トゥンバドーラ(オーベルゲイドの15) 第3戦


キャロットクラブ出資愛馬第33号は、募集毎に気にしていたオーベルゲイドの子。

もう母の産駒も高齢だし縁がないかと思っていたが、13年産のラレッサングルが未勝利戦で2着6回など超安定勢力。私としては安価で2、3勝が目標なので、本馬の募集価格1200万円は姉のラレッサングル程度活躍してくれれば十分。

また、関西馬ということもあるし、預託厩舎の庄野靖志厩舎も徐々に力を付けてきて目立つ存在になってきており楽しみ。

種牡馬のスズカマンボもGT3勝馬メイショウマンボを輩出するなど案外仔出しは良好。

募集時の馬体重が435キロと早い生まれなのにやや小型なのがネックだが、馬体は凄く良く見えるしこれならと思い購入。

ラレッサングルのように芝で好走してくれれば良いがダートでもなんでも2勝を挙げてくれればと思っている。

デビュー戦は追い切りの動きが悪く能力を感じられず、また気性も難しいとのコメント。値段相応の大敗を覚悟したが、抜群の先行力からバテず伸びずで粘り込み6着。しかも5着馬とはハナ差。想像以上の走りを見せてくれた。14頭立ての6着は上出来。

血統的にも早熟馬ではないと思われ、今これだけ動けて更に成長するならば2勝はしてくれるかも知れない。


3か月ぶりとなった前走は初戦の芝1400mから陣営の判断でダート1800mへといきなりの大幅変更。もっとも父はスズカマンボで長距離で実績を残した馬だし、初戦の先行力ならダートの方がより力は出せるとは私も書いていた。

この条件は番組数が多く、ここで走れるのであれば将来は安泰と期待を込めて見ていた前走は3着と好走。勝ち馬は別格だったが、2着馬には最後の最後で少し交わされただけの価値ある3着。これでいて追い切りの動きはまだ冴えないし、3か月の休養を挟んで馬体重はプラス18キロと成長を感じるしで、これからの伸びしろが楽しみだった。

しかし、レース後右後肢の繋部分の骨折が判明。

11月8日にライジングリハビリテーションへ放牧。今後ノーザンファーム早来へ移動予定。

現在治療期間は未定だが、全治9か月程度なら次はいきなりスーパー未勝利戦前後。長期休養明けの馬がいきなり好走出来るとも思えず目の前は真っ暗に。

少しでも早い復帰を願う。

2月15日にノーザンファーム天栄へ、17日にノーザンファーム早来へ移動しました。

6月20日に函館競馬場に入場しました。

7月21日 函館2R 3歳未勝利 ダート1700m 牝馬限定に出走!!

フルゲート14頭のところに想定数は14頭。トゥンバドーラは長期休養明けで出走は確実。信頼できるクラブ公式HPでも”出走可能A”のジャッジ。結局13頭で確定。

鞍上はもちろん厩舎所属で主戦の加藤祥太騎手。

8着/2番人気。

前走内容と事前の追い切りの動きの良さから私も勝ち負けを意識していたし実際2番人気に支持されたが、キックバックを嫌がり道中から押っつけ押っつけ。直線を待たずに早々に脱落。

レース回顧と時計の分析、レース後の加藤祥太騎手と庄野靖志調教師のコメントを掲載。

(2018年7月23日完結)

2017年11月17日立ち上げ

●前走後、右後肢の繋部分の骨折が判明し11月8日にライジングリハビリテーションへ放牧に出ました。今後ノーザンファーム早来へ移動予定

 ずっと募集毎に気にしていたオーベルゲイドの子。もう母の産駒も高齢ですしご縁がないかと思っていましたが、13年産のラレッサングルが未勝利戦で2着6回など募集金額的に素晴らしい走りを披露。私としては安価で2、3勝が目標ですので、例え勝ち上がれなかったとしても未勝利戦での2着6回はそれだけでも十分満足です。母オーベルゲイドは高齢になってもこれだけ走る産駒を出すのですから、今回のトゥンバドーラのように募集価格1200万円なら是非欲しかったですし馬体も良かったので購入。

 しかし、デビュー前の追い切りでは未勝利戦も勝てないほどの平凡な動き。そして度重なる”気性に難しいところがある”とのコメントから未勝利戦でも二桁着に沈むのではと懸念を抱くようになりました。

