レンベルガー(クリンゲルベルガーの13) デビュー戦


キャロットクラブ出資愛馬第26号は、母で愛馬だったクリンゲルベルガーへの愛着からのみ購入した1頭。はっきり言って走る走らないは完全度外視。初の母馬優先権行使のはずが、第一次募集では満口にならず事実上意味なし(笑)。

母は500万クラスで一杯一杯だった馬だし、本馬が未勝利クラスを脱出できるかどうかも微妙。未勝利引退だったとしてもいいのだ。牡馬で募集金額1200万円は母をも凌ぐ超安価な値付けなのだから。

この馬がもしかなり走っても、それは私の馬見ではない。ただ、牧場見学ツアーでは関係者から”かなり良い馬”と評価が高かったと聞く。まずは1つくらいは勝って欲しい。


父はなんとも微妙なアンライバルド。厩舎はグリューヴァインの牧田和弥厩舎で、ここは私の評価は高い。


クリンゲルベルガーの13を徹底分析。

また、購入に至った経緯を掲載。

ここまでの近況経過。

競走馬名がレンベルガー(Lemberger(独語) 赤ワインに使用される黒ブドウの品種。母名より連想。)になりました。

6月2日にNF天栄へ向けて出発しました。

6月4日に栗東トレセンに入厩しました。

6月11日にJRA競走馬登録が完了しました。

6月12日にゲート試験に一発合格しました。


予定通り7月4日 中京5R 2歳新馬 芝1400m 混合に出走!!

フルゲート18頭のところに想定数は14頭。信頼できるクラブ公式HPでも出走可能Aのジャッジで出走は確実だろう。結局13頭で確定。

鞍上は調教からを藤岡佑介騎手に依頼。私とは抜群の相性の騎手で、同じコンビでグリューヴァインも勝ち上げていただいた。当然今回も期待は大きい。


5着/7番人気。

直前パドックで前の馬が暴れるのに驚いて転倒し、ハラハラさせたが無事完走。臆病のようでレースでも心配したが、教育上手の藤岡佑介騎手は馬群を経験させ、直線ではそんな性格なので大外にまわし、周囲に他馬のいない楽な状況の中、しっかりと脚を引き出してくれた。

最速上がりを繰り出し直線で4頭交わす。スポニチにて”中京の開幕日に好素材が集結した”と言わしめるレースで13頭立ての5着と上位は悪くない。レンベルガーの走破時計も競馬ブックの良馬場推定タイムよりも稍重馬場で上回るタイム。結果的にハイレベルな一戦だったと言える。


レース回顧と時計の分析、レース後の藤岡佑介騎手と牧田和弥調教師のコメントを掲載。

ルクソール様撮影現地写真多数掲載。

(2015年7月8日完結)

2014年11月14日立ち上げ

●クリンゲルベルガーの13を購入

 2014年末現在は重賞ウィナーで3勝馬のバウンスシャッセ、4勝のグランデアモーレ、3勝のフロアクラフトと芝の中距離を走れて2歳早期から始動できる素晴らしい牝馬に恵まれている我がほっさん愛馬軍団。これらの子どもを母馬優先権で獲得し、その子でクラシック出走や制覇を目指すことが私の大きな目標です。

 やはり自分の愛馬だった母馬は愛着が特別ですし、キャロットクラブには母馬の出資者に対して優先的にその子を獲得できる母馬優先権があります。

 今現在は母馬優先権を使用できる馬はスウェプトオーヴァーボード産駒のシャンスイとクリンゲルベルガーの2頭です。本年度はどちらも13年産産駒がキャロットクラブで募集されましたが、シャンスイの産駒は全体的に値付けが高く、しかも私の中ではどちらも500万クラスで一杯一杯でしたが、まだクリンゲルベルガーの方が2勝目を挙げ、1度だけですが1000万特別でも3着に入ったように能力があると思っています。

 その能力が高いと思っているクリンゲルベルガーの産駒の方が、父の違いはあるにせよ、はるかに安価な金額で募集されているわけですから、これはこちらに飛びつくに決まっています。ましてやシャンスイは関東所属で1度も走りを生で見たことはないのに対し、クリンゲルベルガーは何度も現地で応援した記憶にも多く残っている愛馬です。また2勝目の時は口取りにも参加出来ました。そんな思い入れの深いクリンゲルベルガーの初子が募集されているわけですから、私は馬体も血統も度外視で、とにかく”欲しい”の一心だけで購入を早々に決定していました。

 また、母馬優先権も1度行使したいと思っていましたから、結果的に第一次募集で満口にならなかった為に母馬優先権云々はあってもなくても関係がなかったのですが、母馬優先権を使えたのだと自己満足もあります。


 そんなこんなで、父アンライバルドは走るのか?や、母は500万クラスで一杯一杯だった馬で産駒もせいぜい勝って1つくらいや、私が懸念する小柄過ぎる馬体で成長力に疑問など様々な走らない要素はありますが、別に未勝利引退でも良いので衝動買いをしました。牡馬で募集金額1200万円は母をも凌ぐ超安価な値付けですから。値付けの正しいキャロットクラブではまず”全く走らない価格帯”の馬ですもんね。

 万が一この馬がかなり走っても、それは私の馬見ではありません。ただ、牧場見学ツアーでは関係者から”かなり良い馬”と評価が高かったとお聞きします(ツアー参加者様の情報より)。できればは1つくらいは勝って欲しいですね。


 そんなこんなでクリンゲルベルガーの13を購入!!ご一緒の保護者の皆様、よろしくお願いいたします。

●クリンゲルベルガーの13のほっさん評価

 では、クリンゲルベルガーの13の詳しい分析です。

 父   アンライバルド アーニングIDX 1.00 評価 B−
 母   クリンゲルベルガー 2勝          評価 C
 母父 スウェプトオーヴァーボード         評価 E
 兄弟  初子                     評価 B−
 生産牧場 ノーザンファーム            評価 S
 調教師 牧田和弥                  評価 E

 馬体                          評価 B+
 募集総額 1200万円 牡馬
 
 総合評価 1.81 評価 D


 父アンライバルドは父は2003年の2冠馬ネオユニヴァース。母系は優秀で、半兄にフサイチコンコルド(ダービー)、ボーンキング(京成杯)、甥にリンカーン、ヴィクトリー。本世代が初年度産駒。その為にアーニングIDXは平均である1.00を代入。

