バノックバーン(ピノシェットの08) デビュー戦!!


ほっさんキャロットクラブ購入馬第8号は、

キャロットクラブで3頭目の岡田稲男厩舎。なぜかとことん縁がある。

第一次応募で応募7頭中6頭も落選し、補欠候補のこの馬に。

父のスニッツェルのみ不安だが、それ以外はかなりいい馬。

兄のスピリタスは準オープン1番人気ハナ差2着馬。

同様に活躍してくれれば言う事なしだが・・・。


ピノシェットの08を徹底分析。


2010年2月15日の近況では、スタッフの評価が抜群に高い一頭と紹介。

額面通りならかなりの活躍を期待できそう!?

競走馬名は「バノックバーン」(Bannockburn オーストラリア有数のピノノアール生産地域)に決定!!

2011年4月11日にNF空港を出発し、12日にNFしがらきへ移動しました。

NFしがらきの担当者も高評価。

2011年5月11日に栗東トレセンに入厩しました。

5月23日、JRA競走馬登録されました。

6月8日にゲート試験に合格しました。


7月10日 京都3R 3歳未勝利 ダート1400mに出走!!

14着/8番人気。

前走5着以内の優先出走権持ち馬が6頭もいて辛いレース。

しかし、脚元の状態や追い切りの緩さを考えると走破時計はそこそこ。

大型馬だし、次走に期待したい。

レース回顧と時計の分析、レース後の北村友一騎手のコメントを掲載。

(2011年7月13日完結)

2009年10月21日作成

●ピノシェットの08を購入

 思い出すのもおぞましい2009年度のキャロットクラブの第一次募集。まずはそこから話は始まります。

 私は例年は予算6万円程度の貧乏馬主ですが、昨年末の有馬記念でミリオン勝ちし、その一部の30万円をずっとキャロットクラブの2009年募集馬の為にプールして来ました。

 そして、募集馬全88頭を時間をかけて吟味し、9頭の欲しい馬の中から、第一次募集で満口になりそうな7頭にまず応募することにしました。残りの2頭は、あまりに抽選で外れまくった時の押さえでした。

 以下は2009年8月19日と9月12日に私が当サイトに記載しましたピノシェットの08に対する評価です。
2009年8月19日 記す

 上は芝のマイルで抜群の存在感を見せ、準オープンでも勝ち負け中のスピリタス。今回も手ごろな価格で牡馬。かなり購入意欲をそそられるが、父のスニッツェルが未知数。ここは、馬体と予定厩舎次第。


2009年9月12日 記す

 厩舎は私ほっさん大好き岡田稲男厩舎。やはりスピリタスの活躍を評価してのものだろう。448キロと馬格もあり購入候補確定。

 しかし、スピリタスの活躍から人気が集中しそうで、ドラ3やドラ4では獲れない可能性も高い。

 また、父の影響が強く出た馬体は、せいぜいマイルまでといった作り。繋ぎは低く、芝が主戦場になりそうだが、やたらと短いのが気がかり。
 2009年8月19日の時点では、馬体重も預託厩舎も馬体写真もありませんでしたから、手探り状態ですが、この当時から注目の1頭でした。やはり兄スピリタスの活躍が光ります。

 続いて全てわかった2009年9月12日の時点では、馬格もあり、馬体も良く、注目の厩舎も兄スピリタスでこの血統をよく知る岡田稲男厩舎ということで、購入候補に確定しました。

 しかし、私と同じく父スニッツェルが嫌われたのか、第一次募集では人気がなく、売れ残り確定となりましたので、私の補欠候補に回りました。
 

 続いて、9月18日に当サイトで発表しました、私の第一次募集最終結論をご覧ください。

以下は9月18日に発表されました2009年度募集馬の最終中間発表申込口数の一部です。

9月18日現在、130口以上のお申込をいただいております募集馬につきまして、
申込口数ならびに申込内訳をご案内いたします。
なお、本日をもちまして中間発表は最終となります。昨年度の総申込数の52%程度のお申込をいただいております。

募集馬名、申込口数、内訳(母馬優先枠、希望1位、希望2位、希望3位、希望4位以降)
No.5_レディブロンド08 649口(−、433、112、46、58)
No.43_ポトリザリス08 487口(−、352、80、19、36)
No.62_ラフィカ08 291口(−、145、71、25、50)
No.56_グリーティングス08 276口(−、124、67、23、62)
No.27_カタリスト08 254口(−、121、71、32、30)
No.77_ハナランマン08 158口(−、46、48、26、38)
No.41_ササファイヤー08 153口(−、53、42、21、37)


 なんやかやと言って、私ほっさんの購入検討馬の中で、ここに入ってこなかったのはピノシェツトの08とコニャックレディの08だけです。

 今回、昨年度の総申込数の52パーセントということですが、前回書きましたように、クラブの会員は増えていることが確実です。しかし、なかなか切りの悪い数字ですし、
少し甘い見積もりと思いますが、今年全体の申込数の半分と仮定して結論を出すことにいたします。

 @レディブロンドの08は希望順位1位だけで433口かける2の866口程度になる。つまり第1希望で応募したとしても希望順位優先の300口に入る確率さえ3分の1程度の当選確率しかない。それプラス、残り100口の抽選には参加できるが、総申込口数649口かける2引く希望優先当選者の300で998分の100ということになり、およそ10分の1。第1希望だとしても、どちらかと言えば当選しない確率が高い。第2希望以降なら100口を全体で分けることになり、先ほどの10分の1程度の当選確率。
 ただし、第1希望で入れない限り第2希望だろうが第10希望であろうが、当選確率は約10分の1
 というわけで、
第1希望には入れずに運任せの希望順位7番手で申込。当選確率は10分の1。

 Aポトリザリスの08は希望順位1位だけで352口かける2の704口程度になる。つまり第1希望で応募したとしても希望順位優先の300口に入る確率さえ2.3分の1程度の当選確率しかない。それプラス、残り100口の抽選には参加できるが、総申込口数487口かける2引く希望優先当選者の300で674分の100ということになり、およそ7分の1。第1希望だとしても、どちらかと言えば当選する確率は合計2分の1程度の確率。第2希望以降なら100口を全体で分けることになり、先ほどの7分の1程度の当選確率。
 ただし、第1希望で入れない限り第2希望だろうが第10希望であろうが、当選確率は約7分の1
 というわけで、
年頭からの方針を変えずに希望順位1番手で申込。当選確率は2分の1。

 Bラフィカの08は希望順位1位だけで145口かける2の290口程度になる。つまり第1希望で応募すればほぼ当選確実。第2希望以降であれば残り100口の抽選には参加できるが、総申込口数291口かける2引く希望優先当選者の300で282分の100ということになり、およそ3分の1。第1希望がほぼ300口なので、第2希望以降は意味がないだろう。
 ただし、第1希望で入れない限り第2希望だろうが第10希望であろうが、当選確率は約3分の1
 というわけで、
かなり欲しい馬だが、第1希望をポトリザリスの08にする以上、それ以外の上位希望をここで使っても仕方がないので希望順位5番手で申込。当選確率は3分の1。

