レンベルガー(クリンゲルベルガーの13) 第2戦


キャロットクラブ出資愛馬第26号は、母で愛馬だったクリンゲルベルガーへの愛着からのみ購入した1頭。はっきり言って走る走らないは完全度外視。初の母馬優先権行使のはずが、第一次募集では満口にならず事実上意味なし(笑)。

母は500万クラスで一杯一杯だった馬だし、本馬が未勝利クラスを脱出できるかどうかも微妙。未勝利引退だったとしてもいいのだ。牡馬で募集金額1200万円は母をも凌ぐ超安価な値付けなのだから。

この馬がもしかなり走っても、それは私の馬見ではない。ただ、牧場見学ツアーでは関係者から”かなり良い馬”と評価が高かったと聞く。まずは1つくらいは勝って欲しい。

父はなんとも微妙なアンライバルド。厩舎はグリューヴァインの牧田和弥厩舎で、ここは私の評価は高い。


初戦の前走はパドックで前の馬が暴れるのに驚いて転倒し、ハラハラさせたが無事完走。臆病のようでレースでも心配したが、教育上手の藤岡佑介騎手は馬群を経験させ、直線ではそんな性格なので大外にまわし、周囲に他馬のいない楽な状況の中、しっかりと脚を引き出してくれた。

最速上がりを繰り出し直線で4頭交わす。スポニチにて”中京の開幕日に好素材が集結した”と言わしめるレースで13頭立ての5着と上位は悪くない。レンベルガーの走破時計も競馬ブックの良馬場推定タイムよりも稍重馬場で上回るタイム。結果的にハイレベルな一戦だったと言える。後日勝ち馬のシュウジはオープンも連勝。2着馬3着馬はアッサリ勝ち上がり。4着馬はレンベルガー同様2戦目は走っていないが、やはりレースレベルの高さは間違いない。


レース後、ここまでゲート試験から続けて調整されてきたこともあり、ひと息入れるため7月8日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました。

9月2日に栗東トレセンに帰厩しました。

予定通り9月19日 阪神3R 2歳未勝利 芝1800mに出走!!

フルゲート18頭のところに想定数は9頭。12頭で確定。

鞍上は藤岡康太騎手で楽しみ。


2着/4番人気。

母の距離適性から坂のある阪神のしかも外回りコースである芝1800mはどうかと思われたが、スローペースを10番手から2着に押し上げる強い内容。

この走りなら暮れの朝日杯や皐月賞もと思ってしまう。母同様早期に勝ち上がれそうで有り難い。次走は人気の中心になるだろうが次は口取りの権利を取って是非行きたい。


レース回顧と時計の分析、レース後の藤岡康太騎手と牧田和弥調教師のコメントを掲載。

写真多数付現地観戦レポート。

(2015年9月24日完結)

2015年7月15日立ち上げ

●前走後、ここまでゲート試験から続けて使われて来たので、7月8日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました

 前走後、小倉を目指して1度放牧に出す予定とされていたレンベルガー。7月8日に更新されましたクラブ公式HPレンペルガーの近況報告は次の通りです。

8日にNFしがらきへ放牧に出ました。「先週は結果こそ5着でしたが、メンバー中最速の上がりをマークして見どころのある内容だったと見ていますし、中団から脚を伸ばしたレースぶりも評価していいと思っています。まだ力が付き切っていない面がありますし、ここでひと息入れた後の変わり身が楽しみですね。放牧先で問題ないようなら、小倉開催を目標にそう長い休養にはしないプランを考えているところです」(牧田師)

 ということで、北海道から僅か2日で入厩後、ゲート試験からデビューまで一気にやりきったレンベルガー。さすがにここでのひと息入れるのは納得です。7月8日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました。今回も同日代わりに同じキャロのグリューヴァインが栗東にトレセンに帰厩しました。私としては、どちらも愛馬なので、常にどちらかがトレセンに入厩しているというのは嬉しいですね。

 レンベルガーの次は小倉での出走予定ということですが、優先権なしでもこの時期の2歳未勝利戦なら出走できるかも知れませんが、確実に優先権を使うのでしたら小倉の開幕週ということになります。しかし小倉は2歳未勝利は基本芝1200mか同1800mしかありませんね。1鞍だけ2000mがありますが、これはさすがにレンベルガーには長すぎるでしょう。やはり1200mでしょうか。

