トゥンバドーラ(オーベルゲイドの15) 第4戦


キャロットクラブ出資愛馬第33号は、募集毎に気にしていたオーベルゲイドの子。

もう母の産駒も高齢だし縁がないかと思っていたが、13年産のラレッサングルが未勝利戦で2着6回など超安定勢力。私としては安価で2、3勝が目標なので、本馬の募集価格1200万円は姉のラレッサングル程度活躍してくれれば十分。

また、関西馬ということもあるし、預託厩舎の庄野靖志厩舎も徐々に力を付けてきて目立つ存在になってきており楽しみ。

種牡馬のスズカマンボもGT3勝馬メイショウマンボを輩出するなど案外仔出しは良好。

募集時の馬体重が435キロと早い生まれなのにやや小型なのがネックだが、馬体は凄く良く見えるしこれならと思い購入。

ラレッサングルのように芝で好走してくれれば良いがダートでもなんでも2勝を挙げてくれればと思っている。

デビュー戦は追い切りの動きが悪く能力を感じられず、また気性も難しいとのコメント。値段相応の大敗を覚悟したが、抜群の先行力からバテず伸びずで粘り込み6着。しかも5着馬とはハナ差。想像以上の走りを見せてくれた。14頭立ての6着は上出来。

血統的にも早熟馬ではないと思われ、今これだけ動けて更に成長するならば2勝はしてくれるかも知れない。


3か月ぶりとなった2戦目は初戦の芝1400mから陣営の判断でダート1800mへといきなりの大幅変更。もっとも父はスズカマンボで長距離で実績を残した馬だし、初戦の先行力ならダートの方がより力は出せるとは私も書いていたが変更が大幅すぎて戸惑いも。

しかしこの条件は番組数が多く、ここで走れるのであれば将来は安泰と期待を込めて見ていたら3着と好走。勝ち馬は別格だったが、2着馬には最後の最後で少し交わされただけの価値ある3着。これでいて追い切りの動きはまだ冴えないし、3か月の休養を挟んで馬体重はプラス18キロと成長を感じるしで、これからの伸びしろが楽しみだった。

しかし、レース後右後肢の繋部分の骨折が判明。

そこから9か月を経て出走した前走は未勝利末期で相手が弱体化していることと、事前の追い切りの動きが良かったことなどから圧勝まであるのでは?と大きな期待をしていたが、道中キックバックを嫌がり下がりそうになり押っつけ通し。4角を待たずにムチが入り早々に脱落。8着と2番人気に応えることができなかった。

まさかキックバックをこんなに嫌がるとは・・・。ダート馬にとっては致命的な話。しかし、未勝利戦終了まで残された時間は少なくなんとか1つ勝ち上がって欲しい。

前走後在厩で調整され次走は8月12日 札幌2R 3歳未勝利 ダート1700mに出走!!

優先権のない身分で出られるかすら不透明だが、まずは出走に漕ぎ着け、最低でも掲示板は確保して欲しい。

・・・と書いていたらフルゲート14頭のところに想定数はななんと31頭。中2節しか出走間隔の空いていないトゥンバドーラは想定通りだと出走順位16番手で除外確定。信頼できるクラブ公式HPでも今週唯一の”除外対象C”のジャッジ。私も除外確実と思っていた。

しかし、庄野靖志先生はゲートの巧い藤岡康太騎手を確保し鞍上強化。入れる自信と確固たる情報があったのだろう。素晴らしい。

結局トゥンバドーラと同じ中2節の馬8頭で3枠を争う抽選。見事に突破し無事ゲートイン。出走数は14頭。直前で1頭跛行で取り消し13頭に。


5着/4番人気。

4コーナーでは抜群の手応えで抜け出しそのまま突き放すのかと思いきや最後は脚が上がり後続に捕まる。それでも勝ちに行く王道の競馬での5着で速い前崩れの流れで展開も厳しかった。

速い時計にも対応できたし叩き3走目となる次走は疲労がなければもっと動けるだろう。

なんとかギリギリ優先出走権を確保し安堵。次走で決めたい。



レース回顧と時計の分析、レース後の藤岡康太騎手のコメントを掲載。

(2018年8月14日完結)

2018年8月7日立ち上げ

●前走後、在厩で調整され次走は8月12日 札幌2Rを予定

 ずっと募集毎に気にしていたオーベルゲイドの子。もう母の産駒も高齢ですしご縁がないかと思っていましたが、13年産のラレッサングルが未勝利戦で2着6回など募集金額的に素晴らしい走りを披露。私としては安価で2、3勝が目標ですので、例え勝ち上がれなかったとしても未勝利戦での2着6回はそれだけでも十分満足です。母オーベルゲイドは高齢になってもこれだけ走る産駒を出すのですから、今回のトゥンバドーラのように募集価格1200万円なら是非欲しかったですし馬体も良かったので購入。

