トゥンバドーラ(オーベルゲイドの15) 第2戦


キャロットクラブ出資愛馬第33号は、募集毎に気にしていたオーベルゲイドの子。

もう母の産駒も高齢だし縁がないかと思っていたが、13年産のラレッサングルが未勝利戦で2着6回など超安定勢力。私としては安価で2、3勝が目標なので、本馬の募集価格1200万円は姉のラレッサングル程度活躍してくれれば十分。

また、関西馬ということもあるし、預託厩舎の庄野靖志厩舎も徐々に力を付けてきて目立つ存在になってきており楽しみ。

種牡馬のスズカマンボもGT3勝馬メイショウマンボを輩出するなど案外仔出しは良好。

募集時の馬体重が435キロと早い生まれなのにやや小型なのがネックだが、馬体は凄く良く見えるしこれならと思い購入。

ラレッサングルのように芝で好走してくれれば良いがダートでもなんでも2勝を挙げてくれればと思っている。

デビュー戦の前走は追い切りの動きが悪く能力を感じられず、また気性も難しいとのコメント。値段相応の大敗を覚悟したが、抜群の先行力からバテず伸びずで粘り込み6着。しかも5着馬とはハナ差。想像以上の走りを見せてくれた。

それでも勝ち馬からは随分と離され大物感はないが安価で1勝を目指す馬。14頭立ての6着は上出来。

血統的にも早熟馬ではないと思われ、今これだけ動けて更に成長するならば2勝はしてくれるかも知れない。

前走後は目立つような疲れは見せてないものの、暑い夏の時期に続けて使うこともないし、いったんリフレッシュ放牧に出して秋に備えるとのことで7月27日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました。

9月17日に栗東トレセンに帰厩しました。


10月21日 新潟2R 2歳未勝利 ダート1800mに出走!!

フルゲート15頭のところ想定数は10頭。結局14頭で確定。

前走の芝1400mからいきなりの大幅変更。もっとも父はスズカマンボで長距離で実績を残した馬だし、前走の先行力ならダートの方がより力は出せると思うが、いきなりガラリと変えてきたなぁ〜。

ただ、この条件は番組数が多く、ここで走れるのであれば将来は安泰。

鞍上は前走同様厩舎所属の加藤祥太騎手。

3着/5番人気。

勝ち馬は別格だったが、2着馬には最後の最後で少し交わされただけの価値ある3着。これでいて追い切りの動きはまだ冴えないし、3か月の休養を挟んで馬体重はプラス18キロと成長を感じるしで、これからの伸びしろの楽しみな馬だった。

しかし、レース後骨折が判明。全治9か月程度なら次はいきなりスーパー未勝利戦前後。長期休養明けの馬がいきなり好走出来るとも思えず目の前は真っ暗に。

まだ治療期間は発表されていないが少しでも早い復帰を願う。



レース回顧と時計の分析、レース後の加藤祥太騎手と庄野靖志調教師のコメントを掲載。


(2017年10月26日完結)

2017年8月3日立ち上げ

●前走後は目立つような疲れは見せてないものの、暑い夏の時期に続けて使うこともないし、いったんリフレッシュ放牧に出して秋に備えるとのことで7月27日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました

 ずっと募集毎に気にしていたオーベルゲイドの子。もう母の産駒も高齢ですしご縁がないかと思っていましたが、13年産のラレッサングルが未勝利戦で2着6回など募集金額的に素晴らしい走りを披露。私としては安価で2、3勝が目標ですので、例え勝ち上がれなかったとしても未勝利戦での2着6回はそれだけでも十分満足です。母オーベルゲイドは高齢になってもこれだけ走る産駒を出すのですから、今回のトゥンバドーラのように募集価格1200万円なら是非欲しかったですし馬体も良かったので購入。

 しかし、デビュー前の追い切りでは未勝利戦も勝てないほどの平凡な動き。そして度重なる”気性に難しいところがある”とのコメントから未勝利戦でも二桁着に沈むのではと懸念を抱くようになりました。

 ところがデビュー戦の前走は抜群の先行力からハテず伸びずで粘り込み6着。しかも5着馬とはハナ差。想像以上の走りを見せてくれました。それでも勝ち馬からは随分と離され大物感はありませんが安価で1勝を目指す馬です。14頭立ての6着は上出来と思えました。

 父スズカマンボですから血統的にも早熟馬ではないと思われますし、今これだけ動けて更に成長してくれるなら2勝はしてくれるかも知れません。競馬において先行力は大きな武器ですし、今回は芝でしたがダートでは更に有利でしょう。俄然楽しみになってきました。