 アンライバルド (Unrivaled) とは日本の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍は2009年皐月賞。馬名は“匹敵する者のない、無比の”という意味である。ネオユニヴァース初年度産駒の1頭であり、サンデーレーシングでは総額6000万円で募集された。

 2008年10月26日、鞍上に岩田康誠を迎え京都競馬場でデビューした。このレースには後に牡馬混合GTレースをいくつも賑わせた牝馬ブエナビスタや東京優駿2着馬リーチザクラウン、菊花賞馬スリーロールスといった強豪が出走していたが、好位から直線で抜け出すとリーチザクラウンに1馬身1/4差をつけて勝利した。このレースは後に”伝説の新馬戦”と呼ばれることとなる。

 2戦目となった京都2歳ステークスでは、直前のレースで岩田康誠が落馬負傷したため、急遽川田将雅に乗り替わりとなった。道中折り合いがつかず、直線で伸びを欠いて3着に敗れた。

 2009年1月24日の若駒ステークスでは、再び手綱が岩田に戻り、直線で末脚を伸ばすと、メイショウドンタク以下に3馬身半の着差をつけ快勝した。さらに、3月22日のスプリングステークスに出走。中団追走から直線で一気の伸び脚を見せ、レッドスパーダに半馬身差をつけ重賞初制覇を飾ると共に、皐月賞への優先出走権を手に入れた。

 4月19日、皐月賞に出走。8枠16番からの発走となった。レース前の各新聞紙面にはロジユニヴァース・リーチザクラウンとの三強の争いとの見方が強かったが、折り合いを欠いたリーチザクラウンは直線入り口で失速、中団やや前方につけていたロジユニヴァースも第4コーナーで早々と馬群に飲み込まれた。アンライバルドは中団後ろでの競馬から直線半ばで前にいる馬をまとめて交わし、残り200m程で抜け出して先頭に立つと2着のトライアンフマーチに1馬身半の着差をつけ快勝した。

 2冠制覇を目指し5月31日、日本ダービーへ出走。大雨の影響で40年ぶりとなる不良馬場での開催となった。皐月賞1着ということもあり単勝2.1倍の1番人気に支持された。レースはジョーカプチーノが極度の不良馬場にも関わらず前半1000mを59.9というハイペースで逃げる展開になり、中団後方に待機し直線での末脚勝負に出たが、前走まで見せていた瞬発力を発揮することなく後方のまま12着に敗れた。

 休養を挟み、9月27日の神戸新聞杯に1番人気で出走。レースでは中団追走から最後の直線で追い上げてくるものの伸び切れず4着に敗れた。

 10月25日の菊花賞ではスタート直後の第3コーナーでつまずくなどスムーズに走れず、直線では伸びずに15着に敗れた。この後はジャパンカップ出走を見送り、鞍上が岩田からミルコ・デムーロに乗り替わり、12月27日の有馬記念に出走した。道中は中団からレースを進めたが、既に4ーナー付近から位置取りが下がり始め、15着で殿負けとなった。レース後、山元トレーニングセンターへ放牧に出されていたが、2010年1月5日に左前浅屈腱炎を発症していることが判明した。社台ホースクリニックにて幹細胞移植手術を受けたのち、長期休養となった。2010年はそのまま一度も出走することなく終わっている。

 20115月28日の金鯱賞で復帰。レースでは3・4番手に控える形となったが直線で伸びを欠き5着。その後、9月25日のオールカマー出走を目指して休養先の牧場で調整が行われていたが、調整中に再び左前脚に屈腱炎を発症した為に友道康夫調教師が8月17日に現役引退を発表した。引退後はブリーダーズ・スタリオン・ステーションで種牡馬入りする。


 このアンライバルド産駒が走るのか走らないのかと言われれば、基本走らないと思う。クラシックで活躍したりGTを制することはないだろう。もっともそれは繁殖牝馬の質も相当悪いということは多分にある。ただ、2、3勝を挙げる程度の産駒は何頭も出るだろうし、クリンゲルベルガーの13は1つ勝ってくれれば十分満足の馬。こういう安価な父だからこそ、本馬が牡馬で募集総額1200万円とキャロットクラブでは破格値で登場するのだろう。

 2012年の種付け料は80万円だった。



 母のクリンゲルベルガー(2006年生まれ)は、26戦2勝。芝1200mの新馬戦を2着に8馬身差をつけて圧勝するも続く福島2歳Sでは2番人気も13着と大敗。その後ダートで2着というのはあるが、結局芝1200mで2勝目。1000万特別で3着(14番人気)が最高も500万クラスに降級してからは全く歯が立たず、結果的に1勝が精一杯程度の能力だった。

 しかし、私の記念すべきキャロットクラブ愛馬第2号馬(第1号はシャンスイ)で久々に新馬戦勝利の美酒を味わわせてくれた孝行馬(シャンスイも初戦勝ちだが、未勝利戦デビュー)。そして2勝目の時には口取りも参加たせていただいた思い出深い馬。

 写真や当時の状況などは全て保存してあるので、こちらをご覧ください。



 母父のスウェプトオーヴァーボードはまだ実績がなくこれから順位を上げてくるだろう。主なBMS産駒は本年白菊賞を勝って2勝目を挙げたアスカビレンくらい。



 兄第は初仔なのでいません。初仔は小柄に出るなど心配もあるが、基本的に母の若い時の産駒でポテンシャルが高く、良い仔がでる確率が高いと私は考えます。実際、GT5勝の愛馬エスポワールシチーも母の6歳の時の初仔でした。
 母が仔出しが良いとは限りませんしわかりませんが、私は産駒実績のある高齢の母の仔よりも実績はなくても若い母の仔が欲しいですし、今回も当然大きな期待をしております。



 生産牧場のノーザンファームは、1994年1月、社台ファーム分割により「社台ファーム早来」が「ノーザンファーム」となり誕生した。
 トップレベルの牧場として「世界に通用する強い馬づくり」を実践。社台グループの中核として、数多くの名馬を生産・育成しています。JRA生産者収得賞金は、2004年〜2008年、2011年〜2013年が1位。2009年〜2010年は2位(1位は社台ファーム)とまさに日本の頂点を極める牧場と言っても過言ではない。2014年現在は1位。
 屋内外2つの坂路コース、1周800mの周回コースなど充実した設備を誇るノーザンファーム早来。育成・調教の専門牧場として直線1200mの坂路コースを備えるノーザンファーム空港牧場。さらにはノーザンファームイヤリング等、施設は広大かつ最新、日々弛まぬ進化を続けている。
 活躍馬をあげると切りがないが、ディープインパクト(牡馬3冠他)、キングカメハメハ(日本ダービー他)、ヴァーミリアン(ジャパンカップダート他)、カネヒキリ(ジャパンカップダート他)、シーザリオ(オークス他)、ジャングルポケット(日本ダービー他)、トゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯他)、ブエナビスタ(ジャパンカップ他)、ラインクラフト(桜花賞他)など。
 日本屈指の生産牧場で、育成施設、優秀な人材とどれをとっても日本のトップです。その実力は疑う余地はありません。私もこれが魅力でキャロットクラブに入ったようなものですから。



