友駿ホースクラブ2009年産募集馬を検討する!!


2009年産友駿ホースクラブ募集馬を徹底分析。

そして、私ほっさんの購入馬は・・・!?


(2010年1月26日更新)

2010年1月8日作成

●イタリアU

イタリアU(牡馬)
ほっさん
評価
一言
ディープインパクト アーニング
IDX
1.00
B− 2008年産が初年度産駒でまだ産駒は走っていない。
よってアーニングIDXは仮代入。
おそらくこの平均的な数字の1.00は上回ると推測される。
種付料は1200万円。種付料が1000万の大種牡馬アグ
ネスタキオンより競走成績は大きく上回るものの、
だからと言って種牡馬としての遺伝能力や、繁殖牝馬の
能力を引き出しきれるかどうかは別問題である。

配合相手の牝馬の血統の凄さから、初年度産駒から
そこそこ走ることは間違いないが、先輩種牡馬のタキオンや
フジキセキ、スペシャルウィークといった馬たちと同等または
それ以上の活躍が出来るかどうかは未知数である。

私ほっさん個人としては、アグネスタキオンとまではいかなく
ても、それなりに実績を残すと思っている。
しかし、懸念されるのは、産駒の大きさで、ディープ
インパクト自体、440キロあたりの馬体重と
かなり小柄だった。ディープのように、生まれ持っての
潜在能力が抜きん出ていれば、小柄でも活躍できる
かも知れないが、多くの”普通の馬”たちは、
ビシビシ調教を積んで、強くなっていかなければ
開花することは出来ない。
もし、ディープインパクトの産駒が小柄な馬が多い
のなら、意外に種牡馬成績は伸び悩み、
種牡馬ステイゴールドクラスの活躍しかできないかも
知れない。
よって、産駒の大きさを気にしたい。
エレアシチー 3勝 B− エレアシチーはエルコンドルパサー産駒で牝馬に
しては1口37800円と高価であった。
しかし、34戦とコンスタントに走り、未勝利戦と
500万戦2勝の計3勝を挙げた。
獲得本賞金も3983万円とギリギリだが採算ライン。
血統も良く丈夫な馬なので産駒も当然期待できる。

エレアシチーは芝の中距離で走っており配合からも芝に
適性のある馬になりそう。

本馬はエレアシチーの7歳の時の仔で繁殖黄金期
にあたり、非常に期待が持てる。

かの友駿ホースクラブの自家生産馬で現在GT3勝の
我が愛馬エスポワールシチーも母の7歳の時の産駒。
母父 エルコンドルパサー 産駒はダートと長距離での活躍馬が多い。
このイタリアUは父がディープインパクトということからも
長距離馬になる可能性が高いが、スピード能力が少し心配。
あまりスピードが足らなければ、勝ち上がりさえ苦労する
ことも。

エルコンドルパサーは意外や意外、
BMSとしてはほとんど実績はまだない。
兄弟 初仔 B− 初仔に関しては賛否両論あるも、
私は初仔と第2仔は特にいいと思っている。
それは主に繁殖牝馬の馬齢が若いからである。
特に母馬は6歳から10歳の時が繁殖黄金期と言われ
もっとも良い仔を出すと言われているし、私もそう思う。
本馬も母の7歳の時の仔で、ここで走らなければ
これ以降の産駒も走らないのではないかと思えるほど。
生産
牧場
幾千世牧場 エスポワールシチーの活躍は素晴らしいが、
出走頭数の割には、活躍馬の数は少ない。
この世代以降は育成はより設備の整ったファンタストクラブ
に依頼すると言う事だが、この世代までは基本牧場での育成。
馬体 B+ 見た目が華奢に感じられる。とにかく小柄なことが一番心配。
これからの成長次第だが、このまま小柄で競走馬になれば
輸送や調教での馬体減りがつきまとい、馬体回復に時間を
要す為にコンスタントに出走できないおそれがある。

また、父ディープインパクトも母エレアシチーも芝の中距離で
活躍してきた馬にもかかわらず、産駒は胴が短く、首差しの
角度が高く、どうも中距離を走れる雰囲気ではない。
もし、マイラーあたりでスピードを兼ね備えていなければ、
かなり厳しい状況になることは必至。
また、繋ぎも高く故障も心配であるし、ダート向きっぽい。

ダート1400mあたりが主戦になるのではないか。

しかし、筋肉質な体つきに大きな飛節、管の枯れ具合も良く
走る馬体をしている。この父と母の仔であると考えなければ
なかなかいい馬体をしていると思う。

結論からいうと、この配合では考えにくい馬体で、
正直評価は難しい。ただ、両親のいい面が出ていないのなら
値段分は走らないのではないか。
調教師 奥平雅士 B− 奥平 雅士(おくひら まさし、1972年6月22日生まれ)
東京都出身。義理の父は奥平真治元調教師、
大伯母(祖母の姉)は北野ミヤである。旧姓は斎藤。

1997年6月、美浦・奥平真治厩舎所属の
調教助手となる。

2004年2月、調教師免許を取得する。

2005年1月17日付で斉藤姓から奥平姓に改姓し、
1月21日に厩舎を開業。当時32歳で
現役最年少調教師として話題となった。

2006年コイウタにて初重賞制覇。

2007年は開業4年目にして31勝及びGT制覇。
2008年は重賞制覇こそなかったものの、26勝。
2009年は25勝と若干成績が下降しているのは
気になるが、獲得賞金は昨年を上回っており、
数字は決して悪い数字ではない。

個人的な意見だが、友駿の関東預託の
厩舎の中ではかなり信頼できる厩舎
ではないか。
騎手は柴山雄一騎手なども多いが、
ここ一番では横山典弘騎手への依頼がかなり多い。

しかし、管理頭数が多く、弱い馬は置かれる(放置プレイ)。

昨年もアルティマトゥーレでGU制覇。

関西の私から見れば、友駿ホースクラブ預託の関東の
調教師の中ではかなり信用できる厩舎。
1馬房1勝の最低ラインは確保しており、期待できる。
金額 2400万円 1口
48000円
父の種付料は1200万円。
母は自家生産なので価値としてはそれほどではない。
正直、今までの友駿ホースクラブの母未勝利馬に
ブライアンズタイムをつけて2800万円(買った人、すみ
ません)と言ったぼったくり価格ではないが、
キャロットクラブでこの値段なら、子供が重賞勝ちした母の
産駒を手にすることが出来、生産牧場の弱さを考えると
若干高めと感じる。
募集総額2000万円なら友駿ホースクラブを強く評価できる
が、おそらく400万円は無料提供馬の上積み分。
無料提供馬は昨年のオバマシチーよりは低ランクで、
全体的に高くもなく安くもなくと言ったところか。
誕生日 2009年4月10日
総合
評価
1.75 全体に水準級のB−評価が多いが、母父のエルコンドル
パサーがまだBMSして実績を為していないことに加え、
生産牧場である幾千世牧場がエスポワールシチーの活躍は
認めるものの、全体的な生産数の割に勝率等が低いことから
そんなに総合評価は高くありません。
また、金額が高額なことによるマイナス査定も含まれます。
コメント コンスタントに走った友駿ホースクラブの人気馬エレアシチーの初年度産駒ですから、おそらくかなり
早い段階で売り切れるでしょう。金額的にもだれが見てもそんなに高過ぎるというイメージもなく
買って損はないと思います。
ちなみに2010年1月8日現在、今回の募集馬の中でもっとも売れており、おそらく来週の
一次集計の時点で、満口の抽選になるのではと関係者はおっしゃっていました。


ただ、ディープインパクト産駒は小柄な馬が多く、あまりに小柄であれば調教や長距離輸送で馬体減りを
起こし、あまりコンスタントに使えないかも知れません。
やはり母エリアシチーのように450キロ近くは最低でも欲しいですね。そこがポイントだと思います。
私自身は馬体が小柄に見えることと(正式な馬体重は発表されていない)、関東の所属ということで
今回はパスする予定です。走られても悔いはございません。

ではこの馬が関西で安達昭夫厩舎や佐々木晶三厩舎だったとしたら、それは当然購入対象になります。
ですから、いつもお話していますように、私ほっさんは関西在住ですので、関東所属というだけで、
購入対象ポイントが大幅減点となってしまいます。

募集前までは(関東か関西かも決まっていない頃)もっとも注目していた馬です。大きな魅力を感じます。

●オランダU

オランダU(牡馬)
ほっさん
評価
一言
デュランダル アーニングIDX
1.40
B+ 種付料は200万円。
マイルチャンピオンシップGTやスプリンターS GTを制し、
最優秀短距離馬を2度受賞。
現役時代は最後方からの極端な追い込みしかできなかったが
その切れ味は究極。

昨年初年度産駒が走ったが、アーニングIDXは1.40と
なかなかの滑り出し。繁殖牝馬の質を考慮するとかなり
評価していいのでは。
ハピネスレインズ 1勝 2001年産の1勝馬。
500万クラスで2着が1度ある。
ダートの中距離で走っていた。

父は種牡馬としては完全に失敗だった(いや、期待が大き
過ぎたというべきか)凱旋門賞馬ラムタラ。
しかし、BMSとしては案外頑張っている。

このオランダUは第2仔で母の7歳の時の仔である。
若くてポテンシャルの高そうな母だが、成績や血統からは
1勝前後の産駒しか望めないのではないだろうか。
母父 ラムタラ 「神の馬」とも称された欧州の歴史的名馬。
日本での所牡馬生活は、素軽いスヒードに不足したことで
当初の大きな期待には応えられなかった。
BMS産駒にイナズマアマリリス(ファンタジーS GV)。

母父としては現在上昇カーブを描いており、
全く期待できないこともない。
兄弟 第2仔 B− 1つ上の姉(父ルールオブロー)は未出走。
本馬は母の7歳の産駒で上記でも書いたが、
母馬は6歳から10歳の時が繁殖黄金期と言われ
もっとも良い仔を出すと言われているし、私もそう思う。
そこは期待していいのではないだろうか。
生産牧場 出羽牧場 主な活躍馬は準オープンのダイワセキトやシルクボンバイエ。
現在の稼ぎ頭はこれまた準オープンのノワールシチー。
長年の実績の割に活躍馬が出ず、勝率・連対率等も低迷。
馬体 B+ マイル以下に実績のあるデュランダルと長距離血統の
ラムタラの配合だが、首差しの角度や胴の長さからは
マイラーの雰囲気。大きな飛節や胸前の筋肉からも
瞬発力に長けたデュランダルをイメージすることができる。
母はダートで実績を残しており、本馬も繋ぎの高さから
ダート向きと思われる。
推進力のありそうなやや太めの首、健康そうな薄い皮膚、
脚元が丈夫そうな枯れた管などは評価できる。

生まれが早いこともあるが、今回の募集馬の中では
馬体は良い方に見える。
調教師 池上昌弘

1947年10月15日生まれ。62歳。東京都出身。
1967年、馬事公苑花の15期生の1人として騎手デビュー。

1970年9月13日、メジロアサマで函館記念に勝利し
重賞初制覇。その後、同馬とのコンビで天皇賞(秋)など、
重賞計5勝を挙げた。

1976年には、新馬戦からトウショウボーイに騎乗し、
無傷の4連勝で皐月賞を制する。
しかし単枠指定で迎えた東京優駿では、
池上が同馬について漏らしていた「馬が若いので
他馬に寄られると怯むところがある」という弱点を
クライムカイザーに突かれ、2着に敗れる。
次走の札幌記念も出遅れて2着に敗れ、
池上はトウショウボーイを降ろされることとなった。

同期生の岡部幸雄、福永洋一、柴田政人、伊藤正徳ほど
華やかな活躍が見られなかったものの、
引退まで多くのレースに騎乗した。

1988年、調教師試験に合格し、騎手を引退。
騎手時代の通算成績は1679戦138勝。
翌1989年、厩舎を開業。

開業22年目で通算勝利数290勝は
年間13勝ペースとかなり寂しい数字。
しかし、ここに来て盛り返しており
2008年は30勝、2009年は21勝をあげた。
ただ、いまだもって重賞勝利はない
(2008年中京記念GVでセンカクが2着)


田中勝春、後藤浩輝 各騎手など比較的いい騎手を乗せる。

私ほっさんの印象としては悪い厩舎ではないがパンチ不足。
そのもっとも大きな要因は重賞に手が届かないことだろう。
2010年1月8日現在、勝利数145勝で重賞8勝の安達昭夫
調教師と比べると、やはりここ一番の仕上げのまずさがあるの
ではないだろうか。
また、馬の持っている能力は引き出せても、それ以上のものを
引き出せずにいるのではないか。そう思ってしまう。

金額 1400万円 1口 28000円 父の種付料は200万円。母がさほど良血でもない1勝馬と
いうことで、ずばり募集総額が200万から400万円は高いと
思います。
誕生日 2009年1月29日 生まれの早いのは早くから活躍できそうでいいと思います。
総合評価 1.77 生産牧場が最低評価である以外は全体的に無難な評価。
父デュランダルの初年度産駒が走っているだけに評価は高い。
1.77という総合評価は母系が全体的に貧弱な
友駿ホースクラブとしてはやや良い方。
コメント 馬体は今回の募集馬のなかで1、2を争う好馬体と思うが、それでもAランクの馬体とは思えない。
全体的に地味な血統構成ながら募集金額が高いと思われ、また関東(私は関西在住なので)ということもあり
購入対象には致しません。こんなことを言ってはなんですが、代替馬クラスの血統構成だと思います。
それがなぜこの値段?と言った感じです。

