期待の愛馬 ペルシステンテ 第2戦


6月28日 札幌3R 3歳未勝利 ダート1700mは、

8着/6番人気。

前走同様、スタート直後に大きく躓き後方追走。

今回は直線で魅せる脚もなく、意気消沈。

しかも、レース後に外傷が発見され、

これで前走同様に肩の疲労が出るようならば、時期的に引退は必至。

なぜ、こんなことになってしまったのか・・・。

レース回顧と時計の分析、

レース後の北村友一騎手のコメントを掲載。

(2009年6月29日完結)

2009年6月15日作成

●前走後、放牧に出されていましたが、6月17日に函館競馬場に入場予定と報告されました

 除外の権利獲りが、物凄い確率の抽選に当選してしまい、仕上がり途上で出走するはめになったペルシステンテですが、結局7着に敗れ、レース後、左肩の出が悪く歩様が乱れたので放牧に出されていました。

 そこまでは仕方がないのでいいのですが、問題はここからです。6月1日のクラブHPでは次のような近況報告になっていました。


 屋内坂路でハロン15〜16秒のキャンター2本を基調に、週1日はハロン14秒を計時しています。「速めのキャンターを継続していますが、不安は一切ありません。かえって週を追う毎に動きは良化しています。まだ移動日程は決まっていませんが、いつ連れていくと言われても対応できる状態にあると思います。馬体重は469キロです」(空港担当者)


 もう、いつ入厩してもいい状態だと言われているのに、管理馬の多い調教師特有の”馬房の都合がつかず”に宙ぶらりんにされていました。

 更に翌週(6月9日)のクラブHPの近況もご覧ください。


 屋内坂路でハロン15〜16秒のキャンター2本を基調に、週2日はハロン14秒を計時しています。「今週からは速めの本数を増やすなど、北海道直接入厩を想定して負荷を高めています。馬もよく応えており、疲れを見せることなくしっかりと取り組んでくれています。動きも確実によくなっているので、いつ声がかかっても満足のいく状態で送り出すことができそうです」(空港担当者)


 ペルシステンテは3歳夏にして、まだ未勝利の身分です。9月に未勝利戦が終了してしまえば、ほとんど出走の叶わない格上500万クラス挑戦か、地方転厩、または引退を余儀なくされます。はっきり言って、ゆっくりしている時間はありません。
 それなのに、翌6月10日のクラブHPでは次のような近況報告が!?


 今のところ1回札幌3週目の後に函館もしくは札幌競馬場へ入場予定です。7月18日もしくは19日の札幌競馬(3歳未勝利・ダ1700m)を目標にしています。


 もう、馬が仕上がっているのに、遅すぎるのではないかと半分怒りを覚えていました。友駿ホースクラブなら、調教師のいいなりで、この通りのスケジュールになっていたでしょうが、さすがは物言う馬主キャロットファーム、そして物言う育成牧場社台グループ。
 本日(6月15日)の近況では以下のように変更になっていました。


 屋内坂路でハロン15〜16秒のキャンター2本を基調に、週2日はハロン14秒を計時しています。17日に函館競馬場へ入場予定です。「移動当初から理想的なペースアップを図ることができ、ここ最近はハロン14秒と比較的速めのところを行うことで状態もグンと上向いてきました。当初は7月の入厩を予定していたようですが、状態もいいので早めに移動させることにしました。馬体重は477キロです」(空港担当者)


 というわけで、めでたく6月17日に函館競馬場に入場予定になりました!!嬉しいッ!!

これ以降は6月19日に作成

●6月17日に函館競馬場に入場

 クラブHPによりますと、ペルシステンテが6月17日に函館競馬場に入場したということです。放牧後の10日経たないと出走できないルールですが、27日、28日の週には出走可能です。あまり未勝利終了まで時間がありません。調子はすこぶる良いようですし、できるだけ早く出走して欲しいですね。

これ以降は6月24日に作成

●追い切り情報(6月24日更新)

前走前 3月12日 栗東CW 良馬場 末強め余力
助手
6F 88.2
5F 71.2
4F 55.9
3F 41.6
1F 12.6[7]
タンホイザー(古馬500万)末強めの内に先行3F付同入



