レンベルガー(クリンゲルベルガーの13) 第4戦


キャロットクラブ出資愛馬第26号は、母で愛馬だったクリンゲルベルガーへの愛着からのみ購入した1頭。はっきり言って走る走らないは完全度外視。初の母馬優先権行使のはずが、第一次募集では満口にならず事実上意味なし(笑)。

母は500万クラスで一杯一杯だった馬だし、本馬が未勝利クラスを脱出できるかどうかも微妙。未勝利引退だったとしてもいいのだ。牡馬で募集金額1200万円は母をも凌ぐ超安価な値付けなのだから。

この馬がもしかなり走っても、それは私の馬見ではない。ただ、牧場見学ツアーでは関係者から”かなり良い馬”と評価が高かったと聞く。まずは1つくらいは勝って欲しい。

父はなんとも微妙なアンライバルド。厩舎はグリューヴァインの牧田和弥厩舎で、ここは私の評価は高い。


初戦はパドックで前の馬が暴れるのに驚いて転倒し、ハラハラさせたが無事完走。臆病のようでレースでも心配したが、教育上手の藤岡佑介騎手は馬群を経験させ、直線ではそんな性格なので大外にまわし、周囲に他馬のいない楽な状況の中、しっかりと脚を引き出してくれた。

最速上がりを繰り出し直線で4頭交わす。スポニチにて”中京の開幕日に好素材が集結した”と言わしめるレースで13頭立ての5着と上位は悪くない。レンベルガーの走破時計も競馬ブックの良馬場推定タイムよりも稍重馬場で上回るタイム。結果的にハイレベルな一戦だった。後日勝ち馬のシュウジは3連勝で小倉2歳S GVも制する。2着馬レッドカーペットも小倉2歳Sで2番人気に支持され4着。新馬戦の3着馬も8着馬も未勝利戦を勝ち上がっており、なんとも重賞上位級の豪華メンバーの新馬戦だった。

2戦目は1800mに出走。母の距離適性から坂のある阪神のしかも外回りコースである芝1800mはどうかと思われたが、スローペースを10番手から2着に押し上げる強い内容。ただ、メンバーには随分と恵まれ時計も水準タイムよりも随分と遅いものだった。

3戦目の前走は阪神開催の最終週ということで豪華なメンバーが集結。7着だったが、走破時計も良馬場の前々走よりも稍重の前走の方が1秒2も速く、レンベルガーとしてはしっかりと時計を詰めて頑張っている。相手が強すぎただけ。競馬ブックのスピード指数でも67.5と過去3戦の中ではもっとも評価が高い。

ただ、水準以上の強い相手にはこうして差があることが明白になり、クラシック云々という馬ではなく、堅実にコツコツと2、3勝を目指す馬だと感じた。


前走後、2度続けて使ってきて多少イライラしているところがあり、精神面のリフレッシュということで10月6日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました。

11月25日に栗東トレセンに帰厩しました。

12月13日 中京7R 2歳未勝利 芝2000m混合と同日 阪神4R 2歳未勝利 芝1800mの両方に出馬想定!!

12月13日 中京7R 2歳未勝利 芝2000m 混合に出走!!

フルゲート18頭のところに出走数は14頭。

鞍上は国分優作騎手。

1頭ピースマインドは別格だと思うので、なんとかその次を目指したい。

2着/5番人気。

やはりピースマインドは強く1秒離されたが、レンベルガー自身は他の強豪馬を捉えて2着浮上。走破時計も優秀で芝2000mも全く問題なかった。

次走は人気の中心になりそうだが、きっちり勝ちたい。


レース回顧と時計の分析、レース後の国分優作騎手と牧田和弥調教師のコメントを掲載。

気になる出馬確定表と12月9日の追い切り情報を掲載。

(2015年12月14日完結)

2015年10月8日立ち上げ

●前走後、2度続けて使ってきて多少イライラしているところがあり、精神面のリフレッシュということで10月6日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました

 我らが愛馬レンベルガーの出走した新馬戦はスポニチにて”中京の開幕日に好素材が集結した”と言わしめるレースでその勝ち馬シュウジは3連勝で小倉2歳S GVも制し、2着馬レッドカーペットも小倉2歳Sで2番人気に支持され4着。新馬戦の3着馬も8着馬も未勝利戦を勝ち上がっており、なんとも重賞上位級の豪華メンバーの新馬戦でした。