母は中長距離馬ラムタラの産駒で中距離で活躍。父デュランダルは芝のマイル以下で活躍した馬ということで、
一貫性の見えてこない配合も中途半端と思われます。

おそらく1勝前後と思います。

●ギリシャU

ギリシャU(牝馬)
ほっさん
評価
一言
ダイワメジャー アーニングIDX
1.00
B− 種付料は500万円と高額。
まだ走っている産駒がなくアーニングIDXは仮代入。

サンデー系ということで期待は高い。

ダイワメジャーは皐月賞を始めマイルチャンピオンシップ2回、
天皇賞秋、安田記念とGT5勝馬。

ドバイデューティフリー3着、有馬記念も3着と環境が変わろうが、
距離が伸びようがそこそこ走る優れた馬だった。


デビュー戦のレース前にパドックで座ってしまうという前代未聞の
出来事を起こした。
上原博之調教師によると「緊張のあまりお腹が痛くなり、
立っていることができなくなったから。主催者側から出走を取消す
ことも提案されたが、以後のことを考え出走させた。
この馬はトレセン内の知らないところに連れて行かれただけで、
下痢をしてしまうほど神経質な性格だ」と述べられている。

思えば我が愛馬エスポワールシチーも未勝利時代は臆病な性格
だったことが報じられている。こういったことを克服することが、
能力を開花させる絶対条件である。

初勝利はダート戦。2着馬に9馬身差をつける圧勝だった。
しかし、続く500万戦では同じくダートで4着に敗れている。

その後、1勝馬の身分ながら皐月賞トライアル・スプリングSに
出走。11番人気の低評価ながら3着に好走し本番への
優先出走権を得る。

その皐月賞では1勝馬ということもあり10番人気と低評価。
1番人気はホッカイドウ競馬の雄・コスモバルクだった。

しかし、レース前に『マイネル&コスモ軍団総帥』として知られる
サラブレッドクラブ・ラフィアン代表の岡田繁幸氏が
「(コスモバルクに)勝つとしたらこの馬」と指名していたとおり、
コスモバルクを破り見事に優勝。
初重賞制覇がGT制覇となった。


その後「ノド鳴り」が酷くなり、手術を受ける。復活後の活躍は
上記記載のとおり。


このように様々なエピソードを持つダイワメジャーだが、
ダンスインザダーク産駒のように産駒がノド鳴りに悩まされる
心配がある。
また、神経質な性格も遺伝されると能力が殺がれる恐れがある。

サンデーサンレンス系で環境適応力も距離の融通も利くが、
心配の種も多い。
マリアージュシチー 3勝 B− 現役時代は1000万勝ちを含め3勝。
特に1000万クラスは1番人気で完勝。
ダートの1200mだった。
28戦とコンスタントに走り丈夫。
非常にいい母馬だと思う。
母父 ブライアンズタイム A+ 24歳になった現在も種牡馬生活を続ける歴史的な名種牡馬。
近年の直仔同様、BMSに入った産駒たちもダート戦線での活躍が
目立っている。2008年はブルーコンコルドが南部杯JpnTに勝ち、
7つめのGTタイトルを獲得した。
2009年にはエスポワールシチーがジャパンカップダートGT、
かしわ記念JpnT、南部杯JpnTに勝ち
最優秀ダートホースに選出された。
そのほかの代表BMS産駒にティコティコタック(秋華賞GT)、
サンライズペガサス(産経大阪杯GU2回、毎日王冠GU)。
兄弟 初仔 B− 母の8歳の時の産駒で初仔。

初仔に関しては賛否両論あるも、
私は初仔と第2仔は特にいいと思っている。
それは主に繁殖牝馬の馬齢が若いからである。
特に母馬は6歳から10歳の時が繁殖黄金期と言われ
もっとも良い仔を出すと言われているし、私もそう思う。
生産牧場 幾千世牧場 エスポワールシチーの活躍は素晴らしいが、
出走頭数の割には、活躍馬の数は少ない。
この世代以降は育成はより設備の整ったファンタストクラブに
依頼すると言う事だが、この世代までは基本牧場での育成。
馬体 B− 飛節が大きく瞬発力はありそう。繋ぎの角度が良く、
芝も走れそう。管もまあまあ枯れていて父や母の様に
脚元は丈夫そう。

冬毛が出ていて毛ヅヤは冴えない。
首が細く非力な印象。首差しの角度が高く父のように
距離の融通はきかなさそう。どちらかと言えば短距離で活躍した
母の影響が大きそう。背中のラインもイマイチ。

キ甲が全然抜けておらず、これからまだまだ変わる可能性大。
調教師 上原博之 B+

上原博之(うえはら ひろゆき、1957年1月25日 )は、
中央大学卒業。

常にシャツの襟を立てた服装が特徴である。

1993年3月 - 調教師免許を取得
1994年3月 - 厩舎開業
1995 優秀調教師賞(関東)

主な管理馬
ダイワメジャー(2004年 皐月賞、2006年 天皇賞(秋)、
マイルチャンピオンシップ、2007年 安田記念、
マイルチャンピオンシップ)

プレミアムボックス(20088年 オーシャンステークス、
2009年 CBC賞、京阪杯)

ご存じダイワメジャーを管理していた厩舎。
そのダイワメジャーでは安藤勝己騎手だったが、
意外にいい騎手を乗せることが少ない。
田辺裕信、石橋脩、幸英明 各騎手あたりが多い。
2009年も19勝と、ネームバリューの割に勝っていない。
しかし、ダイワメジャーを育てたその手腕は是非拝見したいところ。

友駿ホースクラブ関東預託厩舎の中ではかなり期待できる方では
ないだろうか。
金額 1400万円 1口 28000円 父の種付料は500万円。母も3勝馬。
牡馬でこの値段なら買い得と思うが牝馬なので適正価格か
僅かに高い。

私の愛馬チャーミングシチーは父が当時種付料500万円の
クロフネ。母は3勝馬のアデレードシチーだった。
募集総額は同じ牝馬だが1200万円。

それを考えると私はこのギリシャUは1200万円で良かった
のではないかと思う。
誕生日 2009年4月4日
総合評価 2.16 2.16という総合評価は友駿ホースクラブでは異例の高さ。
かのエスポワールシチーは募集当時2.45の総合評価だった。
父ダイワメジャーは産駒がデビューしておらず未知数だが、
サンデー系の種牡馬として、大きく崩れることはないだろう。
母は3勝馬、母父もBMSとして実績のあるブライアンズタイム、
馬体もそれなり、厩舎もダイワメジャーの上原博之厩舎ということで
生産牧場以外は全て水準以上の評価。
コメント 父の種付料の高額さ、母の3勝という実績、そして父も母も若くポテンシャルに溢れていることから、
1口28000円という価格は買って損な価格ではないと思います。
預託厩舎も良く是非1口と言いたいところですが、私には馬体が案外です。
エスポワールシチーに感じたようなシビれるような好馬体なら速攻購入するのですが、下半身は良いのですが、
上半身がこれといった強調点もなく平凡に思えます。
また、ダイワメジャー以降、案外伸び悩んでいる上原博之厩舎も名前先行で不安があります。
なぜ、あれだけの栄華を誇っていた厩舎がそれから間もなく友駿ホースクラブを受け入れることになったのか。
深く考えだすと様々な疑念に当たります。

2010年1月8日現在、イタリアU、アメリカUに次ぐ売れ行きだそうですが(クラブに確認済み)、私は関東
ということもあり、馬体がさほど好みではないこともあり、購入には参戦しません。

エスポワールシチーと同じサンデー系種牡馬にブライアンズタイムですが、ヘイルトゥリーズン系同士の配合で
必ず上手く行くとは限りません。
では、なぜエスポを即買いしたのか?それは、エスポは私が思う走る馬の体つきをしていたことと、
牡馬なのに募集総額が1200万円と超格安だったからです。血が濃すぎる怖さもありましたが、
この値段で牡馬なら、失敗しても構わないと思っていました。
このギリシャUは牝馬なのにエスポワールシチーよりも募集金額が高く、また馬体もピンと来ないことから
私は見送ります。

●イングランドU

イングランドU(牡馬)
ほっさん
評価
一言
アサクサデンエン アーニングIDX
1.00
B− 種付料は50万円。

英国産。安田記念GT、京王杯スプリングカップGUを優勝。
芝のマイル前後の距離を得意としていた。

母 ホワイトウォーターアフェアは現役時代にフランスの
ポモーヌ賞(GU)を制し、後に日本に輸入されている。

半弟 スウィフトカレント(父サンデーサイレンス)は
2006年の小倉記念GVを優勝、第1回サマー2000シリーズの
チャンピオンとなっている。
同年の天皇賞(秋)では2着となり本馬より先着している。
半弟のヴィクトワールピサ (父ネオユニヴァース)が
2009のラジオNIKKEI杯2歳ステークスを勝利し、
一躍クラシックの主役に躍り出た。

なお上2頭は母の輸入後に誕生したので外国産馬ではない。

本馬の生産者は「フサイチ」の冠名で知られる関口房朗氏であるが、
これは本馬が生まれた当時の母ホワイトウォーターアフェアの
所有者が関口氏であったことによる(ここでいう「生産者」とは
その馬が生まれた時点での母馬の所有者を指す)。
本馬が生まれた年に母仔ともども関口の手を離れて売却されている。


まだ走っている産駒はなく、アーニングIDXは仮の1.00を代入して
いますが、種牡馬としては失敗する可能性も高く、半信半疑。

個人的にはサンデー系やフォーティーナイナー系ほどの遺伝力は
ないと思われる。
マドンナシチー 2勝 当時すでに最高の評価を得ていたサンデーサンレンスの仔として
牝馬ながら4200万円という高額で募集された馬。

有力厩舎である奥平真治厩舎に入厩するもダートのマイル以下の
距離で2勝したのみ。最後は脚部不安を発症し引退した。

父は偉大な種牡馬サンデーサイレンスだが、母系の弱さは否めず、
2勝が妥当と思われる。
母父 サンデーサイレンス A+ スクリーンヒーロー(ジャパンカップGT)、
ヴァーミリアン(フェブラリーS GT)、トールポピー(オークス GT)、
サクセスブロッケン(ジャパンダートダービー GT)といったGT勝ち馬を
含め、2008年は20頭もの重賞勝ち馬の母父となり、圧倒的大差で
2年連続のリーディングBMSとなった。
その高い競走能力、コース、距離に対する万能性、抜群の勝負強さは
BMSに入っても不変だ。
母マドンナシチーの成績はイマイチも、一発の可能性を感じさせる。
兄弟 第2仔 B− 上に私の愛馬のメアリーT(現2歳・父カリズマティック)がいる。
このイングランドUは母の7歳の時の産駒である。
母馬は6歳から10歳の時が繁殖黄金期と言われ
もっとも良い仔を出すと言われているし、私もそう思う。
そこは期待していいのではないだろうか。
生産牧場 幾千世牧場 エスポワールシチーの活躍は素晴らしいが、
出走頭数の割には、活躍馬の数は少ない。
この世代以降は育成はより設備の整ったファンタストクラブに
依頼すると言う事だが、この世代までは基本牧場での育成。
馬体 首の太さの水準級だが、首差しの角度が高過ぎることが不安。
胴も短くマイル以下の距離しか走れなさそう。
毛ヅヤも悪く、筋量も少ない。
血統診断の権威?中島国治先生も褒めるところが少ないので、
瞳や顔立ちで誤魔化すしかないと言った感じ。私も同意見。

背中のラインはまあまあ。飛節は大きく、瞬発力はそこそこ
あるのでは?繋ぎの角度から芝も走れそう。
調教師 相沢郁 B− 友駿ホースクラブゆかりの前田禎厩舎で調教助手を務め、
1997年3月に調教師免許を取得し、1998年3月に厩舎開業。
開業2年目にウメノファイバーでオークスGTを優勝。
最近の活躍馬はダンスインザモア(スプリングS GU)がいる。
吉澤ステーブルの育成馬や千代田牧場の生産馬など非社台系が主流。
デビュー時に前田禎厩舎だった松岡正海騎手が現在の所属騎手。


2009年は21勝も、41回の2着があり成績はなかなか優秀。
障害も3勝と好調。
依頼騎手は若手のホープで所属の松岡正海騎手が中心で文句なし。
他では津村明秀、吉田隼人 各騎手ら。
関東ではそれなりの存在感。

私ほっさんとしてはこの厩舎の馬なら購入してもいいと思える厩舎。
重賞勝ちも9勝あり、大舞台の経験もそれなり。
松岡正海騎手が乗ってくれる可能性が高いというのもいいですね。
金額 1200万円 1口 24000円 父の種付料は50万円。母は2勝。
ここで皆さん、タップダンスシチー初年度産駒のことを
思い出してください。
タップダンスシチーはこのアサクサデンエンと同じ種付料50万円。
当時募集されたタップ産駒の牡馬たちは、母が未勝利馬ばかり
だったにもかかわらず募集総額1200万円でした。

今回のイングランドUは父の種付料は同じでも母は2勝馬でかつ、
今BMSとして爆発しているサンデーサイレンスを父に持つ繁殖牝馬です。

はっきり言って、タップの初年度産駒たちよりは、こちらの方がお買い得
でしょう。
しかし、ちょっと待ってください。

だからと言ってこの馬はお買い得とは思いません。
以前書きましたように、当時のタップ産駒の募集価格が高過ぎただけです。
当時私はタップ産駒の牡馬たちを最高でも募集総額1000万円、
適正価格は800万円と言い続けました。

