期待の愛馬 ペルシステンテ 第6戦


前走後、北海道にて3連闘も視野に入れられていたが、

ソエの症状が出て9月3日に帰栗。


9月27日 阪神5R 3歳未勝利 ダート1400m混合戦は、

鞍上に現在リーディング首位で早くも100勝超えの内田博幸騎手を起用し期待されたが、

9着大敗/4番人気。


結果論だがいきなりの距離が裏目に。


レース回顧と時計の分析、

レース後の内田博幸騎手・岡田稲男調教師のコメントを掲載。


今後、福島の500万戦に格上挑戦することが発表されました。

(2009年10月1日完結)

2009年9月7日作成

●前走後9月3日に帰栗しました

 前走後、優先出走権を使用しての3連闘も視野に入れられていましたが、ソエの症状があり、2日に札幌競馬場を後にしました。

 そして翌9月3日に栗東トレセンに入厩。

 クラブHPによりますと、岡田稲男師は気を抜かずに走れるダート1400mあたりを目指すとのこと。ダート1400mの3歳未勝利戦と言えば、

9月13日 阪神5R 3歳未勝利 ダート1400m混合戦か、
9月27日 阪神5R 3歳未勝利 ダート1400m混合戦の2鞍しかありません。

 相手次第ということで変わる可能性もありますが、私としては出勤予定日だった9月13日はすでに休みの手続きを取り、現地観戦のスタンパイをしています。

 スーパー未勝利ですし、どこか1鞍しか出走できませんが、9月27日に万が一優先権持ちの馬が17頭以上出馬を希望すると、抽選による除外の可能性も僅かにあります。除外の心配があるなら9月13日に出ると思いますが、これもソエ次第でしょうね。

 ちなみに9月27日は元々休みですので問題ありません。

●なぜか出馬想定されていました

 なぜか9月5日 札幌3R 3歳未勝利 ダート1700mに出馬想定されていました。おそらく想定メンバーが月曜日(8月31日)のもので、この時点では出走も模索していたということでしょう。

 結果は上記の通り阪神のスーパー未勝利に出走するため、9月2日に札幌競馬場を後にしています。

これ以降は9月13日に作成

●次走は9月27日 阪神5R 3歳未勝利 ダート1400m混合戦を内田博幸騎手で

 9月10日のキャロットクラブ公式HPのペルシステンテの近況によりますと、次走は9月27日の阪神5R 3歳未勝利 ダート1400m混合戦を内田博幸騎手で予定しているとのこと。

 元々ダート1400mに出走表明していた岡田稲男調教師ですが、やはり9月27日を選んで来ました。そして、かなり早い段階で現在騎手リーディングの全国トップを走る内田博幸騎手に騎乗依頼(なんだか、関西で内田騎手と言うと内田浩一騎手のイメージが強いのですが・・・。)。これ以上ない選択だと思います。

 後は相手次第といったところですが、前4節以内の優先出走権の効力がある最終週。まさか全頭優先権持ちで抽選なんてことはないでしょうね。

 当日は私は休日ですが、少し予定が入っており、現地に行けるかは微妙ですが、行きたいですね。いや、ここをあっさりと勝ってすぐに500万クラスでお目にかかれるとは思っていますが。

これ以降は9月23日に作成

●気になる出馬想定表

出馬想定表 9月26日 阪神6R 3歳未勝利 ダート1800m 全14頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アグネスハイヤー 鮫島良太  9/05 未勝利 小倉ダ1700
クリスティビーム 池添謙一  9/02 交流 門別ダ1200
ケンブリッジブルー 福永祐一  8/27 交流 園田ダ1400
シャインベル 渡辺薫彦  8/29 未勝利 小倉芝2000 15 13
スルージエアー 田中健  9/05 未勝利 小倉ダ1700 15
センターグリッター 藤田伸二  8/23 未勝利 札幌ダ1700 11
トモダチ 松山弘平  9/05 未勝利 小倉ダ1700 11
ピサノハーレー 川田将雅  8/16 未勝利 小倉芝1800 13
ベラノッテ 吉田晃浩  9/07 交流 金沢ダ1500 18 14 10
ペルシステンテ 岩田康誠  8/29 未勝利 札幌ダ1700
マスターエンプレス 宮崎北斗  9/06 未勝利 札幌ダ1700
マッキーガリウム 幸英明  8/29 未勝利 小倉ダ1700
ミステリアスオーラ 浜中俊  9/05 未勝利 小倉ダ1700
リバートップガン 福永祐一  9/05 未勝利 小倉ダ1700
 一応、しっかりと作り込みましたが、夜更新されたクラブHPによりますと、27日のダート1400mか来週のダート1800mのようですね。

