バノックバーン(ピノシェットの08) 第2戦


スタッフの評価が抜群に高い一頭と紹介されるも脚部不安がつきまとい、

追い切りも目一杯に追えずデビュー戦は14着大敗。


確かに、前走5着以内の優先出走権持ち馬が6頭もいて辛いレースだったが、14着は負けすぎ。

未勝利戦終了の期限まで残された時間は少なく大変厳しい状況。


しかし、大型馬だし、1度使われた上積みは大きいはず。


レース後、優先出走権を逃したことと、疲れを癒す為に7月12日にノーザンファームしがらきへ放牧に出されました。

7月30日に栗東トレセンに帰厩しました。


8月13日 小倉7R 3歳未勝利 芝1200m に出走!!

9着/5番人気。

芝替わりで期待されたが、トモが甘くまともに追えない状態。

未勝利戦末期にこんな症状では矯正している時間もなく正直どうしようもないが、

終いの伸びなど素質の片鱗は窺える馬。

なんとか勝ち上がるか地方転厩して戻ってきて欲しい。


レース回顧と時計の分析、レース後の陣営のコメントを掲載。

(2011年8月18日完結)

2011年7月13日立ち上げ

●前走後7月12日にNFしがらきへ放牧に出されました

 次走への優先出走権を逃したことと、ひと息入れる目的から我らが愛馬バノックバーンはレース後の7月12日にノーザンファームしがらきに放牧に出されました。

 大型馬で1度使った上積みはかなりあると思うのですが、あまり出走期間が空いてしまうと効果は薄くなってしまいます。未勝利戦の終了期限まであまり時間もありませんし、なるべく早く入厩させて欲しいですね。

 1度しか出走できないスーパー未勝利戦までにあと2つ走りたいものです。

これ以降は7月31日に作成

●7月30日に栗東トレセンに帰厩しました

 7月31日に更新されましたクラブ公式HPバノックバーンの近況報告によりますと、我らが愛馬バノックバーンは7月30日に栗東トレセンに帰厩したということです。

 これで早ければ8月13日、14日の週には出走できますね。残り時間を考えるとそこに出走して欲しいですが、牧場でも軽めの調整しかされておらず、あまり中途半端で出走して大敗していては意味がありませんから、難しいところです。

これ以降は8月3日に作成

●次走は8月13日 小倉7R 3歳未勝利 芝1200m 或いは8月14日 小倉6R 3歳未勝利 芝1200mを予定

 本日(8月3日)更新されましたクラブ公式HPバノックバーンの近況報告は次の通りです。

3日は軽めの調整を行いました。「先週末に帰厩後、順調に乗り出しています。やはり全体的にコトコトした感じがあって、前捌きが硬いのも相変わらずですが、デビュー前に比べるとだいぶスムーズに動けるようになっていますね。放牧を挟んだ分体重は増えていますが、コンスタントに乗ってきたので見た目には締まっていますし、1、2本時計を出せばいい状態に持って行けそうです。今のところ来週の芝1200メートル戦を目標にしてペースを上げた調教を取り入れていきたいと思っています」(岡田師)8月13日もしくは14日の小倉競馬(3歳未勝利・芝1200m)に出走を予定しています。

 ということで、我らが愛馬バノックバーンの気になる次走は8月13日 小倉7R 3歳未勝利 芝1200m 或いは8月14日 小倉6R 3歳未勝利 芝1200mを予定ということです。

 確かに血統からもダートよりも芝の方が良さそうですね。1度使われていますし、一発期待したいですね。

これ以降は8月10日に作成

●追い切り情報(8月10日更新)

前走前 7月6日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.7
3F 39.3
2F 25.8
1F 13.1
ルチルドラード(3歳未勝利)一杯を0.1秒先行同入



8月4日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 56.6
3F 40.8
2F 26.1
1F 12.5
タイムウィルフライ(3歳未勝利)強めを0.6秒追走同入


