レンベルガー(クリンゲルベルガーの13) 第5戦


キャロットクラブ出資愛馬第26号は、母で愛馬だったクリンゲルベルガーへの愛着からのみ購入した1頭。はっきり言って走る走らないは完全度外視。初の母馬優先権行使のはずが、第一次募集では満口にならず事実上意味なし(笑)。

母は500万クラスで一杯一杯だった馬だし、本馬が未勝利クラスを脱出できるかどうかも微妙。未勝利引退だったとしてもいいのだ。牡馬で募集金額1200万円は母をも凌ぐ超安価な値付けなのだから。

この馬がもしかなり走っても、それは私の馬見ではない。ただ、牧場見学ツアーでは関係者から”かなり良い馬”と評価が高かったと聞く。まずは1つくらいは勝って欲しい。

父はなんとも微妙なアンライバルド。厩舎はグリューヴァインの牧田和弥厩舎で、ここは私の評価は高い。


初戦はパドックで前の馬が暴れるのに驚いて転倒し、ハラハラさせたが無事完走。臆病のようでレースでも心配したが、教育上手の藤岡佑介騎手は馬群を経験させ、直線ではそんな性格なので大外にまわし、周囲に他馬のいない楽な状況の中、しっかりと脚を引き出してくれた。

最速上がりを繰り出し直線で4頭交わす。スポニチにて”中京の開幕日に好素材が集結した”と言わしめるレースで13頭立ての5着と上位は悪くない。レンベルガーの走破時計も競馬ブックの良馬場推定タイムよりも稍重馬場で上回るタイム。結果的にハイレベルな一戦だった。後日勝ち馬のシュウジは3連勝で小倉2歳S GVも制する。2着馬レッドカーペットも小倉2歳Sで2番人気に支持され4着。新馬戦の3着馬も8着馬も未勝利戦を勝ち上がっており、なんとも重賞上位級の豪華メンバーの新馬戦だった。

2戦目は1800mに出走。母の距離適性から坂のある阪神のしかも外回りコースである芝1800mはどうかと思われたが、スローペースを10番手から2着に押し上げる強い内容。ただ、メンバーには随分と恵まれ時計も水準タイムよりも随分と遅いものだった。

3戦目は阪神開催の最終週ということで豪華なメンバーが集結。7着だったが、走破時計も良馬場の2戦目よりも稍重の今回の方が1秒2も速く、レンベルガーとしてはしっかりと時計を詰めて頑張っている。相手が強すぎただけ。競馬ブックのスピード指数でも67.5と過去3戦の中ではもっとも評価が高かった。


そして4戦目の前走はレース前から1頭別格だと思われたピースマインドには6馬身と千切られるも、他の有力馬はしっかりと封じ込めて2着。走破時計も未勝利クラスの勝ち負け水準レベルで、水準級の相手なら勝ち負けは確実。芝2000mでそこまでやれたことも収穫。

次走は人気の中心になりそうだが、きっちり勝ちたい。


前走後、在厩で調整され、次走は次走は1月5日 京都5R 3歳未勝利 芝2000mに出馬想定!!

鞍上は超一流で我が軍団との相性抜群の浜中俊騎手で激アツ。鞍上強化に勝ち上がりの期待は膨らむ。浜中俊騎手は私が最も愛馬に乗って欲しい騎手の1人。


年明け早々浜中俊騎手で激アツだったが、木曜日の出馬確定表にレンベルガーの名はなく故障が心配された。未勝利の立場故、屈腱炎や骨折なら即日引退もあり得る。

結局、右後肢の飛節後腫ということで、想像される最悪の事態は回避。しかし、少し時間はかかりそうでそこは残念。

1月4日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

4月13日に栗東トレセンに帰厩しました。


予定通り5月1日 新潟6R 3歳未勝利 芝1800m 若手騎手限定に出走!!