 しかし、来週は優先出走権が消滅しているので、最悪除外という危険性があります。

 ただ、上記の9月26日のレースはつくってわかったのですが、相手が揃い過ぎています。これを勝てというのは正直厳しいですね。

これ以降は9月24日に作成

●阪神ダート1400mコース解説

 スタート地点は2コーナーの奥のポケットの芝の部分。ただし、芝1800mや芝1400mよりも内側にあり、芝コースの本線とは重ならない。ダート1200mのスタート地点からそのまま左に200m延長したところにある。
 3コーナーまでの距離は542m。内と外では距離が違うが、かなり芝部分を走ることになる。
 テンからペースが厳しくなり、前半の方が確実に流れが速い。ラスト1ハロンのところでグイと13秒台まで時計がかかり、そこでの凌ぎ合いが見もの。
 逃げ馬は苦戦傾向。上位3頭は逃げ、先行馬同士ではなかなか決まらず、1頭は差し馬が突っ込んでくる。そのあたりを考えて馬券作戦を立てたい。
 枠順は揉まれやすい最内が不利。あとはほぼフラットだが、外枠が若干有利なのが特徴。多頭数になった方がその傾向は強い。
 最近はクロフネ、フレンチデピュティといったヴァイスリージェント系の種牡馬の活躍が目立つ。

有利な枠順 最内不利で外有利
有利な脚質 先行
ポイント 先行力、枠順
種牡馬ベスト アフリート、ジェイドロバリー、ブライアンズタイム
連対騎手ベスト 武豊、安藤勝己、藤田伸二、福永祐一、四位洋文
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分26秒8 1分26秒8 1分26秒5
2歳未勝利 1分26秒7 1分26秒6 1分26秒4 1分25秒4
2歳オープン 1分25秒4 1分25秒8
3歳新馬 1分27秒2 1分26秒9 1分26秒6 1分25秒7
3歳未出走 1分27秒1 1分26秒5 1分27秒2 1分26秒1
3歳未勝利 1分26秒6 1分26秒3 1分25秒8 1分25秒5
3歳500万 1分25秒5 1分26秒0 1分25秒0 1分24秒8
古馬500万 1分25秒3 1分24秒7 1分24秒0 1分24秒7
古馬1000万 1分24秒5 1分24秒6 1分24秒0 1分24秒5
古馬1600万 1分23秒8 1分23秒6 1分24秒1 1分23秒2
古馬オープン 1分23秒3 1分22秒8 1分22秒2 1分22秒2

●追い切り情報(9月24日更新)

前走前 8月28日 札幌ダート 稍重馬場 馬なり余力

助手
5F 76.9
4F 60.4
3F 45.5
1F 14.6[7]



9月6日 栗東プール 4周


9月24日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.4
3F 41.1
2F 26.7
1F 13.1
シェーンヴァルト(古馬オープン)一杯に1.2秒先行アタマ遅れ
 9月6日、プールで調整されています。

 9月24日、同世代のオープン馬シェーンヴァルト(デイリー杯2歳Sの勝ち馬)一杯に馬なりで食らいつきました。
 以下は9月24日に更新されたクラブHPペルシステンテの近況です。

「今朝はシェーンヴァルトと併せて追い切りました。最後は少し遅れましたが、手ごたえは勝っていたと思えるほどで、動きは良かったですね。腰もだいぶパンとしてきているので、これまでよりも馬の状態としてはいいでしょう。1800mも考えたのですが、集中できる距離で最後までしっかり追ってもらえればと思います。ラストチャンスですし、レース当日までしっかりケアしながら競馬に臨みます」(岡田師)