8月7日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.5
3F 44.8
2F 28.7
1F 14.4


8月10日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 53.6
3F 39.0
2F 25.4
1F 12.5
 8月4日、今週出走の3歳未勝利馬(強め)相手に馬なりで0.6秒後ろから追走して同入しています。時計は平凡ですが帰厩後1本目の時計としては上々なのではないでしょうか。(それとも相手が悪過ぎるのか?)
 芝でこその血統と思いますし、来週は期待しています。

 8月7日、日曜追いですが、やけに軽いですね。15−15ですか。時計を出しているだけ脚元は安心ということでしょうが、水曜日も馬なりで流して本番なのでしょうね。
 うーん、ビシッと追われればどれだけやれるのか知りたいですね。

 8月10日、自己ベストを約1秒詰める好時計です。しかも終いまでしっかりと伸びておりこれは今回期待が持てますね。
 私ほっさんの追い切り評価は「B+」です。少なくとも大敗した前走よりもはるかにやれると思います。芝替わりもプラスですね。

●気になる出馬想定表(8月13日 小倉7R)

出馬想定表 8月13日 小倉7R 3歳未勝利 芝1200m フルゲート18頭 想定数21頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アオイシャトル 熊沢重文  7/31 未勝利 小倉芝1800 14 14 13 10
アサヒチェリー 太宰啓介  7/31 未勝利 小倉芝1200 14 18 10 13
17 アドマイヤシェマカ  7/23 未勝利 京都ダ1200 11
ヴィーヴァヴォーチェ  8/06 未勝利 小倉芝1200 11 10
エカルラート 松山弘平  7/23 未勝利 京都芝1400 10
14 エーシンハクレイ 和田竜二  7/17 未勝利 京都ダ1800 10 10
17 キクノルナ  7/23 未勝利 京都ダ1200 12 13 17 12 12
コウユーエルザ 国分恭介  4/24 未勝利 京都ダ1200 11 11
サクラエボル 藤岡康太  7/23 未勝利 京都芝1400 12 10
サンライズサルーテ 高倉稜  7/17 未勝利 京都ダ1800 11
11 シルクユージー  7/09 未勝利 京都芝1600 16 11 12 10
ノアノア 川須栄彦  7/24 未勝利 京都ダ1200 12
11 バノックバーン  7/10 未勝利 京都ダ1400 14 B+
11 ハリエットビート 川須栄彦  7/10 未勝利 京都ダ1200 11 10
パンドラクラウン  7/31 未勝利 小倉芝1200 11 13 11 10 14 10
ファランギース  5/15 未勝利 京都芝2000 16 10 10 15 15 13
10 フラムティード 酒井学  5/21 未勝利 京都芝2000 14 11 16
マイネプルメリア  7/31 未勝利 小倉芝1200 10 11 10 18
14 メモリービジュアル 幸英明  7/16 未勝利 京都芝1200 10 14 11
14 リアリーサムシング 熊沢重文  7/16 未勝利 京都芝1200 13 14
レーガン 石橋守  7/31 未勝利 小倉芝1200 10

