愛馬ミッシェルシチー 第3戦!

突然のクラブHP更新。こんなことでいいのか!!

などと言っていたら、いきなり出走決定!

4月13日阪神1R3歳未勝利ダ1800m牝馬限定戦は、

シンガリ負けのタイムオーバー!!

この出走になんの意味があったの?

さすがの私もあきれてしまいました。

最初で最後になるかも知れないミッシェルシチーの勇姿。

たくさん写真を撮ってきましたので、ご覧ください。

見よ!これがタイムオーバーになる馬だ!!

現地観戦レポート。

レース回顧と時計の分析を掲載。

(4月13日完結)

2008年4月9日作成

●クラブの情報は錯綜!

 昨日(4月8日)のクラブの定期更新(現在3歳馬は毎週火曜日更新)の際、

前走後、グリーンファームへ放牧に出ました。場長は「だいぶ馬体のほうも細くなっているようなのでまずは食わし込んでふっくらさせることに専念します。」


とあったものが、急遽今日臨時更新されて、

グリーンファームで調整中とお伝えしましたが、先週馬房の都合が付きトレセンに帰厩しています。作田師は「状態面については特に変わりはないので出走の想定情況によっては今週の福島に登録します」と伝えてきました。

・・・って、待てよおいッ!!

 昨日の今日で180度書いていることが違うじゃないですか!!いつものこととはいえ、寂しい限りです。

 そもそも、今日追い切りをかけている時点で、昨日はすでにトレセンにいたことが明らかですし、そんなに戻してすぐに強めに追い切るとも思えませんので、いかにクラブの情報が古いものか。愕然とします。元々私の情報では、放牧などは行われていないか、あるいは2日ほどグリーンファームにいただけだと思うのですが。


 何が悲しいって情報が古いこともあるのですが、初戦の水曜日一杯追い→土曜日に小倉で出走で馬体が細化していた馬が、放牧明けの2走目はマイナス18キロとガレていて競馬にならず大敗。やっと放牧で馬体回復させてくれるのかとほっとしていたら、輸送に次ぐ輸送でかつ福島に出走だとか。

 いくらなんでも怒るよ!!

 せっかく切れ脚のある僅かですが、それなりの馬なのに、1度もまともな状態で出走されないとは、いくらなんでも酷すぎ・・・。本当に出したら、クラブに苦言を呈する予定です。

●追い切り情報(4月9日作成)

前走前 3月26日 栗東坂路 稍 一杯

大江原圭
4F 53.8
3F 39.5
2F 26.0
1F 13.3
内ワイルドヒーロー(3歳未勝利 前走16着/14番人気)一杯と併せで0秒2遅れ



4月9日 栗東坂路 稍 馬ナリ

助手
4F 56.9
3F 40.8
2F 26.0
1F 13.0


 4月9日、確かに動きは悪くなく(良くもないですが)、出走できる状態かも知れませんが、馬体回復が先だと思いますし、ましてや福島なんて・・・。

これ以降は4月10日に作成

●阪神ダ1800mコース解説

スタート地点は正面スタンド前直線の右。スタートしてすぐに上り坂がある。1コーナーまでの距離は303m。京都のダ1800mよりも若干長めだが、1コーナーまでの主導権争いは厳しく、外からも先手を奪いたい馬が殺到。前へ行きたいのに内枠で出脚が悪いと、詰まって位置取りが悪くなる。ちょうど京都ダ1800mとは対照的に1枠の成績が最も悪く、大外枠が最も良い。少頭数だとあまり関係ないが、多頭数になると逃げ、先行馬は中〜外枠の方が競馬がしやすい。脚質は基本的には先行有利だが、クラスによってまちまち。条件クラスでは前へ行った馬がそのまま押し切る競馬。
 特にブライアンズタイム産駒の逃げ、先行馬が非常に強いのが特徴
 オープンクラスは、展開次第だが差し馬が来ることが多い。派手な大外一気、マクリが決まることも。しかし、京都ダ1800mより癖がなく、各馬力を発揮しやすい条件。