 Cグリーティングスの08は希望順位1位だけで124口かける2の248口程度になる。つまり第1希望で応募すればほぼ当選確実。第2希望であれば残り52口を第2希望者の67かける2の134で抽選することになり、2.5分の1程度の当選確率ということになる。更にそれで選に漏れたとしても残り100口の抽選には参加することができ、総申込口数276口かける2引く希望優先当選者の300で252分の100ということになり、およそ2.5分の1。すなわち双方加味すると第2希望だと2分の1よりも若干高い確率で当選することができる。
 ただし、第1希望または第2希望で入れない限り第3希望だろうが第10希望であろうが、当選確率は約2.5分の1
 というわけで、
かなり欲しい馬なので、ここで第2希望を使用。当選確率は2分の1。

 Dカタリストの08は希望順位1位だけで121口かける2の242口程度になる。つまり第1希望で応募すればほぼ当選確実。第2希望であれば残り58口を第2希望者の71かける2の142で抽選することになり、2.4分の1程度の当選確率ということになる。更にそれで選に漏れたとしても残り100口の抽選には参加することができ、総申込口数254口かける2引く希望優先当選者の300で208分の100ということになり、およそ2分の1。すなわち双方加味すると第2希望だと2分の1よりも若干高い確率で当選することができる。第2希望以降なら100口を全体で分けることになり、先ほどの2分の1程度の当選確率。
 ただし、第1希望または第2希望で入れない限り第3希望だろうが第10希望であろうが、当選確率は約2分の1
 というわけで、
かなり欲しい馬なので、ここで第6希望を使用。当選確率は2分の1。

 Eハナランマンの08総申込口数を2倍すると158かける2で316口で、総募集口数400を下回り希望すれば第何位でもほぼ購入は可能だろう。
 というわけで、かなり欲しい馬なので、ここで第3希望を使用。ほぼ購入確実。

 Fササファイヤーの08総申込口数を2倍すると153かける2で306口で、総募集口数400を下回り希望すれば第何位でもほぼ購入は可能だろう。
 というわけで、
かなり欲しい馬なので、ここで第4希望を使用。ほぼ購入確実。


 その他の購入候補だったコニャックレディの08、ピノシェットの08は希望順位を何位にしても購入可能であるという結論になる。この2頭はおそらく第一次募集で満口になることはなく、第二次募集でも購入可能と思われることから(ただし、早々に売り切れると思いますが)、以上7頭で応募し、その結果によって購入に動こうと思います。
 また、仮に上記7頭全て当選すれば、総額48万円ということになり、今回の予定資金30万円の私にとってはそれ以上の投資は苦しく、そこで終了となります。まあ、レディプロンドの08が外れると思いますが(笑)。


 よって、9月18日最終結論としましては、

 第1希望 ポトリザリスの08
 第2希望 グリーティングスの08
 第3希望 ハナランマン08
 第4希望 ササファイヤーの08
 第5希望 ラフィカの08
 第6希望 カタリストの08
 第7希望 レディプロンドの08

 すなわち、上記9月18日の時点では、当時確実と思われたハナランマンの08とササファイヤーの08に、あと2頭くらいは当たるかなと考えていました。

 とにかく何頭当選し、予算の30万円の内、いくらくらい使用するかで、補欠候補の2頭であるピノシェットの08とコニャツクレデイの08の購入の有無を検討しようと思っていました。

 また、補欠2頭があまりに売れないのなら、残口数が少なくなるまで近況にて様子を窺い、状況に応じて取捨選択をしようと思っていました。


 ところが、10月9日に届いた結果発表を見てびっくり!!


 上記9月18日最終結論で最低の当選確率10分の1の確率で(実際はそれ以上)、まず外れるだろうと(笑)まで入れていたレディブロンドの08のみ当選。 しかもこれ第7希望

 第1希望はおろか、第2希望も第3希望も第4も第5も第6も落選しました。

 確率論的には、一番ありえない組み合わせで、天文学的な数字になると思います。

 そこで私はこう仮説を立てました。


@ もっとも募集番号の若いレディプロンドの08に天文学的な確率で当選。

A 抽選は募集番号1番の馬から始められ、最後が88番の馬。途中で1頭でも確保できた者は、それ以降の抽選において除外され(またはかなり優先順位を下げられ)る。

B Aの結果、応募馬全頭抽選対象であった私の他の応募馬は次々と非抽選除外。

故に以上のような悲惨な結果に・・・。



 そして、あまりに疑問なので、クラブに声色を変えて(嘘)電話しました。そうしましたら、応対していただいた方の話によると、本当に純粋な抽選の様子。
 だとすると、ハナランマンの08やササファイヤーの08あたりの高確率ゾーンで外したことになり、これも心中複雑。


 結果論ですが、私の理論が正しかったとするならば、もっとも若い番号を1番欲しかったポトリザリスの08にしておくべきで、これは来年の超秘密事項として実施する予定です。

 また、希望順位1位を抽選確実なポトリザリスの08ではなく、当選確実だったハナランマンの08かササファイヤーの08にしておけば、それらは購入できていました。
 更に読みが甘く、第2希望のグリーティングスの08も最終的に第一希望者でさえ落選する状態になったことから、実質大切な第2希望の権利も消滅。これをハナランマンの08かササファイヤーの08に充てていれば、かなりの確率で購入できていたでしょう。

 ですから、あれだけいろいろと分析した割りに私は下手糞な応募方法をとったと反省しています。


 まさかそんなことになるとは思っていない私は、今回関西所属の牡馬4頭の落選によって、すでに友駿ホースクラブで購入しているフラッパーシチーの08、マドンナシチーの08、シャンゼリゼシチーの08とこのレディブロンドの08すべて牝馬で、2008年産愛馬に牡馬が1頭もいなくなりました。

 2007年産は7頭所有の内、代替馬で貰ったフローラシチーとカクタスペア以外は全て牡馬です。やはり過去の経験から牡馬の方が走ることが多いですし、これはなんとかしなければいけません。


 しかも、こともあろうに関西在住で基本関西馬しか購入しないはずの私が、2008年産全4頭の愛馬の内3頭が関東馬とわけのわからない状態になってしまいました。


 昨年の有馬記念で儲けた分の一部でキャロ良血馬を買い漁る大作戦は、かなり私の思惑と異なってきましたが、レディブロンドの08は1口7万円ですから、用意していた資金のまだ23万円が余っています。