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在21頭出馬想定されています。

優先出走権持ちが7頭と決して楽なメンバーではありません。しかし、出馬投票をすれば出走は確定でしょう。

これ以降は8月11日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 8月13日 小倉7R 3歳未勝利 芝1200m フルゲート18頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アドマイヤシェマカ 川田将雅  7/23 未勝利 京都ダ1200 11
ヴィーヴァヴォーチェ 国分優作  8/06 未勝利 小倉芝1200 11 10
エスタンシア 大下智 10/8/14 未  札幌芝1800 15
エーシンハクレイ 和田竜二  7/17 未勝利 京都ダ1800 10 10
オフ 水口優也  7/16 未勝利 函館芝1200 12
サクラエボル 藤岡康太  7/23 未勝利 京都芝1400 12 10
サツマフラワー 小坂忠士  7/16 未勝利 京都ダ1200 15 13
サンライズサルーテ 高倉稜  7/17 未勝利 京都ダ1800 11
シルクユージー 渡辺薫彦  7/09 未勝利 京都芝1600 16 11 12 10
セイシュンノヒビ 小牧太  6/26 未勝利 阪神ダ1200 11 13 18
バノックバーン 北村友一  7/10 未勝利 京都ダ1400 14 B+
ハリエットビート 川須栄彦  7/10 未勝利 京都ダ1200 11 10
ビットビット 国分恭介  7/23 未勝利 京都ダ1200 14 15 12
フラムティード 酒井学  5/21 未勝利 京都芝2000 14 11 16
マルブツファイト 佐藤哲三  6/04 未勝利 新潟ダ1200
メモリービジュアル 幸英明  7/16 未勝利 京都芝1200 10 14 11
リアリーサムシング 熊沢重文  7/16 未勝利 京都芝1200 13 14
ロッキーラクーン 花田大昴  7/10 未勝利 京都ダ1800 16 16 11

表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬 騎手の太字は乗り替わり

実に優先権持ち7頭のうち、4頭が回避してくれました。これはメンバー的にかなり軽くなりましたね。

●小倉芝1200mコース解説

 スタート地点は向正面直線の2コーナーのポケット。小倉競馬場は2コーナーのところが最高部になっており、スタート後200mほど下る。
 3コーナーまでの直線距離も479mになり、前半からかなりのスピードが出るコース形態になっている。
 3〜4コーナーのスパイラルカーブでもあまり速度が落ちないため、スピード能力で一気に押し切れるタイプに向いている
 特にサクラバクシンオー産駒は強い
 ただし、4コーナーから最後の直線に入る際のコーナーリングは案外難しい。加速がつきすぎると外に振られてしまう。
 多頭数で外からマクろうとする場合は、かなりの距離ロスを覚悟しなければならない。しかし、馬場の内側が悪化してきた開催後半ならばそれでもいい。
 外差し馬場でのズブズブ決着で、大波乱ということもよくある。
 基本的には逃げ、先行馬が有利だが、とにかく馬場状態がカギ。
 それによって展開、有利な枠順は変わる。
有利な枠順 馬場状態に左右
有利な脚質 逃げ、先行
ポイント 馬場状態、サクラバクシンオー産駒が強い
種牡馬ベスト サンデーサイレンス、サクラバクシンオー、タイキシャトル
連対騎手ベスト 武豊、安藤勝己、小牧太、福永祐一、池添謙一
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分10秒3 1分10秒7 1分11秒6
2歳未勝利 1分10秒0 1分10秒9 1分11秒1
2歳500万 1分10秒0 1分10秒5
2歳オープン 1分09秒9 1分11秒6 1分10秒6
3歳新馬 1分10秒6 1分11秒1
3歳未勝利 1分09秒6 1分10秒3 1分10秒7 1分12秒7
3歳500万 1分09秒6 1分09秒9 1分11秒3
古馬500万 1分09秒2 1分10秒1 1分10秒5 1分10秒4
古馬1000万 1分08秒6 1分08秒8 1分09秒8 1分09秒4
古馬1600万 1分07秒9 1分09秒2
古馬オープン 1分08秒0 1分08秒0 1分09秒3

●騎手は前走に続いて北村友一騎手 ほっさん評価「B+」

 バノックバーンの鞍上は前走に引き続き、私ほっさんとは相性のいい期待の北村友一騎手です。追い切りから騎乗していただいており、もはや彼以外には考えられません。

 2011年8月11日現在、中央通算245勝、勝率7.7パーセント、連対率14.9パーセント、GT勝ちはまだありませんが、重賞5勝されています。
 昨年(2010年)は中央53勝、今年もここまで39勝で全国騎手リーディングの堂々15位です。


