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祝 愛馬ディヴァインシチー初勝利

まずは保護者のみなさん、愛馬の勝利おめでとうございます

 純投資馬としては、2004年3月14日エドワーズシチー号の初勝利以来、3年ぶりの勝利。また、無料提供馬も入れると2005年5月21日オペラシチー号の目黒記念GU制覇以来約2年ぶりの勝利でございます。

 長く暗いトンネルでございました。しかし、言い訳もさせてください。GTクイズ馬を除くと、2002年産は投資4万円1頭(最高位6位)。2003年産は投資25200円1頭(最高位3位)。と投資額をけちったので(馬券が振るわなかったからですが)、善戦はしたのですが、勝利には至りませんでした。

 2004年産には88000円で3頭、2005年産には92000円で4頭と大増資をし、年間5勝を目指してがんばっております。

 さて、私の話はどうでもいいので、ディヴァインシチーについてお話いたします。

●最近のGTクイズ馬の中では最も売れ行きが悪かった

 同じGTクイズ馬のスティングシチーやパノラマシチーはけっこうな売れ行きでした。

 スティングシチーは当時友駿の無料提供馬やクイズ馬はそこそこいい馬を持ってきているイメージで、好印象だったせいもあるでしょう。けっこうな速度で売れてました。

 パノラマシチーは血統こそ地味でしたが、写真は好馬体で、走りそうな気がしました。がんばれシチー軍団のホームページでも、クイズ云々ではなく、馬体を見て走りそうなので購入したという方もおられました。私もかなり期待していました。

 ところが、スティングシチーは腰が弱く、まともに調教ができない上に、未勝利末期の低メンバーになってやっと3着。結局勝てずに引退。パノラマシチーはデビューから2戦連続15着と全くいいところがなく、地方交流戦でも10番人気(3着)と全くの期待はずれで引退。代替馬もなぜか牝馬と踏んだり蹴ったりでした。

 そんな中、ディヴァインシチーが売りに出されたわけですが、父ディヴァインライト 母アンノーラ 母父アレミロードと、母父のアレミロード以外は全く実績のない血統で、父ディヴァインライトはGT馬でもなく、サンデーサイレンス産駒という血統評価だけで種牡馬になったような馬でした。しかもディヴァインライトは3頭種付依頼されただけで、全く人気もなく、怪しい雰囲気が漂っていました。

 ですから、ディヴァインTは非常に売れ行きが悪く、発売締め切り日にまだ売れ残っていました。GTクイズ大好きの私はクイズの権利が欲しくて友駿に電話し、売れ残っているのでなんとか追加でもう1口売ってくれないかと頼み込んだことを覚えています。結果はかたくなに駄目といわれましたが。

 そんな、人気のない馬でしたから、正直競走成績はたいしたことはないだろうと思っていました。

●3頭しかいないディヴァインライト産駒

 これは有名な話ですが、ディヴァインシチーと同じ2004年産が初仔となるディヴァインライト。初年度産駒は3頭しかなく、1頭は中央未登録。1頭はホクテンハイライトという馬で、登録はされているものの、いまだに未出走です。

●初戦は6着もダートにて素質開花

 ディヴァインシチーの初戦は芝で6着ですが、これは10頭立てのものです。二の脚の速さは素晴らしかったですが、直線と同時に馬群に飲み込まれる完全な敗戦でした。そのレースを勝ったマイネルシーガルは3歳オープン2勝、GU2着と強い馬ではありましたが。

 2戦目は目先をダートに向けますが、9番人気と全く人気はなく期待する者は少なかったように思います。しかし、我々は驚くべき光景をここに見ることになるのです。

 ディヴァインシチーは10番手スタートも道中押し上げ5番手追走。直線では勝ち馬からわずか0.2秒差の3着に食い込みます。しかも中山ダ1200良での1分13秒4という走破時計は優秀で十分勝ち負けできるタイムです。