 もちろん、補欠候補だったピノシェットの08やコニャックレデイの08、マンハッタンの08と考えるわけですが、やはり関西の牡馬が欲しい。


 そんな中、私の思惑通りピノシェットの08とコニャックレデイの08は10月14日、15日の第一次募集全馬落選者による優先電話受付でもかろうじて残り、第二次募集初日の電話先着受付による16日になりました。


 15日の落選者優先受付終了時点では、ピノシェットの08が残口表示(150口以下)、コニャックレディの08はまだ残口表示は出ていませんでした。ですから、私の狙いはまず貴重な関西牡馬のピノシェットの08ということになりました。
 残口表示がでてからはキャロットクラブは一気に売り切れる場合があります。当日は仕事でしかも電話は1時からしかかけることができませんでした。

 ・・・で、1時にかけましたが、全くつながりませんでした。

 携帯で情報を見ますと音無秀孝厩舎のマックスドゥイットの08が早速売り切れていましたが、私はマックスドゥイットの08はは母系と馬体を重視して切りました。

 電話をかけ直すこと数千回?1時30分にようやく繋がりまして、その時点でピノシェットの08がまだ残っているということで、早速購入をお願いし、続いて残口数を聞きますと、この時点で80口ということでした。

 私は「80口お願いします。」というところを舌がもつれて、「1口お願いします。」と言ってしまったので、ここにピノシェットの08を1口購入することになりました。

 正直、父スニッツェルが不安ですが、準オープンを走れるスプリンターが目標です。


 さて、その後残口数を眺めていると、午後4時あたりでコニャックレディの08も残口表示がでているではありませんか。

 残口表示が出てからは一気に行くこともあるので、上記の理由から、午後5時過ぎにもう一度電話しまして、コニャックレディの08も押えました。

 ですから、16日に計2頭購入いたしました。


 もし、第一次募集で牝馬のレディブロンドの08が当たっていなければ、牝馬のゴレラの08を密かに狙っていました(矢作芳人調教師が魅力)が、先に述べましたように、友駿ホースクラブの3頭を合わせ、とにかく牝馬ばかりなので、牡馬の購入に走りました。


 これらが、第一次募集で落選したグリーティングスの08やラフィカの08よりも走るのかと聞かれると、全く自信はありません。

 どちらかと言えば、グリーティングスの08やラフィカの08の方が走るかなと思っています。しかし、落選したものはどうしようもないですし、2月のキャンセル馬にしても、昨年からの補欠制度でほとんど出てきません。

 また、グリーティングスの08やラフィカの08は厩舎に不安がありましたので、ピノシェットの08の岡田稲男厩舎は私が最も好きな厩舎の1つですしそういう意味でもいい方向に流れたとプラス思考に考えています。

 当面はこの3頭(レディプロンドの08、ピノシェットの08、コニャックレディの08)で行こうと思います。あとは2月のキャンセル馬募集か、近況次第で買い足すかも知れません。


 結局、10月16日の第二次募集開始日終了時点でピノシェットの08は23口の残口があり、翌日に満口になりました。あまり売れ行きの悪い馬もなんだか心配ですし、これだけ売れるとなんだかみんなが支持してくれているようで、走りそうな気がしますね。

●ピノシェットの08のほっさん評価

 では、そのピノシェットの08を詳しく分析しましょう。

 父   スニッツェル  アーニングIDX 1.00 評価 B−
 母   ピノシェット  米1勝           評価 D
 母父  Storm Cat                 評価 A−
 兄   スピリタス  4勝             評価 B+
 生産牧場 ノーザンファーム            評価 S
 調教師 岡田稲男                  評価 C

 馬体                          評価 B−

 総合評価 2.34 評価 C


 父スニッツェルは、2歳〜4歳時に豪で15戦7勝。オセアニアのトップスプリンターとして活躍した。2006年に豪で種牡馬入りし、2007年にシャトル種牡馬として来日、85頭の種付けを行った。
 このように引退が早く、その後の活躍は未知数ですが、産駒も早い段階から活躍することができそうです。父は距離は1200mまでで、完全なスプリンターで、このピノシェットの08も皐月賞だダービーだというのは厳しいでしょう。
 ピノシェットの08に私が求めるものは、準オープンを走るスプリンターです。一応芝の方が嬉しいですが、ダートでもいいと思っています。
 ただ、父は種牡馬としての実績は未知数ですし、この距離には大種牡馬サクラバクシンオーやスウェプトオーヴァーボード産駒が立ちはだかります。その位走ればいいのですが・・・。


 母のピノシェットは世界的大種牡馬Storm Cat(詳細は下記母父のところを参照)の産駒として期待されましたが、米国で1勝したにとどまり、血統の良さを買われて日本に輸入されました。
 本馬は母の13歳の時の子供で、繁殖適齢期という面からするとかなりギリギリと思われますが、活躍中の兄スピリタスも母が10歳の時の産駒。同等の子供が出る可能性は低くないと思われます。


 母父のStorm Catは、アメリカ合衆国のサラブレッド競走馬及び種牡馬です。現役時代は優れた素質をうかがわせながらも不完全燃焼のまま引退したが、その後に種牡馬として大成功を収めました。1999年、2000年の北米リーディングサイアーです。
 また2006年の種付け料が世界最高額となる50万ドル(当時のレートで約6000万円)に設定されたことでも話題になりました。
 その産駒はGiant's Causeway、Tabasco Cat、Forestry、Desert Stormer、Hennessy、Cat Thiefなど世界的名馬を数多く輩出し、日本のBMSとしてはメイショウボーラー(フェブラリーステークスGT)、ファレノプシス(桜花賞GT、秋華賞GT、エリザベス女王杯GT)、ブラックタキシード(セントライト記念JpnU)など大物を輩出しています。
 当サイトのBMSランクも「A−」と非常に評価は高く、大きく期待することができます。


 兄弟は兄スピリタス(父タニノギムレット)の活躍が際立ちます。2009年10月21日現在4勝で準オープンの身分ですが、前走の準オープン戦では1番人気で勝ち馬からハナ差の2着。もはやオープン入りは時間の問題で、ここまでの内容から、重賞でも通用すると思われます。しかもまだ4歳です。
 これだけの子供を出すのですから、母ピノシェットは繁殖牝馬として素晴らしい能力を持っていると考えられます。また2つ上の兄ビンテージチャートも2戦目を勝ち上がり、まだまだこれから勝ち星を量産することでしょう。
 ただ、逆に言うと、スピリタス以外は現在全て1勝以下で、クズ出ぬ血統とは言えないようです。


 生産牧場のノーザンファームは、日本屈指の生産牧場で、育成施設、優秀な人材とどれをとっても日本のトップクラスです。


 預託厩舎は岡田稲男厩舎で、開業8年目の48歳と若くエネルギーに満ち溢れており、昨年は年間29勝、今年も10月21日現在25勝と昨年同様30勝はほぼ確実なペースで、その手腕は間違いありません。