今回、このイングランドUが無料提供馬つきでこの値段で出てきたと
いうことは、やはり当時のタップ産駒の価格が少々ボッタクリ価格であった
ことを証明していると思われます。

そんなこんなで、イングランドUは適正価格だと思います。
誕生日 2009年3月26日
総合評価 2.08 さすがに適性価格と思われるだけあって、評価もなかなか高いですね。
父は未知数ながら母父は最高級の評価、母の年齢の低さも高評価です。
コメント 私の愛馬で本馬の1つ上の姉メアリーTは父が種付料70万円のカリズマティックで募集総額1000万円。
本馬は牡馬で父が種付料50万円のアサクサデンエンで募集総額1200万円。
この2つを比較するとこのイングランドUの方が割得感がある。
預託厩舎も姉はいまひとつ地味な斎藤誠厩舎であるのに対し、こちらは松岡正海騎手が主戦の相沢郁厩舎と
期待感がある。
ただ、付加される無料提供馬の質は姉メアリーTについてきたオバマシチーの方がはるかにランクが上。


昨年の2008年産馬募集時に、私は姉のメアリーTについて無料提供馬オバマシチーが1口ついて、安価で、
代替馬もあることから、お買い得と評価し、実際に購入に至った。

このイングランドUも総じてお買い得と思われる。しかし、昨年は無料提供馬のオバマシチー欲しさの
メアリーT購入であったが、今回の無料提供馬ヒューストンシチーはさほど欲しいと思わない。
なので無理して関東の馬を買う必要もないので、購入は見送り。
私が関東在住で馬体が私好みであれば購入候補。総合評価指数が高いように、悪くはない馬だと思います。

●ポルトガルU

ポルトガルU(牡馬)
ほっさん
評価
一言
オレハマッテルゼ アーニングIDX
1.00
種付料は70万円。

馬名は石原裕次郎主演の映画『俺は待ってるぜ』が
由来だが、「俺、はまってるぜ(嵌まってるぜ)」とも読め、
物議を醸し出した(笑)。
命名者であり馬主の小田切有一氏も二通りの読みの
可能性を認めている。
英語表記は「OREWA MATTERUZE」である。


芝の2000mで勝ち上がったが、唯一のGT勝ちは
芝1200mの高松宮記念で、2着は名牝ラインクラフト。


2009年産が初年度産駒でまだ種牡馬としての成績はない。
その為、アーニングIDXは仮の平均値1.00を代入している。

私が欲するサンデー系の格安種牡馬だが、GTを勝っている
とはいえ、あまり強い馬だとは思えない。
それは負けっぷりが凄過ぎることからだろう。
どちらかと言えば、無冠だが同厩のリンカーンの方が
競走馬的にも種牡馬としても私は評価する。
アミダラ 4勝 B+ 母系の弱い友駿ホースクラブにあって4勝馬ということで
期待を集めたが、2005年産のメヌエットシチーが
勝ち上がった程度で、そのメヌエットシチーも500万クラス
では頭打ちだった。
2006年産で私の愛馬だったレイアシチーは能力はそれなりも
ノド鳴りで力を出し切れずに未勝利で引退した。

そろそろ年を重ね、これまでの産駒以上の活躍馬を期待する
ことは難しいと考えられる。


アミダラ自身はダートの短距離で活躍し、主戦は牧原由貴子
騎手(現増沢由貴子)。牧原由貴子騎手で500万クラスを
勝ち上がっている。これは失礼ながら、馬に相当な能力が
あったと言っていいのではないか。

ちなみに当時独身だった牧原由貴子騎手だが、このアミダラ
の所属厩舎が増沢末夫厩舎ということで、大変可愛がられて
いたことが良くわかる。
母父 キンググローリアス B+ 脚抜きのいいダート戦に向いたスピードの持ち主で、
その特徴は孫たちにも良く伝わっている。
ユビキタス(ユニコーンS GV)の母父。

BMS評価も「B+」と平均以上の評価で期待できる。
兄弟 メヌエットシチー 1勝 上記にも書いたが、産駒は1勝馬が最高で、
4勝の母の能力を完全に伝えることができていない。
生産牧場 出羽牧場 主な活躍馬は準オープンのダイワセキトやシルクボンバイエ。
現在の稼ぎ頭はこれまた準オープンのノワールシチー。
長年の実績の割に活躍馬が出ず、勝率・連対率等も低迷。
馬体 トモが弱々しい。繋ぎが高くダート向き。またやたらと繋ぎが
長く脚元が弱そう。
父も母も短距離で実績を残したが、本馬はもう少し距離の融通
が利きそう。
全体的に筋量が少ない。
また全体的な作りがアンバランスに見える。
個人的に好きな顔の馬ではない。
なぜか小柄に見えますが・・・。
調教師 松山将樹

明治大学法学部卒業後は牧場で勤務していた。
1997年7月に日本中央競馬会競馬学校厩務員課程
に入学した。
1998年1月に同校を卒業し、美浦・成宮明光厩舎
所属の厩務員となり、後に調教厩務員となった。
1999年4月から美浦・平井雄二厩舎所属となり、
6月に調教助手に転身した。
2007年2月に調教師免許を取得する。
2008年3月1日付で厩舎を18馬房で開業した。
同日には粕谷昌央厩舎、鹿戸雄一厩舎、
野中賢二厩舎も開業している。
開業時の管理馬には定年や勇退で解散となった
加賀武見厩舎から7頭、笹倉武久厩舎から2頭、
矢野進から2頭の各転厩馬が含まれている。
学生時代は馬主にあこがれ、公認会計士か
税理士になろうと思ったことがあった。


開業2年目の2009年は14勝。
管理馬房数が20馬房で2010年1月8日現在44頭
もの管理馬がいながら、この数字は寂しい。
また新馬戦を含む初戦は全敗と仕上げない感が強い。
良く言えば使って仕上げるだが、それで結果を
残せてない以上はやり方に疑問。
騎手は大野拓弥、勝浦正樹、石橋脩 各騎手らを
よく起用する。あまりリーディング上位の騎手に
乗せる印象はない。

個人的にはあまり信用していない厩舎。

金額 1200万円 1口 24000円 父の種付料は70万円。母が4勝馬だと考えると適当な金額
かも知れないが、その母の仔出しがイマイチなことを考えると
少々高く感じる。
誕生日 2009年4月11日
総合評価 1.45 預託厩舎の低迷ぶりによる低評価により総合評価も最低の
「E」ランク。また産駒が1勝馬のみというのもマイナス。
今回は他の募集馬の評価が高いだけに格段に悪く見えて
しまう。
コメント 母アミダラの産駒レイアシチーを購入した時は、4勝馬の母に実績のある父フジキセキということで期待も
しましたが、そのレイアシチーはノド鳴りで能力を出せず。いや、出せていたとしても1勝で限界という走りでした。
同じくアミダラの仔で新馬戦2番人気3着のメヌエットシチーも未勝利は勝ち上がったものの、500万クラスでは
勝ち上がりは厳しいというような走りでした。

それらのことから、私個人は母アミダラから母を超えるような産駒は出ないと思います。
更に預託予定厩舎が低迷している松山将樹厩舎となれば、ますます購入意欲は減退。この時点で撤退を
即決です。また、馬体もなんだか弱々しいですし。

●スペインU

スペインU(牡馬)
ほっさん
評価
一言
アドマイヤマックス アーニングIDX
1.00
B− 種付料は100万円。高松宮記念GT 優勝
2009年産が初年度産駒ということで、種牡馬としての成績は
ない。アーニングIDXは仮の平均値1.00を代入。

インパクトの強い馬だったが、ことごとく人気を裏切り、
GTは高松宮記念の1勝のみ。
その割に種付料100万円という金額は高く感じられる。

サンデー系の種牡馬でブレイクも期待されるが、
父の競走成績だけで考えると低迷する恐れもある。
アスール 1勝 2歳12月にダート1200mで優勝。
昇級後は北海道の芝1200mで4着5着があるもそこまで。
芝もダートもそれなりに走れることは評価したい。

また、2001年産と若く、繁殖牝馬としてはもっとも旬。
母父 フォーティナイナー B− 時計の速いダート戦で抜群の強さを発揮する典型的な
アメリカンサイアーで、日米共に大成功を収めた。
代表BMSにインタータイヨウ(7勝 ジャパンダートダービーGT
ゴールドアリュールの2着、父ダンスインザダーク)、
タシロスプリング(ファンタジーS GV 父マルゼンスキー)、
スピニングノアール(CBC賞 GV2着 父スピニングワールド)
など。

サンデー系を父に持つインタータイヨウが活躍していることからも
サンデー系との相性も悪くはない。

しかし、種牡馬成績の割にBMS成績は地味で、重賞勝ち馬は
少ない。
兄弟 マスターバリスタ 未出走 走っていないのでわからない。
生産牧場 幾千世牧場 エスポワールシチーの活躍は素晴らしいが、
出走頭数の割には、活躍馬の数は少ない。
この世代以降は育成はより設備の整ったファンタストクラブに
依頼すると言う事だが、この世代までは基本牧場での育成。
馬体 冬毛のせいだろうが毛ヅヤは良く見えない。
胴の長さや首差しの角度からは短距離しか走れない印象。
首は太く力強い。飛節は大きく父のように瞬発力がありそう。
BMSはダート実績の強いフォーティナイナーだが、
繋ぎの角度からは芝も走れそう。父も芝馬だったし、母も
実際芝でも成績を残していた。しかし、若干繋ぎが寝過ぎている
懸念はある。
早生まれの割に筋量が少なく、今後成長しなければ、
とんでもない駄馬になる危険性がある。
調教師 平井雄二 馬房数は20馬房だが2010年1月8日現在管理馬数は
24頭と寂しい状態。その内の8頭を友駿ホースクラブが占める。
馬房がスカスカの為、よほどの故障でもない限りは
トレセンで管理。その為、預託管理料がかなり高い。

2歳馬も夏ごろから入厩。しかしデビューは馬によっては年明け。
また、そんなギリギリの厩舎運営から引退も遅く、
交流戦でも見どころのなかった愛馬エクストラシチーは、
次走内容で進退を決めると言われてからダラダラと5戦も
引っ張られ、保護者としては嫌な思いをしている最中。
昨年末も年内に出走できなくても引退と無茶苦茶な理由で
結果も残せていないのに現役続行。
年が明けた2010年1月8日現在でも現役。

保護者として引退を望むものではないが、
引退させられない厩舎事情(給与支払いなど)があるのなら、
軽々しく次走で進退をなどと言うべきではない。


2009年は7勝。きちんと仕上げにレースに出して、優先権が
ないので出走間隔を空けるパターンが多く、叩き2走目の
旨味などない。


騎手は大野拓弥、佐藤聖也、鈴来直人 各騎手あたりを多用。
優先権が獲れず、出走が抽選になることが多くいい騎手を
確保し辛い。


サクラスターオーでクラシック2冠を制するなどの華々しい時代も
あったが、もう四半世紀ほども昔の話。


私個人はもっとも預けたくないパターンの厩舎。
金額 1200万円 1口 24000円 父の種付料が100万円で母が1勝馬。
友駿ホースクラブとしては妥当な価格。
誕生日 2009年2月12日 生まれは早い方で早期デビューを期待するが、
馬体は意外と成長していない。
総合評価 1.38 父は仮代入で平均値。母父はそれなりの実績だが、
それ以外は水準以下と寂しい。
今回の募集馬の中でも評価の低い方。
コメント 申し訳ないですが、愛馬プリムローズシチーとエクストラシチーを管理していただいて平井雄二厩舎は私は
遠慮したい厩舎になってしまっていますので、スペインUが平井雄二厩舎預託予定という時点でパスです。

また、そのことを除いても強調点がなく、欲しいと思えるところがありません。

●ブラジルU

ブラジルU(牡馬)
ほっさん
評価
一言
シンボリクリスエス アーニングIDX
1.54
A− 種付料は500万円となかなか高額。

自身は年度代表馬(2回)、8勝。
天皇賞秋GT(2回)、有馬記念GT(2回)。

2002年の有馬記念では直線で逃げ粘る13番人気の
タップダンスシチーを鋭い差し脚で強襲し、ゴール寸前で交わして
勝利した。
ちなみに私ほっさんは、このレース1着のシンボリクリスエスと、
3着の人気薄コイントスの馬連1点勝負だったが、
タップダンスシチーに割り込まれ大きな馬券を獲り損ねた(涙)。

また、この時の人気薄タップダンスシチーのあわやの走りを見て、
1口馬主になりたいと一念発起。現在に至る。
このレースがなければ、私の今の友駿ホースクラブ生活はない。


話が逸れたが、この時のシンボリクリスエスはとてつもなく強かった。

ちなみに翌2003年のジャパンカップではタップダンスシチーが
シンボリクリスエスを押さえ優勝しているが、
その年の有馬記念はシンボリクリスエスが堂々の優勝。
2着のリンカーンとは9馬身差だった。


2004年から種牡馬として社台スタリオンステーションで供用され、
初年度産駒が2007年にデビュー。
血統内には日本の馬にはあまり包含されていない種牡馬が
比較的多く、またノーザンダンサー、ミスタープロスペクターの
血が入っていないため、配合しやすいのが種牡馬としての強みである。
サンデーサイレンスの肌馬との交配も、
Hail to Reasonの(4×7)×4が発生するものの
それほど濃いインブリードではないため、
比較的無理のない範囲で配合可能である。