 しかし、デビュー前の追い切りでは未勝利戦も勝てないほどの平凡な動き。そして度重なる”気性に難しいところがある”とのコメントから未勝利戦でも二桁着に沈むのではと懸念を抱くようになりました。

 ところがデビュー戦は抜群の先行力からバテず伸びずで粘り込み6着。しかも5着馬とはハナ差。想像以上の走りを見せてくれました。それでも勝ち馬からは随分と離され大物感はありませんが安価で1勝を目指す馬です。14頭立ての6着は上出来と思えました。

 父スズカマンボですから血統的にも早熟馬ではないと思われますし、今これだけ動けて更に成長してくれるなら2勝はしてくれるかも知れません。競馬において先行力は大きな武器ですし、今回は芝でしたがダートでは更に有利でしょう。俄然楽しみになってきました。

 3か月ぶりとなった2戦目は初戦の芝1400mから陣営の判断でダート1800mへといきなりの大幅変更。もっとも父はスズカマンボで長距離で実績を残した馬ですし、初戦の先行力ならダートの方がより力は出せるとは私も書いていましたが、ここまでガラッと変えてくるとは・・・。

 ただ、この条件は番組数が多く、ここで走れるのであれば将来は安泰と期待を込めて見ていましたが3着と好走してくれます。勝ち馬は別格でしたが、2着馬には最後の最後で少し交わされただけの価値ある3着!これでいて追い切りの動きはまだ冴えませんでしたし、3か月の休養を挟んで馬体重はプラス18キロと成長を感じるしで、これからの伸びしろが楽しみな一戦となりました。

 しかし、レース後右後肢の繋部分の骨折が判明します。これからというところでしかもまだ1勝を挙げてない未勝利の身分ですからこの骨折は痛恨です。

 そこから9か月を経て出走した前走は未勝利末期で相手が弱体化していることと、事前の追い切りの動きが良かったことなどから圧勝まであるのでは?と大きな期待をしていましたが、道中キックバックを嫌がり下がりそうになり押っつけ通し。4角を待たずにムチが入り早々に脱落。8着と2番人気に応えることができませんでした。

 前々走の3着の時は確かに砂を被らず調子よく走れました。まさかキックバックをこんなに嫌がるとは・・・。ダート馬にとっては致命的です。これを解消するにはハナに行ききるか前を大きく空けて追走するかくらいしかありません。他陣営もトゥンバドーラの弱点が分かっているわけですから気分良く走らせないようにしてくるでしょうし非常に難しくなりました。

 鞍上のレース運び1つである程度なんとかなるかも知れませんが簡単ではありません。しかし、未勝利戦終了まで残された時間も少ないですしなんとか1つ勝ち上がって楽になりたいですね。

 以下は8月2日に更新されましたクラブ公式HPトゥンバドーラの近況報告です。
「この中間、乗り出してからも脚元を含めて特に気になるところはなく順調です。出走状況次第にはなりますが、来週ぐらいから使っていけるように水曜日はサッと時計を出しました。前走を見ても優位に進められるかどうかはスタート次第でしょうから、ゲートの確認も含めてしっかりと調整していきたいと思います」(庄野師)12日の札幌競馬(3歳未勝利・ダ1700m)に出走を予定しています。

 ということで優先権がないのでなんとも言えませんがトゥンバドーラの次走目標は8月12日 札幌2R 3歳未勝利 ダート1700mということです。もはや相手関係とか牝馬限定戦が良いとか言ってられません。出られそうなレースに出るだけです。調整面でも随分と難しいですが何せ未勝利戦があと僅かしかないですからねぇ。

これ以降は2018年8月12日に作成

●追い切り情報(8月12日更新)

前走前 7月18日 函館ウッドチップ 稍重馬場 馬なり余力

加藤祥太
5F 69.3
4F 53.3
3F 39.6
1F 13.3[5]



8月1日 函館ウッドチップ 良馬場 馬なり余力

助手
5F 71.6
4F 56.0
3F 41.3
1F 13.7[5]


8月5日 函館ウッドチップ 稍重馬場 馬なり余力

助手
4F 59.0
3F 44.2
2F 14.6[7]