 預託厩舎は牧田和弥厩舎です。牧田和弥(まきた かずや)は1972年3月4日生まれの42歳。日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属する元騎手で5年目の調教師である。

 1990年、JRA競馬学校を第6期生として卒業して騎手免許を取得し、中村好夫厩舎からデビュー。同期には江田照男、浜野谷憲尚らがいる。平地競走初騎乗は1990年3月3日、阪神競馬第2競走のヤマノタイカイで、8頭立ての3着。平地初勝利は1990年3月18日の阪神競馬第1競走のヤマノタイカイで挙げた。デビュー8戦目でのことだった。

 障害競走初騎乗は1995年1月8日、京都競馬第5競走のスーパークレネットだったが、競走中止。障害初勝利は1995年2月11日の京都競馬第5競走のダイカツストームで挙げた。

 1991年3月17日、中京記念でミヤジペガサスに騎乗し平地重賞初騎乗(11着)。1995年9月3日、新潟3歳ステークスでタヤスダビンチに騎乗し平地重賞初制覇。1995年9月16日、京都障害ステークス(秋)でロングシリウスに騎乗し障害重賞初騎乗(競走中止)。199年9月25日、阪神ジャンプステークスでヒサコーボンバーに騎乗し障害重賞初制覇。

 2005年3月20日をもって騎手免許を返上し引退。加藤敬二厩舎の調教助手に転身した。

 2010年2月に調教師免許試験に合格。3月1日より技術調教師として活動。2011年3月1日付けにて調教師として新規開業。


 2014年12月4日現在、JRA通算47勝、勝率4.9パーセント、連対率11.3パーセント。重賞未勝利。

 昨年(2013年)は15勝、勝率6.6パーセント、連対率14.4パーセントと低迷。しかし、今年(2014年)は現在7勝、勝率2.7パーセント、連対率9.8パーセントと苦しい状態が続いている。

 自身が障害戦のジョッキーだったこともあり、障害戦にも預託馬を積極的に使っている。


 騎乗依頼は勝負騎手は岩田康誠、幸英明、浜中俊、松山弘平、各騎手などリーディング上位の騎手を乗せてくれる。


 まだまだ調教師のしての経験が浅く、不安な面は多いが、比較的いい騎手を乗せてくれる印象と年間15勝程度のまずまずの勝ち数などから、期待している。また昨年購入したマルティンスタークの12(グリューヴァイン)もこの厩舎だが、今の所使い方や騎手の選択等には満足している。



 馬体は、母同様馬格はない。牡馬で募集段階で馬体重402キロはかなり危険水域。しかし、馬体はかなり良く、気になる繋ぎは角度長さ共に問題なし。背中のラインが良く、筋量もあり、クビも太くしっかりとしている。馬体に関しては牧場でもかなり高評価だった模様(募集馬見学ツアー参加者の方からの情報)。



 総合評価1.81「B+」と正直低いです。いいところと言えば募集金額の安さと生産牧場。そして馬体です。逆に重要なファクターである種牡馬、母父と言ったところが低く、厩舎もまだ5年目で実績が少なくなんとも総じて大物感は一切ございません(笑)。いいんですよ。元々1つ勝つか否かの馬だと思っているわけですから。

 競馬場で会える日を楽しみにしているゾ、クリンゲルベルガーの13!!

これ以降は2015年1月30日に作成

●ここまでの近況経過

2014月10月31日

 跨ってみると馬体には柔らかさが備わっており素質の一端が垣間見られます。

2014月11月28日

 馬体の各パーツはバランスよくまとまっていますので、キャンターのフォームには無駄がなくスムーズな加速を見せています。

2014月12月26日

 坂路では行きっぷりのいい走りを見せています。
 1月30日現在で、大物感はないものの、母同様スピードはありそうなコメントがいくつか出ています。もう1頭の愛馬ルミナスグルーヴの13がコメントがさっぱりですから、少しでも良いコメントをいただけるのは嬉しいですね。確かに北海道での見学ツアーでもこの馬はいくつか名前が出て話題になっていたようですが、ルミナスグルーヴの13は一切そう言った”走りそう”という話を聞いたことがありません。血統的にはルミナスグルーヴの13の方が期待が大きいんですけどね(苦笑)。

これ以降は2015年2月20日に作成

●競走馬名がレンベルガーになりました

 2015年2月19日に発表されましたクリンゲルベルガーの13の競走馬名はレンベルガー(Lemberger(独語) 赤ワインに使用される黒ブドウの品種。母名より連想。)になりました。

 なかなか覚えにくかった母の名前から随分と簡単な名前になりました。もう覚えちゃいましたし、クリンゲルベルガーの子だとわかりやすいので良い名前ですね。ちょっとレントラーに近い感じはありますが(笑)。

これ以降は2015年6月2日に作成

●6月2日にNF天栄へ向けてNF早来を出発しました

 以下は6月2日に臨時更新されましたクラブ公式HPレンベルガーの近況報告です。

2日にNF早来を出発し、NF天栄に向けて移動しました。この後は体調を見ながらトレセン入厩に向けて態勢を整えていきます。「この中間も体調は安定しており、いい流れで調整を進められていることから、牧田調教師と本州移動の相談をした結果、このタイミングで移動することに決まりました。まずはNF天栄まで移動する形となりますが、初めての長距離輸送となりますから、入厩に備えて慎重に状態をチェックしてもらうことになるでしょう。トレセンで持ち前のスピードに磨きをかけてもらって、デビューする日を楽しみにしたいと思います」(早来担当者)

 ということで、レンベルガーは6月2日に北海道を脱出し、ノーザンファーム天栄へ向けて移動を始めたということです。

 なかなか馬体重が増えてこない小柄な馬で、そうなると他馬の成長していない2歳戦が勝負になりますから、この早めの移動は嬉しいですよね。早くゲート試験に合格してデビュー戦を迎え、とにかく1つ勝ってしまいたいですね。これまでの近況コメントからも相当にスピードはありそうですし新馬戦を8馬身千切って圧勝した母同様芝1200m辺りで良いところを見せて欲しいですね。楽しみです。