2005年に誕生した産駒は見栄えの良い馬も多く、
セレクトセールの初日にマストビーラヴドの2005が
同年の最高価格となる2億1000万円で落札され、
大きな話題を呼んだ。

2007年の種牡馬デビュー後、産駒がなかなか勝てなかったが、
最終的には18頭の勝ち上がりで18勝という成績で2007年度の
フレッシュリーディングサイアーを獲得した。しかし、
配合された牝馬のレベルを考えると、2勝馬が出なかった成績には
疑問も投げかけられた。ところが年が明けた2008年には
2勝目、3勝目を、さらにはダンツキッスイなど重賞勝利をあげる産駒も
出始め、翌2009年のフェブラリーステークスをサクセスブロッケン(母
サクセスビューティ)が制したことで、GTサイアーの仲間入りを遂げた。


アーニングIDXは1.54と、かなり高く、信頼できる種牡馬といっていい。

中央GT初制覇となったサクセスブロッケンはサンデーサイレンス系
とのクロス。
このクロスはパワフルなスピードを武器とする中距離型。勝負への
執念も強くなるようである。

ブラジルUのようにノーザンダンサー系とのクロスでは、
やや勝ち味に遅い面もあるが、芝適性がアップする傾向がある。

ミッキーチアフル(芝の2000mから2400mの準オープン2着3回)や
ソーマジック(桜花賞3着)が同様の配合。
アーチスト 仏1勝 アーチストはフランスで1勝ですが、私は海外は無知なので
良くわかりません。しかし、どの国でも1勝ということはたいしたことは
ないのでしょう。

1999年生まれと若く期待したいところだが、初年度産駒がイマイチ
走っていないことが気がかり。
母父 In the Wings 英仏米7勝。BCクラシックGT、コロネーションC GT、
サンクルー大賞典GT。
日本での実績はほとんどない。
兄弟 ホワイトブーツ 地方4勝 地方での4勝(重賞なし)はほとんど評価できない。
生産牧場 幌村牧場 活躍馬は3勝馬のマコッチャンと4勝馬のワンダフルシチーと
いずれも最後は1000万クラスどまり。
勝率、連対率なども低く、全国レベルではかなり低い評価。
馬体 皮膚は薄く内臓は丈夫そう。
2月28日生まれにしては全体にこじんまりしている。
繋ぎがやたらと長く故障が心配。
飛節も弱々しい。
首が細く非力な感じ。馬体からは短距離馬の印象。
私の思う走る馬にはほど遠い。
調教師 岡田稲男 開業9年目の49歳と若くエネルギーに満ち溢れており、
2009年は26勝、2008年は29勝、それぞれ重賞1勝。

馬の為に努力を惜しまない人で、例えばその1つに
厩舎内に設置してある噴霧器がある。
厩舎内に特注で作らせた噴霧器は「カンファ水」という
次亜塩素酸ナトリウムと希塩酸を水で希釈融合
することによって生成されるもので、高い殺菌能力を
持っている。食品加工会社や養鶏場などで使われるのが
一般的だが、JRA競走馬総合研究所でも安全と
認められており、「せっかく噴霧器を設置するのだから、
いい水を使いたい」と高額ながら導入を決めた
という話は
あまりにも有名(ギャロップ誌より引用)。
その結果、一時馬インフルエンザが流行した時も自厩舎から
1頭の感染馬も出さないなど成果を上げ、厩舎の成績にも反映。


 調教はスパルタで厩舎の大将格シルクネクサスや
オープン入りは確実視されていた愛馬ステップシチーを
共に屈腱炎で長期休養させるなど、やり過ぎてしまう面はある。
しかし、他の一流厩舎と比較すると所属馬の血統は
明らかに見劣り、鍛えて強くするしかそれらの馬と互角に
渡り合う事はできない。なので、故障と紙一重なのは仕方がない。

厩舎の活躍馬でオープンや準オープンで好走している
シェーンヴァルトやスピリタスも正直言って超良血という馬ではないが、
鍛えて素質を開花させ、好成績を残している。

また、使う騎手も武豊・岩田康誠・安藤勝己・四位洋文・デムーロ・
小牧太・福永祐一・北村友一・池添謙一 各騎手など、
関西のリーディングの上位騎手を多用し、常に期待が持てる。


私はステップシチーとペルシステンテ、プルミエダンスール、
ピノシェットの08を管理していただいていますが、つい先日、
なかなか結果を残せなかった私ほっさん初の高額購入馬
ペルシステンテが未勝利戦で2着というところまで漕ぎ着けました。
そこまで3戦7、8、8着と低迷しているにもかかわらず4戦目は
一流の福永祐一騎手を乗せていただき、2着という結果を出すことが
できました。また追い切りの良さがレースに出ないことから
馬具を工夫するなど、馬主を納得させてくれる安心感があり、
ここに預託して走らないのなら仕方がないなと思える厩舎です。



また、適鞍がなければ格上挑戦をしたり(愛馬ステップシチーは
500万の身分でありながら1000万クラスに格上挑戦し2番人気
4着だった。しかし、その後1000万を2戦で勝ち上がったことからも、
師の相馬の確かさを物語っている。決して無謀な挑戦ではない。)
未勝利末期に3連闘を提案したりと、馬の為に創意工夫され、
私が最も好きな調教師の1人です。


しかし、管理馬数が多く、外厩舎でしばらく待たされるという歯痒い思い
をしなければならないこともあります。
金額 2000万円 1口 40000円 父の種付料が500万円だが、母が1勝馬でしかも仔出しがいいとは
言えないことから、募集総額1600万円から1800万円で良かったの
ではないかと思う。
誕生日 2009年2月28日
総合評価 0.97 総合評価が1を切るということは相当悪い評価。
父の実績以外は全て水準以下。特に母系が日本で実績を残せてない
ことと、産駒の成績が芳しくないことが大いに影響しています。
コメント 私が友駿ホースクラブに入会した2003年のカタログにはこういった高額種牡馬に血統の冴えない1勝馬を掛けあわせた
産駒が募集総額2000万円で売られていることが多かった。
しかし、その大半は値段分も走らず、それらの低迷が会員離れと現在の状況を作っている。

このブラジルUも、なぜこれだけの高額種牡馬に成績の伴わない良血とも言えない繁殖牝馬を当てたのか。

岡田稲男厩舎は捨て難いものの、母や母父、そして上となる産駒の成績や馬体を非常に気にする私にとっては
とても買えない1頭である。おそらく1勝前後。採算ラインまで行かないのではないか。

●アメリカU

アメリカU(牡馬)
ほっさん
評価
一言
ハーツクライ アーニングIDX
1.00
B− 最優秀4歳以上牡馬。有馬記念JpnT、ドバイシーマクラシックGT。

ディープインパクトに唯一先着した日本調教馬。

2004年の菊花賞ではダービー馬キングカメハメハ不在の中、
1番人気に支持されるも7着に敗れる。
この時の勝ち馬はデルタブルース。2着はホウキパウェーブ、
3着は私ほっさんの持ち馬で無料提供馬だったオペラシチー。

現役時代は芝の中距離を得意とした。
晩年は喘鳴症を発症し、引退した。


2008年産が初年度産駒となるため、種牡馬としての成績はない。
その為、アーニングIDXは仮の平均値1.00を代入している。

ハーツクライは初年度(2007年)の種付料が500万円。
アメリカUと同じ2年目(2008年)の種付料が400万円と、
私の望む安価なサンデー系種牡馬というよりは、
高価なサンデー系種牡馬である。

しかし、私はハーツクライをそれほど強い馬とは思っていない。
上記にも書いたが、現地で見ていた2004年菊花賞の印象が
個人的に強いのだろう。「なんだ、たいしたことない馬だ」という
勝手な印象が今でも忘れられない。
事実、その年の菊花賞上位3頭は、その後さほど
華々しい活躍はしていない。

とはいえ、ハーツクライはあのディープインパクトを破ったのだから、
種付料の如く、評価しないといけないのだろう。


もちろん、種付料は高いものの、サンデー系種牡馬として
期待は大きい。
私が強く望む芝の中距離を走れる産駒が出てくる可能性が高い。
サンデー系種牡馬大好きの私としては、是非欲しい産駒である。

とにかく、産駒の出走はなく、走ってみないとわからないが、
種牡馬として成功する可能性が高く期待できる。
フラッパーシチー 3勝 B− ダート1300mと1400mで計3勝。内訳は未勝利と
500万戦2回。

1000万クラスで3着の成績がある。(ダート1400m、
ちなみにその時の勝ち馬は当サイトでも話題になった
スパイキュール。)


2000年生まれと若く、当アメリカUは母の9歳の時の仔である。
繁殖牝馬としては非常に期待の持てる年齢である。

また、母と同じ3勝してくれれば、価格的にも収支はトントン。
まずはそこが目標になる。
母父 サンダーガルチ B− 2〜3歳時に米で16戦9勝。GTケンタッキーダービー(ダート
2000m)、GTベルモントS(ダート2400m)。

産駒にポイントギヴン(米2冠馬)、イイデケンシン(全日本
2歳優駿)。
日本での代表産駒イイデケンシンはダートで活躍しており、
やはりサンダーガルチはダートの印象しかない。
芝の中距離で活躍したアメリカUの父ハーツクライとの配合で
どちらに転ぶか。アメリカUの馬体からは芝向きと判断するが。
兄弟 第2仔 B− 上に私の愛馬のヒラリーT(現2歳・父リンカーン)がいる。
このアメリカUは母の9歳の時の産駒である。
母馬は6歳から10歳の時が繁殖黄金期と言われ
もっとも良い仔を出すと言われているし、私もそう思う。
そこは期待していいのではないだろうか。
生産牧場 幾千世牧場 エスポワールシチーの活躍は素晴らしいが、
出走頭数の割には、活躍馬の数は少ない。
この世代以降は育成はより設備の整ったファンタストクラブに
依頼すると言う事だが、この世代までは基本牧場での育成。
馬体 A− とにかくまず目につくのが下半分の素晴らしさである。
飛節は大きく迫力があり、管も枯れており脚元も丈夫そう。
繋ぎの長さ、角度とも良好で、芝向きの雰囲気
上半分は首が細く非力な感じは否めないが、適度な筋肉があり、
薄い皮膚も健康状態が良好なことを示している。
非力であればなおさら力の要るダートは向かないと思う。
背中のラインも走る馬の背中を感じる。
これで1歳時の馬体なら、成長次第ではそこそこの出世も
期待できそう。
愛馬エスポワールシチーもステップシチーも1歳の時点で
群を抜く馬体をしており、そこからデビューまでに更に
成長してそれぞれオープンと準オープンまで駆け上がった。
本馬もこれからの育成と成長次第だが、化ける素地があると感じる。
ちなみに、エスポワールとステップに比べると現時点でも若干見劣る。
調教師 佐々木晶三 A− 1974年中村武志厩舎所属として騎手デビュー。
1979年の桜花賞を師匠の管理馬であるホースメンテスコで
制してGT初勝利を挙げた。
1982年に騎手を引退し、杉村一馬厩舎の調教助手に転身。
騎手成績は1183戦137勝であった。
1994年に調教師免許を取得し、厩舎を開業。

1996年のデイリー杯3歳ステークスGVをシーキングザパール
で制して重賞初勝利を挙げた。同馬は翌年のシンザン記念GV
も勝ったが、ローテーション等で馬主と対立し、
森秀行厩舎へ転厩となったという話は有名。

2003年のジャパンカップGTをタップダンスシチーで制し、
GT初勝利を挙げると、続くようにコスモサンビームが
朝日杯フューチュリティステークスGTを勝利した。
以降は順調に勝利数を伸ばし、栗東の有力厩舎の1つに
数えられるようになった。

レース前のインタビュー等で強気なコメントをすることが
多く見られる。

騎手は師弟関係の佐藤哲三騎手の起用が断トツで多い。
それ以外では中舘英二、中村将之、北海道では三浦皇成 
各騎手を多く起用する。


開業3年目からは確実に年間18勝以上をあげており、
2007年は30勝だった。
ほぼ馬房1つにつき1勝ペースというのは馬主としてありがたい。

無理に馬を出走させずに、あらかじめ数週間後の出走レースを
決めて、そこに向かってじっくりと仕上げるタイプ。


腕は確かで私からすると、この馬はどうかな?という馬でも
厳しい調教と確実な仕上げで勝ち上げてくる。

しかし、慎重に仕上げるので、出走回数が極端に少ない馬も。
馬主としてはこれは少し寂しい。


とにかく成績はなんでもいいから数を走らせてくれという人には
向かない厩舎。

ここ2年は友駿ホースクラブに大量預託されて?22勝と23勝と
成績を落とす(笑)。
それでも20勝超えは誇れる数字で、優良厩舎と私は言い切る。

掲示板などで佐藤哲三騎手の批判をするような人がいる(エスポの
主戦を当時角田晃一騎手だ松岡正海騎手だと言う人がいたことが
悲しい。確かに彼らが乗った時の2着馬に対する着差は大きかったが
それはテン乗りだからであって、佐藤哲三騎手は毎回いろんなことを
レースで試しておられた。勝ちに着差など関係なく、ハナ差で十分。)
が、佐々木晶三厩舎が佐藤哲三騎手を乗せてくるのは当然なので、
他の騎手を望む方は、やめておいた方が良い。

私は佐藤哲三騎手の大ファンだし、佐々木晶三師の調教技術を
大きく評価している人間なので、喜んでこの厩舎の馬を購入します。

ただ、数年前は、この厩舎に預託予定の馬だけが、
募集価格を上積みされていたことも事実。
タップダンスシチーの活躍で、一次神格化に近い状態だった
この厩舎の預託予定馬は全て早い段階で満口になり、
クラブとしては、少々値を上げても売れるという実態があった。