 ところがデビュー戦は抜群の先行力からハテず伸びずで粘り込み6着。しかも5着馬とはハナ差。想像以上の走りを見せてくれました。それでも勝ち馬からは随分と離され大物感はありませんが安価で1勝を目指す馬です。14頭立ての6着は上出来と思えました。

 父スズカマンボですから血統的にも早熟馬ではないと思われますし、今これだけ動けて更に成長してくれるなら2勝はしてくれるかも知れません。競馬において先行力は大きな武器ですし、今回は芝でしたがダートでは更に有利でしょう。俄然楽しみになってきました。

 3か月ぶりとなった前走は初戦の芝1400mから陣営の判断でダート1800mへといきなりの大幅変更。もっとも父はスズカマンボで長距離で実績を残した馬ですし、初戦の先行力ならダートの方がより力は出せるとは私も書いていましたが、ここまでガラッと変えてくるとは・・・。

 ただ、この条件は番組数が多く、ここで走れるのであれば将来は安泰と期待を込めて見ていた前走は3着と好走してくれます。勝ち馬は別格でしたが、2着馬には最後の最後で少し交わされただけの価値ある3着!これでいて追い切りの動きはまだ冴えませんでしたし、3か月の休養を挟んで馬体重はプラス18キロと成長を感じるしで、これからの伸びしろが楽しみな一戦となりました。

 しかし、レース後右後肢の繋部分の骨折が判明します。これからというところでしかもまだ1勝を挙げてない未勝利の身分ですからこの骨折は痛恨です。

 11月8日にライジングリハビリテーションへ放牧に出ました。今後ノーザンファーム早来へ移動予定です。

 現在治療期間は未定ですが、全治9か月程度なら次はいきなりスーパー未勝利戦前後になります。長期休養明けの馬がいきなり好走出来るとも思えませんし目の前は真っ暗になりました。

 少しでも早い復帰を願います。

これ以降は2018年2月17日作成

●2月15日にノーザンファーム天栄へ17日にノーザンファーム早来へ移動しました

 2月15日に更新されましたクラブ公式HPトゥンバドーラの近況報告によりますと、昨年11月8日からライジングリハビリテーションに放牧に出されていたトゥンバドーラが2月15日にノーザンファーム天栄へ、更に17日に臨時更新されました同近況報告によりますと、17日にノーザンファーム早来へ移動したということです。

これ以降は2018年6月21日作成

●6月20日に函館競馬場に入場しました

 6月20日に更新されましたクラブ公式HPトゥンバドーラの近況報告によりますと、昨年11月8日からライジングリハビリテーションに放牧に出されていたトゥンバドーラが6月20日に函館競馬場に入場したということです。

 8か月ぶりの帰厩です。いやぁ、長かった。脚元は心配ですが、何よりもトゥンバドーラは前走3着馬。勝ち馬には完敗でしたが、ほぼ2着の価値のあるレース内容でした。

 まだ未勝利馬。1つ勝たないと意味がありません。当時よりも相手の落ちる北海道の3歳未勝利末期戦ですし長期休養明けでもいきなりから勝ち負けして欲しいですね。そこそこの能力は間違いないので期待しています。

 前走でダートの中距離でも十分にやれることが判明しました。函館及び札幌開催はダート1700m戦が多く組まれていますから、この距離を走れる馬にとってチャンスは十分だと思います。

これ以降は2018年7月19日に作成

●追い切り情報(7月19日更新)

前走前 10月18日 栗東坂路 稍重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 58.2
3F 42.0
2F 27.3
1F 13.1



6月24日 函館ウッドチップ 良馬場 馬なり余力

4F 62.9
3F 45.5
1F 14.5[8]


6月27日 函館ウッドチップ 不良馬場 馬なり余力

加藤祥太
5F 73.5
4F 57.8
3F 40.8
1F 13.2[7]
ロードワンダー(2歳未勝利)強めの外1.3秒先行0.4秒遅れ


7月1日 函館ウッドチップ 重馬場 キリ不明

助手
キリで見えず
アルテヴェルト(2歳新馬)の内同入


7月4日 函館ウッドチップ 稍重馬場 馬なり余力

加藤祥太
5F 69.0
4F 53.7
3F 39.4
1F 12.9[8]
アルテヴェルト(2歳新馬)一杯の外を0.4秒先行3F付同入


7月8日 函館ウッドチップ 稍重馬場 馬なり余力

助手
4F 60.1
3F 44.3
1F 14.9[9]