有利な枠順 多頭数は外
有利な脚質 先行
ポイント ブライアンズタイム産駒、中距離実績
種牡馬ベスト ブライアンズタイム、サンデーサイレンスの2頭が断トツ
連対騎手ベスト 武豊、岩田康誠、四位洋文、藤田伸二、安藤勝己
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分56秒4 1分55秒6 1分56秒3
2歳未勝利 1分56秒6 1分54秒7 1分56秒2 1分53秒2
2歳500万 1分55秒8 1分53秒5
3歳新馬 1分56秒6 1分56秒1 1分55秒7 1分54秒2
3歳未出走 1分56秒2 1分56秒4 1分56秒1 1分54秒1
3歳未勝利 1分55秒6 1分55秒2 1分54秒4 1分54秒2
3歳500万 1分54秒1 1分53秒8 1分52秒7 1分52秒6
古馬500万 1分54秒0 1分53秒3 1分52秒9 1分51秒9
古馬1000万 1分53秒1 1分52秒4 1分51秒9 1分51秒4
古馬1600万 1分52秒2 1分51秒1 1分50秒7 1分49秒8
古馬オープン 1分51秒6 1分50秒5 1分49秒9 1分51秒5

●出馬確定表

出馬確定表 4月13日阪神1R 3歳未勝利 ダ1800m 牝馬限定 全15頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
ガイラルディア 池添謙一  3/29 未勝利 阪神芝1800 11
カネトシフローラル 小牧太  3/09 未勝利 阪神ダ1800 10 11 10
キャトルキャール 幸英明  2/23 未勝利 京都ダ1400
クールサンドラ 吉田稔  4/05 未勝利 阪神ダ1800 11 11
サマーナイトスター 岩田康誠  3/23 未勝利 中京ダ1700
シルキーリリー 角田晃一 初出走
トウケイリリー 佐久間寛志  3/29 未勝利 阪神ダ1200 12 15 10
ハーマジェスティ 小林慎一郎  3/30 未勝利 中京ダ1700 11 12
ピサノジュバン 安藤勝己  3/22 未勝利 阪神ダ1800 10
ピンクノヒョウ 田村太雅  2/09 未勝利 京都ダ1800 10 12 10
プティフール 吉田豊  3/22 新馬 中山ダ1800 10
マックリーン 岡部誠  3/30 未勝利 中京ダ1700 14 10
マルサンヒロイン 小原義之  3/29 未勝利 阪神芝1800 17 17
マーベラスハート 後藤浩輝  3/22 未勝利 阪神ダ1800 12 12
ミッシェルシチー 長谷川浩大  3/30 未勝利 中京芝1800 13 14 12

騎手の太字は乗り替わり。

●各馬の追い切り評価

馬名 追い切り日 コースと
馬場状態
強さ 騎乗者 追い切り時計 評価
ガイラルディア 4月10日 栗東坂路重 一杯 助手 55.2−12.9 B−
カネトシフローラル 4月9日 栗東坂路稍 一杯 助手 53.7−12.9 B+
キャトルキャール 4月9日 栗東坂路稍 馬ナリ 助手 53.3−13.6 B+
クールサンドラ 連闘の為中間軽め
サマーナイトスター 4月9日 栗東B稍 強め 河北通 6F83.8−12.3 B−
シルキーリリー 4月9日
トウケイリリー 4月9日
ハーマジェスティ 4月9日
ピサノジュバン 4月9日
ピンクノヒョウ 4月9日
プティフール 4月9日
マックリーン 4月9日
マルサンヒロイン 4月9日
マーベラスハート 4月9日
ミッシェルシチー 4月9日 栗東坂路稍 馬ナリ 助手 56.9−13.0

●ほっさん予想

ガイラルディア

 新馬戦はダート1400mで5着も、2走目は芝に変わり大敗。3走目の今回ダートに戻って人気の一角。

 追い切りは1本だけだが、動きはまあまあ。

カネトシフローラル

 貴重なカネトシガバナー産駒。しかし、中央では3走全て二桁着順。前走阪神ダ1800mの走破時計1分58秒8良はひどいもの。これには勝ちたい。

 追い切りは本数も多く、動きもまあまあ。

キャトルキャール

 ここ4走は5、5、4、4着と常に善戦ウーマン。ただし、ダート1800mはそうたいした時計では走っていない。

 追い切りも標準。

クールサンドラ

 中央では5戦走って最高が8着が1回。あとは着外。

サマーナイトスター

 5走前にチャーミングシチーの7着。新馬戦1番人気、その後2番人気と人気先行もいまだに未勝利に喘ぐ。新馬戦3着以外は7戦して4着が最高。

 追い切りはジョッキー追いにしては地味。

シルキーリリー

 初出走。

トウケイリリー

 7戦して最高が7着。

ハーマジェスティー

 過去7戦芝で2着などもあったが頭打ちになったので、前走ダートに変更。そしたらいきなり3着と好走。走破時計は平凡もダートで37秒3の上がりは脅威。今回は人気の一角。

