祝 愛馬ディヴァインシチー 優勝!!

わずか2戦目で500万条件突破!!

さすがは武豊!取りこぼしなし。

騎手のコメントと専門誌の評価を追加(6月11日)

2007年 5月26日 第1文作成

●5月26日にあのジャドール登場!!

 ディヴァインシチーの前走(5月19日)の特集でもご紹介しました(まだご覧になられていないディヴァインシチーファンは是非ここを見てください)ジャドール号が本日(5月26日)出走してきました。

 その前にジャドールについてのおさらいをしておきます。ジャドールは3歳牝馬ですが、初戦の東京ダート1600を1分38秒2良という驚異的な時計で勝ち、続く500万条件で連続1番人気に支持された素質馬です。強いディヴァインシチーの6馬身千切った初勝利のときの時計が1分38秒5良。500万クラスで2着と好走した前走が1分38秒7稍ですから、2歳時での時計としてはジャドールの持ち時計は破格です。

 そのジャドール号が5月19日の500万条件に出走予定だったわけです。結果的に回避しましたが、おそらく出走していれば、ディヴァインシチーが1番人気だということはなかったでしょう。しかし、調整の為か相手関係かで先週は自重し、今週の牝馬限定戦に臨んできました。

 結果は断トツの1番人気に応えきっちりと勝ち切りました(鞍上は主戦の横山典弘騎手)。タイムは持ち時計からすると平凡ですが、1分38秒3重でした。

 この馬は必ず上のクラスでいずれディヴァインシチーと対戦する馬ですから、チェックしておいて損はないと思います。ともにベストは東京のダ1600ですし。

以降6月7日に作成

●追い切りはそこそこでした


 前走 美浦坂路良 一杯

4F 51.8
3F 37.7
2F 
1F 11.8

内ベルタリド一杯と併せで0秒8先着


 5月22日 美浦プール


 5月29日 美浦坂路 馬ナリ

4F 72.7
3F 53.3
2F 34.4
1F 14.8


 5月30日 美浦坂路良 馬ナリ

4F 54.7
3F 39.8
2F 26.2
1F 13.1


 6月3日 美浦坂路良 馬ナリ

4F 59.4
3F 41.4
2F 27.0
1F 13.5


 6月6日 美浦坂路 馬ナリ

4F 53.3
3F 38.8
2F 25.4
1F 12.5


 今回最終追い切りと思われる6月6日の追い切りが、なぜか馬ナリです。一杯に追えないということは、多少の疲労が残っているのでしょうか。それとももう一度追い切るのでしょうか。

 ここまでの追い切りだけを評価するならば、前走の方がしっかりと追えてかつ、最後まで脚色が衰えずに伸びていますから、良かったと思います。しかし、馬ナリで53.3はその悪くもありませんし、終いもそれなりに伸びています。ということで、追い切り評価は「B+」です。最後の追い切りだけではなく、順調に4本時計を出せたことを評価いたします。

 先週の愛馬ステップシチーも最終追い切りは馬ナリで勝ちましたし、今回のディヴァインシチーもそれなりの時計が出ていますから、そんなに心配はしていませんが、やはり一杯に追い切っている方が心強く感じます。

この内容は、さらに追いきられた場合、変更いたします。 

●気になる出馬想定表

さすがに最後の3歳限定戦!!メンバーが揃いました!!
出馬想定表 6月10日 3歳500万下 東京ダ1600 全22頭 (6月7日現在)
馬名 前走騎手 前走 過去着順
14 アイアムレギュラー 吉田豊 3/17 500万 中山ダ1800
13 アクロスザスター 上村洋行 1/20 500万 京都ダ1200 14 13
優先 アタゴコマンダー 四位洋文 5/20 未勝利 東京ダ1600
優先 アドマイヤワールド 田中勝春 4/29 500万 東京ダ1600
オーデンセ 江田照男 5/13 500万 東京ダ1300 15 10 15
オペラダンディ 後藤浩輝 5/19 500万 東京ダ1600
ケージーシルキー 菊沢隆徳 5/26 500万 東京ダ1600 12
コスミックスピード 北村宏司 5/19 500万 東京ダ1600
優先 コスモファルバラン 田中勝春 4/21 未勝利 東京ダ1600
優先 サニーラブカフェ 柄崎将寿 5/26 500万 東京ダ1600 12
優先 サミュエルベラミー 地方
優先 タカラトゥルー 藤田伸二 5/12 500万 東京ダ1600 13
優先 ダイワルビア 北村宏司 3/03 未勝利 中山ダ1800
優先 チノハテマデモ 千葉直人 5/26 未勝利 東京ダ1600 12
優先 ディヴァインシチー 武士沢友治 5/19 500万 東京ダ1600
14 トーセンアイリス 吉田豊 3/18 500万 中山芝1600 10
優先 トウカイカントリー 田中博康 3/24 未勝利 中京ダ1700 18
優先 トミノクロカミ 地方
16 ハードランナー 鮫島良太 4/07 500万 阪神ダ1400 10
ホワイトベッセル 川田将雅 5/12 500万 京都ダ1800
優先 ユウコン 北村宏司 5/06 未勝利 東京ダ1600 10 15
レイズミーアップ 吉田豊 5/19 500万 東京ダ1600