7月11日 函館ウッドチップ 稍重馬場 一杯に追う

加藤祥太
5F 71.2
4F 54.9
3F 39.6
1F 12.8[7]
ブライトクォーツ(古馬500万下)一杯の内0.4秒先行0.5秒先着


7月15日 函館ウッドチップ 良馬場 馬なり余力

助手
4F 60.5
3F 43.8
1F 14.3[9]


7月18日 函館ウッドチップ 稍重馬場 馬なり余力

加藤祥太
5F 69.3
4F 53.3
3F 39.6
1F 13.3[5]
 6月24日、20日に函館競馬場に入場後、初の追い切り時計を計時しました。長期休養明けでまだ15−15程度ですが、こうやって追い切り時計が出てくるのは嬉しいですね。実に昨年10月18日以来の追い切り時計です。
 過去2戦前の追い切りの動きはイマイチで専門誌の評価も低かったですが、それでいて6着3着と好走。動きが良くなっていて成長を感じられると嬉しいのですが・・・。
 21日の近況報告では1か月をメドに乗り込んで出走させるということでした。

 6月27日、過去2戦いずれもトゥンバドーラの手綱を獲ってくれていた厩舎所属の加藤祥太騎手に追い切っていただきました。トゥンバドーラをよく知る騎手で、以前との違いなどもわかるでしょうし頼もしいですね。
 まだ本格的に追い切った実質1本目の調教で、2歳馬相手に遅れを取っていますが、これは心配無いと思います。これから何本も追い切りを重ねて3週間後辺りの出走をメドに調整されているわけですから。・・・とはいえ、いつまでも緩慢な動きだと、それもそれで心配ですが・・・。
 競馬ブックでは”遅れも余裕残し”、デイリー馬三郎では”遅れ上々C”といずれも遅れは見ているものの現時点で問題なしとのジャッジです。
 以下は6月28日に更新されましたクラブ公式HPトゥンバドーラの近況報告です。
「先週末にはウッドコースで15−15程度の時計を出してみて、水曜日はウッドコースで併せ馬。まだ息遣いは本物ではありませんし、動きも重い感じはします。ただ、かなり行きっぷりはいいので、乗りながら良くなってくると思いますし、このまましっかり本数を重ねていきます。脚元についても安定していて特に問題ありません」(庄野師)
 陣営としてもまだまだという印象です。そりゃ、休養期間と乗り込み量を考えれば無理もない話です。これからですね。

 7月1日、日曜日も順調に追い切られました。ただキリで動きも何も見えなかったようです。とにかく順調に追い切りをこなしていることがわかりますし、まずは安心ですね。

 7月4日、この日も加藤祥太騎手に追い切っていただきました。格下?の2歳新馬と併せて先行していますが、外を通りこちらは馬なり、併走馬は一杯で同入しました。先週と比べてもかなり動きは良くなって来たと言えます。時計もかなり詰めて来ました。終いの1ハロンもギリギリながらも12秒台ですし・・・。
 競馬ブックでは”攻量の割に仕上がる”、デイリー馬三郎では”キビキビB”と今週もいずれの専門誌も高めの評価となっております。
 以下は7月5日に更新されましたクラブ公式HPトゥンバドーラの近況報告です。
「水曜日に加藤騎手を乗せてウッドコースで併せ馬を行いました。帰厩してきた当初はかなり馬体に余裕があったのですが、それもだいぶ絞れてきており、まずまず動けるようにはなってきました。息遣いはまだ本物ではなく馬もしんどそうにしているのですが、長く休んでいたのでこればかりは仕方ありませんし、このまま乗り込みを重ねて良化を促していきたいと思います。ケガをした右トモの状態は安定しているのですが、その対角線上である左前にちょっと硬さを感じますから、ケアもしっかりと行いながら調整を進めていきたいですね。調教師からは今のところ函館最終週を目標にしていくと聞いています」(花田助手)21日の函館競馬(3歳未勝利・牝馬限定・ダ1700m)を目標にしています。
 ということで、陣営としても徐々に良化しているということでひとまず安心です。復帰戦は7月21日 函館2R 3歳未勝利 ダート1700m 牝馬限定を予定と発表されました。前走でダートの中距離が問題無いことが判明しましたし、トゥンバドーラにとってベストなレースではないでしょうか。鞍上は発表になっていませんが厩舎所属の加藤祥太騎手でしょうね。彼が最も適役だと思います。