 初戦は見所がありましたし、次も楽しみですね。馬格がないので、早めに勝ち上がってくれないと。

これ以降は2015年9月3日に作成

●9月2日に栗東トレセンに帰厩しました

 9月2日に臨時更新されましたクラブ公式HPレンベルガーの近況報告によりますと、リフレッシュの為に7月8日からノーザンファームしがらきへ放牧に出されていたレンベルガーが9月2日に栗東トレセンに帰厩したということです。

 このタイミングですと次走は9月19日の芝1200mの限定戦か、26日の芝1400mの限定戦辺りでしょうね。元々能力はある程度あることが確認出来ましたが、更に少しでも成長が見られると良いのですが。

 前走の新馬戦の勝ち馬のシュウジは続くオープン戦も連勝。2着馬3着馬はアッサリ未勝利戦を勝ち上がり。4着馬はレンベルガー同様2戦目は走っていませんが、やはりレースレベルの高さは間違いないですし、レンベルガーはその中の5着馬ですから能力はそれなりと思って間違いないですよね。ただ、6着馬と7着馬はその後もイマイチですが(>_<)。

これ以降は2015年9月16日に作成

●気になる出馬想定表(9月19日 阪神3R)

出馬想定表 9月19日 阪神3R 2歳未勝利 芝1800m フルゲート18頭 想定数9頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
コウエイドルバコ  9/05 未勝利 小倉ダ1000 10 14
シゲルホオジロザメ 酒井学  9/06 新馬 小倉芝1800 10
ジュンレンパ  6/14 新馬 東京芝1800
テゾーロミノル 幸英明  9/06 未勝利 小倉芝1200 12
トウケイイダテン 鮫島克駿  9/05 未勝利 小倉芝1800
ボンナヴァン 浜中俊  9/06 新馬 小倉芝1800
マコトシャムロック  8/16 新馬 札幌芝1800
レンベルガー 藤岡康太  7/04 新馬 中京芝1400
ロードランウェイ 福永祐一  7/19 新馬 中京芝2000

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在9頭出馬想定されています。

これ以降は2015年9月17日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 9月19日 阪神3R 2歳未勝利 芝1800m 出走数12頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
グッドプリン 岩田康誠  9/05 未勝利 小倉芝1800 11 10
クリノサンスーシ 義英真  8/29 新馬 小倉芝1200
コウエイドルバコ 松山弘平  9/05 未勝利 小倉ダ1000 10 14
シゲルホオジロザメ 酒井学  9/06 新馬 小倉芝1800 10
ジュンレンパ ミルコ・デムーロ  6/14 新馬 東京芝1800
テイケイレーヴ 川田将雅  9/05 未勝利 新潟芝2000
テゾーロミノル 幸英明  9/06 未勝利 小倉芝1200 12
トウケイイダテン 鮫島克駿  9/05 未勝利 小倉芝1800
ボンナヴァン 浜中俊  9/06 新馬 小倉芝1800
マコトシャムロック クリストフ・ルメール  8/16 新馬 札幌芝1800
レンベルガー 藤岡康太  7/04 新馬 中京芝1400
ロードランウェイ 福永祐一  7/19 新馬 中京芝2000

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

●阪神芝1800mコース解説

 フルゲートは18頭。春季開催(重賞競走を除く)時はフルゲート16頭。改装後に新設された条件。外回りのコースを使用。芝1600mのスタート地点からそのまま200mバックしたところがスタート。2コーナー出口付近のポケットからの発走で、内回りの芝1400mと同じ位置。外回りコースはマイル戦でもスローペースになりやすいのだから、当然ながら1800mはそれ以上。古馬のオープンクラスでも前半は流れが緩くなり、確実に上がり3ハロン、4ハロンの方が速くなる。決め手に自信があるタイプの馬でも、前がなかなか止まらないので直線一気では間に合わない。先行力の方が大事で、雪崩れ込みをイメージできる馬の方がいい。
 
有利な枠順 中枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 枠順、脚質
種牡馬ベスト ディープインパクト、ダイワメジャー、キングカメハメハ
連対騎手ベスト ミルコ・デムーロ、福永祐一、川田将雅、武豊、岩田康誠
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分48秒8
2歳未勝利 1分48秒0
2歳500万
2歳オープン
3歳新馬
3歳未勝利
3歳500万
古馬500万 1分48秒2
古馬1000万 1分47秒4
古馬1600万
古馬オープン 1分46秒9