8月8日 函館ウッドチップ 良馬場 強めに追う

助手
5F 68.9
4F 54.1
3F 39.7
1F 12.9[6]
 8月1日、前走後初めての追い切り時計を計時しました。今週出走ではありませんし次走に向けての調整程度です。長期休養明けを1度使われて次走は更なる前進を期待します。
 競馬ブックでは”多少上向く”と前走の大敗を受けて大幅トーンダウン><。デイリー馬三郎では”動き軽快B”と前走前と変わらず高い評価を頂戴しております。

 8月5日、15−15で追い切られました。追いきるべき日に確実に時計が出せていて順調ですね。あとは水曜日に仕上げて出走出来ないということが困りますからその辺の兼ね合いですね。

 8月8日、想定表では除外濃厚なのですがしっかりと追い切られました。自己ベストを更新しています。ただ、今まではこのコースでの追い切りは馬なりでしかなく、今回は強めに追われていますが・・・。
 しっかりと負荷をかけて勝負モードです。もちろんいくら気配が良くても、前走のようにキックバックを嫌がれば失速してしまうでしょうが、勝ちに向かってやれることはしっかりとやっていただいている印象です。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。本数も良いですし、何よりも最後も強めに追いきるなどしっかりと負荷を掛けられています。今回に賭ける意気込みが伝わってくるようです。
 競馬ブックでは”上昇気配窺える”で滅多に出ない右上がりの矢印と高評価。デイリー馬三郎でも”キビキビB”と舌を噛みそうな高評価です。
 以下は8月9日に更新されましたクラブ公式HPトゥンバドーラの近況報告です。
「水曜日はウッドコースで追い切りました。強め程度ですがしっかりと動けていて使った上積みを感じると現地のスタッフから聞いています。前走は久々ということもあってちょっと気を遣って走っていたところもあるようですし、馬体も数字的には仕上がっていたものの、いくらか余裕はあったと思います。そのあたりが一度使ったことで解消されれば当然チャンスはありますし、まずは五分にスタートを切って欲しいので、今回はゲートの上手な藤岡康太に依頼をしました。なんとかここで決めてもらいたいという気持ちです」(庄野師)12日の札幌競馬(3歳未勝利・ダ1700m)に藤岡康騎手で出走いたします。
 ということで庄野靖志先生としても長期休養明けの前走よりもデキは良いというジャッジです。そして自厩舎でトゥンバドーラの主戦の加藤祥太騎手も空いている中、スタートが特に大事と言うことでゲートの上手な藤岡康太騎手に依頼していただきました。加藤祥太騎手も捨てがたいですが、ここは僅かでも可能性の高い方を選んでいただいて満足しています。

●気になる出馬想定表(8月12日 札幌2R)

出馬想定表 8月12日 札幌2R 3歳未勝利 ダート1700m フルゲート14頭 想定数31頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
13 アルマトップエンド  7/14 未勝利 中京ダ1800 14
インプレスシチー 丹内祐次  7/22 未勝利 福島ダ1700 11
イーリス 菊澤一樹  7/21 未勝利 福島ダ1700 11 10
9 カワキタロック  6/09 未勝利 阪神ダ1800 10
キタノタマテバコ  7/28 交流 門別ダ1200
キタノテイオウ  7/28 未勝利 札幌ダ2400
キングズテソーロ 川島信二  7/29 未勝利 札幌ダ1700 12
クリノクノイチ 長岡禎仁  7/29 未勝利 札幌ダ1000 11 12 10 15 10
10 ゲハイムヴァッフェ 藤岡佑介  6/23 未勝利 東京ダ1600 15
コハクノユメ 菱田裕二  7/22 未勝利 函館ダ1700
サミットプッシュ クリストフ・ルメール  7/21 未勝利 函館ダ1700
ショーコーズ 横山武史  7/21 未勝利 函館ダ1700 10 12 10
タイセイレーベン 勝浦正樹  7/28 未勝利 札幌ダ1700 10
テイエムブルゲッコ  7/28 未勝利 札幌ダ1000 11 15 18 14
13 ディエルベ  7/14 未勝利 函館ダ1700
16 トゥンバドーラ 藤岡康太  7/21 未勝利 函館ダ1700 A−
トップギア  8/05 未勝利 札幌ダ1700 12
13 トミケンバディリ 黛弘人  7/15 未勝利 福島ダ1700 10
11 ニットウサーメット  6/30 未勝利 福島ダ1150 14 14
ピンクダイキリ  8/04 未勝利 札幌ダ1700 10 15
ブロッコリー 松岡正海  7/28 未勝利 札幌ダ1700
ペイシャスター 横山和生  8/04 未勝利 札幌ダ1700
11 ベストインパクト 小崎綾也  6/30 未勝利 函館芝2000 10 11
ホッコーエレノア  7/28 未勝利 札幌ダ1700 10 12
8 マキルヘニー  6/02 未勝利 阪神芝2600 17 12 14
ミッキーガーデン  7/29 未勝利 札幌ダ1700
ミッキードーヴィル  7/22 未勝利 函館ダ1700
ミツオサウスポー  7/29 未勝利 札幌ダ1700
メイショウアドリア 池添謙一  7/29 未勝利 札幌ダ1700
レッツゴーキティ 荻野琢真  8/05 未勝利 札幌ダ1700 14 10 10
ローンチ  7/25 交流 門別ダ1200