 7月8日、15−15で追い切られました。順調に水曜日日曜日と追い切られここまでは上手く行っていますね。まだ予定のレースまで時間がありますしもっともっと良化してくれることでしょう。次の水曜日は更に良い時計を見たいですね。

 7月11日、馬場が悪く時計こそたいしたことはありませんがいい動きを見せてくれました。最初にハンデを貰っていたとは言え、格上古馬に対し大きく先着しました。
 競馬ブックも”久々も力強く”と頼もしいコメント。これはいきなりから勝ち負けの期待をしても良さそうです。
 以下は7月12日に更新されましたクラブ公式HPトゥンバドーラの近況報告です。
「水曜日はウッドコースで併せて追い切りました。レースの1週前ということになりますし、意識的にしっかり目にやっています。馬場が悪かったので時計自体は目立ちませんが、きっちり先着して動きも良かったと現地のスタッフから報告を受けています。先週はゲートの確認も行いましたが、使っていた時と同じくらい速い反応で、だいぶ気合いも乗ってきているとのことです。長く休んできてしっかりと仕上げてきているのでもちろんしんどいとは思いますが、ここにきて苦しいところを乗り越えてきてくれている感じですし、いい形で態勢が整いそうです」(庄野師)21日の函館競馬(3歳未勝利・牝馬限定・ダ1700m)に加藤騎手で出走を予定しています。
 ということで陣営としても良い手応えのようです。鞍上が厩舎所属で主戦の加藤祥太騎手であると正式に発表になりました。追い切りから毎日のように乗っていただいて、トゥンバドーラには彼が最も適役でしょう。

 7月15日、この日曜日も順調に時計を計時しています。時計も終いの1ハロンは14秒程度と本番を見据えてかなり負荷をかけられています。脚元も不安ですし、一発で答えを出して欲しいですね。

 7月18日、先週しっかりと仕上げられていますので、今週は単走で馬なり調整です。長期休養明けですが、1か月に渡り入念に調整され万全の状態と思います。私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。息が持てばいきなりから勝ち負け、持たなければ次走勝負と言ったところでしょう。
 競馬ブックでは”仕上がり良好”、デイリー馬三郎では”動き軽快B”とどちらも高い評価を頂戴しております。

●気になる出馬想定表(7月21日 函館2R)

出馬想定表 7月21日 函館2R 3歳未勝利 ダート1700m 牝馬限定 フルゲート14頭 想定数14頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アスールダリア 国分恭介  7/07 未勝利 函館ダ1700
アルマアノン 中井裕二  7/07 未勝利 函館ダ1700 13 11
エトワールドパリ 藤岡佑介  6/30 未勝利 函館ダ1700
キクノグロウ  7/14 未勝利 函館ダ1700 14
クリノエリザベッタ 木幡初也  7/14 未勝利 函館芝1200 13 14 14 15
サンレイファミリー 西村淳也  7/07 未勝利 函館ダ1700 12 11 15 11
シュヌーク 長岡禎仁  5/05 未勝利 新潟ダ1800 12 15 15 12
トゥンバドーラ 加藤祥太 10/21 未勝利 新潟ダ1800 A−
トモジャオール 横山武史  6/30 未勝利 函館ダ1000
ピンクダイキリ 松岡正海  6/16 未勝利 函館芝2000 15 11 11
ペイシャスター 横山和生  7/14 未勝利 函館ダ1700
ベストミライ 勝浦正樹  7/01 未勝利 函館ダ1000 10 12
モルドワイン 北村友一  7/07 未勝利 函館芝1200 11
ラブリースマッシュ 木幡巧也  7/14 未勝利 函館芝1200 12

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート14頭のところに現在14頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”のジャッジです。トゥンバドーラは長期休養明けですから、出走は確実です。

