7.1パーセント、連対率14.3パーセントと若干低いが、少しずつその数字は上昇している。

 昨年(2017年)は44勝。勝率6.5パーセント、連対率13.9パーセント。本年(2018年)はここまで40勝、勝率10.1パーセント、連対率16.9パーセントと通算成績を上回る活躍。


 藤岡 康太(ふじおか こうた)は1988年12月19日生まれ29歳、日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属している12年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持したが、障害免許は一度も騎乗することなく返上している。現在はフリー。

 父は栗東所属の調教師の藤岡健一、兄の藤岡佑介もJRA所属の騎手。趣味は音楽鑑賞。座右の銘は「向上心」。

 2004年、4月にJRA競馬学校騎手課程23期生として入学。同期には浜中俊、宮崎北斗、丸田恭介らがいる。

 2007年、2月に競馬学校を卒業し騎手免許取得。卒業式後の祝賀会では「元気いっぱいで賞」を受賞。

 3月3日の中京第1競走でヤマニンプロローグに騎乗して勝利し、史上42人目のJRA初騎乗初勝利を挙げた。同馬は、かつて兄の佑介が騎乗していたが2着が最高だった。また、この日の騎乗回数8回は1996年の福永祐一、1997年の武幸四郎と並ぶデビュー日最多騎乗回数タイ記録となっている。

 11月25日に中京第9競走のレース中に最後の直線走路で急に内側に斜行し他馬の走行を妨害したために1位入線から7着に降着となり12月1日から9日までの開催日4日間、騎手免許取得以来初の騎乗停止となった。

 初年度は24勝で同期の中では最も勝ち鞍を挙げている(2位は浜中俊の20勝)。

 2008年、4月27日福島第3競走でゴールデンストームに騎乗しレース中の2周目4コーナーで前の馬に触れて馬が転倒して落馬した。その後の診察の結果、右鎖骨骨折、右肩挫傷、右肘挫傷、左肋骨挫傷、腹部挫傷と診断され、騎手免許取得以来初の落馬骨折を経験した。しかし、年間37勝を挙げた。

 2009年、ファルコンステークスをジョーカプチーノに騎乗して制し、重賞競走初勝利を挙げた。さらに同馬で5月10日のNHKマイルカップを制し、GT競走初勝利を挙げた(10番人気)。20歳4か月22日でのGT勝利はグレード制導入後では10番目のスピード記録。なお、兄・佑介よりも早いGT制覇となった。

 8月8日、オーストラリアのフレミントン競馬場にて行われた「アジアヤングガンズチャレンジ」に日本代表として出場し、35ポイントを獲得して優勝した。

 2010年、2月7日の中京第9競走でJRA通算100勝を達成。

 3月26日の早朝に胸の痛みを訴え、救急車で病院に搬送される。肺気腫(後の報道では自然気胸)と診断され、この週の騎乗予定をすべて取り止めて以後休養に入り、3月31日に手術。4月10日にいったん復帰したが、4月21日に再手術することになり、4月11日以降、再び休養に入る。5月25日から調教に参加し、6月5日に復帰した。復帰後の6月にマーメイドS GVを勝っている。

 2011年9月18日に持病の自然気胸が再発したため騎乗を取り止め、10月23日から11月29日まで治療のため静養していた。

 2013年2月27日フリーに転身。

 2015年3月22日、第2回中京4日目2Rで、8番ティーポイズンに騎乗し1着となりJRA通算300勝を達成した。



「センスや技術はひと息。レースの流れにうまく乗れないケースが目立ち、追いは腕を前に投げる感じで馬に力が伝わっていない。考えて騎乗しているので時にハマる。折り合いをつけようと丁寧に乗っている点はポイントが高く、レース展開を読んでソツなく適度なポジションにつけてくる。揉まれてタイトな競馬になると弱くて、内をこじ開ける勝ち方はあまり見られない。2011年はジョーカプチーノとシルクフォーチュンで追い込んで重賞を勝った。2010年8月29日の阿蘇S(小倉)では力のあるインパルコの鞍が回ってきた。単勝170円の支持を受けながらズブい同馬を動かし切れずに3着に敗れている。父である藤岡健一厩舎では兄の佑介と半々で任されている。全キャリアで2着と3着が多い。記者の取材に丁寧に答えてくれるのでコメントの信頼性は高い。」(2012年上半期・佐藤祐樹元地方競馬騎手)

 ほっさん愛馬での成績 (18戦0勝)