 続く2戦目は新馬戦の内容から1800mに出走しました。母クリンゲルベルガーの距離適性から坂のある阪神のしかも外回りコースである芝1800mはどうかと思われましたが、スローペースを10番手から2着に押し上げる強い内容を披露。

 そして前走の3戦目は中1週で同じコースに出走。阪神開催の最終週ということで豪華なメンバーが集結し、7着でしたが、走破時計は良馬場の前々走よりも稍重の前走の方が1秒2も速く、レンベルガーとしてはしっかりと時計を詰めて頑張っています。相手が強すぎただけです。競馬ブックのスピード指数でも67.5と過去3戦の中ではもっとも評価が高くなっています。悲観する7着ではありません。

 ただ、水準以上の強い相手にはこうして差があることが明白になりましたし、クラシック云々という馬ではなく、堅実にコツコツと2、3勝を目指す馬だと実感しました。


 前走後、「2度続けて使ってきて多少イライラしているところがあり、精神面のリフレッシュ」(牧田和弥調教師・10月7日更新クラブ公式HP)ということで10月6日にノーザンファームしがらきへ放牧に出ました。

 阪神開催が終了するので好走した舞台を求めて中1週の強行軍になりましたから、この放牧は致し方ありません。しかも今同じく牧田和弥厩舎の愛馬グリューヴァインが入厩していますし、基本どちらか1頭が入厩という態勢に変わりはないでしょう。

 そのグリューヴァインは今週末に出走予定ですが、何戦かして放牧になったら入れ替わりで戻って来て欲しいですね。その間にレンベルガーは少しでも大きくなっていてくれれば良いんですけど、ここまでの成長曲線からは難しいのでしょうね。

 復帰後、水準クラスのメンバーなら十分勝ち負けできる馬です。楽しみに待っています。

これ以降は2015年11月25日に作成

●11月25日に栗東トレセンに帰厩しました

 11月25日に更新されましたクラブ公式HPレンベルガーの近況報告は次の通りです。

25日に栗東トレセンへ帰厩しました。「この中間も15−15を取り入れて調教を行ってきましたが、ここまで乗り込んできても堪えるようなこともありませんし、すこぶる順調に調整できました。厩舎サイドとも移動の話をしてきましたが、今日の検疫を確保できたとのことで、無事送り出しています」(NFしがらき担当者)

 ということで、10月6日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されていたレンベルガーですが、11月25日に栗東トレセンに帰厩したということです。

 これなら年内に1走はありそうですね。成長してくれていれば嬉しいのですが。

これ以降は2015年12月12日に作成

●追い切り情報(12月12日更新)

前走前 9月30日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 55.8
3F 41.0
2F 26.5
1F 13.0



11月26日 栗東坂路 不良馬場 叩き一杯
1回
助手
4F 54.6
3F 39.6
2F 25.9
1F 13.1
ダイトカイ(2歳未勝利)馬なりに0.6秒遅れ


12月2日 栗東坂路 良馬場 末強めに追う
1回
助手
4F 55.5
3F 40.8
2F 26.5
1F 13.1
トーアイザヨイ(2歳未勝利)叩き一杯に同入


12月9日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 54.8
3F 40.2
2F 25.9
1F 12.7
 11月26日、帰厩後1本目の追い切り時計を計時しました。同格の相手に対しこちらはしっかり追って、あちらは馬なり楽走で最後は千切られてしまいました。ただ、前日帰厩したばかりの状態はこんなに早くしっかりと追っていること自体が驚きですし、今回しっかりと追ったことで身が入っていくと思います。これからですね。
 デイリー馬三郎では”反応平凡C”と低い評価ですが、この動きなら仕方のないところでしょう。
 以下は同日(11月26日)更新されましたクラブ公式HPレンベルガーの近況報告です。
「水曜日、無事帰厩しました。NFしがらきでもしっかりと乗り込んでもらっていて、すぐに速い追い切りに対応できる状態で戻ってきてくれました。さっそく今朝坂路で強めの時計を出しましたが、馬場が悪い分まだモタついているかなという印象。週末にもサッとやってみて、どのあたりから使っていけるか考えていきます」(牧田師)
 牧田和弥先生的にも今回の動きは良いようには見えなかったということで、まだ次走予定が立てられませんが、慌てるものでもありません。じっくりと調整して、間隔がある分、良い騎手に依頼できるでしょうから上位の騎手を確保して欲しいですね。