 表中「優先」は優先出走権のある馬。確か地方馬も優先出走権があると思います。「数字」は優先出走権を持っている12頭以外で出走可能な順位。

アイアムレギュラー、タカラトゥルーは中京ダ1700インディアトロフィーに特別登録
アタゴコマンダーは中京ダ1700インディアトロフィー、他2つに特別登録
前走東京ダ1600mを走っている馬が多いので、書き出してみました。

アタゴコマンダー  1分40秒2良
タカラトゥルー    1分37秒7良
アドマイヤワールド 1分38秒7良
オペラダンディは  1分39秒2稍
ケージーシルキー 1分38秒5重
コスミックスピード 1分39秒8稍
コスモファルバラン 1分40秒0良
サニーラブカフェ  1分38秒3重
チノハテマデモ   1分38秒9不
ユウコン       1分40秒2良
レイズミーアップ  1分39秒2稍


われらがディヴァインシチーは1分38秒7稍でしたね。その前の1分38秒5良の方が時計はいいですよね。

ということで、さすがに皆いい時計を持っています。特にタカラトゥルーの1分37秒7は脅威ですね。1000万下クラスでも戦える時計です。特別登録している中京のインディアトロフィーに行ってくれないかなぁ。


その他歴史的快挙を成し遂げた白毛馬ホワイトベッセルは前走4着降着で、陣営は500万にはメドが立ったと仰っていました。これも手ごわい相手です。(ホワイトベツセルについて詳しく知りたい方はこちら

●東京ダ1600mコース解説(JRA−VANから引用)

 東京ダ1600mは、東京芝2000mと同様にしばし物議を醸すコース設定。03年にコース新装が行われたが、前者はその状況が是正されなかった。
 いまだに抱える欠陥要因は、スタート地点。2コーナー奥の芝部分からスタートすることになるのだが、脚をすべらせてダッシュがつかないことがある。
 また、内枠と外枠とでは芝を走る距離が違うが、あるトップジョッキーの話だと、その点はあまり関係ない(騎手は気にしていない)ようだ。
 むしろスタート地点そのものに問題があり、芝が得意でない馬にとっては不安材料なのだ。
 まずはスタートで好発をできるかが勝負の分かれ目。出遅れたらほぼ終わり。致命傷になる。
 ダート戦なので基本的には逃げ・先行が有利だが、1300mや1400mに比べて数字はガクンと落ちる。
 中団からの差し馬も互角で、最後は決め手勝負になる。

有利な枠順  フラット
有利な脚質  先行〜差し
ポイント     スタート、決め手



ということで、ディヴァインシチーはこのコースのスタートが上手なので(私ほっさんは芝適性も多少あると思うのですが、芝では勝ち負けまでは厳しいかな。切れる脚があるわけではないし)、いつものようにハナを切れれば大敗することはないでしょう。

 しかも、次項に書きますが、どうやら騎手はあのスタート上手の武豊騎手のようですし。

●次走の騎手は武豊?

 がんばれシチー軍団のHPに「武騎手を押さえたようです。」と書き込みがありましたが、私の方では確認できていません。しかし、当日エプソムカップでマチカネキララを乗りにくることになっており(ただし、除外対象なんですよね)、東京騎乗はほぼ間違いないので、ディヴァインシチーは優先出走権があり、出走が確実なことからも、いれば乗ってくれるでしょう。

 これが実現すれば、前回のような展開でも、残してくれると思っております。武豊騎手はダートの逃げと芝の差し(追い込み)の腕はピカイチです。そして東京ダ1600mで最も大切なスタートが最高に上手です。ということで、嫌がおうにも期待は高まります。明日の夕方4時が楽しみですね。

 ちなみに私ほっさんの愛馬たちはいまだかつて1度も武豊にも安藤勝己にも横山典弘にも乗ってもらったことがないので、乗って欲しいな超一流騎手。

●仮に勝っちゃた場合の今後を早くも妄想

 ディヴァインシチーの持ち時計は500万クラスでは十分に勝てる時計ですが、その上の1000万クラスとなると、勝ち負けできる時計ではありません。1000万クラスを勝とうと思えば、少なくともあと1秒は時計を縮めないと勝てません。前々回のペースで道中を走り、前回の上がり(36.9)で上がらなければいけません。

