先日惜しまれつつず引退した我が愛馬マリアンヌシチーですが、その代替馬はカメルーンU(スピカシチー)とフランスU(アリエルシチー)に振り分けられました。
これら2頭は通常の募集馬で更なる代替馬がいただけますので代替で貰うパターンとしては一番有り難いものです。
その2頭について私は2010年1月26日作成の下記
2009年産友駿ホースクラブ募集馬を分析する
にて詳細検討していました。
詳細はそちらをご覧いただくとして、そこにも書いてありますように、私は友駿ホースクラブ愛馬第1号となったエドワーズシチーの父エンドスウィープの大ファンで、その遺伝力の強さからその血を引く系統を高く評価しております。
スピカシチーの父はそのエンドスウィープの直仔アドマイヤムーンで、当時種付料は500万円でした。スピカシチーの母は1勝馬のスカイハイシチーしか輩出できずに繁殖牝馬としては能力に疑問があり、かつ高齢であることから期待はどちらかというとできませんが、スピカシチーの募集価格の1200万円は父の種付料を考えれば妥当なところであり、欲しい1頭であると言ってきました。
ただ、クラブの現状から、新規にお金を払ってまで買う必要はないと思われ購入は見送ってきました。
しかし、代替馬でタダで貰えるというなら話は別です。欲しい気持ちが強くなりました。
とはいえ、代替馬はアリエルシチーと振り分けられています。アリエルシチーは父がタップダンスシチーで当時の種付料は50万円。産駒も残念ながらほとんど走っておらず、私個人は種牡馬としては赤信号という認識です。
母のレディクラシックは3勝馬のヘリオスシチーを輩出しており期待が持てますが、ヘリオスシチーは父クロフネで、父の比較と母の高齢を考えるとスピカシチーよりはるかに見劣ります。
少なくとも金額どおりであれば実費で購入は絶対にしないでしょう。当時もそう書いています。
・・・で、気になるのは自分がどちらを当てられているかですが、これは残念アリエルシチーの方でした。
そこでもちろん、ホットラインを使っての代替変更を申し出て、スピカシチーに替えていただきました。
私個人としてはこの2頭は月とスッポン。
育成状況が逆なら少しは考えますが、いただいた当時スピカシチーはすでに15−15まで乗り込まれており夏の入厩という村山明師のリップサービス(これは売り切る為だと思いますが)もあります。
一方アリエルシチーはまだキャンターでひと月分以上の育成の差が出ています。ここからハロン18秒、17秒、16秒と縮めていくのに夏まではかかるのではないでしょうか。
気になる馬体重はアリエルシチーが2010年3月30日の時点で433キロ、スピカシチーが同438キロとどっちもどっちで少し小柄な面が気に入らないですが、牝馬ですし二択なわけですから少々は仕方がないでしょう。
厩舎はアリエルシチーが最近キャロ馬も入るようになり、シチー馬の見切りが早くなった佐々木晶三厩舎。スピカシチーは私ほっさんとしては初めてとなる新鋭・村山明厩舎。
現状、佐々木晶三調教師の方が私の評価は高いですが、村山明師もエターナルシチーを見ているとまずまずなのかな?と勝手に解釈しています。
ということで、スピカシチーを取得しました。
母の実績から走らない確率が高いですし、私個人の見解ではどちらも未勝利で引退のように思えますが(すでに持っている方ごめんなさい)、自分の長年の経験と信念に基づいてスピカシチーを選びたいと思います。
以前マドリードシチーの時にアクトレスシチーをギムレットシチーに替えて貰いましたが、どちらも未勝利でした(笑)。
それでも無理を言っていただいたギムレットシチーは見どころがありましたし、私は変更は成功だったと思っています。
今回もこのような場合、見捨てた方の今後が気になるわけですが、失敗したら皆さん、大いに笑ってください。
ご一緒の保護者の皆様、よろしくお願いいたします。
では、スピカシチーの詳しい分析です。
父 アドマイヤムーン アーニングIDX 1.00 評価 B−
母 ミスザイール 未勝利 評価 E
母父 Zafonic 評価 B−
兄弟 スカイハイシチー 1勝 評価 E
生産牧場 幌村牧場 評価 E
調教師 村山明 評価 C
馬体 評価 B−
募集価格 1200万円(500口)
総合評価 1.31 評価 E