●騎手は藤岡康太騎手 ほっさん評価「B+」

 今回のレンベルガーの鞍上は藤岡康太騎手です。レンベルガーの前走はお兄ちゃんの藤岡佑介騎手でしたが、現在怪我で治療中です。ならば弟の康太騎手なら、馬の特徴などの情報共有も密にできますし期待出来ますね。

 しかも藤岡康太騎手は先週僅か6鞍でしたが、

12日 土曜日

7番人気 4着
7番人気 3着

13日 日曜日

12番人気 18着
11番人気 1着
10番人気 1着
7番人気 9着

と絶好調でした。しかも勝った2鞍はメインと準メインです。

 昨年はディアデラマドレに騎乗して重賞を3つ勝ち、存在感を見せましたし、騎乗技術も年々磨きがかかっています。


 我が愛馬とは本年2月のクラージュシチー以来です。その時は断然の1番人気を背負い2着と取りこぼしましたが、馬の反応が思ったよりも悪かったという認識です。

 以前は、愛馬マデイラの1000万クラス戦に2度騎乗していただきましたが2着と6着。その後川田将雅騎手で1000万クラスを勝ち、浜中俊騎手で1600万クラスを勝ったことからもやはり馬の力を出し切れていないという評価でしたし、愛馬プリュムの時も1000万クラスでも3着4着と実績馬の降級戦で、1番人気に支持されますが、11着と上手くコントロールすることができませんでした。ただ、悪い時ばかりではなく5番人気のステップシチーを2着に持ってきていただいたり、9番人気のチャーミングシチーを2着に持ってきていただいたりと、私が事前の追い切りが良く、走ると思った時にはきちんと結果を残してくれる騎手です。

 昨年辺りから急激に力をつけていますし、そりゃ、超一流と比べてまだ頼りない面もありますが、期待出来る良い騎手だと思います。


 特に2011年1月のジョーカプチーノでのシルクロードステークス GVが印象的で、圧倒的1番人気に支持された逃げ馬である同馬が逃げ切れずに後方になったがジタバタせずに腹を括って直線勝負に賭け、32秒6の素晴らしい末脚を繰り出して圧勝。こういった思い切った騎乗も大変評価できます。


 2015年9月15日現在、JRA通算328勝、GT1勝(2009年 NHKマイルカップ ジョーカプチーノ)、重賞13勝。勝率6.7パーセント、連対率13.4パーセントと若干低いが、少しずつその数字は上昇している。

 昨年(2014年)は51勝。勝率7.6パーセント、連対率14.1パーセントと生涯成績を上回る活躍。本年(2015年)はここまで44勝、勝率7.6パーセント、連対率16.6パーセントと通算成績を上回る活躍。


 藤岡 康太(ふじおか こうた)は1988年12月19日生まれ26歳、日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属している9年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持したが、障害免許は一度も騎乗することなく返上している。現在はフリー。

 父は栗東所属の調教師の藤岡健一、兄の藤岡佑介もJRA所属の騎手。趣味は音楽鑑賞。座右の銘は「向上心」。

 2004年、4月にJRA競馬学校騎手課程23期生として入学。同期には浜中俊、宮崎北斗、丸田恭介らがいる。

 2007年、2月に競馬学校を卒業し騎手免許取得。卒業式後の祝賀会では「元気いっぱいで賞」を受賞。

 3月3日の中京第1競走でヤマニンプロローグに騎乗して勝利し、史上42人目のJRA初騎乗初勝利を挙げた。同馬は、かつて兄の佑介が騎乗していたが2着が最高だった。また、この日の騎乗回数8回は1996年の福永祐一、1997年の武幸四郎と並ぶデビュー日最多騎乗回数タイ記録となっている。

 11月25日に中京第9競走のレース中に最後の直線走路で急に内側に斜行し他馬の走行を妨害したために1位入線から7着に降着となり12月1日から9日までの開催日4日間、騎手免許取得以来初の騎乗停止となった。