6月21日 函館W 良馬場 馬なり余力

助手
5F 73.7
4F 57.4
3F 42.4
1F 13.9[8]
レッドシャガーラ(古馬500万下)馬なりの外に0.4秒先行0.2秒先着


6月24日 函館W 良馬場 一杯

助手
5F 68.4
4F 53.4
3F 38.8
1F 12.1[7]
レッドシャガーラ(古馬500万下)一杯の内に先行0.1秒遅れ
 6月21日、函館に移動後、初めて時計を計時しました。格上に先着と言っても、元はコンマ2秒先行しています。ただ、それでも先着は嬉しいですし、相手よりも外を回っていますので、評価していいのではないでしょうか。
 ただ、まだ終いの伸びを欠き、次週の出走は時期尚早かも知れません。

 6月24日、一杯に追われました。全体の時計はひと息ですが、終いまでしっかりと伸びており、岡田稲男調教師もこの結果を受けて、今週の出走を決断されたようです。
 確かに、万全かと言われるとそうでもありませんが、とにかく未勝利戦終了まで時間もなく、少しでも早くレースに出たいですから、今週の出走は大賛成です。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。追い切りの本数の少なさと、24日の全体の時計から、そのように判断しました。しかし、力は出せるでしょう。

●気になる出馬想定表

出馬想定表 6月27日 札幌1R 3歳未勝利 ダート1700m 全10頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アヴァルース 川田将雅  5/30 未勝利 中京芝2500 10 11 B−
カシマモナーク 宮崎北斗  6/21 未勝利 札幌ダ1700 12 14
コスモジュゲム 松岡正海  6/06 未勝利 東京ダ1600
シルクエステート 池添謙一  6/20 未勝利 札幌ダ1700 10
スーパータイトル 吉田隼人  5/24 未勝利 新潟ダ1800 12 11 13
パイオニアシチー 畑中信司  6/08 交流 金沢ダ1500 15 10 14
ペルシステンテ 小牧太  3/15 新馬 阪神ダ1200 B−
マイスター 丸田恭介  5/31 未勝利 東京ダ2100 10 14 B−
ヨシキタドッコイ 小林淳一  5/17 未勝利 新潟ダ1800 10 13 12 11
レッドブラッド 国分優作  5/30 未勝利 東京ダ1600 B−

●鞍上は北村友一騎手

 北村友一騎手は3年目の昨年53勝、4年目の今年も6月24日現在33勝と年間60勝ペースで勝ち星を量産しており、名実共に若手のホープです。

 私ほっさんとの相性も良く、7番人気のエクストラシチーをデビュー2年目の減量時代に勝ち上げていただいたのを最初に500万クラスでも7番人気で勝ち馬からコンマ2秒差の4着と、軒並み人気よりも上の着を拾ってくれる騎手で、その傾向は私の愛馬に限ったことではありません。

 騎乗馬のラインナップから、年間50勝超えという数字は100勝にも劣らない成績で、これから騎乗馬が良くなれば、80勝は余裕でしょう。

 とにかく、騎乗技術は素晴らしく、当時から私はべた褒めですが、腕のあるいい騎手です。この素晴らしい騎手と、素晴らしい素質を持った馬が一緒になれば、未勝利クラスはアッサリでしょう。

●札幌ダート1700mコース解説

 スタート地点は正面スタンド前右。最初のコーナーまでは約240m。中距離戦と言えども前半から激しい攻防。スタート後の500mがかなり速い
 コーナーのカーブが緩いオール平坦コースらしく、1〜2コーナーのカーブでも速度が落ちにくく、1ハロン11秒台を切るラップを刻むこともある。
 向正面に入り、そのあとゴールまでも一定の速いペースで推移。平均の勝ち時計が速く、高速決着に対応できるスピードタイプの馬でないと苦しい
 脚質は番手につけられる先行馬が最も有利。逃げ馬も悪くない。差し馬はコーナーでマクり、4コーナー出口までに好位に押し上げられるタイプでないとなかなか勝てない。
 枠順の有利・不利はほとんどない
 血統的にはヘイルトゥリーズン系が非常に強い。サンデーサイレンスやブライアンズタイムはもちろんだが、息子のバブルガムフェロー、マヤノトップガンが狙い目。連対率に加え、回収率も高い。

有利な枠順 フラット
有利な脚質 先行
ポイント 高速決着への対応、血統
種牡馬ベスト ブライアンズタイム、サンデーサイレンス、アフリート
連対騎手ベスト 武豊、横山典弘、武幸四郎、藤田伸二、四位洋文
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
3歳未勝利 1分48秒0 1分47秒5 1分47秒1 1分46秒7
古馬500万 1分46秒7 1分46秒1 1分46秒0 1分44秒9
古馬1000万 1分45秒4 1分45秒0 1分44秒4
古馬1600万 1分45秒2 1分45秒1 1分43秒7 1分45秒3
古馬オープン 1分43秒7 1分44秒4 1分42秒8