父アドマイヤムーンは2008年度の種付料は500万円。2003年のセレクトセールで1600万円で落札された。育成段階では1日も調教を休むことなく、育成スタッフに丈夫な印象をもたれていた。
2005年7月10日のデビュー戦は5番人気と低評価だったが、勝利すると以降クローバー賞と札幌2歳ステークスGVと3連勝する。すなわち仕上がりも早い。
2006年の皐月賞では、武豊騎手が無敗での皐月賞出走となったフサイチジャンクとどちらに騎乗するか注目されたが、アドマイヤムーンに騎乗することが決定した。しかし、結果はメイショウサムソンの4着に敗れフサイチジャンク(3着)にも先着を許してしまった。
ちなみにこの皐月賞を読み切った私は初の大勝(3連単27万円2口的中)し、キャロットクラブ入会への資金を獲得する。
さらに次走の東京優駿(日本ダービー)でも武豊騎手は青葉賞GV勝ちのアドマイヤメインとどちらに騎乗するかが注目されたが
アドマイヤムーンに騎乗した(松田博資調教師から「アドマイヤ頼むな」と言われ、武豊騎手はその前の週のアドマイヤキッスのことだと思って返事したらムーンに乗ることになっていたと武豊TVで本人が言っている)。
結果はまたしてもメイショウサムソンの7着に敗れ、アドマイヤメインにも先着を許す結果となってしまった。
夏には札幌記念GUに出走。このレースで初の古馬との対決となったが、後方から差し切り勝利を収めクラシックでの雪辱を果たした。鞍上の武豊騎手は「札幌記念から馬が変わってきた」と振り返っており、その後も安定した成績をおさめていることからしてもこの頃から本格化してきたといえるだろう。
2007年は59キロの斤量を背負い京都記念GUを勝利するとドバイデューティーフリーGTに出走し、ダイワメジャーやこの年のブリーダーズカップ・ターフGTを制するイングリッシュチャンネル、リンガリといった強豪を抑えて勝利。悲願のGT初制覇は海外遠征によるもので、このレースでのレーティングは125ポンドと評価された。
帰国後、宝塚記念GTに優勝。
レース後「ダーレー・グループ」の日本法人であるダーレー・ジャパンによる所有権移転が明らかとなる。
最後のレースとなった、ジャパンカップGTに優勝し、同年の年度代表馬に選出された。
2008年春から種牡馬として供用されている。
初年度の種付け料は500万円と設定され、初年度には300頭を超える種付け希望から厳選した138頭の牝馬との種付けを行い、種付け頭数を抑えたため受胎率も極めて良好である。
なお、種牡馬生活2年目となる2009年の種付け料は400万円(出生条件:産駒誕生後30日以内支払)に設定された。また、この年は前年に申込のオファーを絞りすぎた反省からか、種付け頭数を大きく増やして195頭の牝馬との種付けを行った。
父は私のもっとも大好きな種牡馬のエンドスウィープ。遺伝力もあり、サンデーサイレンスに匹敵する大種牡馬だと思っている。
アドマイヤムーンの種付頭数の多さからも期待が窺え、おそらく価格に恥じない活躍馬を輩出するだろう。
ただ、不思議なことは、このカメルーンUの母であるミスザイールが、300頭を超える種付希望馬の中から、厳選された138頭の牝馬の中の1頭であるということ。
申し訳ないが、母の競走成績や産駒の活躍から、良く138頭の中に入ったなという印象。ならば相当期待できるのか。それとも強力なコネなのか。
アーニングIDXは産駒が走っていない為に仮の平均値1.00を仮代入。おそらく、産駒が走れば、この数字は上昇するだろう。
私は凄く期待している種牡馬である。是非ともこの産駒を欲しかったがこんな形で実現するとはラッキーである。
母ミスザイールは未勝利戦を12戦走るも勝ち上がれず。1度だけ芝の1200mで2着というのがあるが、これは12番人気と気軽な立場でのもので、しかも勝ち馬からは2.1秒も離されている。すなわち勝ちに行った馬が失速し、勝負に行かなかった馬が台頭したというだけのレース。それ以外は5着が1度あるだけで良くこの成績で繁殖に上がれたというレベル。
もう1頭のマリアンヌシチーの代替馬アリエルシチーの母レディクラシックが3勝して現役のヘリオスシチーや2勝して現役のグランドシチーを輩出するなど仔出しが良いことから、非常に悩んだが、結局は種牡馬の違いでこのスピカシチーを選んだ。
母父のZafonicは2歳時に英仏でGTを3勝。3歳時に英2000ギニーGT勝ち。産駒は日本ではザカリヤ(ニュージーランドトロフィーGU)や、ルゼル(青葉賞GU)など。