 初年度は24勝で同期の中では最も勝ち鞍を挙げている(2位は浜中俊の20勝)。

 2008年、4月27日福島第3競走でゴールデンストームに騎乗しレース中の2周目4コーナーで前の馬に触れて馬が転倒して落馬した。その後の診察の結果、右鎖骨骨折、右肩挫傷、右肘挫傷、左肋骨挫傷、腹部挫傷と診断され、騎手免許取得以来初の落馬骨折を経験した。しかし、年間37勝を挙げた。

 2009年、ファルコンステークスをジョーカプチーノに騎乗して制し、重賞競走初勝利を挙げた。さらに同馬で5月10日のNHKマイルカップを制し、GT競走初勝利を挙げた(10番人気)。20歳4か月22日でのGT勝利はグレード制導入後では10番目のスピード記録。なお、兄・佑介よりも早いGT制覇となった。

 8月8日、オーストラリアのフレミントン競馬場にて行われた「アジアヤングガンズチャレンジ」に日本代表として出場し、35ポイントを獲得して優勝した。

 2010年、2月7日の中京第9競走でJRA通算100勝を達成。

 3月26日の早朝に胸の痛みを訴え、救急車で病院に搬送される。肺気腫(後の報道では自然気胸)と診断され、この週の騎乗予定をすべて取り止めて以後休養に入り、3月31日に手術。4月10日にいったん復帰したが、4月21日に再手術することになり、4月11日以降、再び休養に入る。5月25日から調教に参加し、6月5日に復帰した。復帰後の6月にマーメイドS GVを勝っている。

 2011年9月18日に持病の自然気胸が再発したため騎乗を取り止め、10月23日から11月29日まで治療のため静養していた。

 2013年2月27日フリーに転身。

 2015年3月22日、第2回中京4日目2Rで、8番ティーポイズンに騎乗し1着となりJRA通算300勝を達成した。



「センスや技術はひと息。レースの流れにうまく乗れないケースが目立ち、追いは腕を前に投げる感じで馬に力が伝わっていない。考えて騎乗しているので時にハマる。折り合いをつけようと丁寧に乗っている点はポイントが高く、レース展開を読んでソツなく適度なポジションにつけてくる。揉まれてタイトな競馬になると弱くて、内をこじ開ける勝ち方はあまり見られない。2011年はジョーカプチーノとシルクフォーチュンで追い込んで重賞を勝った。2010年8月29日の阿蘇S(小倉)では力のあるインパルコの鞍が回ってきた。単勝170円の支持を受けながらズブい同馬を動かし切れずに3着に敗れている。父である藤岡健一厩舎では兄の佑介と半々で任されている。全キャリアで2着と3着が多い。記者の取材に丁寧に答えてくれるのでコメントの信頼性は高い。」(2012年上半期・佐藤祐樹元地方競馬騎手)

 ほっさん愛馬での成績 (14戦0勝)
 
 2007年 3月11日 ダンシングシチー  3歳未勝利        中京芝1800m  15着/13番人気
 2007年10月14日 ステップシチー    500万下         京都芝2400m  2着/5番人気
 2008年 7月26日 グレイスシチー    3歳未勝利        小倉ダ1000m  9着/4番人気
 2008年 8月16日 グレイスシチー    3歳未勝利        小倉ダ1000m  6着/7番人気
 2010年 3月14日 チャーミングシチー 500万下          中京ダ1700m 2着/9番人気
 2011年 3月 6日 クリンゲルベルガー 500万下          小倉ダ1000m 7着/10番人気
 2012年 2月18日 マデイラ        500万下          京都芝1600m 12着/6番人気
 2012年 5月27日 フランベルジェ    3歳500万下        京都芝1600m 12着/11番人気
 2013年 7月28日 プリュム        500万下          小倉ダ1700m  11着/
1番人気
 2013年11月 3日 ジェットブラック    2歳新馬           京都芝1800m  6着/2番人気
 2014年 1月26日 マデイラ        北大路特別 1000万下 京都芝2000m  2着/5番人気
 2014年 2月 9日 マデイラ        壇之浦特別 1000万下 小倉芝2000m  6着/3番人気
 2014年 8月 3日 ジェットブラック    3歳未勝利         札幌ダ1700m  8着/4番人気

 2015年 2月14日 クラージュシチー  あすなろ賞 3歳500万下 小倉芝2000m  2着1番人気


愛馬チャーミングシチーと藤岡康太騎手。2010年3月14日。9番人気2着。

これ以降は2015年9月18日に作成

●追い切り情報(9月18日更新)