その時代は私は佐々木晶三厩舎預託予定の募集価格上積馬を
1頭も購入していない。
しかし、それは価格が気に入らないだけで、
厩舎はずっと信用している。
金額 1800万円 1口 36000円 父の種付料は400万円。母は3勝馬で母父もBMS実績を
そこそこ残しているサンダーガルチとくれば、
上記ブラジルUよりも、はるかにこちらの方がお買い得に思える。
誕生日 2009年4月4日 やや遅めの誕生日もこれだけ見栄えのする馬体なら現時点で
文句なし。
総合評価 2.23 生産牧場が「E」評価という以外は全て水準以上。
その幾千世牧場もエスポワールシチーを輩出し、
ここにきて評価は急上昇。
預託予定厩舎も友駿ホースクラブ預託依頼厩舎の中では最高級。
4月4日という最近では遅い生まれにもかかわらず
素晴らしい体つきをしており今後の成長次第では
大きく化けることも考えられる。

総合評価2.23なら、当然買って悪くない数字。
コメント 私の所有する1つ上の姉ヒラリーTは父が種付料100万円のリンカーンで募集総額1000万円。
その値段が適正だと考え購入に至った私としては、アメリカUは種付料400万円のハーツクライで
牡馬なので募集総額1800万円という数字は適当だと考える。

以前のように佐々木晶三厩舎だけに加算された特別上積み額は感じない。

ただ、無料提供馬としてついてくる馬が、やはり前年のヒラリーTの時のオバマシチーの方が
インパクトもあり期待ができた。もっとも、そのオバマシチーも超良血ながら600キロ近い馬体重で
まともに走れるかもわからず、あまり無料提供馬に過度の期待をするものでもない。

総じて悪いと思えるところが少なく、母と同程度の3勝くらいは活躍できそうな雰囲気の馬体をしており、また、
エリーズシチーの割引証書4800円もあることから、購入したいと思います。

これからの1年、上手く成長すればもしかすると!?と期待を抱かせる馬です。

私は今回の募集馬12頭の中ではこの馬が一番いいと思います。

●ドイツU

ドイツU(牡馬)
ほっさん
評価
一言
ケイムホーム アーニング
IDX
2.64
A+

2008年度の種付料は120万円。


2001年(2歳)6月にハリウッドパーク競馬場でデビューし、
デビュー戦で初勝利を挙げた。
続くハリウッドジュヴェナイルチャンピオンステークスGVを制し、
重賞初勝利を挙げる。そしてホープフルステークスGTを制し、
GT初勝利を挙げたが、ブリーダーズカップジュヴェナイルでは、
ヨハネスブルグ(Johannesburg)らに敗れ7着だった。

2002年(3歳)、サンタアニタダービーGTも制したが、
ケンタッキーダービーでは、ウォーエンブレムらに敗れ7着だった。
その後はパシフィッククラシックステークスGTも制している。

2003年、4歳で種牡馬入り。

2007年11月に輸入されJBBA静内種馬場で繋養される。

主な産駒は2004年産のC.P.West(2006年ジムダンディ
ステークスGU)のみと、寂しい。

日本ではアグネスカルミア(外国産)が3勝。ダートの短距離で
活躍した。


輸入された少ない産駒が好走しているので、アーニングIDXは
2.64とかなり高いが、持ち込み馬が走るのは言わば当たり前。
良い馬だからわざわざ高いお金を出して輸入されるわけですし。

今回のように輸入されて種付からということになると、
当然走らない産駒も多く出没するだろう。


父もダートのマイルまで、日本に輸入された産駒も
ダートの短距離ということになれば、本馬も自ずと
そのあたりが活動範囲になるのだろう。

リボンシチー 未勝利 サンデーサイレンス産駒で募集総額3500万円。
牝馬でこの値段なので、かなり高額と言えよう。

しかし、競走成績は7戦するも1度も掲示板に乗れず。
その7戦の内容は芝の1200mから1600mあり、
ダートの1000mから1800mありと、様々な条件を
試されたが、1度として好走はなかった。
サンデーサイレンス産駒という超良血だが、あまりにも
母の競走成績は奮わない。
母父 サンデーサイレンス A+ スクリーンヒーロー(ジャパンカップGT)、
ヴァーミリアン(フェブラリーS GT)、トールポピー(オークス GT)、
サクセスブロッケン(ジャパンダートダービー GT)といったGT勝ち馬を
含め、2008年は20頭もの重賞勝ち馬の母父となり、圧倒的大差で
2年連続のリーディングBMSとなった。
その高い競走能力、コース、距離に対する万能性、抜群の勝負強さは
BMSに入っても不変だ。
母マドンナシチーの成績はイマイチも、一発の可能性を感じさせる。
兄弟 初仔 B− 初仔に関しては賛否両論あるも、
私は初仔と第2仔は特にいいと思っている。
それは主に繁殖牝馬の馬齢が若いからである。
特に母馬は6歳から10歳の時が繁殖黄金期と言われ
もっとも良い仔を出すと言われているし、私もそう思う。
本馬も母の7歳の時の仔で、ここで走らなければ
これ以降の産駒も走らないのではないかと思えるほど。
生産牧場 幾千世牧場 エスポワールシチーの活躍は素晴らしいが、
出走頭数の割には、活躍馬の数は少ない。
この世代以降は育成はより設備の整ったファンタストクラブに
依頼すると言う事だが、この世代までは基本牧場での育成。
馬体 B+ 筋肉質で逞しい体つき。背中の感じも良い。
飛節は大きく力強い。瞬発力もあるのでは。
管も枯れており脚元も丈夫そう。

繋ぎは高くクッション性に欠ける。またダート向き。
首が細く非力な感じ。
もし、ダート馬で非力であれば致命的。
首差しの角度や胴の長さから、父に似てマイルまでの距離か。

というわけで、馬体はなかなか良いもダートの1400m前後で
走ることになりそうで、クラシック戦線には乗れそうもない。

しかし、1歳の時点でかなり迫力のある馬体をしており、
成長次第ではかなり走る素地はある。
調教師 作田誠二

作田誠二(さくた せいじ、1949年3月7日)青森県出身。
武宏平調教師は義理の兄、武英智騎手は義理の甥にあたる。

1968年、見上恒芳厩舎より騎手デビュー。
同期には義兄となる武永祥に加え、岡部幸雄、福永洋一、
柴田政人らがいる。(馬事公苑花の15期生)

1993年、騎手を引退し、栗東・小林稔厩舎で調教助手となる。
      騎手成績 2830戦218勝。

1995年、調教師となり厩舎開業。

主な管理馬
ハードクリスタル(東海S GU)
サンディエゴシチー(札幌2歳S GV)
アドマイヤサンデー(阪神牝馬特別 GU2着、トールポピーの母)


開業16年目で219勝は寂しい数字。
昨年は重賞を勝つも全体的には年間7勝。
その内サンディエゴシチーが3勝をしているということは、
他馬はたったの4勝。
2007年7勝、2008年6勝。2010年1月8日現在、
管理馬が36頭もいて、この数字では、酷いもの。


かく言う私も2005年産馬ミッシェルシチーとグレイスシチーの
2頭を管理していただいたが、その時の特集で散々書いたように
弱い馬を勝たせる能力はもはや無いに等しいと感じた。

ミッシェルシチーは確かに能力は足りなかったが、420キロ程度の
馬格のない牝馬。それを水曜日に栗東で一杯に追って小倉に
直前長距離輸送。それも土曜日に出走。
もちろん、馬体は細化し、ガレて全く競馬にならず大敗。

また当時新人で厩舎所属の大江原圭騎手を多用。
そんな状態の馬ばかりに乗せられて大江原圭騎手はデビュー後
1勝もできずに作田誠二厩舎をあとにして単身関東に。
その後、障害戦で活躍し現在は軌道に乗りかけている。


愛馬グレイスシチーも最後3着で地方にでも回せば余裕で
勝てそうなのにアッサリ引退。

弱い馬、弱い者には遠慮のない雰囲気。


もちろん、私との個人的な相性と思われるが、
2頭管理していただいてそのやり方は非常に不満だったことから、
今後この厩舎の入厩予定の馬を自ら購入することは基本ない。


騎手は元所属の藤岡佑介騎手が主戦。その他中舘英二騎手や
障害なら今村康成騎手。

金額 1200万円 1口
 24000円
誕生日 2009年3月12日 生まれはやや早く、早期の活躍が期待される。
総合評価 2.36 総合評価はアメリカUと同じく今回の募集馬の中で最高評価。
父が日本で実績を残していることと(ただし持ち込み馬だが)、
母父のサンデーサイレンスが大きく評価を上げている。
また馬体も素晴らしいし、母の年齢が若く期待が持てる。

ただ、母の戦績と生産牧場の評価が低い。
コメント 私は上記に書きましたように、作田誠二厩舎との相性が悪いので購入候補から外しますが、
作田誠二厩舎と相性の良い方や気にならない方にはお勧めできる馬です。

また、父の競走成績やドイツUの馬体からダートの短距離馬に見えることも私の撤退理由の1つです。

しかし、母父サンデーサイレンスの牡馬にしては価格もお手頃で、父も日本で産駒が実績を残していることから
安心感があり、母も若く、私も友駿ホースクラブに入れ込んでいるのであれば購入していた馬。

今回はエリーズシチーの割引証書4800円の使用とヒューストンシチーも1口持っておきたいという願望から、
最初から募集馬全12頭の内、1頭だけ購入するつもりでした。
1頭だけということになれば、芝を走れる可能性が高く、大好きな佐々木晶三厩舎のアメリカUを選びます。

私は現3歳愛馬の低迷(7頭中、2歳デビューは1頭のみ。1頭はデビュー出来ずに引退)からキャロットクラブの
現2歳馬の買い足しを目論んでおり、今回友駿ホースクラブの現1歳馬は1頭にしてキャロに資金を回す段取り
でした。

そういったことがなければ、このドイツUは関西ということもあり、購入していたでしょう。私の今回の募集馬の
中の2番手評価です。人気のイタリアUは関東ということで、それだけで基本的には購入対象になりません。

●カメルーンU

カメルーンU(牝馬)
ほっさん
評価
一言
アドマイヤムーン アーニングIDX
1.00
B− 2008年度の種付料は500万円。

2003年のセレクトセールで1600万円で落札された。
育成段階では1日も調教を休むことなく、
育成スタッフに丈夫な印象をもたれていた。


2005年7月10日のデビュー戦は5番人気と低評価だったが、
勝利すると以降クローバー賞と札幌2歳ステークスGVと
3連勝する。すなわち仕上がりも早い。

2006年の皐月賞では、武豊騎手が無敗での皐月賞出走
となったフサイチジャンクとどちらに騎乗するか注目されたが、
アドマイヤムーンに騎乗することが決定した。
しかし、結果はメイショウサムソンの4着に敗れ
フサイチジャンク(3着)にも先着を許してしまった。

ちなみにこの皐月賞を読み切った私は
初の大勝(3連単27万円2口的中)し、
キャロットクラブ入会への資金を獲得する。

さらに次走の東京優駿(日本ダービー)でも武豊騎手は
青葉賞GV勝ちのアドマイヤメインと
どちらに騎乗するかが注目されたが
アドマイヤムーンに騎乗した(松田博資調教師から
「アドマイヤ頼むな」と言われ、武豊騎手はその前の週の
アドマイヤキッスのことだと思って返事したらムーンに
乗ることになっていたと武豊TVで本人が言っている)。
結果はまたしてもメイショウサムソンの7着に敗れ、
アドマイヤメインにも先着を許す結果となってしまった。

夏には札幌記念GUに出走。
このレースで初の古馬との対決となったが、
後方から差し切り勝利を収めクラシックでの雪辱を果たした。
鞍上の武豊騎手は「札幌記念から馬が変わってきた」と
振り返っており、その後も安定した成績をおさめていること
からしてもこの頃から本格化してきたといえるだろう。

2007年は59キロの斤量を背負い京都記念GUを勝利すると

ドバイデューティーフリーGTに出走し、ダイワメジャーや
この年のブリーダーズカップ・ターフGTを制する
イングリッシュチャンネル、リンガリといった強豪を抑えて勝利。
悲願のGT初制覇は海外遠征によるもので、
このレースでのレーティングは125ポンドと評価された。

帰国後、宝塚記念GTに優勝。

レース後「ダーレー・グループ」の日本法人である
ダーレー・ジャパンによる所有権移転が明らかとなる。

最後のレースとなった、ジャパンカップGTに優勝し、
同年の年度代表馬に選出された。

2008年春から種牡馬として供用されている。


初年度の種付け料は500万円と設定され、
初年度には300頭を超える種付け希望から
厳選した138頭の牝馬との種付けを行い、
種付け頭数を抑えたため受胎率も極めて良好である。
なお、種牡馬生活2年目となる2009年の種付け料は
400万円(出生条件:産駒誕生後30日以内支払)に
設定された。
また、この年は前年に申込のオファーを絞りすぎた反省からか、
種付け頭数を大きく増やして195頭の牝馬との種付けを行った。