 というわけで、かなり動きはいいとのことです。期待していいのでしょうね。私ほっさんの追い切り評価は本数と時計を嫌って「B−」です。格上相手とはいえ、遅れたことも不満です。

●出馬確定表

出馬確定表 9月27日 阪神5R 3歳未勝利 ダート1400m 混合戦 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
エバーメモリー 小林徹弥  8/22 未勝利 小倉ダ1000 14 13
エリモフリーダム 川島信二  9/06 未勝利 小倉ダ1000
エーシンカハナモク 福永祐一  5/03 未勝利 京都芝1600
キャンディームーン 岩田康誠  8/22 未勝利 新潟ダ1800 11 15
サンマルリーフ 赤木高太郎 11/16 新馬 京都芝1600 15 18
シゲルオオミネサン 酒井学  8/22 未勝利 小倉芝2000 17 14 12
スズカアパッシュ 田島裕和  8/19 交流 笠松ダ1400 14 14 14 11
ツルハチオジョー 橋本美純  8/26 交流 名古ダ1400 12 12
テイケイメルベイユ 和田竜二  9/06 未勝利 小倉ダ1700
トウショウデザイア 中村将之  8/29 未勝利 小倉ダ1700
パープルパッピー 秋山真一郎  8/16 未勝利 小倉ダ1700 11 15
ペルシステンテ 内田博幸  8/29 未勝利 札幌ダ1700 B−
ラブアダブダブ 藤岡佑介  8/26 交流 名古ダ1400 15
ラプターストーム 武豊  8/08 未勝利 小倉ダ1700
レジャイール 小牧太  1/24 未勝利 中京芝1200
レディブルーム 松山弘平  9/05 未勝利 小倉ダ1700 10

表中の「優」は優先出走権を持っていた馬 騎手の太字は乗り替わり。

 出馬想定されていた9月26日のダート1800mよりはメンバーが軽そうですが、それでも優先出走権持ちが計6頭、その中のトウショウデザイアは、あの女傑スイープトウショウの下です。なんとも厳しいですが、ウチパクを信用するしかないですね。

これ以降は9月26日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「波乱含み」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬
レディブルーム
ラプターストーム
トウショウデザイア
エリモフリーダム △△
レジャイール
エーシンカハナモク △△
ペルシステンテ △△
テイケイメルベイユ
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
トウショウデザイア 3.2
ラプターストーム 4.3
レジャイール 5.6
エーシンカハナモク 8.2
ペルシステンテ 10.0
エリモフリーダム 10.9
以下15倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ペルシステンテ 58 45 58 57


デイリー馬三郎

予想印

◎ エーシンカハナモク
○ トウショウデザイア
▲ レジャイール
☆ ペルシステンテ

以下省略

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

ペルシステンテ(5着)

 「返し馬から気合が物足りなくて、勝負どころでフワッとしてしまった。そのあたりの立ち回りの差だろうね。」(岩田康誠騎手・競馬ブック)

 「前の馬についていっているときはいいのですが、開いたところに出して前があくとフワフワしてしまいます。ゲート裏などで気合いを入れてもボケーッとしているし、スタートをちゃんと出るか心配になったほどです。まだ真剣に走っていませんね。砂を被ること自体は気にしていなかったし、強い馬の後ろをついていって、気を抜かせないまま走らせられれば、すぐ勝てる力はありますよ」(岩田康誠騎手・キャロットクラブHP)

「チークピーシズの効果もあり、だいぶ常識にかかってきましたが、勝負どころでフワっとした分差が開いてしまいましたね。まだまともに走っていないし、帰ってきた後も息はほとんど上がっていません。間違いなく能力はある馬なので、気持ちの問題ですね。この後は、栗東まで長距離移動させてから改めて調整するよりも、限定未勝利戦より相手関係が落ちることや滞在のままで臨めることを考えて、来週もう一度使うことを考えています。体もいい具合に絞れてきているし、レース後の様子を見ても消耗は最小限で済んでいるはずなので、なんとか決めたいですね」(岡田稲男調教師・キャロットクラブHP)
 「シャドーロール。連闘で更に体が減り、ギリギリの体つき。中団の内を追走したが、4角で外に持ち出す際にゴチャついてスムーズさを欠く。ゴール前は盛り返してきただけに、ちょっともったいない内容。」(競馬ブック)

