2008年5月27日、クラブHPで愛馬ミッシェルシチーの引退が報告されました。
あの友駿ホースクラブにしては、珍しく長い文章でした。では、全文をご覧ください。
「鍋掛牧場で調整していましたが、良化度がスローなことから在厩を断念することとなりました。作田師は「徐々に馬体は回復傾向にありましたが、もともと馬体が大きいほうではないのでトレセンで調整すると体が細くなってしまい、力を出し切れないので在厩を断念してほうが良いかもしれません」と伝えてきました。このような結果となってしまい申し訳ありませんでした。会員の皆様には代替馬を含めお知らせをお送りしますのでしばらくお待ちください。」
珍しく気合の入った長い文章かと思って感動していたら、作田誠二師のコメントの最後の方にスペルミスがあります。私もよくやるので人のことは強く言えませんが、会員からお金を取って運営している公式クラブとしては、寂しいですよね。いつものことですが・・・。
と、クラブの愚痴は言い始めると切がありませんので、この辺にして、最後のこの文章、おっしゃっていることは、ごもっともです。
私もミッシェルシチーが初戦412キロで出走してきたときには、「しまった!!」と痛感したものです。
さすがに、これだけ線が細ければ、強く追い切れるわけもなく、強くなりようがありません。この時点で、かなりの確率で、購入は失敗だったと言えるでしょう。
ただ、言い訳をさせていただきますと、最初にクラブからいただいた2005年産のカタログの中では、1番馬体が成長していて、誕生日も早く、「しっかりした馬だなぁ。もう馬体もけっこう完成されているし、誕生日も早いので、早期デビューしてくれそうだな。」とそのときは思いました。こう思ったのは、きっと私だけではないはずです。
それが、3歳2月の時点でたったの412キロとは・・・。しかも、そんな線の細い馬なのに、水曜日に栗東で一杯に追い切って、小倉で土曜日に出走とは・・・。
これが、私が今回初めて愛馬を預託してもらった作田誠二調教師に対する最初のサプライズであり疑問でした。
初戦の結果は、直線でほんの少し脚を見せるも出遅れが響き、12着大敗でした。
続く2走目は、直前の長距離輸送で目減りした馬体の回復に専念するのかと思いきや、またまた中京に遠征し、しかも、馬体重は18キロも減ってガレガレの394キロで13着大敗。この馬体で力が出せるわけないですって。
その後、クラブHPで馬体に努めますと言っていた矢先に阪神に同じ馬体重で出走し、勝ち馬から7秒8の大差でタイムオーバー。これが最後のレースとなりました。
このときの、クラブHPでの情報が作成する様子は第3戦特集でも書きましたが、今一度ご覧ください。
「
昨日(4月8日)のクラブの定期更新(現在3歳馬は毎週火曜日更新)の際、
前走後、グリーンファームへ放牧に出ました。場長は「だいぶ馬体のほうも細くなっているようなのでまずは食わし込んでふっくらさせることに専念します。」
とあったものが、急遽今日臨時更新されて、
グリーンファームで調整中とお伝えしましたが、先週馬房の都合が付きトレセンに帰厩しています。作田師は「状態面については特に変わりはないので出走の想定情況によっては今週の福島に登録します」と伝えてきました。
」
何が馬房の都合だ!!なにが福島だ!!