父は私のもっとも大好きな種牡馬のエンドスウィープ。
遺伝力もあり、サンデーサイレンスに匹敵する大種牡馬だと
思っている。

アドマイヤムーンの種付頭数の多さからも期待が窺え、
おそらく価格に恥じない活躍馬を輩出するだろう。

ただ、不思議なことは、このカメルーンUの母である
ミスザイールが、300頭を超える種付希望馬の中から、
厳選された138頭の牝馬の中の1頭であるということ。

申し訳ないが、母の競走成績や産駒の活躍から、
良く138頭の中に入ったなという印象。

ならば相当期待できるのか。それとも強力なコネなのか。


アーニングIDXは産駒が走っていない為に仮の平均値1.00を
代入。おそらく、産駒が走れば、この数字は上昇するだろう。
ミスザイール 未勝利 未勝利戦を12戦走るも勝ち上がれず。
1度だけ芝の1200mで2着というのがあるが、
これは12番人気と気軽な立場でのもので、
しかも勝ち馬からは2.1秒も離されている。
すなわち勝ちに行った馬が失速し、勝負に行かなかった馬が
台頭したというだけのレース。それ以外は5着が1度あるだけで
良くこの成績で繁殖に上がれたというレベル。
母父 Zafonic B− 2歳時に英仏でGTを3勝。
3歳時に英2000ギニーGT勝ち。
産駒は日本ではザカリヤ(ニュージーランドトロフィーGU)や、
ルゼル(青葉賞GU)など。
日本では芝を走れる産駒が多く、距離も短距離から長距離まで
多彩。
母父としても少しずつランクアップしている。
兄弟 スカイハイシチー 1勝 新馬戦3着の後3戦で勝ち上がりと優秀。
昇級後の500万でも4着3着と奮闘。しかし、その後は頭打ち。
スカイハイシチーは父がマヤノトップガンだが、
カルメーンUの父アドマイヤムーンの方が種牡馬としての
期待は持てる。しかし、カルメーンUは母の14歳の時の産駒。
総合的に考えて、やはり良くて2勝目程度か。
生産牧場 幌村牧場 活躍馬は3勝馬のマコッチャンと4勝馬のワンダフルシチーと
いずれも最後は1000万クラスどまり。
勝率、連対率なども低く、全国レベルではかなり低い評価。
馬体 B− 母の14歳の時の産駒で、全体的に小柄に見える。
母は今のところ、1勝馬の産駒しか出していないが、
年齢的にも、それらを上回る仔がこの年齢で出るかというと
大いに疑問。
ただ、母の低い競走成績から、今まで配合された父は
種牡馬として全盛期を過ぎた格安馬ばかりで、
今回のアドマイヤムーンは若く活力があり、
初となるエンドスウィープ系で高額馬。
今まで以上に期待が持てる。もしかすると一発があるかも。

飛節は大きく父アドマイヤムーンの切れ味を有しているかも。
しかし、全体的に繋ぎが高くダート向きか。
筋量は少なめで首の角度も普通。
やはり高年齢馬の産駒の様相。悪いことはないが、これといった
強調点は少ない。
調教師 村山明

1990年に斉藤義美厩舎所属として騎手デビュー。

1993年からは障害競走にも騎乗するようになり、
1994年には中京障害ステークスをキンセンアラシで
制して重賞初勝利を挙げた。
平地競走の重賞は2000年の武蔵野ステークスGVを
サンフォードシチーで優勝している。


2007年騎手を引退し、角居厩舎の調教助手に転身。

騎手成績は3186戦218勝(うち重賞2勝、
障害戦222戦26勝)であった。


2008年、調教師免許を取得し、橋本寿正厩舎から
中村均厩舎に臨時貸付けとなっていた馬を
引き継ぐかたちで厩舎を開業した。


主な活躍馬

テスタマッタ(ジャパンダートダービーJpnT)
ホッコーパドゥシャ(新潟記念GV)


主な依頼騎手は鮫島良太、福永祐一、上村洋行 
各騎手。勝負時は岩田康誠騎手を起用。

2009年は開業2年目にして早くも19勝を上げる。
なかなかいい馬が入ってきており、今後の活躍が期待
される。

開業間もないため未知数ではあるが、早々に重賞を
2勝するなど腕はかなり評価できる。

超一流の角居勝彦厩舎での修行も心強い。

私としては、任せて安心の厩舎だと思います。

金額 1200万円 1口 24000円 父の種付料の500万円を引くと700万円。
母が未勝利で産駒も1勝馬までなので妥当と言えるが、
無料提供馬がつくことと、代替補償もあることを考えれば
実に適正価格。
誕生日 2009年4月5日
総合評価 1.31 母とその産駒といった一番気になるファクターが低い為に
低評価。
しかし、新鋭の父も預託厩舎もこれから数年で評価が上がる
ことはほぼ間違いない。そうなれば当然この数字も上がるわけで
もう少しプラスで考えると良いと思われる。
コメント 父は芝で活躍したものの、エンドスウィープ産駒はダートの好走馬も多い。
兄スカイハイシチーがダートの1700mを得意としていることからも、カメルーンUの馬体からも
ダート馬である可能性が高い。
2つ上の兄で私の所持しているプレザントシチーは、父が結果を残せていない種牡馬タップダンスシチー
であるが、能力は高くなく、1勝目すら大変な状態。
このカメルーンUの父は大いに魅力だが、若い時に1勝馬しか出せなかった母が高齢になった今、
2勝馬3勝馬を出せるということは考えづらい。

しかし、父の種付料が500万円だったことを考えると、牝馬とはいえ募集総額1200万円という金額は妥当。
いや、今回の全募集馬の中で、一番お買い得価格の馬。
これでいて、厩舎も角居イズムを継承し、良馬が入ってきている村山明調教師、勝負騎手は岩田康誠騎手や
武豊騎手となれば、欲しい気もする。

前回のオバマシチーやダブルダンスシチーのように、無料提供馬が魅力で口数を欲しいと思えば、必ず
このカメルーンUは購入対象だが、今回のヒューストンシチーは魅力がなく、これなら無料提供馬を放棄して
近況報告を追いかけて今後の調整過程や成長を見て入厩間近に購入を検討しても十分。

というわけで、母の産駒の貧弱さと高齢など不安な点も多いことから、今回は保留。
売り切れることはないと思われるので、来年の入厩間近に再検討。

ただ、気になる(特に父のアドマイヤムーンと厩舎)馬であることは間違いない。
父の育成時の逸話のように1日も休まないほどの丈夫な馬であれば強くもなれるだろうし、
コンスタントに走り、下級条件でも楽しめるのではないか。

●メキシコU

メキシコU(牡馬)
ほっさん
評価
一言
ネオユニヴァース アーニングIDX
1.48
B+ 種付料は400万円。

2003年皐月賞GT、東京優駿(日本ダービー)GT。

皐月賞GTを1着でゴール板を駆け抜けた直後、
2着に入ったサクラプレジデントの鞍上・田中勝春騎手の頭を
騎乗していたデムーロ騎手が叩いたことは有名(どうも
田中勝春騎手がゴール後に悔しくて下を向いたので
「下なんて向いていないで祝福しておくれ」と言う気持ちで
叩いたらしい)。

続く東京優駿GTでは、重馬場の中二冠を達成し、
デムーロ騎手は外国人騎手初のダービージョッキーとなった。

その後、従来であれば休養に入るはずではあるが、
3歳馬ながら宝塚記念GTに挑戦。
同馬はすでにこの年5戦を消化している上、
消耗の激しいGTレースを連続して使っていることから、
この挑戦は多くの議論を巻き起こした。
レースでは2番人気に推されながら4着に敗れた。

三冠の期待がかかった菊花賞GTでは、直線伸びきれず
ザッツザプレンティの3着に敗れた。
続いてジャパンカップGTに挑戦するが、
不良馬場に切れ味をそがれ、またも伸びきれず
タップダンスシチーの逃げ切りを許し、4着に敗れた。

2004年、宝塚記念前に右前浅屈腱炎と右前球節部亀裂骨折を
同時発症。全治は屈腱炎は9ヶ月以上、亀裂骨折は3ヶ月以上と
診断されたことから、引退を発表した。


2005年種牡馬入り。

2007年には251頭の繁殖牝馬に種付けを行い、
当年の最多種付け頭数を記録した。
産駒の出来や種付け希望の増加もあり、2008年の種付け料は
100万円アップの400万円に設定された。
なおこの年は169頭に種付けを行った。


初年度産駒から、アンライバルドが皐月賞GTで
産駒初のGT競走勝利をあげるとともに皐月賞父子制覇を達成、
産駒初勝利を挙げたロジユニヴァースが東京優駿GTの
父子制覇を達成するなど、好調な出足を見せた。


主な産駒

2006年産
ロジユニヴァース 東京優駿GT、弥生賞GU
アンライバルド 皐月賞GT、スプリングステークスGU


2007年産
ヴィクトワールピサ ラジオNIKKEI杯2歳ステークスGV


アーニングIDXは1.48だが、アンライバルドの皐月賞制覇や
ロジユニヴァースのダービー制覇の評価は入っておらず、
来季はかなり評価が上昇するはず。

2007年産もクラシックの有力候補であるヴィクトワールピサを出し、
その勢いはとどまるところを知らない。

種付料もこれから上昇するだろうし、今がお買い得。

今後リーディングサイアーになる可能性は極めて高い。
そうなれば、種付料1000万円などになっても不思議はない。

芝の長距離も走れるし、当然クラシックも意識できる。
私も是非産駒は欲しいのだが、このメキシコUは母が未勝利馬。
いくら父が優秀でも、この母でクラシックを狙える馬が出るものか。
スカーレットソナタ 未勝利 現役時代は3戦だが、その内容は酷い。

初戦はダート1700mで11番人気13着。
勝ち馬からは4.1秒差。
2戦目は芝の1000mで11番人気17着。
勝ち馬からは2.1秒差。
3戦目はダート1200mで12番人気13着。
勝ち馬からは3.0秒差である。

申し訳ないが、父がティンバーカントリーでとても良血とは
言えないこのスカーレットソナタが、こんな酷い成績なのに
繁殖入りしているとは・・・。

同じ未勝利でも2着や3着といった惨敗続きのものとは
わけが違う。
いろんな条件を試されるも全く競馬になっていない。
芝もダメ、ダートもダメ、1700mもダメ1200mもダメということは
スピードもなければスタミナもないということ。


とても私には、この馬の産駒は手が出ない。
母父 ティンバーカントリー B−

アメリカの競走馬。父はウッドマン。
アメリカで現役生活を送った後、種牡馬として日本に輸入された。
日本では2001年にムガムチュウがダービーグランプリGTに勝ち、
産駒によるGT級競走初制覇。
その後アドマイヤドンが主にダート戦線で活躍し、
GT級競走を7勝したことで本馬の日本での知名度は
飛躍的に向上した。
また、リース種牡馬として海外で併用された時の産駒である
バレットがフリゼットステークス(米GT)を、エレメインが
AJCオーストラリアンダービー(豪GT)などを勝ち
海外でも活躍馬を輩出している。
基本的にはダートで中距離以下の距離を得意とする産駒が多い
のだが、障害レースや芝レースでも活躍馬を出しており、
幅は広い。
2008年現在、JRAの芝、ダート、障害、全てのカテゴリーで
産駒がGTを制している唯一の種牡馬である。


主な活躍馬

ギルデッドエージ(中山大障害)
ムガムチュウ(ダービーグランプリ)
アドマイヤドン(朝日杯フューチュリティステークス、
フェブラリーステークス、JBCクラシック3連覇、
マイルチャンピオンシップ南部杯、帝王賞)
ヤマカツリリー(フィリーズレビュー)
ヒシアトラス(平安ステークス、マーチステークス、
エルムステークス)
トウショウナイト(アルゼンチン共和国杯)


ダートの長距離で活躍する馬が多い。しかし、芝はほとんどダメ。
母父としては水準以上の活躍をしている。

私は評価しているが、如何せんスカーレットソナタの競走成績が
悪過ぎる。

兄弟 第2仔 B− このメキシコUは母の6歳の時の産駒である。
母馬は6歳から10歳の時が繁殖黄金期と言われ
もっとも良い仔を出すと言われているし、私もそう思う。
そこは期待していいのではないだろうか。
産駒が走っていないのでそれ以上は評価できない。
生産牧場 幾千世牧場 エスポワールシチーの活躍は素晴らしいが、
出走頭数の割には、活躍馬の数は少ない。
この世代以降は育成はより設備の整ったファンタストクラブに
依頼すると言う事だが、この世代までは基本牧場での育成。
馬体 B− 冬毛が多くわかり辛い馬体。
飛節が大きく力強い。管も枯れており脚元は丈夫そうなのだが、
それ以外にこれという点が見当たらない。
背中の感じもイマイチだと、筋量も普通。首の太さも普通。
1歳なので遅生まれということもあり、現時点では判断し辛い。
このまま成長が少なければ最悪になる懸念も。
調教師 安達昭夫 B− 1979年4月栗東・増本勇厩舎所属の騎手として騎手デビュー。
途中フリーになったり、厩舎所属を繰り返すことになる。
1994年の引退までの通算勝利は125勝。
1994年より梅内忍厩舎の調教助手となる。
1999年に調教師免許を取得し、2000年に厩舎を開業。

代表管理馬

エスポワールシチー(2009年最優秀ダートホース、
  ジャパンカップダートGT、かしわ記念JpnT、南部杯JpnT)
バンブーエール(JBCスプリントJpnT)
ヤマトマリオン(フローラステークスGU)
チャクラ(ステイヤーズステークスGU、目黒記念GU)
メイショウオスカル(フローラステークスGU)