ピサノジュバン

 前走初ダートでいきなり勝ち馬から0秒1差の2着。今回も安藤勝己騎手で必勝態勢。おそらく1番人気。

ピンクノヒョウ

 過去7戦して最高が7着。上積みなし。

プティフール

 前走新馬戦は10番人気と低評価も5着。

マックリーン

 過去3戦して10、14、9着と大敗。

マルサンヒロイン

 前走初戦未勝利戦は17番人気17着と大敗。

マーベラスハート

 前走5着と言っても勝ち馬からは2秒1差。時計も平凡で参考外。

ミッシェルシチー

 前走は馬体の細化で競馬にならず。今回はさらに減っている懸念。人気は最下位だろう。

 追い切りも軽くしかできず、馬ナリ1本のみ。うーん。

これ以降は4月11日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「高配含み」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬
マーベラスハート △△
キャトルキャール
ガイラルディア
ハーマジェスティ △△
サマーナイトスター
プティフール △△
シルキーリリー
ミッシェルシチー
ピサノジュバン
カネトシフローラル
マックリーン
二重△は△△で処理
あとは無印
 今週は4頭出走の為、一部割愛します。

●各陣営のコメント

マーベラスハート

 「ケイコよりは実戦で動くタイプ。使いつつ良くなってきているし、もう一歩前進を期待。」(斎藤助手・デイリー馬三郎)

キャトルキャール

 「前走後に外傷が判明して間隔が空いた分、まだ仕上がりはひと息。まずはひと叩きかな。」(平田助手・デイリー馬三郎)

マルサンヒロイン

 「叩いた効果に期待したいけど、まだ体質面の弱さが残る。使いつつパンとしてからだね。」(有藤助手・デイリー馬三郎)

クールサンドラ

 「外に出せず、まともに砂を被って力を出し切っていないので連闘。スムーズな競馬なら。」(目野哲也調教師・デイリー馬三郎)

ミッシェルシチー

 「カイ食いは落ちていないし、前走を使った反動はなさそう。ただ、大きな変わり身は疑問。」(安田助手・デイリー馬三郎)

これ以降は4月12日に作成

●パドック

 初めてミッシェルシチーを生で見ましたが、やはり想像通り馬体が寂しかったです。では撮影順にご覧ください。


どうですか、腹回りが寂しすぎませんか?某所ではミッシェルシチーは能力がなかったなどということを今更論じている人がいますが、私はそうは思いません。もっとも、初戦前からダンスインザダークの仔は当たり外れがひどいので、不安だとは言って来ましたが、今見ても細すぎる以外はそんなに極端に悪い馬だとは思いません。しかし、これだけ細いと途中でバテテしまうのは仕方のないことです。力の要るダートで息が持つはずがありません。



パドックだけですと、線の細すぎる以外は同日出走の愛馬チャーミングシチーよりは良く見えました。



キャロットクラブのプティフール。鞍上は吉田豊騎手で期待がかかります。



チャーミングシチーの横断幕の前で。この光景は二度と見られないでしょうから、貴重ですゾ。



反対から。脚元なんかは好きなタイプの馬なんですけどね。



こちらは1番人気カメラの映像です(笑)。この馬が結局勝つンですよね。そりゃ、馬体を見たら強いとか弱いとかより、力を出せる状態ですもんネ。


皆さん、この勝ち馬の写真と、1つ上のタイムオーバーした馬の写真を見比べてください!!腹回りが全然違うでしょ!!ミッシェルシチーのように、あんなに細ければ、息が保つはずがない!!


この時点で、私はこのレースの全てを諦めました。単勝の応援馬券は買いましたが、それも異例の3枚だけ。要するに、記念に取っておくぶんだけ。いつもは最低5枚、多ければ10枚買う私ですが、これはとても手が出せない・・・。



もう1枚、1番人気カメラから。



他の関係者がスーツ姿なのに、ただ1人私服・・・。口取り式に出る気ないですね。ちなみに今日の作田誠二厩舎の成績。ワイルドスナイパー15番人気12着、ミッシェルシチー13番人気15着。良くお分かりのようで・・・。



ちょっとだけピントを外しました。ミッシェルシチーと長谷川浩大騎手と高倉健?