 レンベルガーの牧田和弥先生は愛馬グリューヴァインでもお世話になっていますが、早い段階で1つ勝たせてくれました。比較的良い騎手を確保してくださいますし、抽選に弱いのが残念ですが(笑)、今までよくやってくださる良い先生だという印象です。期待しています。

これ以降は2015年6月4日に作成

●6月4日に栗東トレセンに入厩しました

 6月4日に臨時更新されましたクラブ公式HPレンベルガーの近況報告によりますと、レンベルガーは6月4日に栗東トレセンに入厩したということです。

 天栄で”慎重に状態をチェック”して貰うということでしたから、まだまだ天栄で足止めされるのかと思っていましたが、ほぼ北海道から直行で関西まで来た感じですね。それが出来るということは輸送に対してはそんなに苦にならないということが言えそうでそれは有り難いですね。

 この日、愛馬グリューヴァインが突然のしがらき放牧。理由はあと1、2週は除外濃厚だからということですが、それなら先週の前走後に権利が獲れなかった時点で放牧に出せば良かったわけです。今週の想定にもグリューヴァインは入っていましたし、昨日はしっかりと追い切っていました。当然続戦と誰もが思っていました。その馬が出馬投票もせずに放牧。その情報だけなら解せないですが、レンベルガーが入ってくるということであれば、グリューヴァインが馬房を譲るために放牧に出た事が解ります。

 もっとも、私のようにどちらも所持しておれば、それで納得ですが、グリューヴァインしか所持しておられない方は納得しかねる話だと思いますが・・・。

 何度も書きますが、レンベルガーは馬格がないので他馬がまだ成長仕切っていない2歳戦が勝負と思っています。早くゲート試験に合格してデビュー戦を迎えて欲しいですね。そしてスピードの違いで圧勝して欲しいですね。とにかく1つ勝たなければ。

これ以降は2015年6月13日に作成

●6月12日にゲート試験に合格しました

 以下は6月12日に臨時更新されましたクラブ公式HPレンベルガーの近況報告です。

12日にゲート試験を受け、無事合格しました。「昨日までの練習では、駐立まで文句なしにできるようになっていたので、ここからは試験も練習もやることは一緒ですし、今朝試験を受けさせていただきました。まだ発馬は不安定ですが、全体的に合格ラインには達しており、無事パスすることができました。この後は馬の状態を見てこのまま進めるかどうかを考えていきます」(牧田師)

 ということで、レンベルガーは6月12日にゲート試験に一発合格したということです。まずは最初の関門を無事突破して良かったですね。

 馬格のない小柄な馬なので、出来るだけ早くデビューして1つ勝っておきたいところですがどうなるでしょうね。小柄ですが、北海道から一気にここまで来ましたし、案外タフですよね。これは有り難いことです。

これ以降は2015年6月15日に作成

●6月11日にJRA競走馬登録が完了しました

 6月15日に発表されました6月11日登録分のJRA競走馬登録完了馬133頭の中にレンベルガーの名前があり、競走馬登録が完了しました。

 これにより、追い切りの情報が入ってきますので、これまでのゲート試験の時計などもわかるようになります。また、入退厩情報なども迅速にわかるようになります。

 さて、調教でどんなスピードを見せてくれるのか楽しみですね。

これ以降は2015年7月1日に作成

●追い切り情報(7月1日更新)

6月12日 栗東E 不良馬場 ゲート強め
ゲート
助手
13.2
13.8


6月17日 栗東芝 稍重馬場 馬なり余力

助手
6F 85.3
5F 69.7
4F 54.7
3F 40.7
1F 13.6[4]
セレッソプリマベラ(2歳新馬)馬なりの内クビ遅れ


6月21日 栗東坂路 不良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 60.1
3F 43.9
2F 28.5
1F 14.3
カシノハリウッド(古馬500万下)馬なりを0.2秒先行同入


6月24日 栗東CW 稍重馬場 一杯に追う

藤岡佑介
6F 84.6
5F 68.2
4F 53.3
3F 39.4
1F 12.4[6]
セレッソプリマベラ(2歳新馬)一杯の内0.4秒先着


6月28日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 60.5
3F 43.5
2F 28.5
1F 14.3


7月1日 栗東CW 不良馬場 一杯に追う

藤岡佑介
5F 67.8
4F 52.7
3F 38.8
1F 12.7[8]
ティーパフォーマー(2歳新馬)一杯の外0.1秒先着
 6月12日、競走馬登録されたことでゲート試験合格時の時計が出てきました。遅くもないですが、思ったよりも速くはないですね。もっと2ハロン目で11秒台でも出ているのかと思いました(笑)。ただ、さほど練習していない状態での合格ですし、これから更にゲートの練習をすればもっと速くなるでしょうから、心配はしておりません。それよりもゲート試験に1発で合格したように、ゲートを苦にしないのであれば、それは大きなアドバンテージとなりますし、有り難いですね。

 6月17日、芝で長めに追い切られました。
 以下は6月17日に更新されましたクラブ公式HPレンベルガーの近況報告です。
17日は栗東芝コースで追い切りました。「先週ゲート試験を合格してからも特に反動はなく、順調に乗り込みを続けられています。これならこのままデビューに向けて進めていけそうです。今朝はちょっと馬場が重めだったので、芝コースに入れて3頭併せで15−15強め程度の調教を行いました。ほぼ馬なりで、6ハロン85秒台、ラスト1ハロンは13秒6程度ですから、まだ脚慣らしという段階ですが、来週はビシッと強く追ってみようと思っています。予想以上にスッとゲート試験をパスしてくれたので、気持ちの面もイライラするようなこともありませんよ。来週の追い切りを見て、どのあたりで使っていくか考える予定です」(牧田師)
 実質1本目の時計ですし、数字をどうのと議論する必要はありません。ここから本数を乗り込んで行って、どこまで時計が詰められるか、どんなパフォーマンスを見せてくれるのかが大事ですね。来週それなりに追い切るようですしそこは注目したいですね。

 6月21日、15−15程度ですが、格上馬に胸を借りました。併せで追い切れていると言うことは順調ということですし、まずは安心ですね。水曜日の強めに追ってどのくらいの動きを見せてくれるかですね。凄い動きなら嬉しいんですけどね。