フルゲート16頭のところに想定数は15頭。レンベルガーは節が空いているので、出走は確実。信頼できるクラブ公式HPでも”出走可能A”のジャッジ。結局15頭で確定。

鞍上は減量2キロの加藤祥太騎手。


7着/2番人気。

1番人気のロードプレミアムさえ倒せればと考えていたが、そことは力の差は歴然。それどころか人気で下回る馬たちにも力負け。

うーーーん、今まではレンベルガーが負けた相手は強い馬ばかりだったと納得出来たが、今回はそんなに強そうでない馬にも屈し正直ガッカリ。

ただ、今回は故障による長期休養明けで、道中は掛かってしまってしまい、直線も前が狭くなる不利がありとロスもあった。それら全てがなかったとしても勝ち馬にはまるで歯が立たなかったもののもう少し上位には来ていただろう。

長期休養明けを1度使われた次は巻き返して欲しい。


レース回顧と時計の分析、レース後の加藤祥太騎手のコメントを掲載。

(2016年5月25日完結)

2015年12月20日立ち上げ

●前走後、在厩で調整され、次走は年明けの競馬

 我らが愛馬レンベルガーの出走した新馬戦はスポニチにて”中京の開幕日に好素材が集結した”と言わしめるレースでその勝ち馬シュウジは3連勝で小倉2歳S GVも制し、2着馬レッドカーペットも小倉2歳Sで2番人気に支持され4着。新馬戦の3着馬も8着馬も未勝利戦を勝ち上がっており、なんとも重賞上位級の豪華メンバーの新馬戦でした。

 続く2戦目は新馬戦の内容から1800mに出走しました。母クリンゲルベルガーの距離適性から坂のある阪神のしかも外回りコースである芝1800mはどうかと思われましたが、スローペースを10番手から2着に押し上げる強い内容を披露。

 3戦目は中1週で同じコースに出走。阪神開催の最終週ということで豪華なメンバーが集結し、7着でしたが、走破時計は良馬場の前々走よりも稍重の前走の方が1秒2も速く、レンベルガーとしてはしっかりと時計を詰めて頑張っています。相手が強すぎただけです。競馬ブックのスピード指数でも67.5と過去3戦の中ではもっとも評価が高くなっています。悲観する7着ではありません。

 ただ、水準以上の強い相手にはこうして差があることが明白になりましたし、クラシック云々という馬ではなく、堅実にコツコツと2、3勝を目指す馬だと実感しました。

 そして4戦目の前走はレース前から1頭別格だと思われたピースマインドには6馬身と千切られるものの、他の有力馬はしっかりと封じ込めて2着。走破時計も未勝利クラスの勝ち負け水準レベルですし、水準級の相手なら勝ち負けは確実です。芝2000mでそこまでやれたことも大きな収穫ですね。

 次走は人気の中心になりそうですが、きっちり勝ちたいです。


 前走後、在厩で調整され、次走は年明けの競馬を使っていくとのこと。優先出走権がありますし、良い騎手に乗って貰えるでしょうし、出たいレースに出られますし有利ですから楽しみですね。

これ以降は2016年1月2日に作成

●気になる出馬想定表(1月5日 京都5R)

出馬想定表 1月5日 京都5R 3歳未勝利 芝2000m フルゲート16頭 想定数18頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アドマイヤキズナ 岩田康誠 12/19 未勝利 阪神芝2000
アリエルバローズ 12/12 新馬 阪神芝1800
インペラトーレ 12/12 未勝利 阪神芝1600
エーティーサンダー 太宰啓介 12/06 未勝利 中京芝2000
クレッシェレ 菱田裕二 12/06 未勝利 中京芝2000 12 13 10 13
サンキュー 松田大作  8/23 新馬 札幌芝1800 11 12
サンライズサーカス 川田将雅 12/06 未勝利 阪神芝2000
シンゼンドリーム 秋山真一郎 12/13 未勝利 阪神芝1800
ダンツビジター  9/05 未勝利 札幌芝2000 11
テイエムナナヒカリ 12/13 新馬 中京芝2000
デルマオギン 松若風馬 12/19 未勝利 阪神芝2000 10
ファンスサイズ 武豊 12/20 未勝利 阪神芝1800
メイショウカクオビ 古川吉洋 12/06 未勝利 中京芝2000
メイショウケンプウ 幸英明 12/13 新馬 中京芝2000 10
メイショウドスコイ 国分優作 12/20 未勝利 阪神芝1800 17 15
ラオコーン 和田竜二 12/13 未勝利 阪神ダ1800 13 11 17
レンベルガー 浜中俊 12/13 未勝利 中京芝2000 A−
ワンスインアライフ 北村友一 12/13 未勝利 中京芝2000

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在18頭出馬想定されています。レンベルガーは優先出走権がありますので、出走は確実です。

これ以降は2016年1月26日に作成

●右後肢の飛節後腫の為、1月5日のレースは出馬投票せずに回避。1月4日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました

 年明け早々から愛馬に我が軍団とも大変相性の良い頼れるトップジョッキー浜中俊騎手が騎乗してくれるということで木曜日の確定を心待ちにしていたのですが、確定表にレンベルガーの名前がありません。クラブ公式HPに早々に計画され、水曜日の出馬想定表にも載り、事前連絡もないまま出馬確定表に愛馬の名前がないのは過去何度かありましたが、強く思い出すのはステップシチーの追い切り後屈腱炎発症によるパターンとフランベルジェの予定の芝のレースから急遽同節のダートのレースに変更したパターンです。

 1000万特別を強い内容で勝ち、さあどこまで出世できるのかと期待の大きかったステップシチーの屈腱炎はしばらく立ち直れなかったですし、フランベルジェも前走2着でちょうど応援に行ける日だと楽しみにしていたら突然の前日のダート変更。最初から芝とダートの両睨みと言ってくれていればある程度の構えも出来たのですが、そんな予兆の全く無い状態での予定のレースの出馬表に愛馬の名前がないことには驚いてしまいます。

 どちらにしても良い思い出ではありませんから、今回もすわ屈腱炎か骨折か、軽いもので跛行かフレグモーネか、最良の場合は感冒とドキドキしながらクラブ公式HPでの発表を何度も何度もクリックして待っていました。

 しかし、そこはサービスでは他のクラブに追随を許さないキャロットクラブ。当日は正月3ヶ日中ということで午後8時から近況更新をすることになっていましたが、午後5時30分の時点でレンベルガーともう1頭故障発生していた馬の2頭だけ先に近況更新をしてくれました。

 以下はその1月3日に更新されましたクラブ公式HPレンベルガーの近況報告です。
「初日の競馬を目標に、2日に坂路で追い切りも行っていたのですが、調教後午後から歩様がもうひとつピリッとしなかったため獣医に見てもらったところ、右後肢の飛節後腫が認められました。骨りゅうのようなものなので治まってくれば問題ないのですが、今は馬もその箇所を気にしている状況で、ある程度良化してこないと強い負荷はかけられません。ここで無理をしてレース後に大きな反動が出るのも良くないでしょうから、一度放牧に出して治療を優先させることも考えています」(牧田師)
 ということで、屈腱炎か骨折かと心配されましたが、それらよりははるにかマシな骨瘤のようなものだということです。

 早速翌日も臨時更新され、レンベルガーが1月4日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されたことが発表になりました。すぐに帰厩というわけにはいかないでしょうが、まだ未勝利の身分ですしできるだけ早く戻って1つ勝ちたいですね。

これ以降は2016年4月15日に作成

●4月13日に栗東トレセンに帰厩しました

 4月14日に更新されましたクラブ公式HPレンベルガーの近況報告に次の通りです。
13日に栗東トレセンへ帰厩しました。14日は軽めの調整を行いました。「昨日、無事に帰厩しています。今日から軽く動かしていますが、牧場で時間をかけてしっかりと調整してもらっていたおかげで、トモの状態も特に問題ありません。週末から少しずつ時計を出していってから具体的な番組を決めていきたいと思いますが、今のところは新潟開催を目標にするつもりです」(牧田師)
 ということで、1月4日から右後肢の飛節後腫で放牧に出されていたレンベルガーですが、4月13日に栗東トレセンに帰厩しました。

 いやぁ〜、待ちかねました。年明けに巧く勝ち上がればクラシックトライアルくらいは出走できるのかなんて欲を出していましたが、それらは全て夢に。いやいや、元々レンベルガーは1つ勝てば感謝くらいのつもりで購入した馬です。ここまで現級2着2回で能力上位ですし、クラシックを目指すような馬は前走で負かされたような馬ですから、地道にコツコツですね。

 放牧期間内に少しでも成長してくれていると嬉しいのですが・・・。

これ以降は2016年4月28日に作成

●追い切り情報(4月28日更新)

前走前 12月9日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 54.8
3F 40.2
2F 25.9
1F 12.7



12月23日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.8
3F 42.9
2F 28.4
1F 14.4


12月27日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 53.6
3F 38.9
2F 25.6
1F 12.9


1月2日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.7
3F 39.8
2F 26.1
1F 12.8


4月15日 栗東坂路 稍重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 54.6
3F 40.3
2F 26.0
1F 13.1


4月21日 栗東坂路 良馬場 末強めに追う
1回
助手
4F 57.7
3F 41.7
2F 26.6
1F 12.8


4月24日 栗東CW 稍重馬場 馬なり余力

助手
4F 60.1
3F 44.8
1F 14.9[8]