これ以降は6月25日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 6月28日 札幌3R 3歳未勝利 ダート1700m 全12頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
インディストラーダ 中舘英二  6/06 未勝利 東京芝1800 11
コアレスミューズ 三浦皇成  6/21 未勝利 札幌芝1800 14
コスモピグマン 丸田恭介  4/18 未勝利 福島芝1800 13 13 11
スグリワ 田中博康  4/04 未勝利 中山ダ1800 10 15
スプリンググレン 武幸四郎  5/09 未勝利 東京ダ1600 11 10 12
タマモユニヴァース 藤田伸二  3/01 未勝利 阪神ダ1800
トウショウジオン 丸山元気  6/07 未勝利 東京ダ1600 14 10
ハワイアンシェーナ 宮崎北斗  6/20 未勝利 札幌ダ1700 13 12 13
ペルシステンテ 北村友一  3/15 新馬 阪神ダ1200 B−
ホッコーテイオー 斉藤正弘  6/21 未勝利 札幌ダ1700 12 11
レッドブラッド 国分優作  5/30 未勝利 東京ダ1600 B−
ワイルドベリー 船曳文士  6/07 未勝利 中京芝2000 18 10

騎手の太字は乗り替わり

 結局、想定されていた27日の札幌1Rではなく、28日の札幌3Rで確定しました。こちらは、前走5着以内の優先出走権持ちが1頭もいません。ただ、前走で人気を背負っていた馬たちが3頭おり、巻き返しもあるかも知れません。

●ほっさん予想

アヴァルース

 社台レースホースの所属馬で優良・池江泰寿厩舎の馬。なんだか、めちゃ強そう。過去3戦してすべて芝の中距離。2走前は”ワシャモノタリン”にコンマ4秒敗れ3着。実質、ワシャモノタリンよりも物足りない。

 ・・・というわけで、矛先をダートに向けて来たわけだが、父はネオユニヴァース。ダートで一変とは・・・。

 追い切りは三浦皇成騎手が騎乗して終いまで良い伸び。

カシマモナーク

 過去13戦して、全て着外。連闘で臨むが、上がり目もなく、無視していい存在。

コスモジュゲム

 デビューから5戦も4、3、3、2、4着とこのクラスの安定勢力。しかし、ワンパンチ足りないのも事実。人気にはなるだろうが、ペルシステンテの前に力尽きる。

 ここのところ、馬なりでしか追われてなく、24日は終いの時計も要しており、追い切りは良いとは思えない。

シルクエステート

 ペルシステンテと同じ岡田稲男厩舎の管理馬。前走は先週札幌で4着。初ダートでそれなりの内容だが、北海道で相手の弱さは否めない。

 連闘もどうでるかわからず、連まで予想。

スーパータイトル

 常に勝ち馬からは大きく離されており、最下位候補筆頭。

 追い切りは騎手騎乗にしては目立つ動きではない。

パイオニアシチー

 前走3着と言っても、地方交流戦の話。中央では14、10、15着と大敗で、いいところなし。先週の新馬戦を制したシチー軍団&作田誠二師と言っても、掲示板すら厳しい状況。

ペルシステンテ

 初戦は7着の為、人気は落ちるだろうが、前走の敗因は前走の特集で散々書いた通り。今回は発馬がまともなら、圧勝。単勝が4倍以上つくのなら、単勝ズッポシ勝負!!

 当初、今週出走ではなかったが、追い切りの動きも及第点で、出走へ。助手が騎乗しての終い12.1秒の伸びは圧巻で、追い切り本数は少ない気がするが、力は出せる状態。


 以下は6月24日更新のクラブHPから。

24日は函館ウッドコースで追い切りました。「先週末、さっそくウッドコースに入れたところ、少し重い感じがしたので今週は無理かとも思ったのですが、今朝の追い切りは終い12秒台前半でまとめ、しっかり動けていました。少し間隔は開きましたが、この動きなら問題なさそうです。来週まで引っ張るよりも、状態のいいときに使っていってあげた方がよさそうなので、今週使うことにしました。久々のぶんは割り引いても、この動きならいきなりからでもやれそうです」(岡田師)28日の札幌競馬(3歳未勝利・ダ1700m)に北村友騎手で出走予定です。