 2007年 3月11日 ダンシングシチー  3歳未勝利        中京芝1800m  15着/13番人気
 2007年10月14日 ステップシチー    500万下         京都芝2400m  2着/5番人気
 2008年 7月26日 グレイスシチー    3歳未勝利        小倉ダ1000m  9着/4番人気
 2008年 8月16日 グレイスシチー    3歳未勝利        小倉ダ1000m  6着/7番人気
 2010年 3月14日 チャーミングシチー 500万下          中京ダ1700m 2着/9番人気
 2011年 3月 6日 クリンゲルベルガー 500万下          小倉ダ1000m 7着/10番人気
 2012年 2月18日 マデイラ        500万下          京都芝1600m 12着/6番人気
 2012年 5月27日 フランベルジェ    3歳500万下        京都芝1600m 12着/11番人気
 2013年 7月28日 プリュム        500万下          小倉ダ1700m  11着/
1番人気
 2013年11月 3日 ジェットブラック    2歳新馬           京都芝1800m  6着/2番人気
 2014年 1月26日 マデイラ        北大路特別 1000万下 京都芝2000m  2着/5番人気
 2014年 2月 9日 マデイラ        壇之浦特別 1000万下 小倉芝2000m  6着/3番人気
 2014年 8月 3日 ジェットブラック    3歳未勝利         札幌ダ1700m  8着/4番人気

 2015年 2月14日 クラージュシチー  あすなろ賞 3歳500万下 小倉芝2000m  2着1番人気
 2015年 9月19日 レンベルガー    2歳未勝利          阪神芝1800m  2着/4番人気
 2015年10月 3日 レンベルガー    2歳未勝利          阪神芝1800m  7着/5番人気
 2015年10月18日 グランデアモーレ 白秋ステークス 1600万下 東京芝1400m  18着/17番人気
 2018年 8月12日 トゥンバドーラ    3歳未勝利          札幌ダ1700m  5着/4番人気


愛馬チャーミングシチーと藤岡康太騎手。2010年3月14日。9番人気2着。

これ以降は2018年8月25日に作成予定

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

トゥンバドーラは先行馬総崩れの展開を4角先頭から入着し見せ場。まだ上積みが見込め、平均ペース見込みのここは前進あるのみ。サンシャイアンもマイペースなら反撃可能。安定感出てきたキングズテソーロ。ナムラシシマルも立ち回りひとつで。」


短評は「」



予想家の印
馬名 橋本篤 高柳利 青木行 CPU
レッツゴーキティ
オウケンキング
ステラストラータ
サンシャイアン △△
メープルリキュール
ナムラシシマル △△
キングズテソーロ
ヤマニンルリエ
トゥンバドーラ △△ △△
ピエナシニスター
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
サンシャイアン 3.5
トゥンバドーラ 3.9
キングズテソーロ 4.7
メープルリキュール 6.8
ナムラシシマル 10.7
レッツゴーキティ 12.5
ピエナシニスター 13.2
ハナオウギ 21.1
ネオテスタメント 23.8
オウケンキング 24.1
以下28倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
トゥンバドーラ 63 58 51 63
サンシャイアン 67 62 67 64
キングズテソーロ 66 60 54 66
ナムラシシマル 66 45 53 58
メープルリキュール 59 59 41
レッツゴーキティ 58 51 50 58


デイリー馬三郎

本紙の見解

「連闘による目に見えない疲れからか、前走の◎サンシャイアンは自慢の粘りを発揮できずC着とひと息の結果に。それでもこの中間で状態は持ち直しており、今回は本来の走りが期待できる。徐々にレースぶりに良化が見られる○が相手筆頭。〈城谷〉」

◎ サンシャイアン
○ トゥンバドーラ
▲ 
× 
☆ 

以下省略


トゥンバドーラは全13記者中 ◎(本命)印 4記者、〇(対抗) 1記者、▲(3番手評価) 4記者、☆(5番手評価) 3記者、無印 1記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

トゥンバドーラ(5着)

 「砂を被ると良くないと聞いていましたから、ある程度のポジションで運びました。速い流れのなか、正攻法の競馬で頑張ってくれました。」(藤岡康太騎手・競馬ブック)

 「思っていたより上手にゲートを出てくれましたし、砂を被ると良くないと聞いていたので外から早めに動いていきました。少しペースが速かったこともあり、最後は苦しくなって内にモタれていましたが、厳しい流れの中を正攻法の競馬で頑張ってくれましたね。一番いい結果を出したかったので申し訳ありませんが、なんとか最低限の仕事はできたと思います」(藤岡康太騎手・キャロットクラブ公式HP)
 「好位追走。勝負どころの手応えも絶好だったが、直線は右手前のままで内にモタれ気味。伸びあぐねて掲示板を確保するのが精一杯。叩き3走目となる、次走あたりはいいのでは。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

トゥンバドーラ

 「ラストは甘くなったけど、着実に良化ムード。マイペースで先行できれば。」(花田助手・デイリー馬三郎)