 また、馬の為に努力を惜しまない人で、例えばその1つに厩舎内に設置してある噴霧器があります。厩舎内に特注で作らせた噴霧器は「カンファ水」という次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸を水で希釈融合することによって生成されるもので、高い殺菌能力を持っている。食品加工会社や養鶏場などで使われるのが一般的だが、JRA競走馬総合研究所でも安全と認められており、「せっかく噴霧器を設置するのだから、いい水を使いたい」と高額ながら導入を決めた
という話は有名(ギャロップ誌より引用)で、その結果、一時馬インフルエンザが流行した時も自厩舎から1頭の感染馬も出さないなど成果を上げ、厩舎の成績にも反映しています。

 調教はスパルタで厩舎の大将格シルクネクサスやオープン入りは確実視されていた愛馬ステップシチーを共に屈腱炎で長期休養させるなど、やり過ぎてしまう面もありますが、他の一流厩舎と比較すると所属馬の血統は明らかに見劣り、鍛えて強くするしかそれらの馬と互角に渡り合う事はできません。ですから、故障と紙一重なのは仕方がない気がします。

 厩舎の活躍馬でオープンや準オープンで好走しているシェーンヴァルトやスピリタスも正直言って超良血という馬ではありませんが、鍛えて素質を開花させ、好成績を残しています。

 また、使う騎手も武豊・岩田康誠・安藤勝己・四位洋文・デムーロ・小牧太・福永祐一・北村友一・池添謙一 各騎手など関西のリーディングの上位騎手を多用し、常に期待が持てます。

 私はステップシチーとペルシステンテ、そして先日購入したプルミエダンスールを管理していただいていますが、つい先日なかなか結果を残せなかった私ほっさん初の高額購入馬ペルシステンテが未勝利戦で2着というところまで漕ぎ着けました。未勝利戦は勝ち切れず、現在500万クラスに格上挑戦中ですが、そこまで3戦7、8、8着と低迷しているにもかかわらず4戦目は一流の福永祐一騎手を乗せていただき、また追い切りの良さがレースに出ないことから馬具を工夫するなど(どちらかと言えばノーザンファーム空港牧場の功績も大きいですが)、馬主を納得させてくれる安心感があり、ここに預託して走らないのなら仕方がないなと思える優良厩舎です。

 また、適鞍がなければ格上挑戦をしたり(愛馬ステップシチーは500万の身分でありながら1000万クラスに格上挑戦し2番人気4着だった。しかし、その後1000万を2戦で勝ち上がったことからも、師の相馬の確かさを物語っている。決して無謀な挑戦ではない。)未勝利末期に3連闘を提案したりと、馬の為に創意工夫され、私が最も好きな調教師の1人です。


 馬体は首差しの角度が高くやはり名スプリンターであった父の影響が強く出ていると思います。走ってもせいぜいマイルまででしょう。意外と胴長ですが・・・。首は太く推進力がありそうです。筋肉量も豊富で力もありそうです。飛節も大きく瞬発力もありそうです。
 繋ぎは低く、芝が主戦場になりそうだが、やたらと短いのが気がかりですね。写真のせいでしようが、毛ヅヤがあまり良く見えないですね。写真のせいではないとすると、内臓などが心配です。



 総合評価の2.34という数字は、母の成績と厩舎のGT実績(まだ未勝利)などて評価を下げていますが、母は成績はイマイチでも血統は申し分ないですし、厩舎はまだ開業してから年数が浅く、これから間違いなくもっと上のランクに上がる厩舎です。
 ですから、数字ほど低くないと思います。また、兄のスピリタスはまもなく準オープンを勝ち上がるでしょうし、そうすれば更に評価は高まることになります。
 心配は毎回書いている父のスニッツェルだけですね(笑)。


 ・・・というわけで、目標は芝の短距離で準オープンです。我がほっさん厩舎は芝の短距離での活躍馬が1頭もいません。この分野でそれなりに活躍してくれれば言う事はありません。


 デビュー戦が楽しみです。以降、何か情報が入り次第更新させていただきます。ご一緒の保護者の方、よろしくお願いいたします。

 頼むぞ!!ピノシェットの08!!

これ以降は2010年2月15日に作成

●スタッフの評価が抜群に高い一頭

 2010年2月15日に更新されましたキャロットクラブ公式HPではピノシェットの08はスタッフの評価が抜群に高い一頭と紹介されています。日本でも屈指の実績を持つノーザンファームのスタッフの評価が抜群に高いとなれば、額面通りなら、私の目標とする1000万クラスでの勝ち負けくらいは出来るでしょう。

 本当に嬉しいなぁ。

これ以降は2010年3月2日に作成

●競走馬名は「バノックバーン」(Bannockburn オーストラリア有数のピノノアール生産地域)に

 3月2日に発表になりましたピノシェットの08の競走馬名が「バノックバーン」(Bannockburn オーストラリア有数のピノノアール生産地域)になりました。

 キャロの名づけ方は私などには難し過ぎてなんのことだかわかりませんが、言い易い名前でいいですね。

これ以降は2011年4月7日に作成

●11日にNF空港を出発し、12日にNFしがらきへ移動する予定

 右前脚の骨りゅうなどの為にノーザンファーム空港牧場から一歩も出ることができなかった我らが愛馬バノックバーンですが、4月7日に発表されましたクラブ公式HPバノックバーンの近況報告によりますと、11日にノーザンファーム空港牧場を出発し、12日にノーザンファームしがらきへ移動する予定だそうです。

 まだ入厩というわけではありませんが、栗東近郊への移動はようやく入厩が見えてきたということですので本当に嬉しいですね。

 ノーザンファームのスタッフの評価が抜群に高い1頭として、初戦で勝ち上がって欲しいですね。

これ以降は2011年4月13日に作成

●4月12日にNFしがらきへ移動しました

 4月12日に発表されましたクラブ公式HPバノックバーンの近況報告によりますと、我らが愛馬バノックバーンは12日に無事ノーザンファームしがらきへ移動したそうです。

 しばらくここで入厩前の速い追い切りを消化し入厩に備えるものと思います。或いは比較的早く入厩して、ゲート試験を目標に調教されていくのでしょうか。

 とにかく、やっとここまで来たという感じです。順調に行って欲しいですね。

これ以降は2011年4月19日に作成

●NFしがらきでも高評価

 以下は4月19日に更新されましたクラブ公式HPバノックバーンの近況報告です。

周回コースと坂路でハロン18秒程度のキャンター調整を行っています。「こちらに到着後、馬体のチェックを行ってから乗り出しています。移動当初は体調があまり良くありませんでしたが、少し楽をさせてから乗り出したので今はだいぶ元気が出てきましたね。両前の骨りゅうはすぐに良くなるようなものではなく、ある程度長期的に付き合っていかなくてはならないものでしょうから、しっかりとケアをしながら進めていきます。キャンターの手ごたえなどはなかなかの素質を感じさせますよ」(NFしがらき担当者)