日本では芝を走れる産駒が多く、距離も短距離から長距離まで多彩。母父としても少しずつランクアップしている。
ほっさんランキングでも「B−」と水準級の評価である。
兄はスカイハイシチー。新馬戦3着の後3戦で勝ち上がりと優秀。昇級後の500万でも4着3着と奮闘。しかし、その後は頭打ち。
スカイハイシチーは父がマヤノトップガンだが、スピカシチーの父アドマイヤムーンの方が種牡馬としての期待は持てる。しかし、スピカシチーは母の14歳の時の産駒。総合的に考えて、最高に良くてやはり2勝目程度か。
生産牧場は幌村牧場で、活躍馬は3勝馬のマコッチャンと4勝馬のワンダフルシチーといずれも最後は1000万クラスどまり。勝率、連対率なども低く、全国レベルではかなり低い評価。
預託厩舎の村山明調教師は1990年に斉藤義美厩舎所属として騎手デビュー。1993年からは障害競走にも騎乗するようになり、1994年には中京障害ステークスをキンセンアラシで制して重賞初勝利を挙げた。平地競走の重賞は2000年の武蔵野ステークスGVをサンフォードシチーで優勝している。
2007年騎手を引退し、角居厩舎の調教助手に転身。騎手成績は3186戦218勝(うち重賞2勝、障害戦222戦26勝)であった。
2008年、調教師免許を取得し、橋本寿正厩舎から中村均厩舎に臨時貸付けとなっていた馬を引き継ぐかたちで厩舎を開業した。
主な活躍馬はテスタマッタ(ジャパンダートダービーJpnT)やホッコーパドゥシャ(新潟記念GV)。
主な依頼騎手は鮫島良太、福永祐一、上村洋行 各騎手。勝負時は岩田康誠騎手を起用。
2009年は開業2年目にして早くも19勝を上げる。なかなかいい馬が入ってきており、今後の活躍が期待される。
開業間もないため未知数ではあるが、早々に重賞を2勝するなど腕はかなり評価できる。超一流の角居勝彦厩舎での修行も心強い。
ただ、いろいろな情報を集めると案外いい加減なところもあるようで、なんとも頼んでみないとわからない。
良くも悪くも村山明ブランドを味わいたいと思います。
馬体は母の14歳の時の産駒で、全体的に小柄に見える。母は今のところ、1勝馬の産駒しか出していないが、年齢的にも、それらを上回る仔がこの年齢で出るかというと大いに疑問。
ただ、母の低い競走成績から、今まで配合された父は種牡馬として全盛期を過ぎた格安馬ばかりで、今回のアドマイヤムーンは若く活力があり、初となるエンドスウィープ系で高額馬。今まで以上に期待が持てる。もしかすると一発があるかも。
飛節は大きく父アドマイヤムーンの切れ味を有しているかも。しかし、全体的に繋ぎが高くダート向きか。筋量は少なめで首の角度も普通。やはり高年齢馬の産駒の様相。悪いことはないが、これといった強調点は少ない。
総合評価1.31で、母とその産駒といった一番気になるファクターが低い為に低評価。しかし、新鋭の父も預託厩舎もこれから数年で評価が上がることはほぼ間違いない。そうなれば当然この数字も上がるわけでもう少しプラスで考えると良いと思われる。
募集当時(2010年1月26日)、私がこのカメルーンU(スピカシチー)に書いたコメントをご覧ください。
父は芝で活躍したものの、エンドスウィープ産駒はダートの好走馬も多い。
兄スカイハイシチーがダートの1700mを得意としていることからも、カメルーンUの馬体からもダート馬である可能性が高い。
2つ上の兄で私の所持しているプレザントシチーは、父が結果を残せていない種牡馬タップダンスシチーであるが、能力は高くなく、1勝目すら大変な状態。
このカメルーンUの父は大いに魅力だが、若い時に1勝馬しか出せなかった母が高齢になった今、2勝馬3勝馬を出せるということは考えづらい。
しかし、父の種付料が500万円だったことを考えると、牝馬とはいえ募集総額1200万円という金額は妥当。
いや、今回の全募集馬の中で、一番お買い得価格の馬。
これでいて、厩舎も角居イズムを継承し、良馬が入ってきている村山明調教師、勝負騎手は岩田康誠騎手や武豊騎手となれば、欲しい気もする。
前回のオバマシチーやダブルダンスシチーのように、無料提供馬が魅力で口数を欲しいと思えば、必ずこのカメルーンUは購入対象だが、今回のヒューストンシチーは魅力がなく、これなら無料提供馬を放棄して近況報告を追いかけて今後の調整過程や成長を見て入厩間近に購入を検討しても十分。
