愛馬シャンスイ 第5戦


前々走は11か月ぶりの1戦で大敗の12着。

前走は2か月半ぶりで11着。

そして今回は前走から5か月。

生涯の大半を放牧地で過ごす愛馬シャンスイ。

5歳にしていまだキャリア4戦(涙)。


預託管理馬の非常に多い二ノ宮敬宇厩舎にあっても、

このレース数はいかにも少な過ぎ。

長期放牧明けから帰厩後10日の最短時間で出走。


1月31日 中京3R 500万下 ダート1000m 牝馬限定戦は、

13着/11番人気。

大外枠が響き、メンバー中もっとも距離を走るもいいところなし。

うーん・・・。


レース回顧と時計の分析を掲載。

(2010年2月1日完結)

2010年1月21日作成

●前走後、2009年8月11日から下総トレーニングセンターに放牧に出ていましたが2010年1月21日に帰厩しました

 前走後、放牧明けからたった1戦しただけで、下総トレーニングセンターへリフレッシュ放牧に出された我がほっさん厩舎キャロット愛馬第1号シャンスイ。5歳牝馬というのに、まだ4戦しかしていません(涙)。

 しかし、単なる放置プレイではなく、事細かに調教内容などを報告していただいているので、不満はありません。愛馬の戦線復帰を首を長くして待っていました。

 そしてついに2010年1月21日に美浦トレセンに帰厩しました!!放牧に出されたのが昨年の8月11日でしたから、実に5か月ぶりの帰厩ということになります。

 同世代で友駿ホースクラブの愛馬チャーミングシチーも馬格がなく、馬体維持に苦労してきましたが、4歳の秋頃から少しずつ馬体重が増え、多少の調教をしても馬体減りがマシになったことから、それなりに調教を積めるようになり、結果が出て来ました。

 このシャンスイも最大の敵は430キロちょうどという線の細い馬体で、使い減りも激しく、1戦しては放牧というパターンに陥っていました。もし、ここに来て、馬体重が増えて多少のことでは減らないような丈夫な馬体になっているのなら、ここからの活躍が期待出来ますが、相変わらず430キロ前後の馬体なら、これからも同じことの繰り返しでしょう。

 私はこれらの苦い経験から、最近購入する馬は馬格を非常に気にしています。馬格があれば、使い減りも少ないですし、長距離輸送などにも堪え易く、コンスタントにレースも使え、また調教負荷をかけられるので、馬も強くなります。


 このシャンスイを購入した時は、ちょうどキャロットクラブの第1次募集が終わったばかりで、正直、余り物の中からの選択でしたから、初戦で勝ち上がってくれたシャンスイは安価な馬ですし、後悔はありません。成功だと思っています。

 しかし、初戦で魅せたように、素質はある馬ですから、まともならもう少しやれると思っています。そしてなにより、引退期限まであと1年と少し。もっと走りを見たいですね。せめて生涯10戦は走って欲しい。


 以下は本日1月21日のクラブ公式HPシャンスイの近況です。


「負担がかかりやすい背腰の状態は安定していて、体の硬さが目立ってくることはありませんでした。当初は来週あたりの帰厩を考えていたのですが、具合がいいうちに入れて競馬へ向かいたいと思い、急きょ空いた馬房を確保して本日帰厩しました。様子を見ながら動かしていきますが、あまり調教ばかりをやりすぎると反動が出やすいところがあるので、それほど時間をかけないで競馬へ向かうことになると思います。当初は東京開催をメインに考えていましたが、距離は短いほうがいいタイプなので、中京へ向かうことも検討しています」(二ノ宮師)


 というわけで、もしかすると、私の地元関西に比較的近い中京競馬場に来るかも知れませんね。私と休みが合えば絶対に応援に行きます。


 もう、お忘れの方も多いと思いますが、前走前は1度後藤浩輝騎手を確保していたんですよね。残念ながら非当選除外になって流れてしまいましたが。

 二ノ宮敬宇調教師はかなりリーディング上位の騎手を乗せてくれます。このシャンスイも内田博幸、柴田善臣、木幡初広、北村宏司 各騎手といい騎手ばかりを乗せてくれています。

 次走は中京予定ですが、またいい騎手(中舘英二騎手とか)を確保して欲しいですね。

これ以降は1月27日に作成

●追い切り情報(2010年1月27日作成)

前走前 2009年8月5日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

見習
4F 53.6
3F 39.0
1F 12.5[7]
オペラシューズ(3歳未勝利)末強めの内を追走同入



1月24日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

鷹野宏史
3F 39.6
1F 13.2[8]


1月27日 美浦南ニューポリトラック 良馬場 馬なり余力

木幡初広
5F 66.7
4F 51.0
3F 37.2
1F 12.6[6]
ユングフラウヨシコ(古馬1000万下)馬なりの内を追走同入
 1月24日、日曜日なのに騎手が調教をつけてくれました。牧場でしっかりと乗り込まれており、あまり強く調教をすると馬体減りをおこしてしまうことから、あまり調教ばかりやらずに早めに出走させるようです。