 6月24日、本番で騎乗する藤岡佑介騎手に一杯に追いきられました。全体の時計はたいしたことはないですが、終いは12秒4と最後までしっかりと伸びていて好感触ですね。同じ2歳の併走相手にしっかりと先着しています。
 競馬ブックでは”中併走で動く”と高い評価。デイリー馬三郎では”仕上十分C”と言葉の割りに評価は低く、血統が加味されているものだと思われます。
 以下は本日(6月24日)更新されましたクラブ公式HPレンベルガーの近況報告です。
「今朝はCWコースで3頭併せを行いました。まだトモが甘く、特に左手前に替わると反応が鈍くなっていたのですが、先週の追い切りでだいぶ芯が入ってきたようで、今朝はそのようなことはなかったようです。欲を言えば追ってからもう少しグッと沈んでくれればいいのですが、それでも6ハロン84秒台、ラスト1ハロンも12秒台をマークして最先着と水準以上の動きはしてくれました。これなら、来週の競馬を目標にしていけそうですよ」(牧田師)「今朝、追い切りに乗せていただきました。とてもフォームがきれいで、乗りやすい馬ですね。まだ全体的に力が付き切っていない感じはありますが、今週ウッドコースで長めに追ったことでまた変わってきてくれるでしょう。開幕週の軽い芝はいいと思います」(藤岡佑騎手)7月4日の中京競馬(2歳新馬・芝1400m)に藤岡佑騎手で出走を予定しています。
 牧田和弥先生も”水準以上”とのジャッジで期待出来ますね。そしてデビュー戦の予定が発表になりました。7月4日 中京5R 2歳新馬 芝1400m 混合を藤岡佑介騎手で予定と言うことです。この週は日曜日にも1600mがあり、私は5日が休日でしたのであわよくばと思っていましたが、そりゃ、距離は短いほど良いですよね。
 鞍上は同じ厩舎の愛馬グリューヴァインを勝ち上げてくれた私とは抜群に相性の良い藤岡佑介騎手でこれまた楽しみですね。次週、更に動きが良化するなら勝ち負けも期待してしまいますが、どうでしょうね。

 6月28日、終いで少し意図よりも時計を要してしまいました。来週が出走なので、うーーんと言うところですが、まだ2歳の新馬ですし、あまり多くを求めてもダメですよね。小柄な割りにしっかりと本数追い切れているので十分でしょうね。

 7月1日、朝からの激しい雨で馬場状態が悪い中、ウッドチップで本番で騎乗する藤岡佑介騎手に追い切られました。併せた相手は同格の馬ですが、レンベルガーは外を回ってしっかりと先着できていますし、終いまでしっかりと伸びていて好感触です。また、馬格がないのに2週続けて一杯に追いきられていることは特筆すべきです。それだけ飼い葉も良く、状態がしっかりとしている証拠です。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。時計が水準級程度なので最高評価は出せませんが、特に追い切り本数と2週続けて一杯に追いきられている点を高く評価しています。いきなりからしっかりと走れる状態です。勝ち負けを期待します。
 競馬ブックでも”実戦並み併走で良”、デイリー馬三郎では”態勢整うB”と良い評価を頂戴しております。
 以下は本日(7月1日)更新されましたクラブ公式HPレンベルガーの近況報告です。
「今朝もジョッキーを乗せてCWコースで3頭併せを行いました。馬場状態も悪い中、5ハロンから追い切って全体が68秒、終いは12秒台でまとめて半馬身先着。先週もまずまずの内容だったのですが、ビシッと追い切った今日の動きはさらに良かったですよ。これならば予定どおり今週の競馬にいい仕上がりで使うことができそうです。もともと小柄な馬ですが、ゲート練習を含め、ここまで追い切りを重ねても大きく減ることはなく、おそらく410キロ前後での出走になると思います。この状態で競馬に向かうことができれば楽しみですね」(牧田師)「先週に続いて追い切りに乗せていただきました。先週しっかりとやったことで思った以上に変わってきてくれて、抜け出す時の反応がずいぶん良化しました。小柄な馬でまだ体力はつききっていませんが、いいスピードを持っていますし、いきなりからやれそうですよ」(藤岡佑騎手)4日の中京競馬(2歳新馬・芝1400m)に藤岡佑騎手で出走を予定しています。
 夜、牧田和弥先生のコメントが発表されましたが、私と同じく、小柄ながら追い切りを重ねても馬体が大きく減ることはなくと非常に状態が良いといった内容です。そして追い切りに跨がった藤岡佑介騎手も「いきなりからやれそう」ということでやはりかなりやれそうですね。

●気になる出馬想定表(7月4日 中京5R)

出馬想定表 7月4日 中京5R 2歳新馬 芝1400m 混合 フルゲート18頭 想定数14頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
イソノヴィグラス 初出走
キングラディウス 松山弘平 初出走
クライシス 川田将雅 初出走
サルドナ ミルコ・デムーロ 初出走
シュウジ 小牧太 初出走
スラッシュ 国分優作 初出走
タガノファサネイト 初出走
ダンガンレディ 幸英明 初出走
ツイセキシャ 松若風馬 初出走
ヒロノストロング 北村友一 初出走
ファビラスヒーロー 福永祐一 初出走
ホットファイヤー 和田竜二 初出走
メイショウヨイチ 初出走
レンベルガー 藤岡佑介 初出走 A−

フルゲート18頭のところに現在14頭出馬想定されています。信頼できるクラブ公式HPでも出走可能Aのジャッジで出走は確実です。

これ以降は2015年7月2日作成

●出馬確定表

出馬確定表 7月4日 中京5R 2歳新馬 芝1400m 混合 出走数13頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
イソノヴィグラス 熊沢重文 初出走
キラパワー 川須栄彦 初出走
キングラディウス 松山弘平 初出走
クライシス 川田将雅 初出走
サルドナ ミルコ・デムーロ 初出走
シュウジ 小牧太 初出走
スラッシュ 国分優作 初出走
ツイセキシャ 松若風馬 初出走
ヒロノストロング 北村友一 初出走
ファビラスヒーロー 福永祐一 初出走
ホットファイヤー 和田竜二 初出走
レッドカーペット 国分恭介 初出走
レンベルガー 藤岡佑介 初出走 A−

●中京芝1400mコース解説

 フルゲートは18頭。
有利な枠順 外枠
有利な脚質 差し
ポイント スピード、瞬発力
種牡馬ベスト ディープインパクト、ダイワメジャー、マンハッタンカフェ
連対騎手ベスト 川田将雅、福永祐一、浜中俊、ミルコ・デムーロ、松山弘平
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬
2歳未勝利
2歳500万
2歳オープン
3歳未出走
3歳未勝利
3歳500万
古馬500万
古馬1000万
古馬1600万
古馬オープン