 私ほっさん愛馬への騎乗はこれで8回目ですが、明らかに能力の見劣るエクストラシチーを人気薄で勝ちあげてくれたり、500万クラスでも僅差の4着に持ってくるなど素晴らしい腕の持ち主です。度重なる故障がなければもっと勝ち星を挙げている騎手でしょう。

 実際競馬でも騎乗馬の質は決していいとは言えませんが、良く穴をあけられていますし、愛馬に騎乗して欲しい騎手の1人です。彼でダメなら馬の能力を疑った方が良さそうです。

 バノックバーンの前走にも乗っていただきましたが、既走馬相手のデビュー戦でしかもバノックバーンの追い切りも軽く、最初から勝ち負けや上位は厳しい状況でした。またダートもあまり合わないように見えました。といっても、走破時計はデビュー戦としてはそんなに悪くはなかったのですが。

 今回はバノックバーンの追い切りの動きも上昇していますし、叩き2走目で馬体も締っているようですし、なによりも兄弟たちも芝での活躍馬が多いことから、やはり芝ということで期待できますし、いい結果を出して欲しいですね。



 北村 友一(きたむら ゆういち)は1986年10月3日生まれの24歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンターに所属する6年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。現在はフリー。

 2006年2月に競馬学校を卒業し騎手免許を取得、田島良保厩舎所属騎手としてデビューした。同期には田中博康、的場勇人、千葉直人、黛弘人、田中克典、田村太雅、船曳文士らがいる。初年度は14勝を挙げ中央競馬関西放送記者クラブ賞を受賞した。

 2007年、第1回新潟競馬に於いて11勝(愛馬エクストラシチーによる7番人気での優勝も含む)、2着5回、3着3回の成績で初の開催リーディングジョッキーを獲得。田島良保師とは関係がうまくいかず、9月1日付けでフリーに転身。10月8日京都12Rで走行妨害を受け落馬。当初JRAより頭部外傷と発表されたが、その後の精密検査で右手首骨折が判明。手術を受け年内復帰は絶望視されていたが、12月8日復帰、15日に復帰後初勝利を記録している。この年は初年度の3倍以上となる45勝を挙げた。

 2008年10月4日札幌3Rにて通算100勝を達成、仲の良い藤岡佑介騎手がプラカードを持った。10月18日、デイリー杯2歳ステークスをシェーンヴァルトで制し、デビュー3年目にして重賞競走を初制覇した。また同馬にて翌年の皐月賞・東京優駿に騎乗し4着・6着と結果を残す。この年は53勝と更に勝ち星を伸ばした。

 2009年ミヤビランベリで目黒記念・七夕賞を優勝する等、7月まで39勝を挙げる活躍を見せるも、7月19日札幌12Rにて落馬のため左上腕骨を骨折。プレートを入れる手術の為12月12日の復帰まで長期休養となる。

 2010年春にはプレートの除去手術を行い1か月ほど戦線離脱。そんな苦労がありながら夏の小倉で10勝を挙げる活躍を見せた。11月6日京都4Rで通算200勝を達成。この年も53勝を挙げている。


 「2009年の7月12日に福島で七夕賞を勝ち、その翌週に札幌で落馬。左上腕骨を骨折する大ケガで復帰は12月になった。若手が長く休むとチャンスが減るケースが多いが、音無秀孝師から信頼を得ていたこととエージェントがしっかりしていたことで騎乗馬の質は落ちなかった。2009年までは裏開催での騎乗がメインで、2010年になって京都と阪神での騎乗が増えている。道中はコースロスを最小限にとどめようとしてインでジッとしていることが多い。骨折から復帰して以降は外から差す競馬が少し増えた。ただ、ムダに大外をぶん回すことはしない。馬を伸ばす技術やパワーは現状では水準程度といったところ。自然と前で運べるタイプで結果が出やすく、差して突っ込んでくるのは展開が向いた時になる。1番人気での連対率は2009年が.441。2009年は開催のなかった函館を除いた全9場で勝ち星を挙げた。2008年と2009年は6番人気以下で12勝している。単勝平均配当はデビュー以来の通算で1161円と高い数字で、単勝11940円、12780円、9460円といった大穴があった。展開を読んで乗ってくるので、騎乗馬の脚質がレースに合っていたら人気がなくても狙っていける。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)