前走前 7月1日 栗東CW 不良馬場 一杯に追う

藤岡佑介
5F 67.8
4F 52.7
3F 38.8
1F 12.7[8]
ティーパフォーマー(2歳新馬)一杯の外0.1秒先着



9月6日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 58.1
3F 43.5
2F 29.2
1F 14.6


9月9日 栗東坂路 不良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 55.7
3F 40.7
2F 26.7
1F 13.6


9月13日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.3
3F 44.2
2F 29.1
1F 14.1


9月16日 栗東坂路 良馬場 強めに追う
1回
藤岡康太
4F 54.8
3F 39.9
2F 25.6
1F 12.5
 9月6日、ハロン15秒程度で追い切られました。新馬戦の勝ち馬シュウジは本日小倉2歳S GVも圧勝。2着馬も同レースで2番人気に支持されて4着でした。やはりかなりレベルの高い1戦だったようですね。次は相手が落ちますし、確勝と行きたいですね。

 9月9日、一杯に追い切られました。馬格のないこの馬が一杯に追い切れるというのは良いですね。動きはまだそんなに良いとは言えませんが、このひと追いで変わってくるのではないでしょうか。
 デイリー馬三郎では”反応平凡C”と厳しい評価です。
 以下は同日(9月9日)更新されましたクラブ公式HPレンベルガーの近況報告です。
「先週末は坂路で15−15強程度の時計を馬なりで出しています。NFしがらきでも時間をかけて調整してきて、15−15もコンスタントに取り入れていましたし、馬体も太目感なく仕上がっていますね。今朝は台風の影響で馬場が悪く、小柄なこの馬には堪えたと思いますが、それでもラスト13秒6ならよく踏ん張っていたと言えるでしょう。初戦の内容からも距離は延びて良さそうなので、今のところは来週の芝1800mを目標にするつもりでいます。馬体重は420キロ前後になるかと思います」(牧田師)19日の阪神競馬(2歳未勝利・芝1800m)に藤岡康騎手で出走を予定しています。
 ということで次走予定が9月19日 阪神3R 2歳未勝利 芝1800mであることが発表されました。更に鞍上は前走の兄の藤岡佑介騎手から、弟の藤岡康太騎手になることが発表されました。馬のクセなど伝達は万全でしょうし、兄妹共に期待の大きな騎手です。勝ち負けまでもって来て欲しいですね。

 9月13日、馬格のない馬ですが、しっかりと中間の日曜日も時計が計時されました。これだけしっかりと追い切られたらレースでも期待出来そうですね。

 9月16日、本番で騎乗する藤岡康太騎手に感触を確かめて貰いました。全体の時計もそこそこ速いですし、何よりも終い12秒5でしっかりと最後まで伸びているのが好印象ですね。良い状態だと思います。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。馬格がない馬ですが、先週は一杯に、今週は強めとしっかりと追い切られていることが良いですね。そして動きも2歳9月としては水準級だと思います。距離が持てば良い結果が出るのではないでしょうか。
 競馬ブックでは”スピード感十分”、デイリー馬三郎では”動き軽快B”と高い評価をいただいております。
 以下は9月17日に更新されましたクラブ公式HPレンベルガーの近況報告です。
「水曜日はジョッキーを乗せて坂路で追い切りました。先週は馬場がかなり荒れていて終いは動き切れていませんでしたが、昨日は走りやすい馬場状態でもあって、ラストもしっかりと反応してくれていましたよ。前半うまく折り合っていましたし、この距離にうまく対応してくれれば久々でも楽しみだと思います」(牧田師)「追い切りに乗せていただきました。とても軽いフットワークで、追ってからの反応がとても良かったですね。小柄な馬だけに外回りの1800mがどうかなという気持ちもちょっとありますが、カーッと行きたがるところもないですし、距離自体は十分こなせそうです」(藤岡康騎手)19日の阪神競馬(2歳未勝利・芝1800m)に藤岡康騎手で出走いたします。
 やはり牧田和弥調教師も藤岡康太騎手もいい手応えのようですね。お互いコースに不安があるようですが、ここを走れるのなら将来の選択肢が広がりますし、掲示板には載って欲しいですね。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ボンナヴァンは太目が残っていたが、それでもうまく立ち回って僅差。ひと叩きでの上積みは大きく、2走目でチャンス。テイケイレーヴはレースぶりに進境。まだ上積みあり。レンベルガー、マコトシャムロックも有力。