マイスター

 前走は競走中止。それ以外の3走も最高8着で、全くいいところなし。

 ここ2週、一杯に追われているが、前走前に比べて迫力はない。

ヨシキタドッコイ

 過去3走して全て二桁着順で大敗。いくら北海道でも・・・。

インディストラーダ

 前走は11着と言っても初芝で度外視。ダートなら4、3、3、4着と掲示板を外したことがない。

コアレスミューズ

 夏の北海道のお約束、三浦皇成騎手プラス佐々木晶三調教師のコンビ。しかし、芝では堅実もダートは1月に大敗。前走6着で優先権を失い、仕方なくダートに出て来たか。

コスモピグマン

 どちらかと言えば芝向きで、ずっと芝で走ってきた。前走13着で優先権を失い仕方なくダートのここへ。5着以内の優先権狙いか。

スグリワ

 2歳時は5着4着と安定も、ここ3戦は勝ち馬から2秒以上離され、全く勝ち負けに参加していない。

スプリンググレン

 いつも走破時計は平凡。とても勝ち負けは・・・。

タマモユニヴァース

 芝でもダートでも2着のある素質馬。前走は武豊騎手が騎乗して2番人気7着。そこから4か月の休み明け。いきなり勝っても不思議はない。

トウショウジオン

 前走がデビュー戦も散々。ガラリ一変とは・・・。

ハワイアンシェーナ

 交流戦でも中央でも全くダメ。

ホッコーテイオー

 掲示板でギリギリ級。

レッドブラッド

 過去3走して7、7、6着という成績は安定しているかの印象だが、全て勝ち馬からは1秒以上の差と、全く勝ち負けには参加していない。

 追い切りの動きは、騎手騎乗で全体の時計は悪くないが、終いの伸びはひと息。

ワイルドベリー

 新馬戦2番人気もいつも人気を裏切る。前走は3番人気も18着とシンガリ負け。そこで芝に見切りをつけ、今回初ダート。

 姉は重賞ウィナーのアグネスラズベリ。父はフジキセキで必ずしもダートが合うとは思わない。
ペルシステンテ
タマモユニヴァース
インディストラーダ
なし
 その素質はだれもが認めるところのペルシステンテ。しかし、久々の分割り引かれている様子。確かに、追い切りは終いまでしっかりと伸びたと言っても、全体の時計は平凡で、完璧な状態ではない。

 しかし、馬体が緩々の前走でも直線はもっとも目立つ脚。その時よりもいい状態だと思いますし、牧場でしっかりと乗り込まれています。私はいきなりからやれると思っていますし、未勝利クラスで低迷している馬ではないと思っています。ここはアッサリと大差勝ちして、北海道でオープンまで上り詰めて、帰阪して欲しいと思っています。

 なになに?自信持ち過ぎ??私ほっさん初の高額購入馬。る購入時点から、そう思い続けています。このメンバーで掲示板を外すなど、夢にも思っておりません。

これ以降は6月27日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「難解」


予想家の印
馬名 高柳利 井尻恵 小原靖
インディストラーダ
スグリワ △△
ペルシステンテ △△ △△
タマモユニヴァース
レッドブラッド
コアレスミューズ
ワイルドベリー
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
タマモユニヴァース 2.6
インディストラーダ 3.3
コアレスミューズ 4.5
レッドブラッド 9.2
ペルシステンテ 11.1
スグリワ 13.3
ワイルドベリー 13.8
以下30倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ペルシステンテ 38 38



騎手の今日の馬

北村友一  △久々割引も素質秘め

デイリー馬三郎

予想印

◎ タマモユニヴァース
○ インディストラータ
▲ コアレスミューズ
☆ ペルシステンテ

以下省略

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

ペルシステンテ(7着)

 「ゲートに入っても馬がボーっとしていて、一歩目で置かれてしまいました。まだレースで何をすればいいのかわかっていない感じですし、まだ体にも少し余裕がありますね。一度使って変わってきそうですね。いいスピードをもっているので、この距離も守備範囲ですよ。」(小牧太騎手・キャロットクラブHP)

 「パドックでジョッキーが跨ってもあくびをしているし、まだ競馬をわかっていない感じでしたね。ゲートはもともと速い方ではないので、ちょっと遅れてしまいました。速い時計を2、3本消化するより、一度レースを使う方が上積みはずっとありますから、次走の変わり身に期待してください。これで体もキュッとしまってくるでしょう。今日の内容からも、すぐに勝ち負けの勝負ができると思います。」(岡田稲男調教師・キャロットクラブHP)