 今回のレースを見なければわかりませんが、現状の力ではここを勝って昇級しても頭打ちになるのではないでしょうか。

 今回なぜか水曜日の追い切りが馬ナリでした。どうも疲労が少しあるようで、もし本当に武豊騎手が乗ってくれるのであれば、激しい競馬になり(持っている力をフルに出してくれるが、ひどく疲労が溜まる。)、放牧モードに入るでしょうから、今回ここを勝って、しばらく放牧して鋭気を養うとともに、成長を待ち、または鍛えまくり、ひとまわりもふたまわりも大きくなって帰ってきてもらえばいいと思います。

 復帰後の秋、1000万クラスを勝てるようであれば、目標は武蔵野ステークス。そしてフェブラリーステークスと夢が広がります。いずれもディヴァインシチー得意の東京ダ1600mです。ただ、フェブラリーステークスで勝ち負けということになると、1分35秒台で走らなければいけませんから、持ち時計を3秒も縮めなければいけなくなります。

 そこまで強くなるかは未知数ですが、あれやこれやと夢が広がりますね。本当にいい馬に巡り合えました。

これ以降6月8日更新

●出馬表確定!!騎手はほっさん愛馬初、天才武豊!!

出馬確定表 6月10日 3歳500万下 東京ダ1600 全22頭
馬名 騎手 前走 前走着順 前走人気 過去着順 追い切り
アイアムレギュラー 吉田豊 3/17 500万 中山ダ1800 A−
アクロスザスター 福永祐一 1/20 500万 京都ダ1200 14 13 A−
アタゴコマンダー 5/20 未勝利 東京ダ1600
アドマイヤワールド 田中勝春 4/29 500万 東京ダ1600
オーデンセ 津村明秀 5/13 500万 東京ダ1300 15 10 15 B−
オペラダンディ 松岡正海 5/19 500万 東京ダ1600
ケージーシルキー 5/26 500万 東京ダ1600 12
コスミックスピード 勝浦正樹 5/19 500万 東京ダ1600 B−
コスモファルバラン 田中博康 4/21 未勝利 東京ダ1600 A−
サニーラブカフェ 吉永護 5/26 500万 東京ダ1600 12
サミュエルベラミー
回避 タカラトゥルー 5/12 500万 東京ダ1600 13
ダイワルビア 北村宏司 3/03 未勝利 中山ダ1800 A−
チノハテマデモ 千葉直人 5/26 未勝利 東京ダ1600 12 A−
ディヴァインシチー 武豊 5/19 500万 東京ダ1600 B+
トーセンアイリス 横山典弘 3/18 500万 中山芝1600 10 B+
トウカイカントリー 3/24 未勝利 中京ダ1700 18
トミノクロカミ 御神本訓史 地方
ハードランナー 佐藤哲三 4/07 500万 阪神ダ1400 10
ホワイトベッセル 後藤浩輝 5/12 500万 京都ダ1800 B−
回避 ユウコン 5/06 未勝利 東京ダ1600 10 15
レイズミーアップ 吉田隼人 5/19 500万 東京ダ1600

表中の「別」は今週開催の別のレースに出走

前走東京ダ1600mを走っている馬が多いので、もう一度書き出してみました。

アタゴコマンダー  1分40秒2良 (9日芝2400に出走)
タカラトゥルー    1分37秒7良 (回避)
アドマイヤワールド 1分38秒7良
オペラダンディは  1分39秒2稍
ケージーシルキー 1分38秒5重 (9日芝2400に出走)
コスミックスピード 1分39秒8稍
コスモファルバラン 1分40秒0良
サニーラブカフェ  1分38秒3重
チノハテマデモ   1分38秒9不
ユウコン       1分40秒2良 (回避)
レイズミーアップ  1分39秒2稍 


われらがディヴァインシチーは1分38秒7稍でしたね。その前の1分38秒5良の方が時計はいいですよね。


昨日書いたうち、一番時計を持っていたタカラトゥルーが回避。これはラッキーです。さすがに今のディヴァインシチーが1分37秒7良以上で走れるかというと、疑問です。追い切りの状態も決して前走よりいいと言えませんし(いや、はっきりと前走の方が良かったですよね。)。