●騎手は藤岡佑介騎手 ほっさん評価「B+」

 レンベルガーの鞍上は同じ牧田和弥厩舎所属の愛馬グリューヴァインを勝ち上げてくださった藤岡佑介騎手です。グリューヴァインも調教から担当していただき、馬を手の内に入れた状態で勝利に導いてくれました。今回のレンベルガーも調教から担当していただき頼もしい限りです。

 私ほっさん愛馬と藤岡佑介騎手はこれまで9戦4勝で2着1回、3着1回と他のどの騎手にも負けない申し分ない成績です。もちろん、成績上位の時はそれぞれの馬は人気を背負ってのものですが、それでも結果をきちんと出してくれるのは心強い限りです。相性抜群の藤岡佑介騎手だけに今回も期待は大きいです。


 愛馬エスポワールシチーの2012年の平安S GVでは断然1番人気のエスポワールシチーの口取りに当選し、フェブラリーS GT以来の重賞での口取りだとワクワクしていましたら、この藤岡佑介騎手の騎乗する伏兵ヒラボクキングにやられて2着と口取りを逃しました。ただ、これは彼の騎乗が素晴らしかったもので、文句はありません。強く印象に残っているということです。呆然とウィナーズサークルで表彰されている彼(藤岡佑介騎手)を見ていました。

 ステップシチーでは2勝を上げてくださいました。2着に破れたレースでは我々から見ても仕掛けが遅いと思いましたが、素直に騎乗ミスを認め悔しい思いを語ってくれました。ミスは仕方がありません。素直な姿勢が気持ちよかったです。

 騎乗馬の質が悪く、トップクラスの成績ではありませんが、その中での通算勝率約8パーセントは実力の証だと思います。期待しています。


 2015年6月30日現在、JRA通算577勝、GTは未勝利、重賞23勝。勝率7.9パーセント、連対率15.9パーセントと中堅どころの数字で悪くない。昨年(2014年)は39勝、勝率6.3パーセント、連対率13.9パーセントと平年を下回った。本年(2015年)はここまで28勝、勝率7.8パーセント、連対率14.8パーセントと通年並の成績。


 藤岡 佑介(ふじおか ゆうすけ)は1986年3月17日生まれ29歳、日本中央競馬会(JRA)の栗東トレーニングセンターに所属している12年目の騎手である。騎手免許は平地競走のみ。デビュー当時は作田誠二厩舎所属。現在はフリー。


 父・藤岡健一は栗東所属の調教師であり、弟・藤岡康太は同じ栗東所属の騎手として2007年にデビューした。愛称は「豆」。藤田伸二が名付けた。好みのスポーツは競艇。

 競馬学校第20期生(同期には津村明秀、丹内祐次、吉田隼人らがいる)。2004年3月6日、中京競馬第2競走のシルクマイスターでデビューし、16頭立ての3着に入る。初勝利は同年3月13日、中京競馬第1競走のアスカクイーン。同年3月27日、中京競馬の沈丁花賞をトップオブワールドで制し、特別競走勝利を挙げると、その後も函館記念でワイルドスナイパーに騎乗し3着、暮れの朝日杯フューチュリティステークスでGT初騎乗を果たすなど、この年35勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手を獲得した。

 2005年1月30日の京都牝馬ステークスで父が管理するアズマサンダースに騎乗して勝利し重賞初制覇。

 2007年3月フリーに転身した。スーパーホーネットとのコンビでは2008年にマイルチャンピオンシップで2着に健闘し、2010年に安田記念で2着している。
 
 2010年のサマージョッキーズシリーズでは、ワンカラットで函館スプリントSとキーンランドCを勝ち、2位の柴田善臣とは2ポイントの僅差ながら優勝した。これにより同年11月27日に実施した第24回ワールドスーパージョッキーズシリーズに出場した。
 11月にJBCスプリント(船橋)で交流GT制覇。しかし、中央競馬でのGTに限ると2着を5回記録しているものの未だ勝利を収めていない。

 2013年3月9日、阪神6Rをローガンサファイアで優勝。JRA通算500勝を挙げた。4月16日から11月19日までフランスでの長期遠征を行い、6月21日のメゾンラフィット競馬場での一般レースで海外初勝利を挙げた。


 調教師の矢作芳人は藤岡の騎乗技術について、「どの馬に乗せても折り合いの心配がないと言ってもいいくらい、……馬を折り合わせるのが上手い」と評している。矢作は一方で、その馬が自分に合わないと思うと「とたんに自信のない乗り方になってしまうことがある」とも指摘している。


「パワーが十分でないので馬を抑え込むのがうまくなく、追ってからも迫力を欠く。勝負どころの捌きには甘さが見られるし、安心して馬券をあずけられない。川田将雅、浜中俊など実力のある若手が急速に台頭しており、手厳しい書き方になるが、調教師や馬主も祐介に依頼する必要性がなくなっているように感じる。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)

 ほっさん愛馬での成績 (9戦4勝)
 
 2008年 6月22日 ステップシチー 湯川特別 500万下    函館芝2000m  1着2番人気
 2008年 7月13日 ステップシチー 北海ハンデ 1000万下  函館芝2600m  2着2番人気
 2008年 7月27日 ステップシチー 松前特別 1000万下   函館芝2600m  1着1番人気
 2008年 9月13日 グレイスシチー 3歳未勝利          札幌ダ1000m  3着/3番人気
 2012年 7月29日 グランデアモーレ 2歳新馬          札幌芝1800m  1着/5番人気
 2012年 9月 1日 グランデアモーレ 札幌2歳ステークス GV 札幌芝1800m 6着/10番人気
 2012年12月 9日 グランデアモーレ エリカ賞 2歳500万下 阪神芝2000m  当日出走取り消し
 2014年12月20日 グリューヴァイン 2歳未勝利         阪神ダ1400m  7着/2番人気
 2015年 1月25日 グリューヴァイン 3歳未勝利         京都ダ1200m  1着/4番人気
 2015年 5月23日 グリューヴァイン 3歳500万下       京都芝1200m   6着/8番人気


2014年12月20日 阪神1Rで愛馬グリューヴァインに騎乗する藤岡佑介騎手(7着/2番人気)