というわけで、母の産駒の貧弱さと高齢など不安な点も多いことから、今回は保留。売り切れることはないと思われるので、来年の入厩間近に再検討。
ただ、気になる(特に父のアドマイヤムーンと厩舎)馬であることは間違いない。父の育成時の逸話のように1日も休まないほどの丈夫な馬であれば強くもなれるだろうし、コンスタントに走り、下級条件でも楽しめるのではないか。
ということで、当時全募集馬の中でお買い得感が一番の注目馬でした。母の仔出しの悪さや馬格のなさから、お金を出してまで購入しようとは思いませんが、代替馬としていただけるのなら、これは欲しい1頭です。
通常の募集馬ですから、更なる代替馬にもありつけますし、ラッキーだったと思います。
頑張れスピカシチー!!
友駿オーナー新聞・平成23年2月号によりますと、我らが募集馬名カメルーンUはスピカシチーという競走馬名に決定したということです。
スピカ(Spica)とは乙女座のα星。和名は真珠星。父の名より連想・・・とあります。あまりに高度過ぎて私にはなんのことか理解できませんが、可愛い星の名前であることはわかります。
女の子らしい可愛い名前で気に行っています。父の名から連想してアドマイヤシチーだったら笑えましたが。
我らが愛馬スピカシチーは、鹿児島県のワコーファームで育成されていましたが、4月下旬に愛知県の生田トレーニングファームに移動されました。
予定では今月中に栗東トレセンに入るようです。5月11日のクラブ公式HPで村山明調教師は「以前跨ったときに乗り味は良かったので順調にいけば早めに出走態勢が整うかもしれません」と話しておられるそうです。
順調に行けば6月にデビューできるのではないでしょうか。もっとも、トレセンに入ってからの厳しい調教に耐えられるかが大切ですが。
6月8日に更新されましたクラブ公式HPスピカシチーの近況報告は次の通りです。
先週、トレセンに入厩しました。村山師は「入厩後、チップコースとポリトラックコースで乗り込んでいますが、昨日右前脚に疲れが出ました。その後、獣医に診断してもらったところ腱などには異状ないのでこのまま進めていけそうです」と話しています。
というわけで、友駿ホースクラブ恒例の1週間前情報で、先週栗東トレセンに入厩したことが発表になりました。相変わらず情報が遅過ぎますね。やる気がないったらありゃしない。
来週の月曜日あたりにJRA競走馬登録をしてくれれば、詳細な追い切り情報や入厩、放牧情報が入手できます。とにかく、早期の入厩は嬉しいですね。
我らが愛馬スピカシチーは、6月13日にJRA競走馬登録されました。これで詳細な追い切り情報や入厩、放牧情報が入手できます。6月12日にCWですでに時計を出していますね。詳細がわかり次第掲載したいと思います。
次はゲート試験、そして疲労がなければデビューに向けて時計を詰めていくわけですが、村山明厩舎は馬房の回転の早い厩舎ですから、ゲート試験までで放牧に出されそうな気がします。
6月30日に更新されましたクラブ公式HPスピカシチーの近況報告は次の通りです。
本日、ゲート試験に合格しました。村山師は「上手く試験をクリアする事ができました。特に問題ないようなので来週の芝1400m戦に登録したいと思います」と伝えてきました。
ということで、昨日追い切りのところで書いたように、やはりゲート試験に合格していたようです。公式HPの近況の更新が遅かった為にこちらは更新が1日遅れました。
更にデビュー戦の予定も発表になりました。
7月10日 京都6R 2歳新馬 芝1400m 混合戦
ということです。
早期デビューは嬉しいですが、あまり時計が詰まっていませんねぇ。こういった場合は馬格がないと思われます。長らく馬体重が公表されていませんが、430キロくらいなのでしょうか。
馬名 | 予定騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エーシンクイッカー | 川田将雅 | 初出走 | |||||||||
オビーディエント | 初出走 | ||||||||||
シゲルアーモンド | 高倉稜 | 初出走 | |||||||||
シゲルハッサク | 川須栄彦 | 初出走 | |||||||||
シゲルブンタン | 初出走 | ||||||||||
スピカシチー | 太宰啓介 | 初出走 | |||||||||