 12月2日、全体の時計はそう速くないものの、終いまでしっかりと走れていますしまずまずの動きですね。デイリー馬三郎では”まずまずC”のジャッジです。そんなもんでしょうね。
 以下は同日(12月2日)更新されましたクラブ公式HPレンベルガーの近況報告です。
「先週サッと時計を出した後も順調に来ていますし、来週の競馬を目標にして進めていくことにしました。今朝は坂路で併せて追い切っています。小柄な馬ですが、休養前に比べると少しずつ力もついてきていますし、特に併せ馬だとかなりいい行きっぷりを見せていますよ。今朝も最後まで余力十分でしたし、あとは週末、来週とやれば態勢は整うと思います。いくつか番組がありますから、想定や確保できるジョッキーを探りながらどこを使うか検討していきます」(牧田師)12日の阪神競馬(2歳未勝利・芝1600m)、13日の阪神競馬(2歳未勝利・芝1800m)もしくは13日の中京競馬(2歳未勝利・芝2000m)のいずれかに出走を予定しています。
 ということで、状態も上がって来ていることですし、来週の競馬に向かうようです。距離の融通の利く馬ですし、いろんな選択肢からベストなレースを選んで欲しいですね。
 12月12日 阪神4R 2歳未勝利 芝1600m か12月13日 阪神4R 2歳未勝利 芝1800m か12月13日 中京7R 2歳未勝利 芝2000m 混合のいずれかに出走予定と言うことです。


 12月9日、レンベルガーの栗東坂路での自己ベストは本年9月に出した4F54.8−12.5ですから、それに匹敵する素晴らしい動きだと言えます。また、馬格がない馬ですが、一杯に追えている点は好材料ですね。今回は力の出せるすこぶる良い状態と見ます。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。相手は強いですが上位には確実に来てくれると思います。期待したいですね。
 デイリー馬三郎では”まずまずC”の評価でした。
 以下は同日(12月9日)更新されましたクラブ公式HPレンベルガーの近況報告です。
「今朝は坂路で終いしっかりと追い切りました。朝一番で馬場状態のいい時間帯でしたが、道中はしっかりと折り合って反応も上々でした。先週よりさらに動きは良くなっていますね。馬体重は420キロほどで前走とそれほど変わってはいないのですが、見た目に細く感じませんし、態勢は整ったと思います。投票ギリギリまで検討するつもりですが、水曜日の午後に想定を見た段階では中京の2000m戦が一番良さそうに思いますので、今のところそこを考えています」(牧田師)13日の中京競馬(2歳未勝利・芝2000m)に国分優騎手で出走を予定しています。
 馬体重が増えていることを期待していましたがやはり細そうですね。男の子なので440キロくらいでも小さいなぁ〜と感じるものですが、それを大きく下回ります。夏場からの成長がないとここから先、成長してくる他馬に対して厳しいですし、早めに1つ結果が欲しいですね。

●12月13日 中京7Rと同日の阪神4Rに出馬想定

 12月13日 中京7R 2歳未勝利 芝2000m 混合と同日の阪神4R 2歳未勝利 芝1800mに出馬想定されておりましたが、管理人の体調不良により割愛させていただきます。

●出馬確定表

出馬確定表 12月13日 中京7R 2歳未勝利 芝2000m 混合 全14頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アイファーエバー 加藤祥太 11/21 未勝利 京都芝1800 10 11 11 11 12 13
イネディットタイド 田中博康 11/01 新馬 福島芝2000 12 12
クラウンドリーム 杉原誠人 11/14 未勝利 福島芝1200 16 11
サノルア 城戸義政 12/05 未勝利 中山ダ1800 10 15 13 12
ジャングルベリー 丸山元気 11/23 未勝利 京都芝2000 10
ディスグラース 松田大作  8/23 新馬 新潟芝1600
ディープロワイヤル 松若風馬 11/29 新馬 京都芝1800
トーホウデサント 丸田恭介 11/15 未勝利 東京芝2000
ニシノジェニー 木幡初也 10/31 未勝利 福島芝1800 12 14 17
ピースマインド 幸英明 11/22 新馬 京都芝2000
モズジョイ 中谷雄太 11/21 新馬 東京芝1800
レンベルガー 国分優作 10/03 未勝利 阪神芝1800 A−
ワンスインアライフ 北村友一  9/21 未勝利 阪神芝2000
ワークショップ 和田竜二 11/22 新馬 京都芝2000 14 12