短評は「平穏」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
トウケイイダテン △△
ロードランウェイ
マコトシャムロック △△ △△
クリノサンスーシ
レンベルガー
ジュンレンパ
グッドプリン
テイケイレーヴ △△
ボンナヴァン
コウエイドルバコ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ボンナヴァン 3.0
テイケイレーヴ 3.4
マコトシャムロック 5.1
レンベルガー 7.5
ジュンレンパ 10.0
ロードランウェイ 12.6
トウケイイダテン 13.3
グッドプリン 17.9
テゾーロミノル 22.0
以下28倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
レンベルガー 61 61
ボンナヴァン 69 69
テイケイレーヴ 68 66 68
マコトシャムロック 61 61
ジュンレンパ 57 57
ロードランウェイ 55 55


デイリー馬三郎

本紙の見解

「馬体面での上積みは大きい▲×☆のワークフォース産駒だが、後肢の甘さは気掛かり。ここは◎ボンナヴァンで何とかなりそう。切れる脚はないが、センスのいい走りで今週の坂路も軽快な動き。伸びしろは大きい。2番手は○。〈吉田〉」

◎ ボンナヴァン
○ テゾーロミノル
▲ ジュンレンパ
× テイケイレーヴ
☆ マコトシャムロック
△ レンベルガー
△ コウエイドルバコ



レンベルガーは全13記者中 ◎(本命)印 2記者、〇(対抗) 3記者、▲(3番手評価) 1記者、×(4番手評価) 1記者、△(6番手以下評価) 4記者、無印 2記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

レンベルガー(5着)

 「思っていた以上にレースではゆったりとした走りでした。直線は外へ出して、追ってから反応してくれています。これなら距離が延びてもこなせそう。」(藤岡佑介騎手・競馬ブック)

 「パドックでは驚いて転んだりしていましたが、レースでは馬ごみでもひるまず、ゆったり走っていましたし、追ってからもいい伸びでした。本来は軽い馬場が合っている馬ですし、距離も延びていいタイプだと思います」(藤岡佑介騎手・ラジオNIKKEI)

 「すごく行儀のいい馬で、レースではゆったりと走っていました。距離は延びても楽しみですね。軽い馬場の方がいいかもしれません」(藤岡佑介騎手・デイリー馬三郎)

 「パドックでちょっとバタバタしたようですが、返し馬は問題ありませんでしたし、馬込みでも気にせずしっかり走ってくれました。それでも用心して直線は馬群から離して大外に持ち出したのですが、まったく気になりませんでしたし、追ってからしぶとい伸びでしたね。前半は思ったより追走に手間取りましたが、このレースぶりなら距離が延びても対応できそうです」(藤岡佑介騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「パドックで前の馬が暴れたのに驚いて転んでしまったのですが、おとなしく立ち上がってその後はずっと落ち着いて歩いてくれました。返し馬も落ち着いてこなしてくれましたし、レースでもむしろ行き脚がつかなかったぐらい。終いはしっかりと脚を使ってくれて、ジョッキーも、距離は延びてもいいかもしれないと言ってくれました。小柄な馬ですが小さく見せませんでしたし、ここでひと息入れてあげればまた馬も良くなってくれそうです。この後は、小倉を目指して一度放牧に出す予定です」(牧田和弥調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「仕上がる。パドックで他馬につられて立ち上がり、転倒。出負けして後方から。道中は折り合いをつけてジックリと。直線に向いてから大外に持ち出し、しっかり伸びた。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

レンベルガー

 「ダメージがあって放牧で立て直した。距離延長と良馬場で決め手勝負なら。」(牧田和弥調教師・デイリー馬三郎)

 「初戦はタフな馬場でも脚を使いました。小柄で仕上がりはいいですし、距離延長で持ち味を生かせる展開になってくれれば。」(牧田和弥調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 レンベルガーは5着だった新馬戦以来の2戦目ですが、その時の勝ち馬シュウジは3連勝で小倉2歳S GVを制覇。新馬戦2着馬レッドカーペットも小倉2歳で2番人気に支持され4着。新馬戦の3着馬も次走でアッサリ未勝利戦を勝ち上がっておりますし、なんとも重賞上位級の豪華メンバーの新馬戦でした。