 また、重馬場の記録ですが、1分38秒5の時計を持っているケージーシルキーも除外で消えました。

ということは、この残りのメンバーでいうとやはりわれらがディヴァインシチーが1番人気になるのでしょうか。武豊人気がさらに乗るので、馬券的には旨味はないでしょうね。

●騎手武豊について

 いわずと知れた天才。馬主である以上、愛馬を彼に任せたい気持ちは皆同じ。今年は騎乗停止に始まり、アドマイヤオーラの突然の騎手変更など、波乱万丈の年で、成績もいつもほど振るわない。特にGTはスズカフェニックスの高松宮記念のみと彼らしくない。
 しかし、幾多の苦難を乗り越えてきたベテランである。10日のディヴァインシチーの勝利を持って勢いを加速させて欲しい(ものすごく自己中心的!)。

 武豊騎手の特徴は大舞台に強いことと、スタートの良さがまず挙げられる。今回は残念ながら大舞台ではないので、スタートの話をするが、ポンと勢い良く飛び出し、そのまま楽に逃げ切ってしまう競馬を何度見たことか。芝では最後方付近に待機して、直線一気や3角マクリが多いイメージがある。お約束の負けパターンとしては、直線いい脚で後方から加速してくるのだが、届かず4、5着止まりというのが多い。

 今回はダートなので、十八番のスタートをポンと飛び出してくれれば、掲示板は間違いないだろう。怖いのは中団より後方に控えてしまったときで、道中その位置取りだと、直線加速するも4、5着が精一杯だろう。

 まぁ、そこは天才。泥舟大舟に乗ったつもりで、高みの見物といきましょう。


ここから、本音。

やったぁ!武豊だ!1口馬主生活4年、1度も武豊も安藤勝己も横山典弘も柴田善臣も福永祐一も乗ってもらったことなかったけど、初めて乗ってもらう超一流ジョッキー。

 正直私はプレミアシチーの保護者の方が羨ましかったですよ。3回も続けて武豊に乗ってもらって。

結果はどうであれ、がんばれシチー軍団のHPでラブソングさんも仰っていましたが、嬉しい!!日曜日が待ち遠しい!!

 穴党の私ほっさんは、馬券的には武豊来るな!!とよく言っていました。なぜなら配当金が安すぎるからです。小さい投資で一度に何十万という馬券を勝ってしまった私にとって、馬連400円程度では、取って損した気分になってしまうものです(それが、何十連敗にも繋がる原因ですが。)。

 ですから、普段はまず武豊騎乗馬の欠点とか来ない理由を無理に考えて外していました(ちなみに独身時代の軍資金が豊富な頃は、安くても鉄板のところに どん と賭けていたものです。そのときの方が利益が大きかったですね。軍資金が限られている今は、どうしても投資3000円くらいで、10万オーバーを夢みて、本命外しなど無茶な買い方をしてしまいますから。この前の安田記念も当サイトに記述のとおり、ほっさん指数では、ダイワメジャー、ジョリーダンス、コンゴウリキシオーの順なのですが、どうしても2番人気を頭に馬券を買いたくないということで、3連単の頭をジョリーダンスにしたので、3連複は取りましたが、3連単は透かしました。)。

 でも、武豊騎手に恨みがあるわけではありません。人気になりすぎてオッズが下がるから馬券的に嫌なだけです。あと、そんな私がたまに買うと吹っ飛んでしまうし。

 しかし、愛馬に乗ってもらうには、これほど頼りになる男はそんなにいません。楽しみ!楽しみ!楽しみ!

●有力馬の分析

アドマイヤワールド(前走500万条件 3着/3番人気)

 武豊騎手因縁のアドマイヤ軍団です。ということで、武豊騎手も思うところがあるでしょうし、蹴散らしておやりなさい!!

 今回追い切りはジョッキー(江田勇)騎乗ですが、さっぱりです。5本追いきられていますが、調子はイマイチです。

 しかし、前走同じコースを1分38秒7良というディヴァインシチーとほぼ同じ時計で走っており、軽視はできません。ただ、追い切りは前走の方が確実に伸びていて良かったですから、大崩れもありえます。本音は同等の持ち時計のディヴァインシチーが、追い切りで前走よりもいい動きを示していたならば、この馬は無視でいいのですが、ディヴァインシチーも、この馬と同様に前走の方が追い切りが評価できる点がネックです。

アクロスザスター(前走500万条件 14着/5番人気)

 この馬は前走大敗ですが、前走より抜群に動きが良化しています。

 前走前 栗東坂路重55.0−13.2一杯しか動いてなかったものが、今回栗東坂路良52.6−12.5一杯と格段に良くなっています。しかも、騎手も今年東京大好きの福永祐一騎手です。

 前走14着は忘れるべきです。しっかりと立て直して来ています。

アイアムレギュラー(前走500万条件 4着/6番人気)