 前走後は目立つような疲れは見せてないものの、暑い夏の時期に続けて使うこともないし、いったんリフレッシュ放牧に出して秋に備えるとのことで7月27日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました。

 馬が元気なのであれば、あまりゆっくりとするよりも強い馬が登場してくる前にさっさと勝ち上がりたいですが、早熟ではないと思いますので成長を促す為の時間を取ることもわからないことはありません。ただ、早生まれで成長が止まってしまう懸念もありますし、成長が見込めないのであれば今の内に稼ぐべきです。

 いずれにしても1度使われた次走が楽しみです。追い切りの動きも良化して欲しいですね。

これ以降は2017年9月18日に作成

●9月17日に栗東トレセンに帰厩しました

 9月17日に臨時更新されましたクラブ公式HPトゥンバドーラの近況報告によりますと前走後目立つような疲れは見せてないものの、暑い夏の時期に続けて使うこともないし、いったんリフレッシュ放牧に出して秋に備えるということで7月27日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されていたトゥンバドーラが9月17日に栗東トレセンに帰厩したということです。

 このタイミングでの帰厩ですと次走は10月7日 京都2R 2歳未勝利 芝1600m 牝馬限定か9日 京都2R 2歳未勝利 芝1400mか14日 新潟5R 2歳未勝利 芝1400m 牝馬限定辺りが濃厚と思われます。或いは先行力があるのでダートなら1400mの番組が毎週ありますが。

これ以降は2017年10月11日に作成

●クラブ会報にトゥンバドーラ担当の末吉一正助手が取り上げられていました

 クラブ会報ECLIPSE誌2017年10月号の15ページにトゥンバドーラ担当の庄野靖志厩舎所属の末吉一正助手が1ページに渡り特集されていました。

 その内容によりますと、トゥンバドーラは

「テンのスピードは見せましたし、終いも我慢していましたからね。ただ、トップスピードがそれほど速くない反面、マジメでしぶとく脚を使えますし、少しピッチ走法でもあるので、ダートの方が合いそうな気がします。距離の融通は効くと思いますよ。牧場の頃に携わったきょうだい馬の印象からしても、気性面は特に心配ないでしょうね。いずれにしても、まだ子どもっぽい体をしているので、垢抜けてくれば前進できるはずですよ」

とのこと。初戦の6着も担当者として十分に満足できる内容だったそうです。トゥンバドーラという馬の詳細がよくわかる有り難いコメントです。次走は初戦の芝1400mからダート1800mへとガラリと条件が変わりますが、こう言っていただけると十分納得できます。また、まだ子どもっぽい体をしているということで成長すれば更に強くなってくれそうで楽しみです。

 現状、その子どもっぽい馬が6着と奮闘してくれているのですから完成すれば未勝利戦を勝つことはもちろん、500万クラスでもそこそこやってくれそうな気がします。成長に期待ですね。

これ以降は2017年10月19日に作成

●追い切り情報(10月19日更新)

前走前 7月19日 栗東坂路 不良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 54.6
3F 39.8
2F 26.1
1F 13.1
タガノイチベエ(2歳新馬)稍一杯を0.1秒追走同入



9月21日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.3
3F 42.0
2F 27.7
1F 13.8


9月24日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.2
3F 43.2
2F 28.8
1F 14.5


9月26日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.6
3F 41.4
2F 26.8
1F 13.9


9月28日 栗東坂路 稍重馬場 強めに追う
1回
助手
4F 56.6
3F 41.4
2F 26.8
1F 12.7


10月1日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.0
3F 43.9
2F 29.1
1F 14.5


10月4日 栗東坂路 稍重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 55.5
3F 40.4
2F 26.3
1F 12.9
ガウル(2歳新馬)馬なりを0.4秒先行同入


10月9日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.8
3F 44.3
2F 29.4
1F 14.9


10月12日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 54.5
3F 39.8
2F 26.4
1F 13.4
ダイシンカレラ(古馬500万下)末強めを0.3秒先行0.6秒遅れ


10月15日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 60.1
3F 43.4
2F 28.5
1F 14.5