と思ったことを強く覚えています。結局輸送の少ない阪神に出走したんですが、タイムオーバーだったんですよね。
1度も普通の馬体で使ってもらえず、納得のいかないままでの引退でしたが、こんな状態を続けられるくらいなら、引退止む無しと思ってしまいます。本音は大事に使ってくれる佐々木晶三師のところなどに転厩させて欲しかったですが、時期が時期なので、この決断はどうしようもないでしょう。
マネーゲームの話だけでいうと、これだけこの時期でも馬体が細く、ろくに追い切れない馬よりも、今引退して2歳馬をいただいた方が美味しいのは良く承知しています。
しかし、ミッシェルシチーは代替馬ではなく、自分で選んだ馬ですので、当然期待も不安も愛着もかなり合ったわけですし、転厩して秋の最後の最後まで、もがいて欲しかったという気持ちが多分にあり、やはり引退は残念です。
最後にもう1度、貴重な我らが愛馬ミッシェルシチーの最終戦の模様をご覧ください。
この腹回りの細いこと。馬が気の毒です。
長谷川浩大騎手。良くこんな状態の馬に乗ってくれました。私は感謝しています。阪神の桜をバックに最後の出走前の様子です。
この2枚が、私ほっさんのミッシェルシチーのベストショットです。他の写真もご覧になりたい方は、下記より第3戦の特集へどうぞ。
愛馬の引退は残念ですが、決まってしまったことは仕方がないので、我われは前を向いて行くしかありません。
そこで、次に気になることは、代替馬のことです。
憶測ですが、次の4頭が有力と思われます。
@友駿ホースクラブがJRAブリーズアップセールで420万円で購入したフジノルーラーの06(牝馬)
フジノルーラーは未勝利馬ながら、昨年障害重賞を制覇したベストグランチャを輩出しています。ただ、平地では産駒の成績はイマイチです。
フジノルーラーの06の父は新種牡馬のネオユニヴァースで、サンデー系で評判の種牡馬です。2月15日と出生も早く、JRAの育成馬ということで、早い時期からの活躍が期待できます。
正直私としてはこれがいいですね。いや、代替専用馬になるでしょうから、厳しいかな?勝てばいいんですよ。
A友駿ホースクラブがJRAブリーズアップセールで315万円で購入したフランチェスカの06(牝馬)
フランチェスカは未勝利でしたが、産駒はこのフランチェスカの06が第2仔で、若く、パワーにみなぎっています(たぶん、そのはずです。)。
父はアッミラーレでサンデーサイレンス産駒でオープン特別勝ちはあるものの重賞には手が届きませんでした。2006年産駒が第2世代ですが、第1世代は父同様、イマイチ活躍していません。
これよりは、上記@の馬の方が、いいですねぇ。
B2006年産でかなりの数が売れ残っているマーガレットシチー(牝馬)
この馬は2006年産募集馬で1200万円の馬で唯一売れ残っている馬で、まだ残口僅かの表示もないことから、かなりの数残っていると思われます。これが第1候補かな?
しかし、この馬ですと、万が一未勝利で引退しても代替馬の補償がつきますから、1番安心ですね。代替専用馬の上記2頭よりはねこちらの方が美味しいことは間違いないでしょう。
ただ、母、母父、生産牧場、預託厩舎、どれをとっても私はイマイチと思うので、なんとも複雑です。
C2006年産でかなりの数が売れ残っているスカーレットシチー(牝馬)
募集総額1600万円。そりゃ、これがくれば1番万々歳ですが、元々の募集価格もこちらが上ですし、そう上手くは行かないでしょう。
預託厩舎も佐々木晶三厩舎で文句無く、母の高齢が気になりますが、産駒の実績もあり、そこそこの期待ができます。
募集馬ですので、代替馬の適用もあり、これがいただけるのなら、幸せすぎますが・・・。
その他、私の知らない怪しい馬も何頭かいるとは思いますが、絶対に2歳馬が欲しいですよね。結果はこの特集でご報告いたします。
今日、5月30日クラブから愛馬ミッシェルシチーの退厩のお知らせと代替馬の案内が来ました。
代替馬は上記で予測していたJRAブリーズアップセールで315万円で購入したフランチェスカの06(牝馬)でした。名前はボニータシチーということです。
上記27日に予想した4頭の中では、1番「はずれ」の馬でしたが、同封されていた写真が良く、私好みで脚元も丈夫そうでしたので、能力は期待できないかも知れませんが、喜んでいただきます。
ボニータシチーは夏の札幌(来年ではありません)でデビューできそうだということで、期待しております。仮に勝てなくても、たくさん走ってくれれば後悔はないです。
JRAの育成馬はかつての愛馬マイセンシチーのように、仕上がりの早い馬が多いので、楽しみです。
ミッシェルシチーの特集はこれでお終いですが、近日ボニータシチーのデビュー戦特集を立ち上げる予定です。ボニータ引退まで、またご一緒に熱くなりましょう。
2008年 4月13日 第3戦 3歳未勝利 阪神ダ1800m (15着/13番人気)
2008年 3月30日 第2戦 3歳未勝利 中京芝1800m (13着/14番人気)
2008年 2月 2日 デビュー戦 3歳新馬(混合) 小倉芝1200m (12着/12番人気)