表中 騎手の太字は乗り替わり

●中京芝2000mコース解説

 フルゲートは18頭。
有利な枠順 外枠
有利な脚質 先行〜差し
ポイント 堅実な末脚と底力
種牡馬ベスト ディープインパクト、キングカメハメハ、ハーツクライ
連対騎手ベスト 武豊、浜中俊、川田将雅、藤懸貴志、川須栄彦、松山弘平
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬
2歳未勝利
3歳新馬
3歳未出走
3歳未勝利
3歳500万
古馬500万
古馬1000万
古馬1600万
古馬オープン

●騎手は国分優作騎手 ほっさん評価「C」

 今回のレンベルガーの鞍上は国分優作騎手です。正直、私の中では期待の高くない騎手です。今まで愛馬に7度騎乗していただいておりますが、13、8、11、15、16、13、17着と上位に来てくれたことはありません。巧いなぁ〜と感じたこともほとんどないですし、意外性もありません。

 ただ、それは人気は全て二桁人気の馬ばかりで、結果的にも仕方のない部分はあったかも知れません。今回は人気上位馬ですから、人気上位の愛馬に騎乗していただくのは初めてということになりますし、まずは人気を下回らないようにお願いしたいですね。


 2015年12月11日現在通算153勝(重賞2勝)。勝率3.9パーセント、連対率8.9パーセントと低い。関西に移動してきてから減量がついている頃はもう少し通算勝率や連対率は高かったが、減量が取れてから徐々に成績を落としている。昨年(2014年)は28勝、勝率4.2パーセント、連対率8.4パーセントと通算成績並。本年(2015年)はここまで18勝。勝率3.3パーセント、連対率8.7パーセント。連対率は通年通りだが、勝率を落としている。



 国分 優作(こくぶん ゆうさく)、1990年12月27日生まれの24歳、JRA(日本中央競馬会)の7年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。所属はデビューは美浦の国枝栄厩舎だったが、2011年3月1日より栗東フリーに所属変更した。茨城県勝田市(現・ひたちなか市)出身。双子の弟・国分恭介も騎手。

 常用外漢字の使用に制約があるJRA公式ホームページ・新聞などでは「国分」と表記されるが、正しくは「國分 優作」。

 2006年4月に競馬学校第25期生として双子の弟・恭介らと共に入学。他に同期は丸山元気、松山弘平、小野寺祐太らがいる。2009年2月に競馬学校を卒業。その際、成績優秀者に贈られるアイルランド大使特別賞を受賞した。

 同年、美浦トレーニングセンター・国枝栄厩舎所属の騎手としてデビュー。JRAでは柴田大知・柴田未崎以来13年振り2組目の双子騎手となった。

 初騎乗は2009年3月1日、中山競馬場第1レースのヒラボクドリームで、16頭立ての14着だった。同年4月19日、福島競馬場第5レースで7番人気ラレーヌデュバルに騎乗し24戦目で初勝利を挙げた。同期で勝利を挙げたのは、松山弘平、小野寺祐太に続き3人目。

 2009年は栗東の恭介が23勝に対し、優作は4勝。2010年は恭介が52勝に対し優作は3勝と、弟に大きく水を空けられる状況下にあったが、関西では減量騎手の起用に積極的であるという背景を考慮した当時の師匠である国枝の方針もあり、2010年11月より騎手としては珍しく「栗東留学」を行った。3キロ減の減量騎手ということから乗り鞍を集めた優作は徐々に勝利数も伸ばしはじめ、やがて「勝つまで乗せる」という調教師も現れるようになるなど栗東関係者より信頼を集めるようになる。国枝は「美浦に帰ってくるまでに10勝してこい」と優作を送り出し、当初は2月一杯で美浦に戻す予定であったものの、栗東で成果を出すようになった優作を呼び戻すことはせず、そのまま留め置くようになり2011年3月1日より栗東へ所属変更となった。関東所属だった2010年は年間3勝、勝率1.2パーセント、連対率5.9パーセントと低迷していたが、2011年は45勝。勝率5.8パーセント、連対率12.5パーセントと成績も飛躍的に伸びた。