10月18日 栗東坂路 稍重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 58.2
3F 42.0
2F 27.3
1F 13.1
 9月21日、17日に帰厩後1本目の追い切り時計を計時しました。まだ15−15程度でこれからですね。
 デイリー馬三郎では”気配平凡C”と水準以下の評価。
 以下は同日(9月21日)更新されましたクラブ公式HPトゥンバドーラの近況報告です。
「先週の日曜日に無事帰厩しており、今朝は坂路で単走の追い切りを行いました。戻ってきてこれが最初の時計ですから、まずは無理せず馬なりでサッとです。ここまでは問題なく調整が続けられていますし、この後もスムーズにペースを上げていけるでしょう。デビュー戦の内容からも次は距離を延ばしてみるつもりですが、走り方などを見てもダートも合うのではと思いますので、次走では条件をガラッと変えてレースに臨む予定です。今のところは新潟開催を目標にしています」(庄野師)10月14日の新潟競馬(2歳未勝利・ダ1800m)もしくは21日の新潟競馬(2歳未勝利・ダ1800m)を目標にしています。
 ということで次走が10月14日 新潟2R 2歳未勝利 ダート1800m 混合或いは10月21日 新潟2R 2歳未勝利 ダート1800mに出走予定と発表になりました。帰厩してからほぼ1か月乗り込むんですね。1度使われた馬ですし、もっと早く仕上がりそうな気がしますが、庄野靖志先生は案外じっくりと乗り込む方なんですね。私はそのやり方は好きですが。
 それにしても距離延長は父がステイヤーのスズカマンボですしわかるのですがいきなりダートに替えるんですね。そりゃ、前走の先行力ならダートの方が成績が上がると思いますけど・・・。

 9月24日、15−15で追い切られました。着実に追い切りをこなし順調です。

 9月26日、珍しく火曜日に追い切り時計を計時しました。14−14程度の追い切りです。これで次はいつ追い切り時計を計時するのかと思っていたら2日後の木曜日にはもう時計を計時しました。

 9月28日、14−14程度ですが2日に1本のペースで時計を計時しています。なかなかにハードなトレーニングをしていると言えます。2戦目ですし脚元の状態も心配無いので負荷をかけているのでしょうか。或いは脚元を気にして強くは追えないので、こうやってやや軽めを本数を増やしてやっているのでしょうか。
 デイリー馬三郎では”目立たずC”の評価です。
 以下は同日(9月28日)更新されましたクラブ公式HPトゥンバドーラの近況報告です。
「今朝は坂路で追い切りを行い、馬なりから最後の1ハロンだけサッと伸ばすよう指示を出しました。調教の動きなどは決して悪いというわけではないのですが、馬体が太いとか細いではなく、まだ中身が伴っていないかなという感じがしますので、メリハリをつけた調整でしっかりと仕上げていきたいと思います。予定どおり早ければ新潟の開幕週、あと1本ほしいとなればその翌週を目標にするつもりです。昨日はゲートの確認も行いましたが、特に問題なくこなしてくれていましたし、この後もスムーズに進められるでしょう」(庄野師)10月14日の新潟競馬(2歳未勝利・ダ1800m)もしくは21日の新潟競馬(2歳未勝利・ダ1800m)に出走を予定しています。
 先週デビューした愛馬エンジェルウィングと全く同じ”中身が伴っていない”とのことです。しかし一朝一夕でパンとするものでもありませんし使いつつですかねぇ。そういった理由で少し調教パターンを工夫しておられるのですね。

 10月1日、日曜日も15−15で追い切られました。これだけしっかりと調教をすれば良い走りをしてくれると期待は高いですね。キャロットクラブのオノリスが昨日芝の新馬戦の6着から2戦目にダートに変更して勝ち上がりました。このトゥンバドーラも全く同じパターンですし2戦目のダートで勝ち上がって欲しいですね。

 10月4日、馬なりの未出走馬相手に一杯で手応え悪しとまだまだです。ただし終いの伸びは良かったですし徐々に良化しているのは感じられます。出走までまだ2週間はあるようですし、それなら今はこのくらいで十分でしょう。
 デイリー馬三郎では”まずまずC”とやはりイマイチ評価です。
 以下は同日(10月4日)更新されましたクラブ公式HPトゥンバドーラの近況報告です。
「今朝は坂路で併せて追い切りました。相手の方が手応えは良かったのですが、時計は指示どおりですし、トゥンバドーラ自身は先週に比べてずいぶん反応が良くなってきました。以前に比べると緩さもだいぶ解消されてきましたし、馬の気配も良好ですよ。週末の調教の動き次第では来週の競馬も視野に入れていきますが、今のところは再来週のダート1800mに向かいたいと考えています」(庄野師)14日の新潟競馬(2歳未勝利・ダ1800m)もしくは21日の新潟競馬(2歳未勝利・ダ1800m)に加藤騎手で出走を予定しています。
 次走の鞍上が発表になりました。前走同様厩舎所属の加藤祥太騎手です。前走も良い走りを見せてくれましたしそれで文句ないですね。