 ほっさん愛馬での成績 (7戦1勝)

 2007年 2月24日 ダブルダンスシチー 3歳未勝利  阪神ダ1400m   7着/9番人気
 2007年 5月12日 エクストラシチー   3歳未勝利  新潟ダ1200m   1着/7番人気
 2007年 6月16日 エクストラシチー   500万下   函館ダ1000m   7着/3番人気
 2007年 6月30日 エクストラシチー   500万下   函館ダ1000m   4着/7番人気
 2008年11月30日 エクストラシチー   500万下   京都ダ1200m   13着/12番人気
 2009年 6月28日 ペルシステンテ   3歳未勝利  札幌ダ1700m    8着/6番人気
 2011年 7月10日 バノックバーン    3歳未勝利  京都ダ1400m   14着/8番人気

これ以降は8月12日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「高配含み」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
エスタンシア
マルブツファイト △△ △△
エーシンハクレイ
ヴィヴァヴォーチェ
バノックバーン △△
サンライズサルーテ
ビットビット
セイシュンノヒビ
フラムティード
サクラエボル △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ヴィヴァヴォーチェ 3.6
サンライズサルーテ 3.9
サクラエボル 4.5
エーシンハクレイ 11.8
バノックバーン 13.6
マルブツファイト 15.3
メモリービジュアル 16.8
以下18倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
バノックバーン 34 34


デイリー馬三郎

予想印

◎ ヴィヴァヴォーチェ
○ エーシンハクレイ
▲ メモリービジュアル
△ バノックバーン

以下省略


藤田TMがバノックバーンに◎、浜口TMが▲

見解

 「一気に条件を変えてきた○×あたりの一変には警戒が必要だが、前走内容が上々のヴィヴァヴォーチェが連軸に最適。強行軍だが滞在で活気はキープ。」

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

バノックバーン(14着)

 「スタート後の芝部分の走りは良かったのですが、ダートでは前に進んで行かない感じでした。初戦ということもあって集中力を欠いていましたし、まだ太めで息遣いももうひとつだったので、使って絞れてくればもっと動けるでしょう。能力はありそうなので、変わり身に期待したいですね」(北村友一騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「先週の競馬はいかにも初戦という感じで、全体的にモサモサとした動きでした。とはいえ、元々ゲート試験に合格した時点で一度放牧に出すプランもあったほどでしたし、ここまでしっかり調教を積んで実戦を経験できたのは大きな収穫です。レースを使ったことで息遣いも良くなってくるでしょうし、ここは無理をせず一度放牧に出してリフレッシュさせてあげたいと思います」(横井助手・キャロットクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

バノックバーン

 「攻めの動きから使っての良化がうかがえるし騎手は芝の方がいいとのこと。変わり身を。」(横井助手・デイリー馬三郎)

●ほっさん予想

 バノックバーンは追い切りの動きが良化し、大型馬の叩き2走目ということで当然前走以上に期待しております。また、兄弟たちが活躍している芝替わりというのも熱くさせる要因です。

 そして想定段階で7頭もいた優先出走権持ちの馬のうち、4頭が回避し結局3頭に。メンバーも軽くなり、正直勝ち負けしてもらわないといけないと思います。

 芝ですし、少々出遅れてもなんとかなるでしょう。それくらいのポテンシャルを持った馬だと思っています。枠もいいところに入りましたし。

これ以降は8月18日に作成

●レース 

 バノックバーンのスタートは悪くないのですが、二の脚が付かずにズルズルと後退し、15番手になります。結果的に上位の馬がそのまま入線したところを見てもこの時点で敗北です。