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「サルドナは時間をかけて丹念に乗り込まれてきた。特別目立っているわけではないが、坂路でもコースでも水準以上の動き。仕上がりもいい。シュウジはビシビシと追われてはいないが、素質は十分。クライシスは反応がいい。」


短評は「主力対等」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
クライシス
イソヴィグラス
サルドナ △△
ホットファイヤー △△
ファビラスヒーロー
シュウジ
レンベルガー
キングラディウス △△
レッドカーペット
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
シュウジ 4.1
サルドナ 4.3
ファビラスヒーロー 5.5
クライシス 5.7
ホットファイヤー 6.9
キングラディウス 11.1
レッドカーペット 12.5
レンベルガー 13.8
ツイセキシャ 24.9
以下28倍以上省略

デイリー馬三郎

本紙の見解

「異父兄と同様にコロンとした体形の◎シュウジ。坂路ではとにかくキビキビとした脚取りが目立ち、先週は4F51秒4の好時計と高い短距離適性を誇示している。スピードとパワーを兼備し、舞台もおあつらえ向き。相手は○▲。〈吉田〉」

◎ シュウジ
○ サルドナ
▲ クライシス
× レッドカーペット
☆ ホットファイヤー
△ ツイセキシャ
△ レンベルガー




レンベルガーは全13記者中 ☆(5番手評価) 4記者、△(6番手以下評価) 5記者、無印 4記者。

●各陣営のコメント

レンベルガー

 「小柄で仕上がり早。標準の時計は出ているし、初戦からある程度は動けそう。」(牧田和弥調教師・デイリー馬三郎)

 「仕上がり早や。芝が良さそうな走りだし素直な馬。」(牧田和弥調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 レンベルガーは、母が2歳新馬戦を8馬身差圧勝したように仕上がり早の新馬向きの馬です。動きも水準以上で他のメンバーを見渡しても、嫌な相手は2、3頭ですし、勝ち負けが期待出来ると思っています。ただ、抜群の動きだったエスポワールシチーやフロアクラフト、プリュムなどのデビュー戦と比べると自信がないですね。

 それでも鞍上の藤岡佑介騎手は私とは9戦4勝と抜群の相性ですし、牧田和弥先生とのコンビもグリューヴァインを勝ち上げていただいたように鉄板です。基本無様な競馬はしないと思っています。

 新馬戦は走って見たら他馬を恐がり怯んだり、抜群の手応えでも追ってから伸びなかったりといろいろありますので、なんとも走って見ないとわかりませんが、馬券圏内を期待しています。もちろん、勝ってキャロ世代初星なら最高です。

●残念ながら仕事で応援に行けません

 今週は5日の日曜日が休日で、4日は仕事です。残念ながら現地応援に行けません。1日違えばなぁ〜。せっかく愛馬の新馬勝ちが見られたというのにぃ。

これ以降は2015年7月8日に作成

●パドック

 当日は私は仕事で現地に行くことが出来ませんでしたが、ルクソール様が愛馬エルマンボの応援の為に現地にいらっしゃり、レンベルガーの写真もたくさん撮ってきてくださりました。以下の写真は全てルクソール様撮影のものです。


レンベルガーの馬体重は418キロでした。2週続けて一杯に追いきられてのこの馬体重は思ったよりもありましたね。もっと410キロ前後だと思っていました。これなら、これから少しは増えていきそうです。この時単勝は5番人気です。最終7番人気に落ちるんですよね。



レンベルガー登場。



やはり厩務員さんとの比較でも小さく感じるレンベルガー。母も小柄でしたし、初子ですし仕方のないところです。なので募集価格が超お得だったわけですから。



それでも2週続けて一杯に追いきられているように筋肉はしっかりついていますね。



私は脚元は丈夫な馬だろうと思って購入しましたが、バンテージを巻いていますね。



写真ですと落ち着いて周回しているようです。



小柄ながら、やはり全体の体のバランスは良いと思います。



正面から。



アップ。



・・・とここでトラブル発生。レンベルガーの1つ前の9番の馬が何かに怖がり後ろに仰け反り、それを見てレンベルガーが驚いて転倒します。写真では13番の馬の死角になっちゃいましたが、ちょうどJRAレーシングビューアのパドック映像でそれらが確認出来ます。パドックカメラが来たタイミングとそれらの出来事がちょうど同じタイミングで一部始終がバッチリ映っています。



完全に転倒しましたから脚元などが心配です。



牧田和弥先生も登場。



馬体検査を行います。



どうやら異常はなかったようです。



牧田和弥先生、クラブの永盛亜希子嬢にご報告。



かなり恐がりな性格かも知れません。



とまーれーのあと。



再び牧田和弥先生登場。



そして藤岡佑介騎手も登場。



藤岡佑介騎手は馬の教育が上手ですし、折り合いをつけるのも上手です。新馬戦にはもってこいの騎手です。



よっこらしょ。



調教でも何でも跨がっていただいているので、馬も動じません。



小柄な馬は他馬が成長してくる3歳までが勝負と私は思っていますので、とにかく2歳戦で1つ勝ちたいです。



良い雰囲気の陣営にレンベルガー。



雨がずっと降り続いています。馬場状態は稍重です。



こうやってジョッキーが乗ってもやはりレンベルガーは小さいですね。私は特にバウンスシャッセなど馬格のある馬が愛馬に多いですから。そもそも基本馬格のない馬は買わないですし。この馬は母クリンゲルベルガーへの思い入れから特別です。



正面から。本当にたくさん写真を撮ってきていただき感謝です。



藤岡佑介騎手に見られる。



新馬勝ちも可能と思っていましたが、最終7番人気で少しガッカリしました。そりゃ、人気になる方がより期待も大きいですもんね。



頼むぞ〜。

●本馬場入場


本馬場に姿を現わしたレンベルガー。



馬場入り後の雰囲気も悪くありません。



さて加速。



愛馬ラフェドフルールが空港牧場時にずっとつけていたクビ下のシャドーロールのようなものが気になりました。嫌な思い出が(苦笑)。



レンベルガー自身は走り方が上手ですね。



全体的な重心も低いですし、あとは精神面と気性面ですね。

●レース 


スタートしました。



レンベルガーは1馬身ほど出負けします(オレンジの帽子)。



そこから新馬戦ですし、かなり激しく押っつけて促しますが8番手の馬から3馬身ほど後ろの9番手。いくら直線の長い中京と言っても、この位置からは勝ち負けはないだろうなぁ〜と思いました。