ドンクラーケン | 幸英明 | 初出走 | |||||||||
ビービージャパン | 武幸四郎 | 初出走 | |||||||||
プレノタート | 佐藤哲三 | 初出走 | |||||||||
ボストンストロング | 和田竜二 | 初出走 | |||||||||
マイネルアルティマ | 酒井学 | 初出走 | |||||||||
ラブディラン | 北村友一 | 初出走 | |||||||||
レーザーインパクト | 福永祐一 | 初出走 | |||||||||
ローレルイニシオ | 松山弘平 | 初出走 |
表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 「初」は初出走の馬 数字は優先出走順位 騎手の太字は乗り替わり予定
フルゲート18頭のところに現在14頭出馬想定されています。
スタート地点は向正面2コーナーのポケット。芝1200mのスタート地点から真っ直ぐ200m下がった場所になる。
芝1400mの内回りは2歳、3歳限定の新馬、未勝利、500万クラスのレースのみで使用。上級クラスでは使われないため、あまりメジャーではないが、レース数は内回りの方が多い。
3コーナーまで約500mほど距離があるので、1200mほど前半は厳しくならないが、キャリアの浅い馬同士のレースが多いため、展開は非常に読みにくい。
一般的に前半が速くなり、後半の上がりがかかるのが普通。上がりがかかれば差し馬が来やすくなる。しかし、全体的な数字では中団〜後方からの差し馬は不利で、逃げ・先行の方が圧倒的に良績を残している。差し馬同士ではなかなか決まらない。
枠順の有利・不利は、ほとんどない。多頭数になると内枠がゴチャつきやすいので、内側を見ながら追走できる外枠の方が競馬はしやすいかも知れない。
有利な枠順 フラット 有利な脚質 逃げ〜先行 ポイント 先行力、前半の位置取り 種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、フジキセキ 連対騎手ベスト 武豊、安藤勝己、藤田伸二、福永祐一、四位洋文 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 2歳新馬 1分23秒1 1分23秒9 1分26秒5 2歳未勝利 1分22秒9 1分23秒1 1分24秒0 1分26秒9 2歳500万 1分22秒3 1分22秒4 1分23秒3 3歳新馬 1分23秒5 1分25秒6 1分24秒7 3歳未勝利 1分22秒7 1分23秒2 1分23秒4 1分27秒4 3歳500万 1分22秒3 1分23秒1 1分25秒6 古馬500万 1分22秒1 1分22秒6 1分21秒7
6月12日 栗東CW 稍重馬場 ゴール前仕掛け
助手
5F 75.7
4F 59.5
3F 44.6
1F 14.0[9]
6月19日 栗東CW 重馬場 馬なり余力
助手
3F 45.0
1F 14.2[9]
6月26日 栗東CW 良馬場 馬なり余力
助手
3F 45.0
1F 14.1[9]
6月30日 栗東E 良馬場 ゲート一杯
ゲート
助手
13.6
13.6
14.8
7月3日 栗東CW 良馬場 強めに追う
助手
5F 70.6
4F 54.0
3F 39.3
1F 13.6[7]
ラブディラン(2歳新馬)馬なりの外同入
7月7日 栗東CW 良馬場 追って一杯
太宰啓介
6F 85.8
5F 68.8
4F 53.8
3F 39.6
1F 12.6[6]
ラブディラン(2歳新馬)一杯の内0.3秒遅れ
6月12日、スピカシチーの初めての追い切り時計です。ゴール前で仕掛けられている割には伸びがありませんが><、これからですよね。
6月19日、短いところを14−14程度で追い切られています。まずはゲート試験と並行してある程度のところまでという感じですね。
6月26日、見事なまでに19日と同じようなラップです。プロの仕事ですねぇ。ただ、村山明厩舎の2歳馬はPOG情報などで時々名前が出て来ますが、スピカシチーは全く出て来ませんねぇ(笑)。
6月30日、ゲート試験に合格した時のものだと思いますが。
7月3日、やはり6月30日にゲート試験に合格し、そのままデビューに向かって追い切られています。なんとも追い切りの動きからは良いとは言えませんが、小柄な牝馬故に調教を手控えられているのでしょう。初戦勝負ですね。ここで大敗なら上積みもないでしょうし早速苦しくなりそうです。