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート14頭のところに現在31頭出馬想定されています。想定通りだとトゥンバドーラは出走順位16番手で除外確定です。信頼できるクラブ公式HPでは”除外対象C”のジャッジです。

●出馬確定表

出馬確定表 8月12日 札幌2R 3歳未勝利 ダート1700m 出走数14頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アドマイヤセレブ 松山弘平  6/17 未勝利 函館ダ1700
キングズテソーロ 川島信二  7/29 未勝利 札幌ダ1700 12
ゲハイムヴァッフェ 藤岡佑介  6/23 未勝利 東京ダ1600 15
サウンドガバーナ 加藤祥太  7/14 未勝利 中京芝1600 13 11 12
サミットプッシュ クリストフ・ルメール  7/21 未勝利 函館ダ1700
ソーグレア 横山典弘  7/21 未勝利 中京芝2000
ダンスドリーマー 三津谷隼人  7/15 未勝利 中京芝2000 16 15 14
テイエムアステル 古川吉洋  7/21 未勝利 中京ダ1800 11
トゥンバドーラ 藤岡康太  7/21 未勝利 函館ダ1700 A−
トミケンバディリ 黛弘人  7/15 未勝利 福島ダ1700 10
ブロッコリー 松岡正海  7/28 未勝利 札幌ダ1700
ベストインパクト 小崎綾也  6/30 未勝利 函館芝2000 10 11
マキルヘニー 城戸義政  6/02 未勝利 阪神芝2600 17 12 14
メイショウアドリア 池添謙一  7/29 未勝利 札幌ダ1700

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

 結局トゥンバドーラと同じ中2節の馬8頭で3枠を争う抽選。見事に突破し無事出走となりました。

●札幌ダート1700mコース解説

 フルゲートは14頭。スタート地点は正面スタンド前右。最初のコーナーまでは約240m。中距離戦と言えども前半から激しい攻防。スタート後の500mがかなり速い
 コーナーのカーブが緩いオール平坦コースらしく、1〜2コーナーのカーブでも速度が落ちにくく、1ハロン11秒台を切るラップを刻むこともある。
 向正面に入り、そのあとゴールまでも一定の速いペースで推移。平均の勝ち時計が速く、高速決着に対応できるスピードタイプの馬でないと苦しい
 脚質は番手につけられる先行馬が最も有利。逃げ馬も悪くない。差し馬はコーナーでマクり、4コーナー出口までに好位に押し上げられるタイプでないとなかなか勝てない。
 
有利な枠順 外枠
有利な脚質 先行
ポイント 高速決着への対応、血統
種牡馬ベスト キングカメハメハ、ディープインパクト、シンボリクリスエス
連対騎手ベスト 横山典弘、池添謙一、三浦皇成、岩田康誠、丸山元気
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 1分48秒0 1分47秒5 1分47秒1 1分46秒7
古馬500万 1分46秒7 1分46秒1 1分46秒0 1分44秒9
古馬1000万 1分45秒4 1分45秒0 1分44秒4
古馬1600万 1分45秒2 1分45秒1 1分43秒7 1分45秒3
古馬オープン 1分43秒7 1分44秒4 1分42秒8

●騎手は藤岡康太騎手 ほっさん評価「B+」

 今回のトゥンバドーラの鞍上は藤岡康太騎手です。主戦で自厩舎の加藤祥太騎手もいましたが、庄野靖志先生はキックバックを嫌がるトゥンバドーラですからスタートが特に大事ということでゲートの巧い藤岡康太騎手を確保してくださいました。