 2012年2月28日〜1日にカタールのアルライヤン競馬場で行われた「第1回カタール見習騎手招待競走」(計3レース)に日本から参加し、4、4、3着で13ポイントを獲得。16人中2位の好成績を残した。「勝つことはできませんでしたが、得るものは大きかったと思います。次に海外に行くときは見習騎手ではないレースに乗りたい」と声を弾ませた。優勝は22ポイントのザワリ(シンガポール)。

 2013年8月24日、小倉4Rで優勝し、JRA通算100勝を達成。

 2014年の小倉2歳ステークスをオーミアリスに騎乗して優勝し、重賞初制覇。

 ほっさん愛馬での成績 (7戦0勝)

 2009年 3月21日 エクストラシチー  500万下       中山ダ1200m 13着/11番人気
 2011年 4月 2日 セシリアシチー   3歳未勝利      阪神ダ1800m  8着/12番人気
 2012年 3月 3日 スピカシチー    チューリップ賞 GV 阪神芝1600m 11着/14番人気
 2013年 3月10日 フランベルジェ   500万下       中京芝1400m 15着/15番人気
 2014年 7月 5日 オフェーリアシチー 500万下      中京芝1200m 16着/12番人気
 2015年 2月21日 グリューヴァイン  3歳500万下    京都ダ1400m 13着/12番人気
 2015年 8月16日 オフェーリアシチー 500万下      小倉芝1200m  17着/13番人気


2012年 3月 3日 阪神11R チューリップ賞 GVで愛馬スピカシチーに跨る国分優作騎手。

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「初戦は勝ち馬の力が一枚上だったピースマインド。途中から2番手に控えて器用に立ち回っていたようにセンスは高い。2戦目で決めるか。叩いた上積みが見込めるモズジョイ、久々も力あるワンスインアライフが続く。トーホウデサントも末は確か。」


短評は「順当」



予想家の印
馬名 井上政 西村敬 橋本篤 CPU
ニシノジェニー
レンベルガー △△ △△ △△
ピースマインド
サノルア
ジャングルベリー
トーホウデサント
ディスグラース
ワンスインアライフ △△
モズジョイ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ピースマインド 2.3
モズジョイ 3.7
ワンスインアライフ 5.5
レンベルガー 9.3
トーホウデサント 9.8
ジャングルベリー 13.9
ディスグラース 15.7
ワークショップ 34.1
ディープロワイヤル 34.9
以下48倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
レンベルガー 68 61 65 68
ピースマインド 76 76
モズジョイ 68 68
ワンスインアライフ 70 66 70 67
トーホウデサント 63 55 62 63
ジャングルベリー 68 57 68


デイリー馬三郎

本紙の見解

「初戦はエンジンのかかりが遅く、わずかに差し届かなかった◎モズジョイだが、脚力は相当。実戦を使った上積みは十分で、今度こそ初勝利を手にする。前回は相手が悪かった○ピースマインド、ひと息入るも好素材の▲が強敵。〈城谷〉」

◎ モズジョイ
○ ピースマインド
▲ ワンスインアライフ
× レンベルガー
☆ ディスグラース
△ ジャングルベリー
△ トーホウデサント



レンベルガーは全13記者中 ◎(本命)印 1記者、▲(3番手評価) 3記者、×(4番手評価) 4記者、☆(5番手評価) 1記者、△(6番手以下評価) 3記者、無印 1記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

レンベルガー(7着)