 この馬そこそこの追い切りを8本もこなし、万全の体制で勝ちにきています。馬の順調さを考えると1番ではないでしょうか。直前の気配もいいですし、要注意の1頭です。

オペラダンディ(前走500万条件 4着/3番人気)

 前走ディヴァインシチーと同じレースで、そのときは強敵と目されていましたが、今回は無視でいいでしょう。なぜなら、追い切りが前走と全く同じであること。そして、前走後の騎手コメントから私が分析したとおり、ディヴァインシチーとはレベル差があること(これは必見ですので、まだご存知ない方は、当サイトのディヴァインシチーの前走の特集をご覧くださいませ。)です。

コスモファルバラン(前走未勝利戦 1着/2番人気)

 前走の勝ちタイムは同コースで1分40秒0と平凡ですが、そのときより動きが良化していますので、間違いなく時計を詰めてくるでしょう。われらが愛馬ディヴァインシチーが、初勝利時に3秒も時計を縮めたように、かなり時計を縮めてくるかも知れません。

サニーラブカフェ(前走500万条件 2着/5番人気)

 前走、当サイトで追いかけている将来のディヴァインシチーの敵ジャドールにをハナ差まで追い詰めた馬です。そのときの時計は1分38秒3とディヴァインシチーより速いですが、脚抜きのいい重馬場だったこともあり、同等と見れば良いでしょう。その前走から、馬ナリの追い切り一本というのは少し寂しいです。動きも終いは伸びましたが、まあまあという程度です。

 走られても不思議はないですが、私ほっさんとしては人気になりそうなら、馬券的には切り捨てます。

ダイワルビア(前走未勝利戦 1着/2番人気)

 これまた、前走後追い切り7本も消化し、明らかに良化しています。まだ、掲示板を外したこともなく堅実で、騎手の北村宏司というもの怖いですね。多くなりますが、これも要注意です。

チノハテマデモ(前走未勝利戦 1着/4番人気)

 前走、追い切りで脚が上がっていたにもかかわらず、そこそこの時計で見事に勝ちました。その勝ち時計が1分38秒9不良で、今回追い切りで抜群の動きでしたので、一変注意です。大駆けがあっても全く不思議ではありません。

というわけで、恒例のほっさん予想!!

ディヴァインシチー
アクロスザスター、アイアムレギュラー、コスモファルバラン、ダイワルビア、チノハテマデモ


▲ディヴァインシチーは最有力も相手強化と追い切りを手控えていることから、過大評価は禁物。△はどんぐりの背比べ。何が来ても不思議ではない。馬券は応援馬券で▲ディヴァインから△5頭に馬単と馬連で流します。あまり、自信はありません。

これ以降6月9日作成

●枠は大外!!

 いやぁ、私ほっさんも、そして保護者のみなさんもついている。愛馬ディヴァインシチーは東京ダ1600mの大外で結果を残してきた馬。3度目の今回もまさか大外になろうとは(前回は10頭立て9番でしたが、両サイドが控える馬でラッキーでした。)。

 上記ほっさん予想を修正させてください。


ディヴァインシチー
アクロスザスター、アイアムレギュラー、コスモファルバラン、ダイワルビア、チノハテマデモ


どこが変わったかわかりますか?

 この枠に入ったことで、揉まれず自分の競馬ができます。また、この馬はスタート直後の芝の部分を得意としているので、そこで強烈なダッシュ力を使ってハナに立つのです。アジュディミツオーみたいに、芝が苦手で滑る馬なら、この枠は芝の部分が一番長くて大変ですが。

 スタートの上手い武豊騎手のことですから、ポンと楽に出て簡単にハナに立ってくれるでしょう。

●専門誌の評価

競馬ブック オンライン

 短票は「高配含み」で、私ほっさんもディヴァインシチーが最も勝ちに近いとは思うのですが、今回はいまいち確信がありません。それほど、大掛けしそうな怪しい相手が多いです。

 印は 左から 吉田 林茂 吉岡

アドマイヤワールド ○△○
サニーラブカフェ   △△△
オペラダンディ   △▲△
ホワイトベッセル  無無▲
ダイワルビア    無◎無
トーセンアイリス  ◎無無
アイアムレギュラー △△△
ディヴァインシチー ▲○◎


 とかなり割れています。私ほっさん相手推奨のダイワルビアに本命打っている人がいると思えば、後の2人は全くの無印だったり、ホワイトベッセルもトーセンアイリスも同じような感じで、人によって選ぶ馬が全く違うといった感じです。