4月27日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 54.3
3F 39.7
2F 25.8
1F 13.3
レッツイットラン(古馬500万下)馬なりを1.7秒追走0.2秒遅れ
 12月23日、前走後1本目の追い切り時計を計時しました。次走は年明けの競馬ですし、あまりしっかりとやってしまうとテンションの上がってしまう馬ですから、このくらいの感じでじっくり仕上げて行くしかないですね。
 デイリー馬三郎では”目立たずC”と低評価です。そりゃ時計だけ見れば目立っていないでしょうが、今からビシビシやるような馬ではないですからねぇ。
 以下は同日(12月23日)更新されましたクラブ公式HPレンベルガーの近況報告です。
「レースを使った後もテンションが上がるようなことはありませんし、馬体も決して増えてはいないものの、前走くらいの体をキープすることができています。今朝は坂路で15−15程度のところをサッと乗ったのですが、動きを見ていても状態の良さが伝わってきましたよ。今のところは年明け初日の競馬を予定していますが、どのあたりで速い時計を出していくかは、この後の状態などをしっかりとチェックしながら考えていきたいと思います」(牧田師)2016年1月5日の京都競馬(3歳未勝利・芝2000m)に浜中騎手で出走を予定しています。
 ということで状態はかなり良いようですね。そして次走の詳細と騎手が発表になりました。
 1月5日 京都5R 3歳未勝利 芝2000mにななんと浜中俊騎手で出走ということです。前走2着で優先出走権を取ってくれましたから、良い騎手に依頼していただけるだろうなとは思っていましたが、浜中俊騎手なら願ったり叶ったりですね。私とも相性が良いですし、何よりも超一流のジョッキーです。そして馬の能力以上のものを引き出してくれるジョッキーです。しっかりと勝ち上げて欲しいですね。

 12月27日、日曜日ですがしっかりと追い切りました。これまでの自己ベストを1秒も更新する4F53.6秒でレース毎に内容が良くなって来ていることがここでも良くわかりますね。馬体重の成長はないですが、中身はしっかりと成長して来ているようです。

 1月2日、本番前にテンションを上げすぎないようにサラッと乗られました。先週しっかりと追い切っていますし、レンベルガーの性格を考えてこれがベストでしょう。今回も最後までしっかりと伸びていますし、かなり良い状態だと思います。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。動き自体は秀逸とは思いませんが、すぐにテンションが上がってしまう、また馬格のないレンベルガーの追い切りとしては最高の状態だと思います。評価が最高の「A+」ではない部分、やはり全体の時計が水準級でしかないというところです。この馬にはこれで十分なのですが、過去エスポワールシチーやフロアクラフトと言った馬たちの坂路での素晴らしい動きを目の当たりにしている私だけに、それらには遠く及ばない動きですし、最高評価は出しづらいところです。

 4月15日、頓挫があって3か月休養し、13日に帰厩後最初の追い切り時計を計時しました。いきなり一杯に追い切られて時計もなかなか優秀ですね。以前よりもパワーアップしてそうで楽しみです。これから何本か追い切られていく中で素晴らしい動きを見せてくれるのではないでしょうか。これまでの成績からも未勝利脱出で終わる馬ではなく母同様500万クラスでも勝ち負けに絡んで欲しいですね。

 4月21日、全体はゆったりですが終いを伸ばす調教を課せられました。最後までしっかりと伸びていて良い感じですね。
 以下は同日(4月21日)更新されましたクラブ公式HPレンベルガーの近況報告です。
「今朝は坂路で追い切りました。終い重点にサッとやっただけですが、軽く促しただけでいい反応を見せて久々でも素軽い動きをしていました。キャンターへ下ろす時に少しチャカチャカしていたのですが、走り出してしまえば特に問題ありません。トモの状態も変わりありませんし、この中間も順調に調整が進められていますよ。予定どおり新潟開催を目標にしていますが、今のところは開幕週の若手限定戦を使うつもりでいます」(牧田師)5月1日の新潟競馬(3歳未勝利・若手限定・芝1800m)に加藤騎手で出走を予定しています。
 牧田和弥先生からも順調というお言葉をいただき安心ですね。次走が5月1日 新潟6R 3歳未勝利 芝1800m 若手騎手限定に加藤祥太騎手で出走予定と発表になりました。馬格のないレンベルガーですし減量騎手の起用は良いでしょうね。またここならトップジョッキーはいませんしなんだか勝てそうな気がします。加藤祥太騎手には上手く馬の力を出し切らせて欲しいですね。