 「前走が後ろからの競馬になったので、もう少し前で運びたいと考えていました。ゲートの駐立はだいぶ良かったのですが、出てからは行き脚がもうひとつ。ジワジワ出していったのですが、結果的にはその分終いが甘くなった感じです。スッとスタートから流れに乗れないのはまだトモに緩さがあるからでしょうし、現状は多少後ろのポジションでもリズム重視で運んだ方がいいかもしれません」(藤岡康太騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「馬体はピカピカでしたし、いい状態でレースに臨めたのですが、思ったほど最後の伸びがありませんでした。今日はちょっと時計も速かったので、そのあたりまだ厳しかったのかもしれません。詰めて使った後なので、この後については馬体をよくチェックして考えます」(牧田和弥調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「スタートで出遅れたが、内枠を利してリカバー。中位のインへつけられたが、向正面では力みがあった。直線はポケットチャーリーの内で残り1ハロンから伸びを欠く。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

レンベルガー

 「体つきはあまり変わらないけど、好仕上がり。良馬場で決め脚を生かせれば。」(牧田和弥調教師・デイリー馬三郎)

 「前走は相手が揃っていたし、緩い馬場も堪えました。立て直して仕上がりはいいので、いい馬場でやれれば2走前を見直せる。」(牧田和弥調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 レンベルガーの前走は過去最低着の7着でしたが、これは相手が揃っているレースでした。

前走の他馬のその後

勝ち馬 出走せず
2着馬 次走圧勝
3着馬 その後2戦共僅差3着
4着馬 次走圧勝
5着馬 出走せず
6着馬 次走圧勝
7着馬がレンベルガー

 ということで、レンベルガーよりも上位の3頭が次走で優勝。やはり事前にお話していましたようにかなりハイレベルな一戦でした。レンベルガー自身、競馬ブックのスピード指数でも初戦が61、2着だった2戦目が65、そして7着だった前走は68と1戦毎に走りは良くなっていますし、未勝利戦の優勝水準の70はすぐそこです。

 以上のことなどから、今回も力上位だと思うのですが、1頭別格の馬がいますね。前走の新馬戦2着だったピースマインドです。この馬その時のスピード指数が78とすでに500万クラスでも勝ち負け出来る能力を見せており、レンベルガーとしては少し厳しそうです。こういうのを負かして勝ち上がってくれれば期待も大きいですが、そこまでの能力はレンベルガーにはないと思います。目標はその次ですね。

これ以降は2015年12月13日に作成(一部14日に加筆)

●パドック

 レンベルガーの馬体重は前走マイナス4キロの420キロ。うーーーん、その位とは聞いていましたが、もう少し馬格が欲しいですよねぇ〜。あまり成長していないようですし厳しいですね。ただ、細くは見えませんでしたから、こういう馬体の馬なんでしょうね。

 チャカチャカとしてまだまだ子供っぽいですね。これでどこまでやれるのかというところでした。馬体はピカピカで毛づやは良かったです。

●レース 

 レンベルガーのスタートは悪くないのですが、前につけたい断然1番人気のピースマインドが抜群のスタートから前に。更に反対隣の1番ニシノジェニーもスタート良く、レンベルガーはなんだかズルズルと後退していくように見えます。意図的に無理してポジションを取りに行かなかったようです。終いの脚のあるレンベルガーですし、直線の長い中京ですから、無理して前に行く必要はないと思いますし、それでいいですね。結局、馬なりで7番手の最内のポジションを確保します。

 折り合いの心配のないレンベルガー。今回も道中はしっかりと折り合い、最内で距離ロスを防ぎながら脚を溜めます。しかし、1、2コーナーの中間地点ですぐ前を走る4番のサノルアがバランスを崩し、レンベルガーもブレーキをかけることになります。なんとも残念なロスとなります。その後は立て直して、追走します。

 4角では前のピースマインドを2番人気のモズジョイが捉えにかかり、上位人気馬同士でつぶし合ってくれと願いましたが、モズジョイがアッサリと力尽きて失速。ピースマインドはそのスピードでだれにも絡まれることなく楽々直線へ。レンベルガーは4角では新馬戦のように外に持ち出します。国分優作騎手、これは素晴らしい判断でした。

 レンベルガーは直線に向いて追われると1歩1歩前との差を詰め、2着に上がったところがゴール!!勝ち馬はそこから6馬身も前。やはり格が違う馬だったようです。この勝ち馬ピースマインドを新馬戦で負かした馬というのがキャロットクラブの1億2千万円の高額馬にしてシーザリオの子リオンディーズだったんですよね。この辺りはクラシックを賑わしそうですね。

●時計の評価

 今回のレンベルガーの走破時計は2分03秒9稍重馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で2分03秒5、重不良馬場で2分05秒5でした。