●各陣営のコメント

ペルシステンテ

 「弱いところはあるけど、直前のケイコが思ったより動いた。今週のひと追いで絞れれば。」(岡田稲男調教師・デイリー馬三郎)

 「先週末、さっそくウッドコースに入れたところ、少し重い感じがしたので今週は無理かとも思ったのですが、今朝の追い切りは終い12秒台前半でまとめ、しっかり動けていました。少し間隔は開きましたが、この動きなら問題なさそうです。来週まで引っ張るよりも、状態のいいときに使っていってあげた方がよさそうなので、今週使うことにしました。久々のぶんは割り引いても、この動きならいきなりからでもやれそうです」(岡田稲男調教師・キャロットクラブHP)

これ以降は6月28日に作成

●レース 

 前走もスタートで大きく出遅れたペルシステンテですが、今回もスタート直後に大きく躓き、9番手の内を追走します。

 4コーナーもインを突き、上手く進路が開きますが、前走の伸びは見られず、流れ込んだだけの8着。全体の時計も遅く、言い訳できない敗戦です。

●時計の評価

 今回のペルシステンテの走破時計1分49秒3良馬場は、札幌ダート1700mの3歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ちタイムが1分48秒0良馬場ですから、とても勝ち負けには届かない時計ということが言えます。

 もっとも、スタート直後に致命的な躓きをしていますが、それでももう少し最後は伸びて欲しかったです。故障などが心配です。

これ以降は6月29日に作成

●レース後の騎手・調教師のコメント

ペルシステンテ(8着)

 「もっと前で競馬をしようと思っていたのですが、スタートで躓いてしまって流れに乗ることができませんでした。遅いペースで展開が向かなかったのもありますが、今日は気持ちもまだレースに向いていなくて、ピリッとした感じが全体を通して見られません。帰厩してからすぐに使った影響だと思いますが、実戦を一度使ったことで精神面が変わってくると思います」(北村友一騎手・キャロットクラブHP)

 「牧場である程度乗っていたし、体は絞れていい感じだったと思います。躓いてしまい流れに乗れなかったのは残念ですが久々の競馬でしたし、次に期待したいですね。躓いたときにできたと思われる外傷がありますし、前回も少し経ってから肩に痛みが出たので、すぐに函館には戻さず、札幌競馬場で数日様子を見てから今後のことを決めたいと思います」(岡田稲男調教師・キャロットクラブHP)

●今後の展望

 先行有利のダートで、2戦ともこれだけ出遅れれば、よほど能力が抜きん出ていない限りレースになりません。まともに走っていないペルシステンテの能力はなんとも評価し辛いですが、少なくとも、現状ではダートでは未勝利クラスが一杯一杯かも知れません。

 しかし、元々芝のマイルでおろそうとされていた馬ですし、私は繋ぎの高さからも、芝向きと判断して購入しました。出遅れることからも芝の方が致命傷にならないかも知れません。

 そうは言っても、未勝利末期のこの時期、芝のレースは敷居が高く、ダート戦の方が出走しやすい為、優先出走権のないペルシステンテは相当レースが限られてくるでしょう。

 なにより、躓いた時の外傷も気になりますし、前走後のように、肩に痛みでも出れば、未勝利戦に間に合わない為に引退を余儀なくされるかも知れません。

 結果論ですが、馬体の弱さに泣かされる結果となりました。もちろん、その辺りも見抜く力がなければ、1口馬主生活での収支黒字は厳しく、私はそこまではわかりませんので、まだまだ修行しなければなりません。

●最後に

 ここ2週間の内に、大体の方向性が出てくると思いますが、体の弱さ、今回の内容から、私は非常に厳しい見方をしています。

 キャロットクラブの過去の愛馬はいずれも初戦勝ち。出走3頭目に当たるこのペルシステンテも楽観視していましたが、キャロット生活初の補償制度適用も想定しなければいけません。少数精鋭で挑んだ2006年産馬。もう1頭の愛馬クリンゲルベルガーが新馬戦で勝ち上がっただけでもよかったと安堵しています。正直、このペルシステンテの方が自信があったんですが・・・。

 いや、まだ終わったわけではない。最後の最後まで諦めないゾ。

最後までご愛読ありがとうございました

2009年6月15日作成 19日、21日、24日、25日、27日、28日、29日加筆
ペルシステンテの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2009年 3月15日 デビュー戦 3歳新馬(混合) 阪神ダ1200m (7着/8番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

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