 しかし、この印だけ見ても、どの予想家もディヴァインシチーは無視できず、熱い印を頂戴しております


予想オッズ

ディヴァインシチー 3.8
アドマイヤワールド 4.0
ホワイトベッセル  7.1
ダイワルビア    7.7
サニーラブカフェ  9.1

以下10倍以上

ということで、ディヴァインシチーが1番人気予想です。本当に3.8倍も付くのなら、かなり単勝買っちゃうよ。


レイティングは57.2で16頭中トップです。次点はサニーラブカフェの57.0です。

コンピュータ予想は◎ディヴァインシチー○ホワイトベッセル▲サニーラブカフェです。

デイリー馬三郎

◎アドマイヤワールド
○オペラダンディ
▲サニーラブカフェ
×ディヴァインシチー

 なんだ?この×ってマークは。3連複のヒモ?いずれにしても、腹の立つほど低い評価です。その癖、自信度はBとイマイチです。


最後は差されたがよく粘っていたし、通用するメドは立った。再度同条件のここも期待。」(ディヴァインシチー・持館助手)

「リズム良く走れた割に伸び切れず。現時点ではハナに行った方がいいのかもしれない。」(オペラダンディ・水野師)

 このオペラダンディは前走後に騎手も同じことを行っていましたよね。今回はかなりの確率でハナを主張するでしょう。そのときの武豊騎手がどう対応するか楽しみです。あまり、競り合うと弱い方がバテテしまいますからねぇ。

大阪スポーツ

 ディヴァインシチーは4人予想家がいるが、○▲▲○で本命印こそないものの、4人トータルでは最高評価。本紙対抗である。

◎はアドマイヤワールド、レイズミーアップ、ホワイトベッセル、トーセンアイリスと実にバラバラである。

各紙予想はバラバラだが、総じて1番印が厚いのはわれらが愛馬ディヴァインシチーで、無視できない存在であることを物語っている。

これ以降6月11日に作成

●パドック

 当日は私ほっさんは12時30分から、用事がありましたので、ラジオNIKKEIの中継を聞いておりました。パドックは私には見えませんが(ラジオなので)、愛馬ディヴァインシチーは高く評価されていました。


lightさん撮影

 いやぁ、鍛えまくった筋肉の鎧を身に着けているようです。気配とかはわかりませんが、引き締まったいいボディーに見えます。

●レース

 スッと出たものの、2つ隣の14番アクロスザスターが好発進を決めて壁になり、いつものようにすぐに内に入りハナを切るということはできませんでした。その後ハナはアクロスザスターに譲り、2番手に控えようとするところ、最内からオペラダンディがハナを主張し、グングン加速。先頭に立つ。

 オペラダンディについては、上記専門誌の評価のデイリー馬三郎のところに書きました通り、ハナを切りにきましたね。前々走ハナを切って2着に粘りこんでいるわけですし、なにより前走の後藤浩輝騎手がレース後のコメントで「ハナを切った方が良かったのかも知れない。」とおっしゃっていましたし、当然のことです。いわゆる想定の範囲内でしたね。

 その後少しペースが落ち着いたところで、愛馬ディヴァインシチーは外からすっとハナに立ち、以降1度もこの位置を譲りませんでした。

 さすが天才武豊!!ここで勝負がありました。通常ハナに立ってしまえば、スタミナを温存するために、ペースを落とします。そこを強引ともいえるやり方で、ハナを奪ってしまいました。愛馬ディヴァインシチーには、切れる脚はないので、ハナを主張することは非常に大切です。あのまま終始3番手に控えていたら、オペラダンディに逃げ切りを許していたでしょう。

 その後もペースを緩めず、ハイペースでレースは流れていきます。

 ハナを奪ったことで、ディヴァインシチーは最内の最短距離を走ります。オペラダンディは4コーナーのカーブでディヴァインシチーの外を回らされることになります。

 そしてここもさすが!!400の標識のあたりで、速めにスパートをかけ後続に脚を使わせます。その分最後は脚が上がりましたが、貯金がありましたので、余裕を持ってしのぎきりました。

 前走は、手応えも良く、武士沢友治騎手は逆にギリギリまで追い出しを待ちましたが、瞬発力勝負になってしまい、切れ味の上回る相手に、ゴール寸前で交わされました。

 どちらの乗り方も一長一短で、今回の武豊騎手の乗り方も、馬が弱ければ、あっという間にバテテしまい、馬群に飲み込まれてしまうかも知れません。しっかり追って伸ばせるゆるぎない自信がなければできない技です。

 200の標識のところでは、2番手のオペラダンディに4馬身差を付けてセーフティーリード。最後は1馬身3/4まで詰め寄られますが、映像で見直しても、危なげないレースでした。