これ以降は2018年7月20日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 7月21日 函館2R 3歳未勝利 ダート1700m 牝馬限定 出走数13頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アルマアノン 中井裕二  7/07 未勝利 函館ダ1700 13 11
エトワールドパリ 藤岡佑介  6/30 未勝利 函館ダ1700
キクノグロウ 菊澤一樹  7/14 未勝利 函館ダ1700 14
サンレイファミリー 西村淳也  7/07 未勝利 函館ダ1700 12 11 15 11
シュヌーク 長岡禎仁  5/05 未勝利 新潟ダ1800 12 15 15 12
ショーコーズ 横山武史  7/01 未勝利 函館芝1200 10 14 12 10
トゥンバドーラ 加藤祥太 10/21 未勝利 新潟ダ1800 A−
パーキー 三浦皇成  7/15 未勝利 函館ダ1000 11 12 14
ピンクダイキリ 松岡正海  6/16 未勝利 函館芝2000 15 11 11
ペイシャスター 横山和生  7/14 未勝利 函館ダ1700
ベストミライ 勝浦正樹  7/01 未勝利 函館ダ1000 10 12
ラブリースマッシュ 木幡巧也  7/14 未勝利 函館芝1200 12
レッドミスティ 井上敏樹  6/16 未勝利 函館芝2000 12 14 11 15

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

●函館ダート1700mコース解説

 フルゲートは14頭。スタート地点はホームストレッチの右端。 4コーナーを曲がり終えてすぐのところ。
 坂の頂上からのスタートで、1コーナーまでは329mある。
 スタート直後からどうしてもペースが速くなりやすい。
 それでもダート戦なので各馬ひるまずに前半から行く

 1〜2コーナーまでになるべく前のいい位置を取る必要があるからだ
 逃げより先行の方が若干成績がいいが、逃げ馬の連対率は約33パーセントもある
 最後の直線だけの差し・追い込みは厳しく、後ろから行く場合はマクる脚が必要
 
有利な枠順 中枠、外枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 脚質、血統
種牡馬ベスト ゴールドアリュール、ハーツクライ、キングカメハメハ
連対騎手ベスト 岩田康誠、吉田隼人、古川吉洋、菱田裕二、秋山真一郎
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 1分50秒8 1分48秒4 1分47秒4 1分47秒6
古馬500万 1分47秒2 1分46秒5 1分46秒2 1分45秒8
古馬1000万 1分46秒1 1分45秒5 1分44秒7 1分44秒4
古馬1600万 1分46秒0 1分43秒6
古馬オープン 1分44秒4 1分43秒2

●騎手は加藤祥太騎手

 今回もトゥンバドーラの鞍上は3戦連続厩舎所属の加藤祥太騎手です。トゥンバドーラの函館入り後毎日面倒を見て貰って追い切りにも騎乗していただいています。トゥンバドーラを他のどの騎手よりも知っていますし、ここまで2戦の騎乗内容も良かったです。彼で勝ち上がりたいですね。

 昨年は成績不振で心配でしたが今年に入り復調。この感じなら心配無いでしょう。


 昨年のレンベルガーに騎乗していただいた前週も福島牝馬ステークス GVで13番人気のオツウを2着馬とクビ差の3着に持って来たり、その次のレースでも12番人気のトーコーグリーンを3着に持って来たりと特別戦でもこの騎乗です。 決して騎乗馬に恵まれているとは言えませんが人気薄を上位に持って来ている印象のある騎手です。


 2018年7月16日現在、JRA通算89勝、勝率5.0パーセント、連対率9.4パーセントとまずまず。重賞未勝利。昨年(2017年)は12勝、勝率2.7パーセント、連対率7.4パーセントと通算成績を大きく落として心配されたが、本年(2018年)はここまで12勝、勝率5.2パーセント、連対率8.2パーセントと成績を戻してい。現在負担斤量の減量は1キロ。


 加藤 祥太(かとう しょうた)は1997年3月8日生まれの21歳。大阪府出身。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター庄野靖志厩舎に所属する4年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。

 2015年2月に競馬学校を卒業し騎手免許を取得。同期には鮫島克駿、野中悠太郎、三津谷隼人がいる。なお、外国人騎手のJRA通年免許を取得したミルコ・デムーロやクリストフ・ルメールも、JRA所属騎手としては同期デビューとなる。