 脚元はまだまだのようですが、ノーザンファームしがらきの担当者も素質を感じてくれています。いろんな方からこういったコメントをいただけるということは、やはり能力はそれなりなのでしょう。しっかりと良くなって3歳秋からでも活躍して欲しいですね。

これ以降は2011年5月10日に作成

●5月11日に栗東トレセンに入厩する予定と発表されました

 5月10日に発表されましたクラブ公式HPバノックバーンの近況報告は次の通りです。

周回コースと坂路でハロン17秒程度のキャンター調整を行っています。「15−15に近いところをしっかりと乗り込みながら、全体的にだいぶ体力がついてきた印象です。まだ物足りない部分はありますが、そのあたりも馬体の成長とともに負荷を強めていければいいと思います。骨りゅうはしばらく付き合っていかなくてはならないものですが、今のところは落ち着いていますよ」(NFしがらき担当者)11日に栗東トレセンへ入厩する予定です。

 ということで、明日、11日に栗東トレセンに入厩する予定だということです。まだまだ時間はかかりそうですが、まずはようやく軌道に乗ってきたということで素直に喜びたいですね。

 ノーザンファーム空港牧場のスタッフの評価が抜群に高く、ノーザンファームしがらきのスタッフも素質を感じてくれている馬です。とにかく早く勝ち上がって欲しいですね。

これ以降は2011年5月11日に作成

●5月11日に栗東トレセンに入厩しました

 5月11日に発表されましたクラブ公式HPバノックバーンの近況報告によりますと、我らが愛馬バノックバーンは予定通り11日に栗東トレセン・岡田稲男厩舎に入厩したということです。

 次はゲート試験ですね。どんな動きを見せてくれるのか楽しみです。

これ以降は2011年5月23日に作成

●5月23日にJRA競走馬登録されました!!

 我らが愛馬バノックバーンは5月23日にJRA競走馬登録されました!!これで詳細な入厩や放牧情報、追い切り情報を入手することができます。

 次はゲート試験合格です。そして待望のデビューと順調に行って欲しいですね。そして1つ勝てれば、ゆっくりして貰っていいのですが。とにかく1つ勝たないと。時期が時期だけに焦ります。

これ以降は6月29日に作成

●デビュー戦は7月10日の京都3R 3歳未勝利 ダート1400mを予定

 以下は本日(6月29日)更新されましたクラブ公式HPバノックバーンの近況報告です。
「今週の競馬も視野に入れていたのですが、スタッフと相談して、1週延ばすことにしました。一度歩様が硬くなったあとは順調に調教を消化できていますし、今週半ばまでプール中心にしっかりと体を解しつつ体を絞り、少しでもいい状態に仕上げていきたいと思います。番組についてはいろいろと検討していますが、初戦としてはダート1400メートルあたりが一番いいのかな、と思っているところです」(岡田師)

 ということで、岡田稲男調教師は今週のデビューも視野に入れておられたそうですが(それは少し焦り過ぎとちゃいまっか)、現在の予定としては、デビュー戦は7月10日の京都3R 3歳未勝利 ダート1400mということです。

 まずは無事にデビューの日を迎えて欲しいですね。

これ以降は2011年7月6日に作成

●追い切り情報(7月6日更新)

5月15日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.3
3F 43.5
2F 27.8
1F 13.6
キタノアラワシ(古馬1600万下)馬なりを1.7秒先行同入


5月18日 栗東プール


5月22日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 59.6
3F 41.6
2F 26.4
1F 12.5
グリモワール(3歳未勝利)馬なりに同入


6月8日 栗東E 良馬場 ゲート強め
ゲート
助手
14.3


6月16日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 57.7
3F 41.4
2F 26.7
1F 13.1
ルクスヴェーラ(3歳未勝利)強めを0.2秒先行同入


6月19日 栗東坂路 重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 61.8
3F 45.5
2F 29.7
1F 15.1


6月21日 栗東プール 2周


6月22日 栗東坂路 良馬場 強めに追う
1回
北村友一
4F 55.1
3F 40.0
2F 26.4
1F 13.1
ルクスヴェーラ(3歳未勝利)一杯を0.1秒先行0.2秒先着


6月29日 栗東プール 1周
6月30日 栗東プール


7月6日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 54.7
3F 39.3
2F 25.8
1F 13.1
ルチルドラード(3歳未勝利)一杯を0.1秒先行同入
 5月15日、14−14程度で追い切られました。バノックバーン初時計と言うことになります。

 5月22日、終い重点で追い切られました。全体的な時計は遅いですが、終いの伸びが良く、かなり期待できる気がします。

 6月8日、ゲート試験に一回で合格しました。以下は本日(6月8日)更新されましたクラブ公式HPバノックバーンの近況報告です。
「先週少し楽をさせたことで歩様の硬さはだいぶ解消されてきました。ゲート練習は進んでいましたので、今朝試験を受けたところ、無事合格することができました。寄り、駐立ともに問題ありませんでしたし、発馬もスムーズでしたよ。ここまでゲート中心に調教してきて歩様がゴトゴトしたこともありましたから、放牧に出して乗り込むことも考えたのですが、週末に15−15程度の調教をしてその後の状態を見てから決めることにしました。無理に進めて立て直しに時間がかかっては元も子もありませんし、慎重に判断したいと思います」(岡田師)

 ということで、週末の動き次第で放牧に出されてしまうようです。なんとかデビューまで漕ぎつけたいですね。

 6月16日、14−14程度で追い切られました。以下は本日(6月16日)更新されましたクラブ公式HPバノックバーンの近況報告です。
「今朝は坂路で併せて馬なり程度の時計を出しました。初めて15−15以上の調教を行ったことになりますが、手ごたにはまだ余裕があり、やればまだまだ動けそうな雰囲気です。ただ、捌きが硬い馬なので、しっかり追ってからどうかという不安はあります。今朝の調教後の反動がどう出るかをよくチェックして、週末にも15−15程度の時計を出すつもりです。それでもガクッとこないようなら来週以降の追い切りにつなげていけるでしょうし、放牧に出すか一度競馬を使う方向で進めるか判断できると思います」(横井助手)
 ということで、週末次第のようです。バノックバーンには頑張って欲しいですね。