私ほっさんの代表愛馬であるエスポワールシチーの預託厩舎。
ここ一番の仕上げの上手さは際立つ。

特にエスポワールシチーをはじめ、バンブーエールや
ヤマトマリオン、友駿所属馬で5勝をあげたウイングシチーなど、
ダートで活躍する馬が多い。


他厩舎よりも血統の見劣るラインナップの中で、どんどんと
強い馬を輩出している。

また中央では通算145勝だが、その内、重賞8勝と大舞台に強い。
また地方や海外(バンブーエールはドバイで4着)でも結果を残す。


エスポワールシチーの活躍もあり、今友駿ホースクラブでは
タップダンスシチーの佐々木晶三厩舎と並んで注目されている。

これだけの成績ながら、預託管理馬数はそう多くなく、
結構手元において管理してくれる。

騎手は幸英明、秋山真一郎、佐藤哲三、松岡正海 各騎手が多い。

武豊騎手も時々乗せてくる。

私はエスポワールシチーを管理していただいてほとんど不満はない
が、大切にし過ぎて、もう少し使ってくれてもいいのでは?と
思うことはある。

ただ、それでも狙ったレースできっちりと結果を残しているので
それがなにより。

また、愛馬の預託を是非お願いしたい厩舎。
金額 1600万円 1口 32000円 父ネオユニヴァースの種付料が400万円であることを考慮すると
この金額になるのだろうが、母が全く実績がなく、血統も平凡で、
私は募集総額1400万円が妥当と考える。
おそらく200万円は、今をときめく安達昭夫預託管理による
上積み額ではないだろうか。
誕生日 2009年5月2日 とにかく、このご時世に遅い生まれである。
このことがデビューを遅らせたり
他馬との力差になったりと影響する恐れがある。
総合評価 1.97 限りなく「C」評価に近い「D」。
特に重要なファクターである母の競走成績が最悪の為、
評価を落としている。他は平均的。
コメント とにかく母系が弱過ぎる。このパターンで何度泣きを見たことか。
いくら高額種牡馬でも、牝馬のレベルが低ければ、当然いい仔を出すことは難しい。
事実、GTを制覇したエスポワールシチーも母は3勝馬だった。

父は私もかなり欲しいサンデー系で仔出しの良いネオユニヴァース。厩舎も信頼のおける安達昭夫調教師。
しかも牡馬。この3要素だけでもかなり買いに走るのだが、母の競走成績が悪すぎることと、それを反映するかのような
馬体の見た目の平凡さ。

例えば、母がこの成績でも、馬体が良ければ購入していただろう。本馬の馬体わ見る限りでは、父の良さを母が
かき消したように思える。

気になる馬だが、売れ行きは悪く(やはり私と同意見の方が多いのだろう)、満口になる可能性はほとんどないため、
近況報告とにらめっこして、早期デビューとなりそうであれば、来年の入厩間近に購入しても良い。

というわけで、現在保留。

●フランスU

フランスU(牝馬)
ほっさん
評価
一言
タップダンスシチー アーニングIDX
0.08

2003年 ジャパンカップGT、2004年 宝塚記念GT、
金鯱賞GU 3連覇など

タップダンスシチーの募集価格は
一口6万円×500口で3000万円であったが、
最終的にはその36倍の賞金を稼ぐこととなる。
本格化は5歳秋になった頃からであったが、
佐々木晶三調教師は最初に馬を見た時に
「重賞の1つや2つは勝てると思った」、
と引退式の中でコメントしている。


当初競走馬としてのデビューは1999年秋になるはずだったが、
手綱につまづいた際に舌を噛み、
舌がちぎれそうになるほどの重傷を負った。
そのためデビューは翌2000年3月にずれ込んだ。
デビュー戦は9着に敗れたが2戦目で初勝利を挙げ、
4戦目の重賞京都新聞杯GUではアグネスフライトの3着に健闘。
その後は条件戦を走り、12月に格上の900万下条件戦を
優勝したが、クラシック競走とは無縁だった。
翌2001年は条件クラス、オープンクラスのレースで
堅実な走りを見せたが勝利を挙げることはできなかった。

2002年、1000万下クラスからの格上挑戦となった
日経新春杯GUで6番人気ながら3着に入り、
その後1000万下・1600万下の競走に連勝。
さらに続く日経賞GUでも2着に入り、
デビューから19戦目でオープン馬となった。
9月、朝日チャレンジカップGVに優勝し、
デビュー23戦目にして重賞初制覇を達成。
この時騎乗した佐藤哲三騎手は本馬の主戦騎手となり、
その後引退するまでの全競走に騎乗した。
GT初挑戦となった有馬記念GTでは
向こう正面からロングスパートをかけて先頭に立ち、
2着に粘った。この頃を境に、「先行して押し切る」
というレーススタイルが確立されていった。

私ほっさんが友駿ホースクラブに入会するきっかけとなった
レースである。


2003年の初戦の東京競馬場リニューアル記念では、
佐々木晶三調教師はタップダンスシチーの本格化を
確信していたが、ファンの間では前年の有馬記念で
単勝13番人気だった同馬の2着をフロック視する向きが根強く、
人気は7番人気にとどまった。
しかし、2001年優駿牝馬GT優勝馬のレディパステルに
2馬身差を付けて優勝。続く金鯱賞GUも優勝した。

秋初戦の京都大賞典GUで本馬は7戦目のレース以来
となる逃げの戦法をとり、ヒシミラクルを抑えて優勝した。
レース後、陣営は目標をジャパンカップGTに絞って調整を進め、
同競走が行われる時期には佐々木晶三調教師が
「生涯最高」というほどの状態に仕上がった。
レースでは1番枠から先頭に立つと徐々に後続馬との差を広げ、
最終的には2着のザッツザプレンティに9馬身差を付けて優勝。
初めてのGT制覇を成し遂げた。

私ほっさんはこのレースでタップザッツの馬連1点買い3000円
を的中。20万を超える配当を手にした。


2004年、初戦の金鯱賞GUでは、前年と同じように
逃げ馬を捕らえて3〜4コーナーで先頭に立ち、
サイレンススズカが保持していたレコードタイムを
0.3秒更新して優勝。同競走の連覇を達成した。
続く宝塚記念GTは単勝1番人気に支持され、
2分11秒1のレースレコードを記録してGT2勝目を飾った。


宝塚記念優勝を受け、陣営はかねてから計画していた
凱旋門賞GT出走を決定した。
佐々木晶三調教師は9月26日発の飛行機でタップを
フランスへ輸送し、翌週の10月3日に行われる凱旋門賞に
出走する計画を立てた。
しかしチャーターする予定であった飛行機が
故障により離陸できないアクシデントに見舞われ、
輸送が不可能となった。
佐々木晶三調教師は一度は遠征を断念したものの、
一口馬主の会員には出走を望む声が多く、
10月1日発の飛行機で輸送するスケジュールで遠征を敢行。
レースでは終始2〜3番手を先行し、
ゴールまで残り800〜600mの「フォルス・ストレート
(偽りの直線)」では先頭に並びかけたが直線で力尽き、
バゴの17着に敗れた。


帰国後は検疫の影響で調整が遅れ、
陣営が「7割の出来」「あと2週間欲しい」
という状態で有馬記念に出走した。
レースでは好スタートを切って逃げを打つと、
道中の1ハロン(200m)ごとのラップタイムは11秒台を連発し、
最も遅いラップでも12秒4と、
「スタートから緩みのないペースで逃げて後続に
脚(スタミナ)を使わせる」展開に持ち込み、
勝利したゼンノロブロイが記録した2分29秒5の日本レコードから
1/2馬身(0.1秒)差の2着に健闘した。



2004年限りでの引退とダーレーでの種牡馬入り交渉が決裂し
翌2005年も現役を続行。初戦の金鯱賞を逃げ切り、
セカイオー以来となる平地の同一重賞3連覇の快挙を達成した。
これが最後の勝利となる。


引退後は種牡馬となるが、シンジケートは組まれず、
競走馬時代と同じく友駿ホースクラブの所有馬として
種牡馬入りした。
クラブ馬であるため、種付料が競走馬時代の賞金と同様に、
一口馬主に分配される初めてのケースになった。

種付料は50万円(支払い時期等により異なる)に設定され、
2006年は163頭に、2007年は127頭に、
2008年は77頭に、2009年は50頭に種付けを行った。

2008年に実施された八戸市場2008では、産駒の
シュバルブラン2007が牡馬の最高価格となる693万円で、
同じく産駒のボールドテスコ2007が牝馬の最高価格となる
598万5000円で取引されている。


初年度産駒は2009年デビューだが、3歳の1月末の時点で
中央での勝ち上がりはケイアイツバキの1頭で、2勝馬はいない。

タップ同様、晩成によるものなのか、
それともタップの種牡馬としての能力なのか、
現時点でわかりかねるが、クラシック戦線には無縁。



タップダンスシチーの競走成績は超一流で素晴らしいことは
間違いないが、種牡馬としては私は評価が低い。

今後、3歳の秋頃に開花する産駒が出てくるのならともかく、
年々種付頭数が減ってきているように、仔出しが悪く、
遺伝力の強いサンデー系やフィフティーナイナー系の牙城を
崩すことは不可能と考える。


種付料は50万円だが、決して安い値段ではない。
数年で消えてしまうということも否定できない。

アーニングIDXは0.08と数ある種牡馬の中でも
最低付近の評価だが、これは2009年度だけの成績。
出走62回で勝ち上がりが1頭。この数字は仕方なし。

私はタップ産駒は走らないという説を言い続けてきた者だが、
それでもここまで酷い事になるとは予想できなかった。

無料でもない限り、今後私がタップ産駒を買うことはないだろう。

レディクラシック 1勝 未勝利戦末期に2着に10馬身差をつけて勝ち上がる。
しかし、その1勝のみ。勝ったのはダートの1700m。
昇級後、柴田善臣、岡部幸雄、横山典弘 各騎手など
一線級が騎乗するも勝ち上がれず引退。
500万クラスでの最高位は3着だった。
母父 ブライアンズタイム A+ 24歳になった現在も種牡馬生活を続ける歴史的な名種牡馬。
近年の直仔同様、BMSに入った産駒たちも
ダート戦線での活躍が目立っている。
2008年はブルーコンコルドが南部杯JpnTに勝ち、
7つめのGTタイトルを獲得した。
2009年にはエスポワールシチーがジャパンカップダートGT、
かしわ記念JpnT、南部杯JpnTに勝ち
最優秀ダートホースに選出された。

そのほかの代表BMS産駒にティコティコタック(秋華賞GT)、
サンライズペガサス(産経大阪杯GU2回、毎日王冠GU)。
BMSとしては芝を走れる産駒も多く、近年はダート馬が多いが、
芝がダメというわけではない。
兄弟 ヘリオスシチー 1勝 現役 3歳2月に勝ち上がり、現在1勝で現役。
500万クラスでも1番人気3着など、勝ち上がりは時間の問題。
勝ったレースはダートの1200m。
芝ではあまり見どころがなかった。
生産牧場 幌村牧場 活躍馬は3勝馬のマコッチャンと4勝馬のワンダフルシチーと
いずれも最後は1000万クラスどまり。
勝率、連対率なども低く、全国レベルではかなり低い評価。
馬体 B− タップダンスシチーの仔はイマイチ走っていないものの、
見栄えのする馬体の馬が多いが、このフランスUはこじんまりして
馬体に迫力がない。
筋肉は普通。飛節の大きさも普通。首の太さも普通。
繋ぎは高く、兄ヘリオスシチーのようにダート向き。
実際、タップダンスシチーの産駒で2010年1月現在、中央で
唯一勝ち上がっているケイアイツバキもダートでの勝ち上がり。

特に悪い点も少ないが、強調点もない。
調教師 佐々木晶三 A− 1974年中村武志厩舎所属として騎手デビュー。
キョウエイライジンに騎乗し、初騎乗で初勝利を挙げる。
1979年の桜花賞を師匠の管理馬であるホースメンテスコで
制してGT初勝利を挙げた。
1982年に騎手を引退し、杉村一馬厩舎の調教助手に転身。
騎手成績は1183戦137勝であった。
1994年に調教師免許を取得し、厩舎を開業。

1996年のデイリー杯3歳ステークスGVをシーキングザパール
で制して重賞初勝利を挙げた。同馬は翌年のシンザン記念GV
も勝ったが、ローテーション等で馬主と対立し、
森秀行厩舎へ転厩となった。

2003年のジャパンカップGTをタップダンスシチーで制し、
GT初勝利を挙げると、続くようにコスモサンビームが
朝日杯フューチュリティステークスGTを勝利した。
以降は順調に勝利数を伸ばし、栗東の有力厩舎の1つに
数えられるようになった。

レース前のインタビュー等で強気なコメントをすることが
多く見られる。

騎手は師弟関係の佐藤哲三騎手の起用が断トツで多い。
それ以外では中舘英二、中村将之 各騎手を多く起用する。


開業3年目からは確実に年間18勝以上をあげており、
2007年は30勝だった。

無理に馬を出走させずに、あらかじめ数週間後の出走レースを
決めて、そこに向かってしっかりと仕上げるタイプ。

腕は確かで私からすると、この馬はどうかな?という馬でも
厳しい調教と確実な仕上げで勝ち上げてくる。

しかし、慎重に仕上げるので、出走回数が極端に少ない馬も。
馬主としてはこれは少し寂しい。

とにかく成績はなんでもいいから走らせてくれという人には
向かない厩舎。

ここ2年は友駿ホースクラブに大量預託されて?22勝と23勝と
成績を落とす(笑)。
金額 1000万円 1口 20000円 値段に関しては下記のコメントをご覧ください。
誕生日 2009年3月25日
総合評価 1.52 母父と預託予定厩舎は「A」ランクの評価だが、
それ以外は悲惨。
かなり低い評価。
コメント まずタップダンスシチー産駒というだけでパスの私ですが、2009年度のタップの産駒の中央での成績は、
上記の通り悲惨なものでした。晩成という一言では片付けることは出来ないと思います。
昨年のタップダンスシチー初年度産駒の牡馬は一律1200万円でした。このフランスUは牝馬で1000万円。
これはかなり高いと思います。母も1勝馬。しかも産駒もたいした実績のない馬ばかりで高齢。