ちなみに普通の調教師はこんな服装です。写真は昨日重賞を制した藤原英昭調教師。勝負騎手は藤田伸二!



鞍上、馬とも”ごめんなさい”のポーズ。すでにパドックで謝っていました。



ミッシェルシチーを引く助手?の方はかなり笑顔でした。



長谷川浩大騎手は思う。「どうしようタイムオーバーになりそうだ」と。



最終的な単勝オッズは200.4倍。パドックを見てみんなどん引きでした。そりゃそうだ。ちなみにもう1頭の愛馬チャーミングシチーは231.9倍で、どちらも単勝2万馬券でした。私も良く諦めずにスーツ着て口取りチャレンジしているなぁ。感心感心。

●本馬場入場


もう笑うしかない長谷川浩大騎手。



まだ奥で笑っている笑うしかない長谷川浩大騎手とピサノジュバンとアンカツ。



東の豊とプティフール。



やっと笑い終わった長谷川浩大騎手。手前はガイラルディアとこの後キャロットクラブのGT1番人気を背負うトールポピーに騎乗する池添謙一騎手。



(逆)ワンツーを決めたキャロットとシチーの所属馬2頭。



出走直前のミッシェルシチーの勇姿。


ありがとう、ミッシェルシチー!!

●レース 

 ミッシェルシチーはアオるようなスタートになり、いきなり最後方になります。その後行き脚をつけていきますが、8番手の1番外を追従します。1コーナーの時点で、かなり外々を回って距離ロスをしています。

 キャロットクラブのブティフールは後方3頭目を追走しますが、早くも3コーナー手前で手応えが怪しくなり、置いておかれます。

 ミッシェルシチーも3コーナー中間で早くも失速。夢も希望もなくなりました。

 直線に向くとプティフールとミッシェルシチーのみが大きく離され、断トツの最下位争い。ミッシェルシチーは更に失速し、勝ち馬から7秒8というほっさん史上初の大敗を喫しました。

以上。負けに不思議な負けなし。

●時計の評価

 過去10年間のこのコースのこのクラスでの平均勝ちタイムが1分55秒6良です。ミッシェルシチーは2分02秒6良とお話になりません。

 あんな細い馬体で力の要るダートの中距離が走れるもんか!!

以上

●レース後の騎手・調教師のコメント

ミッシェルシチーは当然名前が上がってきませんので、今回は割愛いたします。

●専門誌のレース評価

ミッシェルシチーは当然名前が上がってきませんので、今回は割愛いたします。

●今後の展望

 タイムオーバーということで、休ましてもらえそうですが、前回や今回の様な暴挙に出るのであれば多少能力のある馬でさえ、良績を残すことは厳しいでしょう。

 次走があるかないかも心配です。適当にハ行かなにかにされて引退するのではないでしょうか。

●最後に

 前回の出走も呆れました(馬体重の減り方が)が、今回はもっと呆れました。パドックを見れる人ならだれでもわかる走れない馬の典型的な見本です。

 しかし、引退まで応援する気持ちに揺らぎはありません。ただ、常に勝率9パーセントを誇り、2006年まではコンスタントに20勝程度を上げてきた作田誠二師に対して、2007年の勝率4.2パーセント、今年も今週まで4.1パーセントと不審に喘ぐ原因を垣間見た気がします。

 私がこの馬を選んだ時は、作田誠二師は先に述べましたように、毎年そこそこの成績を残しており、シチーの所属馬チャレンジシチーもペリエなどを起用して早い段階で2勝するなど、「なかなか腕のある先生だなぁ。」と思っていました。

 今はなにが師の不審の原因か私は知りませんが、私はもう師の所属馬は選択しないと思います。もう1頭の作田誠二厩舎所属馬グレイスシチーも不安です。他の方も同様のことをおっしゃる方が多かったですね。


 次走どうなるかわかりませんが、馬はなんの責任もありません。応援しているぞ、ミッシェルシチー!!

 次走の口取り?もちろん行きますよ。

なお、今回は土日で4頭出走ということで、1番期待の薄いこの馬の特集の1部を割愛させていただきました。

最後までご愛読ありがとうございました

2008年4月9日作成 10日、13日加筆
ミッシェルシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2008年 3月30日 第2戦 3歳未勝利 中京芝1800m (13着/14番人気)

2008年 2月 2日 デビュー戦 3歳新馬(混合) 小倉芝1200m (12着/12番人気)

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