7月7日、本番で騎乗する太宰啓介騎手を背に追い切りをかけられました。併せた馬の内側にいるにもかかわらず後れをとり、なんとも寂しい動きです。能力が見えた気がします。
私ほっさんの追い切り評価は「C」です。馬格がないので追い切れないのはわかりますが動きはダメダメです。
馬名 | 騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エーシンクイッカー | 川田将雅 | 初出走 | |||||||||
オビーディエント | 秋山真一郎 | 初出走 | |||||||||
増 | オークブラフ | 国分優作 | 初出走 | ||||||||
シゲルアーモンド | 高倉稜 | 初出走 | |||||||||
シゲルハッサク | 川須栄彦 | 初出走 | |||||||||
スピカシチー | 太宰啓介 | 初出走 | C | ||||||||
ドンクラーケン | 幸英明 | 初出走 | |||||||||
プレノタート | 佐藤哲三 | 初出走 | |||||||||
ボストンストロング | 和田竜二 | 初出走 | |||||||||
マイネルアルティマ | 酒井学 | 初出走 | |||||||||
ラブディラン | 北村友一 | 初出走 | |||||||||
レーザーインパクト | 福永祐一 | 初出走 | |||||||||
ローレルイニシオ | 松山弘平 | 初出走 |
表中の「増」は出走想定表に載っていなかった馬
今回のスピカシチーの鞍上はほっさん愛馬との相性が抜群にいい太宰啓介騎手です。ダブルダンスシチーもチャーミングシチーも彼が騎乗するまでは低迷し頭打ちかと思われましたが、彼が騎乗し好走したあとは安定した走りを見せてくれました。そんな彼の手綱捌きに私は大きく期待しています。追い切りから騎乗していただいており、スピカシチーは手の内に入れられていると思います。
2011年7月8日現在、中央通算342勝、勝率5.8パーセント、連対率11.6パーセント、GT勝ちはまだありませんが、重賞2勝されています。
昨年(2010年)は中央30勝、勝率4.1パーセントと厳しい数字でしたが、今年はここまで19勝、勝率5.9パーセントと巻き返しておられます。
私ほっさん愛馬への騎乗は今回で6回目です。共に9番人気のダブルダンスシチーを5着→2着と上手く騎乗していただき、次走(残念ながら武豊騎手に乗り替わり)で勝ち上がるきっかけを作ってくださいました。もっとも、この時、私はこのサイトでダブルダンスシチーは人気はないものの、かなり自信があると言っていました。少し人気が無さ過ぎた感がありますが、それでも太宰啓介騎手の手腕がなければここまでの結果はなかったでしょう。
馬券的にはおいしい騎手ですね。武豊騎手などは、実際の馬の実力よりも騎手人気で馬券が売れて人気になっちゃいますから、馬券的にはなんの旨味もないですが。どちらかと言うと太宰啓介騎手の場合は彼が騎乗するから馬券がよりよく売れるということはないでしょう。
またチャーミングシチーでも15番人気で4着にもってきて、それ以降の躍進のきっかけを作ってくれるなど私ほっさん愛馬とのもっとも相性の良い騎手と言っても過言ではありません。全て人気よりも上の着に持ってきてくれていますし、人気を大きく上回る好結果が多いです。
今回のスピカシチーも明らかに能力は見劣ります。常識的にはだれが騎乗してもシンガリかブービーでしょう。しかし、太宰啓介騎手が乗ってくれるということで少し期待しています。
太宰 啓介(だざい けいすけ)は1979年4月22日生まれの32歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する14年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を所持しているが、障害競走への騎乗経験は現在の所ない。現在はフリー。父は同じく日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属の調教師だった太宰義人師。