 4月24日、コースでハロン15秒で追い切られました。馬格がないですし中間はこのくらいで十分でしょうね。順調で何よりです。

 4月27日、格上馬をかなり後方から追走。相手は馬なりでこちらは一杯に追われ、同入したかったところですが、0秒2遅れを取りました。終いを13秒3も要しており、ここを12秒台で駆け抜け併走馬に先着して欲しかったですね。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。決して褒められた動きではありませんが、馬格のないレンベルガーが新潟までの輸送があるにもかかわらずレース週に一杯に追い切れていますし、毎週しっかりと追い切れています。ですから私としてはそんなに低い評価ではありません。いつものように上位に入線してくれると思っています。
 デイリー馬三郎では”反応平凡C”と低い評価です。競馬ブックでは”追走遅れ不安なし”とどちらかといえば高い評価です。
 以下は同日(4月27日)更新されましたクラブ公式HPレンベルガーの近況報告です。
「今朝は坂路で併せて追い切りました。最後までビッシリと追って、終始手綱を持ったままの相手よりも手応えでは見劣ってしまいましたが、重たい馬場状態の中をこの馬自身もしっかりと動くことができていましたし、時計もいいですね。前走から少し間隔が空いていますが、追い切り後や普段の息遣いなども悪くありませんし、いきなりから動けるでしょう。実績的にも上位争いを期待しています」(牧田師)5月1日の新潟競馬(3歳未勝利・若手限定・芝1800m)に加藤騎手で出走を予定しています。
 ということで、相手よりも手応えで見劣っていたということですが、相手は格上馬ですし牧田和弥先生の手応えとしても悪くないようです。想定では相手も互角そうなのは1頭だけですし、このまま弱面で確定して決めたいですね。

●気になる出馬想定表(5月1日 新潟6R)

出馬想定表 5月1日 新潟6R 3歳未勝利 芝1800m 若手騎手限定 フルゲート16頭 想定数15頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アキノプリンス 水口優也  2/21 未勝利 小倉芝1200 14 14
アグネスカミング  4/09 未勝利 中山ダ1800 12 12 15 13 11
ヴィレッジダンサー  4/24 未勝利 福島芝2600 12 12 11
サミダレ 西村太一 10/31 未勝利 東京芝1600 12 12 11
ショーストーム 中井裕二  4/10 未勝利 阪神芝1600
ダノンオパール 井上敏樹  3/21 未勝利 中山ダ1800 10
デスマッチ 荻野極  4/09 未勝利 福島ダ1700 14
ハナジロー 木幡初也 初出走
プレシャスタイム  4/09 未勝利 阪神芝2000 10 14 10
ベストサポーター 藤田菜七子  4/23 未勝利 福島ダ1700 15 11 14
ミッレミリア 木幡巧也  4/16 未勝利 中山芝2000 12 12 10
メイショウティグレ 岩崎翼  4/16 未勝利 阪神芝1800 11 15 10
レンベルガー 加藤祥太 12/13 未勝利 中京芝2000 B+
ロードプレミアム 小崎綾也  3/19 未勝利 阪神芝2400
ワンダーエクラタン 伴啓太  4/16 未勝利 阪神ダ1400

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在15頭出馬想定されています。レンベルガーは節が空いていますので、出走は確実です。信頼できるクラブ公式HPでも”出走可能A”のジャッジです。

●出馬確定表

出馬確定表 5月1日 新潟6R 3歳未勝利 芝1800m 若手騎手限定 出走数15頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アキノプリンス 水口優也  2/21 未勝利 小倉芝1200 14 14
アグネスカミング 森裕太朗  4/09 未勝利 中山ダ1800 12 12 15 13 11
サミダレ 西村太一 10/31 未勝利 東京芝1600 12 12 11
ショーストーム 中井裕二  4/10 未勝利 阪神芝1600
ダノンオパール 井上敏樹  3/21 未勝利 中山ダ1800 10
ダンスパープル 長岡禎仁  4/16 未勝利 中山芝2000
デスマッチ 荻野極  4/09 未勝利 福島ダ1700 14
ハナジロー 木幡初也 初出走
プレシャスタイム 原田和真  4/09 未勝利 阪神芝2000 10 14 10
ミッレミリア 木幡巧也  4/16 未勝利 中山芝2000 12 12 10
メイショウティグレ 岩崎翼  4/16 未勝利 阪神芝1800 11 15 10
ヤマイチサンライズ 森一馬  4/02 未勝利 阪神芝1600 17 18
レンベルガー 加藤祥太 12/13 未勝利 中京芝2000 B+
ロードプレミアム 小崎綾也  3/19 未勝利 阪神芝2400
ワンダーエクラタン 伴啓太  4/16 未勝利 阪神ダ1400