通過順位は3,1,1で34.6−38.5という結構なハイペースでした。


lightさん撮影のゴール前


BigBearさん撮影 口取り式の様子 シチーの服着た武豊にはなかなか会えませんからね 

●勝ち時計の評価

 今回の勝ち時計1分37秒9稍は500万クラスの推定勝ちタイムそのもので、決して素晴らしい時計ということではありません。

 東京ダ1600mの勝ち時計

 6月3日 古馬500クラス           1分37秒7 良
 6月3日 古馬1600クラス          1分36秒4 良
 6月2日 ユニコーンステークス 3歳GV 1分36秒9 良(例年より時計遅め)
 6月2日 古馬1000クラス          1分37秒1 良

 ということで、現状の力ではよほど相手に恵まれない限り、次のクラスの突破は難しいでしょう。しかし、ディヴァインシチーは3歳ですから、古馬混合戦にはしばらくの間負担斤量54キログラムで出走できますので、そのことを考えますと、1000万クラスはギリギリ勝てるでしょう、というのが偽らざる本音でございます。

 しかし、当然これから更に成長していくでしょうし、秋にどのくらいの時計で走れるか、楽しみです。同世代のダートの一線級とは、はっきりと差があります。

 がんばれシチー軍団のHPを見ていますと、菊花賞を目指してもいいのではないかという意見がぽつぽつと出始めていますが、私ほっさんは、現状の力的にも、距離的にも無謀であると思います。菊花賞はステップシチーが現在の友駿ホースクラブの中では一番の有力候補であると思います。

●レース後の騎手のコメント

ディヴァインシチー(1着/1番人気)

 「今日は外枠で自分のペースで走らせることができた。途中でペースが落ち着いたところで主導権を取りに行って、直線では後続との差を広げられた。最後は少し甘くなったが、その分リードがあったからね。いいスピードを持っている馬だよ。」(武豊騎手・競馬ブック)

ほっさんコメント

 天才いわく、「いいスピードを持っている馬だよ。」。いやぁ、しびれますねぇ。しかし、上のクラスでは、このペースで引っ張っていって、上がり37秒あたりで行かない(今回上がり38.5秒)と後ろから差されてしまいますから、今回最後が甘くなってしまった分、もっともっと調教や成長が必要です。

オペラダンディ(2着/6番人気)

 「素直な馬で乗りやすいですね。終いも頑張ってくれました。この馬のリズムで走らせることができると、いいところを見せてくれますね。」(松岡正海騎手)

ほっさんコメント

 確かに前走は下げて失敗したので、今回はハナに行く先方を匂わせていましたからね。その通りにレースを進めましたが、こちらはディヴァインシチーは名手武豊!!強引な奇襲でハナを奪い逃げ切ってしまいました。

 ただこの馬結構強いですね。前々走も500万クラスで2着でしたし、すぐに勝ち上がってくるでしょう。しかし、現状では、前走時のコラムに私ほっさんが書いたとおり、ディヴァインシチーには基本的に勝てませんから(よほどディヴァインシチーが調子が悪かったり、太かったりすれば別ということ)、上がってきても心配はありません。

アドマイヤワールド(3着/3番人気)

 「今日はゲートの出が今ひとつ、そのためにスピードに乗るのにちょっと時間がかかったからね。そこでのロスが響いた感じだね。それでも終いは伸びてくれたが。」(田中勝春騎手・競馬ブック)

ほっさんコメント

 この馬負けて強しでしたね。出遅れて上がり37.8ですから。私ほっさんは、この馬追い切りが前走よりも悪かったですから(そのあたりが出遅れに繋がった気がしますが。)、今回は軽視していましたが、前走時の調子であれば、ディヴァインシチーの前走みたいに、最後の最後に交わされていたかも知れません。

 将来必ずディヴァインシチーと再戦するときが来るでしょう。非常に強敵です。

●専門誌の見解

ディヴァインシチー(1着/1番人気)

 「一旦は好位に控えていたが、途中から抑えきれない感じでハナへ。多少は速い流れにはなったが、結局直線は並ばれるシーンもなし。危なげなく押し切ってしまった。」(競馬ブック)

 「3コーナー手前からハナを奪う。直線に向いても脚勢はまったく衰えず、先行有利の馬場も味方し、そのまま押し切る。この形だと強い。」(ギャロップ)

ほっさんコメント

 いいコメントを貰っていますが、ただ、上のクラスでも通用といったあたりのコメントはどこにもなかったですね。やはり、時計的にも、終いが甘くなってしまったことからも、ここから先は未知数です。

 正直な話、少しクラス慣れが必要でしょう。とても1回や2回で勝ちあがれるとは思いません。

オペラダンディ(2着/6番人気)