 2015年3月1日第1回阪神競馬2日1Rラブミーフウジンで初騎乗(8着)。同3月14日第1回阪神競馬5日3Rグランシュクレで優勝し初勝利。初年度に30勝を挙げた。

 ほっさん愛馬での成績 (3戦0勝)

 2016年 5月 1日 レンベルガー 3歳未勝利 新潟芝1800m 7着/2番人気
 2017年 7月22日 トゥンバドーラ 2歳新馬  中京芝1400m 6着/10番人気
 2017年10月21日 トゥンバドーラ 2歳未勝利 新潟ダ1800m 
3着/5番人気


2015年5月3日 京都5Rでタキオンレディーに騎乗する加藤祥太騎手(2番人気/7着)。

これ以降は2018年7月21日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

トゥンバドーラは休養前に2着とクビ差。2走目、ダートで変わり身を見せた。長欠明けでも動きが良く、息さえ保てば緒戦から勝ち負け。エトワールドパリも発馬五分なら即巻き返しが。前走好内容のペイシャスター。アルマアノンも距離2走目で。」


短評は「上位拮抗」



予想家の印
馬名 橋本篤 高柳利 青木行 CPU
ピンクダイキリ
エトワールドパリ
ラブリースマッシュ △△
ショーコーズ
アルマアノン △△
トゥンバドーラ △△
レッドミスティ
ベストミライ
キクノグロウ
ペイシャスター △△
パーキー
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
エトワールドパリ 3.2
トゥンバドーラ 4.4
アルマアノン 4.9
ペイシャスター 5.7
ラブリースマッシュ 7.6
ベストミライ 12.0
キクノグロウ 12.6
パーキー 23.9
レッドミスティ 25.2
以下27倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
エトワールドパリ 69 69 65 61
トゥンバドーラ 58 45 58
アルマアノン 56 53 56 52
ペイシャスター 66 54 57 66
ラブリースマッシュ 64 56 64 61
ベストミライ 66 47 35 46


デイリー馬三郎

本紙の見解

「前走の◎エトワールドパリは発馬で後手に回り、流れに乗り切れなかったもの。スタートを決めて本来の先行策を取れれば、地力の高さからも未勝利戦は勝てるレベルにある。○アルマアノンは前走でダート適性の高さを示した。対抗評価。〈紺谷〉」

◎ エトワールドパリ
○ アルマアノン
▲ ペイシャスター
× ラブリースマッシュ
☆ キクノグロウ
△ トゥンバドーラ
△ ベストミライ



トゥンバドーラは全13記者中 ◎(本命)印 7記者、〇(対抗) 2記者、▲(3番手評価) 3記者、△(6番手以下評価) 1記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

トゥンバドーラ(3着)

 「ダートは良かったですね。スピードはありますが、距離もこれくらいが合っていると思います。勝ち馬は強かったですが、この馬もメドの立つ内容でした。」(加藤祥太騎手・競馬ブック)

 「スタートがスムーズで、砂を被らない良い位置を取れたと思ったんですが、今日に関しては勝った馬が強かったです。一番いい結果を出せず、申し訳ありませんでした。砂を被ってどうかという部分はまだ残りますが、ダートの走り自体は何ら問題なかったので、今日のようなレースができればチャンスは近いと思います」(加藤祥太騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「今日は東京競馬場に臨場のためモニターで競馬を見て、いい内容だったので次こそと思っていたのですが、レース後新潟のスタッフから歩様の乱れがあったと連絡が入りました。すぐにレントゲン検査をしてもらったところ、右後肢の繋部分の骨折が判明したとのこと。この後はトレセンに戻ってさらに詳しい検査を行い、週明けに手術を行う予定です。会員の皆様にはご心配をおかけすることになって大変申し訳ありません」(庄野靖志調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「☆53キロ。馬体増は成長分。他馬の出方を窺いながら、リベリュールを行かせて、ガッチリ2番手をキープ。流れも落ち着いて、レース運びは理想的。勝ち馬に並ぶ間もなく交わされたが、最後まで2着争いを演じて、ダートで変わり身を見せた。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

トゥンバドーラ

 「ケイコでの息遣いは悪くない。レース勘が鍵だけど、小回りにも対応は可能。」(花田助手・デイリー馬三郎)