昨年この金額で募集されていたメアリーTでしたら、父は種付料70万円と同等でしたが、母が2勝馬で
母父はあのサンデーサイレンスです。同じ金額なら絶対にフランスUよりもメアリーTを選びます。
更にメアリーTには当時期待の高かった(今はそれほどでも・・・)オバマシチーが無料でついてきました。

いろいろと考えてもフランスUは損に思えます。ですから、購入はいたしません。

●無料提供馬ヒューストンシチー

ヒューストンシチー(牡馬)
ほっさん
評価
一言
Mr.Greeley アーニングIDX
2.56
A+ 自身はダート1400m以下のGV勝ちしかないが、
Finsceal Beo(英、愛1000ギニー連覇)など、
海外では多数のGT勝ち馬を輩出している。

日本では外国産馬のグリーリーランド(船橋S 16下)や
ピサノアルハンブラ、アルヴィスなどが活躍。
しかし、重賞には手が届かない。

友駿ホースクラブによると、種付料は
2006年は約350万円、
2007年は約750万円、
2008年は約1250万円、
2009年は約750万円
ということです。

本馬は2008年産ですから、種付料は約750万円ということ
になりますね。

高額なのはわかりますが、芝では厳しいでしょうし、
ダートでも、いいところ1000万クラス止まりの気がします。
Beautiful 
Treasure
米1勝 友駿ホースクラブ得意の1勝馬。
産駒も1勝馬。うーん・・・。なぜもっと母系を重視しないのか。
血統は素晴らしいものの、競走成績が伴いません。
母父 Unbridled ケンタッキーダービー(GT ダート2000m)、
ブリダーズカップクラシック(GT ダート2000m)に勝った
米の名馬。
産駒に昨年の無料提供馬オバマシチーの父である
アンブライドルズソングやグラインドストーンがいる。

日本のBMSとしてもまずまずの結果を残している。
兄弟 Far East Gold 米3勝 米重賞2着馬は出ているが、勝ち馬はいない。
その米重賞2着馬の兄はキーンランドセールで
約7000万円で落札されたとのこと。
賞金の安いアメリカのこと。随分と損をされているのでは?
生産牧場 米国 情報がなく不明。
馬体 B− 友駿ホースクラブの外国馬といえば、ダブルダンスシチーや
ロンドンシチーなど、かなり見栄えのする馬体の馬が
多かったが、このヒューストンシチーはそんな中ではあまり
良く見えない。

とにかく繋ぎが短く、蹄とのバランスが悪く感じる。
クッション性がなく、故障が心配。
飛節も小さく迫力を欠き、下半身が貧弱に映る。

首は太く推進力はありそう。筋量もそれなりで
皮膚も薄く見える。
しかし、うわものが少々良くても、土台がしっかりと
していなければ、走るはずもなく、すでにある程度成長している
2歳であることを考えるとかなり不安。
調教師 奥平雅士 B− 奥平 雅士(おくひら まさし、1972年6月22日生まれ)
東京都出身。義理の父は奥平真治元調教師、
大伯母(祖母の姉)は北野ミヤ氏である。旧姓は斎藤。

1997年6月、美浦・奥平真治厩舎所属の調教助手となる。

2004年2月、調教師免許を取得する。

2005年1月17日付で斉藤姓から奥平姓に改姓し、
1月21日に厩舎を開業。
当時32歳で現役最年少調教師として話題となった。

2006年コイウタにて初重賞制覇。

2007年は開業4年目にして31勝及びGT制覇。
2008年は重賞制覇こそなかったものの、26勝。
2009年は25勝と若干成績が下降しているのは
気になるが、獲得賞金は昨年を上回っており、
数字は決して悪い数字ではない。

個人的な意見だが、友駿の関東預託の
厩舎の中ではかなり信頼できる厩舎
ではないか。
騎手は柴山雄一騎手なども多いが、
ここ一番では横山典弘騎手への依頼がかなり多い。

しかし、管理頭数が多く、弱い馬は置かれる(放置プレイ)。

昨年もアルティマトゥーレでGU制覇。

関西の私から見れば、友駿ホースクラブ預託の関東の
調教師の中ではかなり信用できる厩舎。
1馬房1勝の最低ラインは確保しており、期待できる。
金額 無料提供馬 昨年の無料提供馬オバマシチーは種付料だけで1500万円
の父だったわけだが、このヒューストンシチーはちょうど半額。
馬体もどちらも同程度で母も同じ1勝馬。
なんだか今回の方が貧弱に思えるのは私だけではないはず。
しかし、無料提供馬ですし、あくまでも”おまけ”ですから、
こんなもんでいいでしょう。
それよりも全体てきに募集馬の価格を抑えて適正価格に
近い金額にされたことは大いに評価いたします。
誕生日 2008年3月17日
総合評価 1.75 父は日本でも成績を残しているので高評価であるが、
母は1勝馬、産駒も米3勝と平凡で母父も日本でそれなりの
成績を残しているものの、目立った活躍ではありません。

無料提供馬というプラス加点があるにもかかわらず全体的に
低い総合評価となっています。
コメント 上記にも書きましたが、友駿ホースクラブの無料提供馬は過去に見栄えのする馬体の馬が多かったです。
思わず馬体に惚れ込み無理矢理3口手に入れたダブルダンスシチー、屈腱炎でまともに走れなかったものの
好馬体だったロンドンシチー。
そして無料提供馬ではありませんが、ジャンピングシチーも惚れ惚れする馬体でした。
ジャンピングシチーは1口60000円と高額馬で、かなり購入を迷いましたが、当時私は活躍馬もなく、
金銭面で購入を断念しました。結果は骨折でデビューできずに引退しましたが、おそらく無事なら何勝かは
していたでしょう。
しかし、昨年のオバマシチーと、今回のヒューストンシチーは馬体に迫力を感じません。それでも、
昨年の無料提供馬オバマシチーは馬体はイマイチでしたが、米高額種牡馬の産駒で良血という魅力及び、
資金的にも馬券大的中直後の募集で余裕があったことから3口購入するに至りました。

今年も金銭的には愛馬エスポワールシチーの大活躍などで余裕はあるのですが、如何せん、この
ヒューストンシチーに私が魅力を感じません。
もちろん、タップダンスシチーの成功など外国産の募集馬には定評のある友駿ホースクラブですから、
この馬も走るかも知れませんが、私の常識ですと、母の成績と馬体からいいところ2勝、
馬体のバランスの悪さから、もしかすると勝ち上がりもどうかと思われます。

また、血統的にも馬体的にもダートの短距離っぽい様相で、最高に活躍してもJBCスプリントJpnTしか
大舞台がありません。中央のダート短距離GTがないというもの寂しいですね。

ですから、今回は無理に格安の募集馬を購入して無料提供馬の口数を増やすことはいたしません。
ヒューストンシチー1口で行きたいと思います。

●売れ行きは?

 売れ行きについては2010年1月8日に当サイトの独り言のコーナーでご報告しましたので、まずはそちらの記事をご覧ください。


1月8日夕方現在、

1番売れているのはイタリアUです。

 来週に1度ここまでのきちっとした集計をするようですが、その時点ですでに満口寸前になりそうだと言う事です。
 ちなみに満口であれば抽選。しかし、その連休明けまでは参戦可能ということです。


2番目に売れているのはアメリカUです。

 しかし、意外なことに今日の時点でまだ半分程度は残口があります。(友駿ホースクラブ的には、これを残口僅かと言い切るわけですが・・・笑)
 ペース的に連休明けまでに申し込めば出資は確定のようです。


3番目に売れているのはギリシャUです。

 しかし、アメリカUよりも次点ということは、半分は売れていないということで、連休明けに残口表示は出るでしょうが、実際にはまだしばらく余裕がありそうです。


以下の馬はそれよりも売れていないということです。


 ・・・ということをご報告しました。きちんと関係者筋に確認した確かな情報でした。


 その結果、イタリアUは満口になり、1月20日に抽選がありました。がんばれシチー軍団のHPをみていますと、結構落選された方がいらっしゃるようです。

 私は上記の理由からイタリアUの出資には参加していませんが、もし私が昨年内にイタリアUの出資申込みをして、落選していたら納得が出来ません。クラブはもっと早めに締め切るべきです。
 その辺りもきっちりとした先着順のキャロットクラブと比べて疑問が残ります。もっとも、私は友駿ホースクラブの出資馬抽選では秘策があるので落選したことはありませんが(笑)。


 1月15日にクラブ正式HPの更新があり、イタリアUの満口とアメリカU及びギリシャUが残口僅かであることが発表になりました。

 そして1月26日アメリカUが満口になりました。いやいや、最後は滑り込みでかなり売れましたねぇ。当サイトを見ている方は欲しくなったのではありませんか?(笑)

●ほっさんの購入馬

 というわけで、即購入はアメリカUのみです。もうすでに購入しまして、出資証も送られてきました。現状ではかなり馬体が良く、成長次第では化ける可能性があることと、血統、厩舎など全てが水準以上であることです。
 現時点では2勝が目標です。

 また、付随してきたヒューストンシチーは期待しておりません。勝ち上がれればラッキー程度に考えています。


 上記にも書きましたように、種付料500万円のアドマイヤムーンの仔で気になるカメルーンUとネオユニヴァースの仔で気になるメキシコUはそれぞれ母系の弱さが心配なことと、おそらく来年のデビュー間近まで売り切れることはないという安堵感から、様子見の保留。これは近況内容(例えば早期デビューができそうであるとか、能力を感じたら)によってはいきなり購入に走るかも知れません。

●最後に

 いろいろと書きましたが、やはり愛馬の購入は自分の思い入れを大切にすべきで、私は自分の所持馬の兄弟や、お世話になっている安達昭夫、岡田稲男各厩舎などを贔屓してしまいますし、贔屓の厩舎の馬は実際よりも良く見えてしまうものだと、自分でも思っています。

 特に関西に住んでいる私にとって関東馬は応援にも行きづらいですし、ハードルが高く、それだけで大幅に購入意欲が減退してしまいます。ですから、これをご覧の皆様も、そこは十分ご承知置きください。


 皆さんも、自分の思い入れの深い、この馬だったら、走らなくても納得できるという馬を選ぶべきだと思いますし、私もそうしています。ただ、私は思い入れの次に採算ありきで、今回もそういった馬を選択しています。今現在、エスポワールシチーの大活躍により、黒字の1口馬主生活を送っています。
 今回のアメリカUの出資もエリーズシチーの割引証書と南部杯JpnTの優勝賞金45222円でお釣りがきます。エスポワールシチーは続くジャパンカップダートGTも優勝しており、こちらは10万円以上の収入は確実です。

 しかし、2010年1月25日現在、2006年産は出資を控えていたこともあり勝ち上がりはキャロットのクリンゲルベルガーの1頭、2007年産も7頭の愛馬の内、2歳でデビューしたのはプレザントシチーの1頭でしかも8着。いまだ1頭も勝ち上がっておりません。

 このような現状から、私は来年デビューの2009年産募集馬の購入よりも、2008年産の募集馬の購入を進め、エスポワールシチーに次ぐ活躍馬を見つけることが急務となっております。

 キャロットクラブの売れ残り馬の中に、安価で2勝程度はしてくれそうな牡馬がおり、そちらの購入に走ろうと思っています。

 友駿ホースクラブは馬の募集が早過ぎて、待ち切れませんよね。


 アメリカUの早期デビューを心待ちにしています。同じ保護者の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。


 昨年より、友駿ホースクラブは、方針転換をし、募集総額を落としてきました。

 今回は付属の無料提供馬に自信がない為か、比較的適正価格と思われた昨年よりも更に適正価格になっていると思われます。
 2006年産と2007年産募集馬を佐々木晶三調教師とアグネスタキオン産駒のセゾンシチー頼りに価格を破壊的に吊り上げ、結局多くの残口を残し、多くの会員の流出(他所のクラブへの移籍)を許してしまった危機的状況から、一転、会員の流失を防ぎ、数年間繋ぎとめておく為の英断で、私は大いに評価します。


 これ以上クラブに痩せ細ってもらっては、倒産しないか不安になりますし、我々は納得出来る価格の納得できる馬が募集されれば、よろこんで何頭でも購入いたします。

 2009年産募集馬たちがレースに出走するのは、2011年ですから、これらを購入した人たちは、少なくともあと3、4年は会費を払い、友駿ホースクラブに残り続けるでしょう。

 あとは、口取り式の全競馬場での開催や、迅速で詳細な情報の提供などサービスを向上すれば、他のクラブと肩を並べられるようになるのではないでしょうか。会員として、早くそうなって欲しいと願うところです。


 ここには、私の独断と偏見で様々なことを書きましたが、全て正しいなどと思っていません。あくまでも私がこう思うということだけです。皆様の愛馬購入の何か1つでもご参考になればと思っております。
2009年1月8日作成 9日、11日、14日、15日、17日、21日、26日加筆

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