 勝ち馬の走破時計2分02秒9は別格として、レンベルガーの走破時計は稍重馬場として勝ち水準タイムです。ですから平均的なメンバーで戦えば十分勝ち負けに絡む力だと確信して良いでしょう。今回、2000mでも高水準で走れましたし、今後の事を考えると嬉しいですね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

レンベルガー(2着)

 「軽い走りをする馬。1、2角でブレーキをかける場面があって、そこでハミを取ってしまったんですが、最後までよく頑張ってくれました。今日は相手も悪かったです。」(国分優作騎手・競馬ブック)

 「返し馬であまりハミを取らせると噛んでしまいそうな面が見られたのでふわっと行きたいなと思っていたんです。スタートは良かったのですが、そういう狙いでついていくだけにしました。入りは悪くないかなと思っていたのですが、前にいた馬が内に入ってきてその後目の前で落ちそうな格好したので慌てて手綱を引いたところガツンと噛んでしまいました。何とか収まりましたが、あのあたりがスムーズであればまた違ったはずなので、悔しいです。走りは軽いですし、前半に力みがあった中でも終いはよく伸びてきていますから力上位なのは確かでしょう。馬はまだこれから良くなりそうな状態に感じますし、このあとも楽しみです」(国分優作騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「前半は悪くないかなと見ていましたが、途中で目の前の馬が危ない動きをしていたみたいでその影響から手綱を引く形になって引っかかってしまったようです。それでも直線で伸びてきているのだから力はやはり上なのですが、今日は勝ち馬が強すぎましたね…。正直通用すると思っていただけに悔しいですが、こちらはスムーズさを欠いた中でしたし、悲観する結果ではありません。上位争いはできてますから何とか近いうちに勝たせてあげたいです。今後については具合を見てから判断させてください。小柄な馬でもありますし、レース後の馬の状態と調子でどうしていくか決めていくつもりです」(牧田和弥調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

レンベルガー(2着)

 「中団インで行きたがるのをなだめつつ。2000メートルでも速い流れになったことで折り合えて脚も溜まり、直線に向くところでも手応え十分。追い出すとグングン伸びて2番手に上がったが、勝ち馬は遥か前。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 本賞金が200万円。内国産馬奨励賞が40万円。特別出走手当が37.7万円。合計277.7万円。1口で割りますと4600円程度になると思われます。

●今後の展望

 勝ち馬は最初から別格だと思っていましたから、ここで2着に頑張れたことは嬉しいですし大きなことです。次走は更に人気になるでしょうね。やはり私は前走の7着はそう大きく悲観していませんでしたが、メンバー構成が豪華すぎただけのようです。それを除けば2着2回と5着1回。5着だった新馬戦も勝ち馬シュウジはその後の重賞ウィナーですし、2着馬も重賞上位馬。平均クラスの相手ならレンベルガーは力上位ですね。

●最後に

 正直、母クリンゲルベルガーへの思い入れだけで購入したこのレンベルガー。確かに購入時の馬体は良かったですし、牧場での評判も高かったですから期待がゼロではなかったですが、母は500万クラスで頭打ちでしたしどこまでやれるのかなぁ〜というところでした。それが今回も2着と素晴らしい走りを見せてくれました。しかも花形の芝2000mですからなお嬉しいですね。

 母クリンゲルベルガーは1200mでこその馬でしたから、この母からこんな中距離で走れる産駒が出てくるなんて考えられなかったですね。牧田和弥先生も母のイメージを引きずらずに良く馬の適性を見抜いて適切なレースに出走させていただいております。このまま良い流れで勝ち上がりたいですね。

 次は是非共競馬場に応援に行きたいです。

 頑張れレンベルガー!!次で初優勝を決めてくれッ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2015年10月8日立ち上げ 11月25日、27日、12月3日、12日、13日、14日加筆
レンベルガーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2015年10月 3日 第3戦 2歳未勝利 阪神芝1800m (7着/5番人気)

2015年 9月19日 第2戦 2歳未勝利 阪神芝1800m (2着/4番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2015年 7月 4日 デビュー戦 2歳新馬 中京芝1400m (5着/7番人気) ルクソール様撮影現地写真多数掲載

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