1998年競馬学校騎手課程第14期生、太宰義人厩舎所属騎手としてデビュー。同期には池添謙一、中谷雄太、穂苅寿彦、荻野要、酒井学、白浜雄造、竹之下智昭らがいる。デビュー年は合計34勝を挙げ関西のフェアプレー賞を受賞、また2006年にも同賞を受賞した。
初騎乗・初勝利馬の他、重賞・GTへの初騎乗馬も父の管理馬にて記録するなどデビュー後、父義人より管理馬の大半の騎乗を託されていた。2005年4月にフリー騎手となるが、転向後も騎乗馬・勝利数を伸ばし、2009年には自己最高となる45勝を挙げ、デビュー年度より13年連続で2桁勝利を記録している。2010年4月10日に通算300勝を達成した。
なお、当初は2007年3月21日付けで再び太宰義人厩舎所属となる予定であったが、19日に父が亡くなった為に引き続きフリーとなっている。
デビュー1年目の函館3歳ステークスを皮切りに毎年重賞への騎乗を続け、2000年根岸ステークス(エイシンサンルイス)や2001年菊花賞(マイネルデスポット、勝ち馬はマンハッタンカフェ)などでの連対実績もあるが、勝ち星を挙げるまでには至らずJRA重賞は未勝利であったが、2011年4月23日に、福島牝馬ステークスをフミノイマージンで優勝し、14年目にして重賞初勝利を挙げた。6月19日にはマーメイドステークスでフミノイマージンに騎乗し、重賞2勝目を挙げた。
「思い切りの良い騎乗が持ち味。ちょっと大味すぎるところはある。叩いて強引にハナに行く競馬が多く、最後方から派手に追い込んでくることも少なくない。前傾姿勢をとって追いはしっかり。持続力も十分だ。折り合いを欠くケースはあまり見られないが、ズブい馬に乗ることが多いからだろう。馬群の中からの競馬は得意ではない。マークされる立場になると弱いのか、1番人気での成績はひと息。近年の連対率は2007年が.167、2008年が.316、2009年が.500となっている。2・3番人気での連対率は2007年が.255、2008年が.351、2009年が.375で1番人気での数字を上回ることが多い。あり得ない逆転現象が起きている。伏兵馬での一発は大きな魅力。2009年は単勝3000円以上が6本で、19480円や8710円があった。裏開催回りが基本で北海道には遠征しない。小倉で活躍するイメージがあるが、京都・阪神に比べて連対率に差はなかった。野村彰彦厩舎と大橋勇樹厩舎で成績が上がっている。自身の騎乗ぶりと同じく、ギャンブル的な狙い方をしてハマることがあるだろう。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手)
ほっさん愛馬での成績 (5戦0勝)
2007年12月 1日 ダブルダンスシチー 沓掛特別 500万下 中京ダ1700m 5着/9番人気
2008年 1月 5日 ダブルダンスシチー 500万下 京都ダ1800m 2着/9番人気
2009年 7月26日 チャーミングシチー 足立山特別 500万下 小倉芝1800m 11着/11番人気
2009年10月18日 チャーミングシチー 500万下 京都ダ1800m 4着/15番人気
2009年11月 7日 チャーミングシチー 500万下 牝馬限定 福島ダ1700m 5着/7番人気
牡馬との混合戦であり、なぜ土曜日の牝馬限定戦にしなかったのかという疑問もあったスピカシチーですが、なるほどこれはかなりの弱面ですね。追い切りの動きも冴えない馬がほとんどです。
しかし、その中でも冴えないのがスピカシチーであり、全く自信はありません。なんとか出走奨励金の貰える8着をと思いますが、なにせ馬格がなくビッシリと追い切りもできていないですからねぇ。素質だけで走らなければならないわけですが、それがどの程度あるのか。
常識的にはシンガリ候補でしょうね。しかも、今回シンガリなら、馬格のなさから叩いた上積みも期待できず、次走以降もダメでしょう。成長を促すという理由の長期放牧に出されることになると思います。
小さすぎる馬体は残念ですが、スピカシチーは早期から活躍できると思い、アリエルシチーから無理を言って替えていただいたマリアンヌシチーの代替馬。早期デビューが最大の目標で、未勝利で引退するだろうと言うのは織り込み済みですから、もっとも大きな夢が叶いこれで満足です。そりゃ、成績が伴えば万々歳ですが。
すでに父アドマイヤムーン産駒が1頭2歳戦で勝ち上がっています。父の能力を見せて欲しいですね。
競馬ブック
短評は「高配含み」
予想家の印
二重△は△△で処理