 6月19日、予定通り15−15で追い切られました。さてガクッと来ていないかどうかですが、クラブ公式HPの報告待ちですね。上手く行って欲しいですね。

 6月22日、13−13程度とかなり速いところを乗られました。若手でなかなかの成績を挙げている北村友一騎手に追い切って貰いました。このまま本番も北村友一騎手に乗って欲しいですね。彼ならかなりやれそうな気がします。以下は本日(6月22日)更新されましたクラブ公式HPバノックバーンの近況報告です。
「相変わらず硬さはあるものの、先週末15−15を行ったあとも反動はなく、順調に調整できています。ここまで来れば一度実戦を経験させたほうが確実に良化が早いですし、レースを使うつもりで仕上げていくことになりました。中間はしっかり脚元などに負担がかかりにくいプール調教もしっかりとやって徐々に体つきも競走馬らしくなってきました。今朝は感触を確かめてもらう目的でジョッキーに乗ってもらっています。番組は未定ですが、あと1、2週のうちには使っていけると思います」(横井助手)「今朝追い切りに跨がりました。厩舎側から聞いていたとおり、確かにかなりコトコトした歩様ですが、兄のスピリタス同様キャンターに行ってしまえば問題ありませんね。まだ体にはだいぶ余裕がありますが、一度使えばガラッと変わってきそうな感じがします。いいものを持っていますし、奥が深そうな印象を受けました」(北村友騎手)
 なんとかデビューまで漕ぎつけるようですが、1度叩いてからの期待のようです。そんな中でもそれなりの競馬を見せて欲しいですね。それにしても、とにかく時間がないので焦りますねぇ。

 7月6日、2週間も強い追い切りをせずに馬なりですか・・・。やはり脚元が相当悪いのでしようね。こんな状態である程度走るのなら相当な能力と思いますが、常識的には初戦で既走馬相手に不利ですし、大敗の予感がします。私ほっさんの追い切り評価は「C」です。以下は本日(7月6日)更新されましたクラブ公式HPバノックバーンの近況報告です。
「2週前に強めに追い切ったことで腰回りに少し疲れが出たのですが、その後のプール調教などで解消されました。以前から気になっていた前捌きの硬さは問題ありませんし、腰回りの疲れを克服したことで一段階しっかりしてきた印象です。今朝は馬なりで終いの反応を確かめる程度でしたが、なかなかいい伸びを見せていましたし、これなら今週の競馬にいい状態で臨めそうです。まだ馬体には余裕がありますし一度使ってからだとは思いますが、素質を感じる動きを見せているので、どんな競馬ができるか期待したいと思います」(横井助手)
 ということで、6月22日の追い切りで腰回りに疲れが出たようですね。大丈夫かなぁ。まぐれでも1つ勝てば、じっくりとその辺りを治して開花しそうな気がしますが、とにかく1つ勝たないと・・・。

●気になる出馬想定表

出馬想定表 7月10日 京都3R 3歳未勝利 ダート1400m フルゲート16頭 想定数27頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
ウエリントンシチー 佐藤哲三  7/02 未勝利 京都ダ1400 11
エメラルスカイ 芹沢純一  6/11 未勝利 阪神芝2400 13 15 12 15
エーシンリボルバー 熊沢重文  6/11 未勝利 阪神ダ1400 15 13
オオトリケンジャ  6/18 未勝利 阪神ダ1400 11
オーシャンパワー 和田竜二  6/18 未勝利 阪神ダ1400 10 18
カネトシパシュート 高倉稜  2/27 未勝利 阪神ダ1800 13 13 10 11
キーメーカー  6/14 交流 金沢ダ1400 10
グレイレジェンド 石橋守 初出走
グローバルチャージ  5/14 未勝利 東京ダ1600 15 15
ケイオーユニバース 川須栄彦  6/12 未勝利 新潟ダ1700
コマノアクラ  6/19 未勝利 阪神芝1600 11 12
サンキンヤマト 秋山真一郎  5/29 未勝利 京都ダ1200 14 11 15
サンダーストラック 川田将雅  5/28 未勝利 京都ダ1400
シゲルヒラトリ  6/12 未勝利 新潟ダ1200 11 13
スズカルンバ 花田大昴  6/25 未勝利 阪神ダ1400 15 11 13 13
ダイヤモンドアロー 藤懸貴志  6/05 未勝利 新潟ダ1200 14
ダブルエッグ 太宰啓介  6/05 未勝利 新潟ダ1200 10 14 13
ダンツソレイユ 松山弘平  6/26 未勝利 阪神ダ1200 11
ニューポートビーチ  6/19 未勝利 阪神芝1600 12 16
ノブアルコバレーノ 高田潤  6/18 未勝利 阪神ダ1200 14 13 12
バノックバーン 北村友一 初出走
プリンス 野元昭嘉  6/12 未勝利 新潟ダ1200 12 14 15
ボビーバローズ 高倉稜  6/18 未勝利 阪神ダ1400
マイアイゼーレ  6/05 未勝利 阪神ダ1200 14 16 14
ミッキーホワイト 福永祐一  6/18 未勝利 阪神ダ1400 13
リュミエールゲラン 渡辺薫彦  3/26 未勝利 阪神ダ1200 11
ロッキーラクーン 幸英明  6/11 未勝利 阪神ダ1400 11 15 11

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在27頭出馬想定されています。 バノックバーンは初出走の優先権がありますから、投票すれば出走は確実です。

●京都ダート1400mコース解説

 スタート地点は向正面2コーナー奥のポケット。
 2コーナーの引込み線は芝コースになっており、ダート1200mから200m延長した部分はほとんどが芝になっている。外枠に行くほど芝を長く走ることになるが、単純に外枠が有利というわけでもない。ほぼフラットと見ていい。芝も走れる馬に限り有利と言える。
 3コーナーまでの直線の長さはダートコースとしては非常に長い。1200mに比べて馬群は縦長になりやすいが、先行争いが緩くなることはほとんどない。
 逃げ・先行馬が圧倒的に強いコースで、信頼できる軸馬は好位からレースを進められるタイプ。穴を狙う際にも、差し馬よりも人気薄の逃げ粘りを狙う方が効率が良い。
 また、産駒的にも大きな傾向が見られる。フォーティーナイナーやアフリート、ジェイドロバリー、エンドスウィープといった軽いダートを得意とするミスタープロスペクター系の種牡馬が圧倒的に強い。
有利な枠順 フラット
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント スタート、種牡馬
種牡馬ベスト フォーティーナイナー、フジキセキ、ジェイドロバリー
連対騎手ベスト 武豊、ペリエ、安藤勝己、岩田康誠、福永祐一
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分26秒9 1分26秒0 1分25秒6 1分27秒1
2歳未勝利 1分26秒6 1分27秒1 1分26秒4 1分26秒4
2歳500万 1分25秒4 1分24秒5 1分25秒6
3歳新馬 1分27秒2 1分26秒4 1分25秒8 1分26秒2
3歳未勝利 1分26秒6 1分26秒1 1分25秒9 1分26秒1
3歳500万 1分25秒5 1分24秒3 1分24秒5 1分26秒0
古馬500万 1分25秒4 1分25秒1 1分24秒6 1分24秒7
古馬1000万 1分24秒6 1分24秒1 1分24秒1 1分24秒3
古馬1600万 1分24秒0 1分23秒4 1分22秒7 1分23秒8
古馬オープン 1分23秒9 1分23秒9 1分23秒5 1分24秒7