 10月9日、15−15で追い切られました。実戦タイプの馬のようですが、次の木曜日の追い切りではもう少し迫力のある動きを見せて欲しいですね。

 10月12日、一杯に追い切られました。全体の時計はまずまずですが、終いが13秒台と脚が上がっています。この全体の時計なら上がりは12秒台で行かないと。併走馬にも遅れを取りすぎています。
 前走はまだ緩いということでしたが、1度使われてもピリッとしてきた印象はありません。
 以下は同日(10月12日)更新されましたクラブ公式HPトゥンバドーラの近況報告です。
「今朝も坂路で併せて追い切りました。ビッシリ追われて最後はやや一杯になって遅れを取ってしまいましたが、動き自体は先週よりも良くなってきており、ひと追いごとに確実に良化が見られる状態です。テンから行きっぷりよく走れていますし、前向きさも出てくるなど馬の雰囲気も良好ですね。今週の競馬でも使えないことはないのですが、あと1週しっかりと追い切って態勢を整えたいので、お伝えしたとおり来週の新潟へと向かいます」(庄野師)21日の新潟競馬(2歳未勝利・ダ1800m)に加藤騎手で出走を予定しています。
 14日と両睨みでしたが、もう1本追って態勢を整えるということでその方が良いと私も思います。この日の動きだけだと好走は期待薄ですからね。ただ、テンが速いのはレースでは非常に有利ですし、今回も上手く先行しできるだけ残して欲しいですね。

 10月15日、15−15で追い切られました。順調に追い切りを消化しております。

 10月18日、新潟までの遠征がありますしテンはゆっくりと終いをしっかりと追われています。時計的にはここまでの追い切りを全て眺めて前走とそんなに動きとしては変わりありませんが、しっかりと負荷をかけられていますし時間をかけて十分に調整されてきた印象があります。先週使わずに1週延ばしたことも好感が持てますね。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。動きはイマイチも調整過程や負荷、追い切り本数は上等です。前走以上の結果を期待します。
 デイリー馬三郎では”好気合B”と前走と違い高い評価を頂戴しております。ただし競馬ブックでは”乗り込むも平凡”と正直です(苦笑)。
 以下は同日(10月18日)更新されましたクラブ公式HPトゥンバドーラの近況報告です。
「先週坂路で併せてビッシリやっていますから、最終追い切りになる今朝は、新潟までの輸送も考慮して無理をしないようにと指示しました。それで全体の時計は58秒台と目立ちませんが、終いはしっかり伸ばしていますし、最後の調整としてはこれで十分でしょう。欲を言えばもう少し筋肉にメリハリがついてきてほしいところですが、このあたりはまだ2戦目でもありますし、使いつつ良くなってくれればと考えています。久々ですが、ダート替わりで前進を期待しています」(庄野師)21日の新潟競馬(2歳未勝利・ダ1800m)に加藤騎手で出走を予定しています。
 動きの悪さそのままにやはり体はイマイチのようですが、いたずらに時間をかけていても仕方ありませんし、まさに庄野靖志先生のおっしゃっているように使いつつですね。非力でダートでは大敗するかも知れませんが、逆に抜群の先行力がありますから押し切ってしまうかも知れません。とにかく1度使ってみて今後を考えたいところですね。
 トゥンバドーラの動きはイマイチですが、出走する他のメンバーの動きもイマイチですから今回チャンスは十分あると思います。

●気になる出馬想定表(10月21日 新潟2R)

出馬想定表 10月21日 新潟2R 2歳未勝利 ダート1800m フルゲート15頭 想定数10頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
ウインシノビ 10/01 新馬 阪神芝1400
オビシャ 菊澤一樹  9/10 新馬 中山ダ1800 13 16
カイザーメランジェ 10/15 新馬 新潟ダ1200 14 10
セイカフェボリット 10/09 未勝利 東京ダ1600 10 15 11 10 10
タイセイゴーディー 木幡巧也 10/07 未勝利 東京ダ1600 12 14 14
ディアビオラン 柴山雄一 10/08 新馬 東京ダ1600 12
デンコウグランデ 10/09 未勝利 京都ダ1800 11 11 12
トゥンバドーラ 加藤祥太  7/22 新馬 中京芝1400 10 B+
トミケンムトル 藤田菜七子 10/07 未勝利 東京ダ1300 13 12 18
リベリュール 城戸義政  9/17 未勝利 阪神ダ1800