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

●新潟芝1800mコース解説

 フルゲートはAコース18頭、Bコース16頭。スタート地点は芝1200mと同じ向正面の直線入り口。3コーナーまでの距離は748m。前半は各馬ポジションを取りに行き、ある程度流れるが、中盤で落ち着くため、全体の流れとしてはほぼスローペース。最後の直線での追い比べで勝敗が決する。脚質を問わず、末脚の持続力が最も重要になってくる。ただし、逃げ馬は少し苦しい。
 芝1600mと同様に、中央場所では今一歩決め手に見劣る重めのノーザンダンサー系の種牡馬の産駒が、速い上がりを使えるのがこのコースの特徴。ただし、芝1600mはいま1つだったサンデーサイレンス産駒は、ここでは力を発揮できる。
 外回りコース全般の特徴として、開催が進み内側の馬場が荒れ出すと、最後の直線は各馬外に持ち出す。従って、枠なりに進められる外枠の方が競馬をしやすい。
有利な枠順 外枠
有利な脚質 先行、差し
ポイント 末脚の持続力
種牡馬ベスト キングカメハメハ、ディープインパクト、シンボリクリスエス
連対騎手ベスト 北村宏司、岩田康誠、戸崎圭太、内田博幸、吉田隼人
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分50秒5
2歳未勝利 1分49秒0 1分50秒4
2歳500万 1分48秒5
3歳未出走 1分50秒8
3歳未勝利 1分48秒3 1分48秒9 1分50秒0 1分49秒6
3歳500万 1分48秒2
古馬500万 1分47秒2 1分47秒6 1分49秒3
古馬1000万 1分46秒9 1分46秒9 1分46秒4
古馬1600万 1分46秒2
古馬オープン 1分45秒5

●騎手は加藤祥太騎手 騎手 ほっさん評価「D」

 今回のレンベルガーの鞍上は昨年デビューした2年目の加藤祥太騎手です。我が軍団の愛馬には初めて騎乗していただくことになります。

 昨年デビューした騎手の中では父も兄も騎手という”超良血”の鮫島克駿騎手がデビュー前から最も目立っており、勝ち星的にも同期の中で最多です。加藤祥太騎手はその鮫島克駿騎手に次いで同期の中では2番目の勝ち星を挙げておられます。決して騎乗馬に恵まれているとは言えませんが人気薄を上位に持って来ている印象のある騎手です。

 先週も福島牝馬ステークス GVで13番人気のオツウを2着馬とクビ差の3着に持って来たり、その次のレースでも12番人気のトーコーグリーンを3着に持って来たりと負担斤量の恩恵を受けない特別戦でも目立つ騎乗をされています。

 今回のレンベルガーの出走する若手騎手限定戦なら技術は上位だと思いますし負担斤量が2キロ減量というのも美味しいですね。すでに40勝も挙げていてそこそこ経験を積んだ騎手が減量2キロ。これはお得でしょう。これから長いお付き合いになると思いますし、ずっと良い印象の騎手でいて欲しいですね。


 2016年4月25日現在、JRA通算40勝、勝率5.8パーセント、連対率10.8パーセントとまずまず。重賞未勝利。デビューイヤーの昨年(2015年)は30勝、勝率5.2パーセント、連対率10.9パーセント。本年(2016年)はここまで11、勝率8.4パーセント、連対率10.7パーセント。現在負担斤量の減量は2キロ。


 加藤 祥太(かとう しょうた)は1997年3月日生まれの19歳。大阪府出身。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター庄野靖志厩舎に所属する2年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。

 2015年2月に競馬学校を卒業し騎手免許を取得。同期には鮫島克駿、野中悠太郎、三津谷隼人がいる。なお、外国人騎手のJRA通年免許を取得したミルコ・デムーロやクリストフ・ルメールも、JRA所属騎手としては同期デビューとなる。

 2015年3月1日第1回阪神競馬2日1Rラブミーフウジンで初騎乗(8着)。同3月14日第1回阪神競馬5日3Rグランシュクレで優勝し初勝利。初年度に30勝を挙げた。


 2015年デビューの新人騎手4人の2016年4月25日終了時点での騎乗成績は以下のとおりです。

鮫島克駿  56勝
加藤祥太  40勝
野中悠太郎 6勝
三津谷隼人 2勝

 ということで、同期の中では超良血の鮫島克駿騎手に次いで勝ち星を挙げておられます。

 ほっさん愛馬での成績 (初騎乗)