 そのことから次走は3番人気となり、結果は5着でしたが前走がフロックでなかったことを証明しました。

 4走目はダートにも慣れ、ハナを切ると道中は一人旅。最後の最後でクビ差交わされ2着になるもミ゛トルペースをほぼ逃げ切り力のあるところを見せつけました。

 次こそは優勝と思った矢先、脚部不安で放牧に出されることになります。

●そして圧巻の初勝利へ

 4月29日、東京競馬場。ダ1600m13頭立。主戦の吉田豊騎手は同日開催の天皇賞に騎乗の為京都に遠征。師は関西から遠征していた小牧太騎手を選択する。

 正直私は、その前の週に師の人気薄を勝ち挙げた内田博幸騎手ではないかと大きな期待をかけていたわけですが、小牧太騎手でした。関西所属の小牧騎手を選ぶということは、完全に代打騎乗というのがよくわかります。代打の中でも小牧騎手は地方出身で、ダートはお任せという感じだし、すでにここまで20勝を挙げて好調でしたので、期待のかかる馬をお願いするにはうってつけだと思われたのでしょう。

 私ほっさんは、小牧騎手はベテランにもかかわらず、結構騎乗ミスを見てきたので(ペールギュントの朝日杯とか、特に重賞で失敗が目立ちます)、どうなのかな?と思っていましたが、芝のレースではなかったので形にはなるだろうと思っていました。

 しかし、13頭とはいえ、前走2着や3着の馬がごろごろいて、メンバー的には決して恵まれたものではありませんでした。特に私はがんばれシチー軍団のホームページでも書き込みましたが、前走新馬戦3着でディヴァインシチーよりも持ち時計の早かったグランツーリズモが強敵だと思っていました。

 ただ、金曜日の枠順発表で大外13番だったので、そのときかなり勝ちを意識しました。

 ゲートが開くとデットーリでも乗っているのかと思うほどの好スタート(デットーリが騎乗するだけで3馬身は先からスタートしているようだという例えは有名)で、楽にハナに立ち、ハイペースを楽に逃げ直線に向いてもその脚色は全く衰えることなく、それどころか2着以下を大きく引き離し、終わってみれば2着に6馬身の圧逃劇で完勝でした。

●勝ち時計は非常に優秀

 勝ち時計の東京ダ1600 1分38秒5は優秀で、同日の3歳500万下の勝ち時計1分38秒6よりも速いです。また、われらが友駿の現時点での大将格ドミンゴシチーが勝った500万特別のカトレア賞の勝ち時計が1分38秒8ですから、その時計よりも速いタイムです。

 ということは現状でも昇級戦で勝ち負けどころか、勝てる力があるということです。

●ハイペースでの逃げは強さの証明

 今回のレースはハイペースで、大抵前が崩れて(バテテ)差し馬が台頭するものです。それを終始ハナに立ち押し切るのですから、この強さは本物と思われます。

●レース後の小牧騎手のコメントがまた期待させるものでした

 「行くつもりはなかったが、持ったまま行けたからそのままハナへ。最後まで楽だったし、強い内容だった。久々のせいか、レース後に息が上がっていたから、トモの状態さえ良ければ、次走の方がもっと走れると思う。」ということは、次走はもっと強くなるそうですから、ユニコーンステークス辺りでも十分勝ち負けできるのではないでしょうか。仮に古馬混合戦でも、1000万クラスで活躍してくれそうな予感がプンプンします。

●将来はやはりフェブラリーステークス!