 「二の脚速く一旦はハナを切る形。途中から譲って2番手もうまく流れに乗れていた。結局勝ち馬を掴まえ切れなかったが、2着はしっかり確保したように相手を誉めるべきだろう。」(競馬ブック)

 「気合をつけてハナを奪うも、いったんは控える。流れは厳しかったが、後続の猛追をいっぱいに振り切って2着を確保。今回のように思い切って先行したほうが持ち味が生きる。(ギャロップ)

ほっさんコメント

 実はこの馬は愛馬ディヴァインシチーと同型で、しかも若干の能力差があるので、全然怖くありません。怖いのは3着にきたアドマイヤワールドやアイアムレギュラーなどの末脚の切れるタイプです。ですから、レース映像でも、2番手のオペラダンディではなく、後方から跳んで来るのがいないか、そちらが気になります。

アドマイヤワールド(3着/3番人気)

 「スタート直後の芝でダッシュがつかず後方の内々に。直線でも前が壁になったが、あと1ハロンでバラけてからは一気の脚を使う。惜しい。」(ギャロップ)

ほっさんコメント

 惜しい!と書かれて悔しいが、この馬は本当に惜しかった。さっきも書きましたが、すぐに上のクラスに上がってくる馬です。上のクラスでもかなりの強敵ですよ。

●ホワイトベッセル

 白毛馬ホワイトベッセルが2番人気というのは正直驚きました。おそらく関東圏初出走ということで、単勝馬券を求めた人が多かったのではないでしょうか。

 このホワイトベッセルと妹のユキチャンは、白毛の母シラユキヒメに、芦毛のクロフネを配合するといった完全に金子オーナーが狙って作った作品です。おそらく、売名目的で関東に行ったのでしょう。

 未勝利戦を勝ちあがったときの時計も平凡で、普通に考えてこのメンバーで着に入るのは難しい。

 しかし、この馬が出て来ますと、他の馬のオッズが上がって、真剣に馬券勝負している人には美味しいものとなります。今回のディヴァインシチーの2.5倍は美味しかったですよね。いつもですと武豊人気もあって1倍台くらいになるものですが、相当ホワイトベッセル(女の子らが「キャー可愛い」なんて言って名前入りの単勝馬券を買ったりするからでしょうね。)に票が流れていました(最終4.0倍でしたね。)。

 ハルウララに沸いた高知競馬を思い出します。どう見ても1番人気になるべき馬が、みんなが交通安全(「当たらない」ということだそうですが)目的でハルウララの単勝馬券を列を作って買ったので、3倍代になっちゃったという、あれを思い出しました。私ほっさんはひねくれ者ですので、ハルウララの馬券は投資目的、馬券は単勝3倍台のど本命馬に・・・と行こうと思っていましたが、なにせ遠いので、実現しませんでした。

 ホワイトベッセルについて、当サイトであの歴史的瞬間の現地レポートを作成してありますので、興味のある方はこちらをご覧ください。

●最後に

 私は愛馬ディヴァインシチーが初優勝を飾った次の日のコラムで、500万クラスの通過を予告していました。では今回、次の1000万クラスを突破できるのかというと、各所でも書きましたが、すぐには無理だと思います。

 今週から、500万クラス以上は古馬混合戦になりますので、3歳馬であるディヴァインシチーは斤量54キロで出走できますから、その分で好走できるかも知れません。しかし、同世代の中にも、当サイトが追いかけているジャドール(1000万クラス)や、6月2日に東京ダ1600mで後続に4馬身千切って勝ち上がってきた(現500万クラス)良血馬ヒカルクロフネや、同じ東京ダ1600mの3歳限定GVユニコーンステークスで敗れた馬でも1分37秒0で走れる馬がごろごろと上にはいます。

 それだけに、このディヴァインシチーがどこまで出世できるか楽しみですが、次回はどうだ、といわれても、全く強気にはなれません。まぁすぐに勝てなくても、クラス慣れしていけばいいですし、また、1000万クラスということで、2着3着でも結構な賞金が貰えます。

 また、デイヴァインシチーは東京でこの成績ですから、福島や北海道など、地方にいけば、相手も軽くなりますし、好走できるかも知れません。

 いずれにしても、夢が膨らんだことは間違いありません。これからも、故障なくいつまでも無事に走ってくれることを願います。

最後までご愛読いただきましてありがとうございました。

ディヴァインシチーの過去のレース分析を知りたい方はこちら!!

第5戦 2007年 4月29日 未勝利戦 1着/1番人気
第6戦 2007年 5月19日 500万戦 2着/1番人気

2007年5月26日作成 6月7日、8日、9日、11日加筆

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