 これまでトゥンバドーラを巧く乗ってくれていた加藤祥太騎手も捨てがたいですが、少しでも勝てる確率の高い方を選択してくださるのは所持者としても嬉しいですね。

 しかし、未勝利戦末期の現在出走ラッシュが予想され、優先出走権がなく中2節しか空きのないトゥンバドーラが今週のレースに出られる可能性はすこぶる低いと思われ、よく藤岡康太騎手も騎乗依頼を受けてくれたなぁ〜という感じです。

 結局3枠を8頭で争う厳しい抽選の中無事ゲートイン。実績のある藤岡康太騎手で出走できるのは嬉しいですし期待は高まります。


 以前は、愛馬マデイラの1000万クラス戦に2度騎乗していただきましたが2着と6着。その後川田将雅騎手でアッサリ1000万クラスを勝ち、浜中俊騎手で1600万クラスを勝ったことからもやはり馬の力を出し切れていないという評価でしたし、愛馬プリュムの時も1000万クラスでも3着4着と好走していた実績馬の降級戦で、1番人気に支持されますが、11着と上手くコントロールすることができませんでした。ただ、悪い時ばかりではなく5番人気のステップシチーを2着に持ってきていただいたり、9番人気のチャーミングシチーを2着に持ってきていただいたりと、私が事前の追い切りが良く、走ると思った時にはきちんと結果を残してくれる騎手です。

 今回も追い切りの状態は良く走ると思っていますので期待しております。愛馬では過去17戦2着が最高で勝ちはありませんが今回こそ1着に持って来て欲しいですね。


 藤岡康太騎手と言えば2011年1月のジョーカプチーノでのシルクロードステークス GVが印象的で、圧倒的1番人気に支持された逃げ馬である同馬が逃げ切れずに後方になったがジタバタせずに腹を括って直線勝負に賭け、32秒6の素晴らしい末脚を繰り出して圧勝。こういった思い切った騎乗も大変評価できます。


 2018年8月11日現在、JRA通算489勝、GT1勝(2009年 NHKマイルカップ ジョーカプチーノ)、重賞16勝。勝率7.1パーセント、連対率14.3パーセントと若干低いが、少しずつその数字は上昇している。

 昨年(2017年)は44勝。勝率6.5パーセント、連対率13.9パーセント。本年(2018年)はここまで40勝、勝率10.1パーセント、連対率16.9パーセントと通算成績を上回る活躍。


 藤岡 康太(ふじおか こうた)は1988年12月19日生まれ29歳、日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属している12年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持したが、障害免許は一度も騎乗することなく返上している。現在はフリー。

 父は栗東所属の調教師の藤岡健一、兄の藤岡佑介もJRA所属の騎手。趣味は音楽鑑賞。座右の銘は「向上心」。

 2004年、4月にJRA競馬学校騎手課程23期生として入学。同期には浜中俊、宮崎北斗、丸田恭介らがいる。

 2007年、2月に競馬学校を卒業し騎手免許取得。卒業式後の祝賀会では「元気いっぱいで賞」を受賞。

 3月3日の中京第1競走でヤマニンプロローグに騎乗して勝利し、史上42人目のJRA初騎乗初勝利を挙げた。同馬は、かつて兄の佑介が騎乗していたが2着が最高だった。また、この日の騎乗回数8回は1996年の福永祐一、1997年の武幸四郎と並ぶデビュー日最多騎乗回数タイ記録となっている。

 11月25日に中京第9競走のレース中に最後の直線走路で急に内側に斜行し他馬の走行を妨害したために1位入線から7着に降着となり12月1日から9日までの開催日4日間、騎手免許取得以来初の騎乗停止となった。

 初年度は24勝で同期の中では最も勝ち鞍を挙げている(2位は浜中俊の20勝)。

 2008年、4月27日福島第3競走でゴールデンストームに騎乗しレース中の2周目4コーナーで前の馬に触れて馬が転倒して落馬した。その後の診察の結果、右鎖骨骨折、右肩挫傷、右肘挫傷、左肋骨挫傷、腹部挫傷と診断され、騎手免許取得以来初の落馬骨折を経験した。しかし、年間37勝を挙げた。

 2009年、ファルコンステークスをジョーカプチーノに騎乗して制し、重賞競走初勝利を挙げた。さらに同馬で5月10日のNHKマイルカップを制し、GT競走初勝利を挙げた(10番人気)。20歳4か月22日でのGT勝利はグレード制導入後では10番目のスピード記録。なお、兄・佑介よりも早いGT制覇となった。