 更にその新馬戦8着だった馬もすでに勝ち上がり小倉2歳Sに出走していました。

 ですので、レンベルガーは今回も上位の走りを見せてくれると思います。馬格がないものの、中間の日曜日もしっかりと追い切り時計を出せているのも良いですね。

 ただ、母クリンゲルベルガーは距離は1400mまでの馬でしたから、今回の1800mという距離は不安です。やはり1400mくらいがベストのような気がします。まずは明日の走りを見てからですね。

●当日は休日ですので現地応援に行く予定です

 前走の新馬戦は仕事で休みが合わず中京まで行けなかった私ですが、今回はちょうど休日に出走してくれますので、レンベルガーの勇姿を見に阪神競馬場に行きたいと思います。口取りは今回は申込みませんでした。

 レンベルガーがどんな馬体で、パドックでどんなふうに周回しているのか楽しみですね。そしてどんなレースを見せてくれるのか。

 夜、パドック等、写真をアップしたいと思っております。

これ以降は2015年9月20日に作成(一部24日加筆)

●パドック

 当日は口取りの権利を取らず競馬場に行きました。写真は全て撮影順です。


デビュー戦は仕事で行くことが出来なかったレンベルガー。ようやく初対面。



やはり小柄だが、その分可愛らしく感じました。



気になる馬体重は前走と同じく418キロ。単勝オッズを見ると6番が1番人気てすが、これは実はまだ前のレースの分が残っているだけです。



2分後単勝オッズが3Rの分に変わりました。それでも10時28分現在ななんと2番人気です。・・・と言っても9.3倍と1番人気とは大きく離されていますが。



大人しく、お利口さんに周回していました。煩い馬が多い我が軍団では異色の存在です(笑)。



小柄ながら馬体は評判通り良かったですね。そして毛づやや雰囲気も良かったです。



前から。



とまーれーの直後。私好みのなかなかの筋肉。



この日はこの1鞍ということもあって、牧田和弥先生登場。



メチャメチャ笑顔の牧田和弥先生。



少しその肉をレンベルガーに分けてあげてください。



その後も最後まで一緒について回る超ゴキゲンの牧田和弥先生。ただ、引き手の方は終始こんな表情でしたが。

●本馬場入場



前の2Rに騎乗し、かつ勝っていた(ちなみに我が軍団に縁のある西村真幸厩舎の馬で)のでパドックには来なかった藤岡康太騎手。



本馬場に入っていくところです。



いやぁ〜、ここから見てもいい馬体です。



立ちはだかるマツクニセンセと、如何にも怖そうな藤原英昭先生(馬のすぐ後ろ)。



厩務員さんに引かれてトコトコと。



返し馬直前まで丁寧について行きます。



ううーん、イマイチのタイミング。



返し馬、メチャアップ。頼むぞ!!

●レース 



レンベルガーのスタートはやや出負けします。競馬ブックでも1馬身差の出遅れという評価です。



ただ、芝のレースですし、初戦も後ろから脚を伸ばしてきましたので、私もそんなに慌てません。



道中は前から10番手。常に最内を距離ロスなく進みます。



折り合いは前走同様ガッチリとついて騎手曰く、乗りやすい馬ということです。



さあ、ペースが上がって来ました。



4コーナー。レンベルガーは手応え十分。



直線で4番と8番の間を割るレンベルガー。



ですので、写真では馬の顔と藤岡康太騎手のお尻の一部しか見えません(T_T)。



こりゃ仕方なし。



ターフビジョン。4番と8番の間を割っていくところ。



見事に間を割って前に出ます。



しかし、先に抜け出していた勝ち馬には及ばず。



勝ち馬がゴールインするところ。



レンベルガーは2着!!