3コーナーですが、まだかなり後ろ。折り合いもついて、走り方もなかなか良かったです。



道中は終始ラチ沿いを距離ロスなく走り、3角の勝負どころで内から1頭を交わしていくところです。



4コーナー。この時点では馬群の中にいます。



直線に向いてもまだ内の方にいます。



そこから一番外に持ち出します。これは怖がる性格を用心してのことで藤岡佑介騎手ナイスプレーですね。



そこから実質200mだけで最速上がりを繰り出し3頭を抜き去り5着と掲示板を確保。



もう少し位置取りが良ければ更に上位が目指せたでしょうし、そこそこの能力を感じさせる内容でした。



稍重馬場でそれなりに切れましたから、良馬場ならもっと弾けそうな気がします。



結局これより前は捉えることができず。サルドナは4着。



まだ脚に余裕がありましたから、距離はもう少し延びても大丈夫そうです。

●時計の評価

 今回のレンベルガーの走破時計は1分23秒2稍重馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分23秒1、重不良馬場で1分24秒5でした。

 稍重馬場で競馬ブックの良馬場での推定勝ちタイムを上回っているのですから、5着とはいえ評価は高いですね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

レンベルガー(5着)

 「思っていた以上にレースではゆったりとした走りでした。直線は外へ出して、追ってから反応してくれています。これなら距離が延びてもこなせそう。」(藤岡佑介騎手・競馬ブック)

 「パドックでは驚いて転んだりしていましたが、レースでは馬ごみでもひるまず、ゆったり走っていましたし、追ってからもいい伸びでした。本来は軽い馬場が合っている馬ですし、距離も延びていいタイプだと思います」(藤岡佑介騎手・ラジオNIKKEI)

 「すごく行儀のいい馬で、レースではゆったりと走っていました。距離は延びても楽しみですね。軽い馬場の方がいいかもしれません」(藤岡佑介騎手・デイリー馬三郎)

 「パドックでちょっとバタバタしたようですが、返し馬は問題ありませんでしたし、馬込みでも気にせずしっかり走ってくれました。それでも用心して直線は馬群から離して大外に持ち出したのですが、まったく気になりませんでしたし、追ってからしぶとい伸びでしたね。前半は思ったより追走に手間取りましたが、このレースぶりなら距離が延びても対応できそうです」(藤岡佑介騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「パドックで前の馬が暴れたのに驚いて転んでしまったのですが、おとなしく立ち上がってその後はずっと落ち着いて歩いてくれました。返し馬も落ち着いてこなしてくれましたし、レースでもむしろ行き脚がつかなかったぐらい。終いはしっかりと脚を使ってくれて、ジョッキーも、距離は延びてもいいかもしれないと言ってくれました。小柄な馬ですが小さく見せませんでしたし、ここでひと息入れてあげればまた馬も良くなってくれそうです。この後は、小倉を目指して一度放牧に出す予定です」(牧田和弥調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

レンベルガー(5着)

 「仕上がる。パドックで他馬につられて立ち上がり、転倒。出負けして後方から。道中は折り合いをつけてジックリと。直線に向いてから大外に持ち出し、しっかり伸びた。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金は70万円。内国産馬奨励賞が13万円。特別出走手当が38.4万円。合計121.4万円。1口で割りますと2400円程度になると思われます。

●今後の展望

 何度も書きますが、馬格のない馬ですし、他馬が成長してくる3歳までが1つの勝負と思っていますので、まずは2歳の内に1つ勝ちたいですね。あとはもうひとまわり成長して欲しいですね。

 ただ、小さいなりにそれなりの能力はやはりあるように感じましたし、今回13頭立てで5着だったように能力上位です。募集金額から言っても、十分元は取ってくれそうな馬で安心しましたね。

 新馬戦は性格面や気性面など走って見ないとわからない要素が一杯です。レンベルガーはパドックでの転倒がありましたが、それは他馬が後ずさりしてくるのを怖がってのもので、そのアクシデントの直後であれだけ走ってくれたのですから、まずまず問題ない馬ですね。

 次走はもう少し前の位置につけて、どのような伸びを見せてくれるかですね。次は馬券圏内を期待したいですね。

●最後に

 私は当日は仕事でしたので、レンベルガーが転んだというのは現地のルクソールさんの当サイトの掲示板への書き込みいただいたものを見て知りました。夜、JRAレーシングビューアで見てみると、ちょうどその部分がパドック映像に全て映っていました。9番のキラパワーのパドック映像の時にそれが暴れて、続く10番のレンベルガーにカメラがスライドした時に馬が驚いて吉本風にズッコけるところから、起き上がり歩き出すまで全て納められていました。なんとも見たいところが見られる抜群のタイミングです。

 現地のルクソールさんもおっしゃていましたが臆病なんでしょうね。それでも藤岡佑介騎手はそんな若駒に馬込みを経験させてくださり、直線は意識して外に離れて追い出してくれました。着よりもしっかりと教育してくれて流石です。グリューヴァインもこのパターンで勝ち上がりましたし、勝ち上がった愛馬サンフレイムも勝ち上げた佐藤友則騎手よりも、その1つ前で馬を躾けてくれた四位洋文騎手の功績が光りますもんね。

 レンベルガーほどの”たいしたことのない血統”の安馬は、新馬戦を何が何でも勝たないといけない立場ではありませんし、競馬を覚えさせることが先決ですね。


 私は今回のメンバーはたいしたことがない面子という認識でしたが、スポニチではこの中京5Rの評として”中京の開幕日に好素材が集結した”とあり、その中の最速上がりの5着(しかも13頭立てとそこそこ多頭数)なら、悪い気はしませんね。募集総額1200万円のキャロとしては安価過ぎる牡馬ですし。

 まだ2歳の7月です。気長に出番を待ちます。


 当週、父アンライバルト産駒はたった2頭の出走。10番人気と7番人気でしたが共に5着。繁殖牝馬の質を考えても頑張っていますよね。レンベルガーももう少し距離も持ちそうだし、案外安価な当たり種牡馬かも知れません。

 さあ、次は現地でレンベルガーを応援したいですね。・・・と思ったら、小倉かぁ〜。そこまでは行けないかな?小倉では前につけて馬券圏内。そして阪神で勝ち上がりと行きたいですね。

 とにかく、事前の噂通りある程度の能力のある馬だということは認識できましたし楽しみです。

 頑張れレンベルガー!!母の成績を1つで良いから上回ってくれぃ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2014年12月4日立ち上げ 2015年1月30日、2月20日、6月2日、4日、13日、15日、17日、21日、24日、28日、7月1日、3日、4日、8日加筆

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