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU ドンクラーケン △ レーザーインパクト ▲ △ △△ オークブラフ 〇 〇 〇 スピカシチー ラブディラン △△ △△ プレノタート △ △ ▲ オビーディエント △ ▲ △ マイネルアルティマ ◎ ◎ ◎
あとは無印
予想オッズ
馬名 予想オッズ マイネルアルティマ 3.5 オークブラフ 4.0 レーザーインパクト 4.2 プレノタート 6.3 ラブディラン 13.2 中 略 ボストンストロング 24.4 シゲルアーモンド 31.0 スピカシチー 42.5
デイリー馬三郎
予想印
◎ マイネルアルティマ
○ ラブディラン
▲ レーザーインパクト
以下省略
スピカシチーは無印
スピカシチー
「追い切りの動きはひと息だが、柔らかいフットワークなので芝の実戦に行って良さそう。」(村山明調教師・デイリー馬三郎)
「柔らかくて芝が良さそうなタイプ。仕上がりもいいので初戦から楽しみ。」(村山明調教師・大阪スポーツ)
スピカシチーは期待は薄いとはいえ、愛馬としてどのような馬なのか、どのような馬体なのか、そしてどのような走りを見せてくれるのか現地で生で観戦・応援をしたいところですが、残念ながら当日は仕事で応援に行けません。
次の機会には是非とも応援に行きたいと思います。
ゲートが開くとスピカシチーだけが大きく出遅れます><。3馬身は遅れているのではないでしょうか。(おいッ、アナウンサー、人気のない馬だが、出遅れたくらいは言えよッ!!)
しかし、道中は手応え良くスイスイとポジションを上げ、9番手まで上がります。最後までしっかりと脚色は衰えず34.9秒の脚を繰り出し7着。見事出走奨励金を確保してくれました。6着馬からも僅かにクビ差で正直思ったよりも走りましたね。
今回のスピカシチーの走破時計1分24秒2良馬場は、京都芝1400m内回りの2歳新馬戦の過去10年間の平均勝ちタイムが1分23秒1良馬場ですから、物足りないものの、ゲートでの大きな出遅れや4角も外を回したことを考えるとまずまずの時計と評価していいのではないでしょうか。
出走奨励金が420000円、特別出走手当が357000円ですから、計777000円。1口で割りますと1250円くらいでしょうか。1月分の預託管理料は賄えますし、最低限の仕事はしたということで褒めてあげたいですね。
出走時の馬体重が418キロしかなく、今後成長がなければ活躍は見込めないでしょう。このままでは輸送も堪えるでしょうし、強い調教も出来ませんから現在持っている能力以上に強くなることはできません。
そんなこんなで馬体を回復させる為に放牧に出されるようですが、他馬がまだ完成していない2歳戦なら出番もあるでしょう。出来るだけ2歳戦で勝ち上がりたいですね。或いは稼ぎたいですね。今回は牡馬とのレースでしたし、牝馬限定戦ならもう少しやれると思います。
村山明厩舎は預託頭数が多く、馬房の回転が多くなかなか次の出番が回って来そうもないですが、グズグズしていると他馬に成長され出番が全くなくなる可能性があります。2歳時にあと5戦は走らせて欲しいですね。
マリアンヌシチーの代替馬として打診を受けたアリエルシチーを父のタップダンスシチーを嫌って及びスピカが早期にデビュー出来そうだったので、無理を言ってスピカシチーに替えてもらった私ですが、思惑通りに早期にデビューしてくれて、しかも予想以上の結果を出してくれてもう十分に満足です。
今後アリエルシチーがデビューして2、3勝するかも知れませんが、後悔はありません。散々3歳夏にデビューしてもがく愛馬を多く見ていますし、今年もキャロ愛馬のバノックバーン、フェーラシュヴァル、エイコーンキッドと3歳7月中旬でまだ1戦しかしていません。
多少能力があってもこれでは辛いばかりで、やはり2歳の早期に始動できる馬というのは有り難いですし大切です。
正直、スピカシチーは早期デビューだけが魅力で二桁着を繰り返すような見どころのない馬だと思っていましたが、今回の走りを見ているともしかしたら1つくらいは勝てるかも!?と欲が出て来ます。最初から勝ち上がりは無理と思っていたのでそれでも構わないのですが、もう少し夢を見させて欲しいですね。
馬格がなく次走の上積みも期待できませんが、とにかくどんどん走って欲しいですね。
頑張れ、スピカシチー!!