 8月8日、オーストラリアのフレミントン競馬場にて行われた「アジアヤングガンズチャレンジ」に日本代表として出場し、35ポイントを獲得して優勝した。

 2010年、2月7日の中京第9競走でJRA通算100勝を達成。

 3月26日の早朝に胸の痛みを訴え、救急車で病院に搬送される。肺気腫(後の報道では自然気胸)と診断され、この週の騎乗予定をすべて取り止めて以後休養に入り、3月31日に手術。4月10日にいったん復帰したが、4月21日に再手術することになり、4月11日以降、再び休養に入る。5月25日から調教に参加し、6月5日に復帰した。復帰後の6月にマーメイドS GVを勝っている。

 2011年9月18日に持病の自然気胸が再発したため騎乗を取り止め、10月23日から11月29日まで治療のため静養していた。

 2013年2月27日フリーに転身。

 2015年3月22日、第2回中京4日目2Rで、8番ティーポイズンに騎乗し1着となりJRA通算300勝を達成した。



「センスや技術はひと息。レースの流れにうまく乗れないケースが目立ち、追いは腕を前に投げる感じで馬に力が伝わっていない。考えて騎乗しているので時にハマる。折り合いをつけようと丁寧に乗っている点はポイントが高く、レース展開を読んでソツなく適度なポジションにつけてくる。揉まれてタイトな競馬になると弱くて、内をこじ開ける勝ち方はあまり見られない。2011年はジョーカプチーノとシルクフォーチュンで追い込んで重賞を勝った。2010年8月29日の阿蘇S(小倉)では力のあるインパルコの鞍が回ってきた。単勝170円の支持を受けながらズブい同馬を動かし切れずに3着に敗れている。父である藤岡健一厩舎では兄の佑介と半々で任されている。全キャリアで2着と3着が多い。記者の取材に丁寧に答えてくれるのでコメントの信頼性は高い。」(2012年上半期・佐藤祐樹元地方競馬騎手)

 ほっさん愛馬での成績 (17戦0勝)

 2007年 3月11日 ダンシングシチー  3歳未勝利        中京芝1800m  15着/13番人気
 2007年10月14日 ステップシチー    500万下         京都芝2400m  2着/5番人気
 2008年 7月26日 グレイスシチー    3歳未勝利        小倉ダ1000m  9着/4番人気
 2008年 8月16日 グレイスシチー    3歳未勝利        小倉ダ1000m  6着/7番人気
 2010年 3月14日 チャーミングシチー 500万下          中京ダ1700m 2着/9番人気
 2011年 3月 6日 クリンゲルベルガー 500万下          小倉ダ1000m 7着/10番人気
 2012年 2月18日 マデイラ        500万下          京都芝1600m 12着/6番人気
 2012年 5月27日 フランベルジェ    3歳500万下        京都芝1600m 12着/11番人気
 2013年 7月28日 プリュム        500万下          小倉ダ1700m  11着/
1番人気
 2013年11月 3日 ジェットブラック    2歳新馬           京都芝1800m  6着/2番人気
 2014年 1月26日 マデイラ        北大路特別 1000万下 京都芝2000m  2着/5番人気
 2014年 2月 9日 マデイラ        壇之浦特別 1000万下 小倉芝2000m  6着/3番人気
 2014年 8月 3日 ジェットブラック    3歳未勝利         札幌ダ1700m  8着/4番人気

 2015年 2月14日 クラージュシチー  あすなろ賞 3歳500万下 小倉芝2000m  2着1番人気
 2015年 9月19日 レンベルガー    2歳未勝利          阪神芝1800m  2着/4番人気
 2015年10月 3日 レンベルガー    2歳未勝利          阪神芝1800m  7着/5番人気
 2015年10月18日 グランデアモーレ 白秋ステークス 1600万下 東京芝1400m  18着/17番人気


愛馬チャーミングシチーと藤岡康太騎手。2010年3月14日。9番人気2着。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「サミットプッシュは行き脚のつかなかった前走でも3着。地力を示した。デキ落ちなく、小回り2走目で慣れも見込め、前走以上を。厳しい展開を踏ん張ったメイショウアドリア。トゥンバドーラも砂を被らず攻めだけ走れば。ゲハイムヴァッフェ注。」