 1月27日、おおっとなかなか良い動きですね。全体的な時計も悪くなく、終いまでしっかりと伸びています。格上馬を0.8秒追走して同入。ただ、ジョッキー騎乗ですけどね。木幡初広騎手は当日は京都で騎乗ですので、だれか他の騎手が騎乗するのでしょうね。
 私ほっさんの追い切り評価は「B−」です。動きは良いですが、いくら牧場で乗り込まれて来たからと言って、かつ、あまり追い切ると体が減るとは言っても、馬なり1本は少ない気がします。

●気になる出馬想定表

出馬想定表 1月31日 中京3R 500万下 ダート1000m 牝馬限定戦 全17頭
馬名 前走騎手 前走 過去着順 追い切り
アキノジャブ
アプレンデール
カツヨグラッチェ
クイーンアリュール
コパノチカチャン
シャンスイ B−
シンワノジョケツ
トーホウグリーン
ハッピーシャトル
ヒシシャトル
プリティマリ
ホリノティアラ
マヤフィオーレ
ムーヴ
メジロアリス
ライカート
リッピアピンク

 出馬想定は3Rの牝馬限定戦ですが、同日の7R(15頭が想定)と両睨みだそうです。相手関係を見て決めるそうですが、やはり牝馬限定戦の方が楽だと思ってしまいます。

 出走間隔と想定数から、希望のレースに出馬することは可能でしょう。さて、二ノ宮敬宇師がどこを選ばれますか。

●中京ダート1000mコース解説

 スタート地点は2コーナーを過ぎた向正面の入り口あたり。
 3コーナーまでは380mと、十分に距離はあるがここでの攻防がほぼ勝敗を決する。とにかく速いスタートダッシュを決めて、先手を奪う必要がある。
 3〜4コーナーでスムーズにコーナーリングをするためには、ラチ沿いを取るのがベスト。馬群の外をマクろうとするとコーナーで振られる。芝コースよりもコーナーリングの角度が厳しいからだ。
 ローカルのダートの1000mの中では、やや差しも決まりやすいコースではあるが、やはり前で競馬ができないと厳しい。逃げ馬の連対率は50パーセントを超える。しかし、実際にレースが始まってみないと、どの馬が逃げれるかわからない。当然ながら、予想の際にはそこを読むのが難しいところ。
 枠順の有利・不利は、ほとんどない。数字の上では、大きな特徴は見出せない。
有利な枠順 なし
有利な脚質 逃げ
ポイント スタート時のダッシュ力
種牡馬ベスト スキャン、アフリート、サクラバクシンオー
連対騎手ベスト 武豊、四位洋文、藤田伸二、河北通、佐藤哲三
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分01秒4 1分00秒9 59秒7 1分00秒1
2歳未勝利 1分01秒1 1分00秒4 1分00秒5 1分00秒4
3歳新馬 1分01秒4 1分01秒0
3歳未出走 1分01秒2 1分01秒0 1分00秒4
3歳未勝利 1分00秒7 1分00秒9 1分00秒1 1分00秒5
3歳500万 59秒4 59秒2
古馬500万 1分00秒1 59秒7 59秒7 59秒4
古馬1000万 58秒9 58秒3

●気になる騎手は

 まだクラブHPでもシャンスイの騎手予定はなく、現在騎乗依頼中と思われますが、1月31日、中京競馬場で騎乗する主な騎手は次のとおりです(敬称略)。

 川島信二、赤木高太郎、安藤光彰、中舘英二、吉田稔、松田大作、北村友一、金折知則、佐藤友樹、丹内祐次、上野翔、石橋脩、武英智、田中博康、西田雄一郎、的場勇人、千葉直人、鮫島良太、田辺裕信、石神深一、飯田祐史、丸田恭介、上村洋行、秋山真一郎、酒井学、荻野琢真、長谷川浩大、大野拓弥、野元昭嘉、小林久晃、国分恭介、古川吉洋、丸山元気、小野寺祐太、宮崎北斗

 やはり、この中ですと中舘英二騎手がいいですが、シャンスイの期待度からすると叶わぬ話。他では吉田稔、北村友一、鮫島良太、上村洋行、秋山真一郎、宮崎北斗 各騎手あたりなら嬉しいですが。いっそ、3キロ減量騎手でもいいかも知れません。

 さて、だれになることやら。

これ以降は1月28日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 1月31日 中京3R 500万下 ダート1000m 牝馬限定戦 全16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アキノジャブ 長谷川浩大 12/26 500牝 中京ダ1000 14 15 12 13
アプレンデール 赤木高太郎  1/09 500万 京都ダ1200 16
カシノレッド 二本柳壮  1/05 500万 中山ダ1200 14 14 15 11 15 12
クイーンアリュール 秋山真一郎 10/17 500牝 京都ダ1200 11 14
シャンスイ 丸山元気  8/09 500万 新潟ダ1200 11 11 12 15 B−
シンワノジョケツ 吉田稔 12/27 500牝 中京ダ1700 15
トーホウグリーン 田辺裕信  4/05 1000 中山芝1200 14 12 16 12
ハッピーシャトル 国分優作  1/10 500万 中山ダ1200 15 13 11
ヒシシャトル 丸田恭介 11/07 500万 福島ダ1000 12 13 11
フライングビーン 石橋脩 11/08 500特 福島芝1200 15 11 11
プリティマリ 国分恭介
ホリノティアラ
マヤフィオーレ
ムーヴ
メジロアリス
ライカート
リッピアピンク