その他大勢の皆さん。



確定しました。時計はたいしたことはないですが、かなりのスローペースでしたからねぇ。良いですねぇ。掲示板の上位っていうのは。



ななんと、単勝10倍見当の馬が複勝540円。ごっちゃんですm(_ _)m。

●時計の評価

 今回のレンベルガーの走破時計は1分50秒1良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分48秒3、勝ち馬の走破時計は1分49秒8でした。

 かなりのスローペースでしたし、走破時計が遅いことは気にすることはありません。そのスローペースを後ろから追い上げ、直線だけで9頭もごぼう抜きできたことは高く評価して良いと思います。

●レース後の騎手・調教師のコメント

レンベルガー(2着)

 「スタートがもうひとつだったし、外回りでもありリズムを崩さないように運びました。折り合いもついて、狭いところからでも脚を使ってくれましたね。距離は1800メートルでも問題ありません。」(藤岡康太騎手・競馬ブック)

 「一度実戦を経験したあとですが、テンションが上がるようなこともなく、いい雰囲気でレースに臨めました。道中はもう1列前で進められればベストでしたが、スタートがもうひとつだったので、外回りコースということも考えて無理にポジションを取りに行かずじっくり構えました。直線は狭いところも怯まずしっかり割っていい脚を使ってくれましたし、この距離もまったく問題ありません。折り合いもスムーズでしたし、とても乗りやすい馬です」(藤岡康太騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「スタート後、前に入られて動くに動けないところはあったようだけれど、じっくり進めて終いあれだけしっかりと脚を使ってくれましたし、収穫はあったレースでした。数字以上に大きく見せますし、直線では馬群に怯まずなかなかいい根性もありますね。このあとは馬体に問題なければこのまま使っていくつもりです」(牧田和弥調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

レンベルガー(2着)

 「スカッとした仕上がり。スタートで出遅れて後方から。3〜4角では内を突いてコーナーワークで距離を稼ぎ、ここでの手応えは十分。直線のテイケイレーヴの通ったあとを追うようによく伸びてくる。距離が延びて良さが出た。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金は200万円。内国産馬奨励賞が40万円。特別出走手当が39.9万円。合計279.9万円。1口で割りますと4500円程度になると思われます。

●今後の展望

 いやぁ〜、母があの短距離しか走れないクリンゲルベルガーですから、芝1800mのしかも阪神のように外回りはどうかという思いもありましたが、素晴らしい走りでしたねぇ。なんと言っても終いの伸び脚が素晴らしいです。元々母同様芝の短距離で2、3勝してくれれば金額的にも万々歳と思っていたレンベルガーですが、主場の芝1800mでこんなに走れるのなら、暮れの朝日杯や皐月賞なんてGTも意識しちゃいますよねぇ(笑)。

 それもこれもまずは1つ勝つことですね。次走は相手の見る目も変わってくるでしょうし次が特に大切ですね。

●最後に

 初戦のメンバーの層の厚さから馬の能力に対する自信はありましたが、私もこの距離は母をよく知るだけに最後の坂で失速するかもという思いも少なく無かったですから今回の強い内容での2着というのは本当に嬉しいですね。

 正直、愛馬だった母クリンゲルベルガーに対する思い入れだけで購入した馬。1つでも勝ってくれればくらいの気持ちで購入しました。牡馬で募集価格1200万円とキャロットクラブにしては破格値でしたし、何か問題点でもあるのかと思っていましたが、特に小柄過ぎることくらい以外は問題ないようです。昨年募集馬ツアーに行った方々の情報では、とにかくスタッフはレンベルガーの馬体の良さを絶賛だったということで走る雰囲気はあったんですよね。

 特に今年は2頭しか出資しておらず、今のところもう1頭のグルーヴィタイムがあまりにも調教で動かず怪しい匂いがしておりますから、このレンベルガーが少なくとも勝ち上がれそうだということは有り難いことです。

 今回は現地で1人の予定でしたのでレース中やウィナーズサークルの写真が撮れないと思い口取りは申し込みませんでしたが、次は休日が合うのなら口取りを申し込んで行きたいですね。今回は藤原英昭厩舎のボンナヴァンが強そうだと思っていましたし(結果的に6着でしたが)、レンベルガーは勝つまではという思いもありました。3着以内なら言うことナシと内心思っていましたから、それも口取りを取らなかった1つの理由です。2着というのは私の中では想像以上です。


 あとはもう少し体が増えてきてくれればと思いますが、小柄なところがまた可愛いんですよね。現地で会えて良かったです。さあ、早めに勝ち上がって朝日杯GTを意識したいぞ!!頑張れレンベルガー!!

最後までご愛読ありがとうございました

2015年7月15日立ち上げ 9月3日、7日、9日、14日、16日、17日、18日、19日、24日加筆
レンベルガーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2015年 7月 4日 デビュー戦 2歳新馬 中京芝1400m (5着/7番人気) ルクソール様撮影現地写真多数掲載

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