2015年5月3日 京都5Rでタキオンレディーに騎乗する加藤祥太騎手(2番人気/7着)。

これ以降は2016年5月1日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ロードプレミアムの前走は距離延長が響いた。強敵相手に好走している中距離なら、黙ってはいない。小柄なレンベルガーは休み明けが狙い。この距離が良さそうなショーストーム。右回りでフラつくダンスパープルは左回り巧者の可能性が。」


短評は「先行注意」



予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
ショーストーム
ダンスパープル
デスマッチ
レンベルガー △△
ミッレミリア △△
ダノンオパール
ワンダーエクラタン △△ △△
プレシャスタイム
ロードプレミアム
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ロードプレミアム 2.3
レンベルガー 3.8
ショーストーム 6.1
ダンスパープル 8.0
ワンダーエクラタン 11.1
ダノンオパール 11.3
ミッレミリア 18.6
デスマッチ 29.4
メイショウティグレ 35.3
以下47倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
レンベルガー 69 65 68 69
ロードプレミアム 71 71 70 68
ショーストーム 71 71 64 68
ダンスパープル 68 58 68 64
ワンダーエクラタン 73 68 59 51
ダノンオパール 58 58 31


デイリー馬三郎

本紙の見解

「前走の◎ロードプレミアムはなし崩しに脚を使ってしまい、直線でもう伸びを欠いた。じっくり構えられる新潟外回りで、減量起用の恩恵が見込める今回は末脚の威力が増すはずだ。V有望とみる。○ダンスパープルの末脚にも警戒が必要。〈石渡〉」

◎ ロードプレミアム
○ ダンスパープル
▲ レンベルガー
× ショーストーム
☆ ダノンオパール

以下省略


レンベルガーは全13記者中 ◎(本命)印 2記者、〇(対抗) 3記者、▲(3番手評価) 6記者、×(4番手評価) 1記者、△(6番手以下評価) 1記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

レンベルガー(2着)

 「軽い走りをする馬。1、2角でブレーキをかける場面があって、そこでハミを取ってしまったんですが、最後までよく頑張ってくれました。今日は相手も悪かったです。」(国分優作騎手・競馬ブック)

 「返し馬であまりハミを取らせると噛んでしまいそうな面が見られたのでふわっと行きたいなと思っていたんです。スタートは良かったのですが、そういう狙いでついていくだけにしました。入りは悪くないかなと思っていたのですが、前にいた馬が内に入ってきてその後目の前で落ちそうな格好したので慌てて手綱を引いたところガツンと噛んでしまいました。何とか収まりましたが、あのあたりがスムーズであればまた違ったはずなので、悔しいです。走りは軽いですし、前半に力みがあった中でも終いはよく伸びてきていますから力上位なのは確かでしょう。馬はまだこれから良くなりそうな状態に感じますし、このあとも楽しみです」(国分優作騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「前半は悪くないかなと見ていましたが、途中で目の前の馬が危ない動きをしていたみたいでその影響から手綱を引く形になって引っかかってしまったようです。それでも直線で伸びてきているのだから力はやはり上なのですが、今日は勝ち馬が強すぎましたね…。正直通用すると思っていただけに悔しいですが、こちらはスムーズさを欠いた中でしたし、悲観する結果ではありません。上位争いはできてますから何とか近いうちに勝たせてあげたいです。今後については具合を見てから判断させてください。小柄な馬でもありますし、レース後の馬の状態と調子でどうしていくか決めていくつもりです」(牧田和弥調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

レンベルガー

 「飛節の不安であいたが今は問題ない。決め脚は上位で軽い馬場も合っている。」(牧田和弥調教師・デイリー馬三郎)

 「足元も問題なく、仕上がりは悪くありません。休養前に力を見せていますし、緒戦から。」(牧田和弥調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 全体的にそう強すぎるメンバー構成ではなく、勝ち上がって欲しいものです。

 結果的にレンベルガーとグルーヴィタイムの2頭しかいない現3歳世代。どちらも残念ながらここまで未勝利で勝ち上がり率ゼロです。レンベルガーが勝って勝ち上がり率50パーセントになりたいですね。