 バノックバーンはずっとラチ沿いの経済コースを通り、直線でも上手く前が空きますが、これだけ上手く運べているのにジリジリとしか伸びずに9着。もっと伸びてもいいのになぁと思いました。

●時計の評価

 今回のバノックバーンの走破時計1分09秒5良馬場は、小倉芝1200mの3歳未勝利クラスの過去10年間の平均勝ち時計が1分09秒6良馬場ということで、そんなに悪くないような気がしますが、同日の2歳新馬戦の勝ち時計も1分09秒4良馬場ということで、全体的に時計の出る馬場状態ですから、物足りないと言って良いでしょう。

 経済コースを通ってのこの内容ですから、厳しいと判断せざるを得ません。

●レース後の騎手・調教師のコメント

バノックバーン(9着)

 「返し馬からピリッとした面が見られず、ある程度後ろからになってしまうだろうなと思っていました。もう少しペースが速くなってくれればよかったけど、前に行った馬に有利な流れでしたからね。直線でも追ってはいるのですが、トモが甘いので右に左にぶれてしまって真っ直ぐ走れず、ハミにモタれてくるのを直しながらになってしまいました。まだ2戦目ということで精神面での若さを見せてしまったのでしょう。次に期待したいと思います」(北村友一騎手・キャロットクラブ公式HP)

  「一度競馬を使ったことで馬体は絞れてきていましたし、調教の感触からももっと前進できると考えていたのですが、ハミにモタれて走っていたようで、思いのほか伸び切れませんでしたね。芝の走りは悪くないと思うのですが、もともと歩様に硬さが残りコトコトしたところありますから、もしかしたら馬自身が馬場を気にして思ったほど進んでいかなかったのかもしれません。権利がないのでどこで使えるかはわからないのですが、この馬の能力を考えたらもっとやれていいはずですし、何とか出走、そして結果に結び付けたいですね。今日は札幌に臨場していて馬を直接見れていませんので、馬の状態、そして出馬状況を見ながら進めていきます」(岡田稲男調教師・キャロットクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

バノックバーン(9着)

 「10キロ減でももうひと絞りできそうな体つき。スタートは五分に切ったが、抑えて後方から。外は回らず、ロスを抑えて直線へ。進路を探しつつ、間を縫いながらの追い上げで満足に追えるところがなかったが、それでも伸びは目についた。」(競馬ブック)

●今後の展望

 結局、馬の能力というよりも、北村友一騎手がおっしゃっているように”トモが甘いので右に左にぶれてしまって真っ直ぐ走れず、ハミにモタれてくる”ところが問題で、これを解決出来ればもっとやれるでしょう。実際にそんな中でも終いの伸びは悪くないですし。

 しかし、未勝利戦も末期のこの時期、それらを矯正している時間はもうありません。陣営としては、条件に構わず、出走できるところがあれば出走し、もう一戦スーパー未勝利戦とあと2回使ってなんとかならないかと言ったところですが、私も競馬を数多く使うしかないと思います。

 それでも最高で未勝利クラスはあと2戦しか走れません。素質はあるので地方転厩して立て直して戻ってきて欲しいのですが。

●最後に

 うーーーん、着こそ14着9着と振るわないですが、素質の片鱗は窺えるいい馬なんですよね。全くいいところがなければあっさり引退でも惜しくもなんともないのですが、トモがパンとすればそこそこやれそうです。だから何とかしたいッ。

 あと2戦の内に今後に載繋がる内容が見られれば格上挑戦や地方転厩の話も出てくるでしょうが、とにかく次走、きっかけを掴んで欲しいですね。

 頑張れ、バノックバーン!!

最後までご愛読ありがとうございました

2011年7月13日立ち上げ 31日、8月3日、4日、7日、10日、11日、12日、18日加筆
バノックバーンの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2011年 7月10日 デビュー戦 3歳未勝利 京都ダ1400m (14着/8番人気)

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