これ以降は7月8日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 7月10日 京都3R 3歳未勝利 ダート1400m フルゲート16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
ウエリントンシチー 佐藤哲三  7/02 未勝利 京都ダ1400 11
キーメーカー 和田竜二  6/14 交流 金沢ダ1400 10
グレイレジェンド 石橋守 初出走
グローバルチャージ 藤岡康太  5/14 未勝利 東京ダ1600 15 15
ケイオーユニバース 川須栄彦  6/12 未勝利 新潟ダ1700
サンキンヤマト 秋山真一郎  5/29 未勝利 京都ダ1200 14 11 15
サンダーストラック 川田将雅  5/28 未勝利 京都ダ1400
スズカルンバ 花田大昴  6/25 未勝利 阪神ダ1400 15 11 13 13
ダイヤモンドアロー 藤懸貴志  6/05 未勝利 新潟ダ1200 14
ダブルエッグ 太宰啓介  6/05 未勝利 新潟ダ1200 10 14 13
ダンツソレイユ 松山弘平  6/26 未勝利 阪神ダ1200 11
バノックバーン 北村友一 初出走
ボビーバローズ 高倉稜  6/18 未勝利 阪神ダ1400
マイアイゼーレ 酒井学  6/05 未勝利 阪神ダ1200 14 16 14
ミッキーホワイト 福永祐一  6/18 未勝利 阪神ダ1400 13
リュミエールゲラン 渡辺薫彦  3/26 未勝利 阪神ダ1200 11

●騎手は北村友一騎手 ほっさん評価「B+」

 今回のバノックバーンの鞍上は私ほっさんとは相性のいい期待の北村友一騎手です。追い切りから騎乗していただいており、バノックバーン現在もっともよく知る騎手といえるのではないでしょうか。

 2011年7月8日現在、中央通算236勝、勝率7.7パーセント、連対率14.9パーセント、GT勝ちはまだありませんが、重賞5勝されています。
 昨年(2010年)は中央53勝、今年もここまで30勝で全国騎手リーディングの堂々18位です。


 私ほっさん愛馬への騎乗はこれで7回目ですが、明らかに能力の見劣るエクストラシチーを人気薄で勝ちあげてくれたり、500万クラスでも僅差の4着に持ってくるなど素晴らしい腕の持ち主です。度重なる故障がなければもっと勝ち星を挙げている騎手でしょう。

 実際競馬でも騎乗馬の質は決していいとは言えませんが、良く穴をあけられていますし、愛馬に騎乗して欲しい騎手の1人です。彼でダメなら馬の能力を疑った方が良さそうです。

 今回は既走馬相手のデビュー戦でしかもバノックバーンの追い切りも軽く、最初から勝ち負けや上位は厳しい状況です。これで上位に食い込むようなら・・・。実際は厳しいでしょうが、私はエクストラシチーの再現を期待しています。 



 北村 友一(きたむら ゆういち)は1986年10月3日生まれの24歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンターに所属する騎手で6年目ある。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。現在はフリー。

 2006年2月に競馬学校を卒業し騎手免許を取得、田島良保厩舎所属騎手としてデビューした。同期には田中博康、的場勇人、千葉直人、黛弘人、田中克典、田村太雅、船曳文士らがいる。初年度は14勝を挙げ中央競馬関西放送記者クラブ賞を受賞した。

 2007年、第1回新潟競馬に於いて11勝(愛馬エクストラシチーによる7番人気での優勝も含む)、2着5回、3着3回の成績で初の開催リーディングジョッキーを獲得。田島良保師とは関係がうまくいかず、9月1日付けでフリーに転身。10月8日京都12Rで走行妨害を受け落馬。当初JRAより頭部外傷と発表されたが、その後の精密検査で右手首骨折が判明。手術を受け年内復帰は絶望視されていたが、12月8日復帰、15日に復帰後初勝利を記録している。この年は初年度の3倍以上となる45勝を挙げた。

 2008年10月4日札幌3Rにて通算100勝を達成、仲の良い藤岡佑介騎手がプラカードを持った。10月18日、デイリー杯2歳ステークスをシェーンヴァルトで制し、デビュー3年目にして重賞競走を初制覇した。また同馬にて翌年の皐月賞・東京優駿に騎乗し4着・6着と結果を残す。この年は53勝と更に勝ち星を伸ばした。

 2009年ミヤビランベリで目黒記念・七夕賞を優勝する等、7月まで39勝を挙げる活躍を見せるも、7月19日札幌12Rにて落馬のため左上腕骨を骨折。プレートを入れる手術の為12月12日の復帰まで長期休養となる。

 2010年春にはプレートの除去手術を行い1か月ほど戦線離脱。そんな苦労がありながら夏の小倉で10勝を挙げる活躍を見せた。11月6日京都4Rで通算200勝を達成。この年も53勝を挙げている。


 「2009年の7月12日に福島で七夕賞を勝ち、その翌週に札幌で落馬。左上腕骨を骨折する大ケガで復帰は12月になった。若手が長く休むとチャンスが減るケースが多いが、音無秀孝師から信頼を得ていたこととエージェントがしっかりしていたことで騎乗馬の質は落ちなかった。2009年までは裏開催での騎乗がメインで、2010年になって京都と阪神での騎乗が増えている。道中はコースロスを最小限にとどめようとしてインでジッとしていることが多い。骨折から復帰して以降は外から差す競馬が少し増えた。ただ、ムダに大外をぶん回すことはしない。馬を伸ばす技術やパワーは現状では水準程度といったところ。自然と前で運べるタイプで結果が出やすく、差して突っ込んでくるのは展開が向いた時になる。1番人気での連対率は2009年が.441。2009年は開催のなかった函館を除いた全9場で勝ち星を挙げた。2008年と2009年は6番人気以下で12勝している。単勝平均配当はデビュー以来の通算で1161円と高い数字で、単勝11940円、12780円、9460円といった大穴があった。展開を読んで乗ってくるので、騎乗馬の脚質がレースに合っていたら人気がなくても狙っていける。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)

 ほっさん愛馬での成績 (6戦1勝)

 2007年 2月24日 ダブルダンスシチー 3歳未勝利  阪神ダ1400m   7着/9番人気
 2007年 5月12日 エクストラシチー   3歳未勝利  新潟ダ1200m   1着/7番人気
 2007年 6月16日 エクストラシチー   500万下   函館ダ1000m   7着/3番人気
 2007年 6月30日 エクストラシチー   500万下   函館ダ1000m   4着/7番人気
 2008年11月30日 エクストラシチー   500万下   京都ダ1200m   13着/12番人気
 2009年 6月28日 ペルシステンテ   3歳未勝利  札幌ダ1700m    8着/6番人気