 「前走は少し甘くなりましたが、揉まれずリズム良く運べましたし、着実に良くなってます。再度マイペースで先行できれば。」(花田助手・競馬ブック)

●ほっさん予想




これ以降は2018年8月26日以降に作成予定

●レース 

 キックバックを嫌がるので好スタートからハナに立ちたかったトゥンバドーラですが、やや出負けしてハナは絶望的になります。それでも少しでも前を取りたいので鞍上に促され加速します。出の悪さから言っても ここでそこそこの脚を使ってしまった気がします。それでも前に行くしかないのですけどね。

 

●時計の評価

 今回のトゥンバドーラの走破時計は1分46秒9重馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは重不良馬場で1分45秒0、勝ち馬の走破時計はまさに1分45秒0でした。

 結局トゥンバドーラは前走と全く同じ走破時計。自分の持ち時計では走っていますが、上積みはなかったと言えます。これではあわよくば未勝利戦は勝ち上がれても500万クラスでは厳しいと言わざるを得ません。

●レース後の騎手・調教師のコメント

トゥンバドーラ(7着)

 「砂を被っても大丈夫でしたが、今日は前の馬が止まりませんでしたし、タイムも速かったですからね。こちらが止まってしまいました。」(藤岡康太騎手・競馬ブック)

 「理想はもう少し前で流れに乗りたかったのですが、まわりの方が速かったですし、前走の感じからも砂を被ることは問題なかったので切り替えました。途中までは決して悪いリズムではなかったけど、今日は馬場が湿っていたことで流れが速く、その中で前が止まらないから追いかけるだけで一杯になってしまって…。もう少しでも時計の掛かる馬場なら違ったとは思いますが、それでもそれを上手くカバーできなかった僕の責任です。申し訳ありませんでした」(藤岡康太騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「外目の枠ということもあってどうしても前半脚を使わざるを得ず、その影響が最後に出てしまったのかなという印象でした。なんとしても結果を出したいという気持ちで取り組んできたのですが、申し訳ありませんでした。週明け状態を見て栗東に戻し、出走状況を見ながら阪神の限定未勝利戦を目指していきたいと思います」(庄野靖志調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

トゥンバドーラ(7着)

 「出がひと息で仕掛けて中団につけたが、ずっとワンペースな感じで上がっていけず、流れ込み。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 出走奨励金が35万円。特別出走手当が40.7万円。合計75.7万円1口で割りますと1600円程度になると思われます。

●今後の展望

 まだ計5戦ですからスーパー未勝利戦に出走できる権利はありますが、これよりもメンバーに恵まれる可能性は低く、また優先権がない為に実際番組数の少ないスーパー未勝利戦に出られるかも微妙なところです。

 今回の1戦で勝ち上がりは随分苦しくなりました。出走機会的にも厳しいですが、能力的にも厳しいと思われます。

●最後に

 毎回期待して見ているのですが期待を裏切る走りばかり。期待があるのは2着にも匹敵するような3着があったことと、追い切りの動きがなかなかのものだからです。

 しかし、3着の時は勝ち馬から7馬身も離されていましたし時計も平凡でした。追い切りの動きも全く動かなかった以前と比べると動けるようになっていますが、大物感がある動きではありません。

 結局内に入るとキックバックを嫌がって走るのをやめちゃう恐れがありますが、外枠を引いても距離ロスの分対応できませんから勝ち上がれる可能性は皆無と言って良いでしょう。それでも未勝利クラスなら能力上位ですが、あわよくば1つ勝っても次のクラスでは全く対応が出来ないでしょう。

 庄野靖志調教師はいろいろと考えてベストと思える選択をしていただいています。その中で他馬による不利を受けたわけでもない馬がこのパフォーマンスな訳ですから、所有者としては納得していますし、出られるかどうか微妙なスーパー未勝利戦を待たずに今回のレースで引退しても良かったと思います。しかし、まだスーパー未勝利を目指していただけるとのこと。大変感謝しております。

 奇跡の勝ち上がりの可能性は極めて低いと思います。次の一戦が最後になるでしょうからしっかりとその勇姿を目に焼き付けたいと思います。

 頑張れトゥンバドーラ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2018年8月20日立ち上げ 23日、24日加筆
トゥンバドーラの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2018年 8月12日 第4戦 3歳未勝利 札幌ダ1700m (5着/4番人気)

2018年 7月21日 第3戦 3歳未勝利 函館ダ1700m (8着/2番人気

2017年10月21日 第2戦 2歳未勝利 新潟ダ1800m (3着/5番人気)

2017年 7月22日 デビュー戦 2歳新馬 中京芝1400m 牝馬限定 (6着/10番人気)

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