 気は早いですが、当然夢はでっかく東京ダ1600が得意なら、武蔵野ステークスやフェブラリーステークスが最終目標ですよね。前走から3秒も持ち時計を縮めた愛馬にかかる期待は無限大です。

●嶋田功師について

 管理されている嶋田功師について、がんばれシチー軍団のホームページなどでも、故障が心配とか、故障の多い厩舎であるという認識の方が多いようで、私もそれは否定しません。しかし、嶋田功師や佐々木晶三師の共通点は馬を鍛えまくるというところにあり、他の厩舎の故障が少ないまなぬるい調教ではなく、限界までびしびし鍛えておられます。

 限界まで鍛えておられるからこそ、他所の厩舎では未勝利で廃馬になるような馬でも勝たせることができるのだと私は考えます。もちろんディヴァインシチーは他所の厩舎でも勝てるほどの逸材ですが、ここまで強い勝ち方が出来たのは、師の能力を引き出した調教であり、また適切なレースを選ぶ師の相馬眼であると私は考えます。

 私は嶋田功厩舎は友駿ホースクラブの預託厩舎の中で、信用している厩舎の上位5位の中に入る素晴らしい厩舎であると確信しております。他に、負けても負けても芝の長距離一辺倒の厩舎とか、なんでもかんでも自厩舎の所属騎手を乗せてくる厩舎とか(案外どちらも同じところだったりして)、とんでもないところはたくさんあります。

 嶋田功師は、比較的依頼騎手もよく(大庭騎手も多いけど)、適切なレースを選んでくれるので、私は好きな厩舎です。しかし、調教をやりすぎて故障が多いのも事実です。

 自分が購入する馬の預託厩舎は自分の個性にあったところを選ぶべきで、例えばとにかく故障が少なく馬を大切にしてくれるところがいいと言う方はそういった厩舎を選ぶべきで、間違いなくそういった方がこの嶋田功厩舎を見ると憤りを感じられると思います。

 私は故障は辛いですが、その馬の持っている能力をフルに引き出してくれるところがいいので、この厩舎は好きです。

●主戦の吉田豊騎手について

 私はこの馬は主戦は吉田豊騎手で、今後も彼に乗っていただきたいと思う人であります。2走目全く人気のないこの馬をあきらめずに勝ちにいき、結果を出してくれた。そして、前走でこの馬の最も適した乗り方を導いてくれた。そんなディヴァインの能力を引き出すとともに、競馬を教え込ませてくれた吉田豊騎手がこの馬の主戦であり、本当は吉田騎手に勝ち上げてもらいたかったです。

 彼の騎乗技術はかなりのもので、人気薄での活躍が目立ちます。弟の隼人騎手もそこそこですが、先週の新潟でのシチー1番人気馬2頭(スタリオンシチーとドノバンシチー)の騎乗はひどかった。まだまだ兄貴の方が全てにおいて大きく勝っています。

 次走も吉田豊騎手に乗っていただいて、この馬の能力を引き出していただきたいと思っております。

●父ディヴァインライトの歴史を変えた

 父ディヴァインライトの記念すべき初勝利産駒となったディヴァインシチー。名実ともにディヴァインライトの代表産駒です。その名に恥じぬようディヴァインシチーには活躍してもらい、海外けい養中の父を呼び戻し、サンデーサイレンスの後継種牡馬の1角としての父の活躍をみたいものです。

●ディヴァインシチーに続け!シチーの愛馬たち

 私の純投資している他の馬3頭はまだ勝ちあがっていません。フォレストシチー、エクストラシチー、ステップシチーには是非とも勝ちあがって欲しいものです。また3口持っているダブルダンスシチーは時計的にももう勝ちあがれそうな気がします。2口になったマイセンシチーも長距離に活路を見い出し前走3着とあと一歩のところまで来ています。

 現在3歳馬しか持っていない私ですが、今年は目標を5勝に掲げて熱烈に応援しています。

●最後に

 また、愛馬が勝利しましたらこのようなコーナーを設けさせていただきたいと思っております。あまりの興奮に書かずにはいられないのです。保護者のみなさんもきっと同じ思いだと思います。

 1口馬主生活も紆余曲折ありますが、プラス思考に考えてみなさん、ご一緒に盛り上がりましょう!

 最後までご愛読ありがとうございました。

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