●ほっさん予想

 いよいよ待ちに待った良血・高額の愛馬バノックバーンのデビュー戦です。

 ノーザンファーム空港牧場でもしがらきでもそのスタッフから素質を感じると言われ、横井助手も素質を感じるとおっしゃっています。順調ならかなり出世していたのでしょうが、如何せん脚元の状態が致命的に悪く、どこまで走れるかわかりません。


 更に今回のレースは前走5着以内の優先出走権持ち馬が6頭もいて、初出走のバノックバーンにはかなり不利です。常識的には10着前後と思いますが、シンガリ負けもありうると思います。次に繋がる良いところが見たいですが、脚元も心配ですし、まずは無事に1周回って来て欲しいですね。

これ以降は7月9日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

短評は「平穏」


予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬
バノックバーン
サンダーストラック
キーメーカー
ダブルエッグ
ボビーバローズ
ミッキーホワイト
ウエリントンシチー △△ △△
ダンツソレイユ △△
二重△は△△で処理
あとは無印



予想オッズ
馬名 予想オッズ
ミッキーホワイト 2.6
サンダーストラック 3.9
ボビーバローズ 4.9
ウエリントンシチー 8.2
ダンツソレイユ 14.3
ケイオーユニバース 17.1
キーメーカー 19.9
ダブルエッグ 23.1
バノックバーン 24.5
リュミエールゲラン 36.8
グローバルチャージ 36.8
サンキンヤマト 36.8
以下50倍以上省略



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
ウエリントンシチー 60 60 58 59

デイリー馬三郎

予想印

◎ ミッキーホワイイト
○ ボビーバローズ
▲ サンダーストラック
× ウエリントンシチー
△ バノックバーン

以下省略


藤田TMがバノックバーンに◎印を付けておられます。

●各陣営のコメント

バノックバーン

 「体質が弱く、ビシビシ追えないけど、徐々に時計は詰めてきた。順調に使っていけば。」(内山助手・デイリー馬三郎)

 「2週前に強めに追い切ったことで腰回りに少し疲れが出たのですが、その後のプール調教などで解消されました。以前から気になっていた前捌きの硬さは問題ありませんし、腰回りの疲れを克服したことで一段階しっかりしてきた印象です。今朝は馬なりで終いの反応を確かめる程度でしたが、なかなかいい伸びを見せていましたし、これなら今週の競馬にいい状態で臨めそうです。まだ馬体には余裕がありますし一度使ってからだとは思いますが、素質を感じる動きを見せているので、どんな競馬ができるか期待したいと思います。」(横井助手・キャロットクラブ公式HP)

ウエリントンシチー

 「馬込みだと気を遣うので外めをすんなりが理想。連闘でも疲れはなく、上積みに期待。」(佐々木晶三調教師・デイリー馬三郎)

●当日は応援に行けません

 期待の高額馬バノックバーンの地元京都でのデビュー戦ということで、どのような馬なのか、どのような馬体なのか、そしてどのような走りを見せてくれるのか現地で生で観戦・応援をしたいところですが、残念ながら当日は仕事で応援に行けません。

 次の機会には是非とも応援に行きたいと思います。本当に残念です。しかし、口取りの希望者も少ないですね。案外あるかも知れませんけどね。

これ以降は7月13日に作成

●レース 

 バノックバーンのスタートはやや出負け気味ですが、決して悪い方ではありません。後は正直映像では映ってこないのであまりよくわかりませんが、芝からダートのコースに入ったところあたりから失速したようですね。

 結局15番手の内を距離ロスなく追走します。4角は中目から追い出しますが、ほとんどそのまま流れ込んだだけの14着。上がりは38.3秒となかなかですが、後方からの楽な追走であまり評価できません。前で激しく競り合ってのこの上がりなら評価は高いですが。

●時計の評価

 今回のバノックバーンの走破時計1分27秒9良馬場は、1分26秒6良馬場ですから及びませんが、大型馬の叩き1走目で脚元も弱く目一杯に追われておらず、ゲートで後手を踏みという様々な状況を考えるとなかなか良い時計ではないでしょうか。

 最初から言われていたように、叩いて次が勝負ですね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

バノックバーン(14着)

 「スタート後の芝部分の走りは良かったのですが、ダートでは前に進んで行かない感じでした。初戦ということもあって集中力を欠いていましたし、まだ太めで息遣いももうひとつだったので、使って絞れてくればもっと動けるでしょう。能力はありそうなので、変わり身に期待したいですね」(北村友一騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「先週の競馬はいかにも初戦という感じで、全体的にモサモサとした動きでした。とはいえ、元々ゲート試験に合格した時点で一度放牧に出すプランもあったほどでしたし、ここまでしっかり調教を積んで実戦を経験できたのは大きな収穫です。レースを使ったことで息遣いも良くなってくるでしょうし、ここは無理をせず一度放牧に出してリフレッシュさせてあげたいと思います」(横井助手・キャロットクラブ公式HP)

●今後の展望

 次走への優先出走権を逃したことと、ここらでひと息入れる目的から我らが愛馬バノックバーンはレース後の7月12日にノーザンファームしがらきに放牧に出されました。

 大型馬で1度使った上積みはかなりあると思うのですが、あまり出走期間が空いてしまうと効果は薄くなってしまいます。未勝利戦の終了期限まであまり時間もありませんし、なるべく早く入厩させて欲しいですね。

 1度しか出走できないスーパー未勝利戦までにあと2つ走りたいものです。

●最後に

 良血馬でしかも牧場では素質を認められていたバノックバーンですが、やはり脚元の影響は大きく、いまだに不安があります。不安があるので目一杯に仕上げることができず、既走馬相手の初戦では予想通り勝ち負けには遠く及びませんでした。

 真に強い馬なら、こんな状態でも良いところを見せてくれるものですが、14着という数字が物語るように大変厳しい状況です。

 ただ、終いの脚や走破時計など、初戦にしてはなんとか見られるもので、全くダメとは思いません。今まで数々の駄馬を見てきた私ですが、さすがにただの駄馬よりも能力を感じます。

 5回くらい走れれば勝ち負けレベルになると思いますが、とにかく時間がありません。勝負の8月に僅かでもメドを立てたいですね。

 頑張れバノックバーン!!

最後までご愛読ありがとうございました

2009年10月21日作成 2010年2月15日、3月2日、2011年4月7日、13日、19日、5月10日、11日、23日、30日、6月8日、16日、20日、22日、29日、7月6日、8日、9日、13日加筆

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