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート15頭のところに現在10頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでは”出走可能A”のジャッジです。

●出馬確定表

出馬確定表 10月21日 新潟2R 2歳未勝利 ダート1800m 出走数14頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
ウインシノビ 津村明秀 10/01 新馬 阪神芝1400
オビシャ 菊澤一樹  9/10 新馬 中山ダ1800 13 16
カイザーメランジェ 黛弘人 10/15 新馬 新潟ダ1200 14 10
ゴッドスパロウ 古川吉洋 10/15 未勝利 京都ダ1800
スズカヒューズ 藤懸貴志 10/07 未勝利 京都ダ1200 12 13 15
セイカフェボリット 木幡初也 10/09 未勝利 東京ダ1600 10 15 11 10 10
タイキフェルヴール 北村友一 10/15 未勝利 新潟芝2000
タイセイゴーディー 木幡巧也 10/07 未勝利 東京ダ1600 12 14 14
ディアビオラン 柴山雄一 10/08 新馬 東京ダ1600 12
トゥンバドーラ 加藤祥太  7/22 新馬 中京芝1400 10 B+
トミケンムトル 丸山元気 10/07 未勝利 東京ダ1300 13 12 18
パワフルテソーロ 丸田恭介  9/30 未勝利 中山ダ1800
メイショウアドリア 横山武史  8/19 未勝利 札幌芝1500
リベリュール 城戸義政  9/17 未勝利 阪神ダ1800

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

さすがに想定段階では弱面ばかりだった為にそこそこ力のある馬が出てきましたね。

●新潟ダート1800mコース解説

 フルゲートは15頭。スタート地点はスタンド前直線の4コーナー寄り。最初の1コーナーまでの距離は389m。
 最初の直線は、同じ左回りの中京よりも長く、前半の入りは必ず速くなるわけではない。メンバーによって変わる。
 コース全体が縦長なので、1〜2コーナーのカーブがきつく、ここでは馬群がタテ長になりやすい。
 したがって、1コーナーに入るまでのポジションはやはり重要で、先行できる馬の方が有利
 後方で待機する馬は、自然と前の馬と離されるので厳しくなる
 コーナー角度のキツさは3〜4コーナーも同じだが、1200mほどガンガンは残らないし、単調でもない。
 上のクラスになるとゴール前の接戦が多く、むしろ面白い。複数の先行馬の叩き合いに、外からの差し馬が届くかどうかという展開になりやすい

有利な枠順 外枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 先行力、ゴール前の凌ぎ合い
種牡馬ベスト シニスターミニスター、キングカメハメハ、シンボリクリスエス
連対騎手ベスト 内田博幸、岩田康誠、吉田隼人、戸崎圭太、北村宏司
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 1分56秒1 1分55秒5 1分55秒1 1分54秒7
3歳500万 1分52秒8 1分55秒2 1分52秒4
古馬500万 1分54秒2 1分53秒7 1分53秒1 1分52秒3
古馬1000万 1分52秒8 1分52秒4 1分51秒6
古馬1600万 1分52秒3
古馬オープン 1分51秒6 1分51秒0

●騎手は加藤祥太騎手 ほっさん評価「C」

 今回もトゥンバドーラの鞍上は前走に引き続き厩舎所属のデビューから3年目の加藤祥太騎手です。トゥンバドーラは初戦6着とイマイチでしたし血統的にも募集価格的にもリーディング上位の騎手には乗って貰えそうもなくこの選択で納得です。

 前走は素晴らしいスタートを見せてくれました。今回も素晴らしいスタートから減量1キロを活かして少しでも粘り込んで欲しいですね。そして掲示板を確保して欲しいものです。

 同期の中では父も兄も騎手という”超良血”の鮫島克駿騎手に次いで2番目の勝ち星を挙げておられます。決して騎乗馬に恵まれているとは言えませんが人気薄を上位に持って来ている印象のある騎手です。

 昨年のレンベルガーに騎乗していただいた前週も福島牝馬ステークス GVで13番人気のオツウを2着馬とクビ差の3着に持って来たり、その次のレースでも12番人気のトーコーグリーンを3着に持って来たりと特別戦でもこの騎乗です。