短評は「大駆警戒」



予想家の印
馬名 橋本篤 高柳利 青木行 本紙
ベストインパクト
メイショウアドリア △△
キングズテソーロ △△
トミケンバディリ
ゲハイムヴァッフェ △△
ソーグレア △△
プロッコリー
サミットプッシュ
トゥンバドーラ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
サミットプッシュ 2.9
トゥンバドーラ 4.8
メイショウアドリア 6.4
ゲハイムヴァッフェ 6.7
ソーグレア 9.1
キングズテソーロ 10.3
ブロッコリー 11.9
トミケンバディリ 14.0
サウンドガバーナ 20.7
ベストインパクト 34.0
以下34.9倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
トゥンバドーラ 58 45 58 51
サミットプッシュ 70 66 63 70
メイショウアドリア 65 61 65 54
ゲハイムヴァッフェ 69 60 69 30
ソーグレア 66 64 66 59
キングズテソーロ 60 54 60 54


デイリー馬三郎

本紙の見解

「◎サミットプッシュはダートへ矛先を向けてからA、A、B着と戦績が安定した。適度にレース間隔をあけて使われていることで疲れも皆無。ここも好戦は確実だろう。○ゲハイムヴァッフェの前走は直線の不利が全て。スムーズなら巻き返す。〈城谷〉」

◎ サミットプッシュ
○ ゲハイムヴァッフェ
▲ メイショウアドリア
× キングズテソーロ
☆ トゥンバドーラ

以下省略


トゥンバドーラは全13記者中 ◎(本命)印 2記者、▲(3番手評価) 5記者、☆(5番手評価) 1記者、△(6番手以下評価) 2記者、無印 3記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

トゥンバドーラ(8着)

 「砂を被って嫌がっていました。逃げるか、番手でのレースの方が良さそうですね。」(加藤祥太騎手・競馬ブック)

 「行けそうならハナへ立つつもりだったのですが、内の馬が主張してきたので無理せず控える形で運びました。ただ、道中は砂を被るとかなり嫌がって、結局最後までずっとハミ取らずに終わってしまいました。これまで砂を被った経験がなかったので余計に影響しましたし、逃げるか番手を取るなどもっと積極的に進めて、スムーズな競馬ができれば結果は変わってくるはずです。今日はうまく乗れずに申し訳ありませんでした」(加藤祥太騎手・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

トゥンバドーラ

 「まともに砂をかぶって嫌気が差したようです。もまれない位置で運べれば。」(花田助手・デイリー馬三郎)

 「前走は砂を被って嫌気が差したよう。上積みは大きいし、今度は行きっぷりも違うはず。揉まれず流れに乗れれば。」(花田助手・競馬ブック)

これ以降は2018年8月14日に作成

●ほっさん予想

 3歳未勝利戦末期。優先出走権がなく中2節しか空きのない状態。想定されているレースはフルゲート14頭のところに想定数31頭信頼できるはずのクラブ公式HPでも唯一の”除外対象C”評価。私も除外対象だと思っていました。

 しかし、庄野靖志先生は一切除外の心配のコメントはなく、逆に除外対象であろう馬に藤岡康太騎手を配して鞍上強化。常識的には除外でしたが見事に出たいレースにゲートイン!!

 おそらく適切な情報管理から、このレースに中2節でも出られるという自信と信念の元計画を立てておられるんでしょうね。正直、このトゥンバドーラが勝ち上がれなかったとしても私は庄野靖志先生に文句を言うことはないでしょうねぇ。

 しかも前走はキックバックを嫌がり早々に手応えがなく失速したので、スタートを決めて何が何でもハナへということでスタートの上手なという理由で藤岡康太騎手を確保してくれています。自厩舎でここまで2戦トゥンバドーラの手綱を取ってくれていた加藤祥太騎手も空いていましたし、彼もここまで2戦悪い騎乗ではなかったですが攻めの姿勢は評価できます。

 追い切りの動きも良いですし、こんな時は得てして勝ちますよ(ニヤリ)。

 まあ、他陣営もこの馬の弱点は分かっているので被せてくるでしょうから簡単じゃないんでしょうけどね。ただ、私は勝つと思っています。キックバックを受けたらまた掲示板を外すかも知れませんが・・・。

●レース 

 ゲハイムヴァッフェ号は,疾病〔左前肢跛行〕のため出走取消。

 トゥンバドーラの馬体重は前走マイナス8キロの452キロ。レース前に庄野靖志先生が「(前走は)いくらか余裕があったように思った」ということで絞ってきました。これは予定通りでしょう。

 前走はキックバックを嫌がり早々のに失速したトゥンバドーラ。何が何でもハナへ行きたかったのですが、やや出負けします。放っておけば後方からになりそうでしたが、促して前のポジションを目指します。すると良い二の脚で加速。