●陣営のコメント

ペルシステンテ

 「体質が強化され本来の能力を出せるようになった。距離短縮は問題ないし立ち回りひとつ。」(岡田稲男調教師・デイリー馬三郎)

これ以降は10月1日に作成

●レース 

 ペルシステンテのスタートは流石一流騎手というくらいドンピシャで、1完歩は他のどの馬よりも速かったと思います。ところがここのところずっと1700mを走っていたせいか、二の脚の差で負け、後方12番手からの追走となってしまいます。
 私は当日は仕事は休みなのですが、どうしても外せない用事で外でラジオNIKKEIで中継を聞きました。この時点でペルシステンテはアウトだと思いました。
 ずっと中距離を走って来ましたし、このコースは発進してすぐが芝ですから、その辺りがあったのかも知れません。

 ダートの短距離戦ということで、12番手では勝ち負けできませんから、鞍上・内田博幸騎手は道中追い通しでポジションを上げてようとしますが、反応はイマイチで10番手に上がるのがやっと。

 4角は大外ブン回しで直線に賭けますが、バテず伸びずで流れ込んだだけの9着。時計も遅く、とてもこの距離では勝ち負けは難しそうでした。

●時計の評価

 今回のペルシステンテの走破時計1分27秒8良馬場はこのコースの3歳未勝利クラスの平均勝ちタイムよりも1秒以上遅く、距離だのなんだのといろいろと理由があるにせよ、走らなさ過ぎです。

 父ジャングルポケットも中長距離向きでしたが、本馬もそうではないでしょうか。

●レース後の騎手・調教師のコメント

ペルシステンテ(11着)

 「スタートは出るが、そこから進んで行かなかった。1400メートルは合わないよう。気の悪さもあるしね。」(内田博幸騎手・競馬ブック)

 「スタートはうまく出てくれたのですが、そのあと思うように進んでいけませんでした。乗り味は悪くないのですが、ズルいところがあるし、この距離も忙しいかもしれません。なんとか結果を出したいと思っていたのですが、申し訳ありません」(内田博幸騎手・キャロットクラブHP)

 「集中力を保てるようにと短いところを使いましたが、それでも気難しい面を見せてしまい、前との差が開いてしまいました。どうしても気の悪さがネックになりますが、馬は良くなってきていますし、まじめに走ればもっとやれる馬です」(岡田稲男調教師・キャロットクラブHP)

●専門誌のレース評価

ペルシステンテ(11着)

 「追い通しで追走に余裕がなかった。この距離は忙しい感じ。」(競馬ブック)

●今後の展望

 1度しか出走できないスーパー未勝利で敗れたことで、選択肢は引退か500万格上挑戦か、地方転厩かの3つしかなく、どれも厳しいものばかりですが、レース当日にはクラブHPにて早くも500万クラス挑戦を明記。正直ほっとしました。

●最後に

 この馬の購入時、私はペルシステンテに芝の中距離を望んでいましたが、今回の走りだけを見ていると芝の部分ではかなりスピード負けしており、少し不安になりました。

 とにかく10月24日から5節開催される福島の500万クラスに格上挑戦しますが、いい結果を期待します。今回は内容の乏しい一戦でしたが、敗因は距離だと思っています。私はしつこいですが諦めていません。能力さえ出し切れば・・・。

 今回はどうしても外せない用事で地元阪神にもかかわらず応援に行けませんでしたが、いつかまた初戦のように現地で観戦したいと思っています。

 頑張れペルシステンテ。なんとしてでも勝ち上がれ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2009年9月7日作成 13日、23日、24日、28日、10月1日加筆
ペルシステンテの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2009年 8月29日 第5戦 3歳未勝利 札幌ダ1700m (5着/3番人気)

2009年 8月23日 第4戦 3歳未勝利 札幌ダ1700m (2着/10番人気)

2009年 7月25日 第3戦 3歳未勝利 札幌ダ1700m (8着/7番人気)

2009年 6月28日 第2戦 3歳未勝利 札幌ダ1700m (8着/6番人気)

2009年 3月15日 デビュー戦 3歳新馬(混合) 阪神ダ1200m (7着/8番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

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