 しかし、追い切りの動きは全体の時計も平凡で、終いの伸びもイマイチです。絶対的な信頼はおけないんですよね。それでも能力でなんとか。

これ以降は2016年5月2日に作成

●パドック

 レンベルガーの馬体重は前走マイナス2キロの418キロ。ううーーーん、前走からかなり日が経っていますがまだまだ小さいですねぇ。毛づやは良く、走りたい気持ちでウズウズしているようでした。

●レース 

 レンベルガーのスタートはなかなか良く、労せず8番手の前目のポジションを取ります。良いポジションだと思いましたが、早速レンベルガーは行きたがってしまいます。そこは新人の加藤祥太騎手、巧く抑え込めずに難儀します。

 3コーナーではレンベルガーよりも後ろにいた断然1番人気のロードプレミアムが手応え十分でレンベルガーの外から上がって来ますが、さしたる抵抗も出来ずに抜かれ、直線では引き離されるばかり。残り200mのところでは内からメイショウティグレが外に寄れてきて立て直す不利。それがなくても2着はなかったでしょうが、掲示板も外しての7着入線。掲示板は外さないと思っていただけにガッカリです。

●時計の評価

 今回のレンベルガーの走破時計は1分48秒7稍重馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分48秒0、重不良馬場で1分49秒6でした。勝ち馬の時計は1分48秒0でした。

 稍重という発表で、最終12Rも稍重でしたからそれなりに水分を含んでいたのでしょうね。勝った1番人気の馬は強かったですね。レンベルガーもそんなに悲観する時計ではないのですが、この時期に優先権を逃したのは痛いですね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

レンベルガー(7着)

 「ちょっと道中で力んで走ってしまいました。その分、最後の伸び脚につながりませんでした。」(加藤祥太騎手・競馬ブック)

 「久々の影響なのか道中は少し力んでしまい、ずっとハミを噛んで走っていました。最後も来てはいるのですが、その分だけ伸びを欠いてしまった感じです。ペースもあまり流れていませんでしたが、僕がもっとうまく折り合いをつけて走らせることができていれば、もう少し上の順位を狙うことができたと思います。申し訳ありません」(加藤祥太騎手・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

レンベルガー(7着)

 「中団から。道中は前に馬を置いたが、抑えるのに苦労していた。直線は脚を使っていたが、ラスト1ハロン付近で前が狭くなって内側へ立て直すロスがあり、伸びきれなかった。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 出走奨励金が1着賞金500万円の6パーセントで30万円。特別出走手当が38.4万円。合計68.4万円。1口で割りますと1400円程度になると思われます。ううーん、掲示板は外さないと思っていただけに残念ですね。

これ以降は2016年5月25日に作成

●今後の展望

 現級で2着2回というこれまでの実績からも相手はロードプレミアムのみで連は外さないだろうと思っていましたが、7着と掲示板にも載れませんでした。

 今回は故障による長期休養明けで、道中は掛かってしまっていますし、直線も前が狭くなる不利はありましたが、それら全てがなかったとしても勝ち馬にはまるで歯が立ちませんでした。それでも勝てないにしてももう少し上位には来ていたとは思われます。

 次はロスなく進めとにかく掲示板は確保して欲しいですね。今回も16頭立ての7着とどちらかと言えば上位ですし全く勝ち上がりを諦めなければならない馬でもありませんから最後の最後までしっかりと応援していきたいと思います。

●最後に

 1番人気のロードプレミアムとの直線での2頭だけの叩き合いを期待していましたが、そことは力の差は歴然。相手は強いと言ってもまだこの時期に未勝利クラスでうろついている馬。それに対して全く歯が立たないというのは寂しいですね。末脚を伸ばすタイプのレンベルガーですから直線の長い新潟は合うと思っていましたし、多少のロスがあったとは言えこれだけ負けるとショックは大きいですね。

 それでもこれで終わったわけではありませんし、馬が元気でいてくれればまだ未勝利戦だけでも3、4回は走れます。チャンスを待ちたいですね。

 頑張れレンベルガー!!勝ち上がりを期待しているぞ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2015年12月20日立ち上げ 23日、30日、2016年1月2日、26日、4月15日、22日、24日、27日、5月1日、25日加筆
レンベルガーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2015年12月13日 第4戦 2歳未勝利 中京芝2000m (2着/5番人気)

2015年10月 3日 第3戦 2歳未勝利 阪神芝1800m (7着/5番人気)

2015年 9月19日 第2戦 2歳未勝利 阪神芝1800m (2着/4番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2015年 7月 4日 デビュー戦 2歳新馬 中京芝1400m (5着/7番人気) ルクソール様撮影現地写真多数掲載

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