 「ひと追い毎に動きが良くなり、息遣いも悪くありません。小回りに対応できる器用さもあるので、久々の分だけですね。」(花田助手・競馬ブック)

●ほっさん予想

 9か月ぶりの長期休養明けで入念に乗り込まれていますが、息が持てばいきなりから勝ち負け、持たなければ次走勝負と言ったところでしょう。

これ以降は2018年7月23日に作成

●パドック

 トゥンバドーラの馬体重は前走プラス4キロの460キロ。この時期の9か月もの長期休養明けですし、プラス20〜30キロはあるのかと思っていましたが、画期的な成長はなかったようです。

●レース 

 パーキーが馬場入場後に左前肢跛行で除外となって12頭になります。

 トゥンバドーラのスタートは若干出負け気味ですが、気合いをつけて前のポジションを取りに行きます。気合いをつけられるとサッと伸びて良い位置が取れそうです。

 そのまま主張すればハナも取れたと思いましたが内も主張していた為控えて内に潜り込みます。距離ロスなく運べる内へ上手く潜り込めましたし、この時点ではかなりの確率で勝つと思っていました。

 ところが、道中は追走に苦労します。私は長期休養明けの為かと思っていましたが、どうもキックバックを嫌がっていたようです。内に入った為に前の馬が蹴り上げる砂をまともに受けることになりました。

 トゥンバドーラは前走ダートで良い走りでしたが、よく考えるとキックバックの影響を受けず、スムーズに走っていたんですよね。あとは走るのを嫌がる馬を押っつけ押っつけで促し、4コーナーでも直線を待たずしてムチが入り我慢させることに終始。当然勝ち負けなどは遠く及ばず掲示板も外す8着で入線。

●時計の評価

 今回のトゥンバドーラの走破時計は1分49秒5良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分48秒0、勝ち馬の走破時計が1分47秒2でした。

 勝った1番人気馬はさすがに強かったですね。トゥンバドーラはそこから随分と離されていて、砂を被って嫌がりということがなかったとしてもこれに肉薄できたのかは疑問です。せめてこれの2着で人気通り入線したかったですが・・・。

 課題ははっきりと見えましたので次はまともに走ってどこまで通用するかですね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

トゥンバドーラ(8着)

 「砂を被って嫌がっていました。逃げるか、番手でのレースの方が良さそうですね。」(加藤祥太騎手・競馬ブック)

 「行けそうならハナへ立つつもりだったのですが、内の馬が主張してきたので無理せず控える形で運びました。ただ、道中は砂を被るとかなり嫌がって、結局最後までずっとハミ取らずに終わってしまいました。これまで砂を被った経験がなかったので余計に影響しましたし、逃げるか番手を取るなどもっと積極的に進めて、スムーズな競馬ができれば結果は変わってくるはずです。今日はうまく乗れずに申し訳ありませんでした」(加藤祥太騎手・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

トゥンバドーラ(8着)

 「いくらか余裕残しの体つき。捌き硬め。好位直後につけたものの、向正面から目一杯に追われ出し、ステッキも入っていた。3〜4角で次々と交わされ万事休す。叩いた次走は今少し。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 出走奨励金が30万円。特別出走手当が40.7万円。合計70.7万円。1口で割りますと1470円程度になると思われます。勝ち負けを意識していただけにこの賞金の少なさはガッカリですね。

●今後の展望

 芝も走れないことはないですが、脚元のこともありダートを走りたい馬が砂を被って嫌がっていては苦しいですね。上手く良い位置で走れればもう少しやれるのでしょうが、そこは他陣営も解りきっていることでそんなに楽な競馬はさせてくれません。

 道中の手応えの悪さの割りに最後の最後までそれなりに走ってくれましたし、長期休養明けを叩かれた次走は前進を期待したいですね。

最後までご愛読ありがとうございました

2017年11月17日立ち上げ 2018年2月17日、6月21日、24日、27日、7月2日、4日、10日、18日、19日、20日、21日、23日加筆
トゥンバドーラの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2017年10月21日 第2戦 2歳未勝利 新潟ダ1800m (3着/5番人気)

2017年 7月22日 デビュー戦 2歳新馬 中京芝1400m 牝馬限定 (6着/10番人気)

競馬徹底分析ほっさんサイトトップページに戻る