 しかし、今年に入り成績は低迷。負担斤量が減量1キロになり依頼する方も旨味がなくなってきたこともあると思いますが、ここを踏ん張ってもう少し結果を残して欲しいところです。



 2017年10月17日現在、JRA通算74勝、勝率5.0パーセント、連対率9.6パーセントとまずまず。重賞未勝利。昨年(2016年)は35勝、勝率6.5パーセント、連対率10.0パーセント。本年(2017年)はここまで9勝、勝率2.5パーセント、連対率7.1パーセントと成績を落としている。現在負担斤量の減量は1キロ。


 加藤 祥太(かとう しょうた)は1997年3月8日生まれの20歳。大阪府出身。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター庄野靖志厩舎に所属する3年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。

 2015年2月に競馬学校を卒業し騎手免許を取得。同期には鮫島克駿、野中悠太郎、三津谷隼人がいる。なお、外国人騎手のJRA通年免許を取得したミルコ・デムーロやクリストフ・ルメールも、JRA所属騎手としては同期デビューとなる。

 2015年3月1日第1回阪神競馬2日1Rラブミーフウジンで初騎乗(8着)。同3月14日第1回阪神競馬5日3Rグランシュクレで優勝し初勝利。初年度に30勝を挙げた。


 2015年デビューの新人騎手4人の2017年10月17日終了時点での騎乗成績は以下のとおりです。

鮫島克駿  93勝
加藤祥太  74勝
野中悠太郎 25勝
三津谷隼人 13勝

 ということで、同期の中では超良血の鮫島克駿騎手に次いで勝ち星を挙げておられます。

 ほっさん愛馬での成績 (2戦0勝)

 2016年 5月 1日 レンベルガー 3歳未勝利 新潟芝1800m 7着/2番人気
 2017年 7月22日 トゥンバドーラ 2歳新馬  中京芝1400m 6着/10番人気


2015年5月3日 京都5Rでタキオンレディーに騎乗する加藤祥太騎手(2番人気/7着)。

これ以降は2017年10月20日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「タイキフェルヴールは初ダートへの連闘だが、この父にして母系が米ダート血統。馬格からも合うはず。ダート2度目のパワフルテソーロ。コーナー4回で息を入れられるディアビオラン。メイショウアドリアの母と兄はダートで勝っている。」


短評は「大駆警戒」



予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
リベリュール
タイキフェルヴール △△
ディアビオラン
トゥンバドーラ
メイショウアドリア
トミケンムトル
ウインシノビ
ゴッドスパロウ △△ △△
パワフルテソーロ △△
セイカフェボリット
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
タイキフェルヴール 3.0
トゥンバドーラ 4.0
パワフルテソーロ 5.8
ゴッドスパロウ 7.1
ディアビオラン 8.5
メイショウアドリア 9.7
ウインシノビ 12.3
タイセイゴーディー 25.7
リベリュール 26.0
以下38倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
トゥンバドーラ 45 45
タイキフェルヴール 63 54 63 56
パワフルテソーロ 61 61 47
ゴッドスパロウ 54 49 54
ディアビオラン 41 41
メイショウアドリア 44 44


デイリー馬三郎

本紙の見解

「前走の◎メイショウアドリアは緩さの残る馬体で、追ってから甘さを露呈。それでもスタートセンスが良く、力感のある走りからダートで変わり身が見込める。減量騎手起用も魅力で中心視したい。○タイキフェルヴールは連闘でも元気だ。〈石渡〉」

◎ メイショウアドリア
○ タイキフェルヴール
▲ ゴッドスパロウ
× トゥンバドーラ
☆ パワフルテソーロ
△ ウインシノビ




トゥンバドーラは全13記者中 〇(対抗) 2記者、▲(3番手評価) 2記者、×(4番手評価) 5記者、☆(5番手評価) 3記者、△(6番手以下評価) 1記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

トゥンバドーラ(6着)

 「ゲートも速かったですし、二の脚も楽に付いてスッと好位に行くことができました。直線は馬場のいい外を選んで、最後までバテずにしぶとく脚を使ってくれましたよ。今日だけで芝、ダートについては何とも言えませんが、初戦としては内容は悪くなかったと思います」(加藤祥太騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「ある程度のポジションで進めて欲しいという話はしており、そのとおりいい位置につけられました。ただ、外目の枠から進めて道中同じような位置にいた馬たちが最後苦しくなっていたところを考えると結構タフな競馬だったと思いますし、その中で直線はよく脚を使ってくれました。距離はもう少しあってもいいかもしれませんね。今日は函館競馬場に臨場していたので実際に馬を見てから決めますが、ここまでしっかりと仕上げてきた後なので一度放牧に出してもいいかなと考えているところです」(庄野靖志調教師・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