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり。

これ以降は2月1日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「上位拮抗」


予想家の印
馬名 米満浩 井上政 西村敬
ライカート △△ △△
トーホウグリーン
ハッピーシャトル
アプレンデール △△
ホリノティアラ
マヤノフィオーレ
メジロアリス
クイーンアリュール
リッピアピンク
プリティマリ
シャンスイ
二重△は△△で処理
あとは無印



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
シャンスイ 63 47 37 56


●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

シャンスイ(11着)

 「まじめで一生懸命に走ってくれる馬です。スッと前へ行けるスピードがありますし、リズムを崩さないようにしながら進めました。前に行った馬の後ろをピタッとついて行くことができればまた違ったのでしょうが、少し離されてしまい、中途半端な間隔になったので砂を被ってしまいました。勝負どころで外から包まれるような形になったときに、手ごたえがあやしくなってしまいました。プレッシャーがかかると少し苦しいのかもしれませんね。距離は短いほうがいいのは確かなので、ダートの同じ条件なら外枠からスピードを生かすような競馬が合っていると思います。または直千競馬というのも試してみる価値があるかもしれないですね」(北村宏司騎手・キャロットクラブHP)

●各陣営のコメント

シャンスイ

 「休み明けで入厩して10日の出走となるが、牧場で乗り込んできたから大丈夫。前進を。」(三浦助手・デイリー馬三郎)

●レース 

 シャンスイのスタートは1完歩目は一番速かったのですが、押しても押しても加速は鈍く、二の脚の差でズルズルと後ろに下がって行きます。

 結局8番手あたりを追走するのですが、外枠がたたり、終始大外でかなりの距離を走ります。もっとも距離を走った馬と言っても過言ではないでしょう。

 能力の抜けている馬ならともかく、長期休養明けでキャリア4戦の5歳馬にこれでは勝ち目はありません。13着でフィニッシュします。

 勝ち馬からは0.9秒差ですが、勝ちタイム自体が平凡で、低レベルな一戦で大敗したと言って良いでしょう。

●時計の評価

 今回の愛馬シャンスイの走破時計1分01秒4良馬場は、中京ダート1000mの500万クラスの過去10年間の平均勝ちタイムにはほど遠く、いいところがありません。

 ただ、毎度毎度長期休養明けを1度使われて放牧では上積みも何もありませんし、ここまで4戦という浅すぎるキャリアも大幅マイナスでしょう。これで評価するのは可哀そうです。

●レース後の騎手・調教師のコメント

シャンスイ(13着)

 「スタートは悪くなかったし、もう少し前々につけたかったのですが、内の馬が速く、中団からの競馬になってしまいました。今日は枠順が外でしたし、もう少し内から進められればもっと上位争いができたと思います」(丸山元気騎手・キャロットクラブ公式HP)

●今後の展望

 馬格がなく、すぐに背腰に疲れが出てしまうということで、それだけなら競走馬としては失格です。しかし、シャンスイは既走馬に混じって優勝した初戦の印象が強く、期待してしまいます。

 もう5歳ですし、相変わらず430キロしかない馬体を見ても、ほとんど成長しておらず、どうしようもないというのが現実なのでしょうね。

 うーん、厳しい・・・。しかし、引退期限まであと1年少し。最後まで頑張って欲しいです。

●最後に

 いまでこそ、馬格のない馬の購入を避けている私ほっさんですが、シャンスイを見ていると、430キロといういかにも細い馬体はやはり厳しいですね。

 しかし、キャロットクラブ愛馬第1号として初戦を勝ち上がってくれたことは非常に大きなことですし、私の中の功労馬です。後悔はありません。

 とはいえ、今回、せっかく中京という自宅からなんとか行けるところまで来てくれたのに、ご対面できなかった(当日仕事で)ことは残念です。今度中京に来てくれた時には、是非行きたいと思います。

最後までご愛読ありがとうございました

2010年1月21日作成 25日、27日、2月1日加筆
シャンスイの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2009年 8月 9日 第4戦 500万下 新潟ダ1200m (11着/11番人気)

2009年 5月23日 第3戦 500万下 新潟ダ1200m (12着/10番人気)

2008年 6月14日 第2戦 3歳500万下 東京ダ1400m (15着/7番人気)

2008年 5月17日 デビュー戦 3歳未勝利(牝馬限定) 東京ダ1400m (1着/4番人気)

競馬徹底分析ほっさんサイトトップページに戻る