 しかしとてもハナは奪えなさそう。それでも幸い外枠を引いたこともありキックバックを受けないように3番手から少し離れた4番手の外を追走していきます。良い騎乗だと思いました。前はかなり速いペースで流れ潰れることは必至でしたしこれはもう勝ったと思いましたね。

 1番人気でキャロットクラブのサミットプッシュはいつまでも後方でかなり早い段階でムチが入っていましたしさすがに来ないと思われこれもまた勝ちを確信した1つの要因です。

 4角では楽な手応えで前に並びかけ、ここから伸びて突き放して圧勝と夢を見ました。追い出しを待つ余裕がありましたからね。しかし、追い出されてからは手応えほどは伸びず、後ろの勢いが圧倒的であっと言う間に馬群に呑み込まれます。

 なんとか掲示板ギリギリの5着を確保し入線。次走への優先権を確保してくれました。

●時計の評価

 今回のトゥンバドーラの走破時計は1分45秒9重馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは重不良馬場で1分45秒0、勝ち馬の時計は1分45秒4でした。

 相当脚抜きの良い馬場で時計が速かったですが、これまで速い時計のなかったトゥンバドーラもそれなりに対応できました。馬場の違いはあるとはいえ、前走の時計を3秒以上も縮めており長期休養明けを1度使われて良化していることは間違いありません。疲労がなければ更に次の方が良い走りが出来るのではないでしょうか。

●レース後の騎手・調教師のコメント

トゥンバドーラ(5着)

 「砂を被ると良くないと聞いていましたから、ある程度のポジションで運びました。速い流れのなか、正攻法の競馬で頑張ってくれました。」(藤岡康太騎手・競馬ブック)

 「思っていたより上手にゲートを出てくれましたし、砂を被ると良くないと聞いていたので外から早めに動いていきました。少しペースが速かったこともあり、最後は苦しくなって内にモタれていましたが、厳しい流れの中を正攻法の競馬で頑張ってくれましたね。一番いい結果を出したかったので申し訳ありませんが、なんとか最低限の仕事はできたと思います」(藤岡康太騎手・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

トゥンバドーラ(5着)

 「好位追走。勝負どころの手応えも絶好だったが、直線は右手前のままで内にモタれ気味。伸びあぐねて掲示板を確保するのが精一杯。叩き3走目となる、次走あたりはいいのでは。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金が50万円。内国産馬所有奨励賞が3万円。特別出走手当が40.7万円。合計93.7万円。1口で割りますと1850円程度になると思われます。

●今後の展望

 優先権を獲得しましたし次走は中1週か疲労度合いによっては中2週でしょう。その後はスーパー未勝利戦しかありません。一応トゥンバトーラは次走が5戦目ですからスーパー未勝利戦は出られる計算になりますが、次走で優先権を外せばスーパー未勝利戦は除外対象になってしまうかも知れませんし次走も最低でも掲示板確保が命題になります。

 いや、今回よりも息も持つでしょうし次走で勝ち上がって欲しいですね。

●最後に

 前走もそして今回も勝つと思っていましたが、結果は8着と5着。勝ちには遠いですね。終わって見れば募集金額相応の馬だったということになるかも知れませんが、先行力があり未勝利戦では間違いなく能力上位です。私の目標である500万クラスくらいまでは対応できる馬だと思いますし、なんとか勝ち上がって500万クラスを走って欲しいですね。最初からそれ以上は望んでおりません。

 比較的番組数の多いダートの中距離を走れますし、今回速い時計にもそれなりに対応できました。これは正直欲が出ました。時計の対応は未知数でしたし、今回は脚抜きの良い馬場でしたから、もしかすると速い時計に対応できずにまた大敗かとも懸念していました。1分45秒9という数字は決して抜群と言う時計ではありませんが前走から3秒も詰めています。走る毎に内容が良くなっています。着は5着でしたが、3着だったときよりも勝ち馬からは離されていません。

 比較的晩成だったスズカマンボの子ですし(・・・とは言っても産駒のメンショウマンボのように早熟傾向の馬も少なくないですが・・・)まだまだこれからの馬だと思います。まずは1つ勝たないと来年以降はありませんし勝ち上がって欲しいです。

 頑張れトゥンバドーラ!!頼む、勝ってくれ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2018年8月7日立ち上げ 12日、14日加筆
トゥンバドーラの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2018年 7月21日 第3戦 3歳未勝利 函館ダ1700m (8着/2番人気

2017年10月21日 第2戦 2歳未勝利 新潟ダ1800m (3着/5番人気)

2017年 7月22日 デビュー戦 2歳新馬 中京芝1400m 牝馬限定 (6着/10番人気)

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