トゥンバドーラ

 「放牧を挟んで馬体面での成長を感じる。距離は微妙だが、ダート適性はある。」(庄野靖志調教師・デイリー馬三郎)

 「初戦でも見せ場はあったし、放牧を挟んで体の成長を感じる。性格的には距離は微妙だけど、ダート適性はあると思う。」(庄野靖志調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 前走芝1400mで6着から今回はダート1800mに大幅変更されます。普通ならこれだけの変化はどうかと思いますが、そもそも私も初戦の先行力を見て、これなら芝よりもダートの方が勝ち上がる確率は高いと書きましたし、父が比較的ステイヤー傾向のスズカマンボですから距離はあって良いと思います。

 また、クラブ会報ECLIPSE誌2017年10月号の15ページのトゥンバドーラ担当の庄野靖志厩舎所属の末吉一正助手のコメントによりますと、

「テンのスピードは見せましたし、終いも我慢していましたからね。ただ、トップスピードがそれほど速くない反面、マジメでしぶとく脚を使えますし、少しピッチ走法でもあるので、ダートの方が合いそうな気がします。距離の融通は効くと思いますよ。牧場の頃に携わったきょうだい馬の印象からしても、気性面は特に心配ないでしょうね。いずれにしても、まだ子どもっぽい体をしているので、垢抜けてくれば前進できるはずですよ」

と言うのを見てもこの選択は納得です。

 初戦は体がユルユル状態であれから3か月たった今も追い切りの動きが劇的に変化していないことからもまだまだ緩く子どもっぽいのでしょうが、前走内容、今回最高が前走5着馬が1頭で、成績だけならその次がトゥンバドーラという超弱面に恵まれていますので当然前走以上を期待します。

 前走と同じ14頭立てですが、こちらは比較的層の厚い芝で6着。しかもその時の2着馬が次走3着、3着馬が以降2着3着3着、7着馬が次走3着、8着馬が5着と戦ったメンバーが全体的に次走で好走していることからも平均的なメンバー構成だったことは確実です。

 ただでさえダートは層が薄いのに、輪を掛けて成績低調な馬が集まってくれましたから出番は十分にあると思います。ここで勝てればゆっくりと成長を待つことができますし、勝ち上がりたいですね。ついつい芝のデビュー戦6着から2戦目ダート替わりで圧勝したキャロ2歳馬のオノリスの再現を夢見てしまいます。

これ以降は2017年10月24日に作成

●パドック

 トゥンバドーラの馬体重は前走プラス18キロの456キロ。3か月の休養時期を挟んで輸送があるにもかかわらず馬体重で出走できるということは調子も良く成長している証拠ですね。ただ、横から見ると少し腹回りに余裕があるように見えます。少し重めでしょうか。

 パドックでは頭が高くまだまだ本格的な感じはなくお子ちゃまです。ただ毛づやは良く見えました。こちらも万全ではないですが、今回は如何せん他馬もずば抜けて良く見える馬はいません。タイキフェルヴールなども煩い感じでした。パドックだけならゴットスパロウが最も良く見えました。

●レース 

 当日私は京都1Rのエンジェルウィングの応援に京都競馬場に来ていましたので、京都競馬場のモニタでの観戦でした。ゲートが開いてトゥンバドーラはやや出遅れ気味。しかし、二の脚が速く、促されると素晴らしい加速で一気に前に躍り出ます。愛馬ながら惚れ惚れする二の脚です。

 外からはメイショウアドリアがハナを主張します。結局コーナーワークで外のメイショウアドリアではなく、内のリベリュールがスルスル抜け出しハナに立ちます。トゥンバドーラは控えて2番手。レースでは折り合いも付き、重心の低い素晴らしい走りでこれは勝ったかと思いました。

 直線に向いてもトゥンバドーラの手応えは良いのですが、内からタイキフェルヴールが凄い脚。並ぶ間もなく交わされ優勝はなくなります。それでも2着は十分ありそうです。200mを切ったところで後ろとは1馬身ほどの差があります。しかしコールが近づいて行くにつれその差は縮まり、なんとか2着を死守してくれと思うのですが、ゴール前で交わされての3着!!後ろは3馬身ほど空いており弱面だったとはいえ良い走りを見せてくれました。

●時計の評価

 今回のトゥンバドーラの走破時計は1分55秒9良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分56秒0、勝ち馬の走破時計は1分54秒5でした。

 トゥンバドーラの走破時計は競馬ブックの推定タイムで2着馬を9馬身も千切った勝ち馬が抜けていただけでこの条件で勝ち上がりは時間の問題でしょう。4着馬は3馬身千切っており牝馬の中では最先着です。次走は人気の中心でしょうが堂々と王道の競馬で勝ちきりたいですね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

トゥンバドーラ(3着)

 「ダートは良かったですね。スピードはありますが、距離もこれくらいが合っていると思います。勝ち馬は強かったですが、この馬もメドの立つ内容でした。」(加藤祥太騎手・競馬ブック)

 「スタートがスムーズで、砂を被らない良い位置を取れたと思ったんですが、今日に関しては勝った馬が強かったです。一番いい結果を出せず、申し訳ありませんでした。砂を被ってどうかという部分はまだ残りますが、ダートの走り自体は何ら問題なかったので、今日のようなレースができればチャンスは近いと思います」(加藤祥太騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「今日は東京競馬場に臨場のためモニターで競馬を見て、いい内容だったので次こそと思っていたのですが、レース後新潟のスタッフから歩様の乱れがあったと連絡が入りました。すぐにレントゲン検査をしてもらったところ、右後肢の繋部分の骨折が判明したとのこと。この後はトレセンに戻ってさらに詳しい検査を行い、週明けに手術を行う予定です。会員の皆様にはご心配をおかけすることになって大変申し訳ありません」(庄野靖志調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

トゥンバドーラ(3着)

 「☆53キロ。馬体増は成長分。他馬の出方を窺いながら、リベリュールを行かせて、ガッチリ2番手をキープ。流れも落ち着いて、レース運びは理想的。勝ち馬に並ぶ間もなく交わされたが、最後まで2着争いを演じて、ダートで変わり身を見せた。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金は130万円。内国産馬奨励賞が28万円。内国産牝馬奨励賞が18万円。特別出走手当が42万円。合計218万円。1口で割りますと3600円程度になると思われます。

これ以降は2017年10月26日に作成

●今後の展望

 今回私は愛馬同日3頭出しでしたがトゥンバドーラは3着と最も結果を残し、かつダート1800mの未勝利戦勝ち負け水準での走りだった事から、勝ち上がりは目前でしたし1番期待をしていました。・・・が夕刻に骨折の報告。1つ勝てずの骨折は目の前が真っ暗になりました。

 まだ詳細が発表されていませんが、9か月ほどの症状なら次はもうスーパー未勝利戦前後。長期休養明けの馬がいきなりそこで結果を出せるとも考えづらく目の前が真っ暗になってしまいました。

 日曜日に手術をして無事終了したということですが、どのくらいの治療期間がかかるかなどが判明するには1週間ほどかかるそうです。クラシックには縁のない馬だと思いますし、そこに対して急ぎはしませんが、できる限り早い復帰とまずは1つ勝ち上がりを願いたいですね。

●最後に

 2歳愛馬トゥンバドーラとエンジェルウィングは共にここまで2戦。どちらも初戦は6着でした。2戦目の今回、エンジェルウィングは初戦同様道中追い通しで競馬下手。それでも5着と掲示板を確保してくれて競馬上手になれば勝ち上がりは問題無さそうと安堵していました。

 トゥンバドーラは2戦目でほぼ2着という3着。1着馬は走破時計から別格ですから放っておいて、トゥンバドーラの走破時計も2歳未勝利戦勝ち負け水準でしたから、勝ち上がりは時間の問題と安堵していました。

 トゥンバドーラはこれでいてまだ調教ではピリッとした動きではなかったですからこの動きが良くなれば、更にやれるという確信がありました。また3か月の放牧期間中でも馬体重が18キロも増加しているなど成長が見られることもまだまだこれから良くなっていくことを期待させました。

 それだけ期待の大きかった馬が骨折。うーーーーん、悔しいのなんのって。スピードのある馬は脚元に負荷がかかりやすく、故障が多いことは重々承知しているのですが、それでも残念です。

 とにかく早期の復帰を心待ちにしています。頑張れトゥンバドーラ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2017年8月3日立ち上げ 9月18日、28日、10月2日、4日、11日、17日、19日、24日、26日加筆
トゥンバドーラの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2017年 7月22日 デビュー戦 2歳新馬 中京芝1400m 